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Oye Mi Canto - N.O.R.E. feat.Daddy Yankee, Nina Sky, Gem Star & Big Mato |
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読めない人も少なく無いと思うのでまずは。アーティスト名は「N.O.R.E.」と書いて「ノリ」と読む。「ノレ」ではないので注意。ビルボードのトップ
40 的には 98年の「Super Thug」(改名前のノリエガ名義)、2002年の「Nothin'」に続きメインでは
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回目の登場となるノリさん。聴いてるだけで心拍数が上がりそうな「わっ!、わっ!、わっ!、わっ!」の掛け声でお馴染みの前者に対し、東洋音シンセがクセになる脱力系プロダクションの後者、曲調は真逆とはいえヒットした前
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作はどちらもネプチューンズ制作だった。そのせいかきちんとノリを聴いて無い人には(自分もきちんと聴いてない)相当アクの強いラッパーというイメージしかないと思う。そしてそれを裏切らないのが我らがノリさん。
今全米で人気沸騰中のレゲトンというスタイルで放たれた超ハイパーな「Oye Mi Canto」(Hear My Voice の意味)で見事チャートカムバック。まずレゲトンというジャンルだが、元々プエルトリコを中心に盛り上がってたダンスホールレゲエのようなトラックにスペイン語ラップを乗せたラテン系のヒップホップみたいなもんで、これが勢いに乗って全米にも上陸しているという状況である。全米でのレゲトン人気はこの曲で決定付けられた感があるが、この曲にフィーチャーされてるレゲトン界の大物ダディ・ヤンキーの存在も忘れてはならない。「売ったらガソリン屋?ダメばい、ガソリーナ!ここで買ったらガソリン屋?ダメばい、ガソリーナ!」のサビが激キャッチーな「Gasolina」が 時を同じくして HOT100 にチャートイン。ますますニッチになっていく Billboard チャートにこの秋また一輪の花が咲いたと言えよう。 話を「Oye Mi Canto」に戻そう。こんだけフィーチャーされてる人が多いと誰が誰だかわからないので、PV を見てもらいながら紹介していくことにする。まず最初に出てきてメンバー紹介してる人が主役ノリ(一番最初に出てきてラップする赤のTシャツに青のショートパンツはいてる人)。次に出てくる白いシャツでサングラスかけてる細いのがジェム・スター、3 番手に出てくる声が高いのが御大ダディ・ヤンキー、最後 DJ ブース内でマイク片手にひたすら暑苦しいく叫んでる太っちょがビッグ・マト。コーラスやってる綺麗なお姐さん二人組は先日「Move Ya Body」を大ヒットさせたニーナ・スカイ。わかったかな? そもそもなんでノリがこういったメンツとこういう曲を?と思うかもしれないが、彼自身プエルトリカンとブラックのハーフなんである。本名はヴィクター・サンチャゴなんてモロスペイン語圏な名前だし、芸名である「ノリエガ」は彼が尊敬するパナマの元国防軍司令官の名前から付けたものだ。今回のヒットが過去最大のポップヒットになりそうな彼、いつの間にかデフ・ジャムからジェイZがいるロッカフェラへ移っていた。トミー・ボーイ→デフ・ジャム→ロッカフェラと所属を転々とする彼、時代に対する嗅覚といい変わり身の早さといい、顔に似合わず意外と器用な男なのかもしれない。 |
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(はまべ) |
