Album Chart New Entries Archive
February 2002


2002/2/23 No.1 Re-Entry (UK)
The Very Best Of Sting & The Police
ブリット・アウォードでスティングが“殿堂入り”扱いの賞を受けた、まさにそのタイミングに合わせて再発されたスティングの、ポリス時代を含むベスト盤。1位初登場ってのは凄いです。しかしUKチャートではリエントリー扱いになってしまいますが、実はマイナーチェンジしての新装発売なので、これがアメリカのチャートなら、「新作」扱いとなるところでしょう。
最近のヒット「Desert Rose」や「Brand New Day」も追加収録されてるんですが、何しろポリス時代からの約20年を1枚のCDで網羅しようってんですから選曲に無理が出てくるのは仕方のないこと。他の曲を差し置いて「Brand New Day」はないだろ、とはハタから見ていて思いますが...。

2002/2/23 No.1 New Entry (US) Sales: 156,000
J To Tha L-O! (The Remixes) / Jennifer Lopez
ちょっとびっくり。ジェニロペのリミックスアルバムが初登場No.1をゲット。ジェニロペの人気・知名度と、ヒット曲の連発ぶり、そして「I'm Real」「Ain't It Funny」のこれまでの売り方を考えれば、大ヒットすること自体は読めましたが、改めて1位になってる姿を見ると、ちょっと凄いですね。リミックス集が1位なんて、全米チャート史上初ですよ。
もともとアメリカでは(まあ、アメリカに限らず)リミックス・アルバムがバカ売れするような文化はなく、過去にもマイケル・ジャクソンの「Blood On The Dance Floor」が3.5万枚のセールスで24位に初登場とか、オリジナル・アルバムを出す度にそのリミックス盤も出すナイン・インチ・ネイルズの最新リミックス盤「Things Falling Apart」は4.3万枚で67位とか。
もっと現役感の強いリンプ・ビズキットでさえ、「New Old Songs」は10.4万枚で26位でした。
また、過去にリミックス・アルバムでプラチナ・ディスクになっているのはマドンナの87年作「You Can Dance」(14位)だけなんだそうです。
まあ、新譜の少ない時期の、セールスの谷間だったので、15万余りのセールスで1位になれたのは、運の良さもあるんですが、15万という数自体が凄いことなんですね。
ところでアナスタシア(ヨーロッパでは大物のダンス・ディーヴァ的シンガー)とデュエットで「No More Tears (Enough Is Enough)」をカバーするという企画があったようですが、収録されてませんねえ。いい顔合わせのいい選曲なだけに、もし本当に録音されてるんなら、ぜひ陽の目を見て欲しいのですが。

2002/2/23 No.3 New Entry (US) Sales: 115,000
The Ultimate Manilow / Barry Manilow
いやしかしこれにはたまげた。完全に現役感を失っている人のベスト盤がこれほど売れた例はあまりないでしょう。ビートルズの「1」は特殊な例外とすれば。ちょうどタイミング的にスーパーボウルのハーフタイム・ショーに出てたのがいい宣伝になったんでしょう。
マニロウのトップ10入りは1979年の「One Voice」以来、実に23年ぶり。ちなみにそれの前のヒットが「Greatest Hits」(79年7位)。全盛期のベスト盤よりも今回のほうが売れるとは...。
更に。彼の最大のヒットは「Live」(77年1位)ですが、それに次ぐのは「Even Now」(78年3位)。つまり今回は彼の全キャリア中二番目に大きなヒット(タイ記録)、ということになってしまうのです。まったく世の中何が起こるかわかったもんじゃありません。
このベスト盤自体、今まで何種類も出ているバリー・マニロウのベスト盤の中で特に選曲がいいとかいうわけではまったくなく、むしろ「何でこんなものを今わざわざ出し直すの?」とさえ言いたくなる、新鮮味のない選曲です。まあ、今現在アメリカで廃盤にならずに発売されているのが、Vol.1、2、3とバラ売りされている3枚のベストと、4枚組のボックスセットということで、1枚で全キャリアを網羅する便利なベスト盤がなかったのは事実なんですが。
今回のだって全キャリアを網羅してるとはとても言えないんですが、まあ、ヒット曲の生まれていない80年代後半以降が完全に無視されているのは仕方ないんでしょうか。昨年も新作を出すなど、今でも現役として活動はしているので、それがすかっとキレイに無視されているのは寂しいですが。
ちなみにバリー・マニロウという人は70年代に現役で洋楽を聴いていた人々の間では絶大な人気を誇るようです。今30代後半〜40代ぐらいで、若い頃は洋楽を聴いていた、という人が身近にいたら、この快挙を教えてあげて下さい。

