Top40 New Entries Aug.2002

◆ 2002/8/3 Move B***h - Ludacris feat.Mystikal & Infamous 2.0
◆ 2002/8/3 One Last Breath - Creed
◆ 2002/8/3 Why Don't We Fall In Love - Amerie
◆ 2002/8/3 Two Wrongs - Wyclef Jean feat. Claudette Ortiz
◆ 2002/8/3 Long Time Gone - Dixie Chicks
◆ 2002/8/10 Cleanin' Out My Closet - Eminem
◆ 2002/8/17 Love At First Sight - Kylie Minogue
◆ 2002/8/17 Gotta Get Thru This - Daniel Bedingfield
◆ 2002/8/17 Unbroken - Tim McGraw
◆ 2002/8/17 I Miss My Friend - Darryl Worley
◆ 2002/8/24 Good Times - Styles
◆ 2002/8/24 Feel It Boy - Beenie Man feat. Janet
◆ 2002/8/24 If I Could Go ! - Angie Martinez feat. Lil' Mo & Sacario
◆ 2002/8/31 Ten Rounds With Jose Cuervo - Tracy Byrd

 

Move B***h - Ludacris feat.Mystikal & Infamous 2.0

Top40 debut  2002/8/3
Peak Pos  #10
Top40 wks  -wks
Imprint  Disturbing Tha Peace / Def Jam South
Meantime Rate NA
近自分がそのアーティストのことを知ろうとするときにまず歳を調べる。音楽性とか経歴とかじゃなくて、たぶんもっと人間的なことを知らないと今一その人のことがよく掴めないからだと思う。で、そんなリュダクリスの生年月日は1977年9月11日。ヘビ年。あ、密かにタメ歳だ。学年は彼のが1コ下だけど。そんなことよりコイツの誕生日に注目。また、よりによって・・・。そういえばモービーやスティックスのトミー・ショウも同じ誕生日だ。おとめ座生まれ。おとめ座の性格は「ロマンチスト。幼い頃のピュアな夢を、いつまでも持ちつづけられるのがこの星座の人。強い正義感あり。完璧主義で潔癖、几帳面。さわやかな性格。頭がよく、判断力に優れ、記憶力抜群、勤勉。」らしい。小さな頃からの夢をいつまでも持ちつづけてる割には、高校の頃はレスリングやってたり、自分の曲かけてもらおうと思ってラジオ局にデモテープ持っていったらハズミでDJになったりしてるんだが(笑)。

ところで、この曲はリュダのセカンドアルバム「Word Of Mouf(口から生まれた男)」からの実に4枚目のシングル。ラップで1枚から4曲のトップ40ヒットって実は相当凄いんじゃないかという気がしている。しかもこの曲はあの一連のノー・リミット作品の名曲(?)の数々を世に送り出したKLCプロデュースな上、旧ノー・リミット繋がりでミスティカルが参加という痒いところに手を届かせてくれた内容。お蔭でめでたくリュダに取って初のトップ10ヒット曲となった。いや、めでたい。しかし逆にヒットしてしまったからか、この曲の歌詞(レイプを助長するような歌詞が満載。基本的に最初から最後まで4分間見事に女性蔑視な内容)に嫌悪感を覚えた"とある米国FOX NEWSのキャスター"が「こんなヤツをCMに使うなんてけしからん」とペプシのボイコットを始めた(リュダは当時ペプシのCMに出演していた)。結果、そんな運動を起こされては商品にも悪い影響があると判断してか、ペプシはリュダのCM降板を決めてしまった。

たぶん、昔自分が聴いて育ったギャングスタラッパーがかつてやってたような内容の曲をアルバムに1曲入れて、たまたまそれがヒットしただけなんだろうにね。ほんとはただのお笑い芸人で人を楽しませるのが好きで、ちょっとエロいけど凄く繊細な神経の持ち主だと思うんだけどな、この人。そうそう、さっきのおとめ座の話。「誤解されたり、真意をくんでもらえなかったりして、人間関係では悩むこともありそう。」だって。「時にはいいか、と心に余裕を持てば、あなたは更に魅力的な人物になるらしい」だってさ。聞いてる?リュダクリス!

