I
Care 4 U - Aaliyah From 『Queen Of
The Damned (2002)』 Hey
Ma - Cam'ron feat.Juelz Santana, Freekey Zekey & Toya ブレイクの背景にはレーベルのブランド力やビジュアルの良さも確かにあるでしょうが、やはりジェイZ秘伝のポップス系に巧くクロスオーバーできるプロダクションの妙につきると思います。「あのジェイZと同じ音」ですから貴局のリスナーにおかれましても関心が高くなるのは必至です。前曲に引き続きこの「Hey
Ma」でもジェイZが「Izzo (H.O.V.A.)」で完成させた過去の名曲を分からない位切り貼りして仕上げるという職人技が施されています。今回素材に使われているのはライオネル・リッチーも在籍したコモドアーズの大ヒット曲「Easy」です。ご存知のようにあの切なくなるピアノを使っているわけですが、ブツ切して繋げるとアラ不思議!このように見事なほのぼのソングとして生まれ変わるわけです。クラブで女の子を口説くようなやり取りがそのままサビになっているのも斬新です。こういう掛け合いソングは何となく昔のヒップホップの香りがして旧来のヒップホップ・リスナーも懐かしさを覚えるのではないでしょうか。 ところでキャムロンの最近はというと、出演2作目となる映画「Death
Of A Dynasty」の撮影現場へ向かう途中、交通違反で警察に止められ不覚にも車内から多量のマリファナとハンドガンを発見され逮捕されてしまいました。一方兄貴分であるジェイZのほうはというと99年にマンハッタンのクラブでランス・リヴェラをナイフで複数回刺した容疑で1年前から3年間の保護観察処分に入っています。ところでこのリヴェラという男ですが、実は当時自分のレーベルを持っていたんですが、訴訟だの何だので所属アーティストをずっと飼い殺しにしてきたプロデューサーです。挙句の果てにレーベルも潰れてしまいました。当然所属するアーティストもその音楽人生を汚されるわけで、最近マーダー・インクに移籍したチャーリー・ボルティモア、そしてこのキャムロンもその被害者です。そういう経緯でやっとのこと新天地で第2の音楽人生を順調に歩みだせたキャムロンの音楽を、これからも引き続きご贔屓下さる様、宜しくお願い致します。 (はまべ) The
Impossible - Joe Nichols 彼は妥協せずに製作した作品がヒットして世に受け入れられた今、何を思っているのだろうか。今までの苦労も噛み締めながら今ごろ男泣きしているのかもね。 I
Keep Looking - Sara Evans さて、このサラ・エヴァンス略してサラエヴァの持ち味はその歌唱の包容力にある。伸びやかでゆったりしたその優しい歌唱は、バラードを歌わせれば一級品。これまで彼女のバラードに癒されてきた人も少なくなかろう。しかし。彼女の作品の中には一部ミドル〜アップテンポのナンバーも存在する(「Born
To Fly」もその一つ)。そういった曲を歌う際には、その歌声は突如張りを帯び、力強い歌唱を見せる。 そしてこの曲。これまでの彼女の作品の中では最もロック色の強いナンバー。今までになくかき鳴らされるギター音をバックに、負けじと彼女の歌唱も気合が入る。「I
Could Not Ask For More」のカヴァーによりロックナンバーへの対応を披露した彼女が、またしてもカントリーの枠を取り払った活躍を見せてくれる。今後も文字通り"keep
looking for something more"な精神を保っていって欲しいものだ。 (小川ボ) Stingy
- Ginuwine 30位台〜40位台を何度も上がったり下がったりと、変なチャートアクションを見せているジニュワインの新曲は、「Barber
Shop」サントラからのカット。タイトルの読みは"すてぃんぎー"ではなく"すてぃんじー"。貧弱な、とかケチな、の意。この曲では女性に向かって、君は最高だぜ独占したくてしょうがない、そんな俺ってstingyだけど君があまりにも魅力的なせいだぜベイベーという感じで使われる。ありがちな曲調で、予定調和で終わってしまっている感は否定できないが、曲の出来にもジニュワインの歌にも、特に文句をつけるべき理由は見当たらない。 Trade
It All - Fabolous feat. P.Diddy & Jagged Edge 現在ファボラス君は、ネリー、ビッグ・タイマーズ、アメリーという今をときめく連中とのパッケージで全米ツアー敢行中。人気はネリーに完全に集まりそうなパッケージだけど、どこまでファボラス君が頑張って新作の売上につなげられるかというところ。また最近彼はDJクルーらと、バスケの人気ビデオゲームソフト『NBA
Live 2003』の最新版にキャラクターで登場して、「It's
In The Game」という新曲もゲーム中で使われているとか。このゲーム、毎年NBAシーズンが始まる今頃になると当年度版が発売されるのだけど(メジャーリーグも、NFLもそう。日本と同じだね)、今回の2003年版にはこれ以外にもスヌープ・ドッグ、フリップモード・スクワッドwithバスタ・ライムス、ノー・グッドといった連中の曲がふんだんに使われてて、ヒップホップ・ファンは要チェック!という感じです(何か某音楽雑誌みたいになってきたな)。ともあれ、このシングルでも小物的なイメージが拭い去れてないファボラス君、新作で一皮むけるか、要注目です。 (阿多) Beautiful
