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最近のヒップホップといえばカニエ・ウエストの台頭や
P.ディディの復活によりサンプリングへの回帰が顕著だ。とはいえリル・ジョン、デビッド・バーナーらによるクランクは今やポップ・フィールドへ融合を見せるほど熱いし、南部バウンス勢ではチンギーやネリーをはじめとしたルックスもいけるアーティストらがアイドル的な人気を博し、お子様からお年寄りまで楽しめるお茶の間ヒップホップ的な様相を呈している。同じアイドルでもファボラスなんかはますます
R&B
へ傾倒していき、一方でエミネム、アウトキャストら自作自演職人たちは聞き手の期待なんかよそにどんどんオレオレ色を強めている。ヒップホップがこの世に誕生して何年だか知らないけど、ここまで多様化が進んでしまったという事実に非常に驚かされる。もはや「全く新しいもの」なんて生まれないところまできてしまったけれど、組み合わせの妙や視点の変更だけでまだまだ「新しく感じることの出来る可能性」はこの世界には充分に潜んでいるといえる。
ところで2002年にヒップホップ好きの間で大きく騒がれたクリプスの「Grindin'」を覚えているだろうか。「Grindin'」はビートへの回帰を命題にネプチューンズが制作した渾身の 1 曲である。無駄なものを究極までそぎ落とすと、いつもは見えないそのものの本質が見えてくるという引き算の美学を示した非常に興味深い曲であった。 そして「Grindin'」の 1年後。 そしてさらに 1年後の2004年。 |
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(はまべ) |
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ショーン・コリー・カーターさん(34)がリスペクトするプロデューサーを曲変わりで使ったラストアルバムからのセカンドシングル。この曲はティンバランドがプロデュースということで、なるほどというような音ではあります。客演含めて17曲目のTOP40ヒットということになるようです。リーダークレジットでのTOP5入りとなると『03,
Bonnie & Clyde』以来2曲目となるようです。通算6枚目のNo.1をゲットしたアルバムジャケットは一見するとウルトラマンセブンが光線を出すポーズと思われた方も多いでしょうが、帽子のつばを直している所なのです。より帽子を深く被ることによって表舞台からおさらばという予感がするのは「引退」ニュースのせいでしょう。
そんなことより6枚の全米NO.1アルバムを持っているアーティストは他に7組しかいないという凄い記録です。ジャクソン兄弟ですらまだそれぞれ5枚づつしかNO.1アルバムをリリースできていません。(2004年4月8日現在)こんな事実からもショーンさん(34)はまさにポップスの殿堂入りといったところでしょう。もし売れなかったら引退できないと言うプレッシャを跳ね除けてこのシングルも大ヒットという運びです。 タイトルを直訳すると「お嬢さん、肩に埃がついてますよ」というナンパソングと予 「Now tuned into the muthafuckin' greatest Best rapper alive」 と意味深に締めてる振りして、その実、後先考えてないんじゃないかと。近い将来、変名ユニットでラップしている姿が想像できる、やり残した事があるようなそんなリリックですね。 |
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(mz) |
