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Music Magazine 【 meantime 】 Mail Magazine Edition
[Vol.51 Part2] 1998/10/27 2,462部発行
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今回はあまりにもネタが多くなってしまったので、2回に分けて配信して
います。これはそのPart2です。
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★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
■ Billboard ポップアルバムチャート速報(98/10/31付)
1 ( 1) Vol.2... Hard Knock Life / Jay-Z 186,000 ↓
2 ( 2) The Miseducation Of Lauryn Hill / Lauryn Hill▲2 127,000 ↓
3 ( 7) Come On Over / Shania Twain ▲5 99,000 ↑
4 ( 4) 'N Sync ▲ 98,000 ↓
5 ( 5) Aquemini / Outkast 89,000 ↓
6 ( 6) The Globe Sessions / Sheryl Crow 79,000 ↓
7 (10) Stunt / Barenaked Ladies ▲ 78,000 ↓
8 (14) Rush Hour / Soundtrack ● 76,000 ↑
9 (13) Backstreet Boys ▲7 70,000 ↑
10 (17) Wide Open Spaces / Dixie Chicks ▲ 68,000 ↑
あらら。リリーススケジュールがだいぶ乱れたようで、当初は今週発売予定だっ
たR.ケリーは来週みたいですね。
というわけで非常に地味なチャートになりました。上位への初登場がなかった
分、粘り強くチャートに残っているロングセラー組が揃って順位を上げていま
す。中でも注目すべきはチャートイン50週目にしてとうとう3位まで上がって
きたシャナイア・トゥエインでしょう。このアルバムは発売当初に最高位2位
を記録していますが、このまま伸びればひょっとすると1位も可能かもしれま
せん。
但し、もうそろそろアメリカでいちばんレコードが売れる「年末商戦」の時期
が近づいてきており、大物がガンガン新作を出す季節です。年末商戦に入る前
にどこまでセールスを伸ばせるかがポイントですね。
それにしてもジェイZの3週めの1位というのは意外ですねえ。なんかこいつ
は2流くささが抜けないだけに。2位のローリン・ヒルは日本でもヘヴィ・オ
ンエア中の「Doo Wop (That Thing)」が何やらアメリカで正規にシングルカッ
トされるということで、爆発的ヒットは間違いないでしょう。それがアルバム
の動きにどう影響するか。しかしSONYの大プッシュ効果もあって、ほとんど
彼女は神格化されちゃってますねぇ。ここまでやっちゃうと逆に鼻につくんだ
けどなぁ。
4〜6位は先週と変わらず。やっぱりこの中で目立つのはアウトキャストでしょ
う。日本ではラップ専門雑誌でさえほとんど取り上げられることのないグルー
プですが、向こうでは大人気ですね。実際、とても質の高い、オリジナリティ
のある作品を出してるので当然といえば当然ですが。
7位にランクアップのベアネイキッド・レイディーズは、今後しばらく売れ続け
るでしょう。シングルチャートで1位になった「One Week」が、既にアメリカで
は廃盤になっているため、今後この曲を買いたい人はアルバムで買う以外に選
択肢がなくなってなるわけです。どうして未だに日本盤が出てないんでしょう?