Mess - Diamond Rio さて前作『One More Day』は3年ぶりのアルバムということが話題だったが、今回はわずか1年のインターバルで『Completely』を発表、1stシングルの「Beautiful
Mess」は早くもカントリー・チャートでNo.1と、バンドにとって第二の黄金時代が訪れたよう。この曲はサザン・ロックのようにゆったりとしたうねりを持つナンバーで、ヴァースではマイナー調だが、コーラスでメジャーに転調し、爽やかなコーラスで盛り上げる。ちょっとエフェクトがかかったヴォーカル処理も印象的。これで彼らにとって3曲目のTOP40ヒット。しかしベスト盤にはTOP40ヒットが全く収録されず、それ以降に発表されたアルバムから毎回1曲ずつTOP40入りというパターンで、音源集めている人は大変だなという感じ(他人事)。ブルックス&ダンみたいに同じアルバムから固め打ちだったらまだ諦めがつくんだろうけど(何の?)。 ちなみにメンバーのジミーとダナは先日、CNNのヘッドライン・ニュースに出演。「PCに対するMacのメリット」をディベートしたのだとか(何者?)。一方、別れた恋人への思いを歌った昨年のヒット「One
More Day」をモチーフにステファン・デイル・ジョーンズ、ボビー・トムバーリンとバンドが執筆した同名の本(CD付き)も出版された。新作が出たというのにツアーが週に1-2回しか組まれておらず、なんか暇そうにしてるのかと思ったら意外と副業に忙しいようで。 Ordinary
Day - Vanessa Carlton アルバム『Be Not Nobody』のオープニング・ナンバーでもあるこの曲は、彼女の呟くような歌唱から始まる。曲全体を通して、語りかけるように歌うところはジュエルあたりを思わせる。接続詞を頻繁に使って文章を繋いでいく切れ目なしの滑らかな展開は、バックのピアノの演奏を効果的に前面に押し出した「AThousand
Miles」とは全く対照的だ。 彼女の歌唱にはミシェルやアヴリルのようなパンチ力はない。しかし、日常会話さながらの話し言葉のようなその歌唱は、まさに「Ordinary
Day」を表現するにぴったり。一撃必殺のインパクトこそ欠けるものの、自らの等身大の姿をそのままに伝える力を備えている。今後彼女がどのような道を歩むかは知る由もないが、自分自身を表現するための自分流の歌唱をしっかり身につけてくれれば、息の長い活躍が期待できるかもしれない。将来が楽しみ。 Underneath
It All - No Doubt feat. Lady Saw (篠崎) Where
Are You Going - Dave Matthews Band (中村) Like
I Love You - Justin Timberlake 「セルアウト!」と白人に迎合するブラック・ミュージックを半ば軽蔑する言葉が横 ネプチューンズが少年時代を過ごした80年代はマイケルやプリンスといったブラック・ミュージックのスーパースターが、同時に白人ポップスのスーパスターにもなれた時代であった。それを子供ながらに眺めていたネプチューンズの2人が「マイケルやプリンスのように自分達の音楽が白人にも通じるのかどうか?」その可能性にチャレンジしたいと思うのはごく自然なことなのだろう。既にR&Bフィールドで最大級の成功を収めた彼らの次のステップとして。ポスト・マイケルということではR&Bフィールドにはアッシャーというスターがいるわけだけれど、彼の最新作ではまだ黒人と白人音楽との垣根を完全に取っ払ったというインパクトにまでには至っていない。それなら既にポップ・フィールドでスーパースターの地位を掴んでいるジャスティンという素材をネプチューンズが黒人音楽風味で料理するというアプローチも面白いかもしれない。 アルバム制作に際して、ネプチューンズとジャスティンはマイケルの『Off
The Wall』と『Thriller』を何度も聴きながらそのフィーリングを掴もうとしたそうだ。ティーン向けポップ・スターからの脱皮を図りたいジャスティンとポップ・フィールドでも成功したいネプチューンズ、この両者の思惑が合致し手を組んだアルバムからの先行カット。かなりいい出来に仕上がってると思うのだけれどどうだろう? (daboy) daboy
appears courtesy of "AMERICAN
MUSIC CHRONICLES" Somebody
Like You - Keith Urban ところで、この曲のビデオに一人の女性が出演している。 この曲のビデオが撮影されたのはロスの街中から車で1時時間近く走ったところにあるマリブキャニオンというところ。私はもちろん行ったことは無いが都心からさほど離れていないのにすごく大自然でのどかな所らしい。ビデオは壮大な景観と眩いばかりの朝日をバックにキースがバンジョーを弾くシーンで始まる。 新しい1日の始まり。そう何も考える必要なんてない。 「手術が終わって目が覚めたとき、私は自分が植物かと思った。呼吸用の管と装置のために、動くこともしゃべることも出来なかった。とても不快で、飲み込むことさえままならない、でもその機械が私を生かしてくれていた」 中盤エレキのソロで盛り上がると共にキースとニキ以外にぞろぞろとクルーが集まってくる。そこにいる皆が活きていて、当たり前だけど息を吸っていて、それ以上に何を望む必要があると言うのかい? 「仕事は単なる仕事でしかない。今はもっと"生きること"に興味がある。腕や足を動かしたりできることをとてもすばらしく思う」 最後はこの曲の命ともいえる小気味よいバンジョーに被さるようにエレキがどこまでもどこまでも突っ走る。前作の頃に比べてちょっと髪の毛が伸びた彼。まるで若き日のトム・ペティみたい。このあと歳を重ねて行ってぜひトムのような味のあるシンガーになってもらいたいものだ。 ※ 文中のニキ・テイラーの言葉は『Yahoo
