Top40 New Entries Apr.2000-May 2000
| Try Again / Aaliyah (Blackground) |
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最近のハリウッドではアジア系アクションスターが大活躍。「ロミオ・マスト・ダイ」は“人間兵器”ジェット・リーが主役をつとめる現代版「ロミオとジュリエット」。「マトリックス」ばりのSFXも話題ながら、R&Bファンにとって注目は映画初主演となるヒロイン役のアリーヤ。彼女はもちろん歌も担当し、ティンバランドがプロデュース(と、ちょっとだけラップで参加)したこの曲がサントラからの最初のシングルとなる。彼が手がけたアリーヤのセカンドアルバム『One In A Million』は、発表当時こそ問題作と言われたが、今やアイドルR&Bのほとんどがこのアルバムの影響下にある。その後サントラで発表した「Are You That Somebody?」でアリーヤ&ティンバランドのサウンドはひとつの完成形に到達する。しかしこの曲では代名詞であった“チキチキ”なハイハットが大きく後退、かわりにブヨブヨと鳴るシンセ・ベースが曲調を攪乱するニュータイプ。相変わらず複雑なリズムパターンに惑わされず、浮遊感のある歌声を聴かせてくれるアリーヤも、シンガーとしてさらに成長のあとが感じられる。まもなくリリースされる彼女のサードアルバムは、再び問題作、いやトレンドセッターとなれるのか?(松本) |
| Higher / Creed (Wind-Up) |
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父親が神父という南部の厳格な家庭に生まれたために、音楽といえば聖歌を歌うことくらいだったスコット・スタップ(Vo)が、マーク・トレモンティ(G)とオーランドの学校で出逢ったのは15歳のとき。まもなくスコットは家族共々テネシーへ引っ越してしまうが、運命は二人を再び引き寄せる。学生生活を過ごすなかで隠れてロックを聴くようになったスコットは、遂には家を飛び出しソングライターを目指すためにタラハッシーへと向かう。そこには偶然にもサウスカロライナの大学を卒業したばかりのマークがいた。再会した二人は意気投合し、ブライアン・マーシャル(B)、スコット・フィリップス(Ds)とともにバンドを結成する。なおクリード(教義)という名前はブライアンがつけたのだが、彼ら自身はクリスチャン・バンドではないとのこと。その後デビューアルバム『My Own Prison』は400万枚を突破し、今年に入ってもカタログ・チャートの1位を数か月も独走する超ロングセラー。昨年発売されたセカンドアルバム『Human Clay』は初登場1位、すでに300万枚を出荷している。もっともシングルヒットには恵まれず、メインストリーム・ロック・トラックス17週1位の「Higher」でさえ、TOP40には届かず一度はチャートから姿を消した。しかし今年に入ると彼ら自身が制作スタッフとなった「スクリーム3」のサントラが発表され、さらには3ドアズ・ダウンとセヴンダストをサポートに迎えた全米ツアーが軒並みソールドアウト。この盛り上がりを受けて今まで彼らを無視していたアダルト系ラジオ局が「Higher」をオンエアするとエアプレイポインが急上昇、HOT100リエントリー第1週にして最高位を更新し、その2週後TOP40入りとなった。90年代前半のバンドによく「グランジを通過した〜」という表現が用いられたが、彼らの場合その次のムーヴメントであるヘヴィ・ロックまでも吸収している。ディストーションを強くかけたギターのリフや、深みのあるドラムのリバーブを前面に出すプロダクションは明らかに90年代“後半”の音。新たなるロックアンセムが誕生した。(松本) |
| Party Up (Up In Here) / DMX (Ruff Ryders/Def Jam) |
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まだメジャーデビューから2年足らずなのに3枚のアルバムがすべて初登場1位の記録を持っているDMX。彼の率いるラフ・ライダーズもイヴやドラッグ・オンなど続々クルーがヒットして絶好調。2ヶ月にわたるキャッシュ・マネー軍団とのジョイント・ツアーも好評を博した。そして今回登場のDMX新曲はこれぞスウィズ・ビーツの十八番!盛り上がらずにはいられないハイパーなパーティー・チューン。バウンシーなループに加えてホイッスルなんか入っちゃうもんだからちきしょー、じっとしていられっかよ。バスケのハーフタイムに流れたりしたらみんなでサビの「Up In Here」を叫んでしまいそう。コワモテのDMXだけどこんなアホモードもイケる。そういえば最近は「ロミオ・マスト・ダイ」でスクリーンにも登場していたが、これはラフ・ライダーズ好きのアリーヤが抜擢したようで。アリーヤいわく「DMXは普段でも犬みたいに吠えててちょっと怖いとこもあるけど、優しいしインテリジェントだし最高」とのこと。若くてキレイな女の子に優しい?DMX、最近ではクラプトとの婚約を破棄したフォクシー・ブラウンとイチャついてるようで(クラプトはリリックでDMXをディスしたがDMXは意に介せず。ところでDMXの奥様Tasharaさんは?)つい先日も2人が相次いで免停違反をくらったとこ。そりゃいかん。雑誌「XXL」では表紙に「ジェイZとDMXの秘密兵器」と見出しがあったので、何だろうとわくわくしてページをめくったらその正体は敏腕弁護士。うーむ・・・。(なかむら) |
