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Peaches & Cream - 112 |
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彼
らにとっての21世紀最初のサマーツアーが、なかなかに話題を呼
んでいるJANET JACKSONのそれに2カ月以上帯同という形で実現した
ことに?と思われた方も多いのでは。もちろん、数十万人を動員す
る大物にヘバりついての地道なオープニングアクト稼業は悪くない。
むしろいわゆる「宣伝効果」という意味ではこうした行為に勝るも
のはないだろう。しかし、一方ではJANET JACKSONという突き抜けた
存在を目当てに会場を埋め尽くしたオーディエンスと112の四人の間
にサプライ&デマンドの点でズレが生じる、といったシミュレーショ
ンを描くことが多くの音楽ファンにとって容易であることも確かだ。
だが、アルバム三枚をリリースし、これから中堅と呼ぶべきキャリア に向かっている彼らにとり、この時期にこうした場をこなすことは 大きな飛躍のチャンスとなる。最新作である「PART 3」にこれまで の彼らにない進境ぶりを感じた筆者には、今回のツアーが彼らの新 たなファン層を開拓することになるだろう、と期待している。 どちらかといえばストレートなボーカルスタイルが前面に出ていた 前作「It's Over Now」に対してダンサブルなナンバーである本作は、 その先兵を果たすことになるハズだ。 一足早く大物ぶりを発揮しているブロードバンド対応の大ゲサな オフィシャルウェブサイトはご愛嬌だが、MVAへのノミネーション も果たし、さまざまな面で着実に業界内で地位を築きつつあるとい えるだろう。 義理堅いのか単に契約の問題か、未だBAD BOYからのリリースが続くが、 P保護色の薄くなった状況下、そろそろこれまでのしがらみを捨て去って MOTOWNあたりにでも移籍してしまえば非常に面白いのだが。(のぶさわ) |
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Don't Happen Twice - Kenny Chesney |
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カントリー・シンガーのケニー・チェズニー、昨年リリースされた『Greatest Hits』に収められていた4曲の新曲のうち1曲。同アルバムはカントリー・アルバム・チャートで1位になったほか、Billboard200チャートでも13位に初登場する大健闘を見せた。マリンブルーの海にシャツのまま浸かって、ちょっと物憂い表情を見せるジャケは一体何を狙ってるのか、深読みするとどうしても怪しい方向に疑念が芽生えるが、まあ、いずれにせよこれは「ある種のアイドル」を狙った作風だろう。
わざわざ「ある種の」という言い方をしたのは、彼が決して若くはないからだ。カントリーの世界はなかなかぽっと出の若い新人がブレイクしにくいので(逆に極端に若い子は時々いるけど)、ケニーも「若手」という括りに入れてあげても間違いではないだろう。95年デビュー、と言えばそれにも充分納得してもらえると思う。しかし年齢はもはや30代半ば。自分ではまだまだ若いつもりでも、親戚や友人の子供から「おじさん」と呼ばれてショックを受ける年頃だ。 30代の哀愁といえばティム・マグロウ。ケニーとティムが仲良しってのも、なるほど、頷ける話だ。この2人は一緒にツアーしてるだけでなく、オフの時まで一緒につるんでるようで、昨年は「警官の馬乗り逃げ事件」などという100年前のような事件を起こして話題を呼んだ(結局ケニー達の「ちゃんと警官の許可を得た上で乗った」という主張が通って無罪)。 この曲は初恋の女性と再会して、昔のことを懐かしんで「あんなトキメキは二度とないだろうな」などと締めくくる、ノロけながらも、やっぱりちょっと哀愁入った曲。歌い方が少々べらんめえ調で冒頭「I havn't seen you in forever」は「おう、なんでえ、100年ぶりに顔見るじゃねえか」ぐらいの感じで意訳したくなる。曲としてはごくごく平凡で聴く終わった瞬間にどんなんだったか忘れてるが、まあこれはそういう種類の音楽なのだろう。(しんかい) |
