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Music Magazine 【 meantime 】 Mail Magazine Edition
[Vol.40] 1998/8/11 1,838部発行
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このメールマガジンは、meantimeのウェブサイト、及びミニコミ形式の
meantime本誌と連動して、洋楽に関する各種情報を無料でお届けしています。
原則として毎週火曜日の発行です。
ウェブサイトの方のチェックもお忘れなく!
なお、meantimeは洋楽愛好者のためのサークルで、企業などの営利団体で
はありません。6人のふつうの音楽好きな社会人によってミニコミの発行、
イベントの開催、ウェブサイト運営などを行っています。
詳しくはmeantimeのウェブサイトをご覧下さい。
http://www.meantime-jp.com/
で、ナビゲーションバーから「about meantime」「event」をクリック
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いよいよ「80年代投票」の締切が迫りました。
ミニコミ版meantime10号を記念して行われる今回の「80年代投票」は、80
年代にアメリカでトップ40に入るヒットとなった全2179曲を対象とし、そ
の中から自分の好きな50曲を選んで投票してもらうものです。
何しろ対象曲が膨大ですから選ぶのが大変なのはわかりますが、無情にも締切
は迫りつつあります。集計の対象となるのは、8月15日到着分までです。
詳しくはmeantimeホームページ
http://www.meantime-jp.com/
で、画面上のナビゲーションバーから「event」をクリックすればOK。対象と
なる全2179曲のリストや、詳しい投票方法などはすべてここに書いてありま
す。
なお、この投票の集計結果は、9月下旬発行予定のmeantime10号誌上で発表し、
その後にホームページにも掲載する予定です。
え、じゃあmeantime10号はどうすれば手に入るのかって?良くぞ聞いてくれ
ました(聞いてねーよ、と言わないように)。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
meantime では、次期会員を募集中です。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
meantimeは、洋楽好きのためのサークル。あなたが読んでいるこのメールマガ
ジンは、その活動のほんの一部にすぎません。
すでに発行から5年目を迎え、活動のメインとなっているミニコミの発行を始
め、最新ヒット曲が漏れなく聴ける他、洋楽ファンの貴重な交流の場ともなっ
ているブレイクアウト(及びその後の飲み会)の開催、会員向け情報誌「TOP40」
の発行、そしてホームページやメーリングリストの運営などなど、その活動は
多岐に渡ります。
中心となるスタッフはあくまでも「趣味」で活動しているので、利益はいただき
ません。実費のみ、年間3500円。これで、上に書いた情報すべてが、あなたの
ものです。
meantime10号は基本的に会員の方の分だけしか製本しないので、手に入れたい方
はお早めにお申し込みを。今回の会員募集は、8月末でいったん締切りますので
ご注意下さい(これに遅れるとmeantime10が手にはいるのが遅くなってしまい
ます)。
詳しくは、meantimeのホームページ
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で、画面上のナビゲーションバーから「about meantime」をクリックすればOK。
会員になるにはどうすればいいか、ミニコミ版meantimeはどんな内容か、などな
ど全てわかるようになっています。
ご質問等はお気軽に
editors@meantime-jp.com
までどうそ(スタッフ6人への同報アドレスです)。
■■■■■■■■■■■■ meantime Music News ■■■■■■■■■■■■■
☆REMのニュー・アルバムのタイトルは「UP」に決定。発売は10月末。これは
ドラマーのビル・ベリー脱退後初の新作となり、通算11枚目のアルバム。アル
バムにはベックのドラマー、ジョーイ・ワーロンカー、スクリーミング・トリー
ズのドラマー、バレット・マーティンが参加した。共同プロデューサーはこれま
でU2やカウンティング・クロウズ、ウォールフラワーズなどの作品に関わったパ
ット・マッカーシー。このアルバムには14曲収録され、先日のチベタン・フリ
ーダム・コンサートでも演奏された'Parakeet', 'Airplane Man', 'Suspicion',
'Sad Professor'の4曲の他、'Lotus' ,'Daysleeper', 'My Most Beautiful'、
