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     Music Magazine 【 meantime 】 Mail Magazine Edition


               [Vol.37]  1998/7/22  1,711部発行
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meantime本誌と連動して、洋楽に関する各種情報を無料でお届けしています。
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はありません。6人のふつうの音楽好きな社会人によってミニコミの発行、
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  meantimeのウェブサイトのコンテンツを毎週少しずつご紹介していくこの
コーナー、今週は軽く「Link」のコーナーをご紹介しておきます。


そのものずばり、他のサイトへのリンク集ですが、もちろんそこはmeantime
のこと、音楽関係の、「使える」リンクに厳選しています。ここに載ってい
るサイトを一通り見てみるだけでも、何週間かはネットサーフィンが楽しめ
るでしょうし、一度訪れて終わりではなく、定期的に覗きにいきたくなるよ
うな非常に情報量・更新量の多いサイトが多いのも特徴です。


これは凄い!という音楽関連のサイト情報も募集していますので、このコー
ナーに載っていない凄いサイトをご存知の方は、ぜひ教えてください(この
メールマガジン発信者宛に「返信」でメールを出せばOK)。


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meantimeは今後も世界最強の洋楽サイト目指してがんがん拡張していきます。



■■■■■■■■■■■■ meantime Music News ■■■■■■■■■■■■■


☆9月10日、ロスで開催されるMTVヴィデオ・アウォードのノミネートが発表
され、レイディオヘッドが4部門でノミネートされた。 彼等がノミネートされ
たのはベスト・グループ、ベスト・オルタナティヴ、ベスト・ディレクション(
監督)、ベスト・シネマトグラフィー(撮影)で、対象になっているのは全て
「KARMA POLICE」のヴィデオ・クリップとなっている。
またヴァーヴの「BITTER SWEET SYMPHONY」もベスト・ヴィデオ他、グループと
オルタナティヴ部門にノミネートされており、この二つのバンドの争いが注目
される。
その他、プロディジーの「SMACK MY BITCH UP」がブレイクスルー・ヴィデオ、
編集、監督の3部門、エイフェックス・ツインの「COME TO DADDY」が特殊効果
部門にノミネート。
最もノミネートが多いのがマドンナ「FROZEN」の9部門、それに次ぐのがガー
ビッジの「PUSH IT」で8部門となっており、ウィル・スミスが6部門、エア
ロスミスとパフ・ダディもそれぞれ4部門にノミネートされている。


☆先週ギタリストのニック・マッカブのライヴ活動からのリタイアを発表した
ヴァーヴが、解散の危機にあると伝えられている。 ニックとベーシストである
サイモン・ジョーンズとの間で殴り合いの喧嘩があったと噂されており、マネー
ジメントはメンバーをそれぞれ隔離している状態とも言われている。正式なコ
メントとしては残りの4人で予定のライヴ・スケジュールを消化する、とした
のみでニックが今後レコーディングには参加するのか、将来的にライヴにも復
帰するのか、という点ははっきりしていない。またアメリカ・ツアーの前座と
して予定されていたマッシヴ・アタックが既に日程をキャンセルしたという情
報もある。
彼等は地元ウィーガンに3万人以上の観客を集めて凱旋ライヴを行った直後で
あり、8月に予定されているV98フェスはヴァーヴの参加のせいで史上最も早
くチケットが売り切れるなど、バンドの人気は大きくなっていく一方だけに成
り行きが注目される。
ヴァーヴは95年にニックとヴォーカルのリチャード・アシュクロフトとの確
執で1度解散しており、リチャードからの依頼でニックがバンドに復帰したと
いういきさつがある。またニックとサイモン、マネージャーであるジャズ・サ
マーズとの不仲も以前から噂になっていたらしい。
バンドに近い友人の証言によれば「リチャードとニックはあまりにも違う人間
なんだ。お互い愛しあってはいるが、あまりにも違いすぎる。ほとんど話もし
ないし。バンド全体が奇妙な世界に暮らしている、ステージ以外では彼等にコ
ミュニケーションというものは存在しないんだ。」とのことらしい。だがリ
チャードはインタヴューでは何度も「ニックなしのヴァーヴはありえない」と
発言しており、スケジュールを消化した後の解散は十分考えられるだろう。