2002/2/23 No.10 New Entry (US) Sales: 65,000
Lovers Live / Sade
シャーデーみたいに、ある程度年齢が高く、金も持っている層の間で確固たるステイタスを築いている人は強いです。このライヴ盤がトップ10入りしたことで、彼女たちのこれまでの全作品がトップ10入りしていることになります。ライヴ盤が売れるのは、まずほとんどの場合ロック系アーティストなので、これがヒットしたことで、シャーデーのキャリアにかなりハクがつくんではないかな。

2002/2/23 No.12 New Entry (US)
Totally Country : 17 New Chart-Topping Hits / Various
アメリカで「NOW」などのコンピが一般的になり始めた頃、カントリーなどのジャンルに限定してヒット曲を集めたコンピが出ると便利だよねー、などと周りの人と話してたのですが、それが3年越しでようやく実現しました。
名前の通り、カントリーのヒット曲を集めたコンピ。日頃はカントリーなんて聴かない人でも、この程度なら聴いてみてもいいかな、という人は多いでしょう。

2002/2/23 No.20 New Entry (US)
No More Drama 2002 / Mary J.Blige
先週、「新装出し直し版」のおかげで「No More Drama」がチャートを再上昇しているのをご紹介しましたが、今週「No More Drama 2002」なるアルバムがニューエントリー。何これ?と思いましたが、実はサウンドスキャン(Billboardアルバムチャートの元ネタ)が、昔の「No More Drama」と今回の新装出し直し版は、別モノとしてカウントすべきだと方針を改めたため、「別モノ」のほうが今週初登場する形となりました。先週の時点でこういう方針にするんならまだしも、いちどは合算させた形でチャートを出してしまって、その後で方針を変えるってのはかっこ悪いです。まあとにかく、そういうことなので。ちなみに出し直し前の旧バージョンは今週134位に転落してます。

2002/2/23 No.25 (Up from No.66) (US) Sales: 46,000
All That You Can't Leave Behind / U2
さすが。全米で1.3億人以上がテレビで観たスーパーボウルの、ハーフタイム・ショウでパフォーマンスしたU2。その効果で今週ぐーんとセールスを伸ばしました。また、今月末にはグラミーがあるので、おそらくはまたその効果で売上げを伸ばすでしょう。
例年、グラミーで賞を取りまくったり、アルバム・オブ・ジ・イヤーや新人賞などの目立つ賞を受賞した作品は、3月に入るとぐーんとセールスが伸びてくるものですが、昨年のグラミーはアルバム:スティーリー・ダン、新人:シェルビー・リンという渋すぎる顔ぶれだったせいもあり、ほとんど商業的な「グラミー効果」が見られませんでした。果たして今年は。

2002/2/23 No.32 New Entry (US)
Grammy Nominees 2002 / Various Artists
このところ毎年出ているグラミー賞ノミネート曲集。しかし、ラテン編とかヒップホップ編とか、毎年色々バラエティ豊かなアイテムを出してくるのはいいんですが、一貫性がなさすぎるのはいただけません。2000年のラテン編は2枚組で、網羅範囲が広く、内容も充実してるので凄くお気に入りなんですが。
で、このアルバム。まあそもそものコンセプトからして、決して玄人向けのアルバムではないので、ここを読んでいる大半の人には縁のない代物でしょう。

