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Weekly Column 2001/3/10 |
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チャートインから26週間をかけてようやくNo.1になったシャギーが、4週目の1位をキープ。この10年ぐらい初登場1位が当たり前になっていたので、こういう売れ方は珍しいですね。シングル「It Wasn't Me」がまだバリバリに売れているうちに次のシングル「Angel」まで上昇し始め、シングルチャートでは2曲同時トップ10入りという大技も披露しています。レゲエのアーティストが全米No.1になるのはこれが初めてで、その意味ではかなり画期的なヒットです。ジャマイカ・キングストンの生まれで、18歳からはアメリカ(ブルックリン)暮らし、現在32歳のシャギー。どうもこのぐらいの世代には湾岸戦争従軍経験者が珍しくないようで、こいつもクウェートにいたんだとか。実は今もう一人チャートで絶好調な男・ミスティカルも湾岸戦争に従軍したソルジャー。元兵士が上位を占める、肉体派のチャート。さすがアメリカ。 |
目立った新作のリリースがないせいもあり、ダイドが4週目の1位をキープ。この人は今アメリカでも注目を集めてるし、日本でも気にしてる人は気にしてる、ということで、地味なキャラながらも全世界的なヒットになってます。しかしこのアルバム、99年の発売ですから今頃になってこんなに売れるとは、本人も驚いていることでしょう。やっぱり注目を集めるきっかけになったのは、彼女の曲「Thank You」がエミネムにサンプリングされて「Stan」という名曲が生まれたことでしょう(イギリスでは昨年末に1位)。それまでは一部の人だけに知られる地味な存在でしたが、ブリット・アウォードにノミネートされたり、急に彼女の名前を聴く機会が多くなりました。ちょうど1年前のメイシー・グレイみたいに、音楽賞授賞式シーズンに一般メディアに祭り上げられることによるバブル人気っぽさは否定できませんが。 |
No.2 New Entry (USA) : WWF5: The Music / Jim Johnston
やはり強い。WWFのコンピ、今回は2位に入ってきました。WWFと言えば一般的に有名なのはパンダのマークの環境保護団体でしょうが、今のアメリカでWWFといえば、World Wrestling Federation。プロレス団体です。テレビや雑誌への露出度、一般人の間での知名度を考えてもほとんど芸能人並みと言っていいスター選手を数多く抱えるこの団体は、徹底的にエンターテイメントにこだわる実にアメリカらしい団体。単に試合をやってみせるだけでなく、その舞台裏である控え室、駐車場なんかにも中継のカメラが入り込んで、試合の裏にある人間模様も映し出して、全体をひとつのドラマのように演出し、「いちど気になり出したら止められない」という中毒性をもっています。で、これはその団体のレスラーたちの入場テーマ集。やってるのはこの団体の音楽担当・ジム・ジョンストン。一人で全レスラーのテーマを作ってるようなので非常に多才な人ではありますが、そもそも入場テーマってのはいつも冒頭の30秒ぐらいしかかからないものなので、やっぱりそういう作り方をするわけであって、こうやって1曲3分の状態で聴くのは新鮮である反面、ちょっと辛いものもあるかも。 まあ、これは鑑賞目的で買うものではなく、ファンなら持っていたいコレクターズ・アイテムのひとつ、といったところでしょう。こんなのが全米2位初登場になってしまうんだから、WWFの人気は恐るべきものです。 ちなみにジャケはジョンストンさんではなく、WWFの一番人気レスラー、ザ・ロック。昨年のワイクリフのアルバムからの1stシングル「It Doesn't Matter」にもフィーチャリングされてましたね。 |
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| (以上・しんかい kaz@meantime-jp.com) | |