Beautiful - Snoop Dogg feat. Pharrell & Uncle Charlie Wilson なんと、スヌープのトップ10ヒットはおよそ10年ぶりのこと、デビューアルバムからの2曲のヒット(93〜94年、「What's
My Name」「Gin & Juice」)以来である。しかも執筆時点で自己最高記録を更新。ドレの曲に参加したのは別として、彼にとって最大のヒットとなっている。 アルバム『Paid Tha Cost To Be Da Bo$$』(ThaとDaの使い分けが難しい)からの2曲めのシングル。先行シングル「From
Tha Chuuuch To Da Palace」同様、一聴してすぐわかるネプチューンズ作品。アルバム中でネプ製作はこの2曲だけなので、いかにネプが“ヒット請負人”として期待され
てるかということだろう。
アルバム自体はスヌープにとって初めてトップ5入りを逃す作品となってしまい、年末で大量の新作が次々にリリースされる時期だったので、リリースラッ
シュの波に飲まれて早々に忘れられてしまっていた感は否めない。が、この曲のヒットで息を吹き返した。 ブラジルのビーチで撮影されたビデオクリップはリゾート気分だっぷりのリラックスした空気全開。いつもフニャフニャしてるファレルはもちろん、スヌープ
もリラックスしてて、彼の飄々としたキャラがよく活きている。 フィーチャーされる2人のうちファレルというのはもちろんネプチューンズの片割れで、フック部分のフレーズをファルセットで歌っている。もう一人、普通
に高い声で控えめに歌っているチャーリー・ウィルソン叔父さんは元ギャップ・バンドのシンガーで、90年代初頭ぐらいにシーンに登場してきた世代にとっ
ては、まさにお手本であり憧れであった伝説的な存在。そのハイトーンでハリのあるボーカルは、アーロン・ホールを筆頭に“90年代世代”に圧倒的な影響
を与えた。しかしここでの活躍ぶりは随分控えめで、言われなきゃチャーリー・ウィルソンだとは気付かないぐらい。ビデオクリップにも登場してなくて、
ちょっと寂しい。ちなみにチャーリー・ウィルソンは本当にスヌープの叔父だという説も昔からある(多分、公式には肯定も否定もされていない)。 (しんかい) Brokenheartsville - Joe Nichols "Brokenheartsville"という造語、これを目にしてエルヴィスを連想する人もいるかもしれない。エルヴィスは1968年の"カムバック・スペシャル"で架空の街"Nothingville"を舞台に「T-R-O-U-B-L-E」を披露したし、その街外れにはおそらく「Heartbreak
Hotel」もあったに違いないから。しかし、そんなイメージを持ちながらこの曲を聴くと、少々肩透かしを食らうかもしれない。この歌の主人公はバーでよそ見をしている隙にまんまと他の男に彼女を"お持ち帰り"されてしまったマヌケな男。彼女と連れ去った男("悪魔"と呼んでいる)にあれこれ韻を踏んだ負け惜しみを言いながら、強いお酒に酔いつぶれていく・・という何とも情けない物語は、ラジオで聞き流すにちょうどいい気軽さがあり、それが大ヒットの要因となったのだろう。さてこの曲、ミーンタイマーの反応は如何に?? (八亀)
Angel - Amanda Perez この曲は心臓病で31歳の若さで亡くなった彼女の従兄弟マイクに捧げた曲でもある。「彼を失ったのは大変だったのよ、彼はいつも私を後押ししてくれ、音楽的に助けが必要なときには、いつもいてくれたから、、、。」彼女は4歳のころから叔父やマイクをはじめとする従兄弟たちとラテン/テアノ系バンドThe
Sombra Chicana USAに参加したり、また11歳のときには自分自身のラテンバンドThe
Sombra Chicana Chiquitosを結成、活動していた。しかしハイスクールに入ると家で姉がかけるポップスや
R&Bのアルバムの虜になってラテンから転向する。そんなときも一人従兄弟マイクは応援してくれたそうだ。1999年に、ついにはインディアナポリスのブラックミュージックの祭典、ブラックエクスポでその年のベスト女性ジュニア・ヴォーカリストに選ばれるに至った。「この催しに呼ばれただけでも名誉ことなのに、選ばれたなんて嬉しいわ、いままで私はただのラテンパフォーマーだと思われていたのに」このときは従兄弟Mikeはもちろん家族皆で喜びで泣いたそうである。いやーいい話だねぇ。ジェニファー・ロペスを一つのアイコンとしてラテン系からR&B、Hip
Hopへのアプローチがチラホラ伺える昨今だけどはAmandaはジェニファーとはまた違って実際にかつてラテン音楽を演奏していたし、もっと血肉的にR&B、Hip
Hop音楽を消化している感がある。いやはや注目、今後が楽しみな娘かも。 The Jump Off - Lil' Kim feat.Mr.Cheeks アルバムからの先行シングルがこの曲。最近、手掛ける作品は多くないがどれも決して外さないティンバランドの製作。フック部分でテンテケテケテンとミッ
シーが好みそうな音が入ってくる部分とか、それらしい。フィーチャーされてるミスター・チークスは自分でソロヒットも出した元ロスト・ボーイズの人だ
が、なんか終盤でダラダラしゃべるだけで、曲的には別にいらない。実はこの曲はネタとしてロスト・ボーイズの95年のヒット「Jeeps,
Lex Coups, Bimaz & Benz」のフックを借用しているので、“これはパクリじゃなくてネタ元も公認なのよ”というアピールもあるのだろう。 久しぶりのシングルとなることを初めから意識して作られたこの曲、最初のフレーズは「しばらくごぶさただったけど、超ホットな曲で戻ってきたわ/他の曲
なんかかけてないでアタシのこの曲でみんな踊りまくるのよ」的なことを言っている。で、フックを挟んで2フレーズめからはお得意のエロネタにどんどん
もっていく。まあ、彼女にしてはえげつない言葉遣いは少なく、やっぱラジオでかけられることを意識してるのかなあ、という気もする。
単なる語感とか韻を踏む上で選んだだけだろうが「I
got a man in Japan and a dude in Tahiti / Believe me sweetie I got