'Hope'といった曲名が明らかになっている。
☆ベックの新作も10月の発売が決定。タイトルは「MUTATIONS」でゲフィンか
らのリリースとなる。ベック本人によると「スペースエイジ・フォークロック」
というこのアルバムは以前にもお伝えした通りゲフィンとインディー、ボングロ
ードとの間でリリースする権利を争っていたのだが、結局ベックの意向に反して
ゲフィンが権利を勝ち取った模様。もともと他のレーベルから作品の発表の自由
を認めるという契約をゲフィンと結んでいるはずなのだが、これだけの売れっ子
になれば、なかなかそうしたわがままも通らなくなってきているようだ。
プロデューサーはレイディオヘッドの「OKコンピューター」を手懸けたナイジェ
ル・ゴッドリッチ。前作「ODELAY」のようなサンプルを多用した作品ではなく、
アコースティック・ギターを中心に、ライヴ録音の形でレコーディングされ、9
4年のアルバム「ONE FOOT IN THE GRAVE」や"DEADWEIGHT"や"JACKASS"といっ
たシングルに近いサウンドになっているらしい。 今のところ
'Cold Brains','Dead Melodies', 'Electric Music', 'Sing It Again',
'Tropicalia', 'Nobody's Fault' 'Diamond Bollocks'といった曲の収録が
予定されている。
ゲフィン側はこれを「ODELAY」に続くような商業的成功は期待しておらず(なら
インディーから出させてあげればいいのに)、ベックは秋から「公式」のアルバ
ム製作にとりかかるそう。こちらのプロデューサーは「ODELAY」に引き続きダス
ト・ブラザースが担当。発売は来年以降になる模様。
☆アフガン・ウィッグスの新作も10月に発売。前作を最後にエレクトラから契
約を切られた彼等だが今回はコロンビアからのリリース。タイトルは「1965」で
10月13日発売予定。彼等にとって6枚目のアルバムとなるこの作品はニュ
ー・オリンズとシアトルでレコーディングされ、シンガーのグレッグ・デューリ
ーが前2作同様、自らプロデュースを行った。収録曲は'Something Hot',
'Crazy', 'Uptown Again', 'Sweet Son Of A Bitch', '66', 'Citi Soleil',
'John The Baptist', 'Slide Song', 'Sylvia', 'Omerta', 'The Vampire
Lanois'の10曲で'Crazy' には元ビッグ・スターのアレックス・チルトンがヴ
ォーカルで参加!という嬉しい話題も。前々作「GENTLEMEN」も前作「BLACK
LOVE」も傑作だっただけに今回もかなり期待できそう。
☆デヴァイン・コメディのニール・ハノンがスペインでの休暇中強盗に襲われ
た。 ガールフレンドと道を歩いている途中、ナイフを持った2人組に襲われ、
ハンドバッグを奪われたという。彼とガールフレンドはかなりショックを受けた
が、ニールによるとバッグには30ポンドしか入っていなかったそう。デヴァイ
ン・コメディの新作「FIN DE SIECLE」は8月末のリリース。
☆パール・ジャムは新作のヴィデオにおまけとしてライヴ・アルバムをつけよう
と計画していたもののレコード会社側の反対で失敗に終わった。これは「SINGLE
VIDEO THEORY」という彼等のヴィデオ作品の初回5万本分の付録として最近のオ
ーストラリア・ツアーの模様を収めたライヴをつけ、ベストバイというレコード
チェーンで発売しようというものだったが、彼等の所属レーベルであるエピック
側の許可を得ていなかったため、発売直前になって差し止めをくらった。エピッ
ク側はベストバイに対してCDの回収を要求。このライヴはオーストラリアではラ
ジオで放送され、正式に発売もされているが、エピックはアメリカでの発表を望
んでいないらしい。
このヴィデオはシアトルのスタジオでの「YIELD」のレコーディングの様子やイ
ンタヴューを収めたものだそう。
☆メタリカがカヴァーを集めたアルバムをリリースする。これは87年に発表さ
れた「$5.98EP;GARAGE DAYS RE-REVISITED」というミニ・アルバムを丸ごと収
録し直す他、エレクトラ40周年記念アルバムに提供したクイーンの「STONE
COLD CRAZY」やライヴの定版となっておるアンチ・ノーウェア・リーグの「SO
WHAT?」などを収録。また新たに8曲のカヴァーをツアー終了後録音する予定で
最終的には2枚組になるとか。
(以上、担当は野坂)
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
■ Billboard ポップシングルチャート速報(98/8/15付)
01 (01) The Boy Is Mine / Brandy & Monica (11)