そして10位!とうとうトップ10に入ってきました、ディキシー・チックス。女
性3人組のカントリー・バンドで、既にこのアルバムから3曲のシングルを100位
以内に送り込んでいます(うち1曲がトップ40ヒット)。女性3人組、しかも
綺麗どころとなるとこれはスパイス・ガールズやオール・セインツらに続いて
カントリー界からもアイドルが!?と思ってしまいがちですが(そうか?)、
彼女たちは89年デビュー、既にインディで3枚のアルバムを出し、何年も全米を
ツアーしてばっちり下積みを積んでる実力派です(←別に年食ってると言って
るわけではない)。
31位まで下がって、やっと今週の初登場一番人気。これがなんとボブ・ディ
ランの1966年のライヴ盤。2枚組で、これまでも海賊版としてずっと出回ってい
た(それだけ評判の高い)ザ・バンドとのコラボレーションと、ディラン単独
の公演がそれぞれのディスクに収録されてます。
これが初登場一番人気ってのは非常に後ろ向きではありますが、これは「ロッ
クの歴史」における重要なドキュメントということで、存在価値の高い作品で
あることは間違いないでしょう。
34位にはヘルター・スケルター。というとビートルズの曲名としてお馴染みで
すが(綴りは違うけど)、こちらは西海岸のラッパー。
そして51位に登場しているのが、パフ・ダディ率いるBad Boyレーベルのヒット
曲を集めた「Bad Boy Greatest Hits」。大ヒット曲ばかり入ってるのに今ひ
とつ売れませんでした。ま、ファンはもうみんなシングルを買い揃えちゃってる
だろうから、今更これを買いはしないんでしょうけど。
もうひとつ奮わなかったのが「Slam」サントラ。ノリエガ、ビッグ・パニシャー
など、最近アルバムを売りまくってるハードコア・ラッパーが勢揃いした豪華
メンバーによるサントラなのですが、寂しく84位に登場。あちゃー。これはトッ
プ10内に登場と読んだんだけどなぁ。
というわけで今週は話題の少ないチャートでした。いい機会なので、詳しい解
説をし損ねた過去数週間の新作を改めて紹介しておきましょう。
先週8位初登場→今週32位と大きくダウンのクラプト。既にお伝えしたようにこ
れは2枚組ですが、1枚は東海岸系のプロデューサー、もう1枚は西海岸系で固め
た珍しい作り。両方の市場をカバーする、販売戦略上もオイシイ作品だったの
ですが、やはり一部のファンが買い尽くした後は誰も見向きもしないようです。
私はけっこう気に入ってますけど。
5週目で33位にダウンのフーティ&ザ・ブロウフィッシュ。このままチャートを
落ちて、ほとんど人々の記憶に残らないまま消えてしまうんでしょうかね。こ
のバンドに関してはとにかく「ワンパターン」「イモくさい」「進歩がない」
という批判的な意見が多いですが、こういうバンドがいてもいいと思いますけ
どねえ。嫌なら聴かなきゃいい、ってだけで。私ははっきり言って好きです。
音は確かにワンパターンですが、一度その歌詞をじっくりと読んでみると、きっ
と「え、こんなバンドだったんだ」と見直すと思います。
9位初登場→32→50と急下降中、No Limitのコンピレーション「Mean Green -
Major Players Compilation」。No Limit軍団の他、E-40、トゥ・ショート
なども参加してます。しかし今回はPの出番が非常に少なく、ちょっと消化不良
気味。しかし、これ、トップ10ヒットアルバムですけど、ものすごいレア物と
して将来高値がつくんじゃないかな(と、買わせようとする)。
で、来週ですが、リリーススケジュールが乱れているのでわかりません。
たぶんR.ケリーが入ってくるでしょう。まあこれは1位確定として。既にアナ
ログではずいぶん前から出ているプラス(フージーズ)のソロ、セリーヌ・
ディオンのフランス語盤などが入ってくるんでしょう。たぶん。
既に日本では売れまくってるエアロスミスのライヴ盤は再来週だと思います。
そしてひとつビッグ・ニュース!なんとあのヴァニラ・アイスの新作が出ます!
きっと勘違いして「リバイバル・ブーム」に便乗したつもりなんでしょう、相
変わらず外してます。もしチャートインするとしたら来週か再来週のはず。
では、また来週。
(以上、担当は真貝 kaz@meantime-jp.com)
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今週のUKチャート
1 (-) GYM AND TONIC / SPACEDUST
2 (-) MORE THAN A WOMAN / 911
3 (1) GIRLFRIEND / BILLIE
4 (2) ROLLERCOASTER / B*WITCHED
5 (4) I DON'T WANT TO MISS A THING / AEROSMITH
6 (-) DAYSLEEPER / R.E.M.