| He Wasn't The Man Enough / Toni Braxton (LaFace) |
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妹テイマーのソロデビューから間もなくリリースされたトニブラ4年ぶりのアルバム「The Heat」。デビューからはや8年、それでもまだ3作目と寡作だが、アルバムからはそれぞれ複数のヒットシングルを生みだし、ブロードウェイでは「美女と野獣」の主役を務めるなど充実した活動ぶり。一方「VIBE」の表紙をセミヌードで飾ったり、自己破産してもショッピング癖が抜けずバカ買いを繰り返したり、などの話題もつきなかった。今回はラフェイスとの確執が取り沙汰されレーベル移籍が噂されていたが、無事和解したようで、第1弾シングルとなるこの曲も大ヒットを記録中。作曲/プロデュースは「The Boy Is Mine」以来ジェニロペやホイッヒューのヒットを次々と手がけてきたロドニー・ジャーキンズ。「あなたの彼と前つきあってたけど、彼って私に値するようなヤツじゃなかったのよねぇ」という歌詞も含め、きっちり2000年対応型R&Bな仕上がり。ビデオでも見事に男性をハメてわざわざカップルの仲を裂いてるトニブラ、前作ではぐっとセクシーな雰囲気にイメチェンを図ったのが話題となったが、今回は月2回のエステ通いでさらに妖艶さに磨きをかけているが、ちょっとシェール化してない?との意見も。(なかむら) |
| Lessons Learned / Tracy Lawrence (Atlantic (Nashville)) |
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TOP40初登場トレイシー・ローレンスは、見かけは老けているが1968年生まれの今年32歳。ティムマクよりもフェイスよりも、勿論シャナイアよりも若い。しかしキャリアのスタートは早く、故郷テキサスからナッシュビルにやって来てデビューのチャンスをつかんだのは1990年のこと。数々のタレントショーを勝ち抜いた実績が買われて翌91年には最初のアルバムがリリースされる運びとなった、が、人生万事順調にいく筈がない。デビューアルバムのリリース直前、彼は泊まっていたホテルで強盗に遭い、膝と骨盤に銃弾を受けて生命が危険にさらされる重傷を負ったのだ。しかしその後奇跡的に全快、その治療費を稼ぐために精力的なライブ活動を再開し、事件が業界で話題となった(お陰で暫くは「あの撃たれた人」としての知名度がヒット曲を上回っていたという)こともあって彼のデビューシングル「Sticks And Stones」はカントリーチャートでナンバー1を記録、その後は6枚のゴールドアルバムと16曲のナンバー1ヒットを持つこの時代を代表するアーティストの一人となった。最新アルバムのタイトル曲であるこの曲は、彼のバリトン系の歌声(カントリー的には美声というが、普通のロックファンにはちとキツいか・・)が冴えるナンバー。コンテンポラリーなサウンドがシーンを席巻する中、敢えて泥臭い作風を守っていく彼は今後も安定した人気を保っていくことであろう。(八亀) |
| Be With You / Enrique Iglesias (Interscope) |
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アルバム「Enrique」からの第3弾シングル。前2作を手がけたポール・バリーとマーク・タイラーのコンビに、エンリケ本人が曲作りに加わっている。その分ヒットチューンを意識しながらも、エンリケらしさが現れているところに少し変化が見られるというところ。ラテンチャートを登りつめている頃の曲はこの手の感じが多く、徐々に自分らしさを出してきていると言っても良いだろう。哀愁を感じさせない明るく、軽い旋律。囁くような微妙にビヴラートのかかる声、爽やかなサビメロを演出するファルセット。ただ、さすがに3枚も同じチームの曲をカットしてくると、イントロのスパニッシュ風アコギなどパターンも決まってしまい、やや食傷気味。3枚目のシングルとしては曲自体の印象も弱い気がする。とはいえ、先日行われたVH1の男性版「ディーヴァズ・ライヴ」に出演してなかなかの好評を博し、その効あってかこの曲は見事にTOP10入り。個人的には良い曲だと思っているのに前作「Rhythm Divine」がチャートアクションが厳しかった事もあり、この曲の方が上になるのは納得がいかないな。(小松) |
| I Wish / Carl Thomas (Bad Boy) |
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出逢えただけで幸せな曲って誰にでもある。ただそれだけなんだ。----- |
| This Time Around / Hanson (MOE/Island) |