(はまべ)

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One Last Breath - Creed

Top40 debut  2002/8/3
Peak Pos  #6
Top40 wks  -wks
Imprint  Wind-up
Meantime Rate NA
作『Human Clay』(99年作品)のヒットが記憶に新しい彼等の、2年という短いブランクで製作されたサードアルバム『Weathered』からの、「My Sacrifice」に次ぐセカンドシングルの登場だ。デビュー当初のパール・ジャムやストーン・テンプル・パイロッツなどのオルタナティヴのフォロワー的なイメージは、コンパクトでキャッチーな曲を普通に書き続け、ヒットチャートの世界での成功を収める事により払拭されてきたと思う。彼等は日本とアメリカでの評価の温度差があることでも知られているが、さしずめ現代における産業ロックなのではないかと思う。何故なら人気の理由が薬物や飲酒に明け暮れた退廃期を誇らしげに語る低俗なキャラクターでもないうえ、メンバーが交通事故に遭えば必死にリハビリをしツアーを続行させたるする真面目で勤勉なバンドだからである。これはデフ・レパートやナイト・レンジャーあたりの感覚に近いバンドに感じる。少々勝手な俺の印象を語ってしまったが、この曲は、パワー・バラードである。前作までの彼等のヒット曲は、ミディアムであっても、バラードには聞こえなかったような気がするが、これはバラードだ。80年代後半から90年代前半にメタルバンドらが頻繁に流行らしたパワーバラードばりに、最近のバンドにしてはアレンジも派手な上、ストリングス等も被せてあり、80年代指向の30代の人達も「最近のにしては、結構いいなぁ」なんていう感覚で聴くことが出来るのではないかと思う。俺は断じてこういったメジャー受けする(良い曲だから多く聴かれて、セールスにも結びついて支持されている)バンドの大ヒットを通ぶって馬鹿にする気は更々ない。だって、聴き易いもん!何も間違っていないよ。宜しくどうぞ!

(奥村)

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Why Don't We Fall In Love - Amerie

Top40 debut  2002/8/3
Peak Pos  #23
Top40 wks  -wks
Imprint  Rise
Meantime Rate NA
国人の母親とアフリカン・アメリカンで軍人の父親との間に産まれたエイメリー。アラスカをはじめ、ドイツなど父親の転勤で世界中の米軍基地を転々とする幼少時代を過ごした模様。しかし将来を見据えて、彼女は早い時期からダンス教室に通っては、行く先々のタレントコンテストでパフォーマンスを繰り広げていたとのこと。「彼女は高校時代から才能があると思っていたわ」とは彼女の出身高アラスカのベルモント高校の先生の弁。(ま、成功したら取って付けたように誉めるわな(笑))一方彼女は「ただずうっとメアリーJブライジやSWV、トニ・ブラクストンのCDを聞いていたわ。アラスカでは音楽産業なんか無いから、デモテープを作るとかそんなことは一切せず普通の学校生活を送ることが出来たの。これは私にとっては憧れの生活だったのよ!」と普通の女のコを満喫。高校を卒業すると一家はヴァージニア州にやっと落ち着くことになり、彼女はジョージタウン大学で英語と造形芸術の学位を取得。ワシントンDCに移り住むと念願のメアリーJブライジのプロデューサー、リッチ・ハリソンと出会うことに。そこからトントン拍子でコロンビアレコードから今曲のデビューと相成りました。
  曲はリッチ・ハリソンのプロデュースでしょうね、と納得の出来。彼女はメアリーJブライジより軽い声質だけれども、より若い情熱的な雰囲気で"私達、恋に落ちましょうよ!"ってフレーズが健康的に響き渡る。若いって素晴らしい! 今年の夏はメアリーJブライジとアッシャーのオープニング・アクトを勤めたエイメリー。数ヶ月の内には、なんと「あげチン」ネリ−とロードに出てツアーのオープニング・アクトをやる予定もあるのだとか。エイメリー、、飛躍のヨ・カ・ン。(彼女の公式ホームページでは"Why Don't We Fall In Love" のリュダクリスが手がけたリミックスバージョンが期間限定でダウンロードできます!お早めに!!)

(田鍋)

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Two Wrongs - Wyclef Jean feat. Claudette Ortiz

Top40 debut  2002/8/3
Peak Pos  #28
Top40 wks  -wks
Imprint  Columbia
Meantime Rate NA

