Something - Lasgo このラスゴはベルギー出身。かつて「Pump Up The Jam」のヒットを放ったテクノトロニックのお飾りヴォーカル、フェリーがベルギー出身だったくらいで、あまり全米チャートには縁のない国。ヴォーカルのエヴィ・ゴフィンとトラック担当のピーター・ラッツ、作詞作曲のデイヴ・マクレーンという3人組。普通3人組というと、こいつは要らないだろうという奴が一人いたりするが(例:ドリカム・フージーズ)、彼らは役割分担がしっかりしているので大丈夫だろう。 「Something」は本国では2002年2月にリリースされ、28週もチャートインした大ヒット。次いでUKでTOP10ヒットとなった後、アメリカに乗り込んでTOP40入りというのもいつものパターン。ただし最近ではダーティ・ヴェガスのようにアメリカのヒット規模のほうが大きくなったものや、DJサミーのようにアメリカからUKに人気が移行した変り種もあるので、このような王道パターンによるTOP40ヒットはATC以来か(iioは残念ながらTOP40入りならず)。欧州ではアルバム『Some
Things』(シングルと微妙にタイトルを変えるのは2アンリミテッド以来の伝統?)もリリースされ、順調に活動が続いているが、アメリカはたぶんこれ一発で消えるのだろう。すっかり音自体の紹介をし忘れたが、いわゆる浮遊系女性ヴォーカルを擁したメロディックなトランス。ここまでクセのないダンス・チューンがヒットするのはかえって珍しいかも。 (松本) How You Gonna Act Like That - Tyrese (中村) Superman - Eminem さて、けだるい空気が曲全体を包むこの曲は、所詮自分にとって体だけの関係でしかない中途半端な立ち位置の女性へのもどかしさを歌った内容。まあ賞味の話SupermanはIt's
Not Easy、ってとこなんでしょうなぁ。お察しします。また曲の内容にあわせるかのようにエミネムのバックでひたすら色っぽくアドリブってる前述のディナ・レイが、今回もグッジョブをしている。サビのフックとは別にブリッジ部分も歌モノっぽくなっており、これは彼の曲の中では結構斬新な部類かもしれない。アルバム中で聴くと、本気モードの12曲目「Sing
For The Moment」(エアロスミスの「Dream On」のやつ)と親馬鹿ソングの14曲目「Halie's
Song」のつなぎにしか聴こえないんだけど。 ちなみにとあるポルノ女優が友情出演しておっぱいぽろんまでサービスしてくれるこの曲のビデオクリップは、なぜか(というか、だから?)映画『8
Mile』のDVD版でしか見ることが出来ない。ということはもちろんディナ本人はこのビデオには出ていないのだが、我々の前にその華麗なる姿を見せてくれるのは果たしていつなのか? All The Things She Said - t.A.T.u. 女の子二人が制服姿で歌っている。しかも濡れたシャツにチェックのミニスカート姿である。それだけでも十分にヤバい。 その二人がキスし合っているものだからオジサンもーたまらん。 女の子達の名前はレナ&ユリア。ロシア出身の18歳(2003年4月現在)である。デビューアルバム『200
KM/H In The Wrong Lane』からのシングルであるこの「All
The Things She Said」のビデオクリップのインパクトの強さに引っ張られ、話題先行的に全世界へと拡散した。t.A.T.u.(タトゥー)の勢いはここ日本にももちろん波及し、アルバムはオリコンで初登場No.1を記録、雑誌の表紙を飾るなど人気沸騰中である。 ブリトニー・スピアーズがブレイクした90年代末以降、アイドルが続々とデビューし、良質なポップスが巷に溢れかえった。かなり市場が飽和状態に達した現在、誰も想像できなかった新機軸で音楽シーンに刺激をもたらしたこの作戦はなかなか上手い。80年代から活躍を続ける業師トレヴァー・ホーンのプロデュースも上手くハマって、曲のインパクトも聴きやすさも抜群。こりゃ惹き付けられるのも無理ないわな。 音楽そのものの出来栄えが優れているわけでもなければ、二人の歌唱に特段見るべきものがあるわけでもない。現在のいささかバブルな彼女達の人気は、二人のパフォーマンスに拠るところは否定できないだろう。個人的な話で恐縮ながら、実際に私も彼女達のアルバムは三回聴いて飽きてしまったというのが正直なところだし、この曲についてもビデオがなければもう楽しめないという方も少なくないかもしれない。しかし先の見えない洋楽不況に苦しむ21世紀の日本の音楽界に新たな熱気をもたらしてくれたことは確かだし、それを思う存分楽しむことができるのも、リアルタイム・リスナーである我々の特権である。そこのお兄さん、「80年代は良かった」と嘆く前に、今しか楽しめない現在進行形のエンターテイメントを堪能しましょうや。萌え〜☆ Tell Me (What's Goin' On) - Smilez & Southstar なんで急に?誰もが不思議に思うかもしれない。 そのネタがかぶった曲だが、ダイアナ・ロスとマーヴィン・ゲイが73年に発表したデュエットアルバムからの1曲、「Stop,