enough to feed the needy」なんてフレーズも登場する。リルキムに日本人の彼氏なんて似合いませんが。 (しんかい) Don't Know Why - Norah Jones そんな彼女の生い立ちは、1979年3月30日ニューヨーク生まれのテキサス育ち。現在はニューヨークに在住っていう現在24歳の女の子。母が凄くレコード・マニアだったので、バリバリ音楽を聴いて育ち、5歳の時にはありがちだが教会の合唱団で歌ったり、7歳の時にはピアノを始めちゃったりする。16歳の時には初体験じゃなくて、初ライヴ。高校在学中には学生の音楽祭の類で作曲賞なんかもゲット。才能が開花し始める。大学ではジャズ・ピアノを専攻したが、ニューヨークに引越しを決め、大学をドロップ・アウト。その辺から今のデビュー作に関わった人脈を築き出し、ブルーノートと契約まで決める。で、2002年2月26日、ベット・ミドラーのこれまた名作「Some
People's Lives」で俺は凄い人だと思っていた匠アリフ・マーディンのプロデュースで、早速デビュー・アルバム『Come
Away With Me』をリリース。その後の4月11日には日本国内盤も目出度くリリースしてしまう。その後はじわじわチャートも頑張り、米ローリング・ストーン誌が選ぶ「2002年ブレイクが期待される新人10人」に選ばれてみたり、コンテンポラリー・ジャズのチャートで1位を独走したりと、もうやりたい放題。そして2002年9月には日本にも来ちゃう。東京、大阪、名古屋、福岡、広島に行き、チケットもあっさり完売しちゃう。その後ビルボードのアルバムチャートで1位を取ったりしながらロングセラーなのは周知の事実。もう本当に「飛ぶ鳥を落とす勢い」とは正に彼女の為の言葉。 ってなことで、兎に角凄いから聴いてみようという感じ。ただ、思うのは、最近本当に「聴ける」音楽が減ったんだなぁってこと。この曲も当然ジャズ・テイストの中に、ややスモーキーって言うか、何ですか?ハスキーとかムーディーとかですか?が割と上手く表現されているあたり、侮れないのだが、じゃ、何故あの時シャーデーのことをもっと評価しなかった!じゃ、なんであの時ベット・ミドラーのことをもっと評価しなかった!じゃ、何で、、、、、、、、、、、、(永遠に続きます)。ただ俺にはっきり言えることは、今は「敵」が少ないということです。賛否両論あるでしょうし、誤解も恐れないで言いますが、今、こんなにメロディーのある楽曲が「探す苦労」を伴わない方法で耳にすることが出来ますかってこと。小子高齢化が進んでいく中ってことも無いかもしれないけど、こういう曲を聴きたい人の市場だって潜在的にあるんだから、これからも時々出てくるはず。そう。もう、おじさん達はメロディーに飢え飢えですわ。だから今後も宜しくどうぞ。 で、そんなノラの近況はというと、どうやら新譜のレコーディングに3月から入っているらしい。そんでもって6月からは全米ツアーに出るというから多忙である。っていうことは、その前に新譜が出るのか?それは俺にも分からないノラ(寒)宜しくどうぞ。 I Can - Nas 前作『Stillmatic』がSOURCE誌でマイク5本と高評価を受けたナス。未発表曲集『The
Lost Tapes』をはさみ、1年という短いインターバルで新作『God's
Son』をリリースした。ギミックを排したトラック、迫真のライム。先行シングルにヴォーカル・パートのない「Made
You Look」をあえて選びヒットさせると、次にカットされたのが当初から話題の「I
Can」。「エリーゼのために」を4拍子に変換したトラックに、子供のコーラス。ギミックの権化のような曲調だが、彼のライムがそんな第一印象を一変させる。 I can 子供達に対し、将来の目標を持つことを説くナス。しかし彼のメッセージは、単に夢を持つことの大切さだけではない。夢を持って行動するには、リスクが伴う。ドラッグやHIV、自己管理ができずに夢半ばで挫折し、時には命を落とした子供達。そんな過去の例を引き合いに出して、強く賢く生きていくことが、前半の内容。後半はさらにスケールが大きくなる。かつてアフリカでは賢さの象徴であった金(gold)が、西欧文化の侵入によって力の象徴である金(money)に変わってしまった。西欧はアラブに介入し、アフリカからすべてを奪い取った事実を投げかける。 If the truth is told、 the youth can grow アメリカ人は、実は先進国の中では最も外国のことを知らない(人の比率が高い)と言われる。自分の国自体が広くて多様性があるため、外に出なくても広い視野が持てると思っているのか。または自分達の価値観こそが絶対的だと天動説よろしく教えられてきたのか。。ここにこの曲のメッセージが集約される。 子供に対し、生活に対するリスクから世界情勢まで教えるナス。大人になってまで頑張れ負けるなというメッセージで満足してしまう日本人。こんなんで大丈夫か。 Get Busy - Sean Paul No Letting Go - Wayne Wonder ところでレゲエの世界ではよく同じオケでいろんなシンガーやMCがレコードを出したりする。同じレーベルから、やってるアーティストは全然違うのに、全く同じトラックでレコードが何枚も出るというケースだって珍しくない。そしてもちろんヒットしたオケはさらにどんどん使いまわされ、最終的に疫病のように繁殖する。レゲエの世界ではこのオケ/トラックのことをリディム(Riddim)という。面白いのはそのリディムには名前が付いていることだ。 この曲「No Letting Go」は「DIWALI」というリディムで、ハンドクラップがちょっと祭囃子の太鼓のようにも聞こえる情熱的な下町リディム(という認識はおそらくほとんどのレゲエリスナーにはないと思うが(笑))。2002年は特にこのDIWALIが世界的に熱かった。ちょうど今ヒットしているショーン・ポールのセカンドヒット「Get
Busy」もDIWALIリディムだし。ビクターから昨年末このDIWALI他同じく2002年の疫病リディムX5、PARTY
TIMEばっかりを集めた『Rock City』なる2枚組コンピが出ているので、このハンドクラップをもっと聴きたい方はぜひお試しを。 Hell Yeah - Ginuwine feat.Baby 「これはクラブ・ソングだよ。俺はファット・ジョーの"Crush
Tonight "なんかを演奏しちゃったりする一方で、実はパフの"I
Need a Girl"が好きだったりするんだ。自分自身の"I
