Top40 New Entries May.2002

◆ 2002/5/4 Addictive - Truth Hurts feat. Rakim
◆ 2002/5/4 halfcrazy - Musiq
◆ 2002/5/4 What If She's An Angel - Tommy Shane Steiner
◆ 2002/5/11 Hot In Herre - Nelly
◆ 2002/5/11 Oh Boy - Cam'ron feat. Juelz Santana
◆ 2002/5/11 I'm Gonna Be Alright - Jennifer Lopez feat. Nas
◆ 2002/5/11 Down A** Chick - Ja Rule feat. Charli "Chuck" Baltimore
◆ 2002/5/18 Without Me - Eminem
◆ 2002/5/18 I Don't Have To Be Me ('Til Monday) - Steve Azar
◆ 2002/5/18 Soak Up The Sun - Sheryl Crow
◆ 2002/5/25 Living And Living Well - George Strait
◆ 2002/5/25 Full Moon - Brandy

 

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Addictive - Truth Hurts feat. Rakim

Top40 debut  2002/5/4
Peak Pos  #9
Top40 wks  16wks
Imprint  Aftermath
Meantime Rate
メなんだか単なる目立ちたがりなんだか、ドクター・ドレは、自分がプロデュースを手掛けたアーティストの曲のプロモ・ビデオに妙に出たがる。ドレのレーベル、アフターマスが送り出すこのトゥルース・ハーツのビデオにも彼が出てるのも、まあわかるんだが、この曲のプロデュースもドレが手掛けているのだと一般に誤解を与えてしまいそうだ。
実際にこの曲を手掛けているのは、DJクイック。そう。遂に彼が、自演ではないにせよ、初のトップ40入りを果たしたのだ。これはめでたい。ちなみにDJクイックもビデオクリップにちょろっと出てくるが、ワンカットだけだし、普通の人はDJクイックのルックスなんて知らないだろうから誰にも気付かれないんだろう。
DJクイックは、西海岸ラップ好きの一部では非常に高く評価されるラッパー。と言ってもラッパーとしてよりはサウンド・クリエイターとしての評価が高い。人脈的には元ブラッズ(LAの二大ギャング集団の一方)所属だったり、シュグ・ナイトと関係があったり、かなり“裏の世界”に強そうな人だが、音は西らしいカラッとしたファンク、明るいパーティ・チューンを得意としてきた。

さて、この曲。説明するまでもない強烈なインパクト。全編にインド歌謡が流れ、トライバルなリズムが乗っかり、トゥルース・ハーツのボーカルが更に重なる。楽曲そのものの基本的な作りは割と普通だが、何しろトラックの変態度の高さには参る。まさにタイトル通りのaddictiveな仕上がりだ。DJクイックの初ヒットにしては全然彼らしくない作りなのが惜しいが。

もともとDJクイックがこのビートを作ったのはトゥルース・ハーツのためというわけでもなく、1年ほど前から出来ていたのだが、このトラックをうまく使いこなせるラッパー/シンガーが現れず、トゥルース・ハーツのところにたまたま回ってきたらしい。で、これは行ける!と思ったトゥルースがドレに聴かせてみると、「こりゃすげえ」と即採用。だから別にドレとDJクイックが共作したとかいうわけではない。ところが、詞を乗せようとしてトゥルースとドレが試行錯誤するが、どうにも巧いものができず、ティンバランド人脈でアリーヤのこないだのアルバムで大活躍していたPlayaのスタティックに声がかかった。で、「私たちが10時間悩んでもどうにもならなかったのに、彼は10分で詞を仕上げちゃった」んだそうだ。確かにティンバ系の人はこういう変なビートを扱うのは得意そうだ。

トゥルース・ハーツという名前はグループ名みたいだが、女性ソロR&Bシンガーの名前。本名はシャリ・ワトソン。セントルイス出身。これがデビュー曲だが、かなり下積みはあり、現在30歳。芸名をつけたのはドレで、「言いにくい事でもストレートに言いたいことをはっきり言うから」だそうだが、なんかちょっと胡散臭い。