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「Right Thurr」をひっさげてデビューした当初は誰もが一発屋と信じていたチンギー。ところがリュダ&スヌープの脱力系イケメン先輩たちにサポートされての「Holidae In」も好成績でめちゃめちゃ順調にヒットが続いてしまい、ついには来日公演まで実現、とサクセス街道まっしぐら。フロアでかけるには音圧が軽すぎるという声もあったが、このゆるゆる感が実は日本のBガールズたちには大受け。チンギーの曲をかければ女の子たちがフロアに集まり、それを目当てに男の子もぞろぞろと繰り出してくる様を「チンギー現象」と称する日本人DJも。来日時にも大いに盛り上がるはず。そしてこの度サードシングルとなる「One Call Away」で更なるヒットを狙う。これまでのシングル同様アルバムを全面的にプロデュースしているトラックスターズ(ネプのスタートラックと間違えやすいな…)が担当しているが、これまでのちんたら系南部ナンバーとはひと味違いラブラブモードでのチルアウト対応も可能な反則気味キラーチューン。もともとグッドルッキンなチンギー、同じくR&Bサウンドを取り入れた「Dilemma」でスターの地位を固めた同郷アイドルラッパーのネリーを追う。ティンバやネプなどのビート重視系プロデューサーからカニエやジャスト・ブレイズなど歌ものに強いプロデューサーが好まれてきたヒップホップシーンをうまく見据えてのタイミングも吉と出てる様子。今回のフィーチャリングに抜擢されたシンガーはジェイソン・ウィーヴァー。90年代半ばにドラマで幼少期のマイケル・ジャクソン役を演じ、完璧なるマイケルの歌コピで注目を浴びることに。その後モータウンから95年にリリースされた変声期ちょい前の声でのデビューアルバムはここ日本でも高い評価を受けた。その後は俳優として活躍、今回のbreakout当日の4月10日より日本でも公開となるニック・キャノン主演の映画「ドラムライン」にも出演している。この機に音楽界へもカムバックなるか? | ||||||||||||
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(中村) |
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で、鰤ちゃんことブリットニーである。アメリカ合衆国のルイジアナという片田舎(日本で言うと茨城県那珂郡・・・それは俺の親父の実家か、、、)出身の「いも姉ちゃん」なはずながら、全世界で5400万枚と言われるアルバム・セールスをぶちかまし、急に結婚騒動起こしたり、もうやりたい放題なのだった。
で、この曲。彼女の4枚目のアルバム『In The Zone』(地帯内:日能研出身奥村裕二訳)からのセカンド・カット。シェリル・クロウ的に、ファースト・カットが深すぎて、商業面では爆発しなかったが、マドンナと接吻したり、それなりの偉業もこなし、意味はあったっぽい。そんでもって今回はアッパーテンポのトラックを使用したクールなサウンドで迫ってきた。誰だか知らないが、プロデュースはBloody&Avantという輩。作曲は俺でも知ってるキャシー・デニスが参加。話題性はあるっぽい。俺は英語は全く解らないが(俺、英検3級)歌詞も意味深だと識者達は言う。UKでは、何以来かは知らないが、4年「ブリ」に1位をGet!素晴らしいではないか。実際ヒット性があると思うし、時代に合ったサウンドだと思うし、俺。ただ、俺の店で「ブリトニーのタクシーが聴きたい」とリクエストされた時は困った。俺だって辛いんだよ(笑)。そんな曲である。聴いてみてちょうだい。 で、やっぱこの曲に関してはPVを語らずにはいられない。PVはエロい。ブリトニーが客室乗務員という設定で悪事をかます、とってもお上品な内容で、要所こそ隠すもセミヌードを披露する等、「抜き」どころ満載!!今、巷で話題を独り占めしている?エロ・テロリストのインリン・オブ・ジョイトイもびっくりな偉業をぶちかました。世界中のちり紙の消費量が増えていると予想される為、「紙・パルプ」関係の株への投資の材料となる可能性すらあるかもしれないので、個人投資家の皆さんは、そのような側面からも彼女とこのPVから目が離せないはずだ。因みにラジオ・アンド・レコーズのシングル・チャートでは、とっくに1位を獲得。PVの力もあるんでしょうか、ねぇ。是非、見てちょうだい。 で、相変わらず仕方のないことしか書けなかったが、曲も久々に「当たり」感があると思うし、勿論PVが良いわけなので、宜しくどうぞということになろうか。投票される方は、PVについての感想が伺えると嬉しいと思う。宜しくどうぞ!! |