7 (3) GANGSTER TRIPPIN / FATBOY SLIM
8 (7) PERFECT 10 / THE BEAUTIFUL SOUTH
9 (-) HOW DEEP IS YOUR LOVE / DRU HILL
10 (-) CAN'T KEEP THIS FEELING IN / CLIFF RICHARD
いやー、こういう訳のわかんないのがいきなり1位になってしまうあたりいか
にもイギリスのチャート、といった感じですね。やられました。でですね、
このSPACEDUSTというのはかなりいわくつきの曲なんです。
もともとこの曲はGYMTONICというタイトルで、ボブ・シンクレアーという人の
「Paradise」というアルバムに収録されています。曲を手懸けているのはつい
先日「Music Sounds Better With You」をヒットさせたStardust、そしてDaft
Punkの片割れでもあるトーマス・バンガルター。この曲はかつて一世を風靡し
た「ジェーン・フォンダのワークアウト・ヴィデオ」からサンプリング、つま
りジェーン・フォンダが「One,Two,One,Two」とかいってるやつをハウスビート
にのっけただけ、というなんとも安直な代物らしいのですが、これがこの夏ク
ラブシーンで大受け。とここまでは良かったんですが、それに気付いたジェー
ン・フォンダ側の弁護士がいちゃもんをつけたからさぁ大変。アルバムに収録
してもいいがシングルカットはまかりならぬ、というお達しを受けてしまうと
いう事態に。
これにはレコード会社側は困ってしまった。シングルカットすればヒットは確
実なだけにこのまま引き下がるのはしゃくだ。ということでこの曲のカヴァー・
ヴァージョンを作ってしまおう、という作戦が遂行されることに。アーティス
ト名もStardustをもじってSpacedust、そしてオリジナルのジェーン・フォンダ
の部分は別の女性のそっくりにまねさせる、という何ともセコいやり方ながら、
これが見事に成功、今週1位に飛び込んできた、という訳。いやー、しかしい
かがわしいヒットだよなー、これ。イギリスのチャートではわけわからんナン
バー1ヒットは数多くありますが、ここまでインチキ臭いのは「Star Trekkin'」
以来?
そんな連中に惜しくも1位を奪われた911の心境はいかに。何でも今週は今年に
入って一番1位と2位の差がわずかだったそうで余計に悔しいでしょう。この
曲はビー・ジースのトリビュート・アルバムに収録されているカヴァー・ヴァー
ジョン。ヒットさせたのはThe Tavares(78年7位)ですが、曲を書いたのはギ
ブ兄弟、ということでこのトリビュー盤に収録されています。これは911にとっ
て8曲連続のトップ10ヒット、そしてこれまで最高3位(Bodyshakin',The
Journey)を上回る最大のヒットになりました。
この曲のオリジナルが収録されているのは今年公開20周年で再発もされた「
Saturday Night Fever」。このアルバムからカヴァーされた曲がイギリスでヒッ
トするのはこれで実に7曲目。最大のヒットはテイク・ザット最後のシングルと
して1位を記録した「How Deep Is Your Love」ですが、その他にも「Stayin'
Alive」(N-トランス)、「If I Can't Have You」(キム・ワイルド)、「Jive
Talkin'」(ブギー・ボックス・ハイ)、「Disco Inferno」(ティナ・ターナー)、
「Night Fever」(アダム・ガルシア)というヒットがあります。
そして今週6位に入ってきたのが遂に新作「Up」もリリースされたR.E.M.の新曲。
これは2年前の「E-bow The Letter」以来通算6曲目のトップ10ヒットになりま
す。ドラマーのビル・ベリーが脱退、というバンド史上最大の危機を乗り越えて
の新作の中でも最も従来のR.E.M.のイメージに近いのがこの曲、ということで
ファースト・シングルとしてはまず無難なところでしょう。派手なところのない
作品なのでこれまでのアルバムのように大きなセールスを記録することは無いで
しょうが、彼等の新しい意欲が伝わってくるアルバムになっています。
9位には、現在アメリカでもヒット中のドルゥー・ヒルの新曲。まぎらわしいタ
イトルですが、これはビー・ジースのカヴァーではありません。これまでイギリ
スで最高位は「In My Bed」の16位ですからこの曲で大きく上回りました。
10位には実に久しぶりの“サー”・クリフ・リチャードが登場。トップ40入する
のは3年ぶり、トップ10に入るのは93年の「Peace In Our Time」以来実に5年ぶ
りになります。すっかり引退したもんだとばっかり思ってたんですが、こうして
しっかり10位内につけてくるあたり今だにその人気の高さは驚くべきものがあり
ます。今年で彼がデビュー40周年(!)を迎えるということで、それを記念して
の新作発表。この曲はその長いキャリアの中で119曲目のトップ40ヒット、そして
64曲目のトップ10ヒット。これはもちろん歴代ナンバー1の記録です。 クリスマ
スには次のシングルも控えているそうで今度は「Savior's Day」(91年)以来の
ナンバー1なんてことになるかもしれません。
トップ10圏外で一番上に飛び込んできたのは何と!メイヤの「All 'Bout The
Money」でした。ここ日本ではビッグ・セールスを上げるものの他の国ではさっぱ
りで“ビッグ・イン・ジャパン”の称号を欲しいままにしていた(?)彼女です
が、イギリスでのデビュー曲となるこの曲で12位に初登場。遂にイギリスでもブ
レイクか?
