Top40 New Entries Jan.2002
● 2002/1/5 Break Ya Neck - Busta Rhymes
● 2002/1/5 The Whole World - OutKast feat.Killer Mike
● 2002/1/5 Bouncin'Back (Bumpin'Me Against The Wall) - Mystikal
● 2002/1/19 Ain't It Funny - Jennifer Lopez feat.Ja Rule
● 2002/1/26 No More Drama - Mary J.Blige

 

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Break Ya Neck - Busta Rhymes

Top40 debut  2002/1/5
Peak Pos  #26
Top40 wks  8wks
Imprint  J
Meantime Rate
Busta Rhymes
Comment Coming Soon
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The Whole World - OutKast feat.Killer Mike

Top40 debut  2002/1/5
Peak Pos  #19
Top40 wks  15wks
Imprint  Arista
Meantime Rate
OutKast
「ドドンパだ!こんな曲がトップ40ヒットとは...。恐ろしい。」

ブレイクアウトの会場で皆さんに曲を聞いてコメントを書いてもらうわけですが、その中の1つにこういったコメントがありました。自分はドドンパが全く何のことかわからなかったので早速googleで調べてみました。富士急ハイランドの乗り物関係のページにまざって、色々と出てきたのは60年代の歌謡曲のページ・・・。
何やらドドンパは60年代に一世を風靡した(死語)和製リズムのことらしいという結論に辿り着きました。で、その代表曲であると思われる渡辺マリとやらの「東京ドドンパ娘」を聴いてみて、やっと冒頭のコメントの理由がわかりました。
どうやら、この「パン・パン・ウン・パン」(ウンは無音)のリズムらしいです。ドドンパは。それをアウトキャストが知ってたかどうかは別として、こんな半世紀前の日本の音楽と現代のヒップホップに接点があったことが妙におかしくてなりませんでした。おまけに当時日本でアウトキャストというグループサウンズがいたらしく更に興味をそそられました。

この曲は彼らのついに出たベスト盤『Big Boi & Dre Presents Outkast』からのカットシングル。もちろんこのベストには、結婚行進曲ネタが新しい「Ms.Jackson」、たぶんここ数年聴いたラップで一番BPMが速い、というかもはやラップではない「B.O.B.」、そしてタイトルの意味を知ればおそらく黒人差別の歴史の勉強にもなる「Rosa Parks」などが収録されています。その中に混じってこのドドンパがいるわけです。これがアウトキャストの楽しいところです。

この曲を聴くとミュージカルで出演者が腕組んで横一列に並んで足を前後に振ってる絵が浮かびます、くらいのコメントにしとかないと後が非常にマズいです。ロックで言うニルヴァーナみたいに、彼らはだんだん何か評論しなければ聴くことが許されないようなアーティストになってしまいます。
(はまべ)
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Bouncin'Back (Bumpin'Me Against The Wall) - Mystikal

Top40 debut  2002/1/5
Peak Pos  #37
Top40 wks  4wks
Imprint  Jive
Meantime Rate
Mystikal
ー・リミットを離れての第一弾となる前作「Let's Get Ready」から「Shake Ya Ass
」「Danger (Been So Long)」、そしてジョーと組んだ「Stutter」など次々とビッグ・ヒットが生まれ、メジャー感がぐぐっとアップしたミスティカル。ヘアスタイルもA1のベンが三つ編みしたようなかっこわるい髪型(ハンサムなのに)だったのがコーンロウをすっきりバンダナでおさえてイケてるモードに大変身。ちなみに昔のMC名は「ミスティカル・マイク」だったとか。ださ。そして年に一度は新作リリースという勝負系ラッパーの原則をしっかり踏襲して新作「Tarantula」が届けられた。

ここからのリードシングルとなるのが、実は制作段階から「ビン・ラディンの手下として働く人々へのナンバー」と話題になっていたこの曲。9.11からリー・グリーンウッドやエンリケなど便乗系のウザい曲ばかり注目を集めてしまったが、ちゃんと9.11事件についてメッセージを持ったラップナンバーでしかも湾岸戦争に赴いたこともあるミスティカルともなれば期待も高まるってもの。しかし実際の曲の内容は「何百万枚とレコードを売ってる俺様とお前とじゃ比べものになんねーよ」などとあまりビン・ラディンとは関係なさげなリリック。強いて言えば「俺は平和のためなら血を流して戦う。人類の完全な調和を目指してるんだ」とか「お前は閉じこもってCNNのニュースに怯えてるだけだろ」的なくだりがやや政治的か。

しかしサウンドのほうは期待以上の完成度。前作に引き続き一聴してわかるネプチューンズの音だがフィーチャーされているのはビッグ・バンド風のジャズサウンド。考えてみればミスティカルはもともとニューオリンズ出身で地元レーベルのビッグ・ボーイ・レコーズからデビューしたこともあり、こんなサウンドも馴染み深いのかも(この時期に「Out That Boot Camp Clicc」という湾岸戦争参加の経験をもとにしたシングルを発表している)。サビでもミスティカルが相変わらずハイテンションでがなりまくるのを受けて「You Ain't Seen Bouncin' Back♪」とドゥワップ風にほのぼのと入るのがなんともいい味。ダミ声フロウもますます冴えるマイケル・タイラー31歳に今後も期待。(中村)
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Ain't It Funny - Jennifer Lopez feat.Ja Rule

