Weekly Column
2000/3/14


●Billboard アルバム・チャート ニューエントリー全作品紹介

No.2 New Entry: Latest Greatest Straitest Hits / George Strait
カントリーのトップ・スター、ジョージ・ストレイトの95年のボックスセット以来のベスト盤。と書くと妙な書き方ですが、カントリーの人ってある程度ヒット曲がたまったらこまめにベスト盤を出す傾向にあるようで、特にこのジョージ・ストレイトは5年おきぐらいにベスト盤を出してます。その後ボックスが出て、ボックス以降のヒットを集めたのが、これ。
新曲も2曲入ってて、うち「The Best Day」はシングルチャートでもヒット中。間違いなく90年代のカントリー界を代表する人なので、カントリー入門盤としてはいいのかも。

No.3 New Entry: Life Story / Black Rob
パフ・ダディ率いるBad Boyレーベル、起死回生の一発。
ビギーが死んじゃって、ロックスがレーベルを離れ、トータルは解散し、パフィは人気が地の底に落ちて、112とフェイス・エヴァンスが辛うじて現状維持、という非常に寒い状態のBad Boyレーベル。3年前の全盛期は毎週誰かしらチャートの中にいたのに、最近はチャートで彼らの活躍を目にすることもめっきり少なくなりました。
何と言ってもパフィ自身の不振がレーベルのイメージに与えたダメージは大きく、おそらくそのせいで、最終兵器・ブラック・ロブの発売は延期されたんでしょう。もともと、パフィのセカンド・ソロ「Forever」と同じぐらいの時期の発売予定で、雑誌広告もバンバン出てたんですが、その後何故かリリース情報が立消えになり、はや半年。「パフィも、もうおしまいだね」という悪い評判をやっと聞かなくなった(別に評判が好転したわけではなく、周知の事実として誰もわざわざ口にしなくなっただけ)ところで、満を持してリリースされました。デビュー作で3位初登場は上出来でしょう。「Whoa!」という変なタイトルのシングルもヒット中。

No.8 New Entry: G / Gerald Levert
若い頃からオヤジくさくて損してる感のあったジェラルド・エヴァート、名実共にオヤジになった最近、その人気が復活してきてます。
R&Bボーカルトリオ、レヴァートの一員としてデビュー。R&B方面では当初から人気が高く、R&Bチャートで大ヒットを量産してましたが、何かもさっとした印象があってポップ方面ではまったく受け入れられず、「Casanova」が1曲ヒットしただけの、限りなく一発屋に近い存在でした。そのうちジェラルドがグループ活動と平行してソロ活動も開始しましたが、グループの作品とたいして変らない内容で、相変わらずポップチャートのほうでは苦戦。デヴィッド・フォスターのプロデュースでカントリー・ソングをカバーするという企画を持ち掛けられ、それを断ったら、代役を引受けたオール4ワンが大ヒットさせてしまったので、その後急遽おんなじような企画モノを歌った、なんていう情けない時期もありました。また、R.ケリーなんかの若手が次々にブレイクしていくのが余程羨ましかったと見えて、彼らの猿真似を始めるという実に情けない時期もありました。
が、もともとちゃんとシンガーとして実力があり、かつ、それをちゃんと評価してもらえてる人だったので、真面目にやればいい物を作ってくれる人ではあります。これは、2年ぶりのソロ4作目。

「G」と言えば、ガース・ブルックスとウォーレンGの争いなんてのがありましたね。と言うかウォーレンGが一人で騒いでただけのような気もしますが。ガース・ブルックスが自分のキャラクター・グッズとして「G」というロゴを入れた帽子とかを売ってたら、ウォーレンGが「おいおいGと言えば俺だろ」と難癖をつけた、という。たしか、お互いにマーケットが重ならないのでOKという結論で和解したんだったと思いますが、それにしてもウォーレンG、凄い自信だよなあ。「Gと言えば俺」か、普通?



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