Weekly Column
1999/9/28


●Billboardポップアルバムチャート(99/10/2付)

by K.Shinkai

◆今週のニューエントリー

[Ruff Ryder's First Lady] Ruff Ryder's First Lady / Eve (No.1)

あららー。凄いなあ。先頃の顔見せコンピ「Ruff Ryders: Ryde Or Die Vol.1」に続いて、そこにも参加していたイヴのデビュー作も初登場1位。バックについているプロデューサー、スウィズ・ビーツは今ヒップホップ界で一番勢いのあるプロデューサーで、ジェイZの「Vol2... Hard Knock Life」、DMXの「Flesh Of My Flesh, Blood Of My Blood」、Ruff Rydersのコンピ、そしてこれと、彼が本格的に取り組んだアルバムは尽く1位になってます。
イヴは現在20歳の女性ラッパー。限り無くボウズ頭に近いブロンドの超ショートヘアで、既にアメリカではスプライトのTVコマーシャルや雑誌の表紙を飾る売れっ子状態。
フィラデルフィア出身の彼女の才能を認めたのはドクター・ドレ。しかしドレ自身が忙しすぎて彼女に構ってられず、地元を離れてホームシックになっている彼女を放っておけなかったジミー・アイオヴィン(かつてはプロデュース業もやってたけど今はドクター・ドレのAftermathレーベルの親会社にあたるInterscopeの役員)は、彼女を東海岸に戻した。その後彼女は地元の大物ヒップホップ・バンド、ルーツと知り合い、一緒に録音もするが、ビデオに出演させてもらえなかったことから顔を売るチャンスは失われ、今度はニューヨーク方面にアプローチしてDMXらと知り合ってやっとRuff Rydersからのデビューに到った。

で、このデビュー作。まあスウィズ・ビーツの音そのもの=流行りの音なんで売れて当然か。もうちょっとアクが強くてもいいかな、という気はするが、まあとりあえずは今後に期待でしょう。
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[Nigga Please] Nigga Please / Ol' Dirty Bastard (No.10)

ウータン・クランの問題児ラッパー、オール・ダーティ・バスタード(ODB)のセカンド・ソロ。とにかく逮捕されたという情報が毎月のように伝わってくる超問題児で、いわゆる「有名人」の中では世界一逮捕歴が多いのではないかというぐらい。
ラップのスタイルも非常に独特で、なんか汚いというかアブナいというか、ジャケの雰囲気通りです。ラップ・ファンの間でもこいつについてははっきり好き嫌いが分れるでしょう。
今回もいかにもODBらしい雑然とした怪しげな雰囲気で、これはもうマニア向けの代物だと私は思うのですが、米「VIBE」誌なんかではかなり高い評価を与えられてます。
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[Yellow Submarine] Yellow Submarine / The Beatles (No.15)

しばらく前には「Anthology」シリーズ三部作でチャートを賑せたビートルズですが、解散後約30年目にしてまだまだ人気は健在。
これは同名映画のサントラということでもともとリリースされていたアルバムのリマスター&再編集盤。元のサントラの方はB面にプロデューサーのジョージ・マーティンが手掛けたインストが入ってたりする変則的なアルバムでしたが、今回の再発ではそれが削られ、中期ビートルズのベスト盤的な選曲に模様替え。更に、リマスターの出来具合がかなり話題になっており、今まで聴こえなかった音がはっきり聴こえるとか、今までと音の表情が全然違うとかいう声をよく耳にします。ただ一方、これは要はビートルズのメンバーたちが当時意図していたのとは違う形に勝手に手を加えたものであり、こんなもんは認められないというファンの声も聞えてきています。
まあどっちにしても若いファンが古い音楽に触れる機会を提供するのはいいことでしょう。私はこれにはそそられませんが (:-P
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[Emotion] Emotion / Martina McBride (No.19)

女性カントリーシンガー、マルマクことマルティナ・マクブライドが明らかにポップ市場を狙ってきたアルバム。このジャケはもう次のシャナイア、フェイス・ヒルを狙え!というレコード会社の戦略が見え見えですな。
マルマクは93年頃からカントリーチャートでヒットを出し始めた若手で、それ以降はほとんど途切れることなくカントリーヒットを出し続けています。果たしてビジュアル戦略でポップ市場に食い込めるか。
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[Amarte Es Un Placer] Amarte Es Un Placer / Luis Miguel (No.36)

