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Weekly Column 2000/9/5 |
| No.9 New Entry: The Ecleftic: 2 Sides II A Book / Wyclef Jean | |
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フージーズの一員として突然大ブレイクして以来、プロデューサー、ソングライター、リミキサーとして多くのヒットを生み、ソロアーティストとしてもそこそこ成功したワイクリフ。3年ぐらい前はやたら活躍してたような気がしますが、このところちょっと寡作&不調でした。そうは言ってもサンタナの「Maria Maria」という特大ヒットを出してますが。 どうも彼は超有名曲をサンプリングに堂々と使ったり、超有名人と共演したりという「大ネタ」が好きで、今回のアルバムからの先行シングルはザ・ロックをフィーチャー。ザ・ロックはWWFの現世界チャンピオン、一番人気のレスラー。試合会場のスクリーンに、控室にいる彼の姿が映し出されただけで観客が総立ちになって雄叫びをあげるという半端じゃない人気ぶりです。大統領選のキャンペーンにも担ぎ出されていたザ・ロック、インタビューされてる途中、インタビュアーに向って他愛ない世間話を振り、インタビュアーがそれに答えようと口を開いたところで「そんなことはロック様の知ったことではない!(It Doesn't Matter〜)」と封じるのが得意技(?)。で、そのセリフをサンプリングして使ったのが「It Doesn't Matter」。前提知識がないと何が面白いんだかわからない曲ですが、まあ、たいていのアメリカ人には通じるんでしょう。もっとも、出来上った曲は全然面白いと思いませんが。 どうも私はワイクのセンスも声も歌もラップも曲も態度も顔も相当嫌いなので、このアルバムがリリース前にけっこう話題になり、「かなり売れるだろう」と囁かれていたのには陰鬱な面持ちで接していました。が、蓋を開けてみれば9位とたいしたヒットにならなかったので安心。 いちおうこのコーナーは新作を一通り公平に紹介しようとは思ってるので、けなす内容を書いたら、フォローの意味でほめる部分も必要だとは思っているのですが、いざ文章を書いてみると、どこをどうほめればいいのか、私には書きようがありません。わたしゃ本当にこいつが嫌いなんだなーと今実感しています (^^; |
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| No.25 New Entry: Young World: The Future / Lil' Zane | |
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ヨンカーズ(ニューヨーク)生まれ、アトランタ育ちという、ヒップホップ・アーティストとしてはなかなかいい環境で育った17才のリル・ゼイン。という彼のバックグラウンドを知ってれば、このバラバラなアルバムの作りもちょっと納得。今どきの南部ラップっぽい、ちょっとお祭系のユルい曲から、ナスの曲とまったく同じトラックに乗せてシリアスにライムする曲まで、あまりにも雰囲気の違う曲が寄せ集められてます。この程度のものでもそこそこのヒットになるんだから、南部ラップ・ブームは本物ですね。別に質の低いアルバムだとは思いませんが、有名な南部ラップは一通り聴き尽くして、それでもまだ聴き足りないという人だけが聴くべきものでしょう。これで南部ラップを判断してしまってはダメです。 ところで「Lil」のつくラッパーってこれで何人目でしょう。Lil' Kim、Lil Wayne、Lil Troy、Lil' Italy、Lil' Bow Wow、Lil' Mo、Lil' Keke、Lil John、Lil Louis(←これは違う)...。みんな本当に小さい(or若い)のか?リル・キムは本当に半端じゃなく小さいらしいですが。リル・トロイはかなり怪しい。 |
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| No.41 New Entry: When Incubus Attacks Vol.1 / Incubus | |
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アルバム「Make Yourself」でブレイクしたインキュバスの6曲入りEP。人気の割に大して売れなかったのは、フルアルバムではなくEPだから、というだけでしょう。今どきマキシシングルでも6曲入りなんてザラにありますから、ありがたみはあまりないですね。まあ、EPをさえも大ヒットさせたアリス・イン・チェインズみたいな例もありますが。 収録曲は「Make Yourself」に入ってた曲のアコースティック・バージョンとライヴ・バージョンがメイン。まったくの未発表曲は1曲。そもそもヘヴィなロックバンドなんだけど、アコースティックなことをやって違う雰囲気で聴かせる、というのはまさにアリチェンがやってたのと同じことですね。 しかしこのジャケ...。こないだのイヴ6も買う気を失わせてくれましたが、今回はまたキツいですねえ。この人は仮面ライダーですか? |