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97年にデビューシングルの「MMMBop」がロックバンドとしては最年少全米ナンバー1+史上初のデビューシングル全米全英同時1位+最終的には世界19カ国で1位、と鮮烈にシーンに登場してきたハンソン。しかしアルバム発表後まもなくテイラーが変声期を迎え、アイザックは大学へ進学。その間は「Snowed In(クリスマスアルバム)」「3 Car Garade(メジャーデビュー前のインディ作品集)」「Live From Albertane(ライヴアルバム)」とつないできたが、ようやくここでセカンドアルバムの登場。時は無惨にもアイザックに髪を切らせ、テイラーをホモっぽくし、ザックをデブにする(失礼)というルックス面への大打撃を与えたが、音楽面においては数多くのライヴ経験と幼少時からの激渋志向に裏打ちされたキャッチーかつ骨太な個性が更に成熟。今回のアルバム「This Time Around」からは爽快ポップチューン「If Only」がUK/日本での第1弾シングルに選ばれたが、本国でのファーストはタイトルトラックのこの曲。オープニングは地味めに始まるものの、ブリッジからのドライヴ感あふれる展開がロックンロールな仕上がり。ブルース少年ジョニー・ラングもリードギターで参加している。テイラーいわく「自分を信じて闘え、信念を曲げるな、といった精神の勝利がテーマ」だそう。残念ながらアルバムは全米チャート初登場19位と苦戦したが、その精神を信じて自分たちのやりたい音楽をずっと続けていってほしいもの。(なかむら) |
| Wobble Wobble / 504 Boyz (No Limit) |
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マスターP率いるノー・リミットレーベルのアルバムは、CDのブックレット内にこれからリリースされる作品の「予告編」ジャケがずらっと並んでいる。昨年は約2年間ひたすら「予告編」に載り続けた末に遂にリリースされたメルセデスが大いに話題になったが、この504ボーイズも予告編に載り続けた期間は同じぐらい長い。予告の小さなジャケから、どうやらメンバーはマスターP、その弟のシルク・ザ・ショッカー、そしてミスティカルであり、3人それぞれが有名なギャングなどの名前に肖って変名を使ってる別プロジェクトなのだろうと読み取れた。 |
| I Turn To You / Christina Aguilera (RCA) |
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“私にとってマライアこそがアイドルだったわ。だから、このアルバムをぜひマライアに聴いてほしいの。特に『I Turn To You』と、一番難しかった『Love For All Season』を。そして「よく頑張ったわね。」と言ってもらえれば、私の夢が一つかなったことになるわ・・。”アルバムの中でも自信作 「I Turn To You(オリジナルは『Space Jam』サントラ収録のオール4ワン版)」を今回満を持して第3弾シングルとしてカットしてきた彼女。なるほどこの曲は如実に実力がはっきり判っちゃうようなダイアン・ウォーレン作の本格バラード。そして歌詞はまさに王道をいくゴスベルっぽい、神を賛美するような内容。さらに強引に解釈すれば「あたしが歌手を志したのはマライアのおかげ、こんなに歌えるように頑張ったのもマライアのおかげ。」という熱烈な賛美に聞こえなくも無い(笑)。なるほど彼女はこの曲でマライアに認めてほしいのでしょうね。ところが是非とも聴いて欲しいマライアとはこのところ悪い噂ばかり。人気番組「Top OfThe Pops」ではマライアが彼女と並んで映るのを拒否したとか、4月11日にVH1で放映された「Divas 2000」に彼女も出演するはずだったのだがマライアが一緒に出演するのを嫌がり、そのため彼女が出演を降りた(その替わりに男版の『Men Strike Back』にゲスト出演した)とか・・。まあ散々ですが、彼女の公式ホームページによるとそんな噂は全くのデタラメだそうで、お互い全く面識がないのが本当らしいです。まあ、アイドルに嘘、ゴシップはつきもの。「なーんだつまんない」とテレビの前で柿の種やポッキーをバリバリ食べてるあなた!では最後に彼女自身の言葉で正確な情報を提供いたしましょう。「ポッキーとか、ハローキティが好きだった。黄色いスイカを初めて食べたのも日本だった・・・」(田鍋) |
| Crash And Burn / Savage Garden (Columbia) |
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アルバム「Affirmation」からの第2弾シングル。ACチャートを席巻している美メロバラードに代わり、ミディアムテンポの、それもポジティヴな曲がチャートイン。U2ともルナシーとも取れるギターとキーボードのイントロに導かれ、しっとりとしたダレンのヴィーカルが光る。「誰だって壁に突き当たる。でもいいんだよ、君は大丈夫。僕も壁に突き当たって酷い目に逢ったけど、今はもう大丈夫だから。」という思いを込めたメンバー2人お気に入りの1曲。歌詞自体も荒波にくじけそうになりそうなときに「君は独りじゃない。僕が助けてあげる」と勇気づけてくれる内容だ。バラード調の歌い出しからサビの部分ではミディアムテンポに展開し、コーラスを繰り返すごとにバックも厚みを帯びてくる。ダニエルのギターが効果的に、また見事に情感とスケールを高めている。先日行われた日本公演も大好評で、ダンスナンバーからバラードへのメリハリのつけ方、スケールの大きさ、そのステージングの素晴らしさに加え、満点のサービス精神と申し分ない出来だったという。行かなくて損をした。(小松) |