Need a Girl"を演ったって訳。皆最初はスロージョイントな曲を望むだろ、皆の心のガードを解きたいって思ったのさ、この曲がそうなってくれるよう願っているよ」 (田鍋) I Know What You Want - Busta Rhymes & Mariah Carey feat.The Flipmode Squad That'd Be Alright - Alan Jackson (篠崎) Have You Forgotten ? - Darryl Worley 何が歌われているのか?そしてこのタイトルの意味するところは? あるラジオ局ではDJが躍起になって1日のうちに何回も何回も繰り返しこの曲をかける、そしてまたあるラジオ局ではこの曲をオンエアするのは適当ではないと判断し、ブラックリストに載せ、リクエストが来ようとも何が何でもかけないようにする。とりあえずこれがこの曲をめぐる全米でのステータスであり、物議を醸している理由である。 (はまべ) Can't Let You Go - Fabolous Featuring Mike Shorey & Lil' Mo Big Star - Kenny Chesney (田鍋) Rock Your Body - Justin Timberlake ということでこの最新シングル、「Rock Your Body」。あのアルバム『Justified』収録の何曲かは実はもともとマイケル・ジャクソンのために書かれた曲なのだ、というまことしやかな噂が結構現実感を持って感じられるのは、やはりこの曲のように根底のところにマイケル全盛時のグルーヴが脈々と流れるようなトラックがあるからだし、またジャスティンもそういうトラックを軽々と乗りこなしているあたり、なかなかのもの。この曲もとても80年代的な軽ーくそれでいてファンキーなカッティングギターのリフにジャスティンのファルセット・ボーカルが官能的に乗っかっていくという、絵に描いたようなクラブ仕様のファンキー・チューン。前の彼女だったブリトニーからはすげなく振られてしまったジャスティンだけど、そのブリトニーがその後あまりパッとした活動をしていないのに対し、ジャスティンの方はと言えばそれがきっかけで手綱を放たれたかのように今回のこのソロアルバムの発表と成功、といい方向に全てが動いているようで、人間人生判らないもんだねえ、何が幸いするか。人間やっぱし挫折も必要だ。最近バアアアッドなヒップホップ路線を切り開きつつあるアギレラと共に、ポスト・アイドル路線を模索するジャスティンの今後の硬派な活動、なかなか楽しみ。 (阿多) Somewhere I Belong - Linkin Park 1996年、LAで活動開始。当時はハイブリッド・セオリーと名乗っていたが、同名のバンドが存在するためにリンカーン・パークにしようとしたものの、ドメインがとれないために似たような名前のリンキン・パークがバンド名になったという、結構安直な由来。 ヴォーカルのチェスター・ベニントンとラップのマイク・シノダをフロントに、ギター・ベース・ドラムにDJを加えた変則的な6人組。パフォーマンスのよさに加え、メンバーのルックスも手伝って地元ではかなりの人気となり、いきなりメジャーのワーナーと契約。それもプロデューサーがドン・ギルモア、ミキサーがアンディ・ウォレスという鉄壁の布陣。積極的なプロモーションのかいあって、かつてのバンド名をタイトルにした『[Hybrid
Theory]』はアルバムチャートで初登場16位。典型的ヘヴィ・ロック・フォーマットの1stシングル「One
Step Closer」もヒットして、全くの新人としてはかなりの成功となった。 しかし彼らが活躍するのは実はここから。続いてヒットしたのはアルバムのオープニングでやはりへヴィな「Papercut」、ではなく、しっとりとしたメロディとダークな雰囲気の「Crawling」。この曲で彼らの評価は「ヘヴィ・ロックの新星」から「メロディック・へヴィの新たな提案」へと飛躍した。同時に大規模なツアーやフェスティバルへの参加を通じ、ライブ人気も急上昇。アイドル的な人気も加わって、アルバムはロングセラーとなっていった。そしてさらなる一手が「In
The End」のクロスオーヴァー・ヒット。ピアノのイントロに導かれるラップ・メタル版パワー・バラッドという今までにないスタイルは、ロック系ラジオ局だけでなくCHR局でも大人気。HOT100では2位まで上り詰め、ここブレイクアウトでも余裕のトップ人気を勝ち取った。 この段階でアルバム出荷は700万枚を突破。一躍シーンの主役となった彼らに対し、トラスト・カンパニーやタップルートといったフォロワーが続出。エレクトロニカとへヴィなギター、マイナー調のメロディという組み合わせは、2003年に入ってブレイクしたタトゥやエヴァネッセンスにも彼らの影響が見てとれる。 肝心の彼らはというと、2002年にはリミックス・アルバムの「Reanimation」をリリース。ほとんどファン向けの限定的な内容にも関わらずアルバムチャートで初登場2位。またスクラッチ・チームのエグセキューショナーズとのコラボレーション「It's
Going Down」もヒットさせ、今までアンダーグラウンドの存在だった彼らのアルバム『Built
To Scratch』までもチャートのTOP20まで押し上げた。しかし待たれていたのは何といってもオリジナルの新作。2003年に入って『Meteora』というタイトルだけが発表されたものの、音に関しては全く情報が得られなかった。それもそのはず、音源の流出には厳重な体制が敷かれ、メディアへの発表会ではサンプル盤の配布は一切せず、それどころか録音機器を所有していないか身体検査まで行う徹底ぶりだったとか。 「Somewhere I Belong」はアルバムからの1stシングルで、アコギを何重にも重ね録りして逆回転させたループをイントロに、マイクのラップが淡々と進み、サビでチェスターが絶叫するという黄金パターン。ガンダムのフィギュアが登場するビデオクリップといい、一件脇役のマイクが実はバンドをコントロールしている感じを受ける。前述のようなセキュリティ体制でネットへの音源流出を最小限に食い止めたおかげで、一斉にエアプレイを解禁した週には、モダン・ロック・トラックスで初登場1位を獲得した。 (松本) Emotional Rollercoaster - Vivian Green (阿多) She's My Kind Of Rain - Tim McGraw 続いてリリースされたこの「She's My Kind Of Rain」は彼自身「これまでレコーディングした中で最も気に入っている」というほどの自信作。妻や恋人を"恵みの雨"や様々な事柄に例えて賛美の嵐を送るという内容は、現在戦争中なのでどうしても愛する者を本国に残し、戦地で涙する兵士の姿を想像してしまうが、そんな特殊な状況でなくても、どんな時代でも、どこの国でもメッセージが伝わる普遍性を持ったラブソングであると思う。 (八亀) copyright (c) 2003 by meantime, All rights reserved.