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マイアミのサグ番長トリック・ダディ。「サグって犯罪者の意味じゃなく世間のルールに黙って従うような奴じゃないってことさ」とは言うもののそれってほとんど犯罪者なんじゃ。
前々作『THUGS ARE US』からはシングル「I'm A Thug」がヒットしたものの、前作『THUG HOLIDAY』リリース時にその勢いを持ち込むことが出来ず目立ったヒットも出なかった。しかし今までのマイアミ人脈にこだわらず、アトランタ勢を大量に迎えてのバラエティ豊かな内容だった。思ったほど売れなかったのは彼の自業自得というか銃の不法所持などで逮捕が相次ぎ、プロモーションが思ったほどできなかったため。 ここ数年のサウス勢台頭は周到なマーケティング、特に積極的なプロモーションによる部分が大きい。いってみれば人脈や様式に縛られた東西陣営に比べ、手付かずのサウス勢は自由に細工ができる。アイドルっぽいルックスやロックっぽいインパクトがあればCHR局へのクロスオーバーも可能だ。しかしさすがに拘留中だとMTVにもラジオにも出演できず、プロモーションは自粛気味となってしまう。『THUG HOLIDAY』の評価は極めて高く、このまま消えていくにはトリック・ダディはあまりにも惜しい逸材だった。 しかし神は例えサグでも見放さない。トリック・ダディに与えられたチャンスは、今をときめくリル・ジョンとのコラボレーション。元々サントラ『Drumline』に収録されていたマーチング・バンド風の「Let's Go」を大胆にリメイク。オジー・オズボーンの「Crazy Train」をサンプリングしてリル・ジョンの奇声とトゥイスタの早口ラップを取り入れ強烈なチューンに仕上がった「Let's Go (2004)」は、R&B/CHR共にチャートを急上昇。その勢いでアルバム『THUG MATRIMONY : MARRIED TO THE STREETS』(邦題:サグの結婚)も初登場2位に踊り出た。 同時期にチャートインしたボウリング・フォー・スープも歌っているように、オジー・オズボーンは単なるボケ気味タレントではなく、ロック史上に名を残すブラック・サバスのヴォーカリストだった。その後オジーの代わりにロニー・ジェイムズ・ディオをヴォーカルに迎えたサバスがクラシック・メタル路線をひた走る一方、オジーは若手ミュージシャンを続々と発掘してソロ活動を成功させていった。その第一弾がギターにランディ・ローズを迎えたアルバム『BLIZZARD OF OZZ』であり、アルバムの代表曲が「Crazy Train」である。ちなみにこの曲をパット・ブーンがラウンジ風にカバーしてるのがMTV「オズボーンズ」の主題歌。 単調だが音圧のあるサバスのリフはヒップ・ホップのネタとしてよく用いられる。が、ある意味産業ロック化したオジーのソロ時代をサンプリングするのは珍しい。トリック・ダディ曰く「オジーは大好きさ。奴もサグだしな。」その解釈はそんなに間違ってないが、このヒットには天国のランディ・ローズもきっとびっくりだ。 |
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(松本) |
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アルバムからの先行曲はコミカル系でおちゃらけ、さらに誰かをコキ下ろして前評判を狙う、という御馴染みの手を今回も踏襲したエミネム。前作『The
Eminem Show』のリード「Without Me」ではモービーをはじめ、インシンクのクリス、チェイニー副大統領夫妻らを血祭りに上げた挙句、MVではビン・ラディンのコスプレしたりと、もう行くとこまで行ってしまった感のあるエミネムの今回の標的はマイケル・ジャクソン。全世界待望の新作『Encore』からのリード曲「Just
Lose It」では、今や窮地のキング・オブ・ポップスを完膚なきまでに叩きのめす!