オペラを中心にクラシック系の教育を8年も受けていたという彼女は、実は一度シャグ&ダップというR&Bデュオの一人としてデビューしているが、シングル1枚だけで姿を消した。
その後むしろソングライターとして活動し、エリック・ベネイ、シャニース、モニファなどに曲を提供してきている。また、女優としてスヌープ&ドレ主演の「The Wash」に出演しているほか、あの「Ali」にもシンガー役で出演している。

ドレとの付き合いは90年代半ばにまで遡り、アフターマス・レーベルとソングライターとして契約していたらしい。今までどーしても若手が育たなかった同レーベルにおいては初めての“生え抜き”で、一昨年の「Up In Smoke Tour」でドレのバックシンガーを務め、今回晴れて自分が主役としての再デビューとなった。

さて、この曲で忘れてはいけないのが、ゲスト・ラッパーのラキム。かつてジョディ・ワトリーの「Friends」にフィーチャーされたのに続き、二度目のトップ40入りとなる。

ニューヨーク、ロングアイランド出身のラキムことウィリアム・グリフィン・ジュニアは、1987年から92年までエリックB&ラキムとして活動。商業的には大ブレイクには到らなかったが、ラキムのスキルは後のラッパーたちに崇拝されており、「歴代ベスト・ラッパーは?」といった類のアンケートでは必ずトップ付近にランクされる。

エリックB&ラキム時代は、熱心なヒップホップ・リスナーだけに支持されてるような形だったが、彼らの間での“ラキムは凄い”という評判が一般にも広まり、いいタイミングで発売された97年のソロデビュー作は大ヒットし、彼の名前が一躍広まった。が、続くソロ第2弾が評判倒れだったので、それもすぐにしぼんだのだが...。
今回アフターマスと契約し、再起を賭けて再デビューの準備中。ま、ドレが全面バックアップだし、売れるんだろう。今回のゲスト参加は、その予告編ってとこかな。

ちなみに執筆時点ではこの曲の音源は一般には手に入らない(12インチでさえ、プロモ盤のみらしい)。そんな状態でR&Bチャートの2位まで上がってるのは相当凄いことだろう。デビューアルバムは6月25日にアメリカ発売の予定。

最後に。サンプリングされているインド歌謡は誰の何て曲なのか、調べようとはしたのだが、公式音源が発売されていない以上、クレジットを見ることもできず、結局執筆時点ではわからなかった。ホームページ掲載後に判明した場合はその記述を追加の予定。
(しんかい)

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halfcrazy - Musiq

Top40 debut  2002/5/4
Peak Pos  #16
Top40 wks  18wks
Imprint  Def Soul
Meantime Rate
在(2002年5月)、ニューアルバムのプロモーションも兼ねてMusiqはGoodie MobのフロントマンCee-Lo とのジョイント・コンサートで北米を縦断中。一見整合性 のない妙な組み合わせのコンサートで西早稲田のチョコカツのような違和感を感じる かもしれないが、Cee-Lo のラップスタイルには70年代ファンク、パーラメント的 ねちっこさが潜んでいるのは明白であり、(「Closet Freak」のヴィデオは秀逸!) 同様に70年代ソウル的郷愁を感じさせるMusiqの音楽と幾分かニーズが合致する客 層がいると判断され、実現したのだと思われる。ある意味計算尽くされたプチ冒険、マーケティング戦略を匂わせて「不動産の戦略的なアセットマネジメントが、、」と のたまう松本幸四郎を想起させるが、一方肝心の新作はどうかというとは内容的に新たな冒険はせず、当然前作での成功をしっかり踏まえて不敵に「ただ聞くべし、、」 と、足場固めに乗り出す。さすがに”Soulchild”という唯我独尊なアーティスト名 は引っ込めたが、みなぎる自信は相変わらずだ。