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| No.50 New Entry: Original Kings Of Comedy / Soundtrack | |
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参加メンバーが超豪華。セント・ルナティクス!ジュヴニール&リル・ウェイン!スティッキー・フィンガーズ!ビッグ・タイマーズ!と聞いて、「おお、豪華だ!」と納得してくれる人が日本にどれだけいるのでしょう。まず、セント・ルナティクスとは、現在アルバムチャートの1位を独走中のネリーが所属しているグループ。もともと彼はこのグループで活動していて、周りのメンバーが薦めるのでソロでやってみたらあんなに売れちゃった、という経緯があるので、これが本来の彼の姿。ジュヴニール&リル・ウェインはもはや説明不要、CA$H MONEYレーベルの稼ぎ頭であり、「南部ラップは色物」の固定概念を打砕いてくれた実力派。ビッグ・タイマーズも同じく。但しこちらは既発表曲。そしてスティッキー・フィンガーズは、元オニクスのメンバー。この数年何してたかよくわからないオニクスですが、こいつだけはグラビア系で人気があって、まともに音楽活動をしてたわけでもないのにこいつ単独の2000年カレンダーなんて代物まで世の中には存在します。ソロデビューアルバムも間もなく。 ということで、めちゃめちゃ旬で、めちゃめちゃ濃い人たちが集ってます。え、他?これだけです。あとは何故かR&Bシンガーのモニファが混じってますが、音楽はこれだけ。あとは、タイトルから想像できる通り、コメディ(漫才)が収録されてます。しかもかなり濃い目の人種ネタなので、これは日本人はおろか、アメリカに住む一般的な白人にさえ楽しみ方が分らないでしょう。しかし最初は戸惑いを感じるぐらいドギツい黒人のギャグも、慣れてくるとめっちゃ面白いです。下ネタ、人種ネタがほとんどですが、よくもまあこんなもんを一般の流通ルートで売れるよなあ、と感心させられます。「Motherfuckin'」と「Goddamn」という単語の収録数の多さチャートではかなり上位にランクされるでしょう。 CA$H MONEYの話が出たところでついでに書いておきますが、いよいよホット・ボーイズの最後の一人、タークのソロが出るようです。で、それはいいんですが、遂にCA$H MONEYにも新人が入りました。今までこのレーベルから続々とヒットが生まれてますが、実はホット・ボーイズとビッグ・タイマーズの2組6人しかアーティストがいなくて、うち一人はプロデューサーを兼任、もう一人は経営者を兼任という超少数精鋭レーベルであることがバレていました。で、ここで一気に倍増近いメンバー増強。新人たちはタークのソロでお披露目だそうです。9/12にはCA$H MONEY軍団初主演映画のサントラが発売、翌週には映画の公開ですが、こちらにはまだ新人たちは絡んでないようです。ちょっと勢いが落ちてきたような感があったCA$H MONEY軍団ですが、ここで一気に盛り返して、No Limitを越える存在になって欲しいものです。少なくとも、実力は間違いなくこっちが上ですから。 |
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| No.51 New Entry: Love Crimes / Ruff Endz | |
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男2人組、R&B系のボーカルデュオ。って言うと今やケイシー&ジョジョがその筆頭ですか。ジョデシはどうしちゃったんだよー。デヴァンテ・スウィングは何やってんだ。 デビュー曲「No More」がいきなりヒットしたんで、もうちょっと売れるかと思いましたが、まあデビュー作はこんなもんですかね。流石に歌は巧いんですが、曲がいまいちですねえ。あとは、やっぱりキャラが立ってない。最初は二流のジョデシと見なされてたドゥルー・ヒルも、シスコのキャラが立ち始めたところでガンガン売れ出したように、こいつらもしっかりしたキャラを確立させないと大ヒット&生き残りは無理でしょう。まずは「ケイシー&ジョジョの二番煎じじゃないぜ」というところを見せて欲しいですね。 |
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| No.63 New Entry: Broke / (hed)p.e. | |
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ミクスチャー系ヘヴィロックバンド。ミクスチャー系なんて今や死語ですか。KoRnとかリンプみたいにヘヴィなサウンドながらグルーヴがあって(対極はサウンドガーデンとかアリチェンの力でねじ伏せる系)、かつレッチリみたいな雑食性に富んだ音楽性、と書くとものすごく誉めてるみたいですが、まあ彼らほど質が高いかどうかは全然別の話で、単なる分かりやすい例え、ということで。 バンド名が妙ですが、p.e.ってのはPlanet Earthのことだそうです。私にとってPEといえばPublic Enemyですが。 |
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