結成が囁かれながらも全くメンバーが集まることのないうちに、それぞれソロキャリアを重ねているフージーズ(約1名出遅れがちな人もいるが)。ローリンはアルバム1作ですっかり俗世を離れた人になってしまい、久々にアコースティックアルバムでも出してみれば下手下手なギターにもかすれて出ない歌声にも、畏れ多いとばかりに感嘆されるような存在に(年内にリリースされるというセカンドソロアルバムの出方次第でもあるが)。一方のワイクレフは精力的にプロデュース業をこなし、デスチャをデビューさせたりマイケル・ジャクソン/ホイッヒュー/ミック・ジャガーらのビッグネームをプロデュースしたりクイーンのリミックスを手掛けたり。一方で自身も2枚のソロアルバムをリリースする傍ら、自分のレーベルであるブーガベイスメントを立ち上げて第一弾アーティストとしてシティ・ハイを成功させている(その前にサンタナと共演したプロダクトG&Bってのもいたっけ)。
 さて今回TOP40入りしてきたのはワイクレフのソロ早くも3枚めとなるアルバム『Masquerade』からの先行シングル。ゲストに迎えるのはシティ・ハイの歌姫クローデット・オーティス。実際のとこシティ・ハイについては「フージーズと同じで後の2人はいらないってかんじ」というリスナーも少なくなく、めちゃめちゃキュートなルックスで社会派ソングを歌うクローデットにローリンの姿を重ねる向きもあった。しかし実はローリンとは違って明るめキャラのクローデット嬢、「最近自分のセクシーさに目覚めてきちゃって♪」と屈託なく男性グラビア誌にボンテージルックで登場したりとなかなか柔軟。もしかしてアイドル狙い?アタマ悪め?という疑惑が頭をもたげてきたところに、恩師ワイクレフとのこの本格派アコースティック・デュエット。ダブっぽいリズムにのせてワイクレフとギターを携え真摯な愛を語らうクローデットのまなざしにはアーティストっぽさが蘇っていて安心したようなしないような。ワイクレフの土臭さ漂う唄い回しとクローデットの清涼感を感じさせる声のコントラストが印象的だが、何となくエロ親父セルジュ・ゲンズブール+歌のエロさに気づかずに歌わされているフレンチ・ロリータの図式に近いものがある気も。ワイクレフの敏腕プロデューサーぶりが光る作品に仕上がっている。

(中村)

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Long Time Gone - Dixie Chicks

Top40 debut  2002/8/3
Peak Pos  #7
Top40 wks  -wks
Imprint  Monument
Meantime Rate NA
ルバム『Wide Open Spaces』『Fly』がともにダイアモンド・ディスクとなったチックス(DXCとも略すそう)。デビューから2作連続の獲得は、過去にはレッド・ツェッペリンとバックストリート・ボーイズだけ(ただしツェッペリンがダイアモンドを獲ったのは最近のことで、BSBのアメリカでの1stは世界的には2ndの位置付け。ちなみにイン・シンクは1stと2ndの間にクリスマス・アルバムがあるので対象外で、ガース・ブルックスとパール・ジャムはちょっと惜しい)。そんな彼女たちの待望の3rdアルバム『Home』は、第一週だけで80万枚近くを売り上げ、当然のように初登場1位、Columbia系列では歴代最高の初週売り上げとなった。

さて『Fly』が99年秋のリリースだから『Home』は3年ぶりの新作ということになるが、その間彼女たちは決して休んでいたわけではない。ツアーは今年初めまで続けられ、チケット売り上げは実に4600万ドル。合間をぬっては冬季オリンピック開会式に参加し、「Ready To Run」を生演奏で披露した。また所属レーベルであるソニーと全面的に争い、結局ロイヤリティの増額と自らのレーベルOpen Wideの設立という勝利を勝ち取る一方、トビー・キースのお騒がせソングを「カントリー界の恥さらし」と一蹴。そんな強気の言動にはカントリーの音楽誌だけではなく、Rolling Stoneなどのロック誌、さらには女性誌・ファッション誌までもが注目した。

そんなわけで今やセレブといってもいいほどの知名度を持つチックスだが、アルバム『Home』は華やかなイメージとは無縁の作風。レコーディングはナッシュビルを離れ、彼女たちの故郷テキサスで行い、チックス自身によるプロデュース。そして完成したアルバムは、ほとんどがアコースティック楽器で構成された、カントリーというよりむしろブルーグラス。アルバムに先駆けて発表された「Long Time Gone」も元々ガース・ブルックスらに曲を提供していたダレル・スコットのペンによるものだが、チックスの手によって見事なブルーグラス・チューンに仕立て上げられている。元々その卓越した演奏力からデビュー前は「プログレッシヴ・ブルーグラス」とまで呼ばれていたチックス。だからアルバムタイトルは「地理的な故郷」だけでなく、「音楽的な故郷」も意味するのかも。

作風の変化には、『O Brother, Where Art Thou?』のサントラが大ヒットしたことの後押しも大きかった。「スタジオでレコーディングしているときにグラミーの授賞式を見たの。『O Brother...』が最優秀アルバムを受賞したときはホントに飛び上がって喜んだわ。そして私たちの音楽にも扉が開かれたと確信したの。」と、エミリーが言うように。一方巷では「彼女たちはブルーグラスを再現することで満足したようだ」(Rolling Stone誌)「『O Brother...』のサウンドはブルーグラスとは言えないよ。でもあのアルバムの成功を自分たちの機会に利用している人はいるね」(ニッケル・クリークのクリス・シーリー、というかお前が一番利用してるだろ)などと微妙な評価も。しかし広義のポップ・ミュージックはある意味勝てば官軍。アルバムの売れ行きを見れば、彼女たちの選択が正しかったことは明らか。そしてその先には、前人未到の「デビュー以来3作連続ダイアモンド」が待っている。