☆クリエイション・レーベルの社長、アラン・マッギーが、7月10日、潰瘍
のため胃に穴が開き、出血、病院にかつぎこまれた。彼はロンドンの病院で手
術を受け、大量の出血があったものの、回復に向かっているとのこと。


☆元LUSHのエマ・アンダーソンが新しいバンド、SING-SINGを率いて、今月末
に初のライヴを行う。このバンドではエマの他もう一人リサ・オニールという
女性がヴォーカルと曲作りを担当。現在レーベルを物色中とのこと。そのサウ
ンドは「ラッシュよりもっとループを使った曲が多い」らしい。


☆オアシスのリアム・ギャラガーがオーストラリアで写真をとろうとしたファ
ンに頭突きをくらわし、鼻の骨を折った事件で、6万ポンドの賠償金を支払う
ことで和解した。リアムは暴行を否定していたが、被害者がオーストラリアで
の告訴を取り下げ、イギリスで民事訴訟の訴えを準備していることから和解し
た模様。


☆ブラック・グレイプのショーン・ライダーがまた映画に出演。今回は半分実
話的なマンチェスターの裏世界を描いたものだとか。タイトルは「Molly's 
Idle Ways」といい、ショーンの個人的な体験に基づいたストーリーで「トレ
インスポッティングがおとぎ話に見える」ほどの内容らしい。他にもマンチェ
スター出身のミュージシャンがいろいろ顔を出す予定。
一方、インタヴューで彼は今後ブラック・グレイプという名前では活動しない、
と発言。広報担当者はすぐさま解散を否定するコメントを発表したが、バンド
の将来の計画は何も決まっていない、というのが本当のところだそうだ。


☆オアシスのノエル・ギャラガーが予告無しにポール・ウェラーのコンサート
の前座として登場、観客を驚かせた。彼は3日間にわたり登場し、それぞれ
6曲をアコギ1本で披露。ジャムの「To Be Someone」やビートルズの「Help」
などのカヴァーも演奏した。スポークスマンは「彼は長く休みをとりすぎてた
から、またプレイしたくなっただけ」とコメント。
また先日お伝えしたB面集のアルバムは「The Masterplan'」というタイトル
で11月2日の発売が決定した。


☆PJハーヴェイの久々の新作「Is This Desire?」が9月末にリリースされる。
プロデューサーは彼女自身とフラッドで、12曲収録。バッド・シーズのミッ
ク・ハーヴェイがゲストで参加している。
その後のツアーには以前彼女と共演アルバムを発表したジョン・パリッシュ
がギタリストとして参加することも発表された。


(以上、担当は野坂)


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


■ Billboard ポップシングルチャート速報(98/7/25付)


01 (01) The Boy Is Mine / Brandy & Monica (8) 
02 (02) You're Still The One / Shania Twain 
03 (05) My Way / Usher
04 (06) Come With Me / Puff Daddy (feat. Jimmy Page) 
05 (05) Adia / Sarah McLachlan
06 (04) Too Close / Next
07 (08) Make It Hot / Nicole (feat. Missy Elliot) 
08 (07) Ray Of Light / Madonna
09 (09) My All / Mariah Carey
10 (12) Say It / Voices Of Theory
11 (10) Everybody [Backstreet's Back] / Backstreet Boys 
12 (13) All My Life / K-Ci & Jojo
13 (初) Never Ever / All Saints
14 (11) They Don't Know / Jon B.
15 (15) When The Lights Go Out / Five 
16 (16) Ghetto Supastar (That Is What You Are) /
         Pras Michel (feat. Ol' Dirty Bastard & introducing Mya)
17 (22) Friend Of Mine / Kelly Price
18 (14) Truly Madly Deeply / Savage Garden 
19 (17) Sex And Candy / Marcy Playground
20 (24) Nobody Does It Better / Nate Dogg (feat. Warren G)


 ブランディ&モニカ8週連続の1位。先週ブランディが来日しプロモーショ
ン活動を行った甲斐があったか、現在日本のFM局におけるこの曲のエアプレ
イは絶好調。しかしアメリカでは3位のアッシャー、4位のパフ・ダディとい
よいよ追い落としの体勢が整ってもはや風前の灯火状態。来週あたり1位の入
れ替わりがあるのか?それとも先週リリースされたモニカのアルバム「The 
Boy Is Mine」のセールスに後押しされてもう何週かこの座に居座り続けるのか?


