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アウトキャストの新作からの両A面ヒット(ていうか、12インチとDVDシングルのみの発売なんだから、もともと両A面なんじゃないの)のもう1曲は、アンドレ・"3000"・ベンジャミンによるもの。ではあるが、2枚組アルバム『Speakerboxxx
/ The Love Below』自体が、ビッグ・ボーイとアンドレそれぞれのソロを合体させたもので……という説明は、多分しんかい氏が「The
Way You Move」の方のレビューでやってるものと仮定して、さっさと省略。してなかったらゴメン。 そんなわけで、『The Love Below』からのカット「HeyYa!」だが、これが、アウトキャスト本体以上に異物感あるサウンドで、スクエアな8ビートにチープな音色のキーボードがアクセントとして乗っかってて、それがどうにも後を引きまする。ビデオではドレ(だんだん呼び名が短くなる)がすべて生音を出してる設定だが、どうやら手弾きはギターだけ(フレーズ弾きだけして後はループかも)のようで、あとはすべてレ(←略しすぎ)のプログラミングというワンマン・レコーディング。つーか宅録ポップ的世界。プリンス好きなのね。 ぜんたい、アルバムの中でもこいつ(←ついに指示代名詞かよ)のパート自体が、アウトキャストの枠どころかヒップホップの括りから大きくはみ出た内容なワケではありますが、その中でも特にロック的なこの曲のヒット(しかも2曲同時トップ5入り、と思ったらついにナンバア1だと)が示唆するものは、案外大きいんじゃないか、という気もしている。もっとハッキリ言えば、なんか狭いジャンル内で硬直化しつつある印象のある現在の音楽シーンに対する、ある種のカンフル剤となりうるのでは、という方外な期待を抱かせたりするくらい、意義のあるヒットだと思うのだが。 |
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(Yaz) |
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マーフィー・リー。ミズーリ州セントルイス出身、本名トーリ・ハーパー。現在20歳。高校時代はバスケに熱中した彼は、兄の影響を受けたりしながらしだいに音楽に熱中し、自然に仲間とグループを結成。それがネリーやアリやシティ・スパッドを擁するセント・ルナティクスとなった。ちなみにその頃から同じセントルイスのチンギーとも知り合いだったらしいが、特に一緒に活動したりとかはしてなかったらしい。 セント・ルナティクスでは、“まずいちばんイケてるネリーからデビューさせよう”という作戦が当たり、彼がいきなり大ブレイクするが、そのネリーのデビュー作へのゲスト参加が、マーフィ・リーにとってもレコードデビューだった。 グループで最年少の彼は、セント・ルナティクスとしてプロの活動を始めてからもまだ高校生だったため、レコーディングと学校をかけもちしたりしていつも学校のスケジュールに追われていたため、“スクールボーイ”というあだ名をつけられる。 やはり年下だから弟分として可愛がってもらえるのか、ソロデビュー直前にネリー+P.ディディの大ヒット曲「Shake Ya Tailfeather」(プロデューサーはネリー)に参加させてもらい、顔を売った。割と特徴的なルックスをしているので、この顔はマーフィー・リー、と覚えてもらう宣伝効果は絶大だったはずだ。 たまたま大物の弟分だったためにフックアップしてもらって、本人はたいした努力もせず、たいした実力もなしに大ヒットしてしまった、という他力本願ヒットの典型として、メンフィス・ブリークあたりと並べるのが妥当だろう。 さて、ソロデビュー曲となるこの曲。ビデオクリップではいきなりネリーが登場し、DJに扮した彼がマーフィー・リーの紹介をするところから始まる。ゲストのジャーメイン・デュプリと共に、随所で合いの手を入れて助けてくれるネリーが何故フィーチャリングにクレジットされてないのか疑問だが、結局のところこの曲のヒットもネリー(およびJD)に助けてもらっただけのこと。割とキャッチーな曲なのでヒットしたこと自体はうなずけるのだが、ここまで主役不在だと解説を書いててもちょっと空しくなる。 |
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(しんかい) |
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ここのところ久しく出て来ていなかったポップ・スターの類型として、若手男性R&Bポップスター、というのがある。昔で言えば若い頃のマイケル・ジャクソンとか、テヴィン・キャンベルとか、ああいう初々しさとセクシーさと卓越したパフォーマンスを見せてくれるメインストリームの若手R&Bポップスターが随分見当たらなくなって来た気がする。そんな中でいきなりジャスティン・ティンバレイクがそういう役所に自分を嵌めてみせて、そいでもって結構人種を問わず指示されちゃったもんだから、ブラック・コミュニティとしてはこれにきちんとタイマン張れる若手の力強いR&Bポップスターを望む向きが増えて来ているのかもしれない。そういう向きにかなり支持されそうなブラックサイドからの頼もしい奴がデビューを飾った。それがマーケス・ヒューストンだ。