また16位にはこちらも久しぶりの感のあるディナ・キャロルの新曲「One,Two,
Three」が登場。このシングル、実はA面のこの曲ではなくカップリングの曲がク
ラブで受けてのヒットのようです。
そして22位には先日「Kung Fu Fighting」をヒットさせたBUS STOPが登場。今回
のネタはバックマン・ターナー・オーヴァードライヴの「You Ain't Seen Nothing
Yet」(74年2位)。しっかりとフィーチャリングとしてランディ・バックマン
の名がクレジットされてますが、どうせ前回同様サンプリングしてるだけでしょ
う。「Kung Fu Fughting」はじわじわ上昇してトップ10入しましたが、流石に2
匹目のどじょうは難しそうです。
さて来週ですが、これが凄い戦いになりそうです。どちらもベスト・アルバムか
らのシングルとなるジョージ・マイケルの「Outside」とU2の「Sweetest Thing
」の2枚の強力なシングルがリリースされます。どちらも「出せば1位」という
のが定着している2組だけにかなり熾烈な1位争いになることは間違いありませ
ん。「例の事件」を自ら歌にしたというジョージ・マイケルの話題性が勝つのか、
ヴィデオにボーイゾーンを出演させ若年層のとりこみを図るU2が勝つのか、U2は
以前のB面曲の再録ということでちょっと弱いかな?ということでジョージ・マイ
ケルが有利な気がしますが。
そしてこちらも話題の新作からアラニス・モリセットの新曲「Thank U」も上位に
入ってくるでしょう。
そしてアルバムから5曲目のシングルとなるカタトニアの「Game On」もリリース。
個人的にはアルバム中最も好きな曲なのでチャートアクションにも期待したいと
ころです。
それではまた来週。
(以上、担当は野坂)
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┃ 全米ヒットチャート***FLASHBACK!! ┃
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この号が出る頃には日本シリーズの結果が出ているでしょう。いやあしかし土曜
日の横浜の20安打17得点の猛攻は凄かったですね。西武ファンの筆者も思わず感
心してしまいました。ということで今回は15年前の1983年に FLASHBACK!!
