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     Music Magazine 【 meantime 】 Mail Magazine Edition


                [Vol.29]  1998/5/26  1,356部発行
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  このメールマガジンは、meantimeのウェブサイト、及びミニコミ形式の
meantime本誌と連動して、洋楽に関する各種情報を無料でお届けしています。
原則として毎週火曜日の発行です。
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 なお、meantimeは洋楽愛好者のためのサークルで、企業などの営利団体で
はありません。6人のふつうの音楽好きな社会人によってミニコミの発行、
イベントの開催、ウェブサイト運営などを行っています。
詳しくはmeantimeのウェブサイトをご覧下さい。


http://www.meantime-jp.com/
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  もう見ていただけましたか?先日リニューアルオープンしたmeantimeのウェ
ブサイト。
コンテンツの内容については、今後何週間かかけて、毎週少しづつご紹介して
いきます。ではまず今週は、「読み物」としてはメインのコーナーである「
backnumber article」の一部をご紹介しましょう。


  このコーナーは、ミニコミ版「meantime」の過去の号の記事をウェブサイト
に載せたもの。今まで「meantime」をご覧になったことのない方も、ここを見
ればどんな雰囲気かがだいたい分かると思います。
なにしろバックナンバーの記事といってもその量は非常に多いので、現在掲載
しているのはそのほんの一部でしかありません。ただ、逆に言えば、今後どん
どん新しいネタが掲載されていくでしょう。


今回はこの「backnumber article」の中から、「90 Best Album of the 90s」
をご紹介しましょう。これは、94年の秋に発行されたmeantime2号からの掲載
で、90年から93年の間にリリースされた作品から、meantime編集部でベスト90
枚を選ぼうという、今考えればずいぶん気の早い企画でした (^^;
しかし、選んだ作品やそのレビューについては、今もまったく色褪せていない
と自負しています。90年代も、あと1年半で終わってしまいます。90年代を振
り返るにあたって、そろそろ記憶が薄くなりかけている90年代前半を、mean-
timeスタッフによる気合の入りまくったレビューで振り返ってみてはいかがで
しょう。


http://www.meantime-jp.com/
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または トップページを下のほうまでスクロールして、
「90 Best Album of the 90s」をクリック


来週も引き続き「backnumber article」コーナーをご紹介していきます。


meantimeは今後も世界最強の洋楽サイト目指してがんがん拡張していきます。



■■■■■■■■■■■ meantime 9、好評販布中! ■■■■■■■■■■■


今回は97年の年間投票の結果をはじめ、97年後半に発売されたアルバムのレ
ビュー(その数170枚以上!)、全米トップ40ヒットシングル完全解説、シ
ングルチャートのチャートアクション完全掲載、イギリスの97年音楽シーン
などなど、その他音楽ネタもりだくさんです(A4版、約150ページ)。
このメールマガジンやホームページにはとても載せきれない膨大な情報量の
洋楽ミニコミを、印刷+製本+郵送代の実費のみでお分けしています。


  これが我々の予想を上回るご好評をいただき、すでに予約だけで完売とい
う状態になってしまいました。今からお申し込みいただく場合は、増刷の完
成を待ってからのお届けになりますので、1ヶ月程度はお待ちいただくこと
になりますが、待つだけの価値があることはお約束しましょう。