大ラテン・ブームにもうちょっとのっかりたいところだったルイス・ミゲル。やっぱりシングルヒットを出して一般レベルでの知名度を高めないと大ヒットはきついようです。
この人はメキシコ人。中南米全域で人気があり、何千万枚もアルバムを売っている大スター。リッキー・マーティンたちがブレイクしてラテンがブームになる前から、アメリカでもある程度は売れていた人で、過去に2枚がゴールドディスクになってます(共にスペイン語作品)。
リッキーやマーク・アンソニーみたいな大ヒットにはならなかったけど、逆に言えばシングルもヒットしてないで、英語で歌ってるわけでもないアルバムがこの順位ってのはけっこう凄いかも。
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[Q2K] Q2K / Queensryche (No.46)

なんだか久しぶりだねえ、クイーンズライチ。タイトルがまた泣かせます。最近は何でもかんでも名前に「2000」をつけりゃいいという風潮になってるだけに、相当安直というか俗っぽい感じがしちゃいますねえ。WWFのクリス・ジェリコが「Y2J」とか言ってるみたいに思いっきり外してギャグにしてくれればまだ救えますが(←マニアなネタでごめん)。
クイーンズライチは80年代から活動するインテリ・ヘヴィメタル・バンド。などと人々が呼んでいるかどうかは知りませんが。ボーカルのすんごい濃い顔の奴がドイツ出身の他はアメリカ人で、82年にシアトルで結成。88年の「Operation: Mindcrime」が、そのスジの人の間では「HR/HM史上永遠に語り継がれるであろう一部の隙もない完璧な名盤」だと絶賛される。その次のアルバムからは「Silent Lucidity」というシングルヒットを出して一般にも名が知れるが、少なくとも商業的にはそのまま下り坂。
90年の「Empire」の日本盤には80ページに及ぶブックレットがつき、「Queensrycheにみる世界認識の構造的推移と主題描写における方法論の変遷」などという論文が載ってたりするのがかなり笑えます。相対性理論を持ち出したり、「共同主観的認識」「認識主義と客観との二次元的存立」「個人と社会のアウフヘーベン」などといちいちわけのわからない副題をつけ、クイーンズライチを「量子力学的バンド」などと呼んだりと、書いてるほうはものすごく本気だからこそ笑えるんですが。やっぱ「BURRRN!」の世界は濃いですねえ。
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[Music Of The Heart] Music Of The Heart / Soundtrack (No.51)

インシンク&グロリア・エステファンのシングルが大ヒット中のサントラ。流石に流行に便乗してジェニファー・ロペスやフリオ・イグレシアスJrといったラテン系を押えてます。しかしこれ以外では名前が知られてるのはアリーヤぐらいで、全体の顔ぶれは地味。これはもうインシンクのパワーだけで引っ張ってもらってるようなもんか。
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[Ghetty Green] Ghetty Green / Project Pat (No.52)

ちょっと詳細がよくわからないんですが、ジュヴナイルが絡んでるようです。南部系ラッパーも数多くゲスト参加していて、まさに今が旬の南部ラップなんでしょう、たぶん。何しろインディからの発売だし、今のところSource誌なんかでも取り上げられてないので何も情報がありません。何曲かダウンロードして聴いてみたところでは、非常にカチッと作ってあり、クールな空気が全編を支配していて、南部ラップに対する偏見を打ち破る作品と言えるかも。けっこう質は高そうなので注目。
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[Underdog] Underdog / Audio Adrenaline (No.76)

