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No.1 of the Week: Weathered / Creed (New Entry)
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クリード、強かった。単なる1位じゃありません。89万枚というセールスは
9.11テロ事件後では最多セールスです。つまりジェイZやDMXやバックスや
ブリトニーやマイケル・ジャクソンよりも売れているのです。日本盤帯の宣伝文
句「世界でいちばん売れているロックバンド」には苦笑しましたが、まあ、少な
くともアメリカでいちばん売れているロックバンドであることは、これで実証し
ました。で、考えてみたんですが、世界でいちばん売れてるロックバンドって
やっぱり本当にクリードなんでしょうか。アメリカ以外では大して売れてないと
思いますが、かと言ってヨーロッパなどに、世界規模で売れている強力なライバ
ルがいるわけでもないし。アメリカを制する者は世界を制す、か?
ということでクリードの3作目。「1作目がロングセラーになり、2作目で大
ブレイク」というこの手のバンドの王道パターンでブレイク。しかも彼らの場合
「Higher」「With Arms Wide Open」と2曲の大ヒットシングルを伴ったこと
もあり、セカンド「Human Clay」はアメリカで1000万枚の出荷を越えています。
しかしこれだけ売れまくりながらも、どうも垢抜けないんですよねえ。スター然
として気取った振舞いをすれば、それはそれで世間から叩かれるでしょうが、
アメリカでは、素のままで垢抜けなさが抜けない人も批判されがち。フーティ&
ザ・ブロウフィッシュがブレイクした時は、何の謂れもない、いちゃんもんと
しか言い様のない批判にさらされて、とても可哀相でした。
で、このクリードのボーカル、スコット・スタップも、その微妙に勘違いした
たたずまいがバカにされがちで、雑誌のお遊び系コーナーの「ウザいものリスト」
で筆頭に挙げられたり、最後にオチとして挙げられたりしてます。
しかし、有名になれば、それだけ反対勢力が大きくなるのは付き物。前作は
初登場週セールスは32万弱でしたが、今回はその3倍近い数字を記録し、圧倒
的に支持されているところを見せつけました。
確かにキャッチーな、よく出来た曲を書くバンドなので、現代版の「産業ロック」
として支持されているのでしょうが、一方、彼らはデビュー当初「クリスチャン・
ロック」のジャンルに入れられかかったぐらい、宗教的に真面目なバンド。
先般ブレイクしたクリスチャン・ヘヴィ・ロック・バンド、P.O.D.のセールスが
好調なのは、9.11テロ後の雰囲気が影響しているようですが、クリードにもその
空気がプラスに作用しているのかもしれません。
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No.2 New Entry: NOW That's What I Call Music 8 / VA
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クリードに抑えられて2位に初登場が、「NOW」シリーズの第8弾。すっ
かり「出せば1位」のステータスを確立していましたが、今回は相手が強すぎま
した。NOWシリーズの初登場週の成績を振返ってみると、
「NOW4」1位、24万枚
「NOW5」2位、44万枚
「NOW6」1位、54万枚
「NOW7」1位、62万枚
と着実に伸びてきていたので、今回は「6」の頃の水準にややダウン。しかしこ
れでこのシリーズが頭打ちというわけではなく、単に今回は時期が悪かったとい
うことなのでしょう。
ところで、これと同時期に出たイギリス盤NOWは、今回でVol.50。Vol.1が出
た1983年ってのが、ちょうど私が洋楽を聴き始めた頃なので、その間ずーっ
とリリースされ続け、とうとうここまで来たかと思うと、ちょっと感慨深いもの
があります。
いつも言ってますがイギリス盤のボリューム、質、値段に比べてアメリカ盤は
何一つ及ぶところがなく、もっともっと精進して欲しいものです。日本の一部
輸入盤ショップでの店頭価格が異常に高いのも相変らずだし...