詳しくはこちらのページで。
http://www.meantime-jp.com/
ナビゲーションバーで「about meantime」をクリック



■■■■■■■■■■■■■ meantime Music News ■■■■■■■■■■■■■


☆モトリー・クルーのドラマー、トミー・リーが妻であるパメラ・アンダーソン
への暴行容疑で6か月の有罪判決を受け、服役することになった。これは今年2
月にマリブにある彼の家で彼等のまだ7か月の息子を抱いているパメラに対して
暴行をふるった、というもので、トミーは全面的に罪を認めた。そのため幼児虐
待と銃器の不法所持に対する告発はとりさげられた模様。パメラは法廷で実刑を
与えないでほしいと要請したものの、裁判官はこれを「他の手段で解決できる問
題を暴力であつかおうとする行為はいかなる文明社会でも認められるべきではな
い」として却下した。トミーはこの実刑とともに3年間の保護観察処分と200
時間の公共サービスへの従事、そして迫害を受けた女性たちのためのシェルター
への5、000ドルの寄付を義務付けられ、またドラッグとアルコールの禁止、
そしてパメラへ今後100ヤード以内に近寄らない旨の宣告を受けた。
パメラ・アンダーソンは元ペントハウス誌のモデルで、人気TV番組「BAYWATCH」
への出演でスターになり、95年にトミーと結婚した。しかし最近この事件をは
じめとしたトミーの暴力に耐えられないとして離婚の手続きを進めている最中だ
った。


☆ コーナーショップ、プライマル・スクリーム、ケミカル・ブラザースらがト
ニー・ブレアー首相に対して学生への奨学金制度廃止に対する抗議の文書を送付
した。 これは以前にもブラーのディーモン・アルバーンが政府に赴いて抗議の
意を表明した、というニュースに続くもので、その際ディーモンに同行した保守
党のケン・リヴィングストン議員の要請により、現在議会で進められているこの
法案につき、改めて抗議するものとなっている。コーナーショップのティンダー
とプライマルのボビーの連名で送られた文書では「我々はこの法案が社会的な正
義と、労働党が約束したより高い教育への道を広げる、という公約に矛盾するも
のであると信ずる。この法案によれば学生は卒業までに8000から11000ポンドの
費用が必要になり、さらに奨学金制度が廃止されれば低所得の家庭の学生は莫大
な負債を抱えることになる。もし学生が高等教育によって恩恵を受けているのだ
から代価を払うのは当然だ、というのなら全ての病人は医療費を負担し、全ての
親たちは初等教育に対しての費用を負担するということになってしまう。社会全
体が高等教育へのより幅広いアクセスのよって利益を受けるのだから、その費用
は市民がその負担できる範囲に応じて、つまり税金によって負担すべきであ
る。」と主張している。またケミカル・ブラザースの文書では「これは明らかに
間違っている。全ての人がその経済的状況にかかわらずより高い教育を受けられ
るべきだ。教育は社会の死活問題なのだから。」としている。


☆ローリング・ストーンズがヨーロッパ・ツアーの最初の日程をキャンセルし
た。これはキース・リチャーズの「事故」によるもの。何でも「自宅の図書室で
ハシゴから落下して」肋骨を2本骨折した他、胸部に打撲傷を負ったということ
らしい。キースは現在自宅で療養中だとか。ツアーは22日にベルリンでスター
トする予定だったがこれも含めた5月に日程は全て延期された。その後の日程に
ついては回復具合を見て発表するらしい。しかし図書室で読書するキース、とい
うのも想像しがたいものがあるけど、一体何をしてたんでしょう。


☆U2とアッシュがベルファストでジョイントのフリー・コンサートを行った。こ
れは2000人のプロテスタントとカトリックの学生達が招待されたもので これは
「ベルファスト平和条約」締結のための国民投票に対して「賛成」の意思を表明
するために行われた。ステージには敵対していた二つの政党の指導者が招かれ、
ステージ中央でボノと共に握手を交した。これは78年にジャマイカのキングス
トンでのボブ・マーリーの行った「ONE LOVE」コンサートを手本にしたものだと
か。
アッシュは新曲を含む45分のショーを行った後、そこにU2が加わり、ビートル
ズの「DON'T LET ME DOWN」とジョン・レノンの「GIVE PEACE A CHANCE」を演奏
した。その後、U2は「STAND BY ME」と「ONE」でコンサートを締めくくった。
「ベルファストにいるには最高の時だよ。このために多くの事を犠牲にしてきた
人達と一緒にいられるのはね。僕達がここにいるのは「YES」と投票するのに怖
れを感じている人達のためなんだ。「NO」と投票するのは極右の手に全てを委ね
るようなものだ。彼等の時代は終わったんだよ。」とボノ。またアッシュは「僕
達は問題の真只中に生まれた、僕達の国が古びた考え方によって過去に縛られ続
けるのを見たくないんだ。人々はよりよい未来を望んでいる。全ての立場の人が
それを認める時なんだ。投票が行われないように手をつくしている連中もいるだ
ろう、だからこそ全ての人が投票することが凄く重要なんだ。僕達の国が未来へ
と進んでいってほしい。」とコメントした。