| Shackles (Praise You) / Mary Mary (C2) |
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「私の手足についている足かせや鎖をはずしてくれませんか?そうしたら私は自由になれる。そして私は貴方(神)に感謝します。」この歌を聴くとやっぱり向こうの人にとって信仰は生活と切っても切れない関係なんだなー、とつくづく感じてしまう。まあ我々日本人があまりに無信仰すぎるのだが.....。メアリー・メアリーはリッキー・マーティンやジョーイ・マッキンタイアらを抱えるソニーのレーベルC2からの二人組姉妹デュオ。そんな彼女らがやる音楽と言えば“コンテンポラリー・クリスチャンR&B”あるいは“ゴスペル・ミーツ・ダンスミュージック”。アルバム「Thankful」は神への感謝や歓びを歌った内容の曲が多数収録されており(この曲も然り)、デュオ名もキリスト教の教えには様々な“メアリー”が出てくることから名付けられたとか。牧師の父と教会の合唱隊のディレクターという教会一家で育てられたティナとエリカの姉妹は、ゴスペル劇団と各地を廻った後、大学で音楽を専攻、レコードを出せなくてもいいから自らの思いを曲にしたいと考える。97年あたりからブランディ、ブラマク、エリック・ベネイらのバックシンガーとして働き、その間も他アーティストへの曲提供を行っていた。バッド・ボーイのショーン“パフィ”コムズからの誘いもあったらしいがそちらを蹴り、アーティストを育てるのが上手いという理由などでコロンビアと契約した。一見小難しいようなことを歌っている「Shackles (Praise You)」だが、横ノリサウンドにどキャッチーなフック(元ネタはデニス・エドワーズの「Don't Look Any Further」)を兼ね備えてるからとりあえず踊っておけば問題なし。曲がダメという人も最低限姉妹の美貌だけでも拝んでおきましょう。(はまべ) |
| Oops!...I Did It Again / Britney Spears (Jive) |
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色々ライヴァルが出てきてはいるが、現在のところ文句なしのナンバー1アイドルといえばブリトニーをおいて他にないだろう。先日リリースしたセカンドアルバムは発売一週間で120万枚以上を売り上げ歴代2位の記録を樹立(この記録はすぐにエミネムに破られたが・・)、経済から芸能まであらゆる雑誌の表紙を飾り、アメリカでのリリースに先駆けて日本で実現したワールド・プレミアライブでも、ソロでダンスを披露するときに会場が凍りつくようなサム〜い空気が流れたものの、彼女の気概や自負が伝わってくるクオリティのステージを見せてくれた。ファーストカットにしてアルバムタイトル曲であるこの曲は、もうすっかりお馴染みのマックス・マーティンによる「...Baby One More Time」タイプのナンバー。このところバックスもイン・シンクもマーティン作品をカットしているので、やや食傷気味の感は否めないが、取りあえず先行カットは景気よく、ということならその狙いもわからなくはない。実際ブリトニー本人もイベント時はこの曲よりもジョン“マット”ランジ&シャナイア・トゥエイン夫妻に提供してもらった曲の方の紹介に力が入っていたようだし、この一曲で彼女の今後をどうこういうのは時期尚早だろう。なおこの曲のプロモビデオで彼女は赤いレザースーツに身を包んでかなりキワドいカメラアングルにも挑戦、こういう言葉を使っていいのかどうかわからないが"ヌけるアイドル"としてあちらの男子中高生(&それ以外の年齢層のマニア)への奉仕も怠りない様子。さすがトップアイドル、腹の据わり方が違う。(八亀) |
| Separated / Avant (Magic Johnson) |
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曾ては米国有数の優良R&B産地としてその名を轟かせた“ウィンディ・シティ”シカゴ。しかし80年代後半以降それまでシーンを引っ張ってきた名士たちの神通力も弱まってシーンへの影響力は低下、“90年代仕様だぜ”の勇ましいキャッチフレーズで快進撃を始めたR.ケリー及びパブリック・アナウンスメントの面々(彼らは現在のところ単発で終わっているが)を除けば状況は寂しい限りで、かの地を“ノーザン・ソウルの聖地”と認識している多くのR&Bファンが物足りない思いをしているのは事実。そこに登場したのがシカゴ出身22歳のシンガーソングライター、アヴァント。「Sparated」は、元々彼の才能を見い出したマネージャー、エリック・ペイトンが興したペイトン・エンターテインメントから98年にリリースされた曲。地元シカゴのラジオ局でナンバー1を記録したこの曲の評判を聞きつけたMCAレコードは翌年今どきのR&Bを集めたコンピレーション「Summer Heat」への収録を決定、全国のR&Bファンの耳に届くきっかけとなった。さらに音楽ビジネス進出を目論んでMCAとレーベル契約を結んでいたバスケットボール界のスーパースター、マジック・ジョンソンがアヴァントに興味を持ち、レーベルの第一号アーティストとして契約を決断、この話題性も手伝って曲はヒットチャートを上昇し始めた。恋人との別れを歌ったこの曲、R&Bとヒップホップをブレンドした作風から早くも同郷のR.ケリーと比較された論評も見られる出来となっている。新世紀のシカゴ・ソウルの担い手として彼の大成に期待したい。(八亀) |
