UK Chart New Entries Oct. 2003


Title / Artist (初登場週, 最高位)
 UK盤
シングルの
ジャケ写
 
曲の解説というか感想というか。【曲の出来を評する点数。10点満点。完全に私の主観です。】
【ジャケ】ジャケのデザインを評価。【ジャケに対する点数。これも完全に主観。】

すべてのコメント by しんかい(kaz@meantime-jp.com


Hole In The Head / Sugababes (03/10/25, #1)
シュガーベイブス3rdアルバムからの1stシングルは、彼女たちにとって3曲めのNo.1。似非ウエスタンみたいな雰囲気はベイスメント・ハックスかジャスティンか、という感じだが、適度に一般受けもしそうなキャッチーな曲でありつつ、彼女たちらしく抑え気味で終始一貫クールさを崩さない。面白みには欠けるが、非の打ち所のないポップソングだ。【7】
【ジャケ】アルバムジャケと似たデザインだが、この妙に爽やかな背景の色使いは何だろう。なんとなく変。狙ってるのか?【5】

Turn Me On / Kevin Lyttle (03/10/25, #2)
このところUKでヒットするレゲエはアメリカで先にヒットした曲ばっかりだったので、こういうパターンは久しぶり。イギリスのクラブ初ヒットではありがちな“夏に流行った曲を、じらした末にようやくシングル発売した”というパターンで、初チャートインにして大きなヒットとなった。ラヴァーズ系の甘いボーカルが非常に心地よく、R&Bっぽさもある曲調はこのヒットも納得。【8】
【ジャケ】うーん。何となく微笑ましくはあるが。何のコメントも出てこないな。【5】

P.I.M.P. / 50 Cent (03/10/25, #5)
イギリスでも堅調、これで3曲連続のトップ10ヒットとなる50セント。南国っぽさのある音作りはイギリス人好みだろう。50セントがピンプ・キャラだとは思えないだけに、リミックスでスヌープの助けを借りたのは好感。今はすっかり聴き飽きちゃってるけど、10年後とかにもそこそこ聴ける曲ではあるだろう。【6】
【ジャケ】なんかもう今年は50セントの姿をあちこちで見過ぎたせいか、どの写真を見ても同じに見えるなあ。実際、映像だとそうでもないのに写真ではいつも同じ顔してるんだよね。【5】

Maybe / Emma (03/10/25, #6)
いやーエマが生き残るとはねえ。前曲に続く、通算4曲目のトップ10ヒット。60sテイストを打ち出した前作の路線をぐっと推し進め、スピード感のある展開、ホーンセクションなどを豪華に配したゴージャスな音作り、ちょっとレトロで洗練された雰囲気、といった“狙い”がすべてプラス方向に活きた。これは、見事。よくできました。【9 - Single of the Week】
【ジャケ】デザイン自体もいいと思うが、曲のもつ雰囲気をきちんと表現できているところが素晴らしい。【9】

Mixed Up World / Sophie Ellis-Bextor (03/10/25, #7)
いつものこの人の路線に比べるとちょっとベタすぎる気はするが、これはわざとやってんのかな。イントロなんかモロに70年代末ディスコ時代〜80年代前半ニューウェーヴの音だし、中盤ではナイル・ロジャース(シック時代の)みたいなギターまで登場。【7】
【ジャケ】非常にシンプルな素材で、色も原色系ばかり使ってるんだけど下品になっていない。低予算でしっかりしたジャケを作るお手本のようなセンスのいいジャケだ。【8】

Bad Day / R.E.M. (03/10/25, #8)
R.E.M.のベスト盤からの新曲、通算18曲目のトップ20ヒット。昔からずっと書きかけのままになっていた曲が最近ようやく完成して日の目を見たんだとかで、確かにべらんめえ調でたたみかけるように歌うところが80年代末の「It's The End Of The World As We Know It」あたりに通じる雰囲気だ。と思ってたら、こっちの曲のほうが生まれは早く、この曲のアイデアを基に作ったのが「It's The End〜」なんだそうで。個人的には彼らの歴代ベストシングルのひとつ。彼らがUKのバンドならSingle of the Weekにしてあげたんだけど。【9】
【ジャケ】観たことないけどきっとビデオクリップの映像を流用してるんでしょう。そうじゃなくてわざわざジャケのためにこんなコスプレの撮影をしたんなら凄いが。【6】

