UK Chart New Entries Mar. 2004


Title / Artist (初登場週, 最高位) UK版NOW収録曲の場合、ここにVolを記載
 UK盤
シングルの
ジャケ写
 
曲の解説というか感想というか。【曲の出来を評する点数。10点満点。完全に私の主観です。】
【ジャケ】ジャケのデザインを評価。【ジャケに対する点数。これも完全に主観。】

すべてのコメント by しんかい(kaz@meantime-jp.com


Yeah / Usher feat. Lil Jon & Ludacris (04/3/27, #1)
アメリカでも1位独走中のこの曲はUKでも大ヒット。アッシャーにとってこれで5曲目のトップ5ヒット、2曲目の1位。もはや彼の存在感は曲の出来云々という次元ではないのだろう。この曲でクランクとR&Bを融合させただの何だの言われているが、まずはクランクの何たるかをリル・ジョンのインタビュー等読んで理解してから言って欲しいものだ。【6】
【ジャケ】こりゃまたえらくつまんないジャケだな。ビデオクリップも意外と動きや脱ぎっぷりに派手さがないと思ってたけどこりゃいくらなんでもシンプルすぎないか。【5】

Your Game / Will Young (04/3/27, #3)
デビュー以来の連続トップ3入りは守ったものの、これまでの最低順位となってしまったこの曲。シンプリー・レッドそのものだねこりゃ。少し影のあるR&Bっぽい曲調、ねばっこいメロディライン。この曲を歌いきる歌唱力は素直に評価したいし、楽曲の出来もいいと思うが、本格派すぎて、彼のファンを戸惑わせるような気はする。【7】
【ジャケ】歌いまくってる雰囲気や、影のある楽曲であることも伝わってくる。なんとなくアイデア一発勝負っぽい感じもするが。【6】

She Wants To Move / N*E*R*D (04/3/27, #5) NOW57
アダム&ジ・アンツか?(←古すぎる)というトライバルなリズムがかっこいい。しかしヒットを連発しまくる人たちの宿命として、「どっかで既に使ったアイデア」が耳についてしまうのも確か。特にジャスティンの一連のヒット曲とアイデアやネタがかぶってしまってるのが何とも。もともとこの人たちのアイデアなのにね。【7】
【ジャケ】真っ赤な犬がとてもインパクトがある絵、のはずなのだが、なんとなくそれを活かしきれていない気がする。アイデアは秀逸だがどこかにミスがあった。惜しい。【8】

Try / Nelly Furtado (04/3/27, #15)
これだけ地味な曲でもヒットするとは、この人の人気も本物か。これで5曲連続のトップ20ヒット。3分を過ぎたあたりからぐんぐん盛り上がるが、そこまでの3分間が非常に抑えめで地味な曲だ。いや、いい曲なんだけど。【7】
【ジャケ】これはまた随分思い切って今までと違う路線で来たね。あまり曲との関連性は感じられない、というか切々とした曲だけに、もっとナチュラル路線が良かったんじゃないかと思うが。【5】

You And Me (Tonight) / Alistair Griffin (04/3/27, #18)
「Fame Academy」出身のアリステア君の2曲目。アイドルらしいしっとりバラードだが、ちゃんと自作曲らしい。いやしかしアイドルらしいという一言で片づけてしまうのは惜しいクオリティだ。もっと大きなヒットになって良かったよ、これは。【7】
【ジャケ】なんだこりゃ。雰囲気違いすぎますが。ストリングスとか入りまくりのバラード曲なのに、こんなギター抱えたバンドの姿ってのは。【4】

Call Off The Search / Katie Melua (04/3/27, #19)
イギリスではアルバムが売れまくりのケイティの2曲目のヒット。今回は古いディズニー音楽みたいな、木のぬくもりとロウソクの炎のような、ほんわかとあったかい雰囲気。ランディ・ニューマンが書きそうな曲だ。ちょっとロリな彼女の声もすごくよく合っている。この雰囲気を前面に出して日本でまじめにプロモすれば絶対ブレイクするって。【9 - Single of the Week】
【ジャケ】うーん、これは雰囲気が違うぞ。もっとあったかい感じを出さなきゃ。どうもこの子はジャケがダメだな。【6】



Baby I Luv U ! / Jennifer Lopez (04/3/20, #3)
なんで「This Is Me... Then」収録曲が今更こんな大きなヒットに?と思ったら仕掛け人はまたもやR.ケリー。彼の手によってまったく別の曲に変わり果てたリミックスがウリの模様。オリジナルバージョンはミディアムテンポで可愛らしい雰囲気だったがリミックスはやや暗くちょっと悲壮感が漂ったりして全然違う雰囲気だ。平凡だけどオリジナルのほうがいいなあ。【6】
【ジャケ】まあこの人は本人が登場してる限り悪いジャケを作りようがないのだが、かと言ってすごく美しいというわけでもないな。なんか構図がヘンだ。【6】