| Bent / matchbox twenty (Lava) |
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グラミー賞のパフォーマンスといえば一世一代の大舞台。しかも受賞の大本命曲をトリで歌うというのに、リハーサルとほとんど同じ服装で現れた男がいた。ロブ・トーマス。確かに彼のバンド、マッチボックス20自体が“普段着姿”のスタイルで支持されているわけだし、たとえVIPアーティストのサンタナの前であろうと、その姿勢は変わらないのだろう。そんな彼が今年は再びバンドとして活動を再開する。本国だけで1100万枚を売ったデビューアルバム『Yourself Or Someone Like You』からもう4年、3だの9だの182だの「最近数字をつけたバンドが多くてさ」ということで名前を“マッチボックス・トゥエンティ”にマイナーチェンジ。セカンドアルバム『Mad Season』からの最初のシングルがこの「Bent」。マイナー調でちょっと重いイントロ〜Aメロに対し、コーラスではメジャーに転調して印象づける、いかにもラジオ受けしそうなナンバー。一般市民の心の弱さを描くのが得意なロブ、さすがに「Smooth」はファンタジー(というか妄想)入った世界だったが、「Push」「3am」そしてもちろんこの曲も、いつも通り歌の主役は救いを求めるちょっと冴えない人々。とはいえ歌い方はデビュー当時の気張った堅さがとれ、どこか穏やかさがみられる。夏のツアーも軒並みソールドアウトだし、実はアルバムはもっと明るく派手な曲が主体。タイトルとは裏腹に、ロブとバンドにとって華やかな季節を迎えられることだろう。(松本) |
| Big Pimpin' / Jay-Z feat.UGK (Roc-A-Fella/Def Jam) |
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アルバム「Vol.3...Life And Times Of S.Carter」から3曲目のヒット。アルバムからのセカンドシングル「Anything」は「Hard Knock Life (Ghetto Anthem)」のお子様路線を踏襲したつくりで、またも大ヒットか?と思われたがさすがにそうもいかなかったようで小ヒットに終わりました。しかしそこはジガー様(注:ジガーはジェイZのニックネーム。日本でも木村拓哉のことキムタクとか言うでしょ?)、このシングルのカップリングで、ヒューストン出身のラップデュオUGKをゲストに迎えた自信作であるこの曲を矢継ぎ早にプッシュ。ビデオも作りこんだ作品であの鬼才ハイプ・ウィリアムス監督が担当。トニダード・トバコやマイアミビーチなどのリゾート地で撮影された映像をふんだんに取り入れ気分は超トロピカーナ!音のほうも一足早い夏のバカンス気分を堪能できるノー天気全天候対応型サウンドで、これまでは気持ち悪い音の代名詞だったティンバランドプロデュース作品とは到底思えません。そういえば最近ラップでTOP40に食い込む曲ってこういうわかりやすいサウンドが多いと思いません?そう、ラップは歌詞がわからないからイヤとか、同じ音の繰り返しで盛り上がらないとか言ってるあなた!だからこそこういった曲で耳を馴らしてください。ビールも日本酒も嫌いだけどカクテルなら大好き!とか言ってる女のコよくいるでしょ?まずはカクテルからでもいいんです。まあ、そのうち酔ってきますから(笑)(はまべ) |
| Buy Me A Rose / Kenny Rogers with Alison Krauss & Billy Dean (Dreamcatcher) |
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あらら、「TOP40」でケニー・ロジャースの新曲を紹介する日が来るとは。70〜80年代にかけてアメリカ芸能界の顔と言っても過言ではない成功を収めたロジャースも、80年代後半以降カントリーファンの趣向が純粋なエンターテインメントからよりトラディショナルなサウンドへ移るにつれて次第にその影響力を弱め、90年代はTVタレントや外食チェーンを経営するビジネスマンとしての活躍が目につくようになった。そんな彼のヒットチャートカムバックは、昨年自身のインディ・レーベルからリリースしたアルバム「She Rides Wild Horses」の成功がきっかけ。最初にカットされた野球少年を主人公としたしみじみソング「The Greatest」が各地で評判を呼んで久々のTOP30ヒットとなり、続くこの「Buy Me A Rose」が見事1位に輝いて大復活を遂げた。この曲でフィーチャーされているのは、90年代前半に活躍した長身でハンサムなカントリーシンガー、ビリー・ディーンと、スーパーグループ、ユニオン・ステーションを率いるブルーグラス界の若きリーダー、アリソン・クラウス。家計を支えるために懸命に働く夫を見て、妻が「新しい車なんか買ってくれなくていい、たまにバラをプレゼントしてくれたり、職場から電話を入れてくれたりしてくれるだけでいいの・・」なんて家族愛がウケたのか、メジャー支配の進むカントリーチャートでこの曲は異例の大健闘を見せている。ケニー・ロジャーズ御年62歳、まだまだ現役です。(八亀) |