Oh L'amour (Remix) / Erasure (03/10/25, #13)
しばらくチャートから遠ざかっていたイレイジャーがいきなり復活、これで今年3曲目のトップ20ヒット。新装ベスト盤からの新曲。ちょっとUKチャートを知ってる人は87年のダラーのヒット曲(7位)のカバーだと言うだろうけど、その更にオリジナルはイレイジャーなのでした(86年85位)。というわけで17年を経てセルフ・リメイクされたこの曲。情感のこもり方はさすがアンディ・ベル。とてもポジティブなエネルギーに満ちた、凄い曲だ。【7】
【ジャケ】ベスト盤のジャケにも登場する白鳥(あひる?)が登場。ポップなデザインといい原色基調の明るいデザインといい、いかにもゲイっぽいが、まあ実際そうなんだからしょうがないか。【6】

World Filled With Love / Craig David (03/10/25, #15)
セカンドアルバムから実に5曲目のシングルカット。しかしこれでデビュー以来続いていた連続トップ10ヒット記録が8で途切れてしまった。アコースティックで美しい、ミディアムテンポの爽やかな曲で、普通に評価すればトップ10入りぐらいしてもおかしくない楽曲ではあるのだが、流石にアルバムが出てから時間が経ちすぎたか。【7】
【ジャケ】うわーこれは。隙のなさすぎるジャケだ。ただ椅子に座ってるだけなんだけど、茶色基調の色づかい、コーディネートの美しさといい、非の打ち所なし。【10】

Right Thurr / Chingy (03/10/25, #17)
アメリカでは超大ヒット済みのこの曲は、しかし、日本では“何がいいのかさっぱりわからん”と言う人が多い。イギリスでもこの手の南系の曲はアメリカでどんなに売れようが20位前後が定位置(リュダクリスとか)。それなりにキャッチーな曲ではあるが、わざわざ輸入するんならこれよりマシなものがいくらでも国内にあるだろう。【5】
【ジャケ】アルバムとあまり区別のつかないジャケ。まあそれでもちゃんとシングル用のジャケを用意しただけ偉いか。名前のロゴの雰囲気とかとあわせて、割といい感じに収まってて、ありきたりな割には好感。【7】

Just A Little More Love / David Guetta (03/10/25, #19)
イビザ系のクラブ・ヒット。そのスジは名の知られた人らしいがトップ20入りは初めてとなる。クラブ系にしてはメロディのはっきりした歌がけっこう前面に出ており、比較的普通のポップスとしても聴ける。【6】
【ジャケ】まあこの手の人たちはいつもこうだからしょうがないんだけど。字だけのジャケとかつまんないと思わないのかなあ。本人たちが登場したりするのはイケてないと思われちゃうのかなあ。【2】


Baby Boy / Beyonce feat. Sean Paul (03/10/18, #2)
前曲の1位に続いて大ヒット、ビヨンセの2ndシングル。アメリカでも大ヒットしたけど、これっていい曲なのかなあ。ちょうどショーン・ポールとビヨンセの“旬”の2人がやってるからとりあえず便利な曲としてラジオで重宝されただけじゃないのかなあ。【6】
【ジャケ】アルバムの中ジャケを撮った時に一緒に撮り貯めたプロも写真の流用。全然この曲の雰囲気にあってない爽やかキラキラ系なのが何とも言えずアメリカ人の無頓着さを表している。絵自体は美しいけど。【6】

12:51 / The Strokes (03/10/18, #7)
実はこれが初のトップ10入りとなるストロークス。キーボードが全面に出てるあたりは新機軸だけど、まあ楽曲自体は今までと同じかな。彼らに何を期待するか、人によって受け止め方の違う曲でしょう。【6】
【ジャケ】アルバムジャケにしろ、ビデオクリップにしろ、グラフィカルなイメージが今回のビジュアル的なコンセプトなのかな。80年代ニューウェーブに通じる楽曲の雰囲気にも合っててなかなか。【6】

Carnival Girl / Texas feat. Kardinal Offishall (03/10/18, #9)
大ヒットしたベスト盤以来、3年近くも沈黙していたテキサスの久々の新曲は相変わらずシャーリーンのちょっと物憂げなボーカルのソフトな曲。そこにダンスホールDJ、カーディナル・オフィシャルが絡んで味付け。うるさくならない程度のカラミは巧い。リゾート気分の夏にリリースしたほうが売れたかも。【7】
【ジャケ】うーん。よくわからないジャケだ。このジャケで何を表現したいんだろう。白黒の地にクッキリと赤のバツ、という強烈なデザインはハードコアとかパンクの人がやるべきだと思うが。【5】

Say Cheese (Smile Please) / Fast Food Rockers (03/10/18, #10)
普通は誰もが一発屋だと思った連中の2曲目。いやーしかし分かりやすいね。結局狙ってるのは今は無きステップスの座でしょう。ややダサめのユーロ・ダンス系ビートにアバっぽいコーラスで、けっこういい曲だったりして。【7】
【ジャケ】華やかな色づかいでポップな感じはよく表現できているのだが、ちょっと背景の青が目立ちすぎてるというか、本人たちをもうちょっと前に出してもよかったのでは。ひとり可愛い子がいるんだし。【7】

