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Music Magazine 【 meantime 】 Mail Magazine Edition
[Vol.30] 1998/6/2 1,441部発行
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meantimeのウェブサイトがリニューアルオープンして早くも半月近く。おか
げさまで順調にアクセスも増えています。
コンテンツについて毎週少しづつご紹介していくこのコーナー、今回は先週の
続きで、「読み物」としてはメインのコーナーである「backnumber article」
を引き続きご紹介しましょう。
このコーナーは、ミニコミ版「meantime」の過去の号の記事をウェブサイト
に載せたもの。前回は「90 Best Album of the 90s」をご紹介しました。今回
はmeantime7号〜8号に掲載された「Da Rap Scene」をこ紹介しましょう。
日本のロック/ポップスファンには、ラップに対して苦手意識をもっている人
が非常に多いと思います。しかしそれは単に音が好みに合わないというだけで
はなく、単に知る機会がないとか、本当にいいものを聴く機会がないから、と
いう原因もあると思います。そういう観点から、ヒップホップ界の「大物」を
中心に、彼らの生い立ちから主要な作品紹介までを体系的にまとめた大作です。
紹介しているのはドクター・ドレ、アイス・キューブ、ア・トライブ・コール
ド・クエスト、デ・ラ・ソウル、ウータン・クラン、パフ・ダディといった
メジャーどころばかり。
インターネット上にはラップに関する情報源も膨大にありますが、もともと
ラップが好きで、既にかなりの知識をもっていることが前提に書かれているも
のが大半です。初心者にもとっつき易いようにじっくりと書き上げたこの記事
を、ぜひ一度ご覧ください。
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または トップページを下のほうまでスクロールして、
「Da Rap Scene」をクリック
来週も引き続き「backnumber article」コーナーをご紹介していきます。
meantimeは今後も世界最強の洋楽サイト目指してがんがん拡張していきます。
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☆meantime(の一部メンバーが)プッシュする唯一のアイドルグループ(?)、
スパイス・ガールズから、そのリーダー格であったジンジャー・スパイスこと
ジェリが脱退しました。このところジェリは一人だけコンサートでも姿を現さ
なかったり、テレビにも出てこなかったりして、脱退が噂されていました。
グループ自体は今後も4人組として活動を続け、この夏の大規模な北米ツアーも
行う予定のようですが、やっぱりあの超個性派集団からリーダー格が抜けてしま
うというのは痛手でしょう。ジェリは声明文の最後に「P.S. I'll be back」と
いうコメントを残していることから、ソロになることを匂わせているのかもしれ
ません。残る4人はジェリをサポートしていくと表明していることからも、とり
あえず「喧嘩別れ」ではないようですね。
このニュースは世界中で大ニュースとして扱われ、イギリスではもちろんニュー
ヨークでもタブロイド紙が一面で扱ったほか、ニューヨーク・タイムズでさえ、
一面に見出しを掲載した(本文は別の面)そうです。
(以上、真貝)
☆パルプはニュー・シングル、「A LITTLE SOUL」のカップリングとして労働党
政権とトニー・ブレアー首相を批判した新曲、「COCAINE SOCIALISM」という曲
をリリースする。これは昨年の総選挙の際、休暇中のジャーヴィス・コッカーが
労働党選挙キャンペーンの応援を依頼されたのを断わった、という出来事をもと
にして書かれたもので、歌詞の中では、「私は君達のアルバムは全部好きさ/娘
のためにサインしてくれるかな」、「君は社会主義者なんだろう/普通の人達
(Common People)について歌ってるんだからさ/だから仲間を集めてくれない
か/つまり僕のために投票してくれないかってことなんだ」と皮肉たっぷりに描
写されている。ジャーヴィスはこの件に関してインタヴューで「僕はずっと労働
党に投票してきた。でも僕は自分の地位をそういう風に使う準備はできていな
い。これは正しいことじゃないし、同様にトニー・ブレアーがブリット・アワー
ドの授賞式に出たりすることも正しいことじゃないんだ。それってまるで『どう
だい若者たち、俺ってヒップだろう』って言ってるようなクサいものを感じるん
だよね。」と語っている。労働党側は「彼等の言っていることの半分も理解でき
ない。まぁ、労働党を支持するもしないも個人の自由だし、彼には彼の意見を言
う権利があるのだから。」とコメント。
☆プロディジーは8月にライヴ・ヴィデオをリリースする予定。これには昨年1
2月のブリクストン・アカデミーのコンサートを収録するほか、「FIRESTARTER