★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


■ Billboard ポップシングルチャート速報(98/5/30付)


01 (02) Too Close / Next (5)
02 (01) My All / Mariah Carey
03 (04) You're Still The One / Shania Twain
04 (03) I Get Lonely / Janet
05 (05) Everybody [Backstreet's Back] / Backstreet Boys
06 (06) It's All About Me / Mya with special guest Sisqo
07 (08) The Arms Of The One Who Loves You / Xscape
08 (07) Truly Madly Deeply / Savage Garden
09 (09) All My Life / K-Ci & Jojo
10 (10) Body Bumpin' Yippie-Yi-Yo / Public Announcement
11 (12) Sex And Candy / Marcy Playground
12 (11) Let's Ride / Montell Jordan feat. Master P & Silkk The Shocker
13 (15) I Want You Back / 'N Sync
14 (13) Turn It Up [Remix]/Fire It Up / Busta Rhymes
15 (14) Frozen / Madonna
16 (25) Make Em' Say Uhh! /
          Master P feat. Fiend, Silkk The Shocker, Mia X & Mystikal
17 (17) Gettin' Jiggy Wit It / Will Smith
18 (27) Looking Through Your Eyes / LeAnn Rimes
19 (19) Money, Power & Respect / The Lox (feat. DMX & Lil' Kim)
20 (28) I Got The Hook Up! / Master P feat. Sons Of Funk


 あらあら、ネクスト返り咲きで5週目の1位。“チャート女王”マライア
さんは一週間のみと非常に短命なナンバー1ヒットになってしまいました。


 今週も上位陣に大きな変化はありませんでしたが、このところロングヒット
系の曲の再上昇が目立つようになってきています。特にマーシー・プレイグラ
ウンドやウィル・スミスはシングルがとっくの昔に廃盤になっており売上ポイ
ントが期待できないにも関わらずこのチャートアクション。ヒットチャートの
集計方法がややエアプレイ重視に変更されたような気も(それとも単にシング
ルが再発されただけなのかな?)。それにしても再上昇(しかも急激なジャン
プアップ)で12、16、20位とマスターP参加の3曲がTOP20内にズラっと
並んだ光景は壮観というか不気味というか・・。


 そういった中、唯一TOP20内にニューエントリーしてきたのがリアン・ライ
ムスの「Looking Through Your Eyes(18位)」。この曲はデビッド・フォス
ターとキャロル・ベイヤー・セイガーのペンによるアニメ映画「Quest For 
Camerot」の主題歌です。サントラアルバムにはデビッド・フォスターのプロ
デュースの下、彼女をはじめ先日ジャーニーからの脱退を正式に発表した
スティーブ・ペリー、若手カントリーシンガーのブライアン・ホワイト(次
のポップチャート・ブレイクは彼か?)などが参加しています。


 今週は話題が少ないので、もう一つリアンネタ。先週アルバムチャート4位
に初登場(今週3位)した彼女のアルバム「Sittin' On Top Of The World」に
は、オリジナル曲に混じっていくつかのユニークなカバーが収録されています。
アマンダ・マーシャルのペンによるアルバムタイトル曲に加え、ジャン・アー
デンの一昨年のヒット「Insensitive」を取り上げるなどカナダ系女性シンガー
ソングライターものづいている一方で、何故かプリンスの「Purple Rain」まで
カバー。これはちょっとした聴きものです(笑えます)、是非ご一聴を。