さて新作からの第1弾シングルカット「halfcrazy」であるが、相変わらず友達以上、恋人未満で葛藤する男のめんどくさい恋心を唄っている。熱い恋愛に気持ちが移行する自分に戸惑いを覚え困惑する姿はMusiqの十八番ということなのだが、キック オフの「太陽くん、、、」、「由美ちゃん、、、」的世界にこいつは週刊少年ジャンプを購読していたのではないか?とあらぬ疑念が交錯する。しかし欲望全開ヒップ ホップ全盛の中で逆にこうした路線は個性的に映えるのも確かで、日本人が猫も杓子 も髪を染めてる中で逆に黒髪のほうが目立つのと同じようなものなのかとも思ったり する。しかし緻密に計算されたMusiqの童貞ぶり、イノセントさに逆に底知れぬ野望、欲望を感じるのは私だけなのだろうか(笑)。(田鍋)
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What If She's An Angel - Tommy Shane Steiner

Top40 debut  2002/5/4
Peak Pos  #39
Top40 wks  3wks
Imprint  RCA (Nashville)
Meantime Rate
Cloming Soon
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Hot In Herre - Nelly

Top40 debut  2002/5/11
Peak Pos  #1(7wks)
Top40 wks  -wks
Imprint  Fo' Reel
Meantime Rate
「Hot In !!....」
ああ、ネリーだ。はじけるほどネリーだ。
もうこの始めの一声聴いただけでどう考えてもネリーだ。
しかも今回は初のネプチューンズとの正式タッグ。
突然銃をこめかみに突きつけられて、もうダメだと思ったら水が出てきました、みたいな不穏と喜劇の同居するめくるめく音の総合エンターテイメント。

ネリーといえば「(Hot Sh*t) Country Grammar」、「EI」そして「Ride Wit Me」
と2塁打、シングルヒット、3塁打を放ちあわやサイクルヒット目前まで至ったラップ界のアヴェレージヒッター。(「#1」?、あれは犠打)一連の長短打を含むアルバム『Country Grammar』は全米で800万枚以上を売上げ、脅威のロングセラーお化けヒットアルバムとなった。

この2年間何があったのか?
まずドミノ以来の"ひねくれない"お茶の間バウンスラップに方言というネタまで仕込んだ1曲目が強烈だった。口コミで広がったと言うことに特に注目すべき。同じ方向性で臨んだ「EI」(「Yeah」を彼らの地方では「いや〜い」と発音することに因るらしい)で早くも人々が飽満感を覚えだすと、今度は歌モノとして聴いても非常に評価の高い「Ride Wit Me」で別の層のリスナーをたやすくゲット。特にこの曲のドライなドライブ感はラップの土台などない人まで巻き込むほど素材の美味しさを堪能できる1曲だ。

でもやはり特筆すべきはインシンクとの共演「Girlfriend」とチャリティソングの「What's Goin' On」だろう。食材として使ってみて改めて知るネリーの味。唯一無比の天然素材っぷり。いやー、音楽って本当に楽しいよ。
カリスマだの神だのと崇められる「リスナーが彼を選ぶのではない、彼がリスナーを選ぶのだ」などという糞マザファッキンな空気を全く匂わせないような奴が売れてる限りは。
(はまべ)

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Oh Boy - Cam'ron feat. Juelz Santana

Top40 debut  2002/5/11
Peak Pos  #4
Top40 wks  18wks
Imprint  Roc-A-Fella / Def Jam
Meantime Rate
ャムロンというのは、実はこの曲が初めてのトップ40ヒット。そういわれると何か 意外な気がする。キャムロンがそもそもその名を馳せたのは、90年代初頭パフ・ダディ (当時)率いるバッド・ボーイ軍団の取り巻きの一人として、当時売れに売れまくっ ていたメイス(今は何をしているのやら)のパーティMC的ポジションと対照的な立ち 位置としてのMCとしてだった。バッド・ボーイとは契約しなかったものの、ハーレム の高校でそのメイスとバスケのチームメイトだったキャムロンは、メイスのつてでノ トリアスB.I.G.経由で、ジュニアM.A.F.I.A.やリル・キムを手がけていたランス“ウ ン”リヴェラとつながり、リヴェラのレーベルと契約、メイスをフィーチャーした事 実上のメジャーマーケットデビューの「Horse & Carriage」は1998年にR&Bチャート ではトップ10、Hot100でも41位(惜しい!)まで上がるヒットになり、その頃はそれ なりにヒップホップ・シーンでも名を売っていたのだった。