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(洋楽Stay Up Late奥村) |
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これでやっと2曲めのTOP40入りというのに、既に多数のヒットを連発しているような錯覚すら感じさせる、エヴァ。実際、昨年春から夏にかけ、デビューシングル「Bring
Me To Life」が、米英、そして日本でも大ヒットしたのみならず、デビューアルバム『Fallen』はかなりのロングセラーだったし、この2月のグラミーでもAlbum
of the Yearなど主要部門を含む5部門にノミネートされた上、見事、Best
New Artist Best Hard Rock Performanceを受賞。そして昨年秋以降、セカンドシングル「Going
Under」がチャート的には全くの不作に終わった時期にも、主要メンバーのベンがツアー真最中に突然脱退したり、それに端を発し、後任ギタリストに著名なバンドのメンバーの名前が取り沙汰されたり(ツアー途中からサポートにはいった、コールドのテリー・バルサモに決まったらしいが、元リンプ・ビズキットのウェス・ボーランドが曲作りに参加という噂もあった。)、脱退したベンも、なんとアヴリル・ラヴィーンやケリー・クラークソンの新作への関与が噂されるなど、ずっと話題に事欠かなかった。来日してソニックマニアにも出てたし(KORNの前座状態だったとの声も聞くが)。
もともと彼らは、現ELTや現ドリカムのような、女性ボーカル:エイミー+男性サウンド・クリエーター:ベンの二人ユニットだったくらいで、ようやくバンドメンバーを集め、ヒットも出た矢先、異国でのツアー中にベンにドタキャンされたエイミーの苦悩・落胆の大きさは察するに余りあるし(ツアー中止どころかバンド解散という選択肢も頭をよぎったことだろう。)、そんな中、当座はもう一人のギタリスト、ジョン・ルコンプが全てのパートを担当してしのぎながらツアーを続け(ギター2人もいらなそうな曲が大半でよかったね)、そして他のバンドからギタリストを"略奪"し、結果的にそれらを話題作りにまで活用してしまった、彼らのしぶとさ、強運さは、並大抵ではない。ほんとうは、脱退はアクシデントじゃなくて、"やらせ"だったんじゃねえのか(笑) この曲のプロモビデオは、ベンがベルリン公演直前に突然帰国してしまう約1週間前に、バルセロナで(当然彼も含めて)撮影されているが、ビデオの中、彼は一人、バンドから離れ、不機嫌で憂鬱な表情を浮かべ、ピアノを弾いている。やらせ説を裏付ける有力な物証とは言わないが(笑)、その後の脱退をかなり暗示させる内容だ。実際、エイミーも、ベンが去った直後に完成したビデオを最初に見たとき、状況のあまりのはまり具合に鳥肌が立ったとのこと。そもそも詞のテーマが、自分にとって想いを消しても消しきれないほど大事な存在の人(My Immortal)との離別であり、モノトーンでクラシカルな街並みをバックにしたビデオの内容が、その悲しみを忠実に表現している。中学時代に出会い、音楽という共通の趣味を媒介として共に多感な時期を過ごし(男と女だからいろいろあったろうし…)、そして苦難の末の大成功直後の裏切りに近い別れ。「いくら売れ線だからって、こんな曲、ビデオやシングルにしなきゃよかった(泣)、そもそもこんな曲二人で書かなきゃよかった(号泣)」以上、エイミーの心の叫びを推測。(僕も昔、バンドでオリジナル書いて結構真剣にやってた頃、音楽性の違いでメンバーがやめてったり、突発事態でメンバーが集まれずステージに穴をあけたりした時の無念さは経験あり。) さてようやく本題だが、この曲、個人的には大絶賛ものである。ありきたりのバラードのようなわかりやすさだけでは決して終わらない、高貴な雰囲気に満ちたメロディやアレンジ、メジャーキーのメロディなのに深遠な悲しみを湛えたエイミーのボーカルの表現力(そう、彼女はほんとうに歌がうまいし、安定している)。数年に1曲あるかないかクラスの名曲で、勿論、年間投票1位は早くも確定というか。全く、この程度にしか、この曲の素晴らしさを表現できない、自分の文章力のなさがもどかしい。