Look, Listen (To Your Heart)」。彼らが冒頭のマーヴィンの雄たけびも含めて結構大胆に使っているのに対し、ジャ&アシャンティversionはベースラインでさりげなく使う程度。 Sick Of Being Lonely - Field Mob 彼らのスタイル(特にこの曲)は、同じダーティ・サウス系のリュダクリスなんかにも通じる、どちらかというと変に気取らず、むしろ思いっきり下世話に「おめー何カッコつけてんだあよ!」的なベタベタのフレーズ回しや言葉の使い方がいかにも南部のオーセンティックな黒人音楽の伝統を実はリスペクトしている感じで、ホントにブラック・ミュージックが好きな人にはかなり受けると思われるキャラクターとスタイルである。いわばキャビアとシャンペンの味わいではなく、クサヤの干物とイカの塩辛で飯をワシワシ食う、といった皮膚感覚に近いグルーヴをたっぷりと持っている。思えば黒人音楽のルーツの一つはミンストレル・ショウであり、ルイ・ジョーダンの冗談音楽であるからして、彼らのポジションというのは実によく理解できるし、黒人音楽ファンとしては共感できる部分が多い。この曲も今や売れっ子のジャジー・フェイのプロデュースによるなかなかクールでタイトなトラックにからむトリカ嬢のドリーミーなコーラス(アシャンティ風)をバックに、思いっきりおちゃらけたフロウ(豚を連れてナイトクラブに出現するというビデオクリップもケッサクだよね)を聴かせてくれていて、彼らの面目躍如と言ったところ。最近勢力範囲をどんどん広げつつある南部ラップ勢の中でも一際泥臭さの光るこの二人組、アルバムの方もおちゃらけながら音作りはしっかりしているので、是非一聴の程を。 You Can't Hide Beautiful - Aaron Lines 住民の殆どが石油産業に携わる極寒の町で、歯科医師と教師の間に生まれたアーロンは、中学生になるまで音楽とは無縁の生活を送っていたが(両親はレコードすらかける習慣を持たなかったらしい)13歳の時に突然ギターを習うことを思いつき、見る見るうちにそれに没頭。高校卒業後に結成したバンドで録音したデモテープ「I
Know I Shouldn't」がフォート・マクマレイのラジオ局でナンバー1を獲得し(なんとローカルな!)、本気でプロの道を目指し始めた彼はレコード会社にテープを売り込み、ロサンゼルスでソングライター見習(&デモシンガー)として働き始めた。 当地で知り合ったソングライターたちとの共作曲は、かつてロサンゼルスで活動し、その後ナッシュビルに移ってディアナ・カーターなどの作品で成功を収めたクリス・ファーレンの許に送られ、デモテープの歌声に注目したファーレンとラインズはめでたく契約(1999年)。まずはナッシュビルで様々なソングライターと年に70曲もの共作曲を生み出す修行期間を送り、その後インディーレーベルからようやくデビューを果たすも結局たいした成功は収められず。2001年暮れにRCAに認められ、初めて本格的なキャリアがスタートした。 今年に入ってリリースされたメジャーデビューアルバム「Living
Out Loud」からシングルカットされた「You Can't Hide
Beautiful」は、愛する人に「君の心の美しさは隠せることなんて出来ないよ」と語るラブソング。ラジオでエアプレイが始まった途端、彼のもとには「これこそ僕が恋人や妻に言いたかったことなんだ!」とメールが殺到。評判はこの曲をカントリーチャートのトップに押し上げた。 ブレイクを果たした後も活動の基盤をカナダに置き、レコーディングもバンクーバーで行うという彼。今後も継続してアメリカで成功を収められるのか注目したい。 Man To Man - Gary Allan Excuse Me Miss - Jay-Z (中村) Travelin' Soldier - Dixie Chicks この曲のHOT100でのチャートアクション。 ニューヨーク・タイムズ紙はその後、こういったヒステリックな動きをしているのはブッシュ政権に近い一部のラジオ網だけで(かつてブッシュが所有していた球場を買い取ったのが、ラジオ網のオーナー)、彼らが煽っているだけなのだと報じているが、これほど激しく社会的なバッシングを受けたアーティストは最近でも例がなかっただろう。 おそらくはこの事件がきっかけとなり、アーティストたちは“反戦”を声高に訴えることを躊躇するようになった。開戦前後の3月半ばは、多くのアーティストが反戦を表明し、それを訴える曲をネット上で公開したりしていたが、戦局が本格化し、ディクシーのバッシングも同時に激しくなった3月末以降、その動きはぱったりと止まっている。ブッシュ政権は、言論統制に、恐怖政治に、成功した。日本でもブッシュは“単なるアホ”というだけでなく“世界征服を図る恐るべき男”という見方をされ始めた。しかし、自分の住む土地を確保するためにインディアンを殺すことから始まったこの国は、スタート時点から“力の論理”がその原点にある。それはブッシュ政権の誕生と共に突然生まれたものではないのだ。 