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「Toxic」がようやくチャートで好成績を残し今世紀最強のポップシンガーの名に実態がともなってきたブリトニー。ところが相変わらずスキャンダルのほうもお盛ん。映画「キャット・ウーマン」の主題歌となるスヌープ共演シングル「Outrageous」のビデオ撮影中、膝を痛めて入院&手術。そしてすでに各メディアで報道されているように、先日 ダンサーのケヴィン・フェダーライン氏と婚約&11月には挙式だそうで、さすがに世界中から「またか」との声が聞こえてきそう。去年噂になったコロンバス氏もやはりブリトニーのバックダンサーで当時妊娠中の妻がいたし、電撃ってことに関しては今年始めヴェガスで一夜夫(即座に婚姻無効になったが)となった幼なじみジェームズ・アレキ サンダー氏が思い出される。こんな状況なものでアギレラも「昔は私が悪い子キャラでブリトニーが良い子キャラだったけど、今やブリトニーはしょっちゅう彼氏を変えてて私は一人のボーイフレンドと順調な交際をしてる。すっかり立場逆転よね」なーんて調子に乗っている。このしかし当の本人たちは至って本気。怪我でツアーをキャンセルしてリハビリ中のブリトニーはケヴィンとお揃いのタトゥーを手首に入れて毎日デート状態。先月末に生まれたフェダーライン氏の第2子に関しても「継母としてやっていく自信がある」と強気の構え。ちなみに母親のシャー・ジャクソンは「Moesha(ブランディがキャリアを築いたテレビドラマ)」などに出演している女優。「ケヴィンはいつも何とかして有名になりたがっていた。そしてブリトニーとの婚約でようやく自分の夢をかなえたわ」「ブリトニーとケヴィンはお互いお酒も飲むしタバコも吸うし、そして恋人を裏切るし、まさに天に定められた運命のカップルかも」「簡単に母親になれるなんて言っているけど疑問ね。でも私たちの子どもとも深く関わりを持つことになる人だから一度じっくり話し合っておきたい」などなど腰の座った発言が頼もしい。ポップシンガー×バックダンサーの結婚はジェニロペやらメルB(スパガ)やらあまり成功例が多くないが、ブリトニーのケースはいかに?さて、ブリトニー久々のバラードとなる「Ever ytime」、早速ビデオでのバスタブ溺死シーンを視聴者に配慮して取り直したのが話題になったりしたが、あまり語られてないのはブリトニーが初めて自分でピアノを弾きながら作曲したナンバーだということ。これまで作詞の経験はあったが、本格的な作曲は初めてとのことで本人もアルバム中もっとも誇りに感じている曲だとか。ここのところブ リトニーが次々と繰り出してくる先鋭的なナンバーについていけなくなってきていたかつてのファンもこの切なさにきゅんとしてしまうかも。是非私生活のほうでもピュアな気持ちを大切にしてほしいもの。 |
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(中村) |
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南部出身の怪しげなラッパーがまた一人デビューした。 名前はピットブル。先物好きの南部ヒップホップリスナーの間では今年の初めから話題になっていたアーティストである。リル・ジョンと同じTVTレコーズ所属で、この曲「Culo」はリル・ジョンによるプロデュースかつリル・ジョン参加。リル・ジョンといえば今や南部ヒップホップの一つの形容詞のようになってる「クランク」を浸透させた人であることは言うまでもない。この「クランク」、色々調べても色んな人に聞いても結構定義があいまいで困る。なんとなく自分の認識ではメインとなる突き抜けたシンセのリフがあってそこにアッパーなかけあいが乗るイメージなのだが、最近のリル・ジョンのつくるクランクサウンドは女性ボーカルを取り混ぜてもっとまったりしていたり、単純に騒ぐだけの五月蝿い「お祭りサウンド」とも言い切れないのかな、と。(そう簡単に言い切られても困るというクランク識者の意見もあろうが(笑)) で、彼の作ったこの「Culo」は果たしてクランクなのか? ところで彼のオフィシャルページのバイオを読んでいて彼の発言で気になる部分があったので以下に紹介する。 「クランクなんて所詮ベース・ミュージックのテンポを落としたものにすぎないよ。 実はピットブルはマイアミ出身のキューバ系アメリカ人。 教訓:「よーく考えよう。お金は大事だよう。」 |
