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No.1 New Entry: The Blueprint / Jay-Z
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これで4作連続の1位となるジェイZ。人気・実力がしっかりしているだけでなく、非常にコンスタントに作品をリリースしているのがこの人の凄いところで、ここ3作はいずれも1年未満の間隔でリリースされています。連続1位記録としては最近ではニルヴァーナ(4作)と並びますが、U2やジャネット(5作)にはまだ及びません。ただ、これだけ短期間にオリジナルアルバムだけでの記録達成ということを考慮すれば、90年代半ばまでのガース・ブルックス並の人気と言ってもいいかもしれません。
今週のチャートは、まさに同時多発テロが発生していた、あの期間のセールスを集計していたもの。物理的な、心理的な要因から、ニューヨークを活動拠点とし、支持基盤とするジェイZのセールスは大いに打撃を受けると思いましたが、40万を越えるセールスで、軽くNo.1をゲット。そうは言っても前作よりは10万枚以上落しているので、やっぱりあの事件の影響は大きかったのでしょう。
今回はリル・ロミオが例の曲をヒットさせた直後に「I Want You Back」という大ネタを使った「Izzo (H.O.V.A.)」を先行シングルに持ってくるという挑戦的な戦略が成功し、シングルもヒットさせ、セルアウトだと批判されることも避け、「さすがジェイZ」だと評価を高め、オイシイところを取りまくってます。まあ、これだけ一人勝ち状態だとラッパー仲間から妬まれるのは当然で、最近ジェイZに喧嘩を吹っかける奴が多いですね。それにいちいち本気で応じて、一人一人潰していくジェイZは、なんだか典型的なアメリカ人のように見えますな、時節柄。
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No.2 New Entry: Silver Side Up / Nickelback
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2位に登場が、ちょっと驚きのニッケルバック。カナダ出身のハードロックバンドで、アメリカではこれが2作目(カナダではその前にアルバムとEPを1枚ずつ出している)。まあ、2作目がいきなり大ヒットになるのは、ロックバンドがブレイクするいつものパターンなのですが、こいつらは1作目がたいしたヒットになってないという意味で、ちょっと違います。本国ではジュノー賞を受賞したり、既に知名度が高いようですが、アメリカでは最高位130位で、10週ちょっとチャートインしただけでした。
先週まで上位にぼこぼこ入ってきていたスリップノットやシステム・オブ・ア・ダウンは、1作目が「上位までは上がらないけど長期間チャートインして、最終的にはゴールドディスクぐらいになっていた」人たちであるのに対し、ニッケルバックはまだアメリカでは無名の新人に限りなく近い存在だったわけです。
レーベルがスリップノットと同じRoadrunnerであることが何か関係あるのか、ロックチャートではNo.1となっている「How You Remind Me」がそれほど魅力的なのか、今ひとつ売れた要因がはっきりわからないだけに気になる存在です。
サウンド的にはクリードなんかに近い、メロディがわかりやすい、ちょっと暗めのハードロック。
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No.4 New Entry: Ghetto Fabolous / Fabolous
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新人ラッパーのファボロス。すでにあちこちでゲスト・ラッパーとしてフィーチャーされてきたので、名前に見覚えがある人も多いでしょう。タイプとしてはいかにもニューヨーク的でちょっと線が細くて、妙にあのメイスを思わせます。かなり評判はいいですが、私はちょっと苦手です。バックについてるのはDJクルー。
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No.5 New Entry: Love And Theft / Bob Dylan
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5位と大健闘が、ボブ・ディラン親爺。97年の前作「Time Out Of Mind」もトップ10には入ってましたが、トップ5ヒットとなると79年の「Slow Train Coming」以来22年ぶりとなります。今回はとにかく前評判が高くて、米Rolling Stone誌が5つ星(満点)の評価を与えて大絶賛していたほか、評論家筋では概ね評判がいいようです。
アメリカ盤は限定の2枚組バージョンがあって、ボーナスディスクには60年代の未発表音源が2曲、「I Was Young When I Left Home (1961)」「The Times They Are A-Changin' (Alternate Version - 1963)」が収録されています。
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No.6 New Entry: Satellite / P.O.D.