2002/2/23 No.46 New Entry (US)
WOW Gospel 2002: The Year's 30 Top Gospel Artists And Songs / Various Artists
レーベル横断で、前年のゴスペルの代表曲を集めてるコンピがこれ。「WOW」という名の元に色んなサブシリーズが出て、年中チャートに入ってきてますが、一連のシリーズの核になるのが、毎年2月に出るこの2枚組。WOW2001(36位)←WOW2000(29位)←WOW1999(51位)←WOW1998(52位)←WOW1997(71位)と来てるので、チャート的には今年はちょっと苦戦の年でした。

2002/2/17 No.18 (Up from No.32) (UK)
Love - The Essential / Al Green
アメリカではシナトラの「Love Songs」が急上昇してたりして、世の中はバレンタインモード。あんまり今まで「バレンタインだからこれが売れてる」とかいう現象って記憶に残ってないんですが、今年は随分はっきりとこの現象が出てますね。今更何も目新しくなく、「今」あえて彼に注目すべき理由も見当たらないアル・グリーンのベストがこれだけ売れてしまうのは、ずばりこの時期に「Love」なんてタイトルをつけて出したレコード会社の作戦勝ちでしょう。
2枚組、35曲入りのベスト盤。今までアル・グリーンのベストは1枚物ばかりだったので、これは、バレンタイン云々ではなく純粋にベスト盤として「買い」のような気がします。例によって2枚組にしては値段も安いし(amazon.co.uk価格で11.99ポンド)。

2002/2/17 No.20 (Up from No.21) (UK)
Mr.Lover Lover - The Best Of Shaggy Part 1
「Oh Carolina」の頃は一発屋で消えるだろうと誰もが思ってたのに、何気にヒットを連発し、2000年〜2001年に「It Wasn't Me」「Angel」の連続大ヒットですっかり大物にのし上がったシャギーのベスト盤。
但し、これはMCAに移籍する前の、Virginから出てるベスト盤。ってことでここには「It Wasn't Me」も「Angel」も入ってません。いや、もちろんそれ以前のヒットは「Oh Carolina」「Boombastic」「In The Summertime」「That Girl」「Luv Me Luv Me」と、共演ヒットも含めて、入るべき曲はみんな入ってます。
でもどうせ便乗商法を狙うなら、もっと「Angel」とかがバリバリに売れてる頃に出せばいいのに。アーティストを手放すタイミング、新規契約で受け入れるタイミングに関して、Virginというのは本当に商才のない会社ですよねえ。

2002/2/16 No.10 (Up from No.28) (US) Sales: 62,000
No More Drama / Mary J.Blige
メアリーJのアルバム「No More Drama」リリースから半年。この人もやりました。もともとのアルバムの曲を少し入れ替えて、ジャケも変えて、新装版として発売。ちょうどアルバムタイトル曲がシングルチャートを上昇し始めたのと、ワールドツアーを開始させるタイミングに合わせたんでしょうね。
もともと出ていたバージョンと比較すると、こっち(新装版)だけに入っている曲が「He Think I Don't Know」「Rainy Dayz(feat. Ja Rule)」「No More Drama (P.Diddy/Mario Winans Remix)」の3曲。逆に、もともとの版にしか入ってないのが「Crazy Games」「Keep It Moving」「Destiny」の3曲。こうやって出し直しする場合は、たいていは後から買う方が曲数が多くて得なんだけど、これは「追加収録」ではなく「入れ替え」なので、ファンは両方持ってなきゃいけないという、かなりズルい作り。
やっぱり目玉となるのは「No More Drama (P.Diddy/Mario Winans Remix)」。デビュー当初はパフ・ダディの世話になっていたメアリーJが、セカンドアルバム以来のリユニオンを果たした曲として話題になっています。「No More Drama」という元々の曲はめちゃめちゃヘヴィな、重苦しい内容の曲なんだけど、このリミックスにはちょっと驚かされる仕掛けがあります(詳しくは近々シングルレビューのコーナーに掲載されるこの曲の曲解説で)。

2002/2/16 No.14 New Entry (US) Sales: 52,000
State Property / Soundtrack
ジェイZ門下のビーニー・シーゲルが主演?する映画のサントラ。半分強の曲にビーニーが参加し、その他も彼の息のかかった若手によるもの。ビーニー以外には(ジェイZも含めて)有名ラッパーは参加してません。ま、そう思うと、ビーニーの力だけでこれだけ売れてしまったってのは、かなり凄いことなのかも。しかし彼が映画向きのルックスをしてるとは思えないんですが、どういう映画なんでしょう。

