Album Chart New Entries Archive
March 2002


2002/3/30 No.2 New Entry (US) Sales: 109,000
B2K / B2K
デビュー作がいきなり大ヒットするアイドルの登場は、ちょっと久しぶり。そもそもブラック系男の子アイドルグループって最近いなかったですよね。いちおう実力派として登場し、たまたまアイドル人気も出てしまったドゥルー・ヒルみたいな例はありますが、始めから「歌よりルックス」という佇まいの男性R&Bグループって最近のアメリカにはいなかった気がします。今自分で書いてて思いましたがドゥルー・ヒルって懐かしいですねえ。すっかり過去の存在になっちゃってますねえ。また、あの張り切りすぎのシスコ+お付き合いでいやいや踊らされる3人、という構図を見たいなあ。世の中にけっこうそう思ってる人は多いのでは?今新作出せば1位かも?
と関係ないことで盛り上がっててもしょうがないんですが。B2Kは16歳の男の子4人組。メンバーはJ-Boog、Lil Fizz、Raz-B、Omarion。よその人と名前がダブらないようにちゃんと考えてるんでしょうけど、いちいち珍妙な名前ばかりで。おまりおん。
しかしアメリカでの人気はマジ凄いようで、アイドルの定番であるショッピングモールでのプロモーション・イベントで、1000人のファンがあまりにも興奮しすぎて暴徒化してしまい、ショッピングモール全体を閉鎖せざるを得なくなった、なんて事件も起こしてます。アジアではたまにこういうことがあるけど、アメリカでは珍しいのでは?

2002/3/30 No.24 New Entry (US)
Resident Evil / Soundtrack
少し前まではRoadrunnerレーベルから出たアルバムがこんな順位に登場するのはちょっと凄いことなんですが、スリップノットとニッケルバックがあれだけ売れてしまった後ではインパクトがないですね。いやあ凄い時代になりました。
とは言え中身は別にRoadrunner所属のアーティストばかりではなく、むしろ主役はよそのレーベルのマリマン。他にスリップノット、コース・チャンバー、スタティックX、フィア・ファクトリーなどなどいかにもな顔ぶれ。やや毛色の違う人としてはメソッド・マンとデペッシュ・モードぐらいかな。まあ両方とも納得できる人選ですが。
これってもともとゲームの映画化なんでしょうか?同名ゲームのサントラとかも発売されてるようですね。

2002/3/30 No.29 New Entry (US)
This Is The Remix / Destiny's Child
デスチャのリミックス集。意外と伸びませんでした。レコード会社やマネージメントは絶対にジェニロペのリミックス集の大ヒットを意識してたはずで、そういう意味では落胆してることでしょう。
しかし、こちらは「お馴染みのヒット曲をリミックスした別バージョン集」なのに対し、ジェニロペのほうは「お馴染みのヒット曲そのもの」を「初めて収録したアルバム」ですから、より多くの消費者があっちに惹かれるのは当然のこと。ジェニロペのほうの作戦勝ちがむしろ例外で、決してデスチャのこの順位を「失敗」と判断すべきではないでしょう。ただ、昨年末はクリスマスアルバムを商業的に外してるだけに、企画物続きとは言え2作連続の商業的不振はちょっとまずいですねえ。これから、商業的に苦戦することが見えているメンバーのソロ作が控えているだけに。
なお、日本独自企画盤として「Single Remix Tracks」というアルバムが2000年11月に出ています。で、意外と重複は少なく、せいぜい3曲ぐらい。聴き比べたわけではなくタイトルの表記だけで比較してるので、微妙に違うリミックス名だと同じものなのかどうかよくわかりません。まあとにかく、「Single Remix Tracks」を持ってるからこっちは買わなくてもいいかというと、そういうことはなさそうです。
関係ないですが最近「Nasty Girl」のビデオクリップがよく流れてますが、あれのケリーは可愛いですねえ。昔はジェイZの妹とか言われてたのに。って自分が言ってただけですが。片やビヨンセは変です。あのトサカのような頭。「お〜おお〜おおおお〜お〜おおお〜」(←これじゃ何だか分らんか)と「Tarzan Boy」を引用してるところにバルティモラ本人をフィーチャーしたリミックスとか作んないかなあ。