といっても丸っきりの新人ではない。マーケス君はまたの名を「バットマン」といい(笑)、90年代に「Never Lie」(1994年5位)、「Constantly」(1995年12位)といったゴールド・ディスクになるヒットを放った少年R&Bグループ3人組、イマチュアの一員として実は熱心なR&Bファンには既に名の通ったスターだ。イマチュアは2000年にIMxとグループ名を変えてからも「Stay The Night」(2000年23位)のヒットを放ったもののその後は鳴かず飛ばず。その間バットマン君はWB-TVのコメディ番組『Sister Sister』(1994-1999年放映)のメインキャラクターの一人、ロジャーを演じ、音楽以外でも着々とお茶の間スターとして人気を重ねる一方、イマチュア/IMxの仲間と『Good Burger』(1997)、『ハウス・パーティ3』(1994)、『ハウス・パーティ4』(2001)といったアイドル系満載ムーヴィーに出演、エンターテイナーとしての経験を積んでいった。その彼の才能が一気に爆発したのは、彼等のプロデューサーでもあったクリス・ストークスが目を付けたマーケス君の従兄弟のジャレルことJブーグと異父兄弟であるオマリオンの所属するB2Kのプロダクション・チームに参加、彼等のマネージング会社のCOOとしてB2Kのブレイクにその手腕を発揮したこと。見事にB2Kをブレイクさせた彼が次に狙うのはズバリ、自分のソロ・ポップ・スターとしての成功なのだった。 はっきりいっていい男だ。本年若干22歳。今回のこの曲もクラブで踊り疲れた後のけだるさを思わせるような、アコギともったりしたリズムセクションがだるそうにビートを刻む中、ちょっとブラマクあたりを思わせるようなクールながらエモーションをそれとなく漂わせたマーケスのボーカルが絡む、というちょっといい感じの作品に仕上がっている。そして後半には今話題のジョー・バッドゥンのフロウが絡む。そして何と言っても作/プロデュースが御大R.ケリーだ。フィーチャリングされているパイド・パイパーというのはそのR.ケリーの変名だったりする。そうケリー御大も歌に参加してることもあり、曲はひたすらケリー・マナーに溢れていて、2003年の今、メインストリームのR&Bポップスターが歌う歌としてはこれしかない、という感じ。マスクもいいから女性ファンもかなり付いていることは想像に難くないが、業界人としてのしたたかさも、そして肝心のパフォーマーとしての才能もなかなかのものと見た。 |
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(阿多) |
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アルバム『More
Than You Think You Are』が発売されてから早1年。そこからカットされたシングルはこの「Btight
Lights」で3曲目。筆者だけかもしれないが、ロブ・トーマスというと、どどうしてもサンタナとの共演の「Smooth」の印象が強すぎて、あの濃くて、ともすると暑苦しいという印象が離れなかった。 もちろんその後も「If You're Gone」も個人的には嫌いのではないのだが、どうしても、そのある意味マイナス(言い過ぎか?)なイメージが抜けきらなかった。 所がどうだ、この前のシングル「Unwell」でアラ、ロブ君やるじゃんと思っていたら、極め付けでこの「Bright Lights」ですっかり好きになってしまった。ポロンと奏でるピアノを伴奏に、少し押さえ気味なボーカルから始まるこの曲。元来、ピアノがフィーチャーされている曲に弱いという筆者の個人的な趣味もあるが、この出だしだけで気に入ってしまった。「スムーズ」でのボーカルがセクシーだと聞くが、"Baby, baby, baby…"で微妙に使うファルセットの方が何倍もセクシーである。 これも、筆者の勝手な印象なので聞き流して頂きたいのだが、サビの ただ、地味な曲であるため、最高位23位に5週間(2003/11/15,22,29、12/6,13)と残念な結果に終わってしまいそうだが、筆者が今年出会った佳曲の一つと言ってもいいだろう。 |
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(Ohsaki) |
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半年間の長期休暇を経てリリースされたこの曲。8月末のMVA(MTVビデオ・ミュージック・アウォード)での共演でKISSがセンセーショナルだった、マドンナをフィーチャーしている。もちろんPVでも共演しており、逃げるマドンナを追いかけ、曲の最後に今度はブリトニーの方がKISSを迫っている。ただ、今回はKISSの瞬間にマドンナが消えてしまい成就していないようだが・・・