18歳の誕生日からまだ2日 彼らは店を出て 桟橋で腰を下ろした 私は泣いて 誓った そして、軍の駐屯地から手紙が送られてきた 私は泣いて 誓った ある金曜の夜、フットボールの試合 私は泣いて 誓った Blowin' Me Up (With Her Love) - JC Chasez ただジャスティンの場合、インシンクの"Girlfriend"の流れからすんなりと入っていけた。反面、JCのこの曲は、インシンクでのイメージから少々かけ離れた間があり、またそのちょっと濃いVoアレンジ(shoutもちょっとクドイか?)が災いしてか、チャートアクションとしては少々残念な結果に終わってしまった。(最高位35位、3/1、8、15/03付) 今後5月半ばにシングル、7月22日にアルバム発売の予定だそうだ。 このアルバムのproducer陣が豪華で、ダラス・オースティンを初めとして、ロドニー・ジャーキンス(ブリトニー、BSB)、BT(インシンク)、Riprock
'n' Alex G(アギレラ)等、そうそうたる面子になっている。 (Ohsaki) copyright (c) 2003 by meantime, All rights reserved.
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2003/2/1
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きれいどこのお姉ちゃんヴォーカルと、後ろでトラックをつくる地味な男性の組み合わせによるダンス・ユニット。欧州や日本では珍しくない構成だが、アメリカではあまり見られないパターン。そもそも男女ユニットという構成自体がアメリカでは少ない上に、女性のキャラクターを全面に出さないと受け入れられない国民性。したがって女性ヴォーカルはソロか、全員女性のバンドか、圧倒的な存在感を持った上でのフロントかというパターンに集約される。最近デビューしたエヴァネッセンスはその例外として新たなムーヴメントとなるかもしれないが、今までこんなパターンで継続的に成功した例はほとんどない。
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2003/2/8
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スヌープと共演の映画「Baby
Boy(ビデオ邦題「サウスセントラルLA」)や「ワイルド・スピード2」などに出演し、俳優業も順調なタイリース。とはいえ音楽活動もぬかりなくRCAからJレコーズへ移籍してサードアルバム『I
Wanna Go There』をリリース。筋肉のきれいに割れた見目麗しいむきむきボディが眩しいジャケのこのアルバム、「There」って結局どこ?タイトルの意味するところは?との問いに「ずばり、セックスだね」(!!!!!)と答えてしまうタイリース。ファーストアルバムではクリーンな好青年、セカンドアルバムでは「2000
Watts」ではヒップホップよりのアプローチで硬派なイメージを打ち出していたが、今回の移籍でクライヴ・デイヴィスと今後どういった方向へ進みたいのかじっくり話し合い、そして自分のやりたい通りにやらせてもらってるとのこと。そして今回のアルバムは「On
Top Of Me」や「Signs Of Love Makin'」などエロ路線キラーチューンを盛り込んでいて本格派R&B作品に。先日NYで行われたショウケース・ライヴでもクライヴ・デイヴィスやルーサー・ヴァンドロスなどが見守る中(2人ともゲイ疑惑がつきまといがちな人ですが特に意味はありません)、セクシーなダンサーたちと汗だくのステージを展開したとか。さてファースト・シングル「How
You Gonna〜」ではベーシックなR&Bを丁寧に歌いこみ、シンガーとしての成長ぶりが伝わってくる。彼女に突然に別れを告げられて納得がいかずに「お互い愛し合ってるのにどうしてそんな態度がとれるってんだよ」とすがる歌で、ヴォコーダー加工した声とのヴァースのかけあいからしっとりとしたサビへ、そして切なくこみあげるラストでさらに盛り上げる。プロデュースは前作に引き続き今回のアルバムでもメイン・プロデュースを担当しているアンダードッグス。彼らはデイモン・トーマスとハーヴィー・メイソンJr.の2人から成るプロデューサーチームで、それぞれデイモン・トーマスはベイビーフェイス陣営、ハーヴィー・メイソンJr.はロドニー・ジャーキンズ陣営で仕事をしていた経歴の持ち主。アンダードッグスというチーム名は以前から沢山の仕事に関わってきているのにクレジットされてもらえなかったことからきてるらしい。タイリースとの一連の作品の仕事ぶりでぐっと知名度も上がり、もうそんな思い出も過去のものとなりそう。
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2003/2/8
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#15
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Web/Aftermath