02 (03) My Way / Usher
03 (02) You're Still The One / Shania Twain
04 (04) Adia / Sarah McLachlan
05 (05) Make It Hot / Nicole feat. Missy "Misdemeanor" Elliot & Mocha
06 (08) Never Ever / All Saints
07 (09) Crush / Jennifer Paige
08 (06) Too Close / Next
09 (07) Come With Me / Puff Daddy (feat. Jimmy Page)
10 (10) When The Lights Go Out / Five
11 (11) Cruel Summer / Ace Of Base
12 (14) Lookin' At Me / Mase (feat. Puff Daddy)
13 (20) Daydreamin' / Tatyana Ali
14 (初) The First Night / Monica
15 (13) Friend Of Mine / Kelly Price
16 (12) Say It / Voices Of Theory
17 (15) Ghetto Supastar (That Is What You Are) /
Pras Michel (feat. Ol' Dirty Bastard & introducing Mya)
18 (17) All My Life / K-Ci & Jojo
19 (19) Truly Madly Deeply / Savage Garden
20 (18) Nobody Does It Better / Nate Dogg (feat. Warren G)
ブランディ&モニカ強し。一人の男の子を二人で取り合う歌の内容に「"ブ
ランディ&モニカ"じゃなくて"ブランディ vs モニカ"とクレジットを変えた
方がいいのでは?」との意見も聞かれる「The Boy Is Mine」が11週目の1位。
この曲の圧倒的な強さに抑えられてずーーーっと頭打ちの2位を強いられてき
たシャナイア・トゥエインの「You're Still The One」は、今週遂に力つきてア
ッシャーの「My Way」にその座を譲ってしまいました。先週までの8週連続
2位はフォリナーの「Waiting For A Girl Like You('81年)」の10週(!)
に次ぐヒットチャート史上2番目の記録。
さて、シングルチャートの長期覇権を仲良く分けあっているブランディとモ
ニカですが、アルバムチャートの方では2人の作品の売れ行きに差が見られる
ようです。ブランディのアルバム「Never S-A-Y Never」は最高位2位を記録
して今週は7位、一方後発モニカの「The Boy Is Mine」は初登場の8位を最高
に伸び悩み、今週は15位とやや苦戦気味。このまま一度もブランディをアルバ
ムチャートで追い抜くことができないとなると流石にモニカ陣営も癪なのでし
ょう、新たなるテコ入れ策として今回もう一枚シングルを切ってきました。今
週14位に初登場の「The First Night」は超売れっ子プロデューサー、ジャーメ
イン・デュプリを起用したナンバーで、彼女はこれで勝負をかけます。
これでアルバムのセールスを伸ばすために「The Boy Is Mine」に続くシング
ルを敢えて切らず、ラジオでのプロモーションのみのブランディ(アトラン
ティック・レコード)と、アルバムからシングルをどんどんカットするのがポ
リシーのアリスタ・レコード(今週のチャートで2、4、8、10、11、12、
14位がアリスタ系のレーベルから発売されています)に所属するモニカ、双方
全く逆の販売戦略をとる形となりました。ヒットチャートファンからすれば後
者を熱烈に支持したいところなのですが、どちらの戦略が正しいかはアメリカ
の消費者が決めることですから、日本人の私たちがどうこう言ったところで始
まるものではないですね。モニカの健闘を祈りつつ、今後のアルバムチャート
を見守ることにしましょう。
今週はTOP10内で気になる動きを見せている2曲の追加情報をお知らせ
します。6位に上昇中のオール・セインツ「Never Ever」は、何度も書いてい
ますが今後のチャートアクションに注目。主メロの裏に流れる「Amazing Grace
(アメリカ人にとってのもう一つの国歌とも言える宗教歌)」っぽいフレーズ
がなんとも雰囲気を盛り上げるバラードのこの曲、私は密かに次のナンバー1
候補ではないかと思っています。なお以前メンバーのオメデタ話をご紹介しま
したが、ここのところの急激な人気の盛り上がりに、遂に「仕事に専念したい」
と元テイク・ザットのロビー・ウィリアムスとの婚約を解消するメンバーが出
現!勿体なくないのか?いいえ、彼女たちは本気なんです。ゴシップについて
は当メールマガジンのニュースコーナーをウォッチしていて下さい。