 続いてTOP20圏外の上昇曲のご紹介。今週は20位台に2曲が初登場。1曲目
はブランディとモニカという十代のスーパースター2人が夢の共演を果たした
強力なシングル「The Boy Is Mine(23位)」。この曲はもうすぐ発売される
ブランディのセカンドアルバム「Never Say Never」からのカットです。来週
以降このコーナーの台風の目となっていくでしょう。もう一曲はサラ・マクラ
クランのアルバム「Surfacing」からの3枚目のシングル「Adia(28位)」。
昨年大成功を収めた、彼女が主催するライブイベント「リリィス・フェア」が
2シーズン目に突入するということで、そのプロモーションも兼ねてのシングル
カットと思われます。


 早いもので1998年度(97年12月〜98年11月)のヒットチャートも今週で
前半戦を終了。未だ“今年を代表する一曲”は登場していないような気がしま
すが、皆さんは如何でしょうか?今後の動向に注目しましょう。


(以上、担当は八亀 yakame@meantime-jp.com)


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


■ Billboardポップアルバムチャート速報(98/5/30付)


01 (01) The Limited Series / Garth Brooks
02 (03) City Of Angels / Soundtrack
03 (04) Sittin' On Top Of The World / LeAnn Rimes
04 (02) Before These Crowded Streets / Dave Matthews Band
05 (06) Titanic / Soundtrack ▲10
06 (−) 3 Car Garage: The Indie Recordings '95-'96 / Hanson
07 (07) Songs From Ally McBeal (TV Soundtrack) / Vonda Shepard
08 (10) Backstreet Boys / Backstreet Boys ▲4
09 (13) One Step At A Time / George Strait
10 (09) Let's Talk About Love / Celine Dion ▲7


(▲はRIAA認定のプラチナディスク=100万枚のセールス。横に数字がある
  ものは、▲×数字がセールス。例:▲9=900万枚)



今週は、日本の輸入盤店ではベストセラー間違いなし、というアイテムが大
量にリリースされましたが、アメリカではちょっと事情が違うようです。


まず、初登場の一番人気はハンソンのメジャーデビュー前の音源を集めた「
Three Car Garage」が6位に登場。新作ではなく、過去の音源集でこの順位
というのは立派。しばらくは彼らの人気も安泰ということでしょう。最近は
どのバンドも3年に一度新作を出すような超スローペースでの活動が一般的
になっていますが、ハンソンは昨年末にはクリスマスアルバムを出したばか
り。マスターPの例もあるように、案外人気のあるうちに出せるだけ出すのが
利口なのかもしれません。


初登場13位が、ガービッジの新作。ちょっと弱いかな、という感じですが、
もともとイギリス受けするような音楽性なので、アメリカではこんなもんな
のかも(イギリスでは1位獲得)。
日本の輸入盤ショップではNo.1間違いなしのレニー・クラヴィッツ「5」は、
36位初登場と低調。まあ、でも、日本に比べるとアメリカではもともとそれ
ほど人気があったわけでもないので、妥当といえば妥当な位置かな。
意外なのはソウル・アサイラムで、無残にも121位初登場と惨敗。前々作「
Grave Dancers Union」からシングル「Runaway Train」が大ヒット、一躍そ
の名が知られたのが93年のことですから、あの頃からそれほど時代が変わっ
たということなのでしょうか。


27位初登場は「Streets Is Watching」サントラ。ラッパーのジェイ-Zが中心
となった、よくあるブラック系のオムニバス作品。
28位初登場は女性R&Bボーカルグループ、エクスケイプの3作目。ジャーメイ
ン・デュプリのバックアップで、いかにもヒップホップ世代といった雰囲気で
登場した彼女たちも、すっかり「女らしい」グループになりました。
58位はカントリーのトレイシー・バードが、そして59位には懐かしや!あのオ
リヴィア・ニュートン・ジョンの新作が登場。オリヴィアのほうもナッシュビ
ル録音のカントリー作品だそうです。
続く60位にはマッシヴ・アタックのクワガタ・アルバム「Mezzanine」が登場。
イギリスで1位になったほか、日本でもかなりヒットしているようですが、ま
あこのテのはアメリカではこんなもんが限界でしょう。
85位に登場、ソニック・ユース。さすがはアングラ界の帝王、どんなにビッグ
になっても相変わらず売れません。