」と「BREATHE」のヴィデオクリップも収められるが、「FIRESTARTER」について
は収録することによって年齢制限を受けないかどうか弁護士が調査中とか。また
今年後半には何枚か続けてEPをリリースする計画もあるらしい。リアム・ハウレ
ットによると「またスタジオで実験してみたい。『アルバムを作らなきゃ』って
考えこむんじゃなくって、ただなんかクレージーなことをやりたい、なんの目標
もなく違ったことを試してみたいんだよ。「FIRESTARTER」だってそうして出来
たんだしね。」とのこと。またゲイリー・ニューマンとの共演の噂については
「全くのでたらめ」と否定した。
☆クリエイション・レーベルは新たに元ロネッツのロニー・スペクターと契約を
交した。彼女は元ラモーンズのジョーイ・ラモーンのプロデュースにより4曲入
のEPを録音済。タイトル曲「BYE BYE BABY」ではジョーイとデュエットする他、
ジョニー・サンダースの「YOU CAN'T PUT YOUR ARMS AROUND A MEMORY」、ラモ
ーンズの「SHE TALKS TO RAINBOWS」、そしてブライアン・ウィルソンが彼女の
ために書いたものの夫(フィル・スペクター)の反対でレコーディングされなか
ったという「DON'T WORRY BABY」のカヴァーが収録される。発売は今年後半。
☆アンダーワールドは待望の新作からの新曲「KING OF SNAKE」をロンドンのク
ラブで披露した。スポークスマンによると「この曲はニュー・シングルになる予
定だが、彼等はまだ頭を悩ませているところなんだ。それで実際の客の反応が見
たくてかけてみたんだ」との事。でもそこでのサウンドが気に入らなくて現在作
り直しているらしい。なんでもこの曲はカール・ハイドが東京での体験にインス
パイアされて書いた曲だとか。アルバムはタイトルが「TONIGHT,MATTHEW,I AM
GOING TO BE UNDERWORLD」となる予定で、すでに20曲を完成、今年中にはリリ
ースされる。
☆失業率がアップする中、他人事ではないバンドの契約解除情報をいくつか。新
作がリリースされる直前だった60FTドールズはインドレントとの契約を破棄、親
会社であるBMGとの「音楽的な相違」によるもので、現在他のレーベルを物色
中。またクリエイションからは18ホィーラーとニック・ヘイワードが離れること
に。ニックは昨年契約し、今年春にアルバムを発表したばかりだが、「我々はや
れることはやったし、彼とはいまでも友人だ。でも商業的なレベルでいえば我々
は全ての手をつくしたと思う」とスポークスマン。凄くいいアルバムなのに。
☆マッシヴ・アタックは前作に引き続き「MEZZANINE」のマッド・プロフェッサ
ーによるリミックス盤をリリース予定。フル・アルバムになるかシングルに収め
られるかは未定。
またイールズの新作「ELECTROSHOCK BLUES」は9月にリリース。今回もプロデュ
ーサーはダスト・ブラザースのマイク・シンプソン。前作よりも「パーソナル」
な内容とのこと。
(以上、野坂)
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
■ Billboard ポップシングルチャート速報(98/6/6付)
01 (23) The Boy Is Mine / Brandy & Monica (1)
02 (01) Too Close / Next
03 (03) You're Still The One / Shania Twain
04 (02) My All / Mariah Carey
05 (04) I Get Lonely / Janet (feat. BLACKstreet)
06 (05) Everybody [Backstreet's Back] / Backstreet Boys
07 (07) The Arms Of The One Who Loves You / Xscape
08 (09) All My Life / K-Ci & Jojo
09 (08) Truly Madly Deeply / Savage Garden
10 (06) It's All About Me / Mya & Sisqo
11 (11) Sex And Candy / Marcy Playground
12 (10) Body Bumpin' Yippie-Yi-Yo / Public Announcement
13 (12) Let's Ride / Montell Jordan feat. Master P & Silkk The Shocker
14 (28) Adia / Sarah McLachlan
15 (13) I Want You Back / 'N Sync
16 (15) Frozen / Madonna
17 (14) Turn It Up [Remix]/Fire It Up / Busta Rhymes
18 (17) Gettin' Jiggy Wit It / Will Smith