もう1曲、登場以来ずっと"詳細不明"だった7位のジェニファー・ペイジ。
先日ヨーロッパのエデル・レコードのホームページにようやく彼女のバイオグ
ラフィが掲載されました、が、それがドイツ語!その文を元に多分こんな風に
書いてあるのではないか?という範囲で彼女についてご紹介してみましょう。
彼女はアトランタ出身の24歳、幼い頃から人前で歌っていた彼女は学校で音楽
教育を受け、90年代に入って歌手としての活動を本格化。これまでにカーネ
ギーホールでニューヨーク・フィルハーモニック・オーケストラをバックに
歌ったり、96年のアトランタ・オリンピック関連のイベントに出演したことも
あるそうです。そのパフォーマンスを「マライア・キャリーとボニー・レイッ
トの魅力を併せ持つ」と評された彼女は11曲入りのデモテープを制作してプロ
デューサーのアンディ・ゴールドマークに売り込み契約を獲得。昨年発表され
たシングル「Chain Of Fools」でデビューした後、現在のエデル・アメリカに移
籍してこの80年代色の強い歌謡ロック「Crush」がヒットとなったそうです。
かなりいい加減ですが。もっと詳細な情報を掲載したいと思っていますので、
もしこのメールマガジンをお読みで「ドイツ語わかるよ」という方がいらした
ら、力を貸していただけませんか?是非私までご連絡下さい。
最後にTOP20圏外の上昇曲をご紹介しておきましょう。今週23位に初登
場したのはジャーメイン・デュプリ(また出た!)のソー・ソー・デフ・レー
ベルからデビューした男性4人組ジャギッド・エッジの初ヒット「Gotta Be」。
彼らは既にソー・ソー・デフで成功していたエクスケイプのメンバーの一人と
高校の同級生だった縁でデモテープをジャーメイン・デュプリに手渡すことに
成功し、デビューにこぎつけたという幸運の持ち主です。更に「Too Close(今
週8位)」が予想外の大ヒットとなり日本盤も発売されたネクストの「I Still
Love You」も先週の46位から27位にジャンプアップしてTOP40入り。今
回はしっとりとしたバラードのようです。
(以上、担当は八亀 yakame@meantime-jp.com)
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
■ Billboard ポップアルバムチャート速報(98/8/15付)
1 ( 1) Hello Nasty / Beastie Boys
2 ( 2) Armageddon / Soundtrack ▲2
3 ( 5) City Of Angels / Soundtrack ▲2
4 ( 3) Life In 1472 The Original Soundtrack / Jermaine Dupri
5 ( 7) Dr.Dolittle / Soundtrack ▲
6 (10) Stunt / Barenaked Ladies
7 ( 8) Never Say Never / Brandy ▲
8 ( 9) Backstreet Boys / Backstreet Boys ▲5
9 (12) 'N Synd / 'N Sync ▲
10 (13) Big Willie Style / Will Smith ▲3
あらら。予想していたとは言え、今週は地味でしたねえ。
ビースティは3週目の1位をキープ。24.3万枚のセールスで、2位「アーマゲ
ドン」サントラ(21.9万枚)の追撃をかわしました。
3位の「シティ・オブ・エンジェルズ」も3位に再び順位を上げてはいるもの
の、セールスはだいぶ落ちて11.9万枚。
先週3位に初登場のジャーメイン・デュプリは今週4位に踏みとどまりました。
このアルバムのタイトル、「Life in 1472 - The Original Soundtrack」など
という仰々しいものなんですが、実はこれはサントラと言いつつも映画やテレ
ビのサントラというわけではありません。どうやらデュプリ本人の人生のサン
トラということらしいです (^^; しかもこの「1472」の由来がまた力の抜ける
いいかげんさで、Jermaine Dupri→JD→アルファベットの10番目と4番目→
「14」、更に1972年生まれということで「72」なんだそうで...これ以上のコ
メントは控えましょう。
6位は、今週のトップ20の中で、唯一先週よりも売り上げを伸ばしたベアネイ
キッド・レディーズ。「One Week」が好調にエアプレイチャートを上昇してい
ることでアルバムも安定して売れています。こういう、一度落ちた後にまた
上がってくるというパターンはロングセラーになりますね、ブランディもそう
だったし。
さて、非常に動きの少ない今週のチャートで唯一のニュースらしきニュースと
言えば、イン・シンクがついにトップ10入りしたことでしょう。フロリダ出身
の5人組男の子アイドルグループの彼らは、「I Want You Back」のシングル