2002/2/16 No.15 New Entry (US) Sales: 51,000
The Essential Barbra Streisand
最近この「Esential」シリーズが盛んに出てきてますね。2枚組で、キャリアの長いアーティストの曲をまんべんなく収録してて、しかも値段がかなり安いので、便利なシリーズです。
で、アメリカでは今のところシリーズ史上最大のヒットとなったのが、このバーブラ・ストライザンド編。60年代から90年代まで、40曲。シングルよりはアルバムで売れる人だったので(全米トップ40ヒットは21曲で、多くが70年代末〜80年代初の短い時期に集中している)、ベスト盤の選曲が難しいタイプですね。

2002/2/16 No.32 New Entry (US) Sales: 30,000
Come With Us / The Chemical Brothers
テクノをロック・リスナーの耳にも届け、アメリカにも持ち込んだ(持ち帰った?)のはケミカル・ブラザーズとプロディジーでした。プロディジーはその97年作「Fat Of The Land」以来沈黙したままですが、ケミブラは「Dig Your Own Hole」(97年米14位、英1位)「Surrender」(99年米32位、英1位)と順調に作品を重ね、これが4作めとなります。
今回はダンス・ミュージックだけでなく音楽性の幅が広がっているようなので、アメリカではむしろ受け入れられやすいかも。

2002/2/16 No.46 New Entry (US)
Six Degrees Of Inner Turbulence / Dream Theater
ドリーム・シアターというバンドはアメリカより日本でのほうが圧倒的に知名度が高いでしょう。プログレとメタルの間に位置するこのバンドは、しかし、インターネット・ユーザーの間では極めて認知度が高いようで、CDnowの売り上げチャートではこの2枚組新作が1位になったりしてました。
ディスク2に収録されるのは、42分にも及ぶアルバムタイトル曲。結局いつもと同じことやってるだけ、との声もあるようですが、こういうバンド(で、これだけ世界的にメジャーな存在)は貴重な存在ですから、アメリカでもちょっとぐらい商業的な成功を経験させてあげたいですな。

2002/2/16 No.56 New Entry (US)
Denials Delusions And Decisions / Jaguar Wright
何故か日本人ってのはこの手のシンガーに飛びつくのが早いんですよねえ。最近CDショップでこのアルバムが平積みでディスプレイされているのを見かけた人も多いでしょう。
このところジル・スコット、ビラル、ミュージック・ソウルチャイルドと、オーガニック・ソウル系/自作自演系の若手R&Bアーティストを多く排出しているフィラデルフィアから、また登場してきたのがこのジャグアー・ライト。これがデビュー作ですが、既にルーツのアルバムや、こないだのジェイZのアンプラグドなどに参加しており、一部ではデビュー前から評判になってました。とりあえず初登場順位は「そこそこ」の成績でしたが、ジル・スコットのように時間をかけてじわじわ売れてくるか?

2002/2/16 No.73 New Entry (US)
Elva / Unwritten Law
これが5作めとなるメロコア系のバンド。バッド・レリジョンが引き合いに出されたりしてます。この手の音は日本で人気があるので既にその世界では認知されてたりするのかな?

2002/2/16 No.86 New Entry (US)
Freedom Band / Bill & Gloria Gaither And Their Homecoming Friends
ゴスペル系のグループらしく、このぐらいの順位には何枚かアルバムを送り込んだことがあるのですが、とにかくやたらリリース数が多く、実体もよくわかりません。CDnowの商品一覧に出るだけでも、2001年に6枚アルバムを出してるようだし、ビルボードのアルバムチャートでも1999年に3枚、2000年にはなんと7枚を200位以内に送り込んでいます。
ビル&グロリア・ゲイザーは夫婦で、ジャケを見たところ何の変哲もない普通の白人。牧師っぽい格好をしてるわけでもなく、普通のちょっとお上品な中年夫婦という感じです。でもこれだけ作品を出して、売れるんだから、よっぽどこの世界では知名度はあるんでしょうね。テレビやラジオの番組を持ってるとか、或いは宗教関係で後押しされてるんですかね?まあゴスペルなんだから宗教絡みには間違いないでしょうが。