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2003/3/1
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Doggystyle/Priority
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同名異曲は、なぜか近い時期にヒットする、という法則を今作った。長い全米チャートの歴史を繙いても、1955年以降、「Beautiful」という曲
がヒットしたのは1972年のゴードン・ライトフットのバージョンしかなかった(58位)。それが、ここ数カ月でアギレラ、スヌープと
「Beautiful」という同名異曲の大ヒットが相次いだ。別にどちらかが真似たわけでもあるまい。たしか、ここ数年だけでもいくつか同じような例が
あったと思うがここでは割愛する。
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2003/3/1
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#27
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Universal
South
Meantime
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前のシングル「The
Impossible」がカントリーチャートで3位、ポップチャートでもTOP40入りしてブレイクを果たしたジョー・ニコルス。しかし我らmeantimeの年間投票では一票も獲得することが出来ず同率最下位という不名誉な結果に。これに奮起し(?)新たに世に問うたのがこの「Brokenheartsville」。シンプルなサウンドと彼の恵まれたバリトン・ボイスが楽しめるこの曲は彼にとって初のカントリーチャートナンバー1を獲得、今度こそ日本の音楽ファンにもアピールしたいところだが・・。
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2003/3/1
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#-
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Universal
Meantime
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NA

インディアナ州フォート・ウェイン出身で22歳のアマンダ・ペレズ。確かにメキシコ人の血が流れているし、名前からラテン系アーティストと思われるのは無理もないけど、彼女はれっきとしたアメリカ育ちの自分で作詞作曲、プロデュースもこなし、さらにラップも披露するR&B、Hip
Hop系アーティスト。2001年にデビューアルバム『Where
You At?』から「Never」が小ヒットし、ちょっと注目されるもブレイクするには至らなかった。今回所属するPowerhowseレーベルの配給先がUniversal
からVirgin Recordsに移行しそれにともないデビューアルバム『Where
You At?』をリファイン。アルバムの収録曲の曲順を変更し、ある程度焦点を絞り込んで再デビューアルバムとなったのが今回のアルバム『Angel』ということなのである。再デビューにあたって前回の轍を踏まないために第1弾シングルは評判のよかった「Angel」をフューチャーすることになった。
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2003/3/8
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Queen
Bee
Meantime
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ヒップホップ雑誌「The
Source」。今は全面対決しているエミネムでさえ、かつては「Sourceでマイク4本以上に評価されたアルバムなら、片っ端から聴いてた」と語る
ほど、その評価は信頼されていた。ところが最近完全に迷走していて、その地位が危ぶまれている。ここでは迷走の内容は詳しくは語らないが、よりによって
こんな時期にマイク4本半の評価を与えられてしまったリル・キムはちょっと不幸だった。いつもなら、マイク4本半というのは年間ベスト5級の相当な高評
価だ。例えば、ヒップホップ史に残る大傑作として名高いDr.ドレの「The
Chronic」も「2001」も、共に発売当初は4本半の評価である(後に5本に修正されている)。
そのキャラ上、どうしても“エロネタ”以外では話題になりにくいリル・キムにとって、ヒップホップ界の御意見番から極めて高い評価を受けたというの
は、“ハク”をつける上ではとても重要な出来事だった。
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2003/3/8
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#30
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Blue
Note
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「大都会のナチュラル・ボイス」こと、ノラ・ジョーンズが入ってきましたよ!先ずは、先日のグラミー賞!凄かった。彼女は、主要4部門独占(これは80年のクリストファー・クロス以来の快挙)した上、ノミネートされた8部門全てを受賞。これは99年のサンタナに次ぐ83年のマイケル・ジャクソンに並ぶ史上2位タイということで、凄いということが分かるでしょう。取敢えずグラミー賞を語らないとノラも語れないでしょうっていう存在になってしまったのは事実。