それはそうと、今回のこの曲、今までの彼女にはないとてもタイトなクラブサウンドに仕上がっている。PVで見せるダンスもとても切れが良く気持ちいい。一報、あの彼女の甘い声が織り成す良質なPOPSがもう聞けないのかと思うと、少しさびしい気もする。だからと言って、彼女としてはポップ・ミュージックが嫌になったわけではないようだ。曰く、 最近、いろいろなところに登場する彼女のファッションも脱アイドルを意識してか露出度を高め、「Hit or Miss」(当たりか外れか)なんて揶揄されてもいるようだ。ブリトニーもまだ21歳。少女から大人の女性に変わる過渡期であり、彼女自身未だ戸惑っている所があるのだろう。それが、大先輩であるマドンナとの共演で、自分の方向性を見定める何かのきっかけが得られればと思う。そして、それが出来たとき、更なる飛躍があるのだろう。 先日、2年ぶりにリリースされたニューアルバム『In
The Zone』は、一週間で75万枚売り上げ、ブッチギリの初登場1位(2003/12/6付)を飾っている。(4作連続!) |
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(Ohsakl) |
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ダイドといえば、あの大ヒット曲「Thank
You」もしくはこの曲をサンプリングしたエミネムの「Stan」を想起する人が大半を占めると思われる。ゆったりとした曲展開にシンプルだけど印象に残るバックトラック、そして彼女のクールなヴォーカル。冷ややかな曲調がすぅっと胸に染み渡り、この上ない快感をもたらす。ダイドのキャリアを代表するこの曲が持つその見所は、そのまま彼女自身のアーティストとしての魅力を端的に表現していたように思える。
それから約2年半、ようやくダイドが最新作『Life For Rent』を発表。第一弾シングルのこの曲「White Flag」は上述のようなイメージそのままに、彼女に対するファンの期待をぎゅっと凝縮したような出来栄えである。クラシック調の静かなイントロから始まり、いつもの淡々とした彼女のヴォーカルでスタート。サビに入ってようやく少し力がこもるが、冷静な声の表情に変わりはない。常にクールなその歌唱は、彼女が内に秘めた熱情を間接的に我々に伝えてくれる。冷ややかな空気の中に感じるほのかな暖かさ。冬の夜にぴったり。 「Thank You」で広まったダイドのシンガーとしてのブランドは、この曲によって確固たるものとなったことは間違いないだろう。球速はそれほどないかもしれないが、投げ込まれた一球はずしりと重い。そんなダイドの直球勝負の一曲が冬のヒットチャートに小さな花を咲かせた。 |
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(小川ボ) |
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REM、マイケル・ジャクソン、レッチリ、、、、、この秋以降のリリースラッシュでは、大物のベスト盤が結構発売されている。そして、今回このノー・ダウトもその一組となった。「ヒット作を3枚(アルバム)発表しない奴はベスト盤を出す資格が無い」との趣旨の発言をジョージ・マイケルが某誌でしていたが、その基準に照らしても、ベスト盤を出せるほどのキャリアになっていたのは、彼女達が人気・実力ともに好ポジションにいる証と言えよう。
で、この曲は、そんな彼女達の初のベスト盤『The Singles 1992-2003』(1992年から2003年の独身達:英検3級飲食店経営奥村裕二訳)に収録の新曲で、80年代ニュー・ウエイヴ系のトーク・トークの中ヒット曲(84年31位)のカヴァーである。当時聴いた元曲の素晴らしさは今でも新鮮なのだが、彼女達の新解釈による現代風の表現も素晴らしく、オールド・ファンを装い「元曲の方が格好良いに決まってる」等と言う気は全くしない。これはこれで「あり」なはずだ。しかも俺は好きな曲を好きなバンドがカヴァーしたことに凄く嬉しい。欲を言うと、プロデュースは20世紀最高のバンドであるに違いないザ・カーズの奇才、リック・オケイセックに担当させたかった(アルバム曲等の実績も有るし)。 で、この曲の良さである。いつも余談が長く本題に殆ど入らない俺だが、今日の俺はいつものそれとは違う。この曲はズバリ「良い曲」なのであり、それ以上でしかなく、それ以下にはならないということだ。従って、「良い曲」であることが証明されたが、どうやら読者の皆さんが不満そうなので、もう少し噛み砕いて語ると、元曲は80年代当時の英国風のシャラシャラしたエレ・ポップ調というかニュー・ウエイヴ系で、ややダンサブルな仕上がりの曲で中ヒットだった。そんでもって彼女等はアメリカ的にロック色を強めて、現代風に低音を広げた上に、ニュー・ウエイヴ感覚とダンサブルさを残しつつ、女性(特に彼女ならでは)の持つ強さ若しくは弱さみたいなものを表現することに成功して大ヒットになった。PVでの彼女もマドンナをも彷彿させる仕上がり(まぁ、意識してるでしょうが)となり、見るものを感動させる。つまり、その辺が凄い。これで、多くの読者にこの曲が如何に「良い」かが分かってもらえたのでホッとしてる。 で、良い曲なのは分かっているので、やっぱ来年の年間チャート1位を狙いたい。取敢えずクロ・カン(黒いのとカントリーの意:クロスカントリーではない)嫌いながら惰性でチャート・ファンみたいなことをやってる、そこの貴方!(俺かも)。もう我々の時代(例えば美しいデヴィッド・フォースターな時代)は来ないと思うけど、この曲聴くともう少しチャートファンみたいなことをやり続けてもいいかなぁ?と思うでしょう?そんなわけで、宜しくどうぞ! |