19 (21) No, No, No / Destiny's Child
20 (20) I Got The Hook Up! / Master P feat. Sons Of Funk
先週23位に初登場したアイドル共演盤「The Boy Is Mine」が今週22ランク
というスカイロケット級のジャンプアップで1位を獲得。いやぁ強い。彼女
たち二人ともこれまでの最高位は2位止まりだったので、今回のナンバー1
獲得を非常に喜んでいることでしょう。それにしても。ブランディとモニカ
の組み合わせと言えば、非常に簡単に言ってしまえば安室とELTの持田
香織ちゃんがデュエットするようなものなのでその強さは前からわかっては
いましたが、まさかここまでとは・・。因みに22ランク上昇で1位獲得は、
1964年にビートルズが「Can't Buy Me Love」で記録した26ランク(27位→1位)
に次ぐ歴代2位の大記録です。
あちらでは不仲説が囁かれる(年齢が近く、二人とも人気者なのでこのよ
うな噂が立つのは仕方がないでしょう)二人が、それを逆手に取ったように
一人の男の子を取り合うというアイディア賞もののこの歌のプロデュース
は、昨年あたりから頻繁にその名を耳にするようになったロドニー・ジャー
キンス。彼も10代(!)なのでまさにR&B新世代を象徴するナンバー1
ヒットと言えますね。
ここ数週間、ネクスト、マライア、再びネクスト、そしてブランディ&
モニカとトップが目まぐるしく入れ替わる中、毎週赤丸を付けながら次々と
強力なシングルに追い越されていってしまうシャナイア・トゥエイン(今週
も3位赤丸付き)の“耐える女”ぶりもだんだん板についてきました。彼女
がはれてトップに立つ日はくるのか?
今週TOP20内にニューエントリーしてきたのは、先週28位初登場だったサ
ラ・マクラクランの「Adia(14位)」ここ数年各アーティストがアルバムの
売り上げを伸ばすためにシングルの出し惜しみをする傾向が非常に強い中、
アルバムから3枚目のシングルカットは偉い。しかも前2曲と全く遜色の
ない売れ方(アルバムの中でも特に出来のいい曲だと評判です)をしている
わけですから、他のアーティストも彼女を見習ってどんどんシングルカット
して貰いたいものです。
最後にTOP20圏外の上昇曲のご紹介。先週の43位から38位に上昇して初の
TOP40入りを果たしたのは、デフ・ジャムレーベルのR&B系ボーカルグループ、
プレイヤ。「Cheers 2 U」のプロデュースはティンバランドが務めており、
彼特有の変則ビートがその筋の好事家には堪らないミディアム曲になってい
ます。
ついでに余談ですが。映画「タイタニック」効果で「My Heart Will Go On
(今週36位)」がラジオでかかりまくったセリーヌ・ディオン、この曲に続
いて現在ラジオで頻繁に流されているのがなんと数年前に日本で大ヒット
した「To Love You More(今週エアプレイ46位)」。ということで共演した
クライズラー&カンパニーは日本人アーティストとして久々のアメリカの
ヒットチャート進出か?と思われたのですが、残念ながらアメリカでは彼ら
のクレジットはなし。録り直したのかな?できれば「ウィズ・クライズラー
〜」名義でシングルカットして貰いたいものですね。
(以上、担当は八亀 yakame@meantime-jp.com)
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
■ Billboardポップアルバムチャート速報(98/6/6付)
01 (−) It's Dark And Hell Is Hot / DMX
02 (02) City Of Angels / Soundtrack
03 (−) Sparkle / Sparkle
04 (−) Godzilla - The Album / Soundtrack
05 (−) Lost / Eightball
06 (01) The Limited Series / Garth Brooks
07 (04) Before These Crowded Streets / Dave Matthews Band
08 (−) Ophelia / Natalie Merchant
09 (07) Songs From Ally McBeal (TV Soundtrack) / Vonda Shepard
10 (03) Sittin' On Top Of The World / LeAnn Rimes
(今週は100万枚のセールスを表す▲マークをつけなかったのではなく、
該当するアルバムがないのです)
いやいや今週は激しいっすねえ。トップ10のうち5枚が初登場。同じこと
が先々週もありましたから、単純に考えてこの3週間でトップ10が総入れ替
えしてしまったことになりますね。
しかも、先週は「トップ10にブラック系が1枚もない!」と書いたた、今週
は3枚も上位に飛び込んできたり。2位の「City Of Angels」以外は、すべ
て発売から1ヶ月以内の「若い」アルバムばかりが並んでます(「City〜」