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2003/3/8
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#-
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Ill
Will
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頑張れ・負けるな・きっとうまくいく。無条件にポジティブなメッセージを投げかけて良いのは、せいぜいローティーンまで。それ以降は行動に伴うリスクを教えないと、単なる自分勝手な大人になってしまう。P.O.D.の「Youth
Of The Nation」が許されるのは、彼らの支持層が日本で考えられるよりもずっと低いから。ジミー・イート・ワールドとロードオブメジャーの歌詞は似ているようだが、前者の支持層はせいぜいハイスクールまでで、後者は高校生からもしかしたら社会人まで含まれるかも。だから歌詞は似ていても、バンドのスタンスとしては両者はかなり違う。
−きっとなれる。自分の夢に。
−真実を教えなければ、人は育たない。
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2003/3/15
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#-
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VP/Atlantic
Meantime
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ダンスホールナンバー「Gimme
The Light」をポップ・チャートでトップ10入りさせるという快挙を成し遂げたレゲエ界の期待の星ショーン・ポール。1973年1月8日、ジャマイカのキングストンで産まれ著名な画家の母親に育てられた彼は、10代の時に水泳とウォーター・ポロで国際大会に出場し、UTECH大でホテル・マネージメントを専攻したのち銀行に就職してからレゲエDJとなる異色の経歴の持ち主。ジャマイカのレゲエ専門レーベルVPレコーズから発売されたデビューアルバム「Stage
One」がビルボードのレゲエチャートで一位をとるとメジャーレーベルが競ってショーン・ポール獲得に乗り出し、「ストレートなダンスホールのままでリリースする」という条件を飲んだアトランティックがVPとのジョイントベンチャーとして最新アルバム『Dutty
Rock』をワールドワイドに売り出すこととなった。ファーストシングル「Gimme
The Light」はデスチャやネリーのクリップを手掛けた監督リトルXによるスタイリッシュなビデオクリップも話題になり大成功。「ポニーテイル」と呼ばれる女の子が踊っているのはジャマイカ直送のダンスとして話題騒然。ポニーテイルの他にもクレイグなどショーン・ポールのビデオに登場したジャマイカのダンサーは次々人気者に(ちなみに「Macarena」のビデオで踊っていたミア・フライアは後にリュック・ベッソンの映画「ダンサー」で映画主演デビュー、という大成功例が)。また、早くからクリプスやバスタなどラッパーの12インチにフィーチャリングで登場していたショーンはヒップホップシーンからのリスペクトも厚く、「Gimme〜」もUSスラングとパトワが程よく交じったリリックが好評だったよう。またUSのDJはダンスホールをかける際に極端にピッチを上げて早回しするので歌声が高くなってしまうので、それを避けるために最初からトラックの速度を上げた曲を作ったのも勝因。ショーン・ポールがイントロで必ず叫んでいる決めフレーズ(マスタ?Pの「あぁ?っ(Ugh)」やノリの「わ、わ(What,
What)」に相当?)は「だってよー(Dutty yeah)!」。これは8年近くつるんでいるDutty
Cup Crew(DuttyはDirtyの意)という5人のDJ仲間をレペゼンしているらしい。この辺の感覚もヒップホップと通じるものがあるようで。現にこの5人は90年代半ばにヒップホップ風にマイクを回すパフォーマンスをしていたようだが当時は全然ウケずにジャマイカのプレスから散々叩かれたとか。
さて「Gimme〜」の追い風を受けてリリースされたのが、おととしからレゲエ界に大旋風をひきおこしている「Diwali」リディムを使った強力トラック「Get
Busy」。ディワリは手拍子を特徴とするリディムで、DJたちもフロアで先を競ってかけたがる問答無用のシーン席巻ぶり。そのためセカンドシングルだったトニー"CD"ケリーによる「Like
Glue」(この曲の途中に一部挿入されている)を急遽切り替えてディワリの「Get
Busy」をシングルにすることに。スーパーキャット(ショーンは彼の真似をすることからレゲエの道へ入っていった)のアップタウン版と呼ばれるショーンのフロウに程よくハモるサビがキャッチー。またまた最新ダンスを沢山盛り込んだこの曲のビデオクリップは寒い郊外の家の地下室でのホームパーティーというコンセプトで撮影はトロントで行われた。歌に出てくる女の子たちは何に「Get
Busy」かというと冬仕度をすることではなくお尻を振ること。なるほど寒さもしのげそう?ショーンは間もなくリリースされるビヨンセやマイアのアルバムにも登場しているようだし、まだまだ快進撃は続きそう。
アトランティックはショーンと同じようにVPレコーズのハンサム美声シンガーのウェイン・ワンダーもメジャー展開を始めて攻勢を仕掛けてきている。少し前まではインディ系の南部ラップに対して盛んに行われていた青田刈りだが、次なるターゲットはレゲエシーンか?以前からフォクシー・ブラウンやイヴもプライベートで聴くのは主にレゲエ(フォクシーは彼氏のスプラガ・ベンツの影響か?)と答えてるし、昨年の多忙No.1プロデューサーだったネプチューンズがジャネットという豪華デュエット相手を従えてビーニー・マンを手掛けたのもこの流れを見据えていたのかも。ショーン・ポール曰く「ダンスホールはクラブではずっと人気のある音楽で、つまり一番人気のアンダーグラウンドミュージック。都市部の若い人たちには既に耳馴染み」とのことでレゲエがUSで市民権を得るお膳立ては十分できている様子。
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2003/3/15