2002/3/30 No.30 New Entry (US)
Become You / Indigo Girls
忘れた頃にぽろっと新作を出すインディゴ・ガールズ。女性2人のフォーク〜カントリー・ロック系デュオで、これがライヴ、ベストを除く8枚目のアルバムですから、もう「ベテラン」の域に達したと言っていいのかも。同性愛者であることを公言し、かなり硬派で社会派なので、ついつい引いちゃう人も多いでしょうが、音楽的には非常に優れていて、かつ、日本人好みの音を出してると思います。
今回はとくに初心に立ち返って「いい曲」が多いと評判の作品のようです。

2002/3/30 No.39 New Entry (US)
The Way I Feel / Remy Shand
レミー・シャンド。なんかジャミロクアイをすっきりさせたようなルックスで、いかにもUKのちょっとオシャレ系サウンドっぽいジャケですが、実はこれがモータウンから出てきた新人。まあでもオシャレ系には違いなくて、最近流行りの「オーガニック・ソウル」に位置付けられてます。しかし異色なのは彼がカナダ出身の白人であること。
カナダのレーベルと契約してるのをモータウン社長のケダー・マッセンバーグが引き抜いたようです。インディア.アリーのデビュー作がそのケダーが陣頭指揮に当たった全面バックアップ作だったのに対し、こちらはほとんどレミーが宅録した音源そのまんまらしいです。日本でも「21世紀のマーヴィン・ゲイ」というキャッチコピーで力を入れて売り出しているようなので、そこそこ売れるんでしょう。しかし腹の立つキャッチコピーですが。

2002/3/30 No.46 New Entry (US)
Wu-Tang Productions Present: Killa Beez -- The Sting / Killa Beez
ウータン関連アーティストの商業的な落ちぶれ方を見てると、どうもNo Limitに通じる悲哀を感じてしまいます。まさにウータン・バブルの絶頂期にリリースされ、初登場4位という分不相応な大ヒットになってしまったのが、ウータン・キラー・ビーズの98年のデビュー作「The Swarm」。
で、バブルと共に消えて行ったのかと思ったら3年半ぶりの新作が登場。まあ要はウータンの2軍ですが、1軍メンバーのサポートもあるので、やっぱり何だかんだ言ってファンは見逃せないでしょう。初回のみ2枚組の模様。

2002/3/30 No.52 New Entry (US)
VH1 Music First Presents: The Corrs - Live In Dublin / The Corrs
コアーズのライヴってこないだ出たばっかじゃないっけ。と思って当然。でもこないだ出たのはMTVのアンプラグドで、こちらはVH1。まあ、地元アイルランドでのライヴってのはいい企画ですが、“またライヴかよ”感は否めません。

2002/3/30 No.61 New Entry (US)
In Search Of... / N*E*R*D*
ようやくアメリカで登場ですかー。時間かかったなー。日本から見てると三段階でリリースされたこのアルバム、なぜか最初に日本盤で出て、かなり経ってからヨーロッパ盤、さらにかなり間を開けてようやく本国アメリカで発売。N*E*R*Dという名義ですが、実態はブリトニー「I'm A Slave 4 U」やミスティカルの最近のヒットをプロデュースしてるネプチューンズ。
ミスティカルから「あいつらの情熱もアイデアも凄い。まあ、変わり者だけどな」と評されたネプチューンズ。このアルバムは最初に日本盤で発売されたものの、その出来に当人たちは全く納得してなかったらしく、トラックを全面的に作り直すとの話が伝わってきた。で、数ヵ月後に輸入盤が店頭に並んでたから、ようやくその「作り直し」が終わってアメリカでも発売されたのかと思ってたら、何やら今の今まで発売されてなかった模様。ヨーロッパ盤は、イギリスのいくつかの音楽雑誌で2001年のベストアルバムの一つとして挙げられてたり、なかなか評判良かったんですが、やはりアメリカではこういう「裏方」はこのぐらいの順位が限界か。