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If I Fall You're Going Down With Me - Dixie Chicks |
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セカンドアルバム『Fly』から何と4曲めのトップ40ヒットを送り込んできたディキシー・チックス(でも更に「Heartbreak
Town」が次のシングルとなるとか・・・)。今年の各カントリー系アワードでも端から賞をかっさらい、本格派の実力を持つおきゃんな3人娘と話題を呼んだデビュー以来負け知らずの活躍ぶり。先日はリード・ヴォーカルのナタリー・メインズと俳優エイドリアン・パスダーとの間に赤ちゃんが誕生、お母さん似の鼻をした男の子だとか。出産休暇中のシャナイアや2人の子育て中のフェイス・ヒルなどカントリー界はママ・パワー爆走中。
さて今回のシングルはナタリーのキュートでとんがり気味の歌唱が映えるアップ・ナンバー。恋する気持ちをストレートに歌うこの曲は21世紀をたくましく奔放に生きる女の子の味方ディキシー・チックスならでは。アルバムタイトルの蝿のモチーフが随所に登場したという昨年のツアーでもきっと会場大合唱モードだったはず。なお、コンサートで男性ファンから下着をステージに投げられるならブリーフでなくトランクスがいいな、とはマーティーの弁。実はブリトニーに敵意剥き出しだったりスパイス・ガールズに憧れたりとアイドルにも対抗意識のある3人、年末にはデスティニーズ・チャイルドのクリスマスアルバムへの参加も噂されていてカントリー界とR&B界のトップアイドル3人娘共演が実現するかも。(中村)
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Superwoman Pt.II - Lil'Mo feat. Fabolous |
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キ
ース・スウェット、クイーン・ラティファ、702、レイJ、ミッシー・エリオット、シャンテ・ムーア、
ジェイZ、ジャ・ルール、リル・バウ・ワウ、オル・ダーティ・バスタード、ブラックストリート・・・ これ全部リル・モが作曲またはコーラスで楽曲を提供/参加してきたアーティストたち。 多くの客演/下積みを経てデビューというパターンはこの世界にも過去にカール・トーマス、ケリー・プライス、 DMX、フォクシー・ブラウンと色々いたがこれはその究極形。ここまで来ればもう笑うしかない。 リル・モはクイーンズに本拠地を置く23歳の女性シンガー/ラッパー。 お父さんが軍隊にいたせいもあってノース・キャロライナ、テキサス、メリーランドなど 各地を転々としていたという彼女、このリル・モという名前にはどういう由来があるのだろう。 たしかにリル・キム並に背が低いのでリル一家の仲間入りをする資格はあるのだが・・。 「私、高校の頃ラップやってたんだけど周りが私のことをモニー・ラヴにちなんで モニー・ラヴィン(ラヴィンは彼女の苗字)って呼んでたの。あと私って物を頼むときについ癖で 『もうちょっと(little more)××をちょうだい?』って言うの。その2つをかけてるのよね」 そんな彼女が98年春に人生のターニング・ポイントになるであろう人物との出会いを果たす。 その人物の名はミッシー。今でも良き仕事仲間であり親友であるミッシー。リル・モが エレクトラと契約した直後、当時同じくちょうどデビューアルバムを製作していたミッシーに 楽曲を5曲ほど提供したのがそのきっかけ。その後彼女はミッシー主宰のレーベルThe Gold Mind から98年に出たサントラ「Why Do Fools Fall In Love」で初めてソロでマイクを握ることになる (「Five Minutes」)。以降の快進撃は上記のコラボった面々を見てもおわかりだろう。
彼女の裏方時代を知る人はデビューアルバム「Based On A True Story」が世に出されるまで
約3年間も待たされたわけだが、これだけの客演や裏方業を考えてみるとアルバムに参加している