なお、番外編として、定番の古い曲から新しいものまで、時期に関係
なくクリスマスソングを集めた「NOW That's What I Call Christmas」が今週
5位に入ってきてます。
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No.7 New Entry: Cocky / Kid Rock
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7位に初登場が、キッド・ロック。飽きられた、んでしょうねえ。
彼のブレイクは99年。「Devil Without A Cause」はゆっくりとチャートを上
昇して4位まで昇りつめ、まる2年間チャートイン、セールスは600万に達し
ました。その勢いが衰えないうちに、昨年すかさずベスト盤的な「The History
Of Rock」をリリースし、これも2位という大ヒットにさせたのは流石。
が、産業メタル(ラップ)と、カントリー調アコースティック(歌)という2
パターンしかできないだけに、飽きられるのが早いのは、こういう人の宿命で
しょう。非常にキャラ立ちしてるし、個々の曲の出来は決して悪くないんですが
「流行り物」と認識されてしまったアーティストは、いったん流行りが終ってし
まえば、その後どんなに出来のいい作品を出しても商業的に復活することがない
のは、これまで歴史が証明してきました。
ま、まだ彼を歴史の中に葬るには1年ぐらい早い気はしますが。
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No.8 New Entry: M!ssundaztood / P!nk
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8位に登場、ピンク。これ、私にはすごく意外でした。20位台ぐらいに登場
すると思ってたんですが...。で、内容を聴いて更にびっくり。1曲目なんかシェ
リル・クロウかと思いました。全編ポップ〜ロックorダンス系で、リスナーのター
ゲットを完全に白人に絞ったようです。で、これがまた、作品の質が高いんです
よ。私はどっちかというと今までのピンクって嫌いだったんですが、これは良く
出来てると認めざるを得ないです。
もともと黒人には見えないぐらい肌が白いし、ルックス的にもロックをやっても
許される(批判されない)キャラでしょう。
最近よくアーティスト名表記を「P!nk」としているのを見かけますが、Billboard
チャートではアーティスト名は普通に「Pink」で、アルバムタイトルを
「M!ssundaztood」と表記してますね。
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No.29 New Entry: Indecent Proposal / Timbaland & Magoo
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プロデューサーとしてのティンバランドはアリーヤやミッシーなどの「いつもの顔ぶれ」
相手ではあるものの、相変らず水準の高い作品を作ってます。
が、彼自身の名義で出してきたソロ作及びマグーとのコラボ作は、どうも今ひとつ
評判がよくなく、また商業的にも決して成功作とは呼べない代物でした。
このアルバムをもって、ティンバは「ラッパーとしては」引退するそうです。
もちろん本業(?)のプロデュース業は続けていくつもりのようです。って聞くと
ほとんどの人が「ふーん。で?」と、冷たい反応を示すでしょう。しょせん
ラッパーとしてのティンバなんてその程度の認識しかされてなかったしとくに
人気もなかった、ということでしょう。
そうは言っても今週はけっこう大物ラッパーの新作がたくさん出てて、どれも
商業的には奮わない中、このアルバムがラップ作品としてはいちばん上位に初登場
したわけですから、やっぱり今年の彼の「Aaliyah」及び「Miss E... So Addictive」
における働きが評価されてる、ってことなんでしょう。
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No.31 New Entry: Rotten Apples - Greatest Hits / The Smashing Pumpkins
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うーーーーん。こんなもんか。CDnowとか、通販サイトでは軒並み売上げチャートの
トップ3ぐらいに入ってたので、こりゃトップ10は堅いかと思ってたのに。
初回盤は、シングルのカップリング曲など、これまでアルバム未収録だった曲を
ぎっしり集めたボーナスディスク付。彼らは以前からこういう曲を集めた
コンピレーション盤をこまめに出すバンドで、その第1弾「Pieces Iscariot」は
コンピ盤にも関らず初登場4位という大ヒットでした。第2弾「The Aeroplane
Flies High」は変則的なボックスセットだったこともあり、商業的にそんなに
売れたわけでもないですが、今回のボーナスディスクって、このシリーズの第3弾
に相当するんですよね。更に、彼らにとっての初めてのベスト盤が一体となった
もの。ファン必携、超マスト・アイテムだと思うのですが...