フランク・シナトラが亡くなったことで、早くも彼の作品が売れ始めています。
ただ、彼のようなめちゃくちゃ作品数が多く、これという定番が決めづらい人
になると、ある特定のアイテムだけが爆発的に売れるということにはならない
ので、チャート上ではあまり派手な動きはありませんでした。彼の全作品の売
り上げを合計すると7万枚余りになり、アルバムチャートの15位ぐらいに相当
するようです。


さて、改めて上位を見てみましょう。
今週のトップ10、非常にアダルトな顔ぶれとなりました。それだけじゃありま
せん。なんと、黒人が全然いないのです(デイヴ・マシューズ・バンドのメン
バーにいるけど)。「最近のチャートはブラックばかりでつまんない」という
「元チャートファン」の台詞を今までに100億回ぐらい聞いてきましたが、そん
なこと全然ないんですよー。
高校生から大学生ぐらいの、いちばんロックを聞きそうな世代が聞くようなも
のなんて「City Of Angels」のサントラぐらいでしょう。なんかロックの求心
力が弱まって、若者が夢中になれるものがなくなっているのが、最近全米各地
で頻発している「銃乱射事件」とも関係あるのかな、なんて思ったりもします。
とにかくカントリーとアイドルが強い。たまたま大物のリリースが続いたとい
うこともありますが、これだけ上位にカントリー勢がひしめきあったのは、91
〜92年頃以来でしょう。


来週はナタリー・マーチャントの新作と、こちらでも話題になっている「ゴジ
ラ」のサントラが注目株。その他にもやや小粒ながら注目のリリースは多く、
引退宣言したはずのトゥー・ショート、エイトボール&MJGというコンビ解散後
のエイトボールのソロ、ベテランのアイスT、元NWAのMCレンあたりのラップ系
や、ロック/ポップ系ではシンプリー・レッド、プライマスあたりに注目。
ショーン・レノンやマニー・マークあたりの「評論家受け」組はどう受け入れ
られるか。
また、カンサス、クリストファー・クロス、ヴィクセンなんていう懐かしい名
前もありますねえ(カンサスはライヴ、C.クロスは新作+ライヴの2枚組)。
個人的にはフリーク・ナスティの新作に注目してます。そしてそして、忘れ
ちゃいけない、恒例のマスターP軍団のリリース。来週はソウルジャー・スリム
が登場の予定。ちょっと今までの軍団員に比べると知名度が低いので、若干苦
戦するかも。しかし来週はタイミング的にちょうど、先日サントラが先行リリー
スされ、最高位3位となった映画「I Got The Hook-Up !」の劇場公開が始まる
のです。今週のシングルチャートでP関連の曲がぐんぐん上昇してるのは、その
宣伝効果ではないかと勝手に想像しているのですが、そうなると来週あたりは
アルバムチャートにもその効果が波及してくるかも。


では今週はこの辺で。


(以上、担当は真貝 kaz@meantime-jp.com)


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■今週のUKチャート


01 (02)  UNDER THE BRIDGE/LADY MARMALADE / ALL SAINTS
02 (05)  FEEL IT / THE TAMPERER featuring MAYA
03 (01)  TURN BACK TIME / AQUA
04 (03)  GONE TILL NOVEMBER / WYCLEF JEAN
05 (−)  STRANDED / LUTRICIA McNEAL
06 (04)  LIFE AIN'T EASY / CLEOPATRA
07 (09)  LAST THING ON MY MIND / STEPS
08 (10)  DANCE THE NIGHT AWAY / THE MAVERICKS
09 (−)  HOT STUFF / ARSENAL FC
10 (06)  DREAMS / THE CORRS
 