ゲストは驚くほど少ない。その理由を彼女はこう話している。 この曲はアルバムからの「Ta Da」に続く2枚目の先行シングル。新人ラッパー、ファビュラスを フィーチャーした原型を全くとどめいていないリミックスバージョンだ。 ビヨビヨなシンセ(最近こういう変態っぽい音の曲がホント多い)の上にリル・モの ユルいボーカルが乗っかる脱力ナンバー。またファビュラスのほうだが、この曲のプロデューサー である『ミックス・テープで有名な』DJクルーと彼の相棒デュロの立ち上げたレーベル Desert Stormからこの秋デビューが決定している。(はまべ) |
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Maybe I Deserve - Tank |
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こ
このところジャハイム、このタンク、そしてちょっと毛色は違うけどクライヴ・デ
イヴィスの新レーベルJレコーズが送り出すジミー・コージャーと、新人ながら力強
い正統派のR&Bボーカリストが次々と飛び出してきている最近のアメリカマーケット
の健全さには思わず拍手を送りたい昨今。おまけにもう死に体かと思っていたルーサー
まで大減量で華々しくアルバムトップ10初登場という状況。ここのところヒップホッ
プ勢の勢いにメジャーシーンが独占されていた感のあるソウルシーンがあまりハイプ
とは関係のない本格派シンガーで彩られているのはブラックミュージックリスナーの
関心もBasicsに回帰しつつあるということか。それにしてもジャハイムとこのタンク
のブレイクぶりは特筆もの。アルバムトップ10にいきなり顔を出したかと思うと、間
髪おかずこのシングルをトップ40に送り込んできた。タンクことダレル・バブス君は
ミルウォーキー出身のシンガーだが、ビデオクリップで拝めるその筋骨隆々たるガタ
イにふさわしく、力強いうたを聴かせてくれるシンガー。ブラックグラウンド・レー
ベルからデビューしたのは、アーリヤやジニュウワインなどのバックを努めたという
経緯かららしい。
この曲はちょっとR.ケリー風のナヨ目系のバラードだが、情感たっ ぷりに歌い込む実力は確かで、まずまずのキャリアブレイク・ヒットといえるだろう。 ただ、あまり人と比べちゃいかんのだろうけど、ジャハイムあたりと比べると何とな く全体的に小粒感が漂うのはキャラクターの違いか。ステレオタイプの誹りを恐れず にいうと、曲調のR.ケリー似がやや全体的に線の細い感じを与えてしまっているのは 事実だ。デビューアルバムは残念ながら未聴だが、この曲のスケールに止まらない、 もっと骨太のパフォーマンスが詰まっていることを期待したいところ。(阿多) |
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What It Feels Like For A Girl - Madonna |
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イギリス人監督ガイ・リッチーを夫に迎え、甘い新婚生活はなんのその、最近は
益々イギリスに入れ込んでいる感のあるマドンナ。現在彼女は8年ぶりのワールド・ツ
アー「Drowned World Tour」の真最中でスケジュールによると7月現在はパリ公
演を終えて当のロンドンで公演を開始しているはず。それに合わせてかどうかは知り
ませんが、イギリスBBCは「There's Only One Madonna」なる番組を7月4日夜に全
英に放送した模様。イギリスとマドンナの最近の密なる関係を赤裸々に記したドキュ
メンタリーであり、音楽やファッションのみならずマドンナが性あるいはジェンダー
に関する政治的問題を如何に表面化させイギリス社会を議論に巻き込んだかを検証す
る内容だったとか。うーん一見の価値がありそうだねぇ。