Good Boys / Blondie (03/10/18, #12)
うう、まだやるかブロンディ。しかもここまで遠慮なく。99年の復活シングル「Maria」は貫禄で押し切れるところもあったけど、今回はディスコ・ポップだからなあ。ルックス(だけ)がウリの若い女の子が歌うべきだよなあ。とっくに現役時代を終えているバンドにしては充分すぎるぐらいの品質の曲なのだが。【7】
【ジャケ】アルバムに連動してるとは言えつまんないジャケだ。臆面もなくここまでやってしまってる曲なので本人たちはちょっと姿を見せられなかったという事情ならかわいげがあるので許す。【5】

Attitude c/w Golden Gun / Suede (03/10/18, #14)
「Attitude」はベスト盤からの新曲。しかし彼ららしいメロディの冴えがなく、なんだかモタついてどんくさい曲だ。とってもいいバンドだったのに、こういう終わり方は残念だなあ。「Golden Gun」はベスト盤にも入ってない新曲。【5】
【ジャケ】"Attitude"を表現したジャケ。直球勝負ではあるが、右の女の子が本当に小憎たらしいのに対し左の子はキレイだったりする小技はさすが。【7】

Maria (I Like It Loud) / Scooter Vs. Acardipane & Rules (03/10/18, #16)
スクーター7曲目のトップ20ヒット。疑似ライヴ仕立てのスタジアム・テクノ、って表現するとKLFみたいだけど、いつもの押しの一手ではなく、思い切って音を削ってみたサビの部分とかはちょっと新鮮。しかもどこまで本気なのかよくわからない微妙な間抜けさは初期のプロディジーに通じるところも。本人たちもそれを分かってて確信犯でやってるんなら素直に評価してあげたい。【8 - Single of the Week】
【ジャケ】この右側の黒人がアカーディペインとかいう人なんでしょうか。濃いジャケだなあ。もうちょっとスタジアム・テクノっぽさが表現できたほうが良かったのに。【6】

She Drove Me To Daytime Television / Funeral For A Friend (03/10/18, #20)
前曲に続いて連続トップ20入り。こういう、Kerrang!に取り上げられるようなややハードロック寄りのロックバンドがトップ20シングルを出すこと自体珍しいのに、連続ヒットは見事。シングルとして聴くにはもうちょっと起伏のあるメロディが欲しいが、疾走感のあるライヴ向きの曲。【7】
【ジャケ】意味は不明だがインパクトのあるジャケ。文字を入れないところにもデザインへのこだわりが伺えるが、もうちょっと中身と連動してればねえ...【7】


Sundown / S Club 8 (03/10/11, #4)
Sクラブ・ジュニアズとして登場した彼らがSクラブ8と改称してからの2曲目で、通算6曲連続のトップ10入り。相変わらずディスコ時代っぽい、ちょっと古くさいダンス・ポップで、特にサビのフレーズなんかはビージーズ全盛期みたいな雰囲気だ。良くできた曲だとは思うが。【7】
【ジャケ】アイドル王道ジャケ。他に何の感想も出てこないジャケだ。【5】

Re-Offender / Travis (03/10/11, #7)
大絶賛され、大ヒットした前々作、ぱっとしなかった前作。さあ今回のアルバムはどうだろう、という期待を一気に冷めさせる曲というか。全然出来の悪い曲ってわけではないのだが、あまりにも使い回しっぽいというのか。ヒットの方程式をそのまま見せつけられた気分。【5】
【ジャケ】これは割れたガラス?曲の内容に連動しているとは解釈できるが。【6】

Under The Thumb / Amy Studt (03/10/11, #10)
ちょっとレゲエっぽい軽い導入部から、ベタベタに厚塗りなサビまで、かなりしっかり作られたポップス。いいじゃんこれ。エイミー・スタッドの前曲に続く2曲目のトップ10入りで、曲は元アリーシャズ・アティックのカレン・プールとの共作だそう。【8 - Single of the Week】
【ジャケ】おとなしくまとまってしまっている感はあるが、全体的な構図も、上品で控えめな色づかいも好感。美しいジャケ。【9】

Where The Hood At / DMX (03/10/11, #16)
90年代末ぐらいによく聴いたアゲアゲ系のトラック。なんか久しぶりにこんな曲聴いたよ。はっきり言って昔の焼き直し以外の何者でもないけど、実はこれがみんながDMXに期待してる路線なわけで。今までまったくUKではヒットを出せなかった彼は、今年になってようやく「X Gon' Give It To Ya」が初トップ20入りして、これで連続ヒット。【7】
【ジャケ】絵的にはかなりかっこいい、いいジャケだと思う。もうちょっと曲調にあわせてくれると良かったが。【8】