2002/3/30 No.82 (Up from No.102) (US)
Room For Squares / John Mayer
2001年秋にリリースされていたのが、じわじわと上昇して初の100位入り。アトランタ出身のシンガーソングライター。フォーク〜ロック系のようですが、人脈的にも音的にも特に派手なところはなさそうなので、純粋にその音楽性で、口コミで評判になったんですかね。ちょっと注目かも。

2002/3/30 No.100 (Up from No.129) (US)
Trik Turner / Trik Turner
トリック・ターナーという人かと思ったら、バンド名だそうで。南部のインディで活動した後のメジャーデビュー作で、プロデューサーはゴッドスマックを手掛けたマードック。メタルとヒップホップの両方をルーツに持つバンドだそうで...まあだいたい音の想像はついたでしょう。

2002/3/23 No.2 New Entry (US)
Blue Moon / Brandy
ブランディの3作目。この子はテレビにも映画にも出てるし、すっかりタレントとして成功してるんだけど案外音楽に関しては慎重で、尋常じゃないプレッシャーゆえにデビュー作(94年)から2作目(98年)まで4年も開いてしまいました。で、更にまた4年を経てようやく3作目が登場。デビューした頃は15歳のあどけない子供だったのが、今や23歳。結婚して、この夏には母親ですからねえ。
前作「Never S-A-Y Never」も最高位2位でしたが、あれは3位に初登場の後順位を上げて、その後もしばらく上位にいました。今回は先行シングル「What About Us」がヒット中とは言え、先鋭的なトラック故かあまり爆発力はなさそうなので、今回はすっと落ちていきそうな気がします。
前作を手掛けたロドニー・ジャーキンスが今回も全面バックアップで、ジャネット+ジャム&ルイス、ティンバランド+アリーヤなんかと比較されてますね。何故か発売時期がいつも重なるライバルのモニカも新作を準備中だそうで。

2002/3/23 No.28 New Entry (US)
theeleventhhour / Jars Of Clay
コンテンポラリー・クリスチャン系のロックバンド、ジャーズ・オブ・クレイの4作目。デビュー作からは「Flood」がヒットしたので知ってる人は知ってるバンドでしょう。
これは自分達のスタジオを建てて、そこで初めて録った作品で、パッケージやプロモ・グッズのデザインまで全て自分たちで手掛けたこだわりの作品だそう。

2002/3/23 No.35 New Entry (US)
White Lilies Island / Natalie Imbruglia
アメリカでは日本やイギリスよりだいぶ遅れての発売となったナタリー・インブルーリアの2作目。決してヒットしたと言える順位でもありませんが、実はけっこう充分な成績でしょう。「Torn」の一発屋というイメージでしょうからね。
今回はプロデュースに元ダニー・ウィルソンのゲイリー・クラークが迎えられたのが一部で話題になってましたが、やっぱりアルバムを聴いててしっくり来るのは「Torn」を成功させたフィル・ソーナリー。もともとナタリーが、放っておくと内省的な方向に突っ走りがちなので、明るく開放的な方向にリードしてあげるプロデューサーと組んだほうがバランスのとれた作品になるということでしょう。あんまり評判になってるのを聴かないけど私は割と好きなアルバムです。