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Greensleeves/
VP/Atlantic
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ウェイン・ワンダーは80年代半ばから活動を続けているジャマイカのシンガー。古巣のレゲエレーベルVPレコードとメジャーレーベル
アトランティックの共同配給が2002年決まり、そこからの第1弾アーティストとして今までアンダーグラウンドだったショーン・ポールが大々的に売り出され、世界中で大ヒットを記録した。そしてこのウェインも2003年ショーンと同じようにアトランティックからアルバム『No
Holding Back』がリリースされシンガー生活約20年ようやく世界的なブレイクを果たそうとしている。
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2003/3/15
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Epic
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4月8日にリリースされるジニュワインのニューアルバム『The
Senior』。今回のアルバムはマイアミのヒット・ファクトリースタジオで最終的にミックスされたのだが、現場の様子を彼は次のように言っている。「メソッド・マンやP.ディディやミッシー、ティンバランド、キャッシュ・マネーなんかとつるんでいたんだ(笑)そりゃあスタジオはゲットーみたいで楽しかったぜ。次にどんな奴が来るか、皆でスタジオの外に出て楽しみにしてたくらいさ、そして皆で一緒に物を作ることをエンジョイしたんだ。」お互い影響や刺激を与えつつ、果てさて出来あがったアルバムからカットされた第1弾シングル「Hell
Yeah」はこれでも食らえ、といった具合のいい感じのブツ(笑)。最近また活動が活発になったRケリーの作曲、プロデュースによるもので、更にラップのヴァースはベイビーが作曲、パフォームしている。
まさに満を持しての第1弾シングルカットといった感だけど、しかし一方では現在のファンはジニュワインにバラードを求めているとの分析の結果から、彼はこの曲を第1弾シングルにもってくるのにはリスクを感じていたみたい。アーティスト本人自身にとっての一押しと、万人が考えているアーティストに対して旬となっている趣向ってのは微妙に違うからね。しかし彼は不安を払いのけるためか「この業界では常にチャンスを得るよう冒険しないといけないんだよ。シーンを引っ張っていかなくちゃね。フォロワーじゃ駄目なんだ。」と自分を奮い立たせている。マーケティング優先の小利口な自分よりも自身のアーティスト魂に目を背けることが出来なかったってところでしょうか?わんぱくジニュワインここにありといったところかなぁ。
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2003/3/15
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J/MonarC
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Jレコーズへ移籍しての第2弾アルバム『It
Ain't Safe No More』を発表したバスタだが、先日そのアルバムタイトルを実感してしまいそうな事件にまきこまれた。バスタを含め有名ラッパ?が多数所属することで知られる「ヴァイオレーター」の事務所の前でバスタの車に6発の銃弾が撃ち込まれた。同じくViolator所属である50セント絡みだろうとの説があるが、もしもバスタが乗っていたら・・・。ヴァイオレーター側もガードマンを武装させて警備を強化している。
さて今回のアルバムから、ディワリ・リディムを巧みに取り入れた「Make
It Clap」(ジャマイカ系のバスタはこの曲のリミックスに参加したショーン・ポールとも早くから顔馴染み)に続くシングルとしてリリースされたのがこの曲。これがバスタ的には超変化球。あのぶちきれキャラのバスタが盟友フリップモード・スクワッド(ラー・ディガ久しぶり!)の面々としっとりとしたトラックに乗せ、ツアー続きで家をあけることが多くても辛抱していてくれるパートナーへの深い愛を歌ってしまっている。「小説家を見つけたら」「シャフト」「ハロウィン・レザレクション」など俳優業も順調なバスタだからこうしたキャラを演じるのもお手のものだろうが、こちらのほうが3人の息子と1人の娘の父親である30才のバスタの素顔なのかも。最近LLクールJがメロウ路線で当てているが、ベテランラッパ?は家族愛回帰ブーム?プロデュースは「Make
It Clap」も手掛けていたリック・ロック。ビデオクリップはLAでシューティングされ、クリス・ロビンソンとバスタ自身が監督してフランク・ミラーの漫画「Sun
City」にインスピレーションを受けているとか。そして今回のゲストシンガーはマライア・キャリー。あの「グリッター」を境にここまで小物化するかとさすがに哀れな日々だったが、売れなくなって初心に立ち返ったマライアはいいかんじにディーバぶりが消えてその健気さを応援したくなる。かつての宿敵ジェニロペのアルバムを「彼女は本当に輝いているわね。参考になるわ」とお勧めに選んだり、一時は見苦しい露出ぶりが目立ったビジュアル面でも、ベレー帽を目深にかぶってパーカーに身を包んだダウン・トゥ・アースなグラビアやコンサバな栗色のヘアで登場したVibeの表紙など、ぐっと落ち着いた。そして突出したセールスがなくなったかわりに「歴史的な大物感」が出てきてソウル・トレイン・アウォーズで「Quincy
Jones Award For Outstanding Career Achievements」を受賞。そして昨年のスーパーボールで歌ったアメリカ国歌で、録音された人間の声で最も高音のG7#を出してギネスに載ることに。イルカの声なみの高さであるG7#はピアノの鍵盤にもなく、医学的見地からもG7#を出す人間の存在は驚異的とのこと。今なお人気を保っている日本での武道館公演も間近。映画出演のほうも懲りずに「Sweet
Science」という作品で若い女性ボクサーをスカウトするマネージャーの役をやるそうだが、やっぱ本業で頑張ってもらわなきゃ?