「Billy Jean」の赤ラメ衣装に光る床、頭カチカチ山事件('84ペプシCM事故パロディ)、着脱鼻を必死で手さぐり探すマイケル、そしてベッドで飛び跳ねる子供たち…。他にもマドンナやハマーの物真似なんかしちゃうし、パリス・ヒルトンやドレー(またか・笑)も登場、話題には事欠かない見所満載のMVだ。 しかしこのMV、「ワンナイ」見て爆笑してるような人らには信じられないくらいの大顰蹙を買うことに。まずは当然マイケル自身が大激怒。BETではMVの放送を自粛。マイケルのファンも当然激怒。タイムズ・クスエアに集結してこの曲のMV放送中止を求めるデモを起こしたというニュースも伝えられた。しまいにゃスティービー・ワンダーからもお叱りを受ける始末。自伝映画『8 Mile』および、マジソング「Lose Yourself」は今まで以上に多くのベテランからも高い評価を受け、ラッパーとして「別格」の道を歩み始めたばかりだっただけに、今回の失態は意外に大きな痛手かもしれない。おそらく本人としては、いつも通り新作発売を前にした挨拶代わりの「ギャグ」のつもりだったんだろうけど、一転して"問題曲"になってしまった。芸人にとってスベる事は死を意味する。芸人肌の彼も陰ながら相当ヘコんでいるに違いない。 新鮮味はないとはいえ、ドレーのトラックに一片のぬかりも無く、エミネムが独特のフロウに乗せて自在に紡ぎ出すライムにはケチのつけようもない。しかし、彼ほど普遍的な存在になってしまうと、一歩先に進むということがどれだけ難しいことか。質は高いながらも「ワンパタ」の呪縛から抜け出せてない気がするのは私だけではないと思うが、これだけのプロダクションをもってして、あとはユーモアセンスを向ける方向を間違えなければ新境地開拓もそれほど先の話ではない。 …などと私のような者が心配するまでもなく、大統領選前に(意図的)リークされた「Mosh」と、(ギャグが)スベッたながらも十分な宣伝役を果たした「Just Lose It」も手伝って『Encore』は当たり前のようにバカ売れしてるわけで。新カット「Like Toy Soldiers」は大ネタ使いにして、やっぱりダウナーなシリアス路線でリリシストとしての側面をさらに大きく打ち出す、という計画通りの流れ。ここからが策士エミネムの本領発揮といったところだろう。 |
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(サカキ) |
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2パックや50セントのようなカリスマ的な人気があるわけでもなく,ポップ・ヒットを連発しているわけでもない。ポップ・リスナーにはあまり縁の無いアーティストだろう。しかし南部には数多く熱烈なファンが存在している。それを証明するかのように
"Nolia Clap" はアトランタのラジオ局 Hot 107.9
(WHTA-FM) で 「Slow Motion」に続き2曲連続の首位獲得。南部のヒップ・ホップしか聴かないようなコアなリスナーが支持しているインターネット・ラジオ
Dirty South Radio でも 首位を獲得している。 先日,Cash Money 時代のヒット曲を集めたベスト盤がリリースされた。「Back That Azz Up」と「Slow Motion」はバージョン違い(トラックは同じ)で2曲ずつ収録されているため水増し感はあるが,南部リスナーにはお馴染みのヒット曲が並んでいてシングルが確実にチャートの上位に送り込まれていることを確認できる。ジュヴナイルにはリュダクリス,T.I. あたりと同じく時代のニーズを嗅ぎ分けるセンスが備わっているのだろう。 「Nolia Clap」(と収録アルバム『The Beginning Of The End』)は
Rap-A-Lot
からのリリースでアーティスト名義はジュヴナイル,
ワッコ &
スキップとなっている。ワッコとスキップを売り出そうとする戦略だろうが,個人的にはこの戦略はちょっとどうかと思う。ジュヴナイルの単独名義の方が売り上げも若干上乗せになるような気がするしワッコとスキップが今後アルバムをリリースしてもこのアルバムを買ったリスナーの多くを取り込めるとも思えないからだ。G-ユニットのアルバムを聴いたときに感じたロイド・バンクスやヤング・バックのような存在感を2人が発揮できているとは言い難い。結果的に
Cash Money の後ろ盾がなくても十分にやっていける 「Nolia Clap」のプロデューサー・クレジットは XL, スライスTとジュヴナイル自身の3名。オリジナル・バージョンは XLとジュヴナイル,リミックス・バージョンは Slice T とジュヴナイルなので。ラジオ局ではどちらのバージョンもプレイされているということか。両バージョンの違いはほとんど判別できないくらい大して違いがないのでどちらがプレイされても問題ないんだけど。 |