2002/3/23 No.56 (Up from No.151) (US)
A Deeper Faith / John Tesh
もともとテレビ界の人だったジョン・テシ。80年代まではCBSのキャスターだとかフリーの司会者を務め、音楽を本業に据えたのは90年代、本人が40代になってから。音楽的には大仰なニューエイジだとか悪く言われがちですが、コンテンポラリー・クリスチャン〜クラシック〜ニューエイジといった分野で大活躍。彼自信が監修した作品ってのも含めると10年で何十枚ものアルバムを出してきてます。今回はまあタイトルから察するにクリスチャン色の強い作品なんでしょう。

2002/3/23 No.84 New Entry (US)
All About The Benjamins / Soundtrack
アイス・キューブ主演映画のサントラ。タイトルの「Benjamin」ってのは金を指すスラングで、おそらく映画の内容も、サントラのほうも、金に取りつかれたような内容に統一されてます。しかしキューブは曲を提供してないし、曲目を見てぱっと目につくのもパフ・ダディの同名曲、オージェイズの「For The Love Of Money」、B.G.「Bling Bling」といった既発表曲ばかり。これ、なぜかトリック・ダディらが所属するマイアミのSlip-N-Slideレーベルから出ていて、その看板女性ラッパー、トリーナがアルバムの1曲目を務めたりしてます。

2002/3/23 No.86 New Entry (US)
The Wide World Over: A 40 Year Celebration / The Chieftains
なんとまあ、40周年だそうで。60年代からずっと現役でコンスタントに活動を続けるチーフテンズの、40周年記念ベスト盤。しかしあまりにも対象範囲が広すぎるだけに、ちょっとこれ聴いてもチーフテンズがどういうグループかよくわからんでしょうし、これは単なる「記念」だと思うべきでしょう。ここに収録されてるのは確かにいいパフォーマンスが多いですが、なんかチーフテンズを聴いたことがない人に、これを「入り口」にはして欲しくない気がします。

2002/3/23 No.92 (Up from No.139) (US)
Come Away With Me / Norah Jones
ジャズ系女性シンガーのデビュー作。ブルーノート・レーベルからのデビューということでジャズに分類されるでしょうが、もっとソウルっぽくて、アリシア・キーズと比較されたりもしてるようです。今後もっと注目されるかも。

2002/3/16 No.1 New Entry (US) Sales: 215,000
Under Rug Swept / Alanis Morissette
アラニス、無事に3作連続の1位。95年の「Jagged Little Pill」は91年にアルバムチャートが現在の集計方法になって(サウンドスキャンを使い始めて)からの10年あまりで、シャナイア・トゥエインの「Come On Over」(累計1420万枚)に次ぐ二番めのベストセラー(累計1390万枚)。続く97年の「Supposed Former Infatuation Junkie」は累計セールスで250万枚程度と大きく成績を落としたものの、普通に考えればそれって充分なセールスだし、初登場週は46.9万枚のセールスでした。
で、更に4年以上を空けて登場した新作。まあ1位は堅いだろうとは思ってましたが、ちょうどグラミー効果が一番チャートに現れるタイミングだったので、2位に急上昇してきた「O Brother, Where Art Thou ?」サントラと6000枚しか差がない、ギリギリの1位でした。
ま、そうやって商業的にだんだん下り坂になるのは、一度バカ売れしたアーティストは誰でも経験しなきゃいけないことなんで、今回はむしろ内容的に前作よりも評判がいい、という点を強調したほうがいいのかな。

2002/3/16 No.3 New Entry (US) Sales: 115,000
Fever / Kylie Minogue
前作「Light Years」でUKで大復活を遂げたと思ったら、今回はアメリカでも大ブレイク。デビュー直後の最初の黄金時代はUKでヒットを連発する一方アメリカでもそこそこのヒットを出してました。が、イギリスでの大ヒットぶりに比べるとそのヒットの規模は全然比較にならず、しかも1年ほどですーっと消えていった感じなので、限り無く一発屋に近い存在感でした。
そういう意味で、中途半端に過去をひきずる存在感ではなく、アメリカではむしろ過去をあまり知られてないのが、今回は有利に働いて、「なんかよく知らないけどUKのイケてる女」として見てもらえたのかもしれません。