アメリカではもう彼らは完全に過去のバンドになってしまったということなんで
しょうか。
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No.34 New Entry: Bulletproof Wallets / Ghostface Killah
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ウータン・クランのゴーストフェース・キラー、ソロ3作目。ウータンのメンバーは
みんなそうですが、作品を重ねるごとにチャート成績は悪くなっていきます。今や
ソロ作がまともに売れるのはメソッドマンだけになっちゃいましたねえ。
ゴーストフェイスは、ソロデビュー作「Ironman」が最高位2位の大ヒットとなり、
ウータン関連のソロ作のチャート成績としては最高記録だったんですが...
ジャケにも写ってますが、今回もレイクォンが全面参加。
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No.38 New Entry: Experience: Jill Scott 826+ / Jill Scott
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今年ブレイクしたR&Bシンガー、ジル・スコットの2作目は、ライヴ盤。しかも2枚組。
最近ではエリカ・バドゥやマックスウェルがデビュー作をヒットさせた後の2作目に
いきなりライヴ盤を出してきてましたので、今やあんまり驚くようなことではあり
ません。むしろこの手の“オーガニック・ソウル”系では定番の活動形態になって
いくのかも。
関係ないですが、最近流行りのこの“オーガニック・ソウル”という言い方が私は
嫌いで。そもそも「オーガニック(organic=有機的な)」じゃない音楽を、ソウル
と呼ぶか?ソウルとはすべからくオーガニックなものであるというのは大前提では
ないのか?と思います。まあ、いつまでも“ニュー・クラシック・ソウル”なんていう
呼び方をしてるよりはいいのかもしれませんが。
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No.39 New Entry: Goddess In The Doorway / Mick Jagger
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ミック・ジャガーのソロ4作目。だんだん売れなくなってますが、評判はだんだん
上がってきてます。今回はなんと米Rolling Stone誌のレビューで5つ星をゲット。
ただ、こないだボブ・ディランの新作が5つ星をゲットした時はRolling Stone誌
だけでなく世界中のメディアが大絶賛していましたが、今回はけっこうメディアに
よって温度差がありますね。
私は個人的には4つ星かな。ロブ・トーマス(マッチボックス20)が曲を書いた
アルバム1曲目は、聴いてて「おっ!?」と思います。ロブ君はサンタナにしろ、
ベテラン相手にいい仕事をしますね。全体にすごくミック・ジャガー特有のアク
がなくて、「普通」なんですよ。曲にしても、歌い方にしても。そこを評価でき
るかどうかでしょう。曲は、かなりいい作品が揃ってます。が、やっぱツメは
甘くて、5つ星には値しないと思います。レニクラ参加曲とかワイクリフ参加曲
なんかは(私がこの2人のことが大嫌いだという事実を抜きにしても)話題性だけ
で、中身は何もない曲。
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No.40 New Entry: ...All This Time / Sting
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スティング、ソロ名義としては2枚目のライヴ・アルバム。86年の「Bring On The
Night」以来だからなんと15年ぶりなんですね。
曲目はポリス時代の「見つめていたい」からソロ初期「Set Them Free」「Fragile」
〜中期のヒット曲「All This Time」「Fields Of Gold」あたりを経て、最新スタジオ
作からの「Brand New Day」まで。原曲よりジャジーだったりブルージーだったり、
まあ今のスティングならこういうアレンジにするだろうな、と予想できる通りの音
になってる模様。
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No.42 New Entry: Even In Darkness / Dungeon Family
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ダンジョン・ファミリーって言って、その正体がすぐにわかる人ってどのぐらい
いるんでしょう?別に匿名でも何でもなく、ジャケにはそのまんまの姿で写ってる
んですが、いまいち知名度は低いような気がします。その正体は南部アトランタ、
プロデューサー・チームであるオーガナイズド・ノイズを中心とするラッパーたち。
何と言っても主役はアウトキャスト。それに次ぐのがグッディ・モブ。あとは
知名度ではかなり劣るけど、ウィッチドクターなど、自分名義のアルバムを出して
る者もちらほら。
こういう、自分達単独で大成功した人が、仲間を引連れて「軍団」名義のアルバム
を出したのが今年のヒップホップ界の特徴。ネリー率いるSt.ルナティクス、
エミネム率いるD-12、スヌープはイーストサイダーズやドギーズ・エンジェルス
を送り出してます。で、みんなそこそこヒットはしたものの、やっぱり主役の単独
作に比べると全然売れなかった、ってのが実態。
これは更に極端な例になっちゃいました。初登場週に50万枚以上を売り、ジェイZと
ほぼタメを張って見せたのがアウトキャストでしたが、こちらは寂しく42位に登場。
まあ、今のところここからヒット曲も生れてないし、アルバム全体的にアウトキャスト
はあまり活躍してないし、もともとダンジョン・ファミリーって知名度低いだろうし...