(松本)

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Cleanin' Out My Closet - Eminem

Top40 debut  2002/8/10
Peak Pos  #4
Top40 wks  -wks
Imprint  Web/Aftermath
Meantime Rate NA
のエルトン・ジョン!との共演だったグラミー3部門獲得が記憶に新しい上、最新作「The Eminem Show」が全米で600万枚を超えるセールスを記録し、もちその中から「Without Me」の大ヒット、、、春に離婚してしまった事以外は、絶好調な大人気振りを見せる彼の、前述アルバムからのセカンド・シングルとして切られたこの曲。今回はバラードというかミディアムというか、う〜ん、、スロウである。ミュートで弾くギターとピアノと廉価ドンカマが絡む面白いフレーズの上に、彼のラップと歌が加わるという作品。フォー・レター・ワードが所々聴かれ、英語の全く出来ない俺にも、彼の育ちと品の良さ(笑)が印象として残る。恐らくオールド・ファンにはL・L・クール・Jの「I Need Love」あたりと比較されそうな曲と言えばつかみ易いかも。俺的には年齢(31歳)と職業(タクシー運転手)のせいか?今までのハーコー・ラップ・スタイルより、リリックは分からないも、サウンド的にはかなり聴き易く、この曲のヒットによって彼に好感すら持つようになった。さて、そんな彼は、既に自ら主演で日本でも近日中に公開予定の自伝的映画「8 Mile」(カーティス・ハンソン監督:因みに俺の家の近所では、市川コルトンプラザ/錦糸町シネマ楽天地でカミング・スーンを確認済み)のこれまたカミング・スーンなサントラ盤から、「Love Yourself」なる曲を凄い勢いでチャートに送ってきている。
 因みに彼には6歳になるヘイリーちゃんなる娘さんがいて、最新アルバムに「参加」もしくは「コラボ?」もしている。シングル・ファーザーとなった彼は、かなり本気で子育てに情熱を燃やしているという微笑ましい一面もあり、ハーコーなイメージの裏でホッとさせられる。
 ところで、かなり胡散臭い情報筋によると、彼の身長は154.5センチで、体重が65.6キロって言うんだけど、そうは見えないなぁ。ってなことで、エミネムに興味が無いそこの貴方!(一寸前は俺も)「音楽は学習」ってうよく言うけど、やはり繰り返し聴いていかないと「良さ」も分からないままチャートから落ちるだけで過ぎてしまうので、是非立ち止まってこの今に聴こうじゃないすか!案外この曲の「好き・嫌い」が貴方の若さを測定する「リトマス試験紙」だったりするんじゃ、、、、、で、俺は勿論!、、、、、、、宜しくどうぞ。

(奥村)

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Love At First Sight - Kylie Minogue

Top40 debut  2002/8/17
Peak Pos  #23
Top40 wks  -wks
Imprint  Capitol
Meantime Rate NA
Thought that I was going crazy / Just having one those days yeah / Didn't know what to do / Then there was you / And everything went from wrong to right / And the stars came out and filled up the sky / The music you were playing really blew my mind / It was love at first sight / 'Cause !

の"Cause!"。最初のサビに入る直前の、この一声で、腰が砕ける。カイリーの魅力のすべてがこの一瞬に凝縮されたが如き、甘く、溌剌とした一声に導かれ、ビートが弾け、ストリングスが音に厚みを加える。静と動が巧みに交錯する緩急自在なトラックと、媚びすぎてイヤらしくなるギリギリの、一歩手前までサービス全開にしたカイリーの歌声とが、見事に融合する。表情もポーズも完全に作られ、操作されていた「Can't Get You Out Of My Head」に対し、この曲のビデオクリップでのカイリーは終止自然な笑顔を見せ、ずっとカメラに目線を向けながら踊り続ける。コレオグラファーから指導された通りにではなく、彼女が曲に合わせ、自然に体を動かす。控えめながらも実に巧みな映像処理効果が加わり、「Can't〜」とは違う意味で見る者を釘付けにする。