2002/3/16 No.9 New Entry (US) Sales: 82,000
Living Proof / Cher
前作「Believe」の爆発的ヒットにはびびりましたが、その勢いが本作まで持続するとは、これまた驚き。あの時の売れ方はチャンバワンバとかロス・デル・リオなんかと同じ「その場限り」のものだと思ってたんですけどね。初登場順位としてはシェール史上最高順位。アルバムの最高位としても前作の4位に次ぐ成績です。

2002/3/16 No.15 New Entry (US)
Built From Scratch / X-Ecutioners
初期のヒップホップ・グループは、だいたいラッパーと共にDJをメンバーに抱えていたし、ソロ・ラッパーでもだいたい自分の専属に近いDJがいたもんです。が、ヒップホップにおいてプロデューサーの役割が大きくなるに従い、DJの役割はその分相対的に小さくなっていき、今やDJを抱えてるグループなんでヒップホップよりむしろロックバンドのほうが多いんではないかというぐらい。
こんな時代になぜかいきなりヒットしたのが、DJ集団、エグゼクショナーズ。もともと80年代末に結成されたDJコンテストの優勝者など超強者の集まりで、これまでアルバムは1枚出してます。今回いきなり売れたのは、1曲リンキン・パークが参加してるのが大きいのではないかと言われてますが、内容的にかなり分かりやすくて楽しい出来みたいです。
日米でジャケが違うようで、日本盤はパブリック・エナミーの1stを模したもの。こっちのほうがかっこいいのに。

2002/3/16 No.29 New Entry (US)
Obvious / Plus One
コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージックの世界は音楽スタイル的には何でもアリ。音楽スタイルとしてはヘヴィロックに属するP.O.D.から、ゴスペルに近いヨランダ・アダムスみたいな人までが同じジャンルにくくられてしまう不思議なジャンル。で、この世界には当然アイドルもいます。それがこのプラス・ワン。男の子5人組。これが2作目で、一応自分達で曲を書いたりもするようです。

2002/3/16 No.31 New Entry (US)
Watermelon, Chicken & Gritz / Nappy Roots
これはちょっと驚き。確かに評判になってたグループではあるけど、デビュー作がいきなりこんなに売れるとは。
ケンタッキー出身の5人組ヒップホップ・グループ。第二のアウトキャストみたいな言われ方をしてます。ジャケの雰囲気から漂ってくるナチュラル志向みたいな雰囲気はむしろアレステッド・ディベロップメントを思わせますが、音を聴くと確かにアウトキャストやグッディ・モブを思わせます。

2002/3/16 No.44 New Entry (US)
No Half Steppin' / Sharissa
MOTOWNからデビューの、女性R&Bシンガー。メアリーJブライジと比較されたりしてますね。

2002/3/16 No.84 New Entry (US)
G Sides / Gorillaz
日本よりだいぶリリースが遅れたEP。基本的にはアルバムに入ってた曲のリミックス集で、「19-2000」も「Clint Eastwood」もリミックスで収録されてます。

2002/3/16 No.90 New Entry (US)
Moulin Rouge 2 / Soundtrack
どうもサントラというものは、ちょっと成功するとその続編を出したがるもので、「ムーラン・ルージュ」も出してきました。ただ、これはむしろこっちの方が映画のサントラの役割は果たしてそうな感じの選曲です。ニコール・キッドマン、ユワン・マクレガー名義がそれぞれ2曲と、映画のスコア的な曲が4曲入ってます。映画が気に入ってサントラを買う、という場合は先に出てたサントラよりむしろこっちを買うべきなのかも。