終始アコースティックなアルバム・バージョンと、終盤、たった12小節(約40秒)だけ刹那的にバンドが炸裂するシングル・バージョン(アルバムの限定盤のボーナストラックとしても収録)、Breakoutではどちらがかかるか知らないが、どちらもすばらしい。サントラ『Daredevil』に収録されているのはどちらだろう? 尚、エイミーとベンは、ジョン・トラボルタらの出演映画『THE PUNISHER』のサントラで、各々のソロワーク収録という形で奇しくも再会している。エイミーの方は、正式クレジットがSeether feat. Amy Lee、即ち、新しい男との共演曲だが。(彼女は、エヴァのツアーに同行しているSeetherというバンドのヴォーカル兼ギタリストのショーン・モーガンと恋仲。) |
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(窪田) |
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『Tim
McGraw & The Dancehall Doctors』からの新たなカットは眠たいラブソング。・・なーんて決め付けないで、歌詞でも読みながらぼけーっと聴いてみましょう。ぼけーっとね。 さざ波立てて流れゆく小川に こうやってなーんにもしないでいるのが一番だな このままずっと君と一緒に つまり僕(とティム)が何を言いたいかというとですね、現代人はいろいろと忙しすぎて心に余裕が無さすぎるんじゃないかと。そんなんじゃ生きた心地がしないんじゃないかと。社会人は毎日ハードワークに追われ、学生は受験やら単位やらに追われ、それに伴う不安や悩みを抱えつつも、限りある時間を通過していっちゃうわけですよ。悩んでるヒマもないほど忙しい人もいるでしょう。かくいう私も、今年は就活という大きな試練がすぐ目の前に迫ってて、もう今からピリピリしてます。でも、そんなせわしい日常のふとした瞬間に、空の青さとか、風の心地よさに少しでも感動できるような余裕ってやっぱり必要だと思うんです。それくらいの余裕が持てたら、抱えこんだ悩みや不安、人間関係のいざこざなんかも、全部うまくいきそうな気になるもの。当たり前のことだけど、今の時代、意外に難しいことかもしれません。多くの人は、「眠ぃカントリーだな」で終わってしまうのかもしれないですけど、日々に追われて自分を見失ってしまいそうなアナタ、思い切って遠出して、この曲流しながら一日中なーんにもしないで過ごす、なんてどうでしょう? つまり僕が何を言いたいかというとですね、フェイス・ヒルみたいな女優レベルの美人と↑の詞みたいなことが日常的にできてしまうティムさんは、もう本当うらやましすぎる男だなと。鑑だなと。そう思うわけですよ。 |
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(サカキ) |
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カナダ生まれの女性カントリー・シンガーと言えば、今では真っ先にシャナイア・トゥウェインの名前が挙げられるようになった。あれだけの世界的なヒットを記録したのだからそれは至極当然の話である。
一方で、シャナイアと同じカナダ生まれ、なおかつ3歳年下と世代も同じであるこのテリ・クラークも、負けじと地道にキャリアを積み上げてきている。昨年初頭に発表したアルバム『Pain To Kill』は通算5作目。本作からは第一弾シングルの「I Just Wanna Be Mad」が多くのリスナーに受け入れられ、最高位27位と彼女にとって最大のヒットとなった。この曲はmeantimeのブレイクアウトにおける評価こそ芳しくなかったものの、その力強さと歯切れ良さをもってして、世界中の女Vo.リスナーを虜にした(かなり誇張)。あれから一年が経過し、そのほとぼりも冷めた2004年春、再び彼女はTop40に帰ってきた。 一年ぶりのTop40ヒットを記録したこの曲「I Wanna Do It All」は、前述の「I Just Wanna Be Mad」と同様、バイロン・ギャリモアがプロデュースを担当。イントロを聴いた瞬間から思わず力が入る歯切れの良い曲展開もこれまた同じ。