2002/2/16 No.88 New Entry (US)
Woman Thou Art Loosed: Worship 2002 - Run To The Water... The River Within / Bishop T.D. Jakes
これまたゴスペル系。ジェイクス司教は恰幅のいい黒人で、これまで5枚ぐらいアルバムを出してます。本業で本もたくさん執筆してるようです。
97年に彼が「Woman, Thou Art Loosed」というアルバムを出しているので、これはその続編に当たるんでしょうが、まあ例によってこの辺の世界はよくわかりません。

2002/2/9 No.37 New Entry (US) Sales: 28,000
And All That Could Have Been, Live / Nine Inch Nails
26位のほうがデラックス版で、こちらが通常版。
99年にU2がベスト盤を「普通の1枚物」と「B面集付きの2枚組」の2種類で発売し、それぞれが別々にチャートインする、ということがありましたが今回のNINもまったく同じパターンです。しかし今回は日本では1枚物が先に出回り、1週間ぐらい経ってから2枚組版が出回り始めたので、速攻で飛びついて1枚物を買ってしまった後悔してるファンもいるでしょうね。

...という人に朗報!デラックスバージョンにボーナスディスクとして付いている「Still」は、ネット通販でのみですが、バラ売りしています。NINの公式サイトに特設コーナーhttp://www.nin.com/stillがあるので、ここでゲットしましょう。価格も10ドルと、なかなか良心的です。まあ、送料が別途かかりますが。

2002/2/9 No.49 New Entry (US) Sales: 23,000
The Process Of Belief / Bad Religion
49位には最近エモとか呼ばれるメロディアスなパンクの重鎮であるバッド・レリジョンが登場。サム41とかAAFみたいな若造ばっかりおいしい目に遭ってないで、こういう高品質な作品を地味に作り続けてるベテラン達がもっと注目されて欲しいですね。私はソーシャル・ディストーションとか大好きなんですが。

2002/2/9 No.56 (Up from No.181) (US)
A Walk To Remember / Soundtrack
先週比約3倍の売上げで大幅ジャンプアップしてるのは「A Walk To Remember」サントラ。これ、映画のほうはベストセラー小説の映画化で、主演はマンディ・ムーア。「プリティ・プリンセス」での意地悪なチアリーダー役はけっこうハマリ役でしたが、いつの間に主演作なんて撮ってたんだマンムー。
で、サントラのほうも13曲中4曲はマンムー。こないだのセカンドアルバムは全然売れなかったので、こりゃヤバいかと思ってたら、しぶとくマルチタレントの道に活路を見出してきましたねえ。

2002/2/9 No.98 (Up from No.115) (US)
Almost There / MercyMe
コンテンポラリー・クリスチャン系バンド、マーシーミー(と読むんだよね?)のメジャーデビュー作。2001年夏にリリースされてましたが、今になって上昇してきました。例によってこのタイプのバンドの情報はなかなか入ってこないのでよくわかりませんが、サード・デイとかスティーブン・カーティス・チャップマンとかに支持層が重なるようです。...って言っても普通の日本人の“洋楽リスナー”には通じない表現ですよねえ。まあ、エイミー・グラントがやたら売れてた頃は日本でもちゃんと人気があったから、こういう人たちも日本でちゃんとプロモーションすれば、それなりに売れるんでしょうけど。