 今週TOP20内に新顔として登場したのは3曲。まず初登場で13位に飛
び込んできたのはイギリスの4人組ガールグループ、オール・セインツ。デ
ビュー曲「I Know Where It's At」をアメリカでも何とかTOP40入りさせ
た彼女たちですが、その後の熱心なプロモーションが功を奏したのか2枚目の
この曲では前作を遥かに上回る好ポジションでのデビューとなりました。なお
イギリスでこの曲はナンバー1を獲得したばかりでなく、ブリット・アワード
で昨年のベストシングルに選ばれる等非常に高く評価されているバラードです。
ポスト・スパイス・ガールズの急先鋒、というより、早くも独自の地位を築き
つつある彼女たちの今後のチャートアクションに注目しましょう。もしかした
らこれが台風の目になるかも?


 残りの2曲は先週既にご紹介済み。17位のケリー・プライスはマライア・
キャリーやアイズリー・ブラザーズなどのバックシンガー(ということは先日
のアイズリーズの来日公演でアンジェラ・ウィンブッシュと一緒に歌っていた
女性が彼女だったんですかね?)を務めるなどキャリア豊富なR&B系新人女
性シンガー。彼女が所属するT-ネック・レーベルで、オーナーのアイズリー
ズ以外のアーティストがTOP20ヒットを放つのはこれが初めてのことでは
ないでしょうか。なかなか濃厚な本格派R&Bです。


 先週初登場24位から今週20位に上がってきたのはネイト・ドッグとウォー
レンGの「Nobody Does It Better」。言っておきますがカーリー・サイモン
('77年2位)のカバーではありません。この2人はプロデビュー以前、スヌ
ープ・ドギー・ドッグ(彼はネイト・ドッグの従兄弟です)とラップグループ
“213”を結成していたことがあり、昨年はこのグループ復活の噂もあった
のですが、現在スヌープはマスターPがオーナーのノー・リミットからアル
バムを発表間近、ウォーレンGは俳優としての映画出演に加えて自らのフィル
ム・プロダクションを設立、ネイト・ドッグもこのシングルから新レーベル
“ドッグ・ファウンデイション”を立ち上げるなどそれぞれ非常に多忙なので
実現はまだまだ先のことになりそうです。


 続いてTOP20圏外の初登場曲のご紹介。先週の41位から33位に上昇し、
月から再びTOP40への帰還を果たした(?)のは、サベージ・ガーデンの
「To The Moon And Back」。この曲が昨年ヒットしたときの最高位は37位
だったので、早くもその記録を更新しました。なおこの曲は今週18位の「
Truly Madly Deeply」とは異なり、ドラマチックでベタな(失礼)歌謡曲っぽ
いサウンド。彼らの地元オーストラリアでは96年に年間1位の大ヒットを記録
したそうです。


 あともう一曲、38位には今やバッド・ボーイの看板アーティスト、メイスの
「Lookin' At Me」が初登場。聞くところによると彼はこの曲にもフィーチャー
されている師匠パフ・ダディと袂を分かち、ジャーメイン・デュプリのソー・
ソー・デフ・レーベル傘下に「ハーレム・ワールド」というレーベルを立ち上
げるとか。元々デュプリに渡そうと思っていたデモテープがパフィの手許に渡
り、それがバッド・ボーイからのデビューのきっかけとなったという経緯を持
つ彼なのでこの動きには納得がいきますが、それにしてもメイス、アルバム一
枚の成功だけで師匠をしくじるようなマネしていいのか?まだ10代の彼の行
く末が気遣われます。あ、でも大丈夫か。パフィとデュプリは仲がいいみたい
だから。