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いやぁ、ついに日の目を浴びたねぇ。もちろんエミネムのことじゃなくて、この曲にフィーチャーされてる女Vo.ディナ・レイのことなんだけど。というのも彼女はエミネムのメジャー1stアルバム『The
Slim Shady』に始まり、2nd『The Marshall Mathers LP』、そして今回の3rd『The
Eminem Show』、さらにはエミネムが地元の仲間とつるんで発表したD-12の『Devil's
Night』、これら4枚のアルバムの13曲目に必ずフィーチャーされてきたからだ。
毎回毎回ぜったい13曲目。もうこれはエミネムがわざとやってるとしか思えない(笑)。そして、そこまでして彼がプッシュしようとしているこの女はいったい何者なんだ?どうやら今回のアルバムのクレジットを見る限り彼女はWEB
Entertainment(エミネムのインディーズ時代のアルバムはここから出ている)からCarefree
Entertainmentに所属事務所を移ったようだが、もうそろそろCDの1枚くらい出してくれてもいい頃ではないかと思う。
次回のエミネムのアルバムでも必ず13曲目に登場するであろう謎の女Vo.ディナ・レイ、今後の動向が非常に気になるところだ(こればっかだな、今回)。
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2003/2/8
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#20
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Interscope
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これはヤバい。マジでヤバい。
彼女達の前にはマドンナの胸も、シャナイア・トゥウェインのミニスカも、そしてフェイス・ヒルのコスプレさえもかすんでしまう。
そのくらい衝撃的な、見事なまでの悩殺っぷり。まずはお見事。
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2003/2/8
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#28
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ARTISTdirect
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また怪しげな名前のやつらがチャートに入ってきた。
スマイルズ&サウススターはフロリダ出身のラップデュオ。しかも写真を見るとわかるようにどうやら人種混成のかなり珍しいタイプ。フロリダ州出身のラッパーといえばトリック・ダディやルークをはじめとするマイアミベース職人達が王道だが、そんな魅惑のフロリダ勢にまた1組強力なアーティストが加わったわけだ。しかし実際は二人とも元々フロリダに住んでいたわけではなく何回かの引越しの末、結果的にいまここに住んでいるようだ。黒人のスマイルズはブロンクスに生まれ、小さいときは母親が病院で働いていたこともありそこのお年寄りや入院してる人を相手にラップのパフォーマンスをしていた。17歳のときに家族の都合でオーランドへ引越し、そこで数々のショーケースに出演し、果てはモブ・ディープやジャ・ルール、バスタなどのオープニングアクトを勤めるまでになる。一方肌の黄色いほうがハワイで生まれたサウススター。中国人とフィリピン人を両親に持つアジア系ハーフ。こちらも小さい頃に家族の事情でハワイ→LA→ニュージャージーと各地を転々とした挙句、現在のオーランドに移り住んだ。そんな二人を結びつけメジャーにしたのは、オータウン、LFO、95サウス(!)らへの楽曲提供で知られるダカリ(Dakari)という一人のプロデューサーだった。ダカリのプロモーションの成果もあり、彼らはついにARTISTdirectレコードと契約する(どっかできいたことのあるこのレーベル名、実はアーティスト情報満載のあのhttp://www.artistdirect.comで有名なARTISTdirect
Inc.がやってるレーベルだ)。そしてデビューアルバムからのセカンドカットであるこの「Tell
Me」で見事ブレイクした。
実はこの曲、先頃大ヒットしたジャ・ルールの「Mesmerize」と同じ曲をサンプリングしている。ここからは推測だが、「Mesmerize」のヒット中にどっかのDJが面白がってこの2曲を続けてかけたりしてたのではないか?しかも何回も何回も。そして、それが全国に広まった・・・。サウススターいわく「これはジャの『Mesmerize』が出るだいぶ前にレコーディングした曲だよ。そうちょうど911の頃。俺らのプロデューサーはマーダーインクとの仕事なんてやってないし、ネタがもれたとかそんなのは起こりようがないんだけどね。」まあそんな必死になって弁解しなくても(笑)多分実際偶然の産物だろう。ただこの世界ネタをパクっただのなんだので結構ケンカになったりするんで、その辺は新人さんである彼らも繊細になっている様子(この前のジェイZとトニみたいにならないように)。
