Weekly Column
2001/2/10


遂にビートルズが1位から転落。イギリスでは一足早くテキサスがビートルズから1位の座を奪って、更にその後リンプ・ビズキットが1位になったりしてますが、いずれも2000年の作品が再上昇したもの。今週ジェニロペが1位になったことで、ようやく2001年が始まったという気がします。
映画の宣伝を兼ねて来日するというジェニロペ、やはり音楽と映画のそれぞれの新作を同時期にリリースするという戦略は成功でしたね。彼女は歌手としては決して一流とは言えず、単独で音楽雑誌の表紙を飾るなんてのはかなりキツいでしょうが、女優としての彼女は最近映画雑誌の表紙を次々に飾っています。ということで99年のデビュー時に比べると知名度がアップしてるのに加えて今回はタイミングの良さもあり、デビュー作の8位という順位を大きく越えることができました。
ところで今回のジャケにはちょっと不満。事前にプロモーションで使われてた、巨大UFOのようなイヤリングをつけた写真のほうがイケてたと思うんですがねえ。あと、シングル「Love Don't Cost A Thing」のジャケのは、ちゃんとジェニロペ本人なんですかね?
おお、これは意外。先週9位から大きく順位をあげて初の1位をゲットしたのはイギリスの新人女性シンガー、ダイドでした。この人は今アメリカでも注目を集めてるし、日本でも気にしてる人は気にしてる、ということで、地味なキャラながらも全世界的なヒットになってます。しかしこのアルバム、99年の発売ですから今頃になってこんなに売れるとは、本人も驚いていることでしょう。
やっぱり注目を集めるきっかけになったのは、彼女の曲「Thank You」がエミネムにサンプリングされて「Stan」という名曲が生まれたことでしょう(イギリスでは昨年末に1位)。それまでは一部の人だけに知られる地味な存在でしたが、ブリット・アウォードにノミネートされたり、急に彼女の名前を聴く機会が多くなりました。ちょうど1年前のメイシー・グレイみたいに、音楽賞授賞式シーズンに一般メディアに祭り上げられることによるバブル人気っぽさは否定できませんが。



No.31 New Entry (USA) : Goin' South / Various
うわー出た。「Monster Ballds」ほかベタベタな80sメタルコンピや、ラップの概念を覆す選曲で唸らせる「Monsters Of Rap」など、怪しげなコンピレーションで有名なRazor & Tieレーベルからの新作。これが、なぜか今、サザンロック。レイナード・スキナード、オールマン、ドゥービー、ザ・バンド、リトル・フィート、チャーリー・ダニエルズ・バンドと、これまたベタベタな選曲。まあ、安直ではあるけど、これはなかなか順当な選曲のいいコンピだと思うので、サザン・ロック入門盤としては結構いいかも。さすがRazor & Tie、単に怪しいだけじゃないです。

(以上・しんかい kaz@meantime-jp.com



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