(以上、担当は八亀 yakame@meantime-jp.com)


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


■ Billboard ポップアルバムチャート速報(98/7/25付)


 1 ( 1) Armageddon / Aerosmith
 2 ( 4) City Of Angels / Soundtrack ▲2
 3 ( -) Stunt / Barenaked Ladies
 4 ( 5) Never Say Never / Brandy ▲
 5 ( -) Am I My Brothers Keeper / Kane & Abel
 6 ( 6) Hope Floats / Soundtrack ▲
 7 ( 7) MP Da Last Don / Master P ▲4
 8 ( 8) Big Willie Style / Will Smith ▲2
 9 ( 3) Embraya / Maxwell
10 (10) Dr.Dolittle / Soundtrack


  やはり今週は大穴が来ましたねえ。
何と言っても3位初登場のベアネイキッド・レイディーズ。昨年「Brian 
Wilson」という曲を小ヒットさせてビーチ・ボーイズ・ファンの注目を集め
た(?)カナダのロック・バンドです。91年頃から活動を始めて、96年の前
作「Rock Spectacle」は発売から1年以上かかってやっと100位以内に入っ
て、今のところ最高位は86位(今回の大ヒットによってつられて再浮上し、
最高位は更新するでしょう)といった感じで、まだまだ人気の面では駆け出
しのバンド。実は我々は日本にいるから知らないだけで、アメリカではこの
バンド、盛り上がってるんじゃないか?と思いがちですが、アメリカでも
「こんな無名バンドがいきなりこんなに売れるとは!?」と驚きで迎えられ
ています。既にシングル「One Week」が、この夏最大のロック・ヒットにな
ると目されているようなので、要注目ですね。
なお、このバンド、地元のカナダではもう5年ぐらい前からかなり人気が
あるようです。


  続いては、やっぱり来ました、ケイン&アベル。先週もお伝えしたように
マスターP軍団の新鋭です。P御大も7位に粘っていて、しかも今週いきなり
4×ミリオンセラーのマークをつけてしまいました。これは2枚組なので、
実際は200万セットの売上げということになりますが、迫力ありますねえ、▲4。
同じヒップホップ勢で、先週2位に飛び込んできたデフ・スクワッドは今週
12位まで一気にダウン。ただ、むしろこういう「上位に飛び込んで急激に
落ちる」という動きのほうが従来のラップらしい動きであって、P御大や
18位に残ってるDMX、19位に粘るビッグ・パニシャーなんていうほうが
例外的なんですけどね。


  さて順番が逆になりましたが、1位は意外な強さで「Armageddon」サント
ラがキープ。先週よりぐっと売り上げを伸ばして、2位以下を寄せ付けませ
んでした。エアロスミスってやっぱり今でも凄い人気なんですねえ。この前
のアルバム「Nine Lives」が辛うじてNo.1になりながらも意外と売れなかっ
たので、そろそろ飽きられてきたのかと思ってましたが。
セールスは、1位「Armageddon」が23.6万枚、2位「City Of Angels」が
14.4万枚、3位ベアネイキッド・レイディーズが僅差の14.1万枚、5位
初登場のケイン&アベルが11万枚。


全体的にはあまり動きのない週で、以下、20位ぐらいまで「かつてトップ
10に居座っていたベストセラー」がずらりと並ぶ形になりました。唯一上昇
中なのが17位のチェリー・ポッピン・ダディーズ。以前お伝えしたように
ロックではなくスウィングを専門とするジャズ・バンドである彼ら、もう一
息頑張って欲しいところ。
以下、初登場組にも上昇組にも、とくに目を引く動きはありません。しばら
くこのままチャートも少し落ち着くのかな...と言うと、実はそんなことは
なくて、来週は大物のリリースがどーんと控えています。またまた上位は
荒れるでしょう。