ヒットに続いて現在「Tearin' Up My Heart」がエアプレイヒット中で、ここ数
週間でアルバムチャートを急上昇してきました。チャート上では先輩格である
バックストリート・ボーイズを射程圏内に捕らえましたが、バックストリート・
ボーイズは既にチャートインから1年を経て500万枚という巨大なセールスを
記録しています。イン・シンクは果たしてどこまで彼等に迫ることができるか。
さて、先週4位に初登場して今週11位にダウンのウータン・キラー・ビーズ。
詳細がわかったらお伝えするということになっていましたが、これはメンバー
のソロを含むこれまでの大半のウータン作品をプロデュースしてきた、「ウー
タンの頭脳」であるRZAが送り出す、ウータン周辺の新人のコンピレーション。
もちろんタイトルに偽りなしで、既に名前の売れているウータンの面々も豪華
にゲスト参加しています。先週デビューアルバムが20位に初登場していた(今
週は41位にダウン)サンズ・オブ・マンも参加してます。
それ以下を見てみると、ブライアン・セッツァー・オーケストラがついにトッ
プ20に入ってきました。この人は80年代初頭に活躍したロカビリー・バンド、
ストレイ・キャツの中心メンバーで、英米で大ヒットを出しただけでなく日本
でも絶大な人気を誇り、海賊版まがいのものまで含めていったい何種類のCDが
出ているのかわからない、ロカビリーの定番バンドでした(そういえば日本の
ロカビリーの中心地は富山だそうですが、何で?)。
で、ストレイ・キャッツ解散後はあまりぱっとしない活動が続いたのですが、
いつの間にやらブライアン・セッツァー・オーケストラというジャズ〜スウィ
ング・バンドを結成していて、ちょうどこの手のサウンドがブームになって
いる時流にうまく乗って、再びヒットチャートに返り咲きました。
同じ系統で、何度かこのコラムでご紹介しているチェリー・ポッピン・ダディー
ズも今週は赤丸をつけて20位に再上昇してます。
そして、21位まできて、やっと今週の初登場一番人気。メアリーJブライジの
ライヴ盤はこの位置でした。うーん、前作をNo.1にしている人にしては今いち
かなあ。ちょこっと聴いた感じでは、ヒット曲連発でなかなかいい雰囲気でし
たけど。
それ以下では、クリード、イヴ6、ラムスタインといったロック系のバンドが
じわじわと上昇してきているのが目立つ程度ですか。ちなみにこのラムスタイ
ンってのはドイツのバンドで、本国では大人気らしいです。15年前のヘヴィ
メタみたいなジャケが「あードイツだなー」という感じですが(深い意味なし)、
このところヨーロッパのアーティストでアメリカで成功を収めるのはほとんど
ダンス系に限られているので、たまにはこういう人にも頑張ってもらいましょ
う(深い意味なし)。今週55位上昇中。
来週ですが、スヌープ・ドッグのNo Limit移籍第1弾、これが初登場1位で
決まりでしょう。
もう一つ大穴でスクイレル・ナット・ジッパーズがどこまで上位に食い込む
か。そして注目!あのデッド・オア・アライヴが復活!(だよね、きっと)
売れるはずはないんだけど、これは笑える。あとはオール4ワンぐらいですか
ね。台風の目・スヌープ以外は地味な新作が多いでしょう。
それから、以前ここでご紹介したオペラ・シンガーのアンドレア・ボチェッリ
ですが、実はTVのCMで彼の曲が使われていたので、案外耳にしたことのある人
は多いであろうことが判明。富士重工のレガシーのCMです。この情報はメルマ
ガ読者の池田さんにおしえてもらいました。ありがとうございます。
それではまた来週。
(以上、担当は真貝 kaz@meantime-jp.com)
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■今週のUKチャート
1 (1) VIVA FOREVER / SPICE GIRLS
2 (-) COME WITH ME / PUFF DADDY featuring JIMMY PAGE
3 (3) GHETTO SUPASTAR (THAT IS WHAT YOU ARE)
/ PRAS MICHEL featuring OL' DIRTY BASTARD & introducing MYA
4 (-) LOST IN SPACE / APOLLO FOUR FORTY
5 (7) LIFE IS A FLOWER / ACE OF BASE
6 (4) FREAK ME / ANOTHER LEVEL
7 (-) I CAN'T HELP MYSELF / LUCID
8 (2) JUST THE TWO OF US / WILL SMITH
9 (5) DEEPER UNDERGROUND / JAMIROQUAI
10 (8) SAVE TONIGHT / EAGLE-EYE CHERRY
スパイス・ガールズ強し、で難無く1位をキープしました。何でも先週は1週間
で15万枚のセールスを記録、2位のウィル・スミスが3万5千枚だったそうで
すからまさに圧勝。今週もその勢いに衰えはなかったようです。これで彼女達に