大物のリリースがないため1位をキープするだろう、と思われたアクアがあっさ
り3位に後退。オール・セインツが1位を奪還しました。これで今年に入ってか
ら「PERFECT DAY」、「MY HEART WILL GO ON」に続いて3曲目の返り咲きナンバ
ー1になります。今週はアメリカの方でも返り咲き
1位になっていますが、チャートの動きが激しいイギリスのチャートでこれだけ
続いて返り咲きナンバー1が出てくるのは非常に珍しい現象で、チャートの傾向
が変わってきている感じを受けます。長く売れる曲とあっという間に姿を消す曲
とのギャップが大きくなってきているようで、トップ10圏外でもリアン・ライ
ムス(11位)、サヴェージ・ガーデン(13位)、ランDMC(17位)といっ
たところはかなりのロングセラーになっています。今週の上位3曲も売り上げ枚
数の差はほとんどなくどれが1位になってもおかしくない状態で、しばらくチャ
ート上位に居座りそうな感じです。特に今週ついに2位まで浮上してきたTHE
TAMPERERの動きは不気味で、今後要注意でしょう。 


今週5位に入ってきたのは昨年11月「AIN'T THAT JUST THE WAY」をヒットさ
せたアメリカ人女性シンガー、ルトリシア・マクニール。「AIN'T〜」は最高位
こそ6位だったもののクリスマス・シーズンの間売れ続けていたロングセラー
で、アメリカでも小ヒットを記録しました。なんでもマライアのCRAVEレーベル
と契約した、なんて話もあるので今後ブレイクするかもしれません。


9位に入ってきたのはグループ名を見ておわかりのようにUKチャート特有の「サ
ッカー関連」ヒットです。毎年かならず何組かはサッカーチームがシングルを出
し、それがまた売れてしまう、というのは恒例になっていますが、今回はFAカッ
プで優勝したアーセナルFCがその勢いでトップ10入り。曲はタイトルを見てお
わかりのようにドナ・サマーの大ヒット(79年アメリカ1位、イギリス11
位)のカヴァー。


その他13位にはオリジナルのカール・ダグラスをフィーチャーした(といって
もサンプリングして使ってるだけのようですが)、バス・ストップなるグループ
の「KUNG FU FIGHTING」(74年アメリカ1位、イギリス1位)のカヴァーが登
場。
15位には先週紹介したユーロヴィジョン・エントリー曲、イマーニの「WHO
ARE YOU」が32位からアップ。トップ10入なるか?
18位にはシェッド・セヴンの新曲「THE HEROES」(ボウイのカヴァーではな
い)で登場。


27位には期待の新人、theaudienceの3枚目のシングル「A PESSIMIST IS
NEVER DISAPPOINTED」(悲観主義者は決して失望しない) が登場。19才の女
性シンガー、ソフィー・エリス・ベクスターと元ジャーナリストのソングライタ
ー/ギタリスト、ビリー・リーヴス(32才)を中心にしたこのバンド、昨年の
デビュー当時からソフィーの母親が有名なテレビ・タレントだったことも含めて
注目を集め、今年初めにはNME誌の新人パック・ツアーにも抜擢されるなどで話
題を集めています。この曲はまだ大手輸入盤店には入荷されていないようでまだ
聴いていないのですが、前の2枚のシングルでも単なるギター・バンドの終わら
ない多様な音楽性を見せており、今回のこの曲もジャズのフレイヴァーを感じさ
せたりもしているらしいです。要チェック。


それではまた。


(担当は野坂)


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┃                 全米ヒットチャート***FLASHBACK!!                 ┃
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最近話題の新譜やサントラのリリースが相次いでます。我々洋楽ファンに取って
はCD購入資金の調達に頭の痛いところ。ということで今週も行ってみます。今週
はちょうど20年前にFLASHBACK!!