ただ、「ちょっとマッドになりたい気分な」曲と違うのは、パリに出かけたり、ヤンキースの試合を観戦したり、ナイアガラの滝を見たりなどなど、いろいろ自分のやりたいことをアピールしたいようなので、かなり伸び伸びと明るい歌いっぷりを見せているところ。そう言われてみれば確かにどれもやってみたい気がしてくる。前向きなエネルギーに満ち溢れているためだ。 そんな気持ちのいい曲も、「カントリー」ということで自動的に0点をつけてパスしてしまったら、堪能できずに終わってしまう。忙しくてオンライン試聴する時間も惜しいという疲弊し切った貴方にこそ、真っ先にお勧めしたい一曲である。 |
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(小川ボ) |
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Maroon5が順調すぎるほどに2曲目のヒットを飛ばしている。今から11年前、RockがBillboardシングルチャートから黙殺されていた頃、スピンドクターズが全く同じようなチャートアクションで唯一といっていいほどの成功を収めたのは記憶に新しい。このままいくと次回のアルバムはこけてこのまま名曲2曲が何かの弾みで売れてしまったバンドということになってしまう可能性が強いので気をつけろ!
バンド名の由来は秘密ということなので、この場をお借りして考えてみよう。Maroonという言葉はあまり耳慣れない言葉ではある。少なくとも私は初めて聴いた言葉だ。まずは辞書を引いてみよう。もっとも私はここ数年辞書など引いたことも無い、と言うより家に辞書が無い。仕方が無いのでインターネット辞書検索をかけてみた。えび茶色、(信号用)花火、脱走奴隷、無人島に置き去りにされた人 といった意味があるらしい。そのような予備知識から推測してみよう。まず5というのはメンバーの数と予想できる。そしてこの4つの意味の中ではえび茶色というのが妙に気にかかる事は否めない。HTMLコードで「#800000」という非常にきりの良い番号のこの色は、ぶっちゃけ男性器の色である。さらに由来を秘密にする所から考えてみると、ここは「えび茶色の(陰部を持った)5人」という意味だろう。間違いない! 例によって後半は曲解説である。この曲はいわゆるラブバラードだ。ラブバラードの9割は失恋ソングなのでこれもその1つと言えよう。何度も聴いているとブラックアイドピーズの「Where Is The Love」にそっくりな曲展開である事がわかるが、訴えたりしないようにしてほしい。なぜなら訴えるほどは似ていないからだ。おまけに曲のリリースはこちらのほうが早い。 アルバム全体はキザイアジョーンズやテレンストレントダービーの雰囲気が出ており、日本人向けの作りになっておりこちらもお勧めしてみよう。アルバムもロングセラーで発売90週目にしてTop10入りと盛り上がりを見せている。最高位はそれほど高くないだろうが、年間チャートでもかなり上位に食い込む事が予想されるので要注意だ! |
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(mz) |
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オールド・スクールR&Bとハードコア・ヒップホップの相性の良さについてはここで自分がグダグダと駄文を並べるまでもなく、このサイトを御覧になるような洋楽ファンであれば当然周知のこと。いやでもそんな陳腐なプロポジションを改めてシングルレビューの冒頭に並べたくなるほどにこの曲の出来はよい。かたや2002年からこっち、メインストリーム・ヒップホップ界を牛耳ってるといっても過言ではない50セント率いるG-ユニットの3人が力をうまーく抜いた、それでいてストリートのエッジをそこはかとなく感じさせる(強面のにーちゃんがニコニコしながら話しかけて来てるんだけど、目は全然笑ってない、とかそんな雰囲気に通じる)フローを展開する一方、もう片っぽうでは「とろける系」のR&Bを歌わせたら最近では別格のジョーが実に気持ちよさそうにリフレインをループっぽく歌ってるこの曲、下敷きになっているバックトラックのサンプリングはかの御大マーヴィン・ゲイの70年代の名作にしてサンプリストのバイブルともいえるアルバム『I