リヴェラという男が、リル・キムが彼から独立したり、ジュニアM.A.F.I.A.の面々が 今何をやっているか判らないと言うことで何となく想像が付くように、なかなかビジ ネスパートナーとしては問題がある御仁だったらしく、その後のキャムロンのキャリ アも低迷期に入る。そうした状況を打破しようとしたのか、リヴェラのレーベルとの 契約をやめ、彼が新たに身を寄せたのがジェイZ率いるロッカフェラ・レーベル。そ こからの久々の新作として出されたアルバム『Come Home With Me』が思いの他(失 礼)アルバムチャート初登場2位という大ヒットとなって、キャムロンは見事に復活 を遂げた。何せ今や飛ぶ鳥を落とす勢いのジェイZ率いるロッカフェラのプロモーショ ンをバックにリリースしたのがこのキャッチーな曲だから売れても不思議はない。のっ けからしつこい目に「...boy, oh boy...」とピッチアップしたボーカルのループが 入っているが、これはあの「カー・ウォッシュ」で名高いローズ・ロイスの1978年の 小ヒット(72位)「Ooh Boy」のサンプリング。この曲ヒップホップ界では人気ある らしく、いろんな曲で使われてるが、ここまで印象に残る使われ方もあまり記憶がな い。そういう意味じゃネタ一発勝負のヒットともいえる。というかこんなモロサンプ リングって最近あんまりみんなやってなかったような...それがかえって新鮮に聞こ えるのかも。ところでここでフィーチャーされているジュエルズ・サンタナなるラッ パーは、どうもジェイZの舎弟のようだが詳しい情報はなく、正体は不明。詳しい情 報をお持ちの方、ご一報よろしく。(阿多)

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I'm Gonna Be Alright - Jennifer Lopez feat. Nas

Top40 debut  2002/5/11
Peak Pos  #10
Top40 wks  20wks
Imprint  Epic
Meantime Rate
ミックス・アルバム『J To Tha L-O!』のNo.1ヒットで、不況にあえぐ音楽業界に新たな販路を見出したジェニファー。ついには元彼P.ディディもこの路線に便乗し『We Invented The Remix』で見事人気復活。ジェニファーもこれには「またパフィと仕事したいわ。彼は才能あるから」と大絶賛して余裕を見せた。

しかしジャ・ルールと組んだ「I'm Real」「Ain't It Funny」の両No.1ヒットだけではまだ満足できないのか、ジェニファーの野望はまだ続く。続くシングルはすでにビデオが完成していた、主演映画の主題歌にして夫クリス・ジャッドとの共作(といっても二人の適当なアイディアをコリー・ルーニーが頑張って形にしたんだろうけど)のバラード「Alive」...ではなく、アーバン・ヒップホップ・チューンの「I'm Gonna Be Alright」。

元は昨年リリースのアルバム『J.Lo』に収録されていたが、ラッパーの50セントを迎えたトラックマスターズのリミックスが『J To Tha L-O!』に収録されていたもの。しかしジェニファー、またまたやってくれました。シングル・カットの際にこのテイクを再度手直し。リミックス・アルバム収録曲のさらにリミックス・シングルという離れ業で世間を驚かせた。とはいってもトラックはファースト・リミックスと基本的に同じなので、以前のように全く別の曲にすり変わった印象は受けない。変わったのはラップのパート。トラックマスターズと親交があり同じソニー系列のナスに差し替えられている(もちろんリリックは別物)。さすがゴージャスな女ジェニファー、50セントじゃ安すぎたか。関係ないけど50セントといえばジェニファーのデビューシングル「If You Had My Love」につけられた値段だったかな。

さてデビュー作『Illmanac』の衝撃も薄れ、アルバムのリリース毎に尻すぼみの印象が強くなっていた最近のナス。ジェイZとのビーフ合戦もどうにも劣勢感は免れなかった。しかしチャリティ・シングル「What's Going On」に参加したことでラッパー・リリシストとしてのナスの評価も再浮上。昨年末リリースしたアルバム『Stillmanac』はセールス・評価とも上々な快作となった。再び大物へと浮上したナスにとっても、ここで一発ポップ・ヒットがほしいところ。