| The Real Slim Shady / Eminem (Web/Aftermath) |
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エミネム(芸名)ことスリム・シェイディ(ニックネーム)ことマーシャル・マサース(本名)。1974年生まれ、デトロイト育ち。エミネムという芸名は、本名のイニシャルはM.M.→M&Mをアメリカ風に発音するとに「エミネム」に近いところから。一度も父親に会ったことがないという彼は、母親宅と祖母宅を転々として育ち、友達もなかなかできないのでテレビとマンガで育った。12歳でデトロイトに落着くと、LLクールJ、ビースティ・ボーイズ、ランDMCらから影響を受けて10代前半からラップを始め、高校時代はラップバトルで腕を磨いた。高校ドロップアウト後いくつかのローカルグループを転々とし、97年に地元のインディレーベルから「Infinite」でソロデビュー。「SOURCE」誌のレコード契約のない有望新人発掘コーナー「Unsigned
Hype」で取上げられたほか、「Rap
Sheet」誌主催のコンテストで準優勝するなど、アンダーグラウンドではぐんぐん知名度を高めていた。98年にはセカンド「The
Slim Shady
EP」をリリース、これがドクター・ドレの耳にとまる。早速自らのレーベルに迎えたドレはEVEを育てるのも忘れてエミネムに没頭し(EVEはその後ラフ・ライダーズに移籍して大ブレイク)、99年に「The
Slim Shady
LP」でメジャーデビュー。飄々としたキャラと毒舌ライム、ドレの第二の黄金期の幕開けとなるタイトなトラック、白人でありながら黒人ラッパーからも認められるスキル、と若者受けする要素を全部揃えていただけに、一年あまりで急激にメジャーな存在になった。そして、1年という最近の人にしては短い間隔でセカンドアルバム、通算では4作目となる「The
Marshall Mathers
LP」が登場、これがそこからの先行シングル(5月末時点で12インチのみリリース)。実質的デビュー曲である「My
Name Is」の続編的な内容で、「My Name
Is」が自己紹介的な内容だったのに対し、こちらは、有名人になったエミネムの所信表明的な内容。みんなの(?)興味がありそうな部分だけ引用すると |
| Better Off Alone / Alice Deejay (Republic) |
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何かと話題のリパブリック・レーベル。ロック部門からは昨年のゴッドスマックに続き今年は3ドアズ・ダウンが大ヒット。お笑い部門(違うって)からはリル・トロイやブラッドハウンド・ギャングが世間を騒がせている。最近ではヨーロッパのダンス・アクトとも続々契約、すでにエッフェル65とソニークをTOP10に送り込んだ。そんなリパブリック、ダンス部門の次の一手はオランダのアリス・ディージェイ。アムステルダムのクラブ、ロキシーのDJだったジュディ。自分の仕事が終わった後にはいつもフロアで踊るのだが、DJブースの外にある華やかな世界は彼女に「不思議の国のアリスになったみたい」と感じさせた。そしてジュディはミラとアンジーの2人のダンサーを従え“アリスになったDJ”となっていく。サッシュ!やATBがあくまでDJ主導であるのに対し、フロントのジュディがクローズアップされるユニットはアイドル系以外では珍しい。しかしアリス・ディージェイは彼女のソロ・プロジェクトではなく、実際は複数のDJやプロデューサーとゆるやかに連携する共同体ということ。アルバムに先駆けて発売された「Better Off Alone」はシンプルなシンセのフレーズに乗ったリフレインの繰り返しが耳に残る曲で、すでに去年ヨーロッパ全土でヒット済み。今ではよりキャッチーな次のシングル「Back In My Life」、そしてデビュー・アルバム『Who Needs Guitar Anyway?』がヒット中。不思議の国のアリスの冒険はまだまだ続く。(松本) |
| Broadway / Goo Goo Dolls (Warner Bros.) |
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ロングヒットとなっている彼らの最新アルバム「Dizzy Up The Girl」からのまさかの4枚目となるカット。長期間に渡るワールド・ツアーの甲斐もあってか、アメリカだけでも300万枚を超えるセールスを記録し、正真正銘の“有名バンド”に昇格した感がある。さてこの曲であるが「Name」以降続いた如何にもシングル向けの作品群の中の一曲であり、連打されたヒット曲達とも非常に似た作風となっている。特に「Slide」あたりが好きな方には、自信を持ってお薦めできるアコースティックギター中心の爽やかポップ・ソングである。但しこの曲をカットしたことにより、アルバムの中には所謂“アルバム曲”しか残らなくなる為、ラジオ向けのプロモーションもこの曲で打ち止めされるものと思われる。現在彼らはこの曲のプロモーション・ツアーを終え、奥さんと別居中(!)のジョン・レズニック(Vo)は暫く独りで家に閉じこもって新作の為のプランを練るそうである(でも、そんなんじゃ、暗いアルバムになりそうだなあ)。既に10曲分くらいのマテリアルが用意されているそうなので、そう遠くない日に新作が届くはず。取敢えずはこの「Broadway」を聴きながら“新作待ち”となりそうだ。(奥村) |
