Weekly Column
2000/12/30


うーん。やはり強い。日付の上では今世紀最後となる12/30付けチャートでも難なく1位をキープ、これは来週の「21世紀最初のチャート」でもトップは確実ですねえ。ビートルズの場合、一時的な流行モノというよりは、いつも常に少しずつ売れ続けているものなので、売り上げが落ちるペースも他の作品よりはゆっくりだと思います。年明けも当分1位独走ですか。個人的にはウザいんですが...。 日本でも売れまくりのビートルズ初の公式ベスト盤「1」。今大手輸入盤屋はどこでもセールやってるので1500円ぐらいで買えるが、日本盤定価は2800円と、ほぼ倍。この殿様的な堂々たる価格設定が、さすがはビートルズという感じです。彼らのNo.1ヒットを集めただけ、という単純明快なコンセプトで一般大衆にバリバリにアピールするだけでなく、ほんの僅かだけバージョン違いとかミックス違いとかマニアックな要素を混ぜてマニアにも買わせてしまうという戦略も流石です。



No.14 New Entry (USA) : Restless / Xzibit
ラッパー、エグジビットの3作目。こいつは今までもまったく無名だったわけじゃないけど、まともに注目され始めたのはここ1年ぐらい。何と言ってもDr.ドレの「2001」にゲスト参加したのが大きかったですね。その後もドレ関連作品に頻繁に顔を出し続けており、今回もドレがプロデュース。と、この辺の事実を押さえてるようなヒップホップ・ファンなら、気にしてた作品でしょうが、一般の音楽ファンの間にはまだあまり名前が浸透していないと見えて、事前に予想されたほどの大ヒットにはなりませんでした。それでも初登場週で20万枚は売ってるんですけどね。LLクールJとかレディオヘッドなんてのはNo.1になってますが、実は20万ちょっとしか売れてないので、今回のこのアルバムと数字の上ではほとんど差はありません。発売タイミング(時期)は重要です。内容的にはドレをうまく利用してるなあ、という感じ。自分らしさを活かすところは活かし、ドレなどの有名プロデューサー、有名ゲストをうまく使ってる気がします。

No.38 New Entry (USA) : Salival / Tool
96年の「Aenima」以来沈黙しているトゥール。フロントマンのメイナードは今年ア・パーフェクト・サークルという別バンドを立ち上げて大ヒットさせてますが、トゥール本体は沈黙したまま。しかしこのバンドはめちゃめちゃカリスマ的な人気があるようで、こういうマニア向けアイテムがこの順位に初登場。しかもこの時期の38位ですから、9万5千セットも売ってます。これは、普段なら充分トップ10入り可能な数字です。 ライヴ音源をメインとしたCDとDVDの入ったボックスセットで、ちょっとゲーム的に探し回らないとライヴ映像が見られなかったりする作りのようです。限定盤らしいのでファンの方はためらわずに今すぐ買いましょう。

No.70 New Entry (USA) : The Source Presents Hip Hop Hits Vol.4
アメリカの最有力ヒップホップ雑誌「The Source」誌編集のヒット曲コンピ。97年から毎年1枚ずつ出ていて、かなりマトモな選曲なので、各年のヒップホップシーンの表っつらの部分だけならこの一枚で割と分かります。今年はトリック・ダディ、スリー6マフィア、ビッグ・タイマーズといった南部勢もちゃんと入ってるし、ネリーなんかアルバムのオープニング。Def Jamからのリリースなのに、自社アーティスト+今年大活躍のジェイZが入ってなかったり、Sourceにエコ贔屓されている以外はどこからも評価されてないメイド・メンなんてのが相変わらず入ってたりするのは変ですが、全体的には初心者におすすめできる選曲です。
(以上・しんかい kaz@meantime-jp.com



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