個人的にいちばん注目しているのは、「モニカがブランディに勝てるか」。
ブランディは最高位2位を記録し、発売から1ヶ月以上が経過した今週も
4位に粘っています。シングルチャートではこの2人によるデュエットが
8週目のナンバー1となっており、絶好のタイミングでのリリースとなる
わけですが、以前からライバル関係にあり、仲が悪いと噂されるこの2人
のチャート上での闘いは、どちらに軍配が上がるでしょう。


既にイギリスでは1位獲得済のビースティ・ボーイズが来週のNo.1候補本
命でしょうかね。しかし、ア・トライヴ・コールド・クエストの新作、
カウンティング・クロウズのライヴ盤、更にはモニカという強敵がぞろぞ
ろいるので、決して安泰ではないでしょう。なおトライヴは延期になる可
能性があり、そうなるとビースティ優位かな。


他には、日本では相変わらずながらアメリカではちょっと落ち目のエイス・
オブ・ベース、逆にアメリカで人気急上昇中のアイドル、ファイヴ、NY
ハードコア・ラップ・シーンで人気の高いノリエガ、昨年「How Do I Live
」をヒットさせたリアン・ライムスじゃない方のカントリー・シンガー(
こんな説明は失礼か?)トリーシャ・イヤウッドも強いでしょう。
またトップ10に5枚ぐらい初登場で飛び込んでくるような、にぎやかな週
になりそうです。
では今週はこの辺で。


(以上、担当は真貝 kaz@meantime-jp.com)


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■今週のUKチャート


 1 (-)   FREAK ME / ANOTHER LEVEL
 2 (2)   GHETTO SUPASTAR (THAT IS WHAT YOU ARE)
         PRAS MICHEL featuring OL' DIRTY BASTARD & introducing MYA
 3 (1)   BECAUSE WE WANT TO / BILLIE
 4 (3)   C'EST LA VIE / B*WITCHED
 5 (-)   IMMORTALITY / CELINE DION with BEE GEES 
 6 (6)   SAVE TONIGHT / EAGLE-EYE CHERRY
 7 (-)   BE CAREFUL / SPARKLE featuring R.KELLY 
 8 (9)   THE BOY IS MINE / BRANDY & MONICA
 9 (-)   I THINK I'M PARANOID / GARBAGE
10 (8)   LOOKING FOR LOVE / KAREN RAMIREZ


しばらく1位を続けるだろうと思われたビリーが今週早くも3位に後退。先週
はパーティーに出席してシャンペンを飲んでるところを写真に撮られ、「未成
年なのに」とタブロイド紙から攻撃されてしまったりと早くも有名税を払わさ
れているようですが。ちなみにこのビリー嬢、15歳でのナンバー1はイギリ
スのチャート史上4番目に若い記録。ちなみに1位はリトル・ジミー・オズ
モンドが72年に「LONG HAIRED LOVE FROM LIVERPOOL」を1位にした時の9
歳、という記録です。
彼女が今後どのくらいの人気を得るのか次のシングルが勝負になるでしょう。


今週代って1位に初登場したのはエセックス出身の男性アイドル・グループ、
アナザー・レヴェル。2月に6位を記録した「BE ALONE NO MORE」に続く2曲
目のヒットで初のナンバー1。このグループはアイドルといっても、かなり
R&B色が濃く、最初のヒットではJAY-Zをフィーチャーしていましたが、今回
はキース・スウェットが書いたナンバーで5年前にシルクが全米ナンバー1に
した曲のカヴァー。この曲の歌詞はかなりきわどいので、ラジオやテレビでは
クリーン・ヴァージョンを作って流しているとのこと。また彼等はジャネット・
ジャクソンのイギリス・ツアーの前座として起用され、それがかなりのファン
の獲得につながったようです。


2位には意外なしぶとさをみせるプレイスが順位をキープ。この曲の元ネタに
なっているケニー・ロジャースとドリー・パートンの「ISLAND IN THE STREAM」
の最高位は7位ですから、それを上回る大ヒットになっています。