Want You』収録の「Come Live With Me Angel」。このリオン・ウェア作のセンシュアルなナンバーのメロディを使ってジョーが歌い直してる基本ループが実に気持ちいい。更にその気持ち良さを倍増させているのが最近D12やトウィスタのプロデュースなどで一躍売れっ子プロデューサの仲間入りを果たしたレッド・スパイダの作る、タイトなベースリズムトラックだ。
この曲を収録したG-ユニット名義のデビューアルバム『Beg For Mercy』は、この前のヒット「Stunt 101」に代表されるように当然のことながらストリート色の強いトラックがその殆どを占めているわけだが、彼等の商売の巧さはそういうストレート一辺倒ではなく、適度にこういう目先の変わったキャッチーなナンバーも織りまぜながらリスナーを飽きさせないアルバム作りが巧いところ。50セントのソロでも「In Da Club」のような背筋のゾクゾクするような貫禄たっぷりなハードコア・メインストリームを自信満々で繰り出す一方、「21 Questions」のようなちょっとナンパなトラックもハードなイメージをぶち壊すことなくこなすあたりの身のこなしの良さが、あれだけ売れに売れた大きな要因だったんだろうし。つまりG-ユニットの強さは、それこそハードコアなミックステープを熱心に聴き込んでるストイックなファンにアピールするだけでなく、ふつーの小市民なブラックのおねーさんでもひょいと街のCD屋で耳にして「あら、この曲この間もラジオでかかってたけどいー曲よねえ」といいながら思わずCDを買ってしまう、というアピールの仕方も大いにありのパターンでも勝ちパターンに持ち込めるあたりがヒットメイカーとしてのポテンシャルの高さなんだろう。 まあ人選がいいのも確か。例の「Stutter」(2001)でミスティカルと組んでNo.1を当てて以来すっかりヒットからは遠ざかってしまっていたジョーをしっかり「同じよーな勝ちフォーマット」で起用してる当たりがなかなか憎い作戦だ。なおこの曲、G-ユニットに取っては「Stunt 101」(13位)に続いて最高位15位まで上がるまずまずのヒットとなったが、この直後ジョーが逆にG-ユニットをフィーチャーしてリリースしたシングル「Ride Wit U」は敢えなく最高位56位で絶えてしまった(笑)。ジョーも頑張ってるんだけど、ここはやはり乗ってるヤツとそうでない奴の差かなあ。 |
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(阿多) |
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「Can't
Stop, Won't Stop」で、限りなくミニマムな音数でのリズムトラックによる、お葬式ラップという新境地を開拓し(笑)一部のヒップホップファンを狂喜させた、フィラデルフィア発の若き核弾頭、ヤング・ガンズ。「Can't
Stop〜」も収録されたビーニー・シーゲル主宰、ステイト・プロパティのコンピ『The
Chain Gang Vol.2』で世間にその名を知らしめてからも多くの客演をこなすことで、存在感をアピールし、そのライミング・スキルは高評価を得ているクリスとニーフだが、先頃ようやくオリジナル・アルバム『Tough
Luv』を発表。それも全米3位と滑り出し良好。その中から次なるシングルヒットも生まれるに至った。 今作「No Better Love」は、前ヒットとはうってかわってメロウ路線のラブソング。グラミーでのトリビュートなどでも完全に死人扱いされてるルーサー・ヴァンドロス「Better
Love」使いのよく出来たトラックに乗せて、2人の息の合ったマイクリレーが聴けるので、"「Can't
Stop〜」とかワケわからん"っていうような方は、この曲で彼らを評価しなおしてやって下さい。それにしても、トゥイスタの「Slow