「Fever」から、アメリカでは2曲目の、イギリスでは3曲目のヒット。
イギリス版シングルには、ブリット・アウォードで披露された「Can't Get Blue Monday Out Of My Head」(ニュー・オーダー「Blue Monday」のトラックに乗せて「Can't Get You〜」を歌った)が収録されている。また、イギリスではこれのDVDシングルも発売されている。amazon.co.uk価格で5ポンド(1000円弱)なので、下手にシングル買うよりはお得かも。

(しんかい)

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Gotta Get Thru This - Daniel Bedingfield

Top40 debut  2002/8/17
Peak Pos  #10
Top40 wks  -wks
Imprint  Island
Meantime Rate NA
ラブ・シーンから飛び出した男性シンガーで、あっという間にUKNo.1ヒット。スタイルがどうこうよりも、その現れ方から「白いクレイグ・デイヴィッド」と例えられるのも無理はない。ダニエル・ベディングフィールド、ニュージーランドで生まれロンドンで育った22歳。6歳で自分で曲を書き、9歳で妹たちとともにグループを結成。16歳のとき、ロンドン橋を歩きながら恋人への思いを歌にして、自室のベッドルームで1本のマイクと1台のPCで作り上げたのが「Gatta Get Thru This」。つんのめるようなリズムに、早口のヴォーカルが乗るクールなダンス・チューン。デモを片っ端からDJに送り、やがてコンピ盤『Pure Garage 4』に収録されるとたちまち反響を呼び、クラブやラジオ局で大ヒット。Top Of The Pops出演効果もあって、2001年末に全英チャートNo.1まで上り詰めた。さらに一旦は年末商戦用の大物ヒットに首位を譲るも、年明けには再度返り咲くという、息の長いヒットになっている。

この曲のヒットでダニエルはすぐにポリドールとアルバム製作の契約を交わすが、彼に目をつけたレーベルはもうひとつあった。それがアイランド。アイランドはすぐに北米での契約を交わし、こうしてダニエルのアルバムは英米ほぼ同時発売ながら、別のレーベルからリリースということになった。英国のアーティストが米国で売れるときは、スパイス・ガールズやクレイグ・デイヴィッドのように、すでにアルバムが英国でヒット済みである場合がほとんどなので、ダニエルのように新人のアルバムが英米で同時リリースという例は珍しい。まあダーティ・ヴェガスのような例もあるけど、あれは英国ではそんなに売れてなかったわけだし。今後は世界規模の成功を狙って、こういう新人の売り方も増えるかもしれない。

アルバムではハウスだけにとどまらず、R&Bやファンクへのアプローチも見せるダニエル。北米の契約がアイランドということで、同じアイランド系列のデフ・ジャム所属であるマライア・キャリーと共演するという噂も。音楽における輸入超過国に成り下がった英国の、逆襲の切り札になるか要注目。

(松本)

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Unbroken - Tim McGraw

Top40 debut  2002/8/17
Peak Pos  #26
Top40 wks  -wks
Imprint  Curb
Meantime Rate NA
愛妻とドライヴ中のティム。この写真のフェイスはちょっとエラが張りすぎてるような気がする
1年半前のリリースの「Set This Circus Down」から、実に4曲めのTOP40ヒット。彼はその前のアルバム「Place In The Sun」からも、4曲TOP40ヒットを出しており(一番最後の「My Next 30 Years」は、ベスト盤からのカットともいえるが)、2アルバム連続。これは、80's後半ならともかく、今時かなり珍しい。(ざっと思いつくのは、デスチャくらいだが、それでもサントラヒット含めてだし。) しかも、その計8曲の殆どが、20位台後半〜30位台というのが、いかにも彼らしい。
 ここ最近、妙に人生訓じみた曲が続いた彼だが、今回の詞は一転、おのろけ一本槍。God、Swearといった語の使いで多少敬虔な印象も出しつつ、基本は「君のキスで全ての苦痛が癒され」「君の微笑みで再び活力がみなぎり」「初めての時のように愛し合い」「君のマジックハンドのソフトタッチで目覚め」といった調子。かみさんがフェイス・ヒルでよかった!という喜びを、真っ正直に書いただけと考えれば、多分そのとおりなんだろうが、ここまでくると、Unbrokenったって、別の所がどっか壊れてるんじゃないか? という気もする。ま、30代半ばで人生訓ばかりじゃ、歌うのも聞くのも辛いから、たまにはいいけど。尚、辛い過去と対比し、「それが君が来た今、なんて幸せ」という詞の展開は、筆者の世代だと、ジャーニーの「Open Arms」やエアサプライの「Even The Nights Are Better」を思い出させるものがある。
 曲調は、詞の感じから甘々バラードかと思いきや、試聴サイトでサビを聞いた限りでは、それなりにノリのいいポップ・ロック。昨今のカントリー・ヒットの例に漏れず、この曲も、所謂カントリーよりは、かつてのイーグルスやドゥービー、ヒューイ・ルイスあたりに通じる、泥臭さと軽快さ、豪快さをあわせもった、アメリカン・ロック然としている。特に、8分の裏を4回連打するキメや、ギターの音にそれを感じた。
 ところでこの曲、もう2週ふんばれば、産休明け早々TOP40入りしたフェイス・ヒルの新曲「Cry」と夫婦同時TOP40内となるところ、惜しくも40位台での二アミスで終わった。が、彼らのこと、そんな記録はここ1、2年で既に20週以上達成済。曲の組合せも4通りもある。しかし上には上があり、10年前のホイットニー・ヒューストン/ボビー・ブラウン夫妻、及び31年前のカーリー・サイモン/ジェームス・テーラー夫妻(当時は未婚)は、夫婦同時TOP10内まで達成した。子供は3人作り、TOP40ヒットは1アルバム4曲ずつ出すティムでも、2、30位台の常連とあっては、これの達成はちょっと荷が重いか(笑)。