とっては通算で20週目のナンバー1滞在になります。ちなみにこれまででは、
WANNABE 6週 SAY YOU'LL BE THERE 3週 2 BECOME 1 3週
MAMA/WHO DO YOU THINK YOU ARE 3週 SPICE UP YOUR LIFE 1週 TOO
MUCH 2週
で今回の2週をたして20週目。これでマドンナを抜いて史上8位(スレイ
ドとタイ)90年代ではテイク・ザットの21週という記録にあと1歩と迫りま
したが、歴代1位はプレスリーの73週ですからまだまだ遠いです。しかしなが
らつい先日4人になって初めての新曲をレコーディングしたそうですから自己記
録の更新はまだ期待できそうです。
2位に初登場したのは現在アメリカでもヒット中のパフ・ダディの新曲。今週9
位にダウンしたジャミロクアイに続く「ゴジラ」サントラからのヒット。レッ
ド・ツエッペリンはイギリス本国では1枚もシングル発売をしていませんし、そ
の後のソロやバンドでも大きなヒットには恵まれていませんからこれはジミー・
ペイジにとっては「初」のトップ10ヒットということになります。まったく人
生というのは何が起こるかわかりませんな。
4位に登場したのはアメリカで大ヒットを記録し、現在イギリスで公開中の映画
「LOST IN SPACE」の主題歌。これはもともとテレビ・シリーズだったものを映
画化した作品なので、テーマ曲もそのときの主題歌のリメイク。これを手懸けた
のが昨年ヴァン・ヘイレンをサンプリングした「AIN'T TALKIN' BOUT DUB」をヒ
ットさせたアポロ440。
7位に入ってきたのはマンチェスター出身、女性シンガープラス男性2人という
編成のLUCIDの初のヒット曲。すでにクラブでは大人気の曲で発売が待望されて
いた曲で、いきなりトップ10に飛び込んできました。ちなみにフォー・トップ
スのあの曲とは関係ありません。
さて11位以下では何といっても今週一番目につくのはリアン・ライムスの
「HOW DO I LIVE」でしょう。登場から23週を経過した今週30位から22位
へと再浮上。アメリカでも最長滞在記録をあと数週で塗替えようか、というこの
曲ですがイギリスでも珍しいロングセラーになっています。最高位は7位ですが、
この調子で行くと年間チャートでは5位以内に食い込んできそうなくらいのセー
ルスを稼ぎだしているこの曲。次のシングルは決定しているのに何度も発売を
延期しているそうでレコード会社も売れるだけ売ってやろうという腹つもりのよ
う。さてどこまで記録が伸びるか注目したいところです。
そして今週25位に飛び込んできたのは現在筆者一押しの新人バンド、
theaudience の新曲「I KNOW ENOGH(I DON'T GET ENOUGH)」。この前のシング
ル「A PESSIMIST IS NEVER DISAPPOINTED」の27位を上回る順位で入ってきま
した。ヴォーカルにしろ曲調にしろどこかプリテンダースを思わせるギターポッ
プ。ヴォーカルのソフィー嬢は先週メロディーメーカー紙の表紙を飾るなど、
着々とポップスターとしてのポジションを確立しつつあります。またマニックス
の新作にも参加しているそうで 今後日本での露出も増えるのではないかと思わ
れます。待望のデビューアルバムが今月中にはリリースされるのでチェックして
おきましょう。
32位にはなんと懐かしいレオ・セイヤーの「YOU MAKE ME FEEL LIKE DANCING
」のリメイクが登場。グルーヴ・ジェネレーションという謎のグループによるこ
のダンス・ヴァージョンはレオ・セイヤー本人も参加しての何とも言えない珍品
に仕上がっています。
35位にはブルートーンズの新曲「SLEAZY BED TRACK」が登場。地味な曲なので
この低い順位なのはやむを得ないのですが、注目したいのはシングルのカップリ
ング曲。レイン・パレードが84年に発表した「BLUE」のカヴァーが収録されて
いるのですが、これがオリジナルそのまんまの忠実なカヴァーなのは微笑ましい
ものがあります。でもこんな隠れた名曲に目をつけるセンスは大したもの。もし
これを聴いて気になった人がいたらオリジナルも聴いてみましょう。
さて来週もスパイス・ガールズは王座をキープできるのか。注目したいのは久し
ぶりの新曲となるプラシーボがどのくらいの位置で入ってくるか、といったとこ
ろ。
(以上、担当は野坂)
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┃ 全米ヒットチャート***FLASHBACK!! ┃
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夏真っ盛り、もう夏休みに入った方もいらっしゃることでしょう。さて残る2回の
80年代プレ企画は、阿多さんにかわりまして、私、窪田が担当させていただきます。
今週は、今からちょうど10年前の1988年にFLASHBACK!!