だって2ヶ月も経ってない)。
ではまず初登場1位から。ここ数年、新人のデビューアルバムがいきなり初
登場1位というのは、それほど珍しいことではなくなりましたが、それでも
DMXの1位というのには多くの人が驚いたでしょう。シングルチャートで「
Get At Me Dog」が小ヒットしている彼はDEF JAMからデビューしたニュー
ヨークのラッパー。デビュー前から「大型新人」と騒がれ、各所にゲスト参
加してラップファンの間で知名度を高めてからの、満を持してのデビューと
いうことで、何週間か前に、いきなりデビューアルバムをヒットさせたビッ
グ・パニシャーと経緯は似てますね。なお、このDMXのアルバムのセールス
は25.1万枚。
続く3位初登場は、これはびっくりのスパークル。久々にR.ケリーがバック
アップして登場させたシンガーで、現在この2人のデュエット「Be Careful」
がR&B系のラジオでがんがんにかかってるようです(しかしシングルカットさ
れてないので、この曲目当てでみんなアルバムを買ってる)。
4位登場は、日本でもお馴染み「ゴジラ」のサントラ。日本ではジャミロク
アイの曲をプッシュしているようですが、アメリカではウォールフラワーズ
の曲がプッシュされてます。パフ・ダディ&ジミー・ペイジの曲もシングル
カットの予定があるようですね(セールスは14万枚)。
5位はこれまた驚きのエイトボール。売れるだろうとは思ってたけど、これ
ほど売れるとは(12.7万枚)。しかもこれ、3枚組なんですよ。価格はほぼ
2枚組並みですが。実際には2枚組+ボーナスディスクという感じで、その
ボーナスディスクのほうにはエイトボールの仲間たちによる曲ばかり(つま
りエイトボール自身の作品ではない)集めているという変わり種。同じレー
ベル所属の無名の新人のプロモーションという位置づけなんでしょう。
この人はエイトボール&MJGというコンビで5枚のアルバムを出している中堅
どころで、MJGとのコンビも、解散したわけではなく、とりあえずお互いにソ
ロを出してみたという感じのようです(MJGもゲスト参加しているし、MJGの
ソロも最近出たばかり)。
8位に登場したのがナタリー・マーチャント。10代の頃から10,000マニアッ
クスの看板シンガーとしてカレッジ系を中心に人気を誇った彼女ですが、
10,000マニアックスがやっと商業的に成功しはじめたところでグループを脱
退し、ソロに転向。ソロデビューアルバム「Tigerlily」は3曲のシングル
ヒットを生んで大ヒットとなりました。
先週1位のガース・ブルックスが6位まで転落したのをはじめ、リアン・ラ
イムスなどの強豪もあっさりと大幅ダウン。しかしその中で、数々の強力な
新作を押しのけて2位にとどまった「City Of Angels」のサントラの強さは
特筆すべきものがあります。超強力作に阻まれ続けているので1位の座には
届いていませんが、来週あたり、チャンスでしょう(再来週以降になると1
位確実の超強力作が出てきてしまう)。
タイタニックのサントラがとうとうトップ10から転落したのも感慨深いもの
があります(5位→12位)。
トップ10以下を見てみると、やっぱり来ましたねえ、13位にマスターP軍団の
ソウルジャ・スリム。これまでの軍団員に比べて知名度が低いとは言え、
ラップチャートでさえヒット曲がない奴のデビュー作がこの順位ですから、
まさに無敵の勢いです。
先週「引退したはずなのに新作が?」とご紹介したトゥー・ショートは、彼
自身の新作ではなく、彼が所有するレーベル所属のアーティストを寄せ集め
たコンピレーションでした。これが38位に初登場。
それ以下では、とくに目立つ作品はないですね。
発売から半年以上経ったグリーン・デイの「Nimrod」がここ数週間で急上昇
してますが(先週78位→60位)、これはテレビドラマで彼らの曲が使われた
効果だそうです。こういう「タイアップ効果」は、日本では当たり前になっ
てますが、アメリカでも増えてくるのかなあ。
ちょっとここで補足情報をいくつか。
5/16付で5位に登場していたビッグ・パニシャー。上でもちょっと触れまし
たが、彼もまったくの新人で、デビュー作がいきなりこの大ヒット。アルバ
ム発売前に2曲ほどヒップホップ系のラジオでウケた曲があるのですが、こ
れらでさえ公式にはシングルリリースされていない代物で、つまり、シング
ルさえリリースせずにいきなりアルバムでデビューしたということ。もちろ
んラジオ曲やヒップホップ系メディアを巻き込んだ十分なプロモーションを
行った上ですが。でもそういう「コアな」人向けのマーケティングをしてい
る割に作品自体は非常にコマーシャルな出来です。
さて来週ですが、目立った新作のリリースはなさそうです。スマッシング・
パンプキンズの新作が入ってくるかのように書いてあるリリース情報もある
のですが、たぶん再来週になるのではないかと思います。まあいずれにせよ
初登場1位は間違いないでしょう。かなり地味なアルバムではありますが。
その他ではジェフ・バックリーの遺作(2枚組)、シングルが大ヒットの
ロード・タリク&ピーター・ガンズあたりが辛うじて目立つところかな?