Not In Love / Enrique feat. Kelis (04/3/20, #5) NOW57
スパニッシュ・ギターっぽい音を全編に使って、久しぶりにラテンを感じさせるエンリケ。スピード感のあるアレンジがなかなか。どうもこいつはナヨいバラードばかり歌ってる印象がついてしまってるが、これはけっこうかっこいい。UKでは4曲めのトップ5ヒット。ケリスは終盤のアドリブ部分以外はあまり存在感がない。【6】
【ジャケ】顔を途中でぶった切って見せるというのは、巧くやるととてもかっこいい絵になるのが、難しいテクだと思う。この写真も微妙に着るべき位置が違う気がするのだが、全体にはシャープな感じが曲の雰囲気にもあってていいと思う。【7】

Hey Mama / Black Eyed Peas (04/3/20, #6)
今度はラテン風味のダンス・チューンで来たブラピ。これで3曲連続のトップ10ヒット。実はメロディにあまり起伏ががなく、リズムだけで聴かせてしまうところが技巧的とも言えるし、つまらんとも言える。【5】
【ジャケ】どうせポーズをとらずにはいられない人たちなんだから、今までのようにヘンにさりげなさを装ったりしないで、こうやって普通にポーズをとればいいのだ。これはオッケー。【6】

Stacy's Mom / Fountains Of Wayne (04/3/20, #11)
トップ40ヒットとしてはこれが3曲目、トップ20入りは初めてのファウンテンズ・オブ・ウェイン。アメリカではヒット済みのこの曲がアメリカ同様そこそこのヒットに。ポップ全開の曲ではあるのだが、妄想系のくねくねしたオタクっぽさに引く人は引いてしまうので今ひとつ大きなヒットは無理なのだろう。【5】
【ジャケ】あんなに頑張ってビデオ作ったのにシングルのジャケはこんなんかい。何となく妄想系ではあるが、安直な“逃げ”の香りも感じさせる。【5】

These Are The Days c/w Frontin' / Jamie Cullum (04/3/20, #12) NOW57
ジェイミー・クラムはジャズ〜ポップス系のボーカリスト。系統的にはハリー・コニックJr.とかのあたりか。「These Are〜」はどこかで聴いたことがあるような風格さえ漂う非常によくできたジャズ・ポップ。カップリングの「Frontin'」は、ファレル・ウィリアムスのあの曲のカバー。ジャジーにオシャレにアレンジされてます。日本でもCMソングとかをきっかけにブレイクの可能性あり。【8/7 - Single of the Week】
【ジャケ】うーん。これは全然買う気を起こさせないジャケだ。どういう音楽なのか伝わってこないし、ジェイミー君も単なる地味青年でジャケ買いさせるには至らない。無難すぎるが故にダメダメなパターン。【3】

Love Revolution / Phixx (04/3/20, #13)
曲名があまりにもベタだが、曲のほうも80年代エレポップそのまんまのベタベタな曲。これは何かのパロディでやってるんじゃないかと思えるぐらいの時代錯誤ぶりは往年のB級エレポップが好きな人にはたまらんだろう。【6】
【ジャケ】ごちゃごちゃすぎて何だかわからんジャケだが、これはもっと激しい音を想像しちゃうなあ。もうちょっとナルシスト的ナヨさを表現しないと80年代エレポップらしくないぞ。【5】

Clubbin' / Marques Houston (04/3/20, #15)
イマチュア〜IMx時代もイギリスではまったく売れなかったマーケスの初ヒット。R.ケリー作のこの曲があまりにもモロにR.ケリーなのがヒットした要因だろうが、これじゃあ個性も何もあったもんじゃないな。関係者もあまり素直に喜べないだろうなあ。【5】
【ジャケ】独特の色使いがちょっと目を惹く。ジャケにwritten & produced by R.Kellyとか書けばもうちょい売れたんだろうけど。【5】

Just For You / Lionel Richie (04/3/20, #20)
アメリカで全然売れなくなってしまったR&B系のベテランに暖かいのがイギリス。ライオネル・リッチーのこの曲はなんと2000年以降でも6曲目のトップ40ヒットだ。往年のパワーが全然なくて、声にハリがないのが寂しいが、ポジティブな感じのする明るいダンスポップは好感。【6】
【ジャケ】単に街中に突っ立ってるだけのポートレートなんだけど、なんとなく“素顔”っぽくて好感。大ベテランが再起を賭けた意気込みみたいなのが伝わってくる。私生活が大変そうなだけに。【7】