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2003/2/15
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#18
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MCA
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昨年の某ブラック音楽誌の年間ベストアルバムトップ10にも突然選出されていた、ジョージア州オルバニー出身の二人組、フィールド・モブのメジャー2作目『From
The Roota To Tha Toota』(地元のスラングで、「ブタの頭の先から足の先まで食べ尽くす」ってことらしい)からのヒットとなったのがこの曲。ジョージア州オルバニーと言えば、あのソウル・レジェンド、レイ・チャールズの出身地ということで有名だが、そういった伝統と南部の地元意識をプンプン漂わせた久しぶりにいい意味で「アクの強い」音を聞かせてくれているのがこの二人だ。ブーンドックス・ブラックス(本名ダリオン・クロフォード)とカラージュ(本名ショーン・ジョンソン)の2人が出会ったのは地元の高校。高校の校庭でカラージュがフリースタイルをかましているのをブーンドックスが聴いて、翌日ブーンドックスがそれに対抗してフリースタイルの勝負をしたのがきっかけ、というから何か妙に「夕焼け番長!」(意味不明)みたいな展開なのだが、それ以来二人はペアを組んで音作りに励みだして、地元のインディ・レーベルから出したシングルがMCAの耳に止まって同レーベルとサインしたのがブレイクの始まり。2000年に出したメジャーデビュー作『613:
Ashy To Classy』は一部の注目を集めたものの全米レベルでの成功とはならず、昨年出したこの『From The
Roota To Tha Toota』にしてもセンセーショナルなブレイク!という感じでは決してなくどちらかというとじわじわと支持を集めていって今回のブレイクにつながった、というのが実態のよう。
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2003/2/15
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#38
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RCA
(Nashville)
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近頃新しい才能が次々と登場し、アメリカ進出を果たしているカナダのカントリー界。今年24歳のアーロン・ラインズもその中の一人。アメリカとの国境から600マイルも離れたアルバータ州エドモントンの、そのまた300マイル先の北の外れ、フォート・マクマレイが彼の故郷である。
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2003/2/15
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#25
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MCA
Nashville
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4作目のアルバム『Alright
Guy』からのカット。このアルバム2001年のリリースなので息の長いヒットである。親友(?)マーク・チェズナットとの間でいたずらの因縁バトルを繰り返している(彼はマークのステージにピンポン玉の雨を降らせるらしい。詳しくはこの曲の前のトップ40ヒット「The
One」の解説(By田鍋氏)参照。)と言う彼だけにアルバム発表時のインタビューでは「母親が毛嫌いするような曲ばかり集めてアルバムを作りたかったんだ。」と答えている。不敵な笑みを浮かべてこっちを見ているアルバムジャケットを見ると「こいつならやりかねないな。」と思えてくる。そんな彼だけにメディアの解説には「オルタナ」とか「ハードコア」などの言葉がおどっている。実際にアルバムの内容も伝統的なカントリーサウンドの他にロック色の強い曲やちょっとジャジーなバラードまで雑多な物が織り交ぜられている。プロデューサーは前作同様トニー・ブラウンとマーク・ライトが務めている。前者はブルックス&ダンやジミー・バフェットのプロデューサーとして有名だが晩年のエルビス・プレスリーとも仕事をしていた経歴の持ち主。後者はクリント・ブラックのプロデュースのほかリー・アン・ウーマックのレコーディングや意外なところではバックマン・ターナー・オーヴァードライブのレコーディングに参加したこともある人。この曲は彼女の元彼を前にして男同士、一対一で対峙するシリアスな状況を歌った物で、曲の中の彼は一転マジな男モードになっている。