1983年10月29日付シングルチャートトップ10
順位 前週 週数
* 1 ( 3) (10) Islands In The Stream▲(アイランド・イン・ザ・ストリーム)
- Kenny Rogers with Dolly Parton
2 ( 1) (16) Total Eclipse Of The Heart●(愛のかげり)- Bonnie Tyler
* 3 ( 5) ( 7) All Night Long (All Night)●(オール・ナイト・ロング)
- Lionel Richie
4 ( 4) (13) True(トゥルー)- Spandau Ballet
* 5 ( 6) (10) One Thing Leads To Another(ワン・シング(リーズ・トゥ・
アナザー))- The Fixx
6 ( 2) (14) Making Love Out Of Nothing At All●(渚の誓い)- Air Supply
7 ( 7) (10) King Of Pain(キング・オブ・ペイン)- The Police
* 8 ( 8) ( 9) Delirious(デリリアス)- Prince
* 9 (10) (11) Telefone (Long Distance Love Affair)(テレフォン)
- Sheena Easton
*10 (15) ( 6) Uptown Girl●(アップタウン・ガール)- Billy Joel
皆さんのアンケートを拝見すると、やはりこのコラムを応援していただいてい
る方々の間で人気が高いのが80年代前半。となってくると自ずと読者の年齢層が
判るような・・・(笑)。今回は1983年ということで皆さんに喜んで頂けると確
信しておりますのでお付き合いのほどを。ということでこの週の1位は3位からアッ
プ、ケニー・ロジャースとドリー・パートンというカントリー界の(当時の)大
御所二人のパワー・デュエット、『アイランド・イン・ザ・ストリーム』が堂々
1位に。ビージーズのギブ3兄弟のペンによるこのバラード、つい最近のヒットで
フージーズのメンバー、プラスがウータンクランのオール・ダーティ・バスター
ドとマイヤを従えた『Ghetto Supastar』のAメロでマイヤが歌ってたあのメロディ
ですねえ。ワイクレフもやるもんです。この曲次の週まで2週1位で次の年の年間
で56位でした。この時期のヒット曲はちょうどチャートイヤー(12月から翌年11月
まで)をまたがるのでこういう現象が起きます。前回9月に1983年をやった時にカ
バーした2位のボニー・タイラーは割愛して、3位に鋭く上昇していたのは、ライ
オネル・リッチーの『オール・ナイト・ロング』。書き割りチョンバレのビデオ
クリップがチープで、当時は「何でこんな曲ヒットするんだよ」と思ってました
が。中道路線で何の引っかかりもない曲調がマス受けしたか、ケニー・ロジャー
スの後1位を4週も続け、翌年の年間12位に入りました。4位はPMドーンの1991年の
ナンバーワンヒット『Set Adrift On Memory Bliss』でのサンプリングでも大い
に有名になった、スパンダー・バレエの『トゥルー』。もともとこの曲「一晩中
マーヴィン(・ゲイ)を聴いていたよ」といった感じでアメリカンR&Bへの憧憬が
透けて見えるブルー・アイド・ソウルの名曲だけにむべなるかな、という感じで
す。最高位はこの週の4位で年間は92位でした。
5位にジリっと上昇していたのはUK出身のエレポップ・バンド、フィックスの最
大のヒット、『ワン・シング』。キレのいいギターサウンドも、ビデオクリップも
なかなかカッコよかったような覚えがあります。最高位は4位でした。6位のエア・
サプライは前回カバーしたのでパスして、7位はこの週を最後にトップ10からおさ
らばのポリス『キング・オブ・ペイン』。あの超大ヒット曲『見つめていたい』の
次のシングルなので、ちょっと地味な印象がありますが、なかなかの佳曲でしたな。
ビデオクリップもアートっぽくて良かったし。最高位は3位でした。8位はこの週で
最高位をつけていた、プリンスの2枚組傑作アルバム「1999」からのカット、『デリ
リアス』。エレクトリック・ロカビリー、といった趣のこの曲、プリンスならでは
のキレ具合が快感です。
続いて9位もジリ上がり、シーナ・イーストンの『テレフォン』。プリンスと組
んだり、マイアミ・ヴァイスでドン・ジョンソンと夫婦役を演じたりといった、芸
能界ズレする前の頃のポップポップしてた頃のシーナ、今聴くと結構新鮮だったり
します。ローラ・ブラニガンのプロデュースなどで後に名をなすグレッグ・マティ
ソンのプロデュース。最高位はこの週の9位でした。最後に10位にどーんと入って
きていたのは、ビリー・ジョエルによる50年代/60年代ドゥーワップへのオマージュ
とも言えるクラシックな味わいのポップソング、『アップタウン・ガール』。下町
のチンピラが山の手のお嬢に憧れる、というテーマがいかにもビリーらしいという
か何というか。最高位は3位で、翌年の年間39位に入ってました。
ビルボードのシングルチャートの新しい集計方法もいよいよ発表になったようで
すが、今回の改変でより世の中のヒット動向を確実に反映したチャートが出るよう
に期待したいもんです。ではまた来週。
(担当:阿多)
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