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(いのっぴー) |
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前作『NELLYVILLE』からは2曲のNo.1ヒットを生み、昨年実質自分名義の「Shake
Ya Talefeather」がNo.1となり、今回の大成功は約束されたも同然だったネリー。しかし二枚同時発売のアルバム『SUIT』『SWEAT』は初登場で1-2位を独占したものの、思ったほど売れていない。原因は明らかでリードトラックが力不足だからだ。
70年代のソウル風味を取り込んだジャヒームとの共演「My Place」、おなじみネプチューンズの「Flap Your Wings」とも評判は上々だったが、狙いすぎたトラックのためか大ヒットには至ってない。おまけにダメ押しとなるはずだったアギレラとのデュエットでカーティス「Superfly」使いの「Tilt Ya Head Up」までが撃沈(さすがにUKではヒット)となってはもはや打つ手なしかと思われた。 しかしさすがに二枚もレコーディングしてれば持ち駒はあるようで、起死回生のサプライズがカントリーの大スター、ティム・マグロウを迎えたスロウ・チューンの「Over And Over」。 今では単なる説教親父と化したティムマグだが、かつての彼は文字通り「Indian Outlaw」だった。ダンス・ミックスまで存在したこのデビュー曲は、カントリーがほとんどチャートに入らない集計環境でTOP20入りしたくらいだから。だから彼がネリーのアルバムに参加したと聞いてもそれほどの驚きはない。それでも市場へのインパクトは十分だったようで、面白がったCHR局がこの曲をこぞってかけた結果、オンエア開始からわずか4週でCHR/POPのNo.1まで登りつめた。カントリー・アーティストによるメインストリームのNo.1ヒットは初めてのこと。さらにこの曲はCHR/RHYTHMICでも上昇中。こうなるとR&B系チャートに入ったこと自体が珍事となる。 夫婦荒稼ぎ、いや共稼ぎしているマグロウ夫妻だが、カントリー市場では夫の人気が高いもののその他のフィールド、特にアメリカ以外では妻フェイス・ヒルしか知らない人が多いだろう。こないだ日本に来たときもプロモーション活動に忙しい妻の傍ら、夫は音楽メディアの取材もほとんど受けずディズニーランドで子供のお守り役だった。ある意味戦略的な役割分担にも思えるが、フェイス・ヒルのセレブ需要も一段落しティムがメインストリートのヒットを出したことで、今後は二人のバランスに微妙な変化が生じてくるかもしれない。 |
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(松本) |
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ブルース・スプリングスティーン、マドンナ ニルヴァーナが出てくるもっと前 U2にブロンディ MTVにはまだ"音楽"が流れてた 日常にウンザリしているデビー。公認会計士の妻として、抗鬱剤を一日一錠の毎日。彼女の夢は遠い彼方に消えてしまった。女優になるハズだったのに。ホワイトスネイクのMVの車の上で腰を振るハズだったのに。自家用車の黄色いSUVはもはや敵だ。 ワム!の曲では踊り狂ったけど、リンプじゃノレない。 ヴァン・ヘイレンで歌ってる知らない男は誰? モトリー・クルーはいつからクラシックになった? BFSのメンバーが隣の奥さんの気を引こうとして、ロバート・パーマー「Addicted To Love」やジョージ・マイケル「Faith」、ホワイトスネイク「Here I Go Again」などのMVをパロって演じるというMVも話題となって、若いメロコア・ファンだけでなく、「リメンバー80s」な所謂MTV世代からも大きな支持を得ているこの曲。若い世代の感想が「聴くと元気になる!」「ノリが最高」「MVがなんか面白い」というのに対し、後者の感想には「泣ける」「歌詞が切ない」といった、完全に逆の、ノスタルジック・モードに入ったものが多い。 最近の流行音楽はサッパリという人たちが、この曲を引き合いに出して「結婚式のBGMは『セント・エルモズ・ファイア』から取ったんですよー」「でもヴァン・ヘイレンならサミー・ヘイガーのがいいかも」みたいなやり取りを繰り広げてるのを最近は色んなサイトで目にする。