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(洋楽STAY UP LATE奥村裕二) |
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じじじじじじーーゅにーーーーっと!!! 2003年、50セントの勢いは本当に凄かった。"Wanksta"でメジャーシーンに顔出した時、まさか一年でここまで成り上がるとは誰も思わなかったんじゃないだろうか。そんな50が、今度は仲間を連れてCD出しました。エミネムのD12、ネリーのセント・ルナティクス、リュダのDTP、と、売れたラッパーが今度は自身のクルー名義の作品を出したがるのは、自然な流れで。後にデビューを予定してる仲間の「顔見せ」の意味も多分にあるだろう。 50セント率いるラップクルーがGユニット(Guerilla
Unitの略)。メンバーは50のほか、彼のクイーンズ時代からの仲間であるロイド・バンクス、ヤング・バック(ナッシュビル出身・在住だって)。トニー・イエイヨー(変な名前・笑)という奴もいるが、彼はこのレヴュー執筆現在服役中で、2003年12月に出所予定。50が幼少からかなりヘビーな生活を送ってたように、他の皆さんもやっぱり、銃を撃ったり撃たれたり、クスリを売ったり、ムショに入ったり出たりと、相当危険な少年時代だったようだ。通常、表舞台でラップを披露するのは以上の面々だが、プロデューサーなど製作に関わる人々やステージサポートメンバー、過去のメンバー・・と、みんな合わせてG-Unit!みたいな事を言ってるのでよくわからん。モー娘。みたいなもんですか。(メンバーが今何人いるのか、誰が残ってるのか、すぐに出てこないし)よし、決定!G-Unit≒モー娘。なんか強引だけどいいでしょ?この並び。 デビュー作『Beg For Mercy』からの先行「Stunt 101」は、オルガン(?)風のトラックに乗せ、50→ロイド→ヤングバック、とマイクリレー。フック部分もほとんど50が歌ってるようなもんなので、ほぼ50の曲(featuringあとの二人)みたいになってる。声が裏返るトコなんか、嫌いな人は本当に嫌いだろうなぁ(笑)「お前にスタントってもんを教えてやるぜ」てな感じで、リリックには車の名前がたくさん出てきます。この曲のビデオでは、試乗車に乗り込んだままショーウィンドウをブチ破って強行突破するという華麗なスタントをキメてるが、みんなは決してマネしちゃいけないよ。ハードコアのイメージで通してる50セントだからこそ許される行為なんだからね(←いや、ダメだろ) Shady Records作品はもちろん、モニカの「All Eyes On Me」やR.ケリーの「Thoia Thoing」などにラップを入れたりと、水面下でのリミックスやミックステープにおける客演では既に結構頑張っているGユニットの皆さん。おそらく、これからさらに露出が増えることだろう。50も自分のファッションブランドやら自伝映画やらで忙しいだろうし、1stがあまりに売れすぎたため先延ばしになった2ndアルバムも2004年には出るらしいので、まだまだ勢いは続くようだ。ところでジャ・ルールとのビーフ合戦はどうなったんでしょうか。ハタから見ててジャが劣勢なのは一目瞭然ですが。ケンカはよくありません。ギャングスタ気取るのもいいけど、死んでしまったら終わりですよ。 |
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(サカキ) |
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男性 R&B シンガー アヴァントの最新作からのリードシングル。アヴァントは2000年にアルバム『My Thoughts』でデビューした。そこからは「Separeted」「My First Love」の 2 曲がヒット、続く 2002年の 2nd 『Ecstacy』からは「Makin' Good Love」がヒット。というわけで爆発的な売れ方はしないが、何気に堅実に売れている人なのだ。しかしブレイクアウトでは「Separated」が 25 曲中 21 位、「My First Love」が 25 曲中 18 位、「Makin' Good Love」が 26 曲中 17 位とあまり成績がよくない。ヒップホップに傾倒した R&B がメインストリームでもぶいぶい言わせる中、正統派 R&B はやっぱりどうしても好きな人たちだけが聴いている音楽になってしまいがちなのは少し寂しい。で、そんなこともちらっと気にかけたのかどうかは知らないがアルバム 15 曲目にも収録されているこの曲のリミックス、これがかなり面白い。とはいえサンプリングバリバリで脇だけ固めましたみたいな浮いたヒップホップトラックというような趣ではなく、ちょっと視点を変えて別の角度からつくった最近の R.ケリーが良くやるような路線のリミックスになっている。頑なに同じスタイルを貫くのも大事だけど、こういうちょっとした気遣いを積み重ねることで、もともと実力のある人だけに長生きしていける可能性は充分。 | ||||||||||||
