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Weekly Column 2001/2/17 |
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チャートインからちょうど半年、26週間をかけてようやくNo.1。この10年ぐらい初登場1位が当たり前になっていたので、こういう売れ方は珍しいですね。シングル「It Wasn't Me」がまだバリバリに売れているうちに次のシングル「Angel」まで上昇し始め、今週のシングルチャートでは遂に2曲同時トップ10入りという大技も披露しています。レゲエのアーティストが全米No.1になるのはこれが初めてで、その意味ではかなり画期的なヒットです。ジャマイカ・キングストンの生まれで、18歳からはアメリカ(ブルックリン)暮らし、現在32歳のシャギー。どうもこのぐらいの世代には湾岸戦争従軍経験者が珍しくないようで、こいつもクウェートにいたんだとか。実は今もう一人チャートで絶好調な男・ミスティカルも湾岸戦争に従軍したソルジャー。元兵士が上位を占める、肉体派のチャート。さすがアメリカ。 |
おお、これは意外。先週9位から大きく順位をあげて初の1位をゲットしたのはイギリスの新人女性シンガー、ダイドでした。この人は今アメリカでも注目を集めてるし、日本でも気にしてる人は気にしてる、ということで、地味なキャラながらも全世界的なヒットになってます。しかしこのアルバム、99年の発売ですから今頃になってこんなに売れるとは、本人も驚いていることでしょう。やっぱり注目を集めるきっかけになったのは、彼女の曲「Thank You」がエミネムにサンプリングされて「Stan」という名曲が生まれたことでしょう(イギリスでは昨年末に1位)。それまでは一部の人だけに知られる地味な存在でしたが、ブリット・アウォードにノミネートされたり、急に彼女の名前を聴く機会が多くなりました。ちょうど1年前のメイシー・グレイみたいに、音楽賞授賞式シーズンに一般メディアに祭り上げられることによるバブル人気っぽさは否定できませんが。 |
No.10 New Entry (USA) : I Need You / LeAnn Rimes
リアン・ライムスの新作。って言っちゃいけませんね、これは。本人はこれのリリースを認めてません。というか知らされてさえいなかったようで、発売後に慌てて自分のウェブサイトで「未完成の音源を勝手に出されたものであり、私はいっさい製作に関与していないし、私は聴いたこともないけど、おそらくは聴く価値のないものです。」と、ファンに謝罪する公式コメントを出しています。しかし一方で「勝手にリリースした」とされるCurbレーベルは「これはリアンの最高傑作です。どんどん音楽性を広げている彼女は、今回また新たなファンを獲得するでしょう。私たちは彼女の才能とポリシーに敬意を表します」とのコメントを出しており、本人公認かどうかということには触れていません(ってことは暗に認めてる)。 最近ではスヌープがDeath Rowに残した音源をレーベルが勝手にリリースするということがありましたが(「Dead Man Walking」というアルバム)、スヌープのほうは誰がどう見ても両者は良好な関係とは言えないし、Death Rowはヤクザの会社だし、スヌープは既にそこから縁を切ってる、ということで多少は理解できるシチュエーションだったのですが、今回はレーベル側は全然争う気配を見せずに平然としてるし、リアン自身はCurbとの契約破棄を求める訴訟を起こしているものの、まだCurbの所属だし、そのCurbもカントリー系を中心に大物アーティストをたくさん抱える優良レーベルというイメージがあっただけに、今回の事件はかなり衝撃的です。 内容も10曲しか入ってなくて、「Coyote Ugly」サントラに収録されてる曲とか、既発表曲が半分近いという、いかにも寄せ集め的な作り。リアンのためにも、これは買っちゃいけないんでしょう。果たして日本盤は出るのか... |
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| (以上・しんかい kaz@meantime-jp.com) | |