そんな近況の彼女を踏まえた上での新曲だけれども前回の曲「Music」にあったゲ イ的風味の漂ったスペイシーディスコ路線は後退して、今回の曲はヨーロッパ大陸風 ではない、クールにワビサビほどの隠し味的イギリスデジタルポップに持ってきた感 がする。本来マドンナは下世話なエロ&物欲路線こそが真骨頂で、当然そちらの方が 彼女のキャラが立ちやすいんだけれども、最近とみにアーティスト的自我を強調する 感がして、今回の曲も一見クールなんだけれども、まだまだ自我を表現しきれていな いという、どろどろとしたルサンチマンが垣間見れる気がして私には疲れる曲でし た。社会の女性に対する扱いに対し、「Do you know what it feels like for a girl」 という問いかけはマドンナのライフワーク的大問題なのだが、以前、小林克也氏が デビュー時の彼女にインタビューで「セックス・シンボルなる命名をされたけど、ど う?マドンナはセックス・シンボルなの?」という問いかけをしたのに対し「私、セ クシャルだから、、つまり女の子だからでしょ。女の子とはそういうものよね。」と 回答していたのが思い出され、現在の彼女の主張を見るとあれはやっぱり本音ではな い、世に出るため世間のイメージするオンナを演じていたのだと改めて納得した次 第。現在の自分を表現する際、彼女は世間のイメージする”オンナ”が本当に邪魔 になりだしたのではないだろうか?ヨーロッパ、果ては新天地イギリスに入れ込むよ うになったのも所詮本当のところ”オンナ”としか見ないアメリカに見切りを付けつ つある為なのかもしれない。(田鍋) |
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Let Me Blow Ya Mind - Eve feat. Gwen Stefani |
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のっけからこの「ペ・ポ・ペ・ポ・ペ・ポ・ペー・ペー」っていうギターに
やられた人も多いんではないだろうか。アル・グリーンの
「Love & Happiness」を参考に弾き直したと思われるこのリフがこの
曲のすべて。プロデュースはドレ。エミネム、エグジビットと最近の
ドレ周辺は90年代後半のすっかり死んでいた時期を全く感じさせない
ほどの盛り上がりようである。そんな90年代後半にドレが見つけたのが
このイヴだった。彼は当時持っていたレーベルAftermathから彼女をデビュー
させるつもりで一緒になってスタジオワークに励んでいた。しかし
ビジネスの失敗などもあり結局ドレは彼女をレーベルからデビューさせられずに、
彼女はDMX経由でラフ・ライダースへと入っていくことになるのである。
だがこの曲でドレは彼女と劇的な再会を果たす。ドレがこんだけ力のこもった
トラックを提供したのも納得だ。さらに面白いことにこの曲にはバックコーラスとして
スティーヴィーJが参加している。『当時の東のドン』パフ・ダディ(現Pディディ)の下
多種多様なヒットトラックを提供してきた彼、今ではイヴの立派な彼氏である。
これに輪をかけてノー・ダウトのグウェン嬢がコーラスで参加している。
このグウェン嬢、モービーの「Southside」にも登場しているのだが
ここでも例のカマトト声は健在である。(そのうちソロデビューするのか?ジャンルは何だ?)
おとどしのジャマイカでのボブ・マーリーのイヴェントに行ってからかなりレゲエに 傾倒してしまったイヴ。ほんとレゲエ以外は聴いていないと豪語しているほどの 熱の入りようで、今回のアルバム「Scorpion」にもボブ・マーリーの息子達が参加してたり、 取り合わせの妙にかなり驚いたドーン・ペン「You Don't Love Me(No,No,No)」の カバーなんてものもある。歌モノ満載のアルバムは少しクドい気もするがかなり ポップで一般受けする内容であることは確かだ。ぽっちゃりしているのと髪の毛 の色が同じということでピンクと印象がかぶるのだが、バックにラフ・ライダース、ドレ、 スティーヴィーJがいるんだからあんな小娘とは全く比べ物にならない。(はまべ) |
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My Baby - Lil'Romeo |
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Lilブーム、お子ちゃまブームの中、以前リル・ソルジャーズを世に送り出し、時代
を先取りしすぎた感のあったNo Limit Recordsが、ここで満を持して登場させたのがリル・ロミオ。
あのマスターPの実の子供で若干11歳。顔もPからアクと金歯を抜いて小さくした感じで、
愛敬があって可愛い。