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(はまべ) |
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今でこそネプチューンズといえばセレブ御用達だが、90年代にはごく一部のアーティストだけを手がける、どちらかといえば通好みのプロデューサーだった。99年に(当時)ウータン・クランのODBが「Got
Your Money」をヒットさせたとき、そのパキパキとしたサウンドだけでなくバックで歌う女性シンガーにも注目が集まったが、彼女がケリスだった。
翌00年にはボディ・ペインティングのジャケ写が印象的な1stアルバム『Kaleidoscope』を発表。シングル「Caught Out There」はUSでの受けこそ悪かったがUKでは大ヒット。"I hate you so much right now!"という強烈なフレーズで一気に話題となった。その年フジ・ロック・フェスティバルのために来日。彼女に全く関心を持たないロック・リスナーを前にド迫力のパフォーマンスを披露。最後はニルヴァーナの「Smells Like Teen Spirit」を演奏した挙句機材を破壊してステージを去り、観客を唖然とさせたのは今や伝説。しかし続く2ndアルバム『Wanderland』はほとんど注目されず、そのうちネプチューンズ自体がメジャーになると、相対的に彼女への関心/評価は低下した。が、今年に入りリチャードXの「Fines Dreams」にゲストヴォーカルとして参加し、UKでTOP10ヒット。さらにネプチューンズのアルバム『Star Trak』にも参加して再びケリスは注目の的に。 そんな追い風の中リリースされたのが3rdアルバム『Tasty』からの先行シングル「Milkshake」。最近はジャスティンやジェイZ、ファレル自身のようにポップでシンプルなトラックが多かったネプチューンズも、ファミリーともなれば容赦なし。ブヨブヨとしたシンセ・ベースと相反する硬質なビートが並行して進む刺激的なサウンド。同じファミリーのクリプスも革新的だったが今回はそれ以上。ある意味マンネリ気味のミッシー・エリオットを超えるといっても良いくらいのトラックに、ケリスはラップと歌で真っ向勝負。そんな先進性が今のCHR/RHYTHMIC系ラジオ局で大人気となり、HOT100でも急上昇中。 実は去年は日本のダンス・ユニットMONDO GROSSOのシングルに参加してたりと幅広い活動で着実に視野を広げているケリス。ナスとの婚約で私生活も絶好調だが音楽に手を抜かず前進を続ける姿勢はお見事。 |
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(松本) |
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無尽蔵に出てくる出てくるトゥパックの音源。10月に発売されたシュグ・ナイト指揮のリミックスアルバム『Nu-Mixx
Klazzics』はチャートアクションさながら、多くのファンをげんなりさせてしまったようだが、今年はまだまだ出るんです、トゥパック作品。 MTV製作のドキュメンタリー映画「Tupac: Resurrection」サントラ(邦題:「ヨミガエリ」・・って、少なからずアノ映画を意識してますか)には彼の往年の名曲のほか、新曲もやっぱり収録されている。 そして先行カットされたのが、「Runnin (Dying To Live)」。トゥパックとノトーリアスB.I.G.の幻の共演が現代に息を吹き返した注目作。パックとビギー、というと「永遠のライバル」的な見方をして、どうせ残されてたパックの曲にビギーのラップを今になって後付けしただけだろ、と思ってしまいがち。しかしこの曲は、もともと二人の共演作であり、そのリミックスなんです。「Runnin」は、95年に発売されたコンピ盤『One
Million Strong』に収録されており、ダークなサンプリングトラックに乗せてパックとビギー、Outlawzのカダフィ、カストロ、そしてビッグ・ストレッチの五人(今やカストロ以外は故人)がマイクリレーを展開する非常にカッチョいい曲だったが、今回、パックとビギーのラップのみをフィーチャーし、新たなミックスで登場。 ミックスを担当するは、「8マイル」の大ヒットで日本のお茶の間にもその名を知らしめた大人気なあんちくしょう、エミネム。 前述のサントラ『Tupac: Resurrection』には、この曲のほか、エミネム+アウトロウズ参加の「One
Day At A Time」、新曲の「Ghost」も収録。そして極めつけは、今やどこにでも顔を出す(笑)売れっ子、50セントとトゥパックの共演曲「The