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2003/2/22
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Roc-A-Fella/Def
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おととしのアルバム『The
Blueprint』がセールス的にも評論スジの受けにも成功し、キャリアの頂点を極めたジェイZ。ところがR.ケリーのスキャンダル勃発でプロモが封印されたコラボ作『The
Best Of Both Worlds』に続き、昨年発表されたオリジナル作『The
Blueprint 2: The Gift & The Curse』は初登場こそ5作連続となる1位を記録したものの、婚約説も囁かれたビヨンセと組んだ鳴りもの入りファーストシングル「'03
Bonnie & Clyde」は、ビヨンセのデスチャ仲間ケリー・ローランドがネリーと組んでグラミーまで取った「Dilemma」の大ヒットには及ばず。それが災いしてか一時はウエディングドレスかと見まがう白のお姫さまドレスに身を包んでジェイZからもらったブルガリの特大指輪を見せびらかしていたビヨンセともお別れ。一方ジェイZと抗戦を繰り広げていたライバルのナス(ここのところシングルでも好調)は9月にケリスと挙式することが決まり最強のヒップホップ夫婦の座につきそう。などなど最近のジェイZには何となく下り坂感が漂っていた。そこに救世主となるべく登場したのがこのセカンドシングル。プロデュースはジェイZとはおなじみ、昨年から大活躍中(なのにグラミーでは「ノミネートされ忘れ」という不思議な理由で受賞に至らなかった)のネプチューンズ。「I
Just Wanna Love You」で組んだ時のようにファレルの性別不明なかん高いファルセットが使われてはいるが、今回は「Girls×3」のようなオールドスクールR&B調の美しい旋律でジェイZの腕の見せ所。またもポップチャートで余裕のトップ10入りを手堅くキメている。今月には前代未聞?の2枚組アルバムからの曲を厳選したダイジェスト版1枚もの『The
Blueprint 2.1』をリリースするらしくセールスも巻き返しなるか?
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2003/2/22
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Monument
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イラク戦争が開戦されたとき、ディクシー・チックスはヨーロッパ・ツアー中だった。ロンドンでのライヴで、ボーカルのナタリーはこう発言した。「テキサス出身の大統領を恥ずかしく思う」。彼女たちも、ブッシュも、テキサスの同郷である。
このニュースが大西洋を渡ると、アメリカではかなりディクシーに対して批判的に報道された。ナタリーはすぐに公式ウェブサイト上に釈明・謝罪文を掲載し、失言であったことを認め、謝罪した。しかし、“失言”は暴走し始めた。
カントリー系のラジオ局がディクシーの曲のオンエアをボイコットし始め、HOT100チャートの10位につけていた「Landslide」が一気にトップ40圏外へ転落した。戦争機運の高まりと共に、歌詞が共感を呼んでカントリーチャートの1位につけていた「Travelin'
Soldier」も、首位をあっさり転落した。
トラクターでディクシーのCDを踏み潰すパフォーマンスが行われたり、公然と彼女たちのコンサート開催を妨害する動きがあったり、果ては「彼女たちは詫びの印に、軍関係者向けの無料コンサートを開催すべし」などと議決してしまう州議会まで出てくる有り様。戦争で高揚したアメリカ世論は、完全に迷走した。
70,62,50,38,32,26,26,25,52,97,-
ついでに、ロングセラーとなっていた前のシングル「Landslide」のチャートアクション。
(2002年に11週チャートイン→)15,13,15,14,16,10,9,13,12,9,9,10,10,7,7,7,10,43,-
この、あまりに不自然な、唐突なチャートからの消え方が、彼女たちへのバッシングの激しさを物語っている。もともと嫌戦的なこの曲が開戦前に流行ることは、戦争推進派の政権としては避けたかったはずで、ナタリーの発言は彼らにとっては“渡りに船”だったものと思われる。戦時中はマスコミがプロパガンダに利用されることは、現代の、これだけ発達した情報社会でも、相も変わらない。自分たちにとって気に入らない相手は、マスコミであろうと戦車の砲撃の対象となる。
彼は緑の軍服を着てバスを待っていた
カフェのブースに腰掛けて
ちょう結びのリボンの少女に注文を告げる
彼がはにかんでいたので少女は微笑んだ
すると彼は話し掛けた
“ねえ、よかったら座って、僕の話し相手になってくれないか?