News』に掲載されていたものをフリーランス・ライターの宮永氏が訳したもの(一部編集)。 Baby
- Ashanti ところで最近のアシャンティの話題といえば、残念ながらちょっとヤな話になってしまう。 (しんかい) Work
It - Missy "Misdemeanor" Elliott (八亀) Luv
U Better - LL Cool J 「ちょっと言いにくいことなんだけど、これからはきちんと君のことを愛していくよ/だって最近忙しすぎただろ・・・」 実際にLLは多忙だった。 「ここに新しい僕がいて、ここに新しい君がいる/ こんなロマンスを歌えるラッパーが他にいるだろうか。 So let's, laugh together cry together きちんと一人の女性と向かい合って、その人との幸せな時間の持ち方について考える。そして多分レディはそんな彼のことが好きなんだと思う(Ladies
Love Cool James)。 ※ Ladies Love Cool James = 彼の芸名LL Cool Jの本来の意味。Jamesは彼の本名James
Todd Smithより。 (はまべ) Sk8er
Boi - Avril Lavigne 街のスケート少年が、バレエ教室に通う女の子に恋をした。そのあまりにも不釣合いな格好に少女は彼を袖にしてしまう。それから5年後、結婚し子供の世話をしながらTVのチャンネルを回した彼女は、スターになった彼の姿を目撃。「私はつまらない男と結婚して、こんな退屈な毎日を送っているのに・・。」 アヴリルはその元バレエ少女に「そのスケート少年が、今のアタシのカレシなのよ。ヘヘ〜ン。」と冷酷にも言い放つ(?)。曲調はレトロな雰囲気さえ漂うハード・ポップ。わかり易くてよい。彼女の活躍はまだまだ続きそうだ。ただ、こういうアーティストのセカンドアルバムは、新鮮さを保つのが結構難しいんだよねー、と今から言っておこう。 Po'
Folks - Nappy Roots feat. Anthony Hamilton もともとは地元ケンタッキーの有名レコード店ET'sにたむろしていたのが6人のつながりの始まりというあたり、学生時代貸レコード屋でバイトしていて普通の国立大学生が知り合えないようないろんな人々と音楽を通じて知り合うことができたのが人生でも重要な経験の一つだったなあと考えている筆者などには凄くよくそのノリが想像できて面白い。たまたまそのレコード屋がスタジオも経営していたのが、1998年のインディー盤の録音のきっかけでもあったというからナッピー・ルーツ、出現すべくして出現したグループという感じがする。最近地方から名乗りを上げてくるヒップホップ勢力がとかく中央やメジャー勢の向こうを張ろうと気張っているのを見ると、このナッピー・ルーツのようなノリでのシーン参画もなかなか気持ちがなごんで微笑ましい限り。問題はそういうマイペースの活動でコマーシャル・ベースのレコード会社とうまく折り合い付けて今後の活動を続けていけるかだけど、そこはアトランティックも是非長い目で見て彼等をうまくバックアップしていって、もらいたい...などと思わずドラフトでプロ野球界に踏み出していく教え子を送り出す高校野球監督のような思いを持ってしまったのだった。 (阿多) Cry
- Faith Hill 私事で恐縮だが、片やうちのかみさん、専業主婦、かつ実家が近くで親の助けもえやすい環境にもかかわらず、子供2人で毎日てんやわんや。体重も、2年半前の出産の頃と殆ど変わんねえじゃねえか(ヤケクソ)。ま、全米の頂点に立つ(年間チャート1位もとったし)超美人実力派歌手に対し、愚妻を引き合いに出すのが無茶苦茶なんだけど。 閑話休題、曲を試聴サイトで一部聞いた感じでは、サビの前後での、3/4拍子(ワルツ系)から6/8拍子(ロッカバラード系)への変化が結構新鮮だったけど、全体の曲調はいかにもという感じの歌い上げパワー・バラード(この人のジャンルの場合、こういう表現はしないか)。多少矛盾する物言いだけど、正直、個性はあまり感じない。ちょっと声が変わったセリーヌ・ディオンと言われても、あまり違和感ないし。でもフェイスも、セリーヌ同様、変わらずこの王道路線を突き進むことが、ファンのためにも自分にも一番いいんだろうな、自分が飽きないうちは。飽きたら、おうちで妻・母に徹する選択もあるし。 尚、この曲、この秋からのパナソニック「デジタル・タウ」のTVCMでもオンエアされると共に、本人自身もこのCMに登場するとのこと。「パール・ハーバー」主題歌は日本でもかなりヒットし、名前の認知度はあがっており、その美貌がお茶の間に浸透する日も近いか。第2のヴァネッサ・ウィリアムスか(笑)。そういや、あの人は最近とんと話を聞かないね。専業主婦やってのんかな.. copyright (c) 2002 by meantime, All rights reserved.