従来なら、「でもやっぱ最近の音楽はダメだ」という結論で終わってたこの手の会話を、「最近も面白いヤツらいるなぁ」と一歩前に進ませたのは大きいかも。お店での評判はいかがですか?奥村さん? 実はグラミーにノミネートされたこともあったりするテキサス出身の4人組メロコアバンドBFS。見るからに「アメリカ!」って感じのヴォリュームある彼らのメジャー3rd『A Hangover You Don't Deserve』からのカットで、彼らとは長年の付き合いであり、ニュー・ファウンド・グローリーやアメファイ、最近ではアヴリルや織田裕二との仕事で日本でも既に御馴染みのブッチ・ウォーカーがプロデュースしているということでも話題のこの曲、意外と知らない人も多いようだが、日本でも人気のパワーポップ・バンド、SR-71の同名曲カヴァーである。この曲みたいな80年代万歳路線がお好みの方には、BFSよりもSR-71の『Here We Go Again』の方をオススメ(「1985」のほかに「Axl Rose」なんて曲も)。 1985年といえば、「Live Aid」DVD発売も最近盛り上がってようで。 ちなみに私は生まれたばっかです。 |
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(サカキ) |
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ぼそぼそ声のラップといいそれなりにカッコ良いけど頼りなさげなルックスといい、メイスと入れ替わりに登場した感のあったファボロス。連れ(じゃないけど)のリル・モーが本格派ヴォーカリストとして認知されていったのとは対照的に、売れれば売れるほどまがい物感が増幅していったファボロス。あっという間にアシャンティに置き去りにされたジャ・ルールの二の舞ではないかと噂されたファボロス。
しかしこんな見かけでもストリート時代はフリースタイルじゃ負けなしだったというエピソードもある。というかメジャーデビューしたラッパーなら誰でもそうか。とりあえず大ヒットしたアルバム『GETTHO FABOLOUS』、『STREET DREAMS』がコマーシャル路線だったので、すかさずその後ミックステープ「風」のアルバム『MORE STREET DREAMS, Pt. 2: THE MIXTAPE』でストリート路線をアピール。DMXもジェイZも引退しウータンに往年の勢いはなく、ジャ・ルールは落ち目でナスはあっちの世界に行ってしまい、サウスに押され気味の東海岸勢では数少ない売れっ子になっていった。 オリジナル3rdとなる『REAL TALK』は、発売後のデイリーチャートでシャナイア・トウェインやトビー・キースを上回る瞬発力を見せたが、土壇場で発売されたエミネムの登場や後半の息切れが響き初登場は6位、それでもジャ・ルールよりは上。アルバムから先行カットされた「Breathe」はピアノと早回しコーラスが印象的なタイトなナンバー。トラックはジャスト・ブレイズの手によるもので、イギリスのプログレ・ポップ・バンド、スーパートランプ「Crime Of The Century」の間奏部分をサンプリングしている。 スーパートランプは80年代にはほとんど活動が終息してしまってるし、今では「マグノリア」サントラの「The Logical Song」や、この曲のスクーターによるカバーしか知られていないかもしれない。しかし70年代前半の大げさで説教くさいプログレ勢とは一線を画し、ポップなメロディと洗練されたアレンジで独自の世界を築いていた。 アルバム『CRIME OF THE CENTURY』は76年に英米ともに大ヒット。乱暴な言い方をすればアメリカに流入したこのアルバムのヒットに影響されたのがカンザスの『LEFTOVERTURE』やスティクスの『THE GRAND ILLUSION』といった第一次産業ロック勢。また更に洗練度を上げた79年の『BREAKFAST IN AMERICA』からは前述の「The Logical..」やタイトル曲などのシングル・ヒットを生んでおり、その後のREOスピードワゴンやジャーニーなど、第二次産業ロック勢にみられるアリーナ・バンドAOR化の先鞭をつけた重要作だった。 さてサンプリング主体のトラックはナス(DJプレミア)やウータン・クラン(RZA)にみられるように、かつて東海岸の象徴だった。その後パフ・ダディの大ネタ路線が使用料の高騰を生み、更にティンバランドの変則ビートが登場するとトラックは急速に打ち込みへシフトした。世紀が変わるとジェイZがアルバム『The Blueprint』で金に物を言わせてサンプリングを復活させたが、その実行部隊が「Izzo (H.O.V.A.)」のカニエ・ウェストと「Girls Girls Girls」のジャスト・ブレイズである。 ジャストはその後キャムロンからヴィクトリア・ベッカムまで幅広く手がける売れっ子プロデューサーとなったが、ラッパーデビューして今ではセレブ化しているカニエ・ウェストと違いあくまで裏方専門。彼のトラックで一躍メジャーになったキャムロンのようにファボロスもこのトラックでハクがつくか、それとも多彩な制作陣がただでさえ弱いファボの存在感を弱めてしまわないか、中堅どころから抜け出すため今回のアルバムが大きな賭けとなる。 |