| The Way You Love Me / Faith Hill (Warner Bros.(Nashville)) |
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昨年末に世に出た最新アルバム「Breathe」は初登場ナンバー1、同名のファーストシングルも2位まで上がる大ヒットとなり未だTOP10に留まる中、TOP40に新たに飛び込んできたのはアルバムで最もポップなこの曲。前作に続きロック/ポップ界への進出を多いに意識したアルバムのコンセプトが最も反映された曲といえましょうか。なにより随所に挟まれる「Uhh」「Ahh」と、バックコーラスのフニャフニャした声が耳に残ります。「This Kiss」のように奇を衒うことも「Breathe」のように技巧に走ることもなく、基本に忠実でなおかつ随所に様々な工夫が施されていて装飾も十分、それでいてとっても分かりやすい構成。これまた新たなファン層の獲得に成功しそう、というよりもはやカントリーの香りはどこへやらって感じですね。個人的には「こんな曲でポップス界に媚びやがって」などとこきおろしつつも、たまに口ずさんでみたら意外と難しかったりして、悔しいことにその出来栄えは認めざるを得ません。今一番波に乗っている彼女、今後も幅広く多様な活躍を期待したいところですね。(小川) |
| Yes! / Chad Brock (Warner Bros.(Nashville)) |
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デビューアルバムから「Ordinary Life」が大ヒットとなり、順調なキャリアのスタートを切ったチャド・ブロックのセカンドアルバムからのタイトル曲。アルバムからの先行シングルとしてはハンク・ウィリアムスJr.の「A Country Boy Can Survive」の“Y2Kバージョン(ハンクJr.とジョージ・ジョーンズがゲスト参加)”がリリースされたが、流石にこれは年末年始の数週間しかラジオでかけてもらえなかったようで、むしろこちらの方が純粋な意味でのファーストカットと言えるだろう。非常に勢いのあるタイトルから察せられるとおり陽気な曲調のこの曲、なんとなく雰囲気がケニー・チェズニーとカブるような気がするのだが「俺も一応若手だよ」という彼なりの主張なのかもしれない。この一年間彼はアラン・ジャクソン等メジャーアーティストのツアーのサポートを務める一方で各地のラジオ局を精力的に回って“チャドブロ・シンパ”層を開拓、現在のところこの戦略は順調にいっているのだが、この先本当に彼が純粋に“ノド一本”で一線級の存在になれるのかどうか、ルックスに恵まれず、カリスマ性もなく、自分で曲も作らない(一部はやっているようだが)チャド・ブロックの今後に注目したい。前例ないでしょ、こんなスター。(八亀) |
| Graduation (Friends Forever) / Vitamin C (Elektra) |
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“B級アイドル”。初めて彼女を、そしてデビューシングル「Smile」のビデオクリップを見た時、思わず口を衝いて出た言葉である。確かに可愛い。しっかりダンスもしている。しかし彼女の体全体から漂うオーラが、他のアイドルとは違って「B級」の匂いがするのだ。そこに私は多いに惹かれた。アルバムも絶対入手せねばと学校の生協に足を運んだ。そこで目に入ったのは帯の売り文句「ビタミンじゃなくてバイタミンなの!」。思わず卒倒しそうになった。アルバムも奇妙な曲が立ち並ぶ。これでは今後は期待できない。彼女は「Smile」1曲で彗星の如く消えるべきだと、そして実際にそうなるだろうと思っていた。予想通り、セカンドシングルの「Me, Myself And I」はセールスではTOP40入りするもHOT100にすらチャートインせず。しかし、彼女はチャートに帰ってきた。タイトルは「Graduation(Friends Forever)」。しかもアルバムの中でもキラリと光るセンティメンタルなバラードだ。詞の一節一節に、人生の岐路に立つ若者ならではの葛藤が伺える。卒業は新たな始まりであると同時に終わりでもある、とは自身の言葉。果たして彼女もこの曲を境に新たな一歩を踏み出すことができるだろうか。一回り成長した彼女の姿が確認できた時、今度こそ私は彼女を“A級アイドル”と呼びたいと思う。(小川) |
| Swear It Again / Westlife (Arista) |