日本人には理解しにくい「クリスチャン・ロック・バンド」のひとつ、オーディオ・アドレナリン。激しいテクノ or パンク系の音を思わせる名前ですが、クリスチャン・ロックだと言われるとあーなんだ別に激しい音じゃないのね、と思っちゃいますよね、やっぱり。でも実際にはクリスチャン・ロックというのはその詞の内容なり、バンドの主義主張なりがクリスチャンの教えに則ったものだということで、その音楽のスタイルは何でも有りなんですよね。ということでこのバンドはファンクやヒップホップの要素を取り込んだ、けっこうバンドの名前からイメージできるのに近い音のようです。
ケンタッキー・クリスチャン大学在籍中に結成されたというから筋金入りのクリスチャンという感じですか。93年にデビュー、大きなヒットはないけど、アルバムチャートの100位には入るぐらいのヒットをぽつぽつと出してます。
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●UKアルバム・チャート

by T.Nosaka


1 (1) COME ON OVER / SHANIA TWAIN
2 (-) LIQUID SKIN / GOMEZ
3 (3) THE MAN WHO / TRAVIS
4 (-) ONE FROM THE MODERN / OCEAN COLOUR SCENE
5 (2) YOU, ME & US / MARTINE McCUTHEON
6 (8) SOGNO / ANDREA BOCELLI
7 (-) NEXUS / ANOTHER LEVEL
8 (-) YELLOW SUBMARINE SONGTRACK / THE BEATLES
9 (4) PERFORMANCE AND COCKTAILS / STEREOPHONICS
10 (5) BY REQUEST / BOYZONE

うーん、今週もシャナイア1位か。これさえなければマーティン・マッカチオン もゴメスも1位をとれたかと思うとつくづく邪魔だなぁ(暴言)。それでもゴメ スが2位というのは充分凄いことなんですが。

ゴメスはサウスポート出身、イアン・ボール、ポール・ブラックバーン、トム・ グレイ、ベン・オットウェル、オリー・ピーコックの5人組。昨年リリースされ たデビュー作「Bring It On」がマーキュリー音楽賞を獲得したという後押しも あり、現在までイギリス国内だけで30万枚のセールスを上げるヒット作になって います。それから約1年という短いインターヴァルで登場したセカンド・アルバ ム。ブルーズ、フォーク、トラッド、カントリーといった伝統音楽を吸収したサ ウンドはとても20代前半の若者ともイギリス人のものとも思えない泥臭いもので ありながら、それが単なる過去の音楽の再生産に終わってしまわず、独特のオリ ジナルで同時代的なサウンドを作り出しているのがこのバンドの凄いところ。自 宅のガレージで作られたというデビュー作とは異なり、今回はスタジオ入りして ジックリと作られているだけに、音像がクリアになり、微妙な楽器の重なりも良 く考えられてつくられているのがよくわかります。その分初めて聴いた時のよう な新鮮な衝撃が薄れてしまっているのは仕方ないところですが。
しかしこの曲作りのセンス、構成力、演奏力の高さはズバ抜けたものがあり、繰 り返して聴くに値する懐の深いアルバムであることは間違いありません。ラスト 「Devil Will Ride」の渋かっこいいこと。

4位初登場はオーシャン・カラー・シーンの4作目。前2作は1位になっている だけに4位というのは苦戦と言うべきなんでしょうが、今回はシングルも思った ほどヒットしていないだけに、それでも4位につけてくるというのは人気の根強 さを感じさせます。
オーシャン・カラー・シーンはバーミンガムで結成されたサイモン・ファウラ ー、スティーヴ・カドロック、デーモン・ミンケラ、オスカー・ハリソンの4人 組。ストーン・ローゼスの活躍に触発された彼等は90年に地元のインディーから シングル「Sway」でデビュー。マンチェスター旋風が吹き荒れる当時のイギリス では「ローゼスがビートルズでマンデーズがストーンズだとしたら、こいつらは キンクスだ」という最大級の賛辞を持って迎えられます。そしてフォンタナが百 万ポンドの契約金で彼等を獲得。しかしアルバムの製作はプロデューサー(ジミ ー・ミラー)との確執やレコード会社の横槍などで滞ってしまい、やっと完成し た時にはマンチェ・ブームも終わり、バンドに対する追風も全く止んでしまって いるという状況で、商業的には完全な失敗作に終わってしまいます。
失意のうちに契約も失ってしまった彼等はバンド活動をストップ。スティーヴは ポール・ウェラーのバンドのギタリストとして活動するようになります。
しかしそれでも音楽をあきらめることのなかった彼等は自分達のスタジオでデモ を製作。ポール・ウェラーやオアシスの後押しやシングル「The Riverboat Song 」のエアプレイ効果で、そのスタジオの名前を冠したアルバム「Mosley Shoals 」が96年に発表されると起死回生の大ヒット作に。「You've Got It Bad」「The Day We Caught The Train」「The Circle」という3曲のトップ10ヒットを生 み、一躍人気バンドとしての復活を果たします。その一方でその60年代回帰的な 音楽スタイルがあまりに後ろ向きだとして、プレスからは「Dadrock」と揶揄さ れてしまうことにもなるのですが。
その後97年には「Marchin' Already」を発表しこちらもナンバー1に。そしてこ れが2年ぶりになる新作、ですがやってることはあんまり変わってません。ただ やや覇気のなかった前作に比べると1曲ごとにメリハリの効いたカッチリとした 作りで、安心して聴けます。裏を返せば刺激に欠けるということなんですが。ポ ール・ウェラーの他スティーヴ・ホワイト、グリフィス兄弟(リアル・ピープ ル)、ブライアン・トラヴァース(UB40)などがゲストで参加。

