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     Music Magazine 【 meantime 】 Mail Magazine Edition


                [Vol.27]  1998/5/12  1,216部発行
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  meantimeメールマガジンは今号で26号、週1回の定期発行を始めてから
ちょうど半年を迎えました。これからもよろしくお願いします。


  このメールマガジンは、meantimeのウェブサイト、及びミニコミ形式の
meantime本誌と連動して、洋楽に関する各種情報を無料でお届けしています。
原則として毎週火曜日の発行です。
ウェブサイトの方のチェックもお忘れなく!


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 なお、meantimeは洋楽愛好者のためのサークルで、企業などの営利団体で
はありません。6人のふつうの音楽好きな社会人によってミニコミの発行、
イベントの開催、ウェブサイト運営などを行っています。
詳しくはmeantimeのウェブサイト、[What is meantime ?]および[events]の
ページをご覧下さい。
http://www.meantime-jp.com/WhatisMeantime/Whatis.html 
http://www.meantime-jp.com/Events/Event_Index.html


--------------------< meantime - what's new ? >---------------------




      【 meantimeのホームページがリニューアルオープンします。】




  いよいよ今週からコンテンツの入れ替え作業に入りますので、今週から来週
にかけて、ホームページを閉鎖します。(現在のコンテンツをまだ見たことが
ないという人は、あと数日がラストチャンス!)
  レイアウトを全面的に一新したほか、新しいコンテンツも大量に追加します
のでお楽しみに。


次号では、リニューアルオープンしたことをお知らせできると思います。
http://www.meantime-jp.com/


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  ところで、リニューアルに合わせて皆さんのリクエストをできるだけ反映さ
せる形にしたく、アンケートを用意しました。非常に簡単なものなので、ぜひ
ともご協力下さい。
下記アンケート部分をコピー&ペーストして、norie@meantime-jp.com
までご返信下さい。よろしくお願いします。
     


Q1)meantimeのホームページはどの程度の割合で見ますか?
  1.毎日〜週数回
  2.月1〜4回
  3.2,3ヶ月に1回
  4.これまでに数回
  5.ホームページは見る環境がないので見たことがない
  6.ホームページを見る環境はあるが見たことがない
     
Q2)メールは、どこでチェックしていますか
  1.自宅のみ
  2.職場のみ
  3.自宅か職場だが、メインは自宅
  4.自宅か職場だが、メインは職場
  5.その他(出来れば具体的に)
     
Q3)ブラウザは何をお使いですか(複数回答可)
  1.Netscape Navigator ver.2
  2.Netscape Navigator ver.3
  3.Netscape Navigator ver.4
  4.Internet Explorer ver.2
  5.Internet Explorer ver.3
  6.Internet Explorer ver.4
  7.その他(出来れば具体的に)
     
Q4)メールはどの程度の頻度でチェックしていますか
  1.1日2回以上
  2.1日1回
  3.週数回
  4.月数回
  5.上記解答番号1〜4よりも少ない頻度
     
Q5)現在のmeantimeのホームページおよびメールマガジンで、あなたのお気に
入りのコーナー、ページなどがあれば、おしえてください(複数回答可)


Q6)meantimeのホームページおよびメールマガジンにご意見・ご要望
等あれば記入してください



以上



■■■■■■■■■■ meantime 9、好評販布中! ■■■■■■■■■■■


  このところずっと予告していたmeantime第9号が、ついに完成しました。
今回は97年の年間投票の結果をはじめ、97年後半に発売されたアルバムのレ
ビュー(その数170枚以上!)、全米トップ40ヒットシングル完全解説、シ
ングルチャートのチャートアクション完全掲載、イギリスの97年音楽シーン
などなど、その他音楽ネタもりだくさんです(A4版、約150ページ)。
このメールマガジンやホームページにはとても載せきれない膨大な情報量の
洋楽ミニコミを、印刷+製本+郵送代の実費のみでお分けしています。


  これが我々の予想を上回るご好評をいただき、すでに予約だけで完売とい
う状態になってしまいました。今からお申し込みいただく場合は、増刷の完
成を待ってからのお届けになりますので、1ヶ月程度はお待ちいただくこと
になりますが、待つだけの価値があることはお約束しましょう。


詳しくはこちらのページで。
http://www.meantime-jp.com/WhatisMeantime/WhatIs.html
http://www.meantime-jp.com/WhatisMeantime/news.html


ホームページの更新情報は、what's newのページをご覧下さい。
http://www.meantime-jp.com/WhatisMeantime/WhatsNew.html



■■■■■■■■■■■■ meantime Music News ■■■■■■■■■■■■


☆6月13日と14日にワシントンで開催される予定のチベタン・フリーダム・
コンサートに出演するビースティーボーイズ、REM、レイディオヘッド、パルプ、
ヴァーヴ、クラフツワーク、ソニック・ユース、パール・ジャム、ベック、パ
ティ・スミス等のバンドに対して、中国政府から正式に「参加した場合は今後
中国国内でのコンサートやレコードの発売を禁止する」旨の警告文書が発表さ
れた。この声明の中で中国は「西側のアーティストに我々の国の内政問題に干
渉する権利はない。これに参加した出演者の一人たりとも今後中国への入国は
許されないし、彼等の作品もわが国で歓迎されることはないだろう」としてい
るが、参加アーティストの中で出演を取り止めるという動きは全く無い模様。
主催者は「ロック・スターに何かをやれ、とか何かをやるな、といったらその
反対のことをするのが普通だからね。全てのバンドのマネージメントに確認し
たけど、みんなプレイするのを楽しみにしているよ」とコメント。REMのマイケ
ル・スタイプも「どんなに中国に行きたい気持ちがあっても、これをやめるわ
けにはいかない」とし、ビースティー・ボーイズのアダム・ヤウチも「彼等が
外国人である我々の気持ちまでストップさせようとしているこのやり方からも、
彼等がチベットで何をしているか、というのがよくわかるだろう」と怒りのコ
メントを出している。「中国政府の基本的な人権に対する不寛容さがよくあら
われている。彼等が表現の自由を脅威に感じるのは不幸だ。中国の役人にぜひ
コンサートに来てもらって民主主義の実体を目のあたりにしてほしいね。」


☆ブラーはこの秋公開される映画「DEAD MAN ON CAMPUS」のサントラのための
新曲のレコーディングをダスト・ブラザースをプロデューサーに迎えて行った。
この曲は「THE COWBOY SONG」というタイトルで、ダスト・ブラザースはサント
ラ全体のプロデュースもする一方、この夏から始まる予定のブラーの新作のレ
コーディングにも引き続き参加する予定、とのこと。