「プロジェクト(ナスも育った低所得者用住居地)を抜け出そう。俺たちモンローとジョー・ディマジオみたいだろ」とお得意のスカしたリリックでジェニファーをナンパするナス。ビデオでは路地裏の野球チームに飛び入りしたジェニファーがホームランをかっ飛ばし、どっちがディマジオなんだかわからないが、ナスにとってはミッシーとの共演「Hot Boyz」以来の大ヒットとなって、まずはめでたしというところか。(松本)

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Down A** Chick - Ja Rule feat. Charli "Chuck" Baltimore

Top40 debut  2002/5/11
Peak Pos  #21
Top40 wks  9wks
Imprint  Murder Inc./Def Jam
Meantime Rate
ャ・ルールがまたヒットを出して、連続ヒット記録更新!でもトップ20内連続滞在週記録は途切れるか!?と騒ぐほうが正統派なのだが(6月15日付けで「Rainy Dayz」が17位下降中、この曲が一旦ダウンの後21位再上昇中と、かなり微妙)、やっぱり私はフィーチャリング・アーティストのほうに注目せざるを得ない。って単にジャが嫌いなだけだったりして。いやいや。チャーリー・バルティモア。不遇の女性ラッパー。今まで何度かブレイクしかけながらも、その度に何かアクシデントが起きて、本格ソロデビューが先送りにされてきた。

ランス“アン”リヴェラのレーベル、Untertainmentと契約してデビューを控えていた彼女。ソロアルバムの音源も揃っていた(ネット上には流通していた)。しかしUntertainmentが訴訟に巻き込まれたりしてゴタゴタしているうちに親会社から配給契約を切られてしまい、そのままレーベルは消滅。チャーリーのデビューアルバムもお蔵入り。契約していたアーティストは路頭に迷うことになったが、2人の有力アーティストのうちキャムロンはジェイZ率いるRoc-A-Fella入りを果たして大成功。そして、このチャーリーは、ジャ・ルールに支えられ、アシャンティを大ブレイクさせたMurder Inc入りを果たした。

もともとは故ノトーリアスBIGのカノジョということで知られていたチャーリー。フィラデルフィア出身で、本名はティファニー・レーン。ジーナ・デイヴィスが映画「The Long Kiss Goodnight」の中で演じた役名から頂戴したのが、芸名のチャーリー・バルティモア。

ビギーが亡くなった後も、ビギーとビジネス上のつながりが強かったランス“アン”リヴェラと付き合いが続き、彼のレーベルから何枚かシングルを出し、サントラに参加したりもしていたが、2000年に発売が予定されていたデビューアルバム『Cold As Ice』が、既に書いたようにお蔵入り。その後はレコード契約もなく、ほとんど噂も聞かなくなってしまっていた。

今回ようやくMurder Incから再デビューする彼女。とりあえず今回は絶好調のジャの勢いを利用してのお披露目曲といった感じか。曲そのものは「Always On Time」の二番煎じと言うか、あの曲のループを作ってるときに一緒に思いついたんだけどボツにされたものを再利用してるんだろうな、と思わせる出来。決して悪くはないんだけど。
アルバム『Pain Is Love』収録の「Down Ass B****」をシングル向けに多少作り直したもので、正規盤では12インチでのみ入手可能(だと思う)。

とりあえずチャリバルは、もう1曲ぐらい何かでフィーチャリングされて登場して、その後主役としてどーんと出てくる、というのが最近のパターンだろう。

ちなみにジャ・ルールのほうは、最近「あと2枚アルバムを出したらラッパーを引退して俳優業に専念する」なんて発言をしている。どこまで本気なのかはわからないけど、まあラッパーってのは割と若いうちに一線を退いて、レーベルを興したり他のビジネスに手を出したりすることが多いので、案外本当にラッパーとしてはあっさり身を引いちゃったりするかも。
(しんかい)