1978年6月3日付シングルチャートトップ10


順位 前週 週数 
* 1 ( 2) (10) Too Much, Too Little, Too Late●(涙のデュエット)
                    - Johnny Mathis/Deniece Williams
* 2 ( 3) (10) You're The One That I Want▲(愛のデュエット)
                    - John Travolta & Olivia Newton-John
* 3 ( 4) ( 8) Shadow Dancing▲(シャドー・ダンシング)- Andy Gibb
  4 ( 1) (11) With A Little Luck(しあわせの予感)- Wings
* 5 ( 6) (17)   Feels So Good(フィール・ドー・グッド)- Chuck Mangione
  6 ( 5) (16)   The Closer I Get To You●(私の気持ち)
                    - Roberta Flack with Donny Hathaway
  7 ( 8) (14) Imaginary Lover(イマジナリー・ラヴァー)
                    - Atlanta Rhythm Section
* 8 (10) (13) On Broadway(オン・ブロードウェイ)- George Benson
* 9 (13) ( 7) Take A Chance On Me●(テイク・ア・チャンス)- Abba
*10 (12) (13) This Time I'm In It For Love(今こそ愛のとき) - Player


 この週は何とトップ10内にデュエット曲が3曲という珍しいパターン。そのう
ちの一つ、1位の『涙のデュエット』は、当時も結構意外なナンバーワンだった
記憶がある。何せ超アダコン曲で、超ベテランとほぼ新人の取り合わせ。まあ
この後デニースは「フットルース」のサントラでもう1曲のナンバーワンヒット
を放つことになるのだが。2位は最近ブロードウェイのミュージカルによるリメ
イクが人気を博し、去年はそれに連動して『Grease Mega-Mix』がエアプレイ
ヒットした、映画「グリース」からのカット。この曲UKでも見事ナンバーワン
になっており、全米でもこの次の週1位になっている。3位はこの年の年間
チャート堂々1位に輝いた、今は亡きアンディ・ギブ最大のヒット。この翌々週
から7週間の長きに亘って1位を独占したのは当時のチャートファンの記憶に
くっきり残っていると思う。
 4位は先頃細君リンダを乳ガンで亡くしたポール・マッカートニー。この曲は
アルバム「London Town」からのカットで、心を癒すような優しいメロディと後
半のポールのソウルフルな歌唱が印象的な歌曲。続いて5位は最近ではとんとご
無沙汰のインストゥルメンタル・ヒット。ジャズ畑では70年代前半から活躍し
ていたフリューゲルホーン奏者のチャック・マンジョーネによるこの曲は、当
時の初期フュージョン・ブームにも乗って、日本でもFMで盛んにかかっていた
のを思い出す。インストのトップ40ヒットは昨年の「ミッション・インポッシ
ブルのテーマ」以来ないと思うので、今こういう曲をヒット曲として聞くと結
構新鮮だったりする。
 7位は1970年代初頭のソフト・ロック・グループ、クラシックスIVの残党によ
るアトランタ・リズム・セクションが久々に放ったトップ10ヒット。この頃、
このバンドとか、スティーヴ・ミラー・バンドなどのアメリカのコアな部分を
ポップに乗せて聞かせるバンドが多かったことをふと思い出した。8位は御存知
ジョージベンソン。前作「Breezin'」でシングル『This Masquerade』をシング
ルヒットさせ歌手としてもメジャー・ブレイクした彼が放った、2枚組ライヴ
「メロウなロスの週末(Weekend In L.A.)」からカットした、ドリフターズ
1963年の大ヒットのリメイク。彼のルーツである、ウェス・モンゴメリーばり
のオクターヴ奏法をいかんなく堪能できるアルバム・バージョンがおすすめ。
  9位は今やどこ?のアバの大ヒット曲。この頃は彼らも絶好調でしたなあ。
どんじりに10位に入ってきてこの週が最高位となったのは、前作『ベイビー・
カム・バック』の大ヒットで一躍ブレイクしたプレイヤーの、2曲目のトップ40
ヒット。前の曲とちょっと趣向を変えて、何やらスティーリー・ダン風の曲調
でなかなか聞かせる曲で迫ってきてました。ということでまた来週。
(担当:阿多)


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