Realist Killaz」。ミックステープ(CD?)で既に出回っていたが、今回ようやく公式音源として収録される運びとなった。この映画のエクゼクティヴ・プロデューサーであり、パックの母親であるアフェニは、サントラの中で50セントとパックの共演曲が一番お気に入りだとか。 25年の短い生涯をものすごい速さで駆け抜け、死後7年あまりたった現在の世界にも、自らの音を響かせ続けるトゥパック。 |
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(サカキ) |
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唇のすぐ上で存在感を放つホクロ。若かりし頃のマドンナと同じである。ステイシー・オリコが生誕したのは、その若かりし頃のマドンナがサード・アルバム『True
Blue』をリリースしようとしていた1986年3月のこと。既に大先輩は世界の頂点に立とうとしていた。
それから17年。セカンド・アルバム『Stacie Orrico』のヒットにより、ステイシーはようやくホクロの大先輩と同じように世界にその名を知らしめつつある。第一弾シングル「Stuck」はTop40入りこそ逃したものの、その勢いに満ちたヴォーカルは多くのリスナーの耳を捉えて離さなかった。そして続いてカットされたこの曲「(There's Gotta Be) More To Life」で、全米でも遂にTop40入りを果たす。 何と言っても若さ溢れるエネルギーがすざまじい。彼女にしては抑えたオープニングながらのらりくらりと歌いこなし、力みなぎるサビのコーラスまで一気に持っていく。冷静に眺めると少し強引な展開ながら、それを感じさせないスマートさ。ブリッジ部分の高音シャウトから、最後のサビメロの転調に持ち込むあたりは何度聴いても鳥肌が立つ。そして曲全体を支配しているのが、ステイシーの歌唱の巧さと力強さ。歌の上手いティーンのシンガーと言われても今では珍しくなくなったが、それに加えてどっしりと存在感をアピールできる力強い歌唱を披露できる人はなかなかいないものだ。声量も声の張りも申し分なく、それらに圧倒されている間に曲が終わってしまう。 ビデオでは主婦からウェイトレスやモデルなどなど様々な役回りを披露し、ホクロ以外でも存在感をアピール。当初は日本で人気が先行していた感があったが、この曲のTop40入りにより全米でもブレイクできるか、これからが正念場である。 |
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(小川ボ) |
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現在hip
hopシーンの頂点に君臨しながらも今回のアルバムを最後に引退を宣言しているジェイZ。そして先日リリースされた『The
Black Album』は2パック伝記映画サントラ、50セント率いるGユニットのデビューアルバムという強豪ラップアルバムと同じリリース週にもかかわらず余裕の初登場1位を獲得。まだ発売から一ヶ月も経っていないがセールスは既に100万枚を突破している。キャリア集大成的なこのアルバムに迎えたプロデューサーはネプをはじめティンバにジャスト・ブレイズ、カニエ・ウエストにエミネム、そして念願だったというリック・ルービンをも含め一流どころがずらりと顔をそろえる。引退をほのめかしながら何もなかったかのようにリリースし続けるラッパーは少なくないが(現にジェイZも引退を口にするのは初めてではない)ジェイZ実母のナレーションも入ったりする念の入れようで今度こそ本気かも? 思えばここ数年のジェイZはまさにワーカホリック。新作リリースは年一枚ペースで(2000年には1年のうち2枚の新作が初登場1位を記録)しかも複数シングルをヒットさせるクオリティのものばかり。この夏には50セントらとのRoc The Micツアーで大トリを仕切り、メンフィス・ブリークやビーニー・シーゲルなどの門下生が着実にキャリアを積むのを見守り、仲良しのビヨンセをはじめファレルにパンジャビMCにと客演にも大忙し。先日発表されたグラミーのノミネーションにも6部門に名前が挙がっている。 大成したラッパーにはお決まりになってきた多角経営のほうも絶好調。クロージング(洋服)ラインではおなじみROCAWEARに加え新ブランドSCを立ちあげた。リーボックと提携のスニーカーライン「S-DOT」からはアルバム発売と連動しての新モデル(限定CDをつける手法は他アーティストもまねしそう)発売、映画制作会社の運営や(他のラッパーと違い今まで俳優業は力を入れてこなかったが引退後にやる気満まん)アーマデール・ウォッカ買収、スポーツバー「40/40 Club」フランチャイズ店舗の出店、NBAチームのニュージャージー・ネッツのオーナー就任の話もある。アルバムと合わせて自叙伝「The Black Book」も執筆。チャリティー活動のほうも毎年この時期に子どもたちにプレゼントを配るジェイZ基金に加え、先日はアシャンティたちとクリスマスのチャリティー・パーティーで障害児の施設を訪れたり。もういつ引退してもおかしくないだけの成功は収めているようで。 そしてラストアルバムからのファーストシングルがお馴染みネプチューンズのプロデュース曲「Change Clothes」。「Excuse Me Miss」「Frontin'」とここのところお互い客演しあっているが、この曲もその流れを汲む70sソウルフレイバー漂うメロウな仕上がりでファンの期待を裏切らない。最近はコールドプレイやジョン・メイヤーがお気に入りというジェイZ、これでhip hopゲームを降りるのか?「俺がいなくなったらシーンがどのようになるか見てみたい」というが、果たして? |