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Without Me - Eminem

Top40 debut  2002/5/18
Peak Pos  #2
Top40 wks  16wks
Imprint  Web/Aftermath
Meantime Rate
にエミネムが新作『The Eminem Show』を発表。アルバムの音源流出で発売日がどんどん繰り上げられていくというハプニングもあったものの、しっかりと発売日1日ぶんで余裕の初登場チャート首位。そのアルバムからの先行シングルとなったのはやはり期待を裏切らないお騒がせな内容のこの曲。キャッチーで毒舌でフロウが冴えてて「エミネムのファーストシングル」印に申し分ない仕上がり。もちろんバットマンに扮してアメコミ風の場面を展開したり(ドレも一緒でバットマン&ロビン?)、おなじみ女装では母親デビーに扮したり、エルヴィスルックに身を包んだり、そして禁じネタのビン・ラディンまで扮装しまくりのビデオで今回も楽しませてくれる。

リリックのほうでもお馴染みの人も新しい人も巻き込んでディス炸裂状態。ミズ・チェニー(エミネムの歌詞を批判した現副大統領夫人)&その夫、実母デビー(エミネムとの訴訟騒ぎは一時停戦中)、クリス・カークパトリック(インシンクの最年長メンバー)、リンプ・ビズキット(フレッドとは悪友?)、モービー(今どきテクノなんて誰も聴いてねーんだよ、36歳のハゲ!ってな内容にモービー本人より早々に「楽しませていただきました。光栄です。」とお礼+反撃しません表明あり)、エルヴィス&プリンス(ともにかつての才能はエミネムも認めてるよう)・・・となかなか広範にわたる人選。結局「俺がいなきゃ世の中空虚なだけ!エミネムがシーンに戻ってきたぜぇぇ」ってなメッセージのようで。

アルバムでは更にキャニバスやデュプリもやり玉に挙げた上、これまでになく私生活周辺の人々が登場。前妻キムに関しては浮気疑惑から銃で相手の男を脅し逮捕された実話を再現したり、6歳になる愛娘ヘイリ−・ジェイドを登場させて歌わせたり。「Without Me」でも「俺はモンスターを創りあげてしまった」と歌っているが、どこまで本気でどこからジョークなのかリスナーを惑わせるのはさすが。「俺がジャブをふっかける時にはユーモアを決して忘れず、ちょっと下品なジョークってとこ」と語るエミネム、自伝ともいわれる主演映画「8マイル」も控えており、ますます問題児ぶりを発揮しそう。(中村)
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I Don't Have To Be Me ('Til Monday) - Steve Azar

Top40 debut  2002/5/18
Peak Pos  #35
Top40 wks  6wks
Imprint  Mercury (Nashville)
Meantime Rate
近思うのは、やっぱりカントリーの世界はバックに伝統芸能の世界がどっしりと構 えているせいか、それとも最近のカントリーは雑食性で昔であればポップ・アーティ ストやロック・アーティスト、はてはブルー・アイド・ソウル・アーティストなどを 目指していたであろう人材も、カントリーの世界での活動を目指すというところもあっ て間口が20年30年前と比べると格段に広がっているのか、やたら新人アーティストの ブレイクしてくる確率が高くなってるんじゃない、ということ。まあ、1998年12月の チャート改編以来、エアプレイポイント重視となったチャートの持ち方と、その元と なるデータを提供するステーションの構成なんかも実は大きな影響があったりしそう なんだけど。

ということでまた新人カントリー・シンガーの登場です。スティーヴ・エイザー君は ミシシッピ州グリーンヴィルという、ニューオーリンズからミシシッピ川上流 に500Km ほど北上した町の出身。ちょっとカウンティング・クロウズのアダム・デュ リッツを細くしたような風貌の彼は(うーむあまり褒め言葉になってないな)、やは りデルタ・ブルースやR&Bなどの影響も何となく感じさせる大型新人。その背景は、 彼の父親が経営するリカーストア(要は酒屋ですな。ミシシッピ州では最初にオープ ンしたという由緒ある酒屋らしい)の裏庭にいつもたむろしてはジャムっていたブルー スやジャズのアーティストたちにすっかり魅せられてしまって音楽の道を決意した、 ということらしい。文化を感じさせる話で羨ましいことこの上ないが、南部のしかも デルタ地帯の音楽文化が年齢に関係なく聴く者に強い影響を与えるという事実にも感 心する。これが日本だとこうはいかない。地元の盆踊りの笛・三味線の演奏を聴いて 「よし、俺は盆踊りの道を究めよう」とはなかなか思わんもんね。