ってことで、仕方ないのかな。南部ラップがガンガン売れる追風の時代ももう終って
ますしね。
内容もこれまたマニアックで、オーガナイズド・ノイズの音が好きな人ならOK
でしょう。聴いててあちこちで「うわー」と思います。いい意味でも悪い意味でも。
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No.47 New Entry: Almost Famous / 8Ball
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南部のデブラッパー、エイトボールのソロ2作目。もともとはエイトボール&MJGという
デュオの片割れである彼。テキサス出身で、今はメンフィスに活動拠点を置くコテコテ
の南部人だが、南部ラップにしては独特の泥臭さがなく、テイストは西に近い。
エイトボール&MJGとしては一時期かなりいいところまで行って、この次あたりで
大ブレイクか?と思わせたが、結局その後商業的にはむしろ下り坂。既にラッパー
としてはベテランの領域に入りつつあるエイトボールの焦りが表れたアルバムタイトル
だ(実際本人もけっこう意識してつけてるみたい)。
非常に巧い人なのでラップを聴き込んでる人ほど安心して聴けるはず。ただ、すごく
特徴があるわけではないので、平凡だと感じてしまう危険性も。エイトボール&MJG
としては、宇宙服系のコスプレやったり、「スペース・ラップ」なるものを標榜
したり、キワモノ一歩手前の怪しい魅力を放ってるんですが。
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No.49 New Entry: Their Greatest Hits - The Record / Bee Gees
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see last week's UK chart
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No.57 New Entry: Libre / Marc Anthony
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マーク・アンソニーの2年ぶりの新作は、全編サルサ。前作が英語アルバムでポップス
系の楽曲を集めたものだったので、あのイメージをもってこれを聴くとビビるはず。
とにかくベタなサルサです。もちろんここではスペイン語で歌ってます。
でも、もともと彼はこの世界の人。当然ながら本作はラテンチャートでは初登場1位。
「You Sang To Me」のマーク・アンソニーが聴きたい人は、来年早々にリリース
される予定の英語盤アルバム第2弾を待ちましょう。
このアルバムは、あくまでも「昔のマーク・アンソニー」が好きな人向け。まあ、
英語作品しか聴いたことがなかった人が、新しい魅力を求めて聴いてみるのもいい
かもしれませんが。
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No.71 New Entry: Chase The Cat / Too $hort
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これには目を疑いました。マイペースで常勝のトゥ・ショートも遂に息切れ。
80年代半ば、アルバムチャートの上半分に顔を出すようになり始めて以来、これほど
売れなかったのは彼のキャリア初。あああああああなんかひとつの時代が終ったような
気分です。いよいよ20世紀は終ったのだと実感しますね。
毎回同じ内容のアルバムを毎年きちんと出すのが彼の信条。9割はエロで、残りほんの
ちょっとだけ社会派のメッセージを散りばめる。今は誰でもやってるが、昔はbitch
を「ビヤッチ」と発音するのは彼だけだった。一度は引退したものの、何事もなかった
かのように復活。これが、オリジナルアルバム13作目となる。
今までとまったく同じで、今回いきなり売れなかったのは、アメリカの今の空気の
せいか、彼がとうとう飽きられてしまったのか、ジャケがそれっぽくなくてみんな
これがトゥ・ショートだと気付いてないのか。
いずれにせよとても寂しい気分にさせられるチャート成績でした。
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No.78 New Entry: Classics / Sarah Brightman
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ここ3作のアルバムからチョイスしたベスト盤+半分は新曲、という構成のアルバム。
