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Weekly Column 2000/4/18 |
| No.3 New Entry: Yeeeah Baby / Big Pun | |
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オースティン・パワーズみたいなタイトルですがマーク・マイヤーズのアルバムではありません。ラティーノ系ラッパーの、セカンドにして遺作。 今年になってすぐぐらいから雑誌広告がバンバン出始めて、けっこう宣伝に力を入れているようなのでこれは大ヒットになるかな、と思っていたんですが、そんな矢先、2月に本人が亡くなってしまいました。心臓関係ですが、要は太りすぎが原因のようです。体重は200キロだったとも300キロだとも言われてますが、普通の日本人4人分ぐらいなので、心臓に負担がかかるのは当然ではあります。ラップが巧いだけでなく、非常に人なつっこいいいヤツだったらしいので、亡くなったことが本当に惜しまれています(アルバムの裏ジャケは葬儀に集った人々の様子)。 エグゼクティブ・プロデューサーは兄貴分であり、昨年テラー・スクワッド名義で出したアルバムで共演していたファット・ジョー。時期から判断して、このアルバムは遺作とは言え、トゥパックの数々の「新作」や、こないだのビギーのみたいに「発掘音源」という感じではなく、本人存命中にかなりの部分まで出来上ってたはずなんですが、面白くないんだなあ、これが。いいラッパーなんですがプロダクションにすごく左右されてしまう、スヌープにも通じる欠点があるので、制作陣が冴えないと途端につまんない作品になっちゃうんですよね、この人。 まあラスト作ということで、テラー・スクワッドも含め彼の最大のヒットになったのは救いですが、イン・シンクはともかくサンタナには勝たせてあげたかったですね。 |
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| No.18 New Entry: Dirty Harriet / Rah Digga | |
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バスタ・ライムスが中心となった軍団モノ「フリップモード・スクワッド」って覚えてます?その一員である女性ラッパーのソロデビュー作。フージーズからローリン・ヒルがソロデビューしたのとか、ラフ・ライダーズからEVEが出てきたのに比べれば地味な登場になりましたが、まあデビュー作がこの順位なら悪くない成績でしょう。 このアルバムはバスタがゲスト出演してるほか、DJプレミアやピート・ロックといった一昔前のトップ・プロデューサーがバックを固めているので、スウィズとか、近頃の、同じ音しか作れないプロデューサーに辟易してる人にはいいかも。 あ、で、たぶんこの人は本名がハリエットで、アルバムタイトルは「ダーティー・ハリー」を意識してるんだと思いますよ。たぶん。 |
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| No.26 New Entry: Can't Take Me Home / Pink | |
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「ジャケ見てアニー・レノックスかと思った」という声が妙に多いピンクのデビュー作。髪がピンクなのでピンクという非常にわかりやすいネーミングの女性R&Bシンガー。19歳。 既にシングル「There You Go」がヒットしてますが、音が典型的なシェイクスピアだし、歌の内容も最近妙に多い女→男のリヴェンジ物だし、サウンド的には全然新鮮味はなさそう。この曲だけから判断すると、一人デスチャという感じか?と思われますが、LaFaceからの発売だし、ベイビーフェイスがバックアップしてるようなので、アルバム全体はもうちょっとソフトなんでしょう。まあ、流行モノだしルックスもいいし、ということで売れてるんでしょうね。 元彼氏に当然のように呼出されたピンクが復讐を企て、元彼氏のマンションの隣の立体駐車場の屋上までバイクで乗付けて、バイクを思いっきりふかしてピンクが飛降りる!バイクはそのまま宙を舞って、元彼氏の部屋へ一直線!窓からいきなりバイクが飛込んできて爆発炎上する元彼氏の部屋!というかなり無理のある設定の「There You Go」のビデオは笑えます。別に作ってるほうは笑わせようと思ってないだろうけど。 |
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| No.81 New Entry: Blues At Sunrise / Stevie Ray Vaughan | |
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ジミヘン、トゥパックに次いで「死後も次々にアルバムが出る」人、と言っては言い過ぎでしょうが、まあそれだけ愛されてる証拠ということで。 これは今ひとつ趣旨のはっきりしないアルバムなんだけど、要は彼のスロー・ブルーズを集めたコンピレーション。で、未発表ライヴ・バージョン/アウトテイクが3曲入ってるのが目玉。10曲しか入ってないんだけど、実は1曲で15分あったりするのでボリュームは充分。 白人ブルース・ギタリストのスティーヴィー・レイ・ヴォーンは飛行機事故で他界してから早10年。ブルーズという音楽の性格上、彼が大ヒットを出したことはありませんが、この世界ではトップ・アーティストとして評価も人気も高い人でした。亡くなった後にもライヴやベスト盤が何枚も出ているように非常に根強い人気があり、今回も「未発表曲3曲」というエサだけでも充分に食ついてくるとレコード会社が踏んだのでしょう。実際、オリジナルアルバムは一通り揃えている私でも、スローブルーズ集と言われると何か欲しくなってきたりして。タイトルもいい感じ。 ってことであまりにもずっと気になってたので、HMVで1590円になっているのを発見して速攻で買ってしまいました。やっぱ渋い!かっこいい!タイトル通り朝っぱらからどっぷりとブルーズに浸るとかなりいい感じかも。まだ試してませんが。15分に渡って延々と繰広げられる曲を筆頭に、10分近い曲も何曲かありますが、全然長さを感じさせません。スローな曲を集めるというコンセプトは安直なようでいて、実際聴いてみると凄くいいコンピです。 |
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