曲はベタベタのジャクソン5「I Want You Back」使い、というより替え歌。 フィーチャーしているMs.ピーチの「Romeo、ボーフレンドになって〜」という賞賛ボーカルに対し、 「俺にゃ女はいらないぜ、バスケが生きがいなのさ」と頑なまでにニヒルを気取るロミオのラップで 構成される要は自己紹介ソングである。元ネタが元ネタだけに結局耳には残るのは原曲、となるのは仕方ない所だが、 お陰で大衆には受け入れられ、リリースして早々にセールスチャート独走。 アルバムではゴールド・プラチナ連発だった一大レーベルで、実は初のTop10 シングルとなった。その後Top3まで上り、斜陽のNo Limit(実際はその下のSoulja Records、ジャケ裏に戦車の絵がないのは残念)に徒花を咲かせている。 ビデオは必見。まず冒頭のバスケのシーンでは華麗にダンクを決める(多分150cm位のゴールポスト)。 パジャマ姿で歌うピーチ嬢はどうもジャイ子or花沢さんのイメージで、日頃ビヤッチを見慣れている 輩には新鮮なはず。でも本物かなあ? 途中でネタ元となったマイケル・ジャクソンまで共演、いかがわしい踊りを披 露するが、ロミオの魅力に霞んでニセ者っぽく映る。 そしてP御大も最後にヘリに乗って登場。女の子に追われる愛息をミサイルで 迎撃、ではなくてハシゴで救出に現れる。おぼつかない状態でハシゴを登り「おい大丈夫か?」と思わせて おいて登り切ってしまうロミオに女の子達はうっとりし、いっそう虜に。 出たがりの宿命か、最後にP本人もさり気なく"Uhg-"と決めて去っていき、P ファンにも優しい構成となっている。 アルバムもヒットするのだろう。でもお子ちゃまもマーケティングのターゲッ トになると思ってリル・ソルジャーズを復活させるなよP。(湊) |
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Drive - Incubus |
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カ
リフォルニアで91年に結成されたインキュバス。94年には『Closet Culcuvation』という3曲入りの音源を、95年には5曲入りデモテープ『Incubus』に続いてCD『Fungus Amongus』をリリース。ライブ・パフォーマンスが地元で評判を呼び、遂にはKOЯNが設立したレーベルIMMORTALの第一弾アーティストとしてメジャー契約を果たす。KOЯNの子分と言えばリンプ・ビズキットが有名だが、エンターテインメント性を前面に出して大ブレイクしたリンプと違い、インキュバスのスタートは必ずしも順調ではなかった。97年にはEP『Enjoy Incubus』、フルレンスアルバム『S.C.I.E.N.C.E.』を立て続けにリリース、休みなく続けたツアーの評判は良かったが、アルバムの売り上げはさほど伸びなかった。99年には満を持してプロデューサーにR.E.M.やデイズ・オヴ・ザ・ニューを手がけた名匠スコット・リットを起用し、セカンド・アルバム『Make Yourself』をリリースするも、インターネット・チャートでは初登場1位となったが、アルバムチャートでは100位内に入ることもできなかった。
しかしインキュバスの挑戦はここから始まる。まずはアルバムからのカット「Pardon Me」。高速ラップから一転してヘヴィなリフが切り込んでいくユニークなナンバーは、年明けの2000年にはモダン・ロック系ラジオ局の人気チューンとなっていき、モダン・ロック・トラックス年間チャートの3位となる大ヒットとなった。続いては「Steller」をシングル・カット。今度は明るくシンプルな曲調のラブソングでこれまた大人気となった。この時点でアルバムもプラチナを獲得し、インキュバスの名は次第に知られていく。そして今年、よりクロスオーバー・ヒットを狙ってカットされたのがバンドのカラーから考えると異色である、スロウ・ナンバーの「Drive」。実体の見えない恐怖、そして恐怖に駆られる気持ちをアコースティックなトラックに乗せたこの曲は、景気後退の始まったアメリカ国民に届き、狙い通りアダルト系ラジオ局にも飛び火した。遂にはKOЯNもリンプも果たしていないTOP40入り。夏には来日も予定され、待望のニューアルバムは9月に発売。今度こそブレイクが予想され、ステインドと並び今年のロック・シーンの主役に躍り出ることは間違いないだろう。 (松本) |
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