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Blackground
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遺作となってしまったセルフタイトルのアルバム『Aaliyah』からの3曲目のトップ40ヒット。早いもので彼女のあまりにも早過ぎた死(2001.8.25)から1年が過ぎた。思い起こせば彼女の死があまりにも突然すぎて多くの人々がまだ現実を冷静に受け止められずにいるうちに9月11日つまり同時多発テロの日をむかえ、人々はさらなる悲しみのふちへと追いやられた。当初そのダメージがあまりにも大きいので彼女の死さえも風化してしまうのではないかとの
心配もあったがこうして1年たってもヒットを出し続けている。この歌の中で彼女は「慰めてあげる/気になるの/何も心配ないわ/電話してくれればすぐに駆けつけるわ」とまるで世界中の人々の不安を知っていたかのようにやさしくメッセージを投げかけてくれる。彼女が主演した映画も公開された。まさにそのすばらしい才能で輝ける未来を手にしたと思った瞬間に幸せがその両手からすり抜けてこぼれていってしまった彼女。改めて冥福を祈りたい。
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#3
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Roc-A-Fella/Def
Jam
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ROC-A-FELLAへの移籍が功を奏したのかキャムロンがアルバム『Come
Home With Me』から全米ポップチャートで2作連続トップ5入りを果たしました。彼が移籍したROC-A-FELLAレコードといえばもう説明の必要も無い現ラップ界の巨頭ジェイZが旗揚げしたレーベルですが、現地でのレーベルのプロモーションも良くお蔭様でキャムロンの音楽もようやく一般リスナーの耳まで届くようになりました。
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2002/9/7
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#29
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Universal
South
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新進レーベル"Universal
South"より登場の男性カントリーシンガー、ジョー・ニコルズ。彼はあたかも順風満帆にさっそうと登場した若き才能あふれたアーティストとまず思われがちだが、結構苦労人だ。アーカンサス州、ロジャースに生まれたとき、父親はトラック運転手兼、ローカルカントリーバンドのべーシストだったが、既に両親は離婚しており彼は母親のもとに引き取られた。高校時代は廻りがAC/DCやモトリークルーなどのロックバンドが人気だったなか、父親の血の影響なのか独りトラディショナルカントリーに埋没し、浮いた存在であった。「(モトリーとか)彼らの音楽は確かにクールだし、いいと思うけど、音楽としての情熱を鑑みると、いいとは思えないんだよな。」彼は主にジョージ・ジョーンズ、マーレ・ハガード、マーティ・ロビンスなどのクラシックカントリーのレコードを好んで聞いていたようで、80年代、90年代ものでは彼らの影響を受けたランディ・トラヴィスやアラン・ジャクソンを進んで聞いていたという。とりあえずロックバンドの真似事もしてみたが、結局駄目だったとのこと。夜にDJ家業をし、昼間は車のディーラーショップでメカニックを担当して食いつないでいたところ、プロディーサーのランディ・エドワーズが客として店を訪れた。そのときラジオに合わせて歌っているニコルズの歌声を聞いて、彼の表現力に心動かされたランディは彼をランチに誘いスカウトしたのだという。やれやれやっとスポットライトを浴びることになったかと思いきや、世の中そんなに甘くなく、1996年、最初のレーベル、インターサウンドレコードから不本意ながらガースブルックスもどきのスタイルで登場しやはり不発、解雇。次にワーナーブラザースに移籍するも会社の合併で、何の実績もない彼はリストラされてしまう。しばらくどこにも所属しない状態でいろいろなレコード会社からちょっとしたアルバイトの仕事をもらいながら数ヶ月間、食いつないだ模様。しかし2000年になるとアラバマやゲリ−アランとの仕事で名の知れたセッションギタリスト、ブレント・ローワンから作曲の依頼を受ける。果てさて結局は二人で意気投合、共同製作を行い、自分達が本当に聞きたい、一切コマーシャリズムに妥協しないトラディショナルカントリーに裏打ちされた作品を2年がかりで完成させたのである。それを今回新進レーベル、"Universal
South"が目をつけ、『Man with a Memory
』なるタイトルでアルバムとして結晶させる。そこから今曲「The
Impossible」を第1弾シングルとして今回満を持してカットしたのである。この曲の中に次のような一節にある。
もう、終わったなんて言わないでくれ
君と僕はまだあきらめちゃいけないんだ
望みが無いなんてことは決して無いのだから
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2002/9/7
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#35
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RCA(Nashville)
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これは予想外のヒットである。この曲は彼女の通算3枚目のアルバム『Born
To Fly』から、「Born To Fly」「I Could Not Ask For More」に続く3曲目のTop40ヒットである。何が予想外かと言うと、このアルバムが出たのは2000年の末、上述の二曲がヒットしたのも、それぞれ一昨年末と昨年夏。つまりこの曲のヒットまで一年ものインターヴァルが存在している。カントリー系アーティストはシャナイア・トゥウェインなどの例外を除き皆1〜2年以内に新作を出してくるだけに、今回も彼女がニューアルバムを出したのかと勘違いした方も多かったのではないだろうか。