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(はまべ) |
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今やアメリカの愛国主義者の代表と言われる存在となってしまった感のある彼。アルバム「Shock'n Y'All」からの3曲目のトップ40ヒットがこの曲。イラク問題がいまだに暗い影を落とし、その一方で大統領選挙を控えている今のアメリカで、彼はいったいどういう扱われ方をされているのか、少々気になるところではあるが、今回のこの曲はそんなこととは全く関係のないお気楽ソングである。特にビデオを見てもらうとなおさら分かりやすい。(この手のカントリー系の人のビデオクリップは、まず日本のテレビでオンエアーされることはないのでインターネット上の例えばCMT.comなどでさがしてもらうのが一番と思われる。)カントリーといっても彼は元油田労働者とのことなので、テンガロンハットはかぶっているがちょっと違ったブルーカラー層から支持されていることがビデオからも伝わってくる。ビデオのストーリーとしては修理工場に自分の車を取りに来た男が、たまたま担当した整備士が美人の女性だったことから一目ぼれしてしまうというもので、彼女が作業着を脱ぐとなぜかその下には黒のドレスを着ていて、次に彼が気がつくとそこはなぜか酒場で、彼女はウィスキーの酒瓶を片手に踊っているという何ともアダルトビデオ並みの脈絡のないストーリーで、その映像の合間にトビー・キースの演奏シーンが挿入されているわけだが、これがまたよく分からない設定で鉄板をカットする火花が派手に飛び散る倉庫の中でギターを弾きながら歌っている。そしてストーリーは最後に車を取りに来た男が実は待っている間に眠ってしまい、全てはそこで見た彼の夢だったという思わず「金返せっ!(もともと払ってないって?)」と言いたくなるような安っぽいおちでまとめられている。う〜ん、カントリーらしいと言えばカントリーらしいビデオかもしれない。このあたりを笑って許せるような大きな心がないと真のカントリーファンにはなれないのかも? | ||||||||||||
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(篠崎) |
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次々と世代交代の波が押し寄せるアイドル界。もうすっかり卒業生としてエロ路線に励むブリトニー/アギレラ世代、その次の自作曲勝負世代もいきなり奥様となってしまったミシェブラ、ロック路線で固めていきそうなアヴリルとやや落ち着きモード。女優&歌の二刀流世代にしても、いち早くヒット曲を出してきたヒラリー・ダフに対して主演 映画のヒットが相次ぐ宿敵リンジー・ローハンがこの勢いを音楽界に持ち込みそうで不穏な空気。そしてまだまだ既に自分の番組「Itユs So Raven」で大人気のレイヴン、数多くのアイドルの前座をこなしてきたカナダの新星スカイ・スウィートナムなどが待機中。そんな飽和状態の中やっぱ実力勝負!とばかりに歌力を背負って突然飛び出してきたのがボストン出身の13歳、ジョジョ。ミュージカル女優でもあるゴスペルシンガーの母親を真似しながら、2歳になる頃には童謡を自分でジャズ風にアレンジして歌いこなしていたという早熟ぶり。新聞で見つけたビル・コスビーの番組でアレサの「Respect」を見事に歌いきり、その後オプラ・ウィンフリーの番組でレギュラーとなるなど、全米で 最も影響力のあるショウビズ人ともいえそうなカリスマ2人の後押しもあり、注目を集めた。その後ボストン・セルティックスの試合やゴスペルフェスティバルなどのイベントで歌声を披露し、大勢の観客を魅了。そしてオーディション番組「America's Most Talented Kids」をきっかけに数社からオファーを受け、トニブラなどが所属するブラックグラウンドからのデビューにこぎつけた。ファーストシングルとなる「Leave (Get Out)」はソウルショック&カーリンの大人すぎず子どもすぎないミディアムナンバー。コーラス部分にかけ声が入る後半部は女の子アンセムっぽさも。ラジオ&レコーズでは見事ナンバー1の座を獲得。