Top40 debut  2002/1/19
Peak Pos  #1(6wks)
Top40 wks  23wks
Imprint  Epic
Meantime Rate
Jennifer Lopez
期主演映画「ジグリー」撮影中のジェニファー、2万ポンドの結婚指輪をなくしてさあ大変。夫クリスに知られる前に見つけなきゃと撮影を中断してスタッフ総出で捜索するも見つからず。結局、人格者のクリスはおとがめなしに同じ指輪をジェニファーにプレゼントして一件落着。予想通りの展開にスタッフはガッカリ。

とまあ、相も変わらず女王様状態のジェニファー。女優ではペネロペ・クルス、歌手ではシャキーラのブレイクによって、もはやラテン・ビューティNo.1の座も危うしといったところだが、本人あまり危機意識ないもよう。そんなわけでアルバム『J.Lo』からはすでに4枚目のシングル「Ain't It Funny」がリリース。すでに全英ではTOP3ヒット、日本でも「ひーず・ざ・まーん」の棒読みセリフなスバル・レガシィのCMソングでお茶の間にもおなじみのナンバー。だと思ったらアメリカでのシングルはリミックス。それも「I'm Real」のNo.1ヒットに気を良くしたか、再びジャ・ルールと共演し、アーヴ・ゴッティがプロデュースしたマーダー・リミックス。つまり、オリジナルの哀愁ラテン・テイストは影も形もない擬似Hip-Hopチューン。ジャとジェニファーのヘタウマヴォーカルがからむ構成は前作と全く同じながら、バックトラックにクレイグ・マック「Flava In Ya Ear」を使用し、ジャの子分キャデラックも参加。柳の下に何とかという感じで、「I'm Real」がまだヒット中、ジャ&アシャンティの「Always On Time」がチャート上昇中にもかかわらず、これらと相乗効果であっという間にTOP5入りを果たした。

なお、このヴァージョンをもう一度追加収録して『J.Lo』を三度出し直すかと思いきや、さすがにそこまで非道なことはできなかったか、新作『J To Tha L-O The Remixes』に収録されることになった。ちなみにピリオド(.)を "to the"と言い換えるのがストリートのスラング。ジェイZの「Izzo (H.O.V.A.)」などがその使用例。とはいってもこのアルバム、新曲は1曲だけで今までのヒットの既発リミックスが主体の便乗商売には変わりはないけれど、狙いは当たって見事初登場1位を記録。もちろんリミックス盤では史上初の快挙。ということでこれがジェニファー流「ぱーふぇくと・にゅー」。(松本)
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No More Drama - Mary J.Blige

Top40 debut  2002/1/26
Peak Pos  #15
Top40 wks  9wks
Imprint  MCA
Meantime Rate
Mary J.Blige
の曲をきっかけに、メアリーJは一気に攻勢に出る。2001年夏に出したアルバム「No More Drama」をリニューアルして再リリース(目論見通り、アルバムチャートでトップ10返り咲き)。全米で1億3千万人あまりがTV中継を見ていたというスーパーボウルの開会イベントに出演し、そのままワールドツアーをスタートさせる。この時期を狙ったのか、たまたま重なったのか、婚約も発表。もともとアルバムを出したのは半年も前なのに、今になってこれだけ一気に色んなことを仕掛けてくるのは、よっぽど気合いが入ってる証拠だろう。

同名アルバムのハイライトであり、後半で盛り上がりまくるこの曲、歌ってる内容はかなりヘヴィ。ちょっと、ジャム&ルイス作品としては異色だ。
「もうこれ苦しむのはいや、もうたくさん / もうこれ以上、もてあそばれるのはいや / 私の人生に、もうドラマはたくさん / もうこれ以上、誰にも私を傷つけることはできない / もうこれ以上涙はいらない / 毎晩涙に暮れるのは、もうたくさん / もう恐れるのはいや、人と戦い、傷つけるのもいや / 私の人生に、もうドラマはたくさん / もうこれ以上、傷つきたくない」
...重い。最初から最後までこういう調子だから、本当に重い。
ビデオクリップでも、ゲットーでの殺人やらヤク中やら強盗やらのシーンが続き、メアリーJもずっと眉間に皺をよせた沈痛な表情で歌い続ける。終盤はほとんど叫ぶような熱唱で、気持ちが高ぶり、涙を流しながら歌い終える。何だか凄いものを見てしまった、という気分にさせられる。これはこれで圧巻なのだが。

冒頭に書いた通り、この曲収録の同名アルバムは、2002年1月末にジャケを変え、収録内容を若干変えて、リニューアルバージョンで再リリースされた。で、その目玉のひとつが、この曲のP.ディディ・リミックス。今となっては忘れがちだが、メアリーJブライジのデビュー当初、彼女を裏で支えていたのはパフ・ダディだった。これは、そんな彼らのデビュー当初以来のリユニオンなのだ。
そういう大事な曲で、しかも元になる曲はめちゃヘヴィな内容。
だから、最初にクレジットを見て、サンプリングにシックの軽快なダンス・チューンを使ってるのを見て、あほかと思った。実際にリミックスを聴いてみて、妙に軽快な曲なので、バカめ。と思った。が、聴いてると、あれれ?トラックだけでなく歌も完全に録り直し。いや、それどころか歌詞が全く違う。これはリミックスとか呼ぶべき代物ではない。続編だ。Part2だ。元曲から一転して明るさを感じさせるこの曲は、実際にそういう気持ちを表現した内容だった。
「もう私の人生には苦しみはない / もうこれ以上のドラマはないから / 私は新しい愛を見つけたの」
なんて。嵐の後の、突き抜けるような青空みたいな。
P.ディディがシックを使うにしては、ちょっと盛り上がりに欠けるトラックだが、少し抑え目ぐらいが、この曲には相応しいだろう。企画として、なかなか見事な出来栄えだ。(しんかい)
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