2002/2/2 No.1 New Entry (US) Sales: 423,000
Drive / Alan Jackson
2002年になってから最初に初登場1位をゲットしたのは、90年代のカントリー界を代表するスター、アラン・ジャクソン。1990年からカントリーチャートではヒットを出し始め、93年に「Chattahoochee」を当時としては異例のポップチャートでトップ40入り目前まで到達する大ヒットにさせてからはアルバムチャートでも上位の常連でした。 1994年「Who I Am」5位
1995年「The Greatest Hits Collection」5位
1996年「Everything I Love」12位
1998年「High Mileage」4位
1999年「Under The Influence」9位
2000年「When Somebody Loves You」15位
と来てるので、まあ今回も普通に考えればトップ10ぐらいは入るかな、てな感じの存在感の人でした。しかし。2001年のCMA(カントリーミュージック協会)アウォード。パフォーマーとして登場したアランは、そのステージで自らのヒット曲ではなく、その場で初めて披露する新曲を取り上げました。それが、9.11テロを歌った「Where Were You (When The World Stopped Turning)」。背伸びせずに、説教臭くなく、うさん臭くなく、押し付けがましくもないアランの語り口は共感を呼び、まだCDとして発売されていないにも関わらずエアプレイされまくり、HOT100シングルチャートに登場。CMAアウォードでのライヴを録音した音源がmp3としてネット上で出回ってるのと、ラジオ局に配られたプロモ盤だけが「音源」だった状態が数カ月続いた後、ようやくこの曲を収録した「初の公式音源」として登場したのが、このアルバム。待ちかねていた人々が飛びついて、40万超の、この時期にしては異例のビッグセールス。Billboardアルバムチャートが1991年に現在の集計方法になって以来、1月のセールスとしては最高記録だそうです。
「Where Were You〜」は、CMAアウォードでのライヴバージョンと、スタジオ録音バージョンが入ってます。

2002/2/2 No.43 New Entry (US) Sales: 23,000
The Great Divide / Willie Nelson
カントリーの超ベテラン、ウィリー・ネルソンが43位に登場。これ、どうもサンタナの超大ヒット作「Supernatural」を思わせるんですよねえ。曲ごとにゲストが参加。シェリル・クロウ、ボニー・レイット、リー・アン・ウーマックといったいかにもな面々から、キッド・ロックやブライアン・マクナイトなど、意外なようでいて、実はハマってる人々まで。で、その中でも主役級の活躍なのが、サンタナ大復活に手を貸したほか、最近ではミック・ジャガーの新作にもいい曲を提供していたおやじキラー、ロブ・トーマス。彼がソングライターとして3曲を提供。うち1曲なんか「Maria, Maria」ならぬ「Maria」だ。
もともとウィリーは、他のシンガーに曲を提供する裏方としてキャリアをスタートさせ、自分がようやく表舞台に立った時にはもう40代になっていたという苦労人だ。ソングライター出身の人なのだ。それだけに、ミュージシャンとしてゲストを多数迎えているだけでなく、作曲面でも全面的に他人頼りなのが、気になる。
とは言え、来年には70歳になるという爺さんが、これほどコンスタントに毎年アルバムを出してくれるのにはまったく恐れ入る。願わくば、98年の大傑作「Teatro」のような、ピリッと引き締まったやつをもう一発かまして欲しいな。

2002/2/2 No.76 New Entry (US)
Greatest Love Songs / Frank Sinatra
2001年1月にColumbiaから「Love Songs」という15曲入りの編集盤が出てますが、これはまったく別モノで、Warnerから出てる22曲入り。シナトラはキャリアの途中でRepriseからCapitolに移籍し、その両方に膨大なヒット曲を残しているので、これまでたいていのベスト盤はどっちかのレーベルだけの音源を集めたものでしたが、これは両レーベルの音源を収録してます。
ロビー・ウィリアムスが、明らかにシナトラをお手本にした「Swing When You're Winning」を大ヒットさせたので、それに便乗して組まれた企画かと思ったのですが、それにしてはロビー&ニコール・キッドマンがカバーして大ヒットとなった「Somethin' Stupid」が収録されてないし、これはどっちかというと「バレンタイン商戦」を狙ったアイテムのようですね。

2002/2/2 No.97 (Up from No.120) (US)
Blue Moon / Steve Holy
シングル「Good Morning Beautiful」が今週のHOT100で29位上昇中のカントリーシンガー。これがデビューアルバムですが、素人時代の彼に目をつけ、デビューまで導いたのはあのリアンの父親(としては悪名高い)ウィルバー・ライムス。自分で曲を書ける才能もさることながら、「声の良さ」が評判になってるようです。



以上・しんかい (kaz@meantime-jp.com)



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