5位に登場したのは「MY HEART WILL GO ON」のナンバー1に続くセリーヌ・
ディオンの新曲。この曲はビージースが書いた曲で、クレジット通りバック・
ヴォーカルとして参加しています。ビージースが他人に書いた曲といえばダ
イアナ・ロスの「CHAIN REACTION」のナンバー1ヒットが記憶に新しいところ
ですが(それでも12年前か)、このようにwith BEE GEESとして他のアー
ティストと一緒にクレジットされるのは彼等の長いキャリアでも初めてのこ
とです。


7位に登場したのは新人女性シンガー、スパークル。すでにアメリカのアル
バム・チャートとエアプレイではヒットを記録している彼女ですが、レコー
ド会社側の方針でインタヴューは一切受けず、バイオも公表されていない、
という謎の人物。ただし、クレジット通り、Rケリーの全面バックアップに
よってデビュー曲がトップ10ヒットになりました。


9位に入ってきたのはナンバー1アルバム「VERSION 2.0」からのセカンド・
シングル。これでガービッジは4曲連続でのトップ10入。この曲ではサビ
で「Bend Me,Break Me」というフレーズを繰り返す(もともとこれがタイトル
になる予定だった)のが、AMERICAN BREED(イギリスではAMEN CORNER)の
「BEND MESHAPE ME」を想いおこさせ、ポップス・ファンをにやり、とさせて
くれます。


トップ10圏外では12位に入ってきたドン・ヘンリーの「THE BOYS OF 
SUMMER」が目を引きます。85年にヒットした(アメリカ5位、イギリスは
今回と同じく12位)曲の再発ですが、映画に使われたりとかCMで流れた
りとかいったようなタイアップというわけではなく、もちろんダンスリミッ
クスというわけでもなく、突然のこのヒットは謎です。ドン・ヘンリーはソ
ロとしてトップ40入したのは13年前のこの曲だけ、その後はパティ・ス
マイスとの「SOMETIMES LOVEJUST AIN'T ENOUGH」のヒットがあるだけです
から彼自身の人気というわけではもちろんないし。昔この曲を聴いた世代の
人達が夏も近いということで懐かしんで聴いているんでしょうか。


15位には2パックとノトリアスBIGの「RUNNIN'」が登場。曲自体は95
年のまだラップ東西戦争が始まる前に録音された曲ですが、なぜ今ごろシン
グルカットされたのか、というのは不明。しかしすでにこの世にいない2人
によるデュエットのヒットというのもたぶん史上初でしょう。


今週はニューエントリーが9曲と比較的動きの少なかったUKチャート。果
たして来週はどんな動きを見せるのか。それではまた。



(以上、担当は野坂)


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┃                 全米ヒットチャート***FLASHBACK!!                 ┃
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全米ヒットチャート***FLASHBACK!!


いよいよ夏休み本番突入とともに梅雨も明けそうな勢い。私は一足お先に逗子
の海で人気のない海岸を満喫してきました。さて今週の80年代プレ企画は
1985年に
FLASHBACK!!


1985年7月27日付シングルチャートトップ10


順位 前週 週数 
* 1 ( 3) (12) Everytime You Go Away●
          (エヴリタイム・ユー・ゴー・アウェイ)- Paul Young
* 2 ( 9) ( 7) Shout●(シャウト)- Tears For Fears
* 3 ( 4) (12) You Give Good Love●(そよ風の贈りもの)- Whitney Houston
  4 ( 1) (11) A View To A Kill(007/美しき獲物たち)- Duran Duran
* 5 ( 7) ( 8)   If You Love Somebody Set Them Free
          (セット・ゼム・フリー)- Sting
* 6 ( 8) ( 9)   Glory Days(グローリイ・デイズ)- Bruce Springsteen
  7 ( 2) (11) Raspberry Beret(ラズベリー・ベレー)
           - Prince & The Revolution
* 8 (12) (10) Sentimental Street(センチメンタル・ストリート)
          - Night Ranger
* 9 (13) ( 8) Never Surrender(ネバー・サレンダー)- Corey Hart
*10 (14) ( 8) Get It On (Bang A Gong)(ゲット・イット・オン)
- The Power Station