Jamz」もそうだけど、アダコン狙いでオトナなヒップホップを演出するには、やっぱりルーサー使うのが最適なのかなぁ。それとも追悼の意を込めてか(だから死んでませんって)。 甘いヴォーカルを添えている、同ステイト・プロパティのレルにも触れておこう。ロッカフェラと契約を結んだ最初のR&Bシンガーということで、大親分ジェイZを従えたメイン・クレジット作の「Love
For Free」('98)が当時話題になったものの、以降、しばらく音沙汰無かったような感じ。しかし、デイモン・ダッシュのご寵愛を受けながら、レーベル内では結構色んな作品に顔出し続けており、そのシルキーな歌唱は日本のR&Bファンからも支持されてきた。そんだけ期待され、レーベル内でも重宝されてるにも拘わらず、未だフル・アルバムの発売は実現してない。ロッカフェラの公式HPには「2003年秋、発売予定」とあるけど、発売されてたっけ? 『Tough Luv』でファンを沸かせている真っ最中にもかかわらず、二人の目線は既にその先に向かっており、夏にはさらなるアルバムが、その後にはそれぞれのソロ作のドロップを予定しているとか。まだまだ若いし、やりたいことがたくさんあるんでしょう。銃関係で捕まったりもしてるけど、まぁ若気の至りっつうことで。これから音楽業界で揉まれるうちに成長して、大人になって、"Young"が取れる日が来るかも。 すると、「ガンズ」か・・なんかもっとトラブル起こしそう(笑) |
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(サカキ) |
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昨年(2003年)、イギリスはエジンバラで行われたMTVヨーロッパ・ヴィデオ・ミュージック・アワーズではジャスティン・ティンバ−レイクや50セントを凌ぐライヴ・パフォーマンスをしたと専ら評判のショーン・ポール。ノリにノっている彼、日本、オーストラリアと続いて、現在(2004年4月)はアフリカ・ツアーの真最中。「この旅はとっても驚きだね。アフリカは初めてなんだけど、見る風景、見る風景、大好きだよ」レゲエとヒップ・ホップを融合し、自身で世界中に火をつけたダンスホール・レゲエをひっさげ、あらゆるリズムの総本山たるアフリカに乗り込むのは、身が引き締まる思いとともに、希望に満ちたものであるに違いない。さて全くもって充実した現在の彼のダンスホール・レゲエの金字塔といっても過言ではないアルバム『Dutty Rock』からの第4弾シングルが今曲「I'm Still In Love With You」である。この曲ボブ・マーリー登場以前、50年代から活躍して今も現役バリバリの男性レゲエ・アーティストAlton Ellisの代表曲であり、70年代には女性同アーティストMarcia Atikins のカバーでも知られている、まさに知る人ぞ、知るレゲエのラヴソング。両者はこの曲をそれぞれソロとしてリリースされていたのだが、今回ショーンはサ−シャ(この娘のプロフィールが分からず、どなたかご存知の方教えてください)を全面的にフィーチャーして実質デュエット曲としてより魅力的に練りなおしたのである。「曲を書き始めたころは、関心のある重要なテーマを扱っていた。ジャマイカで多発している暴力事件とか。社会と変革についてたくさん曲を書いた。そうやって練習して、ステップアップした。けれど、プロデューサーとの出会いで、違った形になった。"説教がましいのじゃなく、楽しいエンターテインメントをテーマに"って。それで、女性にウケる曲やパーティで楽しめるトラックをたくさん書き始めたんだ。そういう曲を発表している。」70年代ボブ・マーリーの出現によってレゲエは社会問題も扱うようになり思想化、そしてより先鋭化していったのだが、その反面汎用性を失ったとも言えまいか。他愛のないラヴソングたるレゲエがマーリー出現以前にもきちんと存在していた事を今曲「I'm Still In Love With You」をリリースすることで確認し、ショーンはまた現在の自分の足元を確認したのかもしれない。 | ||||||||||||
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(田鍋) |
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