(窪田)

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I Miss My Friend - Darryl Worley

Top40 debut  2002/8/17
Peak Pos  #28
Top40 wks  -wks
Imprint  DreamWorks(Nashville)
Meantime Rate NA
なんか胡散臭そうな大学教授風
近のカントリーシンガーはルックスも良くないとなかなかデビューまでこぎつけないのだろうか?私、田鍋にとっては超えがたいそのハードルもDarryl Worleyは難なくクリア。彼はアイドル的要素が幾分漂う最近のカントリーシンガーの傾向に違わない若くて甘いマスクの持ち主で、ロマンティックなメロディーと歌声で駄目押しをしつつ、一方トラディショナルな面を持ち合わせたナイス・ガイ。大学では有機化学を副専攻し生物学の学位を会得しつつ、その化学的知識で密造ウイスキーをこしらえては飲みまくり、安酒場でどんちゃん騒ぎをする男なのだとか。ルックスがいい=仮想敵と想定していた私もつい、そんな逸話を聞くと話が分かるヤツじゃないかと親近感が湧くものである(笑)彼はいろいろな職を転々としながら、唯一週末のバーで歌うことだけは継続していたのが吉と出たのか果たして99年晴れてドリームワークスと契約を結ぶに至る。そして同レーベルから2枚目のアルバム『I Miss My Friend 』からの第1弾同一タイトルシングルが今回目出度く40ヒットになったというわけである。
 さて今曲のタイトルでは「友達を想う」とのことなのだが、どうやら友達というよりも現在目の前にいない恋人あるいは妻を寂しく思っていると判断したほうが自然にうなずける内容の歌詞である。しかし何故LoverでもWifeでもなくあえてFriendなのか、、、。おそらく、かつては恋人、妻であった女性が、今は友達の関係になってしまっている状態で、それでも主人公は彼女に対する恋する気持ちを払拭することが出来ない状態なのでしょう。なかなかカントリーの伝統に即した苦酸っぱい味わい深い曲だねぇ。
 10月はTrace Adkinsと「Big Men of Country Music Tour - Size Does Matter」というツアーを敢行。ルックス勝負ならぬ、サイズ勝負とのことらしいが、一体何のサイズなのだろうか(笑)

(田鍋)

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Good Times - Styles

Top40 debut  2002/8/24
Peak Pos  #22
Top40 wks  -wks
Imprint  Ruff Ryders
Meantime Rate NA
ップホップシーンもますます多様化を増し、新陳代謝を激しくしている今日この頃、最近嬉しかったのはLLクールJの復活だが、ことほどさように90年代後半盛り上がったヒップホップシーンを彩っていたアーティスト達の噂は、パフ・ダディ(=P.ディディ)なんかは別にして最近はめっきりと聞かなくなっている。そんな中で突然トップ40に初のソロヒットシングルを送り込んできたのが、ロックスのメンバー、スタイルズことデヴィッド・スタイルズ。ロックスといえばもともとメイス(懐かしい!)や今をときめくキャムロン同様パフ・ダディ門下生で、あのメアリー・J・ブライジと同郷のNY北部郊外のヨンカース(うちの近所です)出身で彼女に見いだされて、パフィの「All About The Benjamins」やマライアの「Honey」なんかに客演して知名度を高めた後1998年にバッド・ボーイからアルバム『Money, Power & Respect』をいきなりチャート3位に送り込んでデビューしたあのロックスである。その後2000年にラフ・ライダーズにちゃっかり移籍してアルバム1枚を出した以外は、メンバーのジェイダキスがマイヤやイヴと共演して小ヒットを記録したくらいでもうすっかり噂を聞かなくなってしまっていたロックスの面々だったが、ここでいきなりどちらかというとメンバーでは一番地味目だったスタイルズがソロデビュー、アルバム『A Gangster And A Gentleman』もいきなりアルバムチャートの6位にまで昇る本人もびっくりの大ヒットとなったというわけ。