サラ・ブライトマンはミュージカル出身のクラシック系シンガー。その情感豊かな
歌いっぷりにルックスの良さとか色んな要素が加わって、この世界では敵無しの
知名度を誇ります。ま、入門編としていいアルバムじゃないですかね。
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No.97 New Entry: Greatest Hits II / Clint Black
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カントリーシンガー、クリント・ブラックのベスト第2集。前のベストが出たのが
96年。カントリー系の人というのは4〜5年ごとにこまめにベスト盤を出す人が多く、
この人も例外ではありませんでした。
ただ、カントリー勢がHOT100チャートでトップ40入りすることも珍しくなくなった
昨今、クリントさんは決してポップ市場でも受入れられているとは言い難いですね。
97位という成績も、まあそういうことなんでしょう(←謎)。
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No.99 New Entry: Lord Of The Rings: The Fellowship Of The Ring / Soundtrack
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オリジナル・スコア集+エンヤの曲が2曲。今エンヤはアメリカでも日本でもめちゃ
めちゃイケてる存在ですから、それだけで多少のセールスは約束されたようなもの。
もちろん売り手側もそこをプッシュしてきます。アメリカではエンヤの曲をバックに
映画のCMが流れてるようです。が、実はエンヤの曲はそういう「客引き」であり、
ハワード・ショアーの手懸ける、映画音楽然とした本編のほうが評判はいいようです。
もちろんその手のが好きな人の間で、ですが。
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No.1 of the Week: Swing When You're Winning / Robbie Williams (New Entry)
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やっぱり強かった。イギリスでは無敵のロビー・ウィリアムス、今回は半分お遊びの企画モノですが、それでもウエストライフを蹴落して余裕のNo.1。
通算4作目となる本作は、前作「Sing When You're Winning」のタイトルにひっかけたオールディーズのカバー集。たぶん、きっかけになったのは今年UKで大ヒットした「ブリジット・ジョーンズの日記」サントラ。ロビーはここに2曲提供してましたが、うち1曲はシナトラのカバーで、オリジナルそのまんまの40〜50年代風ビッグバンド・スタイルでキメてました。で、これが案外評判良かったか、ロビー自身が気に入ったのでしょう、そういうスタイルでのライヴをやり(テレビ中継された)、更にアルバム丸1枚作ってしまったのが、これ。
シングルはフランク&ナンシー・シナトラの父娘デュエット「Something Stupid」をニコール・キッドマンをデュエットパートナーに迎えて共演。二コールはもちろん女優が本業ですが「ムーラン・ルージュ」で実は歌もかなりイケるところを披露したばかりなので、これはいいタイミングでの共演でした。
他にもシナトラ御大との疑似デュエットとか、お約束の反則技もあります。こういうアルバムってのは概して評判はよくないもので、今回もほとんどまともな評価は与えられてませんが、まあ、これは一種のファン・サービスで、ロビー本人とファンだけが楽しんでりゃいんでしょう。
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No.6 New Entry: They Don't Know / So Solid Crew
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なかなか実態のつかめないグループ。まあ基本的にガラージュ〜ヒップホップ系のグループなのですが、その構成員が30人ぐらいいて、よくわかりません。この大家族的グループ構成からPファンクやウータンが引合いに出されてますが。
「21 Seconds」「Oh No」のシングルヒットを放って話題になってることでアルバムもそこそこのヒットになってますが、アルバムについては「シングルだけ買ってりゃ充分」という評価が多いようです。まあこの手のグループに対して与えられがちな評価ですが。