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Top40
debut
2003/3/15
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#-
Top40
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Arista
Nashville
Meantime
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NA

アルバム『Drive』からのカット。明るい曲調の乗りのいい歌なので一見よくある日常を歌ったお気楽カントリーソングのように思われるこの曲。実際に「榎の木にお金がなっていたらどんなにいいだろう。」なんて歌詞から始まるのでそう思っても無理はない。でも曲が進むにつれて「うちの牧場が売りに出されさえしなければよかったのになあ。」とか「あの悪い冗談がなければどんなによかったろうになあ。」とだんだん暗い意味深な内容にかわってくる。やはりこれも9.11の同時多発テロ以降の暗い世情を反映してのことだろうか。アルバム発表時はまだイラク戦争開始前なので、当然そこまで内容に反映されているはずはないのだけれど、含みの多い歌詞はどうしてもそこまで連想してしまう。白人が人口に占める比率がだいぶ変化してきていると言われるアメリカではあるが、それでもまだまだ白人主導の部分は多く、それゆえ白人層から圧倒的に支持されているカントリーは、戦時下においては良きにつけ悪きにつけ愛国心と言う言葉と結び付けられて語られてきた。できることならそんなことではなく純粋に音楽を楽しめる時代に早くなって欲しいものだ。
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Top40
debut
2003/3/15
Peak
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#22
Top40
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Imprint
DreamWorks
(Nashville)
Meantime
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NA

昨年7月にセカンドアルバム『I
Miss My Friend』をリリースしたばかりのダリル・ウォーリーが今年4月に早くもサードアルバム『Have
You Forgotten ?』をリリースした。この曲はそのアルバムからのタイトルカット。この曲はHOT100で50位というカントリーソングにしては異例の高順位に初登場し、2週目でトップ40に入った。
歌われていることといえば大筋で言えばアラン・ジャクソンの「Where
Were You (When The World Stopped Turning)」とトビー・キースの「Courtesy
Of The Red,White And Blue」と同じだ。911の時に人々が体験した自由な生活が失われていく恐怖、母国が攻撃される不安、そんな米国民の心情を代弁し、さらに自国のために命をかけて戦う兵士への敬意をあらわしている歌だ(その部分においてはかの曲でトビーが軍人であった父親を称えて歌っているのと同じ)。実際この曲はダリルが2002年アフガンで活躍する軍隊向けに演奏していたとき出会った兵士に共感し、彼らに向けて贈った歌だとされる。しかし、この曲がいつのまにか今回のイラク戦争への応援歌にすりかえられてしまった。「I
hear people saying we don't need this war/ I say there's some things
worth fighting for / What about our freedom and this piece of ground?」というこの曲の出だしだが、ここで戦うことは意味のあることだと彼は歌っている。まあこれは対イラク戦というよりは対ビンラディン一派(テロ集団)のことを歌ったと捉えたほうがしっくりくるが。歌が進むにつれ「And
we vowed to get the ones behind Bin Laden」や「Have you forgotten
about our Pentagon?」という露骨な表現が出てくる。そして極めつけとも言うべき「Some
say this country's just out looking for a fight / After 9/11 man I'd
have to say that's right」の部分。
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Top40
debut
2003/3/22
Peak
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#-
Top40
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Imprint
Desert
Storm/Elektra
Meantime
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NA

Coming Soon
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Top40
debut
2003/3/22
Peak
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#-
Top40
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BNA
Meantime
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NA

『No
Shoes, No Shirt, No Problems』、植木等ばりに言えば「金のないやつぁ俺んとここい!俺も無いけど心配するな」といったところでしょうか。あいも変わらずredneck魂炸裂、豪快カントリー男バカ一代といったケニーだが、今回の曲「Big
Star」について彼は次のように語る。「アルバムの中でもこの曲は好きな曲だね。その伝えんとするメッセージがね。これは夢を抱く人を歌っているのさ、俺には夢を抱いている友達がいっぱいいるんだけど、とくにこの曲で好きなのが夢を持っている女性が成功するまでいろいろ経験して一生懸命頑張っているところさ。そして、彼女が成功したら今度は途端に皆が彼女の成功を過小評価しはじめ、彼女はあんまり良くないよ、じきにトップから滑り落ちるさ、とけなしはじめるところも描いているところさ。彼らは彼女がローラーコースターのような感情の起伏を味わったことや、多くの曲を書いたとか創作のために一生懸命頑張っていたことは考慮しないんだよ。音楽ビジネスにいるとこうしたネガティブな友達も沢山持つようになるけど(笑)俺はこの曲はとってもパワフルな曲だと思うよ。だって夢はかなえられるって明確に示しているからさ。成功するためには一生懸命頑張らなくちゃ。過程を楽しんで、情熱的になることだね。そうじゃなきゃ、奴らに"お前は何も出来ない"って言わせることになるぜ。だからこの曲は特に俺にとってパワフルなんだよ。今日の俺になるまでに俺は自分自身を信じるしかなかったからね。」
この曲がステージで歌われるときはバックのスクリーンにディクシー・チックスやマルティナ・マクブライド、パッツィー・クライン、
ロレッタ・リン、ジャッヅ、ミニー・パール、トリーシャ・イヤーウッド、そしてその他未だ無名の多くの女性カントリーアーティストのスナップショットが映されるそうだが、曲の女性主人公と数々の女性カントリーアーティストがオーバーラップして感動的だなのだそうである。ベタな演出だけど正直豪快一直線なのがケニーなんだろうなぁ。
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Top40
debut
2003/3/29
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#-
Top40
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Jive
Meantime
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NA

最近すっかりワム!から独り立ちした頃のジョージ・マイケルをぐっと今風にしたようなオーラを発しまくっているジャスティン。アイドルグループからR&Bスターへの転身(というか進化)って実は昔から結構フォーミュラだったのかも。しかしマイケル・ジャクソンの一番おいしい時期を正に肥やしにして今のジャスティンがあるだけに、ジョージ・マイケルからは一段と進化度が先鋭的なのも凄い所。何と言っても感服したのは、この間のソウル・トレイン・アウォードでメイン出演者中唯一白人というハンディもものともせず、「Cry
Me A River」を初めとした主要ナンバーを、かなり激しいダンス・アクションをキメながら息を殆ど切らすことなく生声でしっかりグルーヴを発しながらパフォームしていたこと。何と言ってもソウル・トレイン・アウォードの最優秀アルバム部門にアルバムがノミネートされるというだけでも凄いところだけど、それもネプチューンズやティンバランドといった当世売れっ子のヒップホップ・プロデューサー達とジャスティンががっぷり四つに組んで曲作りからプロデュースまで手がけてこの評価だから、かなりホンモノですぞ、これは。
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Top40
debut
2003/3/29
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#-
Top40
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Warner
Bros.