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(松本) |
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いつの間にか大物ラッパーの仲間入りを果たしている感のあるチンギーだが「ディスタービング・ザ・ピースのメンバー」という要素に後押しされていたのは間違いない。ところが独立志向の強い彼はあっさりディスタービング・ザ・ピースを脱退してしまった。
そういった経緯を経てリリースされた勝負作『Powerballin'』だが,前作『Jackpot』 からのシングル「One Call Away」の路線でアルバム1枚を仕上げたよう『Jackpot』 を踏襲しつつも曲のバラつきを抑えた手堅い作りになっている。 注目の先行シングル「Balla Baby」を初めて聴いたときは間違いなくDr.ドレのプロデュースだと思ったがリュダクリス「Act
A Fool」を手掛けているKeith McMasters の仕事だった。「Act
A Fool」外にチャート・インしている曲は無い(ビルボードのサイトで検索)ので,アルバム16曲中のうち7曲(ボーナス・トラックを除く)を手がけているTrak
Starzを押しのけての大抜擢といえるだろう。アルバムにボーナス・トラックとして収録されているリミックスの方は更にリズムを刻んだようなトラックでこちらもクラブでヘビー・プレイされそうだ。リミックスのクレジットは
112 「Balla Baby」は Hot R&B/Hip-Hop Airplay で最高位が18位と大ヒットには至らなかったがチンギーの勢いが落ちているのではないとみている。それは次にカットされるであろう「Don't Warry」のチャート・アクションが証明してくれるだろう。 |
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(いのっぴー) |
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既に13曲目のシングルヒットとなってしまいましたよ。全部を空で言える人はほとんどいないと思いますが、5年間コンスタントにヒット曲を出しています。落ち目間が漂うと狙い済ましたようにTop10ヒットを出すという技術はビルボードチャートでは難しいと思うのですが、今のところ順調にキャリアを磨いております。
一方でアルバムに目を移してみます。なんともう6枚目。99年のデビューから毎年一枚リリースし続けています。さらにすべてのアルバムがTOP10入りを果たしており、非常にコンスタントにお金儲けをしております。さらにこの曲はUKでもジャ自身初となる1位を獲得と、新しいマーケット開拓にも余念がありません。 いつレビューがまわってきてもいいようにちゃんと解説つきの日本盤を購入しました。彼らのアルバムを日本盤で買うようなファンは少ないでしょうから、解説をサンプリングすればレビュー一丁あがり。 と思っていたのですが、最近若い人たちの間では文章のサンプリングは盗作であり、紅白歌合戦の出場を辞退しなければならないという認識が高まりつつあるため、ここで無断転載はできません。どうしても読みたければ日本盤を購入しましょう。 ちなみにこの曲がヒットしていた頃他にこんなニュースがありました ・ ジェイZがDef Jamの社長に インパクトのない曲を覚える時は他のニュースと関連付けると記憶が定着して、期末テストでもいい点が取れるので学生の皆さんは頑張ってくださいね。 蛇足ですが曲について。楽曲としてはいつものJaのシングルという感じで、アルバムではマザーファキンニガー、でもシングルではモテモテ君の面目は保っております。ゲストヴォーカルはロバートケリーとアシャンティ、プロデューサーはジミケンことジミー・ケンドリックス。曲はメロウな口説き系ラップと。歌詞は「お前は、俺の金と名声目当てじゃね?」と、アサヒ芸能だけに本音を明かしたライブドア堀江社長インタビューのような内容。 全くまとまりがない文章なので最後だけきちんと挨拶して締めたいと思います。 じゃ |
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(mz) |