では今週はこの辺で。
(以上、担当は真貝 kaz@meantime-jp.com)
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■今週のUKチャート
1 (2) FEEL IT / THE TAMPERER featuring MAYA
2 (1) UNDER THE BRIDGE/LADY MARMALADE / ALL SAINTS
3 (5) STRANDED / LUTRICIA McNEAL
4 (8) DANCE THE NIGHT AWAY / THE MAVERICKS
5 (4) GONE TILL NOVEMBER / WYCLEF JEAN
6 (7) LAST THING ON MY MIND / STEPS
7 (3) TURN BACK TIME / AQUA
8(10) DREAMS / THE CORRS
9(11) HOW DO I LIVE / LEANN RIMES
10 (6) LIFE AIN' T EASY / CLEOPATRA
トップ10内に初登場が無い、という非常に珍しい結果になった今週のチャー
ト。激戦の中1位を奪ったのは先週の予想通りTHE TAMPERERでした。いったんは
5位まで下がったこの曲が6週目にしてナンバー・ワンというのは極めてまれな
チャート・アクションです。聴いたかぎりではどこがそんなに受けているのかい
ま一つピンとこない気はしますが。
また今週は10位まで落ちたメイヴリックスの再浮上や、6〜9位の間を上下し
続けるステップス、登場13週目にしてトップ10に帰ってきたリアン・ライム
スなど、まるで他の国のチャートを見ているかのような「異常」なUKチャートに
なってしまいました。
来週以降はワールドカップに向けてのサッカー関係のシングルが相次いでリリー
スされるはずなのでまた大荒れになりそうではありますが。
てな訳で今週の初登場一番人気は11位に入ってきたスマッシング・パンプキン
ズの「AVA ADORE」。話題の新作「ADORE」からの先行シングル。この曲に関して
はいつものスマパン節ですけど。
16位にはこちらも話題の新作が出たばかりのロッド・スチュワートの新曲
「OOH LA LA」が登場。これは彼が以前在籍したスモール・フェイセズの曲のカ
ヴァーですが、オリジナルでは故ロニー・レインがヴォーカルをとっていたの
で、ロッドが歌うのは初めて。このアルバムには以前ニュースコーナーでお伝え
した通り、オアシシやプライマル・スクリームのカヴァーも収録されています。
25位にはこちらも新作「ANGELS WITH DIRTY FACES 」が出たばかりのトリッキ
ーの新曲が登場。「MONEY GREEDY」と「BROKEN HOMES」のカップリングで後者に
はPJハーヴェイがゲストで参加。
29位にはなぜか今さらショーン・コルヴィンの「SUNNY CAME HOME」が、32
位にはセラピー?の新曲「LONELY,CRYIN' ONLY」が登場。
また38位にはしぶとくジーザス&メリー・チェインの新曲「I LOVE ROCK N'
ROLL」(カヴァーではありません)が登場。
40位内で初登場が11曲と今年に入って一番動きの少なかった今週のチャート
ですが、来週はどうなるか。今週は短めですが、このへんで。
(担当は野坂)
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┃ 全米ヒットチャート***FLASHBACK!! ┃
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いきなりナンバーワンにブランディとモニカの新曲がジャンプインしてしまっ
た今週のチャート。まだまだチャートもおもしろいことがありそうです。とい
うことで今週は5年前にFLASHBACK!!