初登場全米4位となったアルバムのジャケではハスッパに構えているが、にっこりすると変貌前のミリアンを思わせるあどけないルックスなのでアイドル枠で語られるのも無理はない。歌唱力も確かなのはもちろんのこと、21世紀型アイドルには必須条件となりつつあるソングライティングも3曲ほど手掛けている。突然の成功に「なかなか友だちと過ごす時間がなくて」とこぼすジョジョだが、この夏はアッシャーのUKツアーの前座ということで友だちみんなもこぞって羨ましがりどう。でも実はジョジョがずっと夢中なのは(リル・)バウ・ワウ。「次のビデオに彼が出演してくれたりしたら…って夢見るくらい、いいよね」との言葉をプレスが本人に伝えたところバウ・ワウも「そりゃ喜んで」みたいな運びになってきて、早速2人の仲が噂になったりしている様子。 |
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(中村) |
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ウェストテキサス出身の3兄弟によるバンド。セルフタイトルのデビューアルバムからのカット。一番年長なのがギターのヘンリーで現在25歳、その下がベースのジョジョで一番下がドラムスのリンゴで21歳。ビデオを見る限りではそんなに若そうには見えないし、アルバムを通して聞いてみるとなんとなく70年代のサンタナの曲をスティービー・レイ・ヴォーンがちょっとジミヘン風に弾いているようなサウンド(?)なので、最初はさぞキャリアのあるオヤジバンドかと思っていたので少々びっくりした。でも若いといってもそのキャリアは長く、やはり兄弟でバンドをやっていた父親の影響もあって3人とも学校へ行くより早く楽器に触れ、なんと曲も書いていたと言うから驚きである。そして父親のバックバンドを務めるまでになった。最初のころは父親の影響もあってラテンロックやロカビリー、ブルースなどをやっていたが、その後一家はナッシュビルに移り当然のことながらカントリーの影響も受けることになる。3人は父親から独立してバンド活動を始めデビューEPをリリースしたころ、これがウィリー・ネルソンの耳の留まり彼のツアーのオープニングアクトを務めることになった。そんなつながりからこのデビューアルバムのレコーディングには御大ウィリー・ネルソンも参加している。ちなみにプロデュースはBBキングなども手がけているジョン・ポーターである。このアルバムはエンハンスドCDになっていてライブ映像も収められている。ステージ上で彼らはギターを背中にまわして弾いて みたりベースを担いで弾いてみたりとかなりアクロバティックなことをしているが音の方はかなりしっかりしていてさすがとうならされる。まだデビューしたばっかりなのにすでに「Live At Blue Cat Blues」というライブアルバムまで出しているところにもライブ演奏に対する自信の程が伺える。気になる人はこちらもチェックしてみてはいかがだろうか。今年のオヤジ向けサマーソングとしては一押しの曲である。(おっと失礼。) |
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(篠崎) |
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ブランディー久々の登場!2年ぶりの新作である4th、『Afrodisiac』からのfirst
cut。
前作『Full Moon』ではロドニー・ジャーキンスの大々的な起用で、「What About Us」等かなり前衛的なアプローチでリスナーの度肝を抜いたが、ニューアルバムではティンバ・ランドをメインプロデューサとして迎えている。ただ、この曲では今脂の乗っているカニエ・ウエストを起用。打って変わって蟹江君らしい、アリシアの「You Don't Know My Name」に通じる情緒的な佳曲に仕上がっている。 カニエとは恋人としてビデオでも共演しており、彼女らの行く所行く所、色々な人が付いてくるという、ある意味セレブの有名税とも言うべき、プライベートも干渉されてしまうという苦悩をコミカルに皮肉っている。ある意味吹っ切れた彼女の様子が見て取れる。 |
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(ohsaki) |