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「かっくィ━━━━━(゜∀゜)━━━━━
!!!!! これがロックだぜ!」 なんとも頭悪そうな書き出しだが、初めてこの曲聞いた時の感想を、ほんとうに素直に書くとこうなる。いや、何度聞いても、そんな感じ。もう約20年前(!)、"New
Year's Day"や"Pride"、"With Or Without You"を初めて聞いた時の高揚感とか鳥肌が立つ感じに匹敵、又はそれ以上か。公式サイトに踊る「世界中が震撼…」、「ロックの原点であり、未来であり、可能性である」「U2史上最強のロックンロール・ナンバー!」といった、ちょっと恥ずかしい売り文句すら、曲を聞いた後だと、違和感がなくなってしまう。彼らの「WAR」までの初期3作を手掛けたプロデューサー、スティーヴ・リリーホワイトの久々の起用は、大正解と言えよう。(ちなみに、筆者にとって90年代以降のU2は、ちょっと難解で、「そんなにいろんな音を重ねなくても…」と感じられたくらいで、グラミー主要部門をかっさらった"Beautiful
Day"も、そこまでいい曲とは思えなかった。要はそういう嗜好の人間の感想である旨、ご理解いただきたい。)
メロディは、全般的に音程感無きことボブ・ディランの如し(特にAメロはそう)だが、その分、サビの最後の"Feel, Fe----el"のロングトーンの美しさにはっとさせられる。それからなんと言っても、サビ以外ほぼ全編貫かれる| D E E D E E D E | - A A A A G# G F# |という骨太でシンプルなリフ。これだけあれば、何杯でもご飯が食べられる感じ(よくわからない比喩で失礼)。2番の後の流れるような展開も見事(変拍子もどきのブリッジ、リフにもどってのギターソロというかかき鳴らし、マイナーコードに暗転してのアルペジオ、そしてターンテーブルおさえて止めるようなSE+1拍ブレーク後に最後のサビのぶちかまし)。さらに隠し味として光るかけ声の類(サビでのHola!、2番Aメロ後半のWoooao…、最後のYeah…、最初の非英語での"1・2・3・4"のカウントも)。シンプルな3分間ロックンロール然としながら、実は計算ずくで、潜在的に多くの人がここでこんなパーツが出てきたらと望んでいる音が、絶妙なバランスで配置されているとでも言おうか。いや、ほんとによくできた曲だ。加えてプロモビデオも、曲調にマッチしてかっこいい。一言で言えば、黒ずくめのU2の面々が、砂漠の中で演奏してるだけなんだけど、彼らを取り囲むように砂煙が上がり、砂漠が同心円状に区切られ、区切られたエリア毎に様々な方向に回ったりうねったり("Vertigo"、即ち目まいを表現してるわけね?)。彼らの背中から時折放射される、劇画的な黒い砂煙というか飛行機雲も、いい味出してる(笑)。 ちなみにチャート戦績は、UKで彼ら5曲めのNo.1を獲得した他、お膝元のアイルランドは勿論、デンマーク、イタリアでもNo.1、フランス、ドイツのiTunes
Music StoreでもNo.1ダウンロードヒット、米BillboardでもModern
Rock Tracks ChartとHot Digital Tracks ChartでNo.1(今やダウンロード回数も、CD売上やAirplay回数同様、チャートのカテゴリーに登場するのね…)、その他、オーストリア、オーストラリア、オランダ、ノルウェーなど各国で軒並み大ヒットを記録。さらに、この曲を収録した4年ぶりの新作「How
To Dismantle An Atomic Bomb」(いかにも彼ららしいタイトル…)も、Billboardアルバムチャート1位どころか、初登場週で80 その他、余談だが、iPodと言えば、黒のボディに赤のクリックホイールというデザインで 、裏面にはU2のメンバーのサインがレーザー刻印されたU2特製モデル(20GBタイプ)が発売された。また音楽業界で初の試みとなるデジタル・ボックス・セットU2『The Complete U2』(全既発曲+25曲以上の未発表曲で、計400曲収録!)も、iTunesでリリースされるとか。さらにボノは、あのバンド・エイドの20周年記念企画、バンド・エイド20で「Do They Know It's Christmas」のリメイクにも参加するなど、来年のデビュー25周年を前に、いつになく多方面で話題豊富な彼らである。 |
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(窪田) |
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