7位にはエセックス出身の若手R&Bグループ、アナザー・レヴェルのセカンド。 本作で全米進出を目論む彼等はソングライターにダイアン・ウォーレン、プロデ ューサーにロドニー・ジャーキンスを起用するという手堅い作り。TQを迎えてシ ングルヒットした「Summertime」の他にもハイ・ファイヴの「I Like The Way」 のカヴァーなんかやってたりしてますね。さて思惑通りアメリカでブレイクとい きますかどうか。
そして8位にはビートルズ。もしかして1位もあるかな、と思ってたんですが、 意外に低い位置での登場でした。このアルバムについてはいろんなところで微に 入り細を穿って語られるでしょうからあえて私は何もいいません。
それでは11位以下ニュー・エントリーへ行きましょう。

NEW ENTRY
NO.13 TRUNK FUNK-THE BEST OF / THE BRAND NEW HEAVIES
89年にデビューした彼等のキャリアを総括するベスト盤。今や売れてるのは日本 だけかと思いきやイギリスでもこんな位置に入ってくるくらいの人気は維持して るんですね。90年代初頭のアシッド・ジャズ・ブームの立役者であるこのグルー プはそれでも先日の「Saturday Nite」が14曲目の40ヒットということでそこそ こヒットは出してるんですが、ヴォーカリストが固定しないこともあって今ひと つビッグになりきれないようです。本作からは元ヤング・ディシプルズのカーリ ーン・アンダーソンが参加、スター性としては文句ないだけに果たしてバンドの 顔になれるかどうか。

NO.19 THE CONTINO SESSIONS / DEATH IN VEGAS
おお、デス・イン・ヴェガスがトップ20入り!文句無く99年を代表する傑作だけ にこれは喜ばしいことです。
デス・イン・ヴェガスは1972年ザンビア生まれのイギリス人、リチャード・フィ アレスによるプロジェクト。90年代半ばからヘヴンリー・ソーシャルのDJとして 活動していた彼は96年にスティーヴ・ヒラーと組み、デス・イン・ヴェガスとし てアルバム「Dead Elvis」を発表。当時流行しはじめたビッグビートの流れの中 でとらえられたこともあり、アルバム、そしてザ・ビートのランキン・ロジャー をゲストに迎えたシングル「Twist & Crawl」もそこそこのヒットになります。 しかしよりダークな作品を求めたリチャードはスティーヴと袂を分かち、デビュ ー作でエンジニアを勤めていたティム・ホルムズを新たなパートナーに活動を開 始。アルバム・タイトルにもなった「Contino」(この名前は50年代に活躍した アコーディオン奏者、ディック・コンティノにちなんでいるそう)という地下ス タジオにこもって製作されたのがこのセカンド・アルバム。
もうこれはダンス・ミュージックではなく、サイケデリック・ガレージ・ゴス・ ロックとでも呼んだ方がいいでしょう。混沌としたサウンドと全体を覆うすさま じいテンションに圧倒されます。
そして参加しているヴォーカリスト達がまた豪華。
オープニング曲「Dirge」でヴォーカルを担当するのはリチャードの彼女でもあ るドット・アリソン。彼女の透きとおった声と妖しいサウンドとのコンビネーシ ョンでまずこのアルバムの世界に引き込まれます。彼女は他の曲でもアレンジを 担当しており、このアルバムに於ける役割はかなり重要であることは特筆してお きたいところ。
2曲目「Soul Auctioneer」にはプライマル・スクリームのボビー・ギレスピー が参加。リチャードとは以前から友人でもある彼が参加したのはヒップホップ・ ナンバー。といってもビートは暗く沈みこむような感じで、不気味で気怠いムー ドが漂っている曲。
そして5曲目「Aisha」に登場するのはイギー・ポップ。リチャードが少年時代 からのアイドルである彼にデモテープを送り、それをイギーが気に入って実現し たというこのコラボレーションはイギーのダークサイドを見事に引き出した圧巻 の出来。ストゥージス時代の危ない空気が再現されています。
8曲目「Broken Little Sister」にはこちらもリチャードのアイドルだったジ ーザス&メリー・チェインのジム・リードが参加。曲も初期ジザメリを思わせる ディストーションのかかったギターをフィーチャーしたダークなナンバー。
と言う訳でこれは凄いです。ボビーいわく「誰もアウトサイダーにはなりたくな い、でも彼等は違う。だからこれはグレイトなレコードなのさ」。特にマイ・ブ ラディ・ヴァレンタインの新作を待ちくたびれているような人は、これは必聴で しょう。