そのスティーヴ君、デビューアルバム『Waitin' On Joe』からカットしたポップでミ ディアムアップの軽快なこの曲でカントリーチャートでは2位、ポップチャートでも いきなりトップ40を決め、取りあえず幸先のいいスタート。ちょっと気になるのはカ ントリーフィドルの鳴り響く曲調とまるでミスマッチな、SFアクション風のビデオク リップ。ドラえもんの「どこでもドア」みたいなドアを通り抜けてくるおねーさんや ヒゲのおにーさんなどなどを、タイムトンネル風の異次元空間(?)でギターをかか えたスティーヴ君が迎えうつという何が何だかよーわからんクリップなんですわ。マー キュリーさん、どーでもいいけどまともなA&Rしてあげないと売れる才能も売れなく なるよ。(阿多)

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Soak Up The Sun - Sheryl Crow

Top40 debut  2002/5/18
Peak Pos  #17
Top40 wks  21wks
Imprint  A&M
Meantime Rate
1998年にリリースされた『The Globe Sessions』に続く3年半ぶり、4枚目のオリジナル・アルバム『C'mon, C'mon』からのファースト・シングル曲であるこの曲。今回のテーマは、何といっても「夏」だそうで、シェリルが体調不良の時、若くて元気だった夏のことを思い出して書いた曲だそうだ。そういった事情もあって、非常にメロディアスでラジオフレンドリー、そして勿論「夏」らしい爽快感のあるポップ・ロック・チューンに仕上がっている。一度聴いたら忘れることの出来ない程の軽快なメロディーライン。今年の夏は恐らく日本でも、九十九里やら湘南やらの海岸で、沢山かかるのだろうと思うし、そうじゃなくても「カーステ」(←懐かしい響き)で聴きながら海に行く人も多いのではないかと思う。

さて、アルバム「C'mon, C'mon」の方は様々なゲストを迎えたアルバムとして話題になっているが、この曲はLiz Phairがバック・ヴォーカルで効果的に参加している。因みにアルバムの他の曲には、元Guns And RosesのSlash、Don Henely、Stevie Nicks、Lenny Kravitz等、多彩なゲストと共に創られているのも話題だ。シェリルは人脈の幅広さで有名だが、何と近日中に発表予定のCounting Crowsの新作への参加も決まっているらしい。

そう言えばこの曲、空耳アワーのネタがあるというオマケ付!先ず最初の部分、「マイ・フレンド・は、巨乳で〜す♪」って聞こえるし、サビの最終部分は、「アホの坂田〜さん♪」って聞こえる(俺の義弟談)。皆さんもチェックして欲しい。ここで情報だが、次のシングルカットは、アルバムの1曲目「Steve McQueen」に決定したらしい。勿論ここ日本でも好調で、アルバムの方がオリコンで最高位9位、輸入盤を含めない国内販売枚数が約15万枚のヒットになっているというから凄い。そんなわけで、さぁ、皆もこの曲と一緒に2002年「夏」を楽しく過ごそうぜ!宜しくどうぞ。(奥村)
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Living And Living Well - George Strait

Top40 debut  2002/5/25
Peak Pos  #27
Top40 wks  8wks
Imprint  MCA Nashville
Meantime Rate
イトルだけ見ると何が言いたいんだかよくわからんが、サビを聴くとわかる。自分の人生、それなりにいろいろ楽しんできたつもりだったけど...