2002/3/16 No.94 New Entry (US)
Worship God / Rebecca St. James
コンテンポラリー・クリスチャン系の作品が最近またよく売れてるような気がします。しかも最近妙に「worship」と題する作品が多い。「礼拝」を意味するこの言葉が音楽的にはどういうスタイルを意味するのか非キリスト教徒の私にはわかりませんが、まあとにかくそれが最近のこの世界でのトレンドなんでしょう。こないだ出たマイケルWスミスの作品が「worship系」での名作とされているようです。

2002/3/9 No.4 New Entry (US)
The Rebirth Of Kirk Franklin / Kirk Franklin
コンテンポラリー・ゴスペル・シンガー、カーク・フランクリンの久々の大きなヒット。 98年の「The Nu Nation Project」(7位)を上回り、彼の最大のヒットとなります。2000年は1NC(One Nation Crew)を率いた作品が商業的にぱっとせず(58位)、評判も決して良くなかっただけに、この復活劇は大きいですね。
今回は、彼のこれまでの作品のようにゴスペル・クワイアとの連名クレジットではなく、彼のソロ名義。で、内容的にも彼自身のこれまでの人生に言及したりするようなパーソナルなものみたいです。しかしそこはもちろんゴスペルですから、最後に行き着くのは「神」と「愛」なんですが。
ライヴ録音の一発録りにしては非常に音のクオリティも高いと言われてます。

2002/3/9 No.39 New Entry (US)
Queen Of The Damned / Soundtrack
映画のほうは、主演しているアリーヤの遺作となってしまった作品ですが、アメリカでは公開1週目で興行ランキングの1位になってます。
で、サントラのほうはヘヴィロック系のかなり豪華な顔ぶれが揃ってるのですが、例によって売れませんでした。どうしてこういう「ヘヴィロック系超豪華メンバー」のサントラは尽く売れないのか、ちょっと不思議。ヘヴィロック系に限らず、7〜8年前に比べるとサントラって全体的に売れなくなったよなあ、と漠然と思っていたのですが、きちんとした数字を見たら、アメリカで売れたすべてのレコード(CD、カセットなど全形態)のうちサントラが占めるのは2000年で0.7%、1995年0.9%、1990年0.8%と、ほとんど差はありませんでした (^^; 一応ピークは1998年の1.7%なんですが、この年は「タイタニック」の売れまくりという特殊要因があるので、データとしては特例とすべきでしょう。
このアルバムの話題は、KoRnのジョナサン・デイヴィスが5曲を提供していて、そのそれぞれを別のバンド(リンパク、オージー、スタティックX、ディスターブド)のヴォーカルが歌入れしていること。他にもマリマン、デフトーンズ、パパ・ローチなどが曲提供しています。

2002/3/2 No.24 New Entry (US)
Always Got Tonight / Chris Isaak
クリス・アイザック、通算8作目となる4年ぶりの新作。その間アメリカではTV番組をもってたそうで、お茶の間ではだいぶ知名度を上げたようですが、98年の前作「Speak Of The Devil」(41位)うやその前「Baja Sessions」(96年、33位)から目立って順位を上げたわけでもなかったですね。

2002/3/2 No.98 (Up from No.146) (US)
American Journey / John Williams
ジャケにも「Salt Lake 2002」のロゴがあるし、ソルトレークシティ・オリンピックの公式テーマはジョン・ウィリアムスが手掛けたってことで、オリンピックねたのアルバムかと思ったんですが、はっきり今回のオリンピックを意識してるのは公式テーマの1曲だけ。他は2000年の元旦にワシントンD.C.で開催された祝賀行事のために書かれた曲だとか、日本のロイヤル・ウェディングのために書かれた曲だとか(?そんなのあったんだ?)、過去のオリンピックのために書いた曲だとか、要は寄せ集めのアルバム。全体的にはアルバムタイトル通り、アメリカの歴史や文化に深く根ざしたテーマの曲を集めてはいるようですが... まあ、季節モノですな。



以上・しんかい (kaz@meantime-jp.com)



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