Weekly Column
2001/3/3


チャートインから26週間をかけてようやくNo.1になったシャギーが、3週目の1位をキープ。この10年ぐらい初登場1位が当たり前になっていたので、こういう売れ方は珍しいですね。シングル「It Wasn't Me」がまだバリバリに売れているうちに次のシングル「Angel」まで上昇し始め、今週のシングルチャートでは遂に2曲同時トップ10入りという大技も披露しています。
レゲエのアーティストが全米No.1になるのはこれが初めてで、その意味ではかなり画期的なヒットです。ジャマイカ・キングストンの生まれで、18歳からはアメリカ(ブルックリン)暮らし、現在32歳のシャギー。どうもこのぐらいの世代には湾岸戦争従軍経験者が珍しくないようで、こいつもクウェートにいたんだとか。実は今もう一人チャートで絶好調な男・ミスティカルも湾岸戦争に従軍したソルジャー。元兵士が上位を占める、肉体派のチャート。さすがアメリカ。
目立った新作のリリースがないせいもあり、ダイドが3週目の1位をキープ。この人は今アメリカでも注目を集めてるし、日本でも気にしてる人は気にしてる、ということで、地味なキャラながらも全世界的なヒットになってます。しかしこのアルバム、99年の発売ですから今頃になってこんなに売れるとは、本人も驚いていることでしょう。
やっぱり注目を集めるきっかけになったのは、彼女の曲「Thank You」がエミネムにサンプリングされて「Stan」という名曲が生まれたことでしょう(イギリスでは昨年末に1位)。それまでは一部の人だけに知られる地味な存在でしたが、ブリット・アウォードにノミネートされたり、急に彼女の名前を聴く機会が多くなりました。ちょうど1年前のメイシー・グレイみたいに、音楽賞授賞式シーズンに一般メディアに祭り上げられることによるバブル人気っぽさは否定できませんが。



No.81 New Entry (USA) : Down To Earth / Soundtrack
モニカの新曲がここからのリードシングルになってるようですが、R&B〜ヒップホップ系寄せ集めのサントラ。他にはルーツ&アメル・ラリュー、デスチャのケリーのソロ名義、スティッキー・フィンガーズ&エミネムあたりが話題になりそう。スヌープやローリンは既発表曲だけど、これ以外にもラフ・エンズ、ジル・スコット、ジャギド・エッジ、ボンサグ、L-バーナと改名したらしいレイジー・ボーン、ジニュワイン、3LWなど、かなり豪華なメンバーを集めてます。これだけ集めてこれしか売れないのはちょっと可哀相ですね。
映画自体はコメディアンのクリス・ロックがらみのようなので、映画そのものが世に知られてないということもなさそうだし。収録曲からヒットが出せるかどうかが勝負でしょう。

(以上・しんかい kaz@meantime-jp.com



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