今、ちょっと、落ち込んでるんだ”
彼女は応えた
“あと1時間で仕事が終わるから、そうしたら、いい場所があるわ”
“君、ボーイフレンドがいるんだろ。いいんだ、僕は気にしない。
僕、手紙を出す相手が誰もいないんだ。
だから、もしよかったら、君宛に書いてもいいかな”
他の男の人の手なんて握らない
若すぎると人は言うけれど
旅行く兵士の愛を待ち続ける
私たちの愛は永遠
いつの日か兵士が帰ってくるのを待ちながら
もう独りじゃない
あの人が帰ってくると手紙が告げたから
カリフォルニアから、やがてヴェトナムから
彼は心の内を彼女に告げた
これは愛かもしれない、そして彼が恐れていることの全てを
“だんだん辛い状況になってくると
あの、桟橋に座って話した日のことを思い出すんだ
目を閉じると君の可愛い笑顔が瞼に浮かぶよ
心配しないで、でも、しばらくは手紙が書けなくなる”
他の男の人の手なんて握らない
若すぎると人は言うけれど
流離う兵士の愛を待ち続ける
私たちの愛は永遠
いつの日か兵士が帰ってくるのを待ちながら
もう独りじゃない
あの人が帰ってくると手紙が告げたから
主の祈りが読み上げられ、国歌が斉唱され
男の人が言った“お集まりの皆さん、ご静聴願います
我が地元出身の、ヴェトナムで命を落とした兵士たちです”
スタンド中で泣いているのは
楽団のピッコロ奏者だけだった
また一人の名前が読み上げられ 誰も気にも止めなかった
髪にちょう結びのリボンをつけた少女以外には
他の男の人の手なんて握らない
若すぎると人は言うけれど
流離う兵士の愛を待ち続ける
私たちの愛は永遠
いつの日か兵士が帰ってくるのを待ちながら
もう独りじゃない
あの人が帰ってくると手紙が告げたから
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2003/2/22
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Fox
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JC
Chasez(シャゼーと発音するらしい)、ジャスティンに続きスーパーグループ'インシンクから2人目のソロ・デビュー、またソロとして2人目のTOP40アーティストの誕生である。
この曲ではアトランタのヒットメーカー、ダラス・オースティンと組んでいる。ダラス・オースティンの高校時代のマーチングバンドでの、それこそ"Drumline"での経験が反映されているという。映画「Drumline」のサントラからのカットで、ダラス・オースティンはこの映画のexective
producer,またmusic producerも務めている。
そんなこともあり曲中にはドラムパートが色濃くフューチャーされ、それがこの曲のアクセントになっている。
このダラス・オースティンとのタッグで、ジャスティンとはまた違った形でHip
Hopへのアプローチを進めているなというのが私の印象である。
JCのVoも、トム・ジョーンズ張りの迫力であり、ファルセット主体のジャスティンとはとても対照的である。
ま、ライバル(今や、そうでもないか?)のBSBでは、フロントマンのニックでさえ未だシングルはチャート圏内で見かけたことがないことを思えば、大したものである。
どんな作品が出来あがってくるか今から楽しみである。
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