Let The Sunshine In / Mile & Sugar (03/10/11, #18)
イビザ系の人々の間ではこの夏のテーマ曲的に流行ったというこの曲。やや季節はずれのヒット。曲自体は、70年代にフィフス・ディメンジョンが大ヒットさせたもの。サビのところは少しラテンっぽく音が厚くなるが、全体的には原曲を素直にクラブっぽくしたもの。【6】
【ジャケ】ここのレーベルのいつものデザイン。毎度同じデザインに点数つけるのもどうかと思うが、まあそのときの気分ということで。【3】



I Believe In A Thing Called Love / The Darkness (03/10/4, #2)
ザ・ダークネスの2曲目のチャートインで、初の本格的なヒット。もっとも既にアルバムはNo.1独走の大ヒット中。イギリス人というのは基本的に面白いものにはすぐに飛びつく人たちで、お笑いなのかマジなのかの微妙さ加減が絶妙なこのバンドが大ブレイクするのは実にイギリスらしい。AC/DCをポップにしたような非常にキャッチーな曲に、ジャスティン・ホーキンスのファルセットが炸裂する微妙なボーカル、という彼ららしさが非常にうまく発揮された曲。【9 - Single of the Week】
【ジャケ】まぁまぁいい線行っているが、やっぱり今最高潮のバンドだけにもうちょっと工夫が欲しかった。まあこの微妙なB級感が彼ららしいのだろうが。【7】

Rubberneckin' (Remix) / Elvis Presley (03/10/4, #5)
昨年の「A Little Less Conversation」が大ヒットしたので(特にイギリスではNo.1になってる)二番煎じをやりたくなるのは分かるけど。なんか出てきた曲の雰囲気まで二番煎じっぽいので全然インパクトがなかったというか。まあイギリス人はこういうリミックスとか好きだから、勝手にやっててもらいましょう。【5】
【ジャケ】故人(しかも超有名人)の写真をイジるのって、色々批判する人間もいるだろうし、けっこう勇気のいることだとは思う。そういう意味ではこの目隠しデザインは思い切ってるとは思う。意図はよくわかんないけど。【6】

Going Under / Evanescence (03/10/4, #8)
いかにも「Bring Me To Life」だけが売れ線の曲、みたいな言われっぷりだったエヴァネッセンスだけど、この曲も充分スタジアムロックじゃん。聴き慣れるに従ってむしろこっちのほうがいい曲に思えてきたりして。【7】
【ジャケ】なんか君たちはいつも同じような写真だねえ。【5】

Innocent Eyes / Delta Goodrem (03/10/4, #9)
演歌のようなカントリー調バラードでデビューしたデルタ・グッドレムはこれで3曲連続のトップ10入り。情感のこもったミディアムテンポの曲だが全体にマイナー調で、まあよくこんな曲がヒットしたね、という感じ。別に悪い曲というほどではないがシングル向きではない。【5】
【ジャケ】美人の特権系ジャケ。このジャケでこのタイトルだと、もうちょっと柔らかい感じの曲を期待しちゃうよな。【7】

Summer Jam / UD Project (03/10/4, #14)
UKのクラブ・シーンでは3年前からヒットしていたというこの曲、ようやくメジャーヒット。なんとも微妙な季節感だけど。ただ、クラブ・アンセムと呼ぶには妙にボーカル(クレイグ・デイヴィッドが力を抜いて歌ってるような感じ)が前面に出てるし、なんとなく不思議な雰囲気。【6】
【ジャケ】クラブ系にしては珍しくちゃんとしたジャケだが、あまりこの写真のイメージと曲調が結びつかないなあ。【5】

Frantic / Metallica (03/10/4, #16)
彼らぐらいの大物になると、もうどんなタイプの曲をシングルにしようとある程度はヒットしてしまうのだという実例。13曲目のトップ20ヒット。【6】
【ジャケ】「St.Anger」シングルに続いていかにもSt.Angerっぽいジャケ。というか同じ絵やんけ。色と構図を変えただけで使い回すってのはちょっと手を抜きすぎだなあ。【3】

Widerness / Jurgen Vries feat. Shena (03/10/4, #20)
ジュールゲン・ヴリーズというのは今年春にシャルロット・チャーチをフィーチャーした「Opera Song」をヒットさせた人。これが3曲目のトップ20ヒット。トランス系で、途中曲が終わったのかと思わされるぐらい思いっきり静かになったりする。5】
【ジャケ】この人がシェナなんだろうか。なんか劇画調のマンガみたいな顔の人だな。Jurgen Vriesの名前の字体なんかも、どこまでマジメなのかよくわからない、ちょっとシュールな雰囲気。【6】


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