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19歳でBad
Boy入りし、パフ・ダディ(現P.ディディ)とともにノトーリアスB.I.G.亡き後もBad
Boy黄金期を支え続けたが、99年に聖職者の道へ進むと言ってすんなり引退してしまったメイス。不安と迷いに打ち負かされ、ヒップホップを完全に絶った彼が5年の時を経てカムバックを果たした。電撃復帰の「Welcome
Back」は弾むくらいハッピーに全面歓迎モード。MVカメオ出演のパフィをはじめ、マリオ・ワイナンズやルーンといったBad
Boyの仲間達もメイスの"帰郷"を喜んでいる。ジョン・セバスチャンの同名曲をイントロからまんま使ってしまってるが、〔メイスのタルいフロウ+恒例大ネタ使い〕という久々の名物タッグにただならぬノスタルジーを覚える生粋のBad
Boyファンは涙モノではないだろうか。もちろん注目すべきはそれだけではない。曲のリリック、最近の発言には新しい彼を見出すことができる。 「俺が抜けてから/顔ぶれも一新/シーンも前とは変わっちまった」 メイスが身を引いて5年、良くも悪くもヒップホップ・シーンは多くの変化を遂げた。もはや新しい刺激は生まれず、"同じコトの繰り返し"だとか"ヒップホップは死んだ"などとも囁かれる時代。メイスのように去っていった者もいれば、新顔も次々に登場している。明らかにメイスのスタイルを踏襲したと思われるファボラスが台頭してアイドル人気をかっさらい、Bad
Boyはメイスの抜けた穴を埋めるかのごとく同系統のルーンを大々的に推し続ける。やはり彼の残したものは大きかったのだ。フックで女性コーラスが歌うように「みんなあなたを必要としてる/ここ(ヒップホップ)にはあなたが必要」。そしてメイスは戻ってきた。 「コカインなんて使わずとも金儲けしてやる/クレイジーな人生はごめんだね」 聖職活動中は世俗音楽に触れることは一切無かったと語るメイス。そもそもヒップホップのあり方や、それにおける自分の位置に苦悩してショウビズ界と一線を画すことを決めた彼のこと、距離を置くことで彼なりに新しく見えるものがあったのだろう。「ヒップホップってもともと楽しくて興奮するものだろ。そんな本来の姿を取り戻したいんだ」というのが一番大きな復帰の理由だというが、「子供達に人生の良い面、素晴らしい面を伝えていきたいし」とも語る。信仰を通して180度何もかも変わってしまったようにも思えるメイスの唯一変わってないことといえば、その脱力フロウ&ヘタウマ(というかヘタな)歌くらいか。「だって、ダンク・シュートしなくなっちまったジョーダンが復帰したところで、誰も見たくはないだろ?」だそうで。復帰後初の仕事だったネリーの新作への客演でも、5年のブランクが信じられないほどに勘やスキルは全く鈍っておらず、周囲を驚かせた。 「俺はクリーンになったBad Boy/酒も飲まない/ゲームは終ったんだ」 復帰作となるアルバム『Welcome Back』に、女性蔑視表現や性描写を含んだ曲は収録されていない。ヒップホップのビデオによく出てくるようなケツ振り姉ちゃんたちにも「ちゃんと服着たほうがいいよ」とアドバイスするメイス。「若い女性にあまり肌を露出してほしくないね。もし俺が彼女らの親だったらイヤだもん。女性にはもっと自分自身を大事にして、ずっとキレイでいて欲しいよ。」 今でも聖職の方は続けていて、土曜〜火曜に教会へ通って牧師として奉仕し、残りの水曜〜金曜を音楽活動に費やすという生活を送っているメイスは、今後も信仰を曲げるつもりはないと強調する。"生まれ変わった"とはこういうことを言うのだろう。復帰後に撮られた宣材写真を見ると、どれも満面の笑顔の彼がそこにいる。決して作られたものでない自然な笑顔こそ、彼が5年間の牧師活動で得たもっとも大きなもの。常に険しい顔で睨んでるような他のギャングスタ・ラッパーにはマネできない。 これからの活動が楽しみな新生メイスに、まずは「おかえり」を。 |
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(サカキ) |
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"ねぇ、抱きしめていいかい?ねぇ、僕の身体に触れておくれよ。君は僕を狂わせる。ああ、その気になっちゃいそう・・"トロピカルなビートにのって歌われるこのフレーズをラジオやTVで何度も聴いたことのある人は多いだろう。日本でも今年有数の洋楽ヒットとなりそうな「ターン・ミー・オン」が、いよいよアメリカ上陸である。