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2002/9/7
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#33
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Epic
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"ぶらぴ"と言えばブラット・ピット。"ぶらぺ"と言えばブラット・ペイズリー。
"ぶらまく"と言えばブライアン・マクナイト。"ぶらまこ"と言えばブライアン・マイケル・コックス。
ジャギド・エッジの一連のヒットや、アッシャー「U
Got It Bad」などを手掛けているブラマコが、この曲のライター&プロデューサー。もともとジャーメイン・デュプリのサポート的な役割からスタートしているが、ことR&B系の曲に関してはデュプリよりも才能があるのは間違いないだろう。
映画のほうはアイス・キューブやイヴ、コメディアンのセドリック・ジ・エンターテイナーらが主演するコメディで、ボックスオフィス1位の大ヒット。しかしサントラのほうはそれほど大スター勢揃い!って感じでもなく、それほど売れなかった。
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2002/9/14
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#20
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Epic
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ファボラスというとどうしても小物(笑)という印象がある。そもそものブレイクのきっかけが曲も書けて歌もうまい才女、リル・モーのヒット「Superwoman
Pt. II」にフィーチャーされてたというものだけに、実は小物どころか小々物かもしれない(爆)。冗談はさておき、既に初のメイン・クレジット・ヒットである「Can't
Deny It」(25位)を軽く抜いて彼のキャリア上最大のヒットとなっているこの曲、アイス・キューブがイブと共演してコメディに挑戦したのが受けたかちょっと前まで全米映画興行売上成績トップだった映画『Barbershop』のサントラからのカット。P.ディディとジャッギド・エッジという大物2組をおそれ多くも従えたミディアム・アップのパーティー・チューンだが、ジャッギド・エッジのケイシー兄弟がペンを取っているということもあって、これがまんまジャッギド・エッジ・フィーチャリング・ファボラス(笑)という感じになっているのがいかにもこいつらしくて笑える。従って曲は手堅いし、プロデュースもDJクルーということでヒット性も充分、ここまで上がって来てまあ当然という感じでしょう。こうなってくるとファボラスとしての存在感が気になってくるわけだけど、彼も12/3に2作目の『Street
Dreamz』(なーんかどっかで聞いたことのあるタイトルだなあ、これも。リル・ウェインの『500
Degreez』と並んで真似っこタイトルの双璧だなあ)をリリース、先行シングルの「This
Is My Party」(これも彼らしいタイトルといえばいえる)をカットしたばっかりのようだし、年末にかけて盛り上がるかもしれない(盛り上がらないかもしれないけど)。
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2002/9/14
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#28
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Arista
Nashville
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ちょっと前ならヘヴィ・メタル・バンドみたいだとか、最近だとMP3プレーヤーみたいだとか、カッコいいのか悪いのかわからないバンド名が印象的なダイアモンド・リオ。実は往年のトラック・メーカー、ダイアモンドTとレオからとった名前だとか。これに反応した人はオールド・タイマー。そう、レオは80年代初期に活躍した田舎系アリーナ・バンド、REOスピードワゴンの由来でもある。しかしそのサウンドは名前やルックスとは裏腹に意外に洗練されてたりするので侮れない。
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2002/9/14
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#30
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A&M
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ヴァネッサ・カールトン、1980年8月16日生まれの22歳。誕生日は22年年上のマドンナと同じである(マメ知識)。デビュー曲「A
Thousand Miles」が日本でも大ヒットし、先日には初の来日公演で見事なパフォーマンスを披露した(行きたかったよー!)。前後に同じく新人の女性シンガー・ソングライターであるミシェル・ブランチやアヴリル・ラヴィーンが鮮烈デビューを飾っただけに少々影が薄くなりがちだったが、しっかり二曲目のシングルをTop40に送り込んできた。
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2002/9/14
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#3
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Interscope
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アルバム『Rock