「ただ単に生きるのと、良い人生を生きるのとは違うこと/独りきりじゃ、すべてを手に入れることはできない/いつも何かが物足りない/誰かとそれを分かち合うまでは/ただ単に生きるのと、良い人生を生きるのとは違うこと」

って訳すと妙に陳腐になってしまうのは、やっぱりこういう内容の歌ってのが、とーってもアメリカ的で、日本的な考え方に馴染まないからだと思う。結局のところ、長年連れ添った奥さんに対する家族愛の歌ということになるが、それがこういう形でごく普通に歌われ、ごく一般的に支持されてしまうのが、アメリカというものだと思う。

また、それが、多くのカントリー勢がアメリカでは超ビッグアーティストなのに、その他の国ではほとんど無名なままの理由でもあると思う。結局、アメリカという社会でこそ、アメリカという文化の中でこそ生まれたものであり、その中に生きるからこそ共感できるものなのだ。

昨年末に「Run」のトップ40ヒットを生んだアルバム『The Road Less Traveled』から、2曲目のヒット。カントリーチャートでは6/15付で2位赤丸上昇中だが、HOT100では例によって20位台後半で終わるのだろう(6/15付で31位)。少しロックっぽさもある爽やかなミディアム・チューンのこの曲、カントリーという枠組みにとらわれずに幅広く受け入れられてもいい好楽曲だ。ただ、ジョージ・ストレイトのように完全に大物として名前が知れ渡ってしまっている人だと、却って“ちょっといい曲”ぐらいではポップ市場にはクロスオーバーできない。“いつもと同じ”と見なされてしまうからだ。別に本人にこれ以上大物になる気もないだろうから、これでいいんだろうけど。
(しんかい)

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Full Moon - Brandy

Top40 debut  2002/5/25
Peak Pos  #18
Top40 wks  10wks
Imprint  Atlantic
Meantime Rate
日は大きくなってきたお腹をカーソン・デイリー(エミネム「The Real Slim Shady」の歌詞でアギレラとの×××順をフレッド・ダーストと争ってたMTV司会者)に触らせて、元気な妊婦ぶりを見せているブランディー。帽子から飛び出たブレイドをふりふりさせてオーバーオールで踊ってたあの女の子が来月には母親になるとは。思えばブランディーとディーヴァズ・ライヴでの共演以来仲良しのリアン・ライムスもウェディング・ベルを鳴らしたし、クレオパトラのクレオも母親になったという噂が伝わってくるし、ブリトニー以前の時代を築いた元ローティーンたちは早くも身を固めつつあるようで。ブランディーの母親は一度流産を経験して次に妊娠したら母体も危険にさらされると宣告されていて、ブランディーが産まれた時には医師が「スターが誕生した」とつぶやいたという説があるが、ブランディーもプロデューサーの旦那様ロバート・スミスとの間にR&Bサラブレッド・ベイビーを誕生させてほしいもの。

さてサード・アルバムから「わらばう、おらばう(What About Us)」に続くシングルとなるのがアルバムのタイトルトラックでもある「Full Moon」(蛇足だけど元カレのウォンヤ・モリスがいるボーイズ・II・メンの新作も「Full Circle」なんてタイトルが付いてるのは偶然?)。ブランディー曰く「月が三日月や半月を経て一周すると満月になるように、私のキャリアもいろいろなことを経験しながら一周りしたように感じてる。自分の人生が360度回転して全く変わり、大人になって自分の音楽への愛を再発見して・・・それに満月の時って奇跡が起こるって言うでしょ?」。この歌では運命的な一目惚れをした夜に「今夜は満月に違いないわ」と、はやる気持ちをクールにたたみかけて歌っている。現在の旦那様でプロデューサーのロバート・スミスを「運命的に出会った理想の相手」というブランディー、彼との出会いもこんなかんじだったのかな?

この曲をプロデュースするのはブランディとは初の顔合わせとなるマイク・シティ。R&Bの持つ独特のまろやかさを引き出す彼の仕事ぶりにはブランディーも「オールド・スクール風のストリート感覚が新鮮でわくわくした」と賛辞を惜しまない。前のアルバムでデヴィッド・フォスターのプロデュースでブライアン・アダムスの「Everything I Do (Do It For You)」を歌った時にブランディーは「自分の出せなかった高い音域の声も出せるようになった」と言っていたが、今回のシングルは逆にいつもよりぐっと低めの音域。「The Boy Is Mine」以降ロドニー・ジャーキンズとのタッグが好評なブランディーだが、別のプロデューサーとの仕事を通して自分の可能性をどんどん広げていっているのが頼もしい。フル・ムーンのようなお腹をかかえてまだまだ頑張る姿を見守っていきたいもの。(中村)
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