 1980年代プレ企画、早くも第6弾。おかげさまでご好評を頂いてますが、今回
は1985年のチャートを振り返ります。今洋楽を一生懸命聴いてる人の多くはこ
のあたりから聴き始めた、という人多いのでは?MTV日本放映スタートから2年
たち、世間的な認知度も高まってきたこの頃、ヒット曲らしいヒット曲も多かっ
た頃です。そんな週の1位だったのは、何とも地味なUK出身のブルー・アイド・
ソウル・シンガー、ポール・ヤング。彼がUKで一躍スターダムに躍り出たのは、
これまた渋い故マーヴィン・ゲイのカバー『Wherever I Lay My Hat (That's My 
Home)』のナンバーワンでしたが、この曲は彼にとって初の全米ナンバーワンヒッ
ト。これまた選曲が渋く、ダリル・ホール&ジョン・オーツの大ヒットアルバム
「Voices」収録の曲をカバーしたという、いわば「ブルー・アイド・ソウル・アー
ティストによるブルー・アイド・ソウル・アーティストのカバー」ということで
話題を呼びました。曲は派手さはないがドラマチックな展開による美しいソウル・
バラード。この週1週だけの1位ながら年間11位に食い込んでいます。


続いて9位から2位に激しく上昇していたのはこの年一気に全米でブレイクした
イギリスの2人組、ティアーズ・フォー・フィアーズの『シャウト』。荘厳な曲
調とエモーショナルなボーカルが印象的なこの曲、日本でも車のCMに使われたり
して大ヒットしました。アルバム「Songs From The Big Chair」もアルバムチャー
ト1位に輝く大ヒット。この曲はこの次の週、ポール・ヤングを楽々蹴落とし
て1位に3週ステイ、年間チャートは21位でした。3位は、UK勢のトップ5独
占を一人で阻止している当時ニューフェイスで今や大御所のホイットニー。この
曲は80年代前半のR&Bサウンド・メーカーとしてメリッサ・モーガンなどを手
がけたカシーフのプロデュースによる美しいスロー・ミディアムのバラード。


 前の週1位から4位にランクダウンしていたのはデュラン・デュランによる映
画007シリーズの主題歌。映画ではあのグレース・ジョーンズが悪役として怪演
していたのが印象的でした。プロデュースにシックのバーナード・エドワーズが
参加していたこの曲、2週間1位で年間はトホホの35位でした。5位は7位から
上昇、ポリスの看板、スティングがソロとして初めてリリースしたアルバム「The 
Dream Of The Blue Turtles」からの第1弾シングル、『セット・ゼム・フリー』。
バックにブランフォード・マルサリスなどジャズ・ミュージシャンを起用したサ
ウンドが当時話題を呼びましたね。合成映像をうまく使ったビデオクリップも斬
新でした。最高位は3位で、年間チャート55位でした。6位はいろんな意味でブ
ルースの80年代を象徴する大ヒットアルバム「Born In The U.S.A.」からの5
曲目のシングルカット。このアルバム、そういえば7枚のトップ10シングルを
生み出したことであのマイケル・ジャクソンの「スリラー」と並んでる訳ですか
ら名実ともにチャート上では80年代を代表するアルバムと言えそうです。アー
ティストとしての一般的な解釈が本人の意図とは全く別の方向で行われたという
本人にとっては不幸な結果を呼びましたが。この曲もミディアムテンポながら力
強く叩き付けるようなロック・アンセムで最高位5位まで昇りました。年間は67
位。


 7位は前の週の最高位2位から7位にダウン、プリンスの過小評価されているけ
ど実は傑作アルバム「Around The World In A Day」からの第1弾シングル。幻想
的でアニメ・グラフィックス的な手法で作り出される60年代レトロと80年代が
融合したようなサイケデリックな画面のビデオ・クリップがなかなか衝撃的でし

た。曲調も前作の「パープル・レイン」の攻撃的ファンク・サウンドとは一転して、
ファンタジックなねちこいファンクが快感で、ファンの間ではプリンスの「サー
ジェント・ペッパーズ」との評価が高いのも頷けます。年間チャートでは51位。