Stesdy』からの3曲目のトップ40ヒット。ヴォーカルのグウェン・ステファニーは先日ようやくブッシュのギャビンとゴールインして今は人生の中で公私共に充実した時を迎えている。(何でもそれぞれの関係者にお披露目するために場所を変えて二回も結婚式を行うとか。)今回のアルバムはそういった大きなイヴェントに先駆けた時期に製作されたということも影響してか以前の作品にあった荒削りでストレートな部分はやや後退して(ある意味そこが彼らの魅力だったのでその点では少し残念。)余裕というか貫禄すら感じる。このアルバム発表以前にグウェン嬢が成功させた武者修行というか異種格闘技選手権(モービーやイヴとの共演)もけして無関係ではないと思う。アウェーでの成功を手土産に今度はホームである自分のバンドに他のジャンルのアーティストを招き他流試合をということでこの曲でその相手に選ばれたのはレゲエ界の実力派レディー・ソウである。彼女はこれまでにもシャバランクス、ビーニーマン、シャギーなどとの共演の実績がある。さてグウェン嬢は次はいったいどこを目指しバンドはどこまで大きくなるのか?ますます楽しみである。
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2002/9/14
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#39
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RCA
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シングルヒットの数は少ないものの、今やアルバムを出せば確実に1位という安定した人気を誇るモンスターグループへ成長したデイヴ・マシューズ・バンド。前作の『Everyday』はプロデューサーにエアロスミスやアラニスとの仕事で知られるグレン・バラードを起用し、クオリティの高さはそのままにポップ性も兼ね備えた楽曲群で初登場週で73万枚を売り上げた。しかし実はこの作品、スティーヴ・リリーホワイトをプロデューサーに迎えて一度レコーディングしたものをボツにしてお蔵入り状態にした後に作られたという経緯が。結果こちらの音源はネット流出してしまい「The
Lillywhite Sessions」と呼ばれる海賊版状態に。そして今回のアルバム『Busted
Stuff』はその音源を新たに別のプロデューサーを迎えて作り直したちょっとイレギュラーなもの。内容もアコースティック・セッション風の地味めな曲が多い仕上がりとなったが、それでも初登場週で60万枚を超えるセールスを記録。セールス不振の昨今のレコード業界でデブマの貫禄を見せつけることになった。
さてそのアルバムからのシングル「Where Are You Going」は何ともシンプルな曲。道端のギター弾きが気分にまかせてぽろぽろと歌ってみた、といった風情の気負いないメロディーとリリック。人生を模索して悩めるパートナーに対し、答えも出せなければ何もしてあげることもできない無力な自分。それでも君の行くところへはついていくから、疲れた時には寄り添ってくれていいよ・・・ってな少ない言葉で誠実な愛(ビミョーにストーカー入ってる?)を捧げる歌。こんな何のてらいもない曲がチャートインしてくるのもツアーで着実にファンを掴んできたデブマならでは。いくつかの切ない恋を経験してきた大人には何となく身に覚えのあるシチュエーションを味わい深く歌うこの曲、ライヴでは思い入れたっぷりなファンたちで合唱状態かも。
デイヴ・マシューズは来月7日、12月1日の国際エイズデープロモーション用にMTVでソロ・アコースティック・ライヴを収録する予定。この曲もやってくれるかも。
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2002/9/21
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#11
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Jive
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今更、説明不要かもしれないけれど、人気ポップ・グループ、インシンクの看板スターであるジャスティン・ティンバーレイク、この曲は彼のソロ・デビュウ・アルバムからの先行シングル。一方、プロデュースを手がけているのもこれまた説明不要の超売れっ子ヒット・メイカー、ネプチューンズ。ジャスティンの所属するJIVEレコーズは、90年代暮れからマックス・マーティンをはじめとする北欧系プロデューサーによる80年代ポップスの現代風解釈によって一大旋風を巻き起こしてきた。しかしそのブームが一段落付きはじめた昨年あたりからはアメリカ国内のR&B系サウンドも積極的に取り入れるようになってきた。そしてそれに一役買っているのがネプチューンズである。
行した90年代。それはラジオ・フォーマットの細分化によって、音楽が専門性を追及しはじめた10年でもあった。しかし最近は再び黒人音楽と白人音楽との垣根を壊す流れがポップ・ミュージックの中に存在する。昨年のデスチャの大ブレイク、女性ラッパーであるイヴの曲が40系ラジオ局で大ヒットしたことはまさにこの事実を象徴する出来事だといえるだろう。そうなると今度は黒人、白人音楽を統合するスーパースターの存在がシーンから切望されるようになるのも当然の流れなわけで、このジャスティンの新曲は彼が現代のマイケル・ジャクソンを狙ったナンバーだといえるだろう。
少なくとも90年代的な閉鎖性を打ち破る作品とは言えそうだ。アメリカのポップ・ミュージックは常に黒人音楽と白人音楽とがぶつかり合い、それが溶け合うことによって進化してきた。再び黒人と白人音楽とのコラボが積極的に行われるようになってきた最近のポップ・シーンはマイケル、プリンスの大活躍をリアルで体験してきた世代には何かワクワクさせられる空気をはらんでいる。
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2002/9/21
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#23
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Capitol(Nashville)
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オーストラリア出身(生まれはニュージーランド)のシンガーソングライター、キース・アーバンのサードアルバム『Golden