ソウル+カリプソ=ソカ。この定義に変化がなければ、ソカという概念はそれほどに最近に生まれたものではない。しかしレスコット"ケヴィン・リトル"クームズの登場によってこの言葉がカリブ海一帯を飛び出して世界中で飛躍的に認知度を上げたことは間違いないだろう。セントビンセントおよびグレナディーン諸島(国名)の首都キングスタウンに1976年に生まれた彼は10代で音楽に目覚め、いずれはプロの歌手にと夢見ながら大学に進学。就職後も仕事の傍らデモテープ制作に励み2001年に作った「Turn Me On」を現地のプロデューサーに売り込み、レコードリリースの機会を得る。 当初コンピレーション・アルバムに収録されていた「Turn Me On」は次第にカリブ海諸国で評判を呼ぶようになり、ショーン・ポール、ウェイン・ワンダー等をマネージメントするヘッドライン・エンターテイメントと契約。見事ヒットメーキングのベルト・コンベアに乗ることに成功した彼は強大なバックアップの元活躍の場をカリブ海一帯から米国、欧州まで広げ、昨年は各種アワードのソカ部門を独占する勢いの活躍を見せた。 既に世界中でヒットを記録している「Turn Me On」にとって、最後にして最大の市場であるアメリカでは、彼のアルバムは発売されたばかり。ショーン・ポールやウェイン・ワンダーらと比較するとかなり素朴な印象があるが、彼も昨今のブームに乗って大化けを果たすのか、注目したいところである。 |
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(八亀) |
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クリスティーナ・アギレラをアギレラと呼ぶのなら、クリスティーナ・ミリアンはミリアンと呼ばねば平等原則に反する。ということで私は彼女をミリアンと呼ぶ。そのまんまですみません。
そんなミリアン嬢もややヒットチャートから遠ざかっていたため、この曲がデビュー曲「AM To PM」以来、自身がメインの曲としては2曲目のTop40ヒットである。二作目にあたる最新アルバム『It's About Time』からの第一弾シングルにあたる曲だけに、しっかりヒットして一安心といったところだろう。 前の曲「AM To PM」はダサかった。本当にダサかったが、同時に有り余るほどのキャッチーさも持ち合わせていたため、むしろそれが微笑ましいところがあった。ビデオクリップにおける彼女の無邪気な表情を目の当たりにして、まあこの子なら許してあげないといかんかなあ、と思わされたリスナーは少なくないはずだ。そして、カラオケで、あのサビに入る手前の無駄にテンションの高い叫び声を再現した、ミリアン級に微笑ましい者達も。 少なくともmeantimeには二人いる。お前だお前。 さて、今回はどうか。 同じようにインパクト重視の曲作りで、やはりダサい。それに加え、東洋っぽいテイストを取り入れ、随分と妖艶な雰囲気を醸し出してきた。また、ミリアンのルックスが以前に比べて相当大人っぽくなっているところが目に付く。はっきり言ってやや狙いすぎな感が否めない。が、2年ぶりの新譜、ヒラリー・ダフらロック志向が台頭する中、R&B寄りの路線を進む彼女が、シーンに大きなインパクトを与えるためにはこの程度の演出は必要不可欠だったのかもしれない。実際、結構なブランクがあったにもかかわらず、デビュー曲を大きく上回る大ヒット、自身初のTop10ヒットを記録してしまった。結果オーライといったところか。でも何か騙されてるような気がするんだよな。これでいいのかなあ、と思わずにいられないけど、まあいっか。夏だし。(安易) |
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(bo) |
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モニカの(米国内的には)サードアルバム「After
The Storm」がリリースされて1年以上がたつが、ここにきてまた新たな曲がシングルカットされTOP40入り。アルバムでは「U
Should've Known Betta」とタイトルがつけられていたこの曲には、彼女の人生に暗い影を落としたある事件が見え隠れする。