続いて8位はいやあ、80年代ですねえ。という感じのとても分かりやすいハード・
ポップ・ロック・バンド、ナイト・レンジャーの2曲目のトップ10ヒット。当
時のポップ指向のギター少年たちの間ではボンジョヴィと人気を二分していた彼ら、
今年になって何と再結成して日本公演までやってしまった...やはり世は80年代
レトロなんでしょうか。この曲は快感の予定調和ロック・バラードでのちにギタ
リストのジャック・ブレイズが参加するダム・ヤンキースのサウンドにも通じる
なかなかの佳曲ではあります。この週の8位が最高で年間では99位に入ってまし
た。9位はこれも80年代っぽいポップスターの一人、カナダのコリー・ハート。
何となく小ブライアン・アダムスという感じで日本でもそこそこ人気ありました。
この曲は3位まで昇る彼の最大のヒットで年間でも44位。しかし「俺は決して
負けないぞ」なんて拳を固めて叫ぶ、といったこの曲調、90年代ではあんまり
受けないでしょうなあ。最後10位は1曲目の『サム・ライク・イット・ホット』
に続き目出たくトップ10入りした、ロバート・パーマーやシック、デュラン・
デュランのメンバーを中心にした趣味趣味のワンタイムプロジェクト、パワー・
ステイションの2曲目のヒット。1972年のあのTレックスのカバーということ
で話題を呼びました。最高位は9位。


 ところで以前このコーナーで同名異曲のナンバーワンヒットのお話をした際、
「同名異曲のナンバーワンヒットは全部で13組。来週紹介します!」と宣言
しておいて見事にブッチしてしまってました。すいません...ということで大
変遅ればせながらご紹介します。なお、「同名」の判定に当たっては、カッコ
内副題や綴りの違いなんかは無視してますので念のため。


1. "Venus" by Frankie Avalon (1959年)/ "Venus" by Shocking Blue (1970年)
2. "My Love" by Petula Clark (1966年) / "My Love" by Paul McCartney & Wings
   (1973年)
3. "I'm Sorry" by Brenda Lee (1960年) / "I'm Sorry" by John Denver (1975年)
4. "Best Of My Love" by Eagles (1975年) / "Best Of My Love" by Emotions
(1977年)
5. "9 To 5" by Dolly Parton (1981年) / "Morning Train (Nine To Five)*" by 
Sheena Easton (1981年)
6. "(They Long To Be) Close To You" by Carpenters (1970年) / "Close To You"
by Maxi Priest (1990年)
7. "One More Try" by George Michael (1988年) / "One More Try" by Timmy-T
(1991年)
8. "Good Vibrations" by The Beach Boys (1966年) / "Good Vibrations" by
Marky Mark & The Funky Bunch Featuring Loleatta Holloway (1991年)
9. "Jump" by Van Halen (1984年) / "Jump" by Kris Kross (1992年)
10."All 4 Love" by Color Me Badd (1992年) / "All For Love" by Bryan Adams/
Rod Stewart/Sting (1994年)
11."The Power Of Love" by Huey Lewis & The News (1985年) / "The Power Of 
Love" by Celine Dion (1994年)
12."Stay" by Maurice Williams & The Zodiacs (1960年) / "Stay (I Missed
You)" by Lisa Loeb & Nine Stories (1994年)
13."Honey" by Bobby Goldsboro (1968年) / "Honey" by Mariah Carey (1997年)


「何だ上の5.はおかしいじゃないか」とお思いのあなた、シーナ・イーストン
の曲はオリジナルタイトルは『9 To 5』で、当時ドリーパートンの曲がヒット
中だったのでタイトルを変えさせられる羽目になった、という事情を勘案して
下さい(オリジナルタイトルがカッコ内に残っているのでまあ、よしというこ
とで)。ちなみに本国UKでは『9 To 5』のタイトルでヒットしてます。昔のT
レックスが、チェイスの『Get It On(邦題:黒い炎)』のためにタイトルを
『Bang A Gong』に変えさせられたのと同じようなものですな。ちょっと長く
なってしまいましたが、また来週。
(担当:阿多)


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