Road』からのファーストシングル。元々はマーティン・ペイジやデスモンド・チャイルド系の裏方な人だったが、セルフタイトルの前作からは「Where
The Black Top Ends」や「But For The Grace Of God」などがヒットし一躍表舞台へ出てきた。
彼女は昨年交通事故に遭い瀕死の重傷を負ったスーパーモデル、ニキ・テイラー。事故の原因は携帯電話。彼女はその時友達の運転する車の助手席に乗っていたのだが、その子が着信した携帯を取ろうとしてハンドル操作を誤まり車ごと電柱に激突したのだ。結果彼女は肝臓の破損と極度の腹部内出血で瀕死の状況だったらしい。しかし難儀な手術の末奇跡的にも一命は取り留め、長いリハビリの後こうやって仕事をキャンセルせずにキースのビデオに出演することができた。彼女はあるインタビューで、ここ数年の私が送ってきた境遇とオーバーラップするものがあってこの曲にはすごくインスパイアされるものがあった、と語っている。
人生なんていつからでもやり直せる。太陽は今日も必ず東から昇ってくる。なんとなくそんなことを言わんとするような映像だ。
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2002/9/21
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#15
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Murder
Inc./AJM
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これまではウィスパリング・ヴォイスでそっと歌うことが多かったアシャンティだが、ぐっと腰を据えて地声で歌うのがこの曲。曲調もこれまでに比べるといかにも普通のR&Bなので、アシャンティだと気付かずに聴き流している一般人は少なくないだろう。彼女の憧れの存在がメアリーJブライジだということが、これを聴くとちょっと納得できる。「Foolish」「Happy」「Baby」と一単語タイトルの曲が3曲続いているが、実はアルバムの半分以上が一単語タイトルだったりするので、別に狙ってカットしてるわけではない模様。というか普通の人はそんなこと気にしないわな。
製作陣はいつも彼女の背後にいるのと同じ連中で、チンク・サンタナ(へんな名前)とアーヴ・ガッティ、7(←人名)がプロデュースにクレジットされる。
8月に授賞式が行われたソウル・トレイン主催のレディ・オブ・ソウル音楽賞。その、年間ベスト・アーティスト賞に相当する「Entertainer
of the Year」賞を受賞したのがアシャンティ。しかし彼女がそれだけの活躍をしたか?彼女にそんな才能があるのか?ソウルの女王、アレサ・フランクリンの名を冠した賞を授かる資格があるのか?と15歳の白人のガキがネット上で疑問を呈すると、賛同者の集まること集まること。結局「アシャンティの受賞に反対する」という署名が数日にうちに25000人分あまりも集まってしまった。よくわからんが、ここに白人所有の黒人音楽専門ケーブルTV局、BETも絡んできて話が複雑化。ネット上の書き込みを勝手に消しただの中傷メールだのとひとしきり混沌とした後、大ベテランのパティ・ラベルがさっと登場してアシャンティを無条件に擁護する発言をし、とりあえずこの件はほとぼりが冷めていった。この一連の騒動は
http://www.messed-up.com/soultrain/
にアーカイヴとして記録されている。
確かに彼女がこの賞ってのはどうかなーとは思うが、別にアシャンティ本人は何も悪くないわけで。この曲みたいなのをガンガン売って実力を見せていけば、ガタガタ言う奴もいなくなるのだろう。
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Top40
debut
2002/9/28
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Pos
#-
Top40
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The
Gold Mind/Elektra
Meantime
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NA

ポップス史的に見て、ミッシー・エリオットの存在はかなり特異なものなのではないか?と最近考える。女性プロデューサー自体珍しいのに、彼女が手がけたイコール、それ即ちアベレージ以上の出来であることが約束されるような人というのは、夫婦でやってるプロデューサー・チームを除けば、比較し得るのはシルヴィア・ロビンソンくらいなのではないかと思う。
また彼女がヒットチャートにおける女性の地位向上に果たした役割も大変なものがある。何年か前、メールマガジンでリアルタイムのヒットチャートを紹介していたとき、女性アーティストの共演による過去のヒット曲を探したことがあったが(確かホイットニーとマライアの共演シングルが出たときだったと思う)、その少なさに愕然としたものだった。が、それから数年でこれだけ状況が変わるとは。しかもその"女性共演"作品へのミッシー関与率の高さといったら!彼女は今すぐにでもどこかから表彰されるべき実績を既に作り上げてしまっているのだ。
さて、そんな彼女待望のアルバム第4作「Under
Construction(タイトルだけ見ると、ちゃんと完成するのか不安だが)」の11月発売を前にリリースされたのがこの「Work
It」。これまで殆どのシングルで様々なアーティスト(多くは配下の新人)をフィーチャーしてきた彼女が、単独名義で出してきたというだけでその意気込みが覗えるこの作品は、ラジオ局向けにリリースされた途端物凄い勢いでヒットチャートを上昇。エレクトロなサウンドと、唐突に登場する「パオーン!」という象の雄叫び(?)。彼女及びティンバランドの音楽的アイディアは、まだまだ枯渇とは無縁のようだ。
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Top40
debut
2002/9/28
Peak
Pos
#4
Top40
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Imprint
Def
Jam
Meantime
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NA