1988年8月6日付シングルチャートトップ10
順位 前週 週数 原題 アーチスト 最高位 年間
1 ( 1) ( 9) Roll with it / Steve Winwood (1) 10
* 2 ( 3) (17) Hands to heaven / Breathe (2) 9
3 ( 2) (12) Hold on to the nights / Richard Marx (1) 24
* 4 ( 5) (12) Make me lose control / Eric Carmen (3) 38
* 5 ( 6) (11) Sign your name / Terence Trent D'Arby (4) 58
* 6 ( 8) (10) 1-2-3 / Gloria Estefan & Miami Sound Machine(3) 62
* 7 (10) ( 8) I don't wanna go on with you like that
/ Elton John (2) 42
* 8 (13) (10) I don't wanna live without your love
/ Chicago (3) 48
9 ( 4) (16) Pour some sugar on me / Def Leppard (2) 19
*10 (16) ( 5) Monkey / George Michael (1) 45
80年代、特に84年以降のチャートが、それ以前や最近と大きく異なる特徴として、
1枚のアルバムからのシングルヒットが極めて多かったことがあります。3枚、4枚当
たり前、中には5枚、6枚ときって、それでも軽くTOP10、TOP3に入れてくることも珍
しくありませんでした。88年のこのチャートもその辺の傾向が顕著で、前年からロン
グセラーを続けるメガヒットアルバムからの曲や、これからヒットを量産していく新
譜からの手始めの曲が目白押しです。勿論、70年代組と80年代組がほどよいバランス
で、かつ口ずさめそうなポップな曲がそろっている時期としても、懐かしく思い出さ
れる方が多いのでは。
この週の1位は、86年にアルバム「Back in the high life」からNo1ヒット
「Higher love」などTOP20ヒットを4曲あてたベテラン、Steve の同名アルバムから
の第1弾シングル。7/30から余裕の4週連続No1に加え、8/20には前作で果たせなかっ
たアルバムNo1もゲット。その後も、「Don't you know what the night can do?」
など2曲のTOP40ヒットを同アルバムから出しました。
続いて、イギリスの新進バンドBreatheのバラードが、チャートインから約4ヶ月か
けて2位まできました。残念ながら、No1は逃しましたが、チャートイン29週のロング
セラーとなり、年間チャートでは数々のNo1ヒットを押しのけ、堂々9位。彼らも、こ
の後「How can I fall?」「Don't tell me lies」の2曲のTOP10ヒットを、アルバム
「All that jazz」から放ちました。シングルヒットの割に、アルバムは大きなヒッ
トになりませんでしたが、他にもヒット性の高い曲が揃っており、80年代の隠れた名
盤の一つです。多分もう廃盤でしょうが、見つけたら、ぜひ購入・一聴をお勧めしま
す。
3位は、前年のデビュー以来、新人では破格の4曲連続TOP3を達成したRichard が、
4曲めにして初のNo1 をゲットした曲が、前週の2位からダウン。最近やや影の薄い彼
も、当時はまさに飛ぶ鳥を落とす勢いで、この曲を皮切りに翌89年にかけてNo1ヒッ
ト3連発の快進撃もありました。それまでの3曲のヒット「Don't mean nothing」
「Should've known better」「Endless summer nights」のどれとも違う、マイナー
調の泣きのバラードで、作風の広さを示すと共に、プロモビデオでは、前半はピアノ
を弾き、後半の盛り上がりからははギターを持って前面に登場と、芸達者なところも
見せてました。
4位は、Dirty Dancing 挿入歌「Hungry eyes」での久々の大ヒット(最高位4位)
の余勢をかって発売されたEricのベストに収録された新曲で、70年代後半の彼の数々
のヒットを彷彿とさせるポップな曲。76年の名曲「All by myself」(最高位2位)に
は僅かに及びませんでしたが、これも3位までいく大ヒットになりました。彼はその
年、ソウル五輪TV番組への提供曲「Reason to try」も小ヒットさせ、企画ものの当
たり年でした。
5位は、「Wishing Well」のNo1ヒットを放ったTerence の曲が、順調に2曲めのTOP
10入り。プリンスを彷彿とするそのマルチミュージシャンぶりや、無国籍風の独特な
曲調で、彼もその後の活躍を大いに期待されましたが、最近は何をされてるのでしょ
うか?