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No.7 New Entry: Whatever Gets You Through The Day / Lighthouse Family
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この人達は不思議な存在感ですよね。これが3作目となる白人+黒人デュオ。こういう
形態のグループとしてはザ・システムや、チャールズ&エディなんかがいましたが、
それらの例と同じく、白人メンバーが曲作り担当、黒人メンバーがボーカル担当の
ようです。
で、アイドルでもないし、ロックでもソウルでもダンス物でもない、「ポップス」と
しか表現しようのない音楽。いかにもヨーロッパ的な抑えたメロディ展開が得意で、
とても大ヒットするような感じではないんですが、こういうのが馬鹿売れしてしまう
のがイギリス。
過去2枚のアルバムからはトップ10ヒットシングルを連発し、アルバムも超ロングセラー
となりました。熱心な音楽ファンよりはむしろ「普通の人」がメイン購買層なんだ
ろうなあ。昨年〜今年のデイヴィッド・グレイの売れ方も、彼らに通じるものがある
気がします。
で、音楽ファンからは完全に無視されてる、ってのも面白くて。年末のファン投票的な
もので、ベストに登場することもなければ、ワーストに登場することもない。完全に
無視されてる。日頃ロックとかクラブ系とか聴いてる若者からすれば、クラシック界や
ジャズ界でどんなものが流行ってるか全然眼中にないでしょうが、まさにそういう
「眼中にない」という存在なのでしょう。
が、わたしゃかなり好きでして。イギリスよりはむしろヨーロッパ大陸のほうから
出てきそうな地味王道ポップと、のぺーっとしてるようでいて実は味があるボーカル。
正直言ってシングル曲に非常に出来のいい曲が多い割にアルバムはつまんないことが
多かったので、次あたりヒット曲満載のベスト盤を出して、ヨーロッパで売りまくって
欲しいですね。
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No.11 New Entry: Greatest Hits / Five
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なんか寂しい幕切れでしたねえ。昨年クイーンのカバー「We Will Rock You」をNo.1
にしたあたりまでは、まだバリバリにイケてる存在だったはずなのに、この1年で急激に
失速し、3rdアルバムはまともに売れず、とうとう解散。で、年末の、ベスト盤がよく
売れる時期を狙ってこれを出して来ましたが、これも大したヒットにならず...。
ベスト盤としては王道の作りで、17曲のヒット曲+代表曲に、メガミックスを加えた
全18曲。アルバム未収録だった「We Will Rock You」なども当然入ってて、オイシイ
作りではあります。3rdが出てから間もないってことと、まだアルバム数が少ないから
ファンは全部持ってるってことで、買い直し需要が発掘できなかったのかなあ。
曲調やグループの存在感的にも、ウエストライフなんかはクリスマスシーズン向けっぽい
ですが、ファイヴはあんまりそういう雰囲気でもない、ってとこで損してるかも。
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No.18 New Entry: Small World Big Band / Jools Holland
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この人は外国から見れば謎の存在。20人近いメンバーの「オーケストラ」を率いてオールドスタイルなロックンロールやブルースなんかをやる人だそうで、イギリスではテレビに出まくりなのでお茶の間レベルでよく知られた存在のようです。
で、これは全22曲、ぞれぞれに有名人をゲストに迎えた超豪華な作品。この顔ぶれをみると、あーやっぱりこの人はイギリスでは本当にビッグな存在なんだ(ろうなあ)と納得できます。スティング、ジョージ・ハリスン、ポール・ウェラー、ジョー・ストラマー、ドクター・ジョン、ステレオフォニックス、デイヴ・ギルモア、マーク・ノップラー、ヴァン・モリスン、スティーヴ・ウィンウッド、ミック・ハックネル、ポール・キャラック、ジャミロクアイにエリック・クラプトン。など。これだけのメンバーが1枚のアルバムにゲスト参加してるって、ちょっと前代未聞じゃない?
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