Toxic / Britney Spears (04/3/13, #1) NOW57
それほどいい曲か?と思うが2000年の「Oops!」以来の1位で、アメリカでも久しぶりのヒットになっている。1位は4曲目、トップ10入りは13曲目。サビの一部以外はほとんどウィスパリング・ボイスで歌うこの曲、トラックはかなり凝った作りで、完成度は確かに高い。露出度のやたら高いビデオクリップも評判の一因か。【6】
【ジャケ】あれだけ力を入れてビデオ作ってるんだからビジュアル的なことにはもっと気を遣って欲しいなあ。だめだよこんなつまんないジャケじゃ。【5】

Cha Cha Slide / DJ Casper (04/3/13, #2) NOW57
歌詞のほとんどがダンスの指導になっている変な曲。まあ、実際のところ、エアロビ用として当初はヒットしたそうで、オリジナルは96年にまで遡るらしい。。03年にアメリカで別バージョンがヒットさせたが、こっちはよりポコポコした軽いダンスチューン。この翌週には1位になってしまったが、それほど楽しい曲か?【5】
【ジャケ】ダンスに徹した曲の割にはあまり派手じゃないな。もっとバカ系というかお笑い系でよかったのに。【5】

Amazing / George Michael (04/3/13, #4)
レコード会社とのごたごたで(それだけが原因かどうかは知らないけど)この5年間、ぱっとしないシングルを2曲ヒットさせただけのジョージ・マイケル、99年以来となる16曲目のトップ5ヒットでようやくシーンに返り咲き。「Fastlove」以降の洗練されたクラブ系で、アルバムからの第1弾シングルにはちょっと地味じゃないかというぐらいの曲だが、手堅い出来。【6】
【ジャケ】単なる指輪の写真なんだが、絵的に洗練されているが故にゴージャスさこそ感じても成金趣味の下品さを感じさせないのが巧い。うまく曲の雰囲気にあわせた。【7】

Red Blooded Woman / Kylie Minogue (04/3/13, #5) NOW57
2000年以降はこれで9曲すべてのシングルがトップ10入り。今回は最近のスタイリッシュなダンス系路線ではなくミディアムテンポに落として、メロディのはっきりした歌モノ。クセのあるメロディは非常によく練られており、印象に残る。さすが。【8 - Single of the Week】
【ジャケ】ちょっと恐い。まあ、この人はビジュアル的に恐いことがよくあるよね。日本人的には。このタイトルで敢えて青を基調にして、対比させた皮膚の赤味を強調する小技は流石。【7】

Dude / Beenie Man (04/3/13, #7) NOW57
アコースティックな音使いでトロピカルな雰囲気の楽しいレゲエチューン。ビーニーマンよりゲストのミス・シングのほうが出番が多い気もするが、この5曲目のトップ20ヒットが現時点で彼のUKで最大のヒットとなった。ヒットするに値するだけのキャッチーな曲。【7】
【ジャケ】これはちょっとコンセプトを誤ったか。クラブ系の人が12インチのジャケにしそうな絵だ。あなたみたいな人はもっとベタでいいんでは。絵自体は悪くないが。【5】

I Miss You / Blink 182 (04/3/13, #8) NOW57
00年の「All The Small Things」以来となるトップ10ヒット。トップ20入りは5曲目。新機軸を打ち出したアルバムからのシングルらしく、ギターがうるさく鳴る場面はまったくなく、ストリングスが入っちゃったりなんかする。が、ブリンクらしさは決して失われておらず、しかもかなりいい曲。終盤のピアノがまた泣ける。【8】
【ジャケ】曲の雰囲気に合っていると言えば合ってはいるのだが、流石にこれは暗すぎるかな。【4】

Must Be Love / Fya feat. Smujji (04/3/13, #13) NOW57
ふゃ、と読むのか?それともエフワイエーか?ダンスホール系の10代の女の子3人組。ジャマイカ人のほかジンバブエ人とかいる模様。スムージーというのはゲストの男ボーカル。レゲエというよりはがちゃがちゃしたR&Bに近い雰囲気。ミスティークとキャラがかぶるのかな。【6】
【ジャケ】スタイリッシュなかっこよさを表現する方向に走ったが、もうちょっと若い頃のTLC的ながちゃがちゃした雰囲気を表現できたほうが良かったのでは。【6】