1993年6月5日付シングルチャートトップ10
順位 前週 週数
1 ( 1) ( 6) That's The Way Love Goes▲(それが愛というものだから)
- Janet Jackson
2 ( 2) (16) Freak Me▲(フリーク・ミー)- Silk
* 3 ( 3) ( 9) Knockin' Da Boots▲(ノッキン・ダ・ブーツ)- H-Town
* 4 ( 4) ( 7) Weak▲(ウィーク・ポイント)- SWV
5 ( 5) (20) Love Is (From "Beverly Hills, 90210")(ラブ・イズ)
- Vanessa Williams/Brian McKnight
6 ( 7) (18) I'm So Into You●(アイム・ソー・イントゥ・ユー)- SWV
7 ( 6) (12) Looking Through Patient Eyes(ペイシェント・アイズ)
- P.M. Dawn
* 8 (14) (10) Show Me Love●(ショウ・ミー・ラブ)- Robin S.
* 9 (11) ( 7) Have I Told You Lately (From "Unplugged")●(ハブ・
アイ・トールド・ユー・レイトリー)- Rod Stewart
*10 (13) ( 6) Bad Boys (Theme From "Cops")●(バッド・ボーイズ)
- Inner Circle
さてこの週も、1990年代を象徴するように、トップ10中9位のロッド・スチュ
アートを除いては見事に真っ黒けのチャートです。とはいうものの、一般的に
敬遠されがちなラップ系統ばかりではなく、比較的歌ものが多いという、なか
なか味わいのある週とも言えます。しかし何と言っても上位4曲が見事プラチナ
ディスクということで、この頃もCD、売れてたんですなあ。そんな中1位4週目
をマークしていた(最終8週間1位)のが、ジャム&ルイスとのコンビで絶好調
のジャネット。アルバム「janet.」からの大ヒット曲で1位を独走中でした。
年間でも堂々4位。続いてはそのジャネットと年間でも5位と上下関係をキープ
していた、(当時)新人R&Bグループのシルクの曲が入っていました。この曲、
前回この年のチャートを紹介したときもまったく同じ2位にチャートインして
ましたね。
続いて3位はこれも濃厚めのR&Bサウンドが魅力的な新人グループ、H-Townのデ
ビュー曲。グループ名の由来は彼らの出身地、ヒューストンの頭文字であって、
決して彼らがエッチというわけではないよ。最近でも『They Like It Slow』の
中ヒットで健在振りを見せてくれていました。続いてはこの週4位と6位に2曲を
チャートインさせている、当時彗星のように人気をぐんぐんのばしていた、SWV。
今ではもう大御所の貫禄さえ見せているが、4位の『Weak』にしても6位の『I'm
So Into You』にしても、ポップでありながら微妙にイナタさを残したR&Bテイ
ストの曲に、彼女らのちょっと初々しさが残るが実力充分のコーラスワークが絡
んで、素晴らしい。間に挟まれているのは前回もご説明した『Love Is』なので
説明は省略。
7位に入っていたのは、ニュージャージー出身のラッパー兄弟、PMドーンの曲。
この曲、ジョージ・マイケルの『Father Figure』をサンプルしているというこ
とで、デビュー曲に次いでまたまた白人アーティストの曲でヒットを飛ばしてい
た。LL Cool Jの『Father』はだから2番煎じと言うこと。でも原曲がいいのでど
ちらも聴けるね。8位にはハウスの女王、ロビンS(今人気のロビンとは違う)
のクラブ・ヒット。このころこれとかクリスタル・ウォーターズとか結構ハウス
系がちょっとしたブームでした。9位はヴァン・モリソン大先生の曲をMTVのアン
プラグドでカバーしていたものをシングルカットした、ロッドがチャートイン。
丁度先頃発売された新譜では昔のフェイセズの曲をセルフ・カバーしたり、オア
シスの曲をやったりとまだいろいろやってるようですな、このオジサンは。ラス
ト10位は、ジャマイカ出身の6人組によるラガマフィン調の曲が何と大ヒット。
まあヒットの一因はテレビの刑事番組の主題歌に起用されたから、というところ
か。しかしこれから夏に向けてレゲエが気持ちいい季節、シンプリー・レッドな
んかも新作でデニス・ブラウンの曲をやってたりということで、今年もレゲエ調
のヒット曲の1曲や2曲、入ってくるかも知れませんね。ということでまた来週。
(担当:阿多)
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今回の発行責任者: 真貝一之 Kazuyuki Shinkai kaz@meantime-jp.com
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