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P.O.D.はクリスチャン・ロック・バンドで、バンド名も聖書から取っているようですが、音だけ聴いてるとそんなイメージは全然思いつきません。メロディアスなレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンといったところでしょうか。曲によってラップだったり歌だったりしますが、今回はけっこう歌の比重が大きく、ちょっと前作とは印象が違います。これも1作目がじわじわ売れた後の2作目でのブレイク、というパターンですが、前作からわかりやすい方向に変っているだけにセルアウトと取られないか、ちょっと心配。
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No.7 New Entry: Glitter / Mariah Carey
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そして、7位。マライア・キャリー。え、何かの間違い?というような位置に登場してしまいました。日本ではオリコン1位になっており、相変らずの人気ぶりだったのですが、イギリスで初登場10位だった時点でちょっといやな予感はしていました。しかし、ここまで売れないとは。
メルマガのニュースコーナーでは何度かお伝えしたように、彼女はこのアルバムと、主演映画のリリース直前に神経衰弱で入院するというハプニングを起しており、それが作品の売行きに悪影響を及ぼす形となってしまいました。
90年代は、とにかく出せばバカみたいに売れる、という女王様状態だった彼女のことをこんな風に書く日がくるなんて。時代は、確実に変ります。
まあ、そうは言っても別に内容的に酷いわけでもなく、映画にあわせて80年代テイストを強調してる曲がある他はいつも通りの出来。中でもミスティカルをフィーチャーしたDJクループロデュース曲はちょーかっこいいです。ま、トラックの出来がいいのと、ミスティカルがかっこいいだけで、マラキャ本人の力ではないんですが。
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No.2 New Entry: Wonderland / Charlatans
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No.5 New Entry: Goodbye Country (Hello Nightclub) / Groove Armada
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No.9 New Entry: Changing Faces - The Best Of Louise
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女性4人組R&Bボーカルグループ、エターナルの唯一の白人メンバーとしてデビューしたルイーズ。エターナルはアメリカでは一発屋ながら本国UKではヒット曲を連発し、90年代前半のUKを代表するR&Bグループとなります。ルイーズは脱退するものの、3人組となったエターナル共々ヒットは続きます。2枚のアルバムからヒットを連発した後、結婚して半隠居状態でしたが、昨年久しぶりの新作が登場。ただ、これが思うような大ヒットにはならず、レーベルから切られたとかいう話も伝わってきてました。
日本独自編集版のベストが出たことはありますが、公式ベストはこれが初めて。本当にクビを切られたのかどうかは別として、これをもってEMIを離れるのは事実のようなので、契約消化のために出されたもの、という感が強いですね。エターナル時代のヒットも含んでるし、シングルバージョンで多く収録されてるのも親切。
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No.16 New Entry: The Essential / Alison Moyet
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80年代から活動するUKのブーアイド・ソウル・シンガーのベスト盤。最初はヴィンス・クラーク(デペッシュ・モード、イレイジャーなどを歴任)とヤズーというデュオで登場。ちょうどあの頃のユーリズミックスのアニー・レノックスにも通じる、独特のクールな雰囲気を漂わせていました。その後ソロで、UKではかなりのヒット曲があります。
とは言え、95年に「Singles」という決定版ベストが出て、それ以来新録の作品は出していませんから、今回は多少曲を入れ替えたり、ライヴバージョンを入れたりして変化をつけた程度のもの。「Singles」を持ってれば買い換える必要はないし、持っていなければこれを買ってもいいかな、という程度。
で、何でこんなのが出てきたかというと、どうも彼女は活動再開するようで、来年早々に9年ぶりのオリジナルアルバムをリリースするそうです。契約上の問題とか、ビジネス的な意味もあるのかもしれませんが、これをもって「こんな人もいたっけ」とみんなに思い出させ、若い世代には「こんなに凄いシンガーなんだよ」と浸透させるのが狙いなんでしょう。
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