ベテランでありながらコンスタントにリリースを続けるLLクールJの2年ぶりのアルバム『10』からの1stカット。アルバムタイトルが物語るように途中ベスト盤を挟んで1985年リリースの『Radio』から数えて通算10枚目のアルバム。その『Radio』をリリースしたのが17歳のことだから実に彼は今34歳なのである。恐らくここを読んでいらっしゃる方の中でも同年代の方は多いのではなかろうか。95年に長年連れ添った彼女と結婚し、現在では男の子3人と女の子1人を擁する4児の父である。父親に虐待され、更には母親の不倫相手からも暴力的行為を受けながら幼少時代を過ごしてきた彼なら、人一倍に子供への愛情は深いことだろう。そしてそれは妻へも同様だろう。今回のアルバムで彼は改めて自身の原点である「女性への愛」についてラップしている。新しいLLを追求するわけでなく、あくまでも原点回帰。それが今回のアルバムを作るに当たってLLがこだわったことだ。
ここ数年だけでも『Deep Blue Sea』、『In Too Deep』、『Any
Given Sunday』、『Charlies Angels』、『Kingdom Come』など数々の映画への出演し、自身のレーベルROCK
THE BELLSを設立した。
新しい1日が始まる/空は晴れていて/
君と歩く間、僕の手を握っててくれないか/
僕の膝の上に座って、そして君と話をさせてくれ」
しかも今回はどう考えても自分の愛する奥さんへ向けたメッセージだ。ネプチューンズのプロダクションもLLのスタイルに迎合したかのような穏やかで優しい今までになくメロウな仕上がりになっている。そしてLLは、メソッドマンの「I'll
Be There For You/You're All I Need To Get Gy」でもサンプリングされたノトーリアスBIGの「Me
& My Bitch」の有名な一節を詞を替えてこう引用している。
God willing we gon die together
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Top40
debut
2002/9/28
Peak
Pos
#10
Top40
wks
-wks
Imprint
Arista
Meantime
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NA

アルバム『Let
Go』そしてシングル「Complicated」がロングセラーとなっているガール・ポップシンガー、アヴリル・ラヴィーンの新曲が早くもTOP40入り。これまでいそうでいなかった"ちょっとパンクな美少女シンガー"ということでその人気は日本にも飛び火、先発のミッシェル・ブランチなどはすっかり霞んでしまった形となっている。
一目見て「???」となる曲のタイトルは「Skater Boy」の意。NY在住の阿多さんによるとこの"sk8"表記は最近市民権を得始めているようで、街には"Sk8
Class $20/H(スケート教室1時間20ドル)"なんて看板も立っているんだとか。
アヴリルのバイオグラフィーを見ると、好きな男の子のタイプ欄(凄くアイドルっぽい!)に「トンがった感じのスケート少年やパンク野郎」とのコメントを見ることができるので、この曲の登場人物は彼女の理想とする男性像なのかもしれない。
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Top40
debut
2002/9/28
Peak
Pos
#21
Top40
wks
-wks
Imprint
Atlantic
Meantime
Rate
NA

メルマガでも書いたし、既にいろんなメディアで取り上げられてるけど、このナッピー・ルーツ、最近のヒップ・ホップ・シーンの多様化を如実に示すいい例で、何とケンタッキー州というどちらかというと「ケンタッキーって、カントリーじゃないの?」という印象の土地柄から忽然と登場したちょっと昔のアレステッド・デヴェロップメント的な雰囲気を漂わせる(グループ名もそういう気分だ)6人組だ。地元ケンタッキー出身のスキニー・デヴィル、B.スティル、ロン・クラッチ、ビッグVの4人と西海岸はオークランド出身のR.プロフェット、そしてジョージア出身のスケイルズの6人が1995年にウェスト・ケンタッキー大学で結成したのがこのナッピー・ルーツ。流行ものや派手派手しいものからは一線を画して、自分たちの好きな音楽を自分たちらしく作る、というモットーの下に学内を中心に1998年にリリースしたインディー・ベースの『Country
Fried Cess』と、自らデザインしたナッピー・ルーツTシャツが地元で飛ぶように売れ、その評判を聞きつけたアトランティック・レコードが彼等にコンタクト、今回のメジャー・デビューにつながったという。そのデビュー作『Watamelon,
Chicken, And Gritz』は、タイトルに南部を代表するホームグロウンの食べ物をあしらった(グリッツというのはトウモロコシを原料にしたお粥のような食べ物)あたりにも察せられるとおり、地元のアイデンティティに根を下ろした彼等のシンプルさを追求する、というポリシーが伝わってくるような一種心和む作品に仕上がっているようだ。
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Top40
debut
2002/9/28
Peak
Pos
#33
Top40
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-wks
Imprint
Warner
Bros.(Nashville)
Meantime
Rate
NA

近々リリース予定の彼女のニューアルバムからの先行シングル。昨夏何かと物議を醸した戦争映画「パール・ハーバー」の、主題歌のヒットから早1年数ヶ月、昨秋のベスト盤リリースからも1年と、ほんとにお久しぶりな感じだが、それもその筈、彼女は昨年末に3人めの子を無事出産している。当然、出産直後は休みもとったろうが、まもなく仕事に復帰したばかりか(3月24日のアカデミー賞授賞式でも、パフォーマンスしたんだっけ?)、半年かそこらで早くも新作のレコーディングを完了し、プロモーション活動にうつるとは恐るべし。ルックス、プロポーションのみならず、仕事振りまでとても3児の母とは思えぬ。
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