6位は、前年の「Rhythm is gonna get you」以来、ヒットがとぎれないGloria た
ちのアルバム「Let it loose」からの5曲めのシングルで、同アルバム4曲めのTOP10
入り。「Can't stay away from you」(最高位6位)、「Anything for you」(No1)
と続いた"別れに直面した切ない女心"系バラードから一転、"シャイな男の子ね、
おねえさんが教えてあげる"系の軽快なポップチューン。地味なアルバムバージョン
ではなく、アカペラで始まりビート感も強調した、極上のリミックス・リアレンジで
のカットが奏効し、その後3位まで上昇。バラード、ダンス、ポップとヒット曲パ
ターンが豊富な彼女ですが、バラード色、AOR色を強める戦略か、翌年のアルバムか
ら、Miami..名義が消え、Gloria単独となり、あまりラテンラテンしたヒット曲は影
をひそめるようになります。
7位・8位に長くてよく似たタイトルの曲が並びました。どちらも、70年代に多くの
ヒット曲やNo1アルバムを連発したアーチストが、80年代終わり近くに、しぶとく健
在ぶりを発揮した曲です。前者はその後、2位まで上昇し、ちょっと意外ですが、80
年代のEltonのソロとしては最大のヒットになりました(ソロ以外では、Dionne &
Friends の「That's what friends are for」がNo1)。
勿論、黄金コンビElton & Bernieの共作ですが、彼らには珍しく、マイナーキーで
ビートを強調した曲で、ロングバージョンの12inchも発売されました。
後者は、前作からPeter Ceteraが脱退、さらに前作までのヒット3部作(「16」
「17」「18」)の最大功労者David Foster のプロデュースを離れて、出来が注目さ
れたChicagoの「19」からの第1弾シングル。Diane Warren、Albert Hammond共作のこ
の曲が、見事大ヒットし、D. Fosterなしでもやれることを実証しました。このアル
バムからは、後にやはりD. Warren 作の「Look away」 が、彼らにとって「Hard to
say I'm sorry」以来6 年ぶりのNo1 ヒット(89年度の年間No1!)となり、さらに
「You're not alone」「What kind of man would I be?」 と計4曲のTOP10ヒットが
生まれ、シングルヒットの量では、過去最高のアルバムとなりましたが、アルバム自
体は小ヒットに留まりました。80年代の彼らは、アルバムアーチストとしてよりも、
耳あたりのいいヒット曲を連発するシングルアーチストとして認知されてしまったの
は、否めないところですが。
9位は、この2週前にチャートイン約1年かけてアルバムチャートNo.1に到達し最終
的に1000万枚突破したロングセラーかつ大ベストセラーアルバム「Hysteria」からの
4枚めのシングルにして、最高位2位の大ヒット。このアルバムからは、さらに5枚め
の「Love Bites」が10月にNo1をきわめ、6枚めの「Armageddon it」も3位、7枚めの
「Rocket」も12位と続き、Def Leppard はハードロックの枠を超越した、まさにモン
スターのような存在でした。
10位は、年間チャートでシングル、アルバム共にNo1をとり、まさにこの年の顔
だったGeorge の、アルバム「Faith」からの5枚めのシングル(サントラからみの「I
want your sex」も含む)。これも地味なアルバムバージョンではなく、Jam & Lewis
のかっこいいremixでカットされ、チャートを急上昇し、8/27に、難なく同アルバム
から実に4曲めのNo1 に。その後、6枚めの「Kissing a fool」もTOP5入りし、
「Faith」はTOP5を6曲収録し、うち4曲がNo1という殆どベスト盤のようなアルバムに
なりました。ちなみにこれらの記録の上をいくのは、Janet Jackson のRhythm
Nation 1814(TOP5 7曲)とMichael JacksonのBad(No1 5曲)のみです(勿論、ベスト
盤以外で)。
88年7月から約1年間、ボストンにいた私にとっては、現地でチェックしたこの当時の
チャートは、特に想い出深いものがありますが、皆さんはいかがでしょうか。さて、
来週はいよいよオーラスの89年です。お楽しみに。
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