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キーアン、シェーン、マークの3人は、アイルランドのスライゴーで音楽活動をしていた。この3人に、ダブリン出身のブライアン、ニッキー(彼は元サッカー選手。リーズ・ユナイテッドに所属していた)が加わって、ウェストライフとなった。ボーイゾーンのマネージャー、ルイス・ウォルシュと、ボーイゾーンのメンバー、ローナン・キーティングがマネージメントを担当している強みか、デビュー以来立て続けにシングルがUKチャート初登場1位となっている。しっとりしたバラードを連発、すでに相当キャリアを積んだかのような落ち着きぶり。最初キャピキャピしてしまったのを忘れたがっているボーイゾーンの反省が生かされているようだ。ちょっとつまらない。シングルのカップリング曲にはもう少し若々しい(年相応というべきか)曲もたまに入っていて、これがなかなか良い出来。正直言うとUKでのシングルはどれも同じに聞こえるので、これから幅を広げて、弾けたシングル曲を出してくれることを期待しよう。写真で見たところでは5人とも妙に血色が良い。アメリカ進出を控えた時期に、メンバー5人ともコロコロに太ってしまい、ダイエットせよと指令を出されたという話もある。国民的アイドルらしい、なんだか健全(?)なエピソード。(岡本) |
| Back Here / BBMak (Hollywood) |
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本国UKで激しい争奪戦の末テルスター・レコードが獲得し(リバプールにて各レコード会社のA&Rが多数集まっていたショウ・ケースでの演奏がきっかけ)トップ・プライオリティ・アーチストとして送り出した男性3人組バンドBBMakがついに米国上陸。モトイ、「上陸」という表現は、ゴジラにはフィットしても彼らには似つかわしくない。天使のように“舞い降りた”でも言っておこう。女心(時として男心)をくすぐる王子様系の品の良さとブリティッシュ色は売りの一つだ。実際全米デビューとなるこの曲、UKで99年8月(最高36位)、日本でも同年11月に先行発売されてラジオで好評を博しているが、その際のプロモビデオがL.A.で撮影されたものであったのに対し、米国ではロンドンで撮り直したものが流れている。メンバーのマーク、スティーブン、クリスにフィル・ソーンナリー(N.
Imbruglia)、オリバー・リーバー(Corrs)が加わって制作されたこの曲は、愛が消えた後の孤独な感情と後悔の念を、力強くも甘いヴォーカルでキャッチーなメロディにのせて歌っている。絶叫や派手な展開はないが、アコースティックなサウンドと透明感のあるハーモニーには癒されていく心地よさがある。メンバー自身も音楽性には自信満々「写真だけだとLFOもどきって思われるかもしれないけど、ライヴにきてもらえれば違うって分かるよ(LFOよりはルックスも全然洗練されてる!)」さらに“歌って弾けて創れて踊らないグループ”であることを強調。米国のメディアも“More
Than A Boy
Band(ただのボーイズバンドじゃない)”と評価は上々。なるほど彼らは米国ではちょっとした“新風”といっても過言ではなかろう、しかも爽やかなそよ風のような。一ファンとしては“新風”の持続性も気になるところだが、当の本人たちは「勿論、米国で成功できれば嬉しいけど、何よりも自作の歌をみんなに聴いてもらえるだけで幸せ」と奥ゆかしいコメント。なお、日→英に続きアルバム「Sooner
Or Later」も装い |
| It's Gonna Be Me / 'N Sync (Jive) |
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アルバム「No Strings Attached」の売れ行きはすごいことになってしまっている。1週目で240万枚を売った後も1位の座を守り続け、その間にリリースされたノー・ダウトやトニブラ、ビッグ・パンや504ボーイズなどの超強力新譜も次々と討ち死に。結局レーベルメイトのブリトニーが登場するまで8週間も1位に居座ったことに。雑誌「Teen Beat」6月号でもベストグループ1位(2位はバックス)、ベスト男性シンガーの1位が“スパゲティ頭”のジャスティン、3位が“ブラックの「Bring It All 〜」に参加”のJC(2位はバックスのニック)と圧勝。ちなみに“最もセクシーな男性”ベスト3も同順位・・。バックスより業界歴は長いインシンク(ジョーイはデニーロの映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」にも出ていた)、昨年はビジネス面のごたごたで相当苦労しただけに漸く報われたかも。3月末には初来日も果たし、まず携帯の液晶のカラーが豊富なのに「すげ〜!」、そして更に着メロに「うぁ〜すげ〜!!」と大騒ぎ、すっかり田舎者状態だったとか。“ぱっちり顔”のランスは確か元宇宙飛行士志望でNASAの試験も合格したはずなのだが・・。さて向かうところ敵なしの彼らのアルバムからの第2弾シングルがこの曲。コンサバなバックスに対しあくまでもアグレッシブな音使いで責めていくところが嬉しい。とはいえメロディはどうも既聴感を覚える歌謡曲調で「Bye×3」よりも更に歌いやすそう。“パイナップル頭は卒業、今はフツーの黒髪”のクリスはアルバム中一番好きな曲、とイチ押し。ところでmeantimeでは現在「インシンクのメンバー全員を覚えようキャンペーン」実施中、君もチャレンジ!(なかむら) |
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