ロックスといえばどちらかというとバッド・ボーイ時代からストリート指向でハードコアで音作りも贅肉を削ぎ落としたような荒々しいマッチョな感じを漂わせていたのだが、今回のこのスタイルズの新曲はタイトルからも察せられるように、そういう従来の感じからは180度異なる典型的なパーティ・チューン。スイズ・ビーツのプロデュースとあって、キレのあるベーストラックの上に、ピッチを上げたような女性コーラスが「I get by, by, by...」と絡み、それにスタイルズのドスの利いたフロウが絡む、というもので、ビデオクリップも「昔からのダチだ」というシカゴ・ブルズのフォワード、ジェイレン・ローズがチラリ出演する、女の子とパーティがふんだんにテーマとして盛り込まれたいわゆる「売れ線仕様」。スタイルズ自身も、「この商売は何せラジオでちゃんとかかって、ビデオが放映されることが大事だ。できるだけ長いことラジオとTVで露出しないと成功しない。それがこの業界の商売のやり方ってもんだ。だからあの曲のコーラスも『I get high, high, high...(ドラッグでのトリップを連想)』だったのを変えたのさ。前のままではラジオはまずかけちゃくれねえ。そういうのが大事なんだ」うーんスタイルズ君すっかり青年事業家風のコメントをしてますが、今回のアルバムもゲスト満載のトラックを揃えてヒット狙い度満点。次のシングルに予定されているアンジー・ストーンとリル・モーをフィーチャーした「Black Magic」や、この春に交通事故で亡くした弟についての「My Brother」など聴き所も多そう。この「Good Times」だけでなくまだまだスタイルズ君のブレイクは続きそうだ。

(阿多)

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Feel It Boy - Beenie Man feat. Janet

Top40 debut  2002/8/24
Peak Pos  #28
Top40 wks  -wks
Imprint  VP
Meantime Rate NA
持ちいい!もう最高に気持ちいい!!

とりあえず叫んでみた。でもそのくらい聴いていて気持ちよく、思わず体を動かしたくなるような曲である。

この曲のプロデュースを担当しているのは、現在絶好調のネプチューンズ。ということで、どれほどまでエキセントリックな音を創り出してきたのかという点に着目しがちだが、そこは今最も勢いのある彼ら。相変わらずのブヨブヨした音を織り交ぜつつも、決してヴォーカルより前面に出ることのない、滑らかなトラックを準備してきた。そのさじ加減は絶妙だ。

そしてそれにライムを乗せ、曲の展開を引っ張るのがビーニー・マン。最新アルバム『Tropical Storm』を出したばかり(この曲は当該アルバムからのファーストシングルである。)の彼は、ご存知のようにジャマイカ出身。普通ならジャマイカ→レゲエ→夏という安易な構図を想定しがちだが、ここではそんなことは忘れよう。そもそも彼は全世界を視野に入れてアルバムを制作しているようで、そのようなジャンル分けは無用である。それはこの曲のポップな作りに触れれば一目瞭然だ。

そのポップさの演出に大きく貢献しているのがジャネット。彼女がサビ部分をお得意の可愛らしいポップ路線で歌い上げることにより、曲の雰囲気がグッと柔らかくなる。80年代からポップなR&Bを数々歌いこなしてきた彼女にとって、こうした仕事はお手のもの。

いろいろ回りくどい説明をしてしまったが、やはりこの曲の魅力は自分の耳で聴き、体で感じてみて欲しい。とにかく気持ちいい!(→冒頭に戻る)

(小川ボ)

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If I Could Go ! - Angie Martinez feat. Lil' Mo & Sacario