Meantime
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NA

実はmeantime上で彼らのバイオを紹介していなかったようなので改めて。
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debut
2003/3/29
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#39
Top40
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Columbia
Meantime
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NA

ここ数年「オーガニック・ソウル」だとか何とか言われて騒がれている、正統
派R&B+ジャズタッチのグルーヴをコアにしたソウル・サウンドの一派の顔ぶれを改
めて見てみると、結局はフィラデルフィアを本拠とするタッチ・オブ・ジャズ一派の
面々に集約されていることに気が付く。名うてのプロデューサー/エンジニアのジェ
イムス・ポイザー、DJジャジー・ジェフ、そしてザ・ルーツの連中がその中核を成す
この所謂ネオ・フィリー・サウンドが幅広く強い支持を勝ち得ているのは、昨年来の
ヒップホップ本流アーティスト達の活動・クオリティのやや低迷(ジェイZ、ナスや
スヌープなど例外もあるが)とネオ・フィリー・サウンドの持つ本来のブラック・ミ
ュージックのグルーヴに回帰するような音作りとスポークン・パフォーマンス等も飲
み込んでしまうほどのリリック・コンシャスな曲作りがリスナーを引きつけているか
らに他ならない。そんなネオ・フィリー・ソウル・シーンからまたまた登場したのが
ヴィヴィアン・グリーン。8歳からピアノ、11歳から曲作りを始めたという彼女、15
歳から人前でコンスタントに歌い出し、「Bye Bye Black
Bird」「Misty」といった
ジャズのスタンダードを軽々と唱いこなして注目を集めていたらしい。17歳の時にボー
イズIIメンのメンバーと曲を書いたのがプロ活動のきっかけで、2001年のジル・スコッ
トのライヴ+αアルバム『Experience: Jill Scott 826+』へのバックボーカル参加
を経て、いよいよフィリー・ソウル・シーンに今回登場したというわけ。
題名の「Emotional
Rolercoaster」というのはこちらでは結構一般的に用いられる
表現で、ある時は有頂天になったかと思うと次の瞬間には失望のどん底に落ち込むと
いう感情の起伏を激しく感じさせられる状況が続く時に、「Man,
this is one heck of an emotional
rollercoster!(まったく、気持ちがローラーコースターに乗って
るみたいだぜ!)」と言う風に使う(最近筆者の仕事の状況も正にこういう感じでと
ても疲れるのだが....えっ、関係ない?こりゃまた失礼しました)表現。この曲はヴィ
ヴィアン嬢がボーイフレンドとうまく言っていない時期のある朝に、前の夜言い争い
をした気持ちをクリアにしようとジョギングに出かけた際、ふと頭の中に現れたメロ
ディーを曲にしたものだという。そういうバックグラウンドを頭において聴くと、そ
のジャジーでしっとりとしたメロディと曲調が何となく頷ける気がする。決して派手
でもキャッチーでもないが、耳に馴染むほどに心にしみてくるような不思議な曲だ。
この曲を含むヴィヴィアン嬢のデビューアルバム『A
Love Story』全体もこの曲に象
徴されるような、感情の微妙な起伏をそのまま音の流れに表現したような、やや内省
的ながら心象表現の鮮やかな、ヴィヴィッドな曲に埋め尽くされている。彼女のボー
カルスタイルは、ゴスペルやジャズを好んで聴いたという両親の影響か、リナ・ホー
ンやサラ・ヴォーンといったジャズ・フィールドのディーヴァ達の面影を強く感じさ
せ、80年代のアニタ・ベイカーなどと通じるもののアプローチはよりオリジナルの先
達に近いものを持っている当たりも魅力。単にムード的に流して聴くのではなく、そ
の歌声、リリック、そして歌と楽曲の醸し出す味わいをじっくりと味わいながら聴き
たい、そんなことをふと思わせる作品だ。
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Top40
debut
2003/3/29
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Top40
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Imprint
Curb
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この前にヒットした「Red
Ragtop」が議論を呼ぶ内容で、歌詞の紹介が中心となっていたのでこちらでは彼の新作『Tim
McGraw And The Dancehall Doctors』の紹介を少々。タイトルから察せられる通りこのアルバムはナッシュビルのセッションミュージシャンたちとのレコーディングではなく、彼のツアーバンド「The
Dancehall Doctors」と制作したアルバム。"メインストリーム・カントリーならこうあるべき"という常識をことごとく覆そう、というアイディアが今回はあったようで、"スタジオのプロ"抜きでユニークなアレンジに挑戦したり、ファーストシングルに中絶問題を扱った「Red
Ragtop」なんて問題作を選んだりと、様々なアイディアを試している。
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