It's My Life c/w Bathwater / No Doubt (04/3/13, #17)
「It's My Life」は12月に20位のヒットになっていたけど、「Bathwater」(00年の『Return Of Saturn』収録曲)のリミックスをカップリングしたこのシングルで再チャートイン。リエントリーは珍しくないUKチャートだけど、このパターンはちょっと珍しいかも。【5】
【ジャケ】単なるアルバムジャケの色違い。いかにもシングル軽視のアメリカ人らしいダメダメなパターン。【1】



Mysterious Girl (Re-Issue) / Peter Andre (04/3/6, #1) NOW57
96年、最高位2位の大ヒットの再リリース。イギリスでリアリティ・ショウ系の番組に出て人気が再燃したところでBBCラジオ1のDJが仕掛け人となって再リリースさせたようで。ピーターは98年までは自力でヒットを出していたがこれが6年ぶりのヒット。あの時代らしいピースフルな空気と底抜けに明るい雰囲気がほんわかと幸せにしてくれるキャッチーなレゲエ。単なる再リリースは安直だとも言われているが、いやあいい曲だ。再発じゃなければ文句なしにSingle of the Weekだけど。【8】
【ジャケ】なんとなくヤなジャケだな。もっと爽やかにしようよ、こういう曲なんだから。【4】

Thank You / Jamelia (04/3/6, #2) NOW57
2000年のデビューの後3年のブランクを経て前曲で復活、この曲で通算3曲目のトップ5ヒット。早くも人気が安定したか。音数の少ないミディアムテンポのメロディアスな曲で、曲が非常にしっかり作ってある印象を受ける。アメリカ人には書けない曲だ。【8 - Single of the Week】
【ジャケ】一連のアルバム、シングルとシリーズ物のジャケ。曲と同様にシンプルではっきりしてるところは好感。【7】

Obvious / Westlife (04/3/6, #3)
連続No.1記録が途切れた頃から落ち目感が漂い始めたウエライ、ベスト盤を出して終わりかと思ったら頑張るね。これで16曲目のトップ5ヒット。で、またいつもの爽やかバラードなんだけど、これがまた出来がいい。ここ数年の彼らのベスト楽曲では。【7】
【ジャケ】考えてみるとこういうアイドルグループは毎回きちんとアートワークを作んなきゃいけないし、各メンバーを平等に扱わなきゃいけないし、結構デザイン大変だな。【6】

Love You Like Mad / VS (04/3/6, #7) NOW57
ブルーのサイモンが送り出す新人グループ。男女、ラッパー&シンガー混成グループで、この曲はラップ+サビは歌、という構成。ミディアムテンポの割と平凡な曲だけど、ブルー云々がなくても多少は売れていたであろうレベルの品質ではある。【6】
【ジャケ】5人がポーズをとってる姿はまあいいんだが、グループのロゴがださくないか。真ん中よりちょっと左寄りにそのロゴを入れてることをけなそうとしたが、実はこの点はセンスいいと思えてきた。【6】

Another Day / Lemar (04/3/6, #9)
フェイム・アカデミー出身のレマーの3曲目のヒットは、これまでのシングルのネオ・フィリー系なんかに近い雰囲気とは打って変わって超ストレートなバラード。歌い上げる時のちょっとハスキーな声がシールに似てる。【7】
【ジャケ】なんとなく貧相に見えて良くないジャケだ。かなりいい曲だけにジャケで損したか。【7】

If I Can't c/w Them Thangs / 50 Cent/G-Unit (04/3/6, #10)
50のソロ曲とG-ユニットの曲をカップリングで出してしまうという、いかにもイギリスらしい強引なシングル。50セントとしては4曲目のトップ10ヒット。「If I〜」はアルバム中特に目立つ曲でもないが、単独で改めて聴いてみると結構いいじゃん、というパターン。「Them Thangs」はそれをもっと地味にしたような感じかなあ。【7/6】
【ジャケ】アメリカ人にしては随分ちゃんと作ったジャケだ。しかし50はいつも同じ顔だな。【7】

This Time I Know It's For Real / Kelly Llorenna (04/3/6, #14)
90年代半ばから「Stayin' Alive」などの大ヒットを連発したN-トランスで一時ボーカルを務めたケリー・ロリーナのソロデビュー曲。ドナ・サマーの89年3位の曲をややアップテンポにしたカバー。それ以上は何も書くことがないぐらい、そのまんまな作り。【5】
【ジャケ】この、真ん中に帯のデザインはクラブ系の定番になりつつあるな。まあ単に文字だけのジャケよりずっとマシだけど。【6】


先月分
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