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(中村) |
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クライヴ・デイヴィスが旗揚げしたJレコーズの看板スターとして、歌姫アリシアが『Songs
In A Minor』で華々しくデビュー、グラミーを総なめにしてから早2年。この新曲を含むニューアルバム『Diary
Of Alicia Keys』も大方の予想に違わずぶっちぎりの売上枚数(61万枚)でアルバムチャートの初登場1位に輝き、改めて彼女の活躍の第2章をスタートしたばかりだが、このシングルを聴くだけでも、この新作に対する期待はいやがおうにでも盛り上がると言うもの。イントロからかなり中域音を全面に出したアナログ感覚のミックスで、メロディの感じといい、ストリングの使い方といい、女性コーラスの入り方といい、途中のアリシアの語りの入り方といい(何か若い頃のグラディスみたいだなあ)、リズムの刻み方といい、正に70年代にソウルがソウルだった頃のいい意味でオールドスクール趣味、懐かしくも心の洗われるような清冽さと暖かさをたっぷり含んだ作品に仕上がっているからだ。
デビューアルバムで全米で540万枚を売ってしまい、Song Of The Yearを含むグラミー5部門をいきなりかっさらってしまった彼女がこの2枚目のアルバムを作り出す作業は決して簡単なものではなかったはずだ。しかしこのシングルを聴く限りにおいては、彼女に2作目のジンクスを思わせるような変に無理をしたり、作り込みをしてみたり、自分にできること以上のことを背伸びしてみたり、といった不自然さは一切ない。むしろ、彼女のナチュラルな(フィラデルフィア一派のいわゆる「オーガニック」とは全然違う)ソウル・マナー、オールド・スクール・マナーのヴィヴィッドさは、一番盛り上がっていた頃のローリン・ヒルを彷佛させるほど、伸びやかでディープで、それでいてスマートだ。 デビュー作ではなかなかなもんだ、と思っていた彼女が、この新作では「あのファーストはまだまだ小手先調べよ」といった風情で、飄々としながら我々ソウル・ファンをノックアウトしてくれるような(このシングルでもう結構パンチを食らってよろよろだが)素敵なナンバーを次々に聴かせてくれるような、そんな気がする。今週(12月第2週)はアリシアはNBCのジェイ・レノの『Tonight Show』や、CBSのデヴィッド・レターマンの『Late Night With David Letterman』に相次いで出演するなど、新作のプロモーションに大忙しのようだし、今度の土曜日はNYはミッドタウン・ウェストのクラブで新作お披露目ライヴを行う等、マーケティング活動余念がないが、きっとそんなことを必要としないレベルの作品満載に違いない。え?聴いてもいないのにほめ過ぎだって?そりゃそうだなあ。さ、じゃ、アルバム買いにいかなくちゃ。 |
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(阿多) |
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"イケメン・カントリー・グループ"と、決まり文句のようにシングルレビューで書き続けられているラスカル・フラッツ。でも最近の写真を見ると、どうもオヤジ化が進んでいるような・・。ここ数年バブルっぽい"アイドル・カントリー"が随分盛んで、各地から若くていい男が次々と現れては消え・・の連続。この流れの先頭打者的存在だった彼らは、しかしこの激流の中を生き残り、現在もなおTOP40ヒットを飛ばし続けている。
この「I Melt」はメンバーのゲイリーがソングライターとアイディアを交換しながら作ったナンバー。ゲイリーは持ち込まれたメロディに思いっきり思わせぶりな詞をつけ、一日で曲を完成させた。 そんな風にして君に見つめられると、僕はとろけそうになる/いつだって、どんなところだって/こんなにマジな気持ちになったこと、これまでなかったよ/とろけそう パワー・バラード風のサウンドにのせて歌われるこの曲は、明らかにコンサート会場の女性たちの嬌声を誘うよう作られたもの。この12月まで初めてヘッドライナーを任されたツアーで全米を回っていた彼ら、各地で大変な騒ぎを起こしていたことだろう。 |
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(八亀) |
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10年前には「Blowjob
Queen」として名を馳せていたリズ・フェアが何とTop