かつてビートルズが映画「A Hard Day's Night」の中で歌った曲に「I Should Have Known Better(恋する二人)」というものがあり、そこで自分が「知っておくべきだった」と歌われていたのは"君のような女の子と知り合ってしまったら、君の何から何まで好きになってしまう"という非常に無邪気な内容だったが、今回モニカが貴方が「知っておくべきだった」と歌っているのは、二人が付き合うことを周囲から反対され、それによって疑心暗鬼になっている恋人に対して"何があったって、貴方がどんな境遇にあったって、私は貴方の味方だし、側にいたのに"ということ。内容が完了系で歌われている点からは、どうしても今から4年前に彼女の目の前で頭を撃ち抜いて命を断ったボーイフレンド、ジャーヴィス・ウィームスの一件が連想されてならない。 彼女の人生で起こった最大の悲劇を歌にし、シングルカットしてアメリカ中のラジオから流れることにも耐えられるくらいに、彼女は精神的に強くなったということなのだろう。ボーイフレンドの遺族や先輩ホイットニー・ヒューストンらのサポートを受けて"嵐の青春期"を乗り越えたという彼女が新たに送り出す次作、この内容がどのようなものになるのかが今から楽しみである。 |
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(八亀) |
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普通にアメリカのポップ・チャートを追いかけている人であれば既に先刻ご承知だが、ローンスターというバンドは、ダン・ハフによってポップ・カントリー路線でメジャーブレイクしたグループだ。例の「Amazed」の全米No.1など正にこのダン・ハフなしではあり得なかった。もともと80年代にホワイトハートというコンテンポラリー・クリスチャン・ロックのバンドでギターを弾いていたこのダン・ハフという男は、同時期にマドンナ、マイケル・ジャクソンといったスーパースターの録音にセッションギタリストとして参加するうちに様々なアーティストのプロデュースに手を染めるようになったという来歴を持っている。なぜかメガデスなんていうスラッシュ・メタル・バンドのプロデュースなどもしているのだが(笑)、ダン・ハフのプロデュースするローンスターは限りなく80年代AORのルネッサンス路線にドラマチックなサビと微かにカントリー的な香りを乗っけた、まことにラジオ受けのする楽曲を次々にチャートに送り込んでいる。そしてこの曲も例外ではない。耳にとても心地よく、いわゆる"ライトFM"フォーマットではガンガンにエアプレイされるであろうことは想像に難くない。
内容的には諍いの後の仲直りをしようとして一所懸命彼女を説得している男の話だ。ただ「頭に来てしまってごめん/何であんなことを言ったか僕にも判ら ない」とか言いながら、「この僕には失うものばかり/二人の最後なんて見たくない/ねえベイビー、僕は手を伸ばしているよ/どうか心を開いて僕を再び受け入れてくれ/もう一度今までの僕たちに戻ろうよ」と何やらサビ部分にはやや押し付けがましく芝居じみたドラマティシズムが漂う。そう、これは何となく奥様方向けの昼メロの匂いがなんとなく漂う曲調なのだ。曲調こそ80年代AORの意匠を背負ってはいるものの、あの頃のAORが持っていた、ロス郊外の砂漠の砂のように奇妙に乾いたロマンティシズムというのとはかなり異なる湿気を感じてしまうのは筆者だけだろうか。ポップ・カントリー・シーンでこれだけカントリー臭さを抜いてしまった、いわば「目黒のサンマ」的サウンドを前面に押し出しているという意味ではある意味特異なポジショニングを確立しているともいえるが(それでこのバンドはナッシュヴィル地元なのだ)、あの「Amazed」以降はポップチャート上でもあまりチャートアクションが冴えないのを見るにつけ(この曲も38位止まりだった)今の音楽シーンにおいてはどこの分野においても決してメインストリームにはなりきれない、そんな物悲しい運命を感じてしまうのだけど。読み過ぎかなあ。 |
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(阿多) |
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