Top40 debut  2002/8/24
Peak Pos  #15
Top40 wks  -wks
Imprint  Elektra
Meantime Rate NA
ンジー・マルティネスはニューヨークのラジオステーションHOT97(97.1WQHT)の看板DJ。月曜〜木曜の午後の番組、そして金曜夜の「Ladiesユ Night(アンマルが過去にリル・キム、ダ・ブラットらとヒットさせた曲と同名の番組)」と、毎日出ずっぱりの売れっ子。ファンクマスター・フレックスの番組のアシスタントからキャリアをスタートし、ラジオ番組のインタビューを通じて数々のラッパーとの交流でも知られている。
そんな人脈を武器にヒップホップ界をスムーズに渡り歩いてきたアンマルだが、ここにきてジェイZとナスとのビーフに巻き込まれ、キャリアを脅かしかねない事態に。まず2人がお互いをディスった「The Takeover」「Ether」を発表。HOT97はリスナーにそれぞれの優劣投票を募り、結果ナスが勝利。しかし97.1WQHT主催サマージャムのステージで、ナスがHOT97側からパフォーマンス中のジェイZへのディスを禁じられたことから(前年のサマージャムはジェイZがナスとプロディジーをディスった曲で幕を閉じた)ナスはステージには上がらずライバル局Power 105の番組でHOT97を批判。アンマルも結局HOT97のステージに姿を見せなかった。HOT97のナスへの決定は必ずしもアンマルの意思とは相容れないものの、アンマルは語る。「ジェイZはシングルもいっぱい出してるし、コマーシャリズムをうまく利用しているラッパー。でもナスは今回の件について凄くセンシティヴになってる。ナスは高いスキルを持ったドープで尊敬すべきラッパー。ここでジェイZとのビーフに固執してランダムで猥雑なばかばかしいライムを乱発してそのキャリアを台なしにしてほしくはないの。」
さて今回のシングル「If I Could Go!」は彼女のセカンドアルバムとなる『Animal House』からの先行シングル。このアルバムタイトルは、アンマルが毎日働き詰めの日々で自分の居場所について例えたもの。18時間くらいぶっとおしで働いてる時に思い付いたらしい。とはいえ「ラジオの仕事とラッパーとしてのキャリア、どちらかを選ぶなんて考えられない」と常に自分の仕事へ愛着を感じている上でのネーミング。そしてこのシングルも「バケーションとりたい!」の意味がこめられた多忙人間アンセム。ちなみにアンマルが休暇をとれたら「プエルトリコでのんびりした〜い」だそうで。
ゲストに迎えたのはかつてのフィーチャリング女王のリル・モー、そしてこれからアンジーがデビューさせるラッパーのサカリオ。リル・モーはすっかりその座をアシャンティに奪われたような気もするが、実は今年8月19日に女児を出産。妊娠がわかった時にファンから赤ちゃんの名前を公募したりしてたが、結局ヘヴン・L・ストーン(ストーンは父親の姓)に落ち着いた。一方のサカリオはアンマル主催のレーベル「アニマルハウス」の第一弾アーティスト。ジェイZ似のフロウで既にシングル「Live Big」もフロアを賑わせている期待の新人。ラジオDJとラッパーの二足のわらじを履きこなすアンマル、新しくレーベルのオーナーという肩書きも加わってますます忙しくなりそう。プエルトリコでの休暇はいつ取れることやら。

(中村)

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Ten Rounds With Jose Cuervo - Tracy Byrd

Top40 debut  2002/8/31
Peak Pos  #26
Top40 wks  -wks
Imprint  RCA(Nashville)
Meantime Rate NA
1970年代生まれでアイドル的なルックスを売り物にした"イケメン・カントリー"アーティストが続々と登場する最近の男性カントリーシーン。かつて大変な人気を誇った1990年代の元"イケメン"たちは世代交代の波に押され、いい加減中身を伴った"いい大人"としてカントリー界を支えていかなければならない立場に置かれつつある。
そんな訳で若手と中堅の間に位置する、日本でいえば昭和40年代生まれのアーティスト(ミーンタイマーと同年代くらい)は近頃色々と苦労が多い。特に「9.11」以降重大な社会問題に直面せざるを得なくなった彼らは、ある者は星条旗を掲げながら攻撃的なメッセージを発して喝采を浴び、またある者は突然愛するものを失った悲しみを内省的に歌って、それぞれの見解を表明している。
そんな中90年代の"イケメン"代表トレイシー・バードのシングルが登場。昨年発表したアルバム「Ten Rounds」からのアルバムタイトル曲、ということは勝負曲をこの時期になってようやくリリースするのは、恐らく「9.11」の暗い世相に気遣ってのものだったと思われるが、それもそのはずこの曲の中で彼が10ラウンド戦を繰り広げている相手は"ホセ・クエルボ=テキーラ"なのだ。
数年前「田舎者でなにが悪い!」と豪快に開き直ってみせた「I'm From Country (and I Like It That Way)」を大ヒットさせた彼の本領は、その陽気さ。テキーラの杯が進むにつれヘベレケになっていく様子がユーモラスに語られるこの曲は彼にとって久々のカントリーチャートナンバー1ヒットとなり、また私生活でもつい先日第3子に恵まれるなど順調そのもの。彼のような存在は、シーンに幅と厚みを持たせてくれているのだ。

(八亀)

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