NO.44 BEYOND SKIN / NITIN SAWHNEY
タルヴィン・シンがマーキュリー賞をとって話題になっているイギリスですが、 この人も在英インド人でタルヴィン・シンと共演したこともあるミュージシャ ン。元々は喜劇役者として活動していた彼のこれが4作目となるアルバム。「イ ンド音楽とマッシヴ・アタックのビート、洗練されたソウルの融合」なんて形容 をされています。ポール・マッカートニーも彼のファンだとか。早くも「来年の マーキュリーは決まりか?」なんて声も上がるほど評判がいいみたいです。


NO.45 WIDE ANGLE / HYBRID
南ウェールズで結成されたマイク・トルーマン、クリス・ヒーリングス、リー・ ムリンスの3人組。クラブでDJをしていたクリスとリーがマイクの作ったピン ク・フロイドの「Another Brick In The Wall」の海賊盤リミックスを聴かされ たことからスタートしたというこのグループ。しばらくはストリクトリー・グル ーヴィというクラブでの活動にとどまっていたのが、ある日アラニス・モリセッ トの「Forgive Me」という曲のリミックスを無許可で作って仲間のDJに配ったと ころそれが評判になり、遂にはラジオでエアプレイされるようになったことから 話題になります(アラニス側はそれを訴えるところか逆に「So Pure」のリミッ クスを彼等に依頼、結局ボツになってしまったそうですが)。
そしてこのデビュー作。いわゆる「トランス」と言われるタイプのダンス・ミュ ージック。ヴォーカリストとしてジュリー・クルーズが参加しています。


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●Billboardポップシングルチャート(99/10/2付)

by M.Ata

◆今週のHOT100ニューエントリー

*81 Home To You - John Michael Montgomery
*82 I'll Go Crazy - Andy Griggs
*84 The Chemicals Between Us - Bush
*91 15 Minutes(*) - Marc Nelson

今週も4曲と少な目ですね。この週は前の週珍しく影も形もなかったカントリー勢 がワンツー・フィニッシュです。まず一番人気はベテラン、ジョン・マイケル・モン ゴメリーの曲が入ってます。これが9曲目のHot100ヒットですが、トップ40は「Hold On To Me」(33位、98年)の1曲のみ。続く82位は若手売り出し中のアンディ・グリッ グス君2曲目のヒットが登場。前の曲でいきなりトップ40入りした彼のこと、今回も 行くのでは。84位もアラ懐かしや、ブッシュの久々の新曲がチャートインです。そろ そろ新作が出るのでしょうか。この前の『Razorblade Suitcase』は初登場1位でした があれからまた時代も変わってるしなあ。最後91位はブラック系の人と思われるマー ク・ネルソンなる人が入ってきました。この人に関する情報求む。

ではでは。

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