40入り。シンガーソングライター史に残る90年代女性アーティストといえば赤裸々な歌詞でシーンに登場してきたアラニスの名を挙げる人も多いだろうが(シェリル・クロウもアラニスのグラミー受賞時に「オーラルセックスの歌がグラミーとるなんて最高〜♪とのたまわってたし」、それよりももう一歩前にロックに明け透けな性表現を持ち込んでいたリズ・フェアも重要人物。 医学研究者の父と大学で芸術を教える母とのリベラルな家庭で育てられた1967年生まれのリズ・フェアは(マリー・アントワネットの末裔との説も)、大学在学中に地元のバンドとつるむようになって自分で曲を書き始める。卒業後当時のボーイフレンドとサンフランシスコへ移るが、結局シカゴに戻って自分のアパートでデモを録音、1992年にマタドールと契約を結ぶ。デビューアルバム「Exile In Guyville」は大胆な歌詞が話題を呼び、インディーレーベル作品としては異例のゴールド目前の売り上げを記録。続くセカンドアルバム「Whip-Smart」からはMTVからのヒットも生まれた。96年にはビデオ監督と結婚し(最近離婚)一児をもうけてややシーンから遠ざかるものの、リリス・フェアに参加したり、穏やかな曲調でソングライターとしての成長を見せたサードアルバム「Whitechocolatespaceegg」を発表したりと自分のペースで活動を継続。 昨年シェリル・クロウ「Soak Up The Sun」ではバックコーラスを担当し(なぜか日本のラジオチャートだけは必ず「feat. Liz Phair」と表記されていた)復活の予感を見せていたが、今年に入ってキャピトルから自分の名を冠したアルバム「Liz Phair」をリリース。アルバム中で今回のシングル「Why Can't I」を含む4曲はアブリルやヒラリー・ダフで当ててるマトリックスを起用したためか「ミシェブラとか好きな人にお勧め!」なんてコメントもあり、初期の過激な曲を期待する長年のファンからは落胆の声も。しかし当の本人は「これが今の私の好きな音楽なの」とケロリ。もともとキュートな声を持っているので相性も悪くなく、今回の曲でもポップな中に切なさを感じさせるミディアムに仕上がっている。とはいえアルバムでは「H.W.C.(= Hot White Come)」なんてタイトルの曲もあるし、マイケル・ペンが5曲をプロデュースしていたりとティーン向けポップシンガーにくくるのはまだ早いみたい。 |
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(中村) |
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テキサス、サンアントニオ出身のカントリーシンガー。俳優をしている父親の影響でカントリーミュージックをはじめたのが90年代中ごろ、彼がまだ10代の大学生のころというからまだ若い。(そのわりにはビデオのルックスは?)はじめは親から借金をしてインディーズレーベルから自主製作盤を出すところからスタートしたが、その後ウィリー・ネルソンの前座を務め、その模様を収めたライブ盤をリリース。2001年までにはインディーズながらトータルで20万枚以上のセールスを記録するにいたり、ついに彼はメジャーの目にとまりユニバーサルと契約、メジャーでのファーストアルバムである『Three Days』をリリースする。このアルバムの中で彼は憧れのスターであり恩人でもあるウィリー・ネルソンとデュエットしている。(このあたりにもいかにレコード会社が力を入れているかがうかがえる。)そして2003年7月にリリースされたメジャー2作目である『Wave On Wave』からのタイトルトラックが今回初のトップ40ヒットとなった。(ちなみにこの曲の作者には彼自身のほかに「Nobody Said It Was Easy(Lookin' For The Light)」('82最高位18位)のヒットを持つバンド、ルルー(Le Roux)のリードヴォーカル、ジェフ・ポラードの名前も見られる。)このアルバムはさまざまな話題を呼んでいる。その名も「Elvis」という曲が収められていて前作同様ウィリー・ネルソンのほか、レイ・ベンソン、ウェイロン・ペイン、トリーシャ・マーフィーと共演していることもそのひとつであるが、それにも増してプロデューサーがジョン・クーガー(当時はまだこの名前)の『American Fool』('82)やフーティー&ザ・ブロウフィッシュの『Cracked Rear View』('94)など時代を代表する超メガヒットにかかわってきたドン・ガーマンということも話題になっている。このようにレコード会社の強力な後押しもあってめでたくナショナルヒットを生んだがその反面、ポップになりすぎたと感じているデビュー当時からのファンも少なくないようで、このあたりのさじ加減が難しいところである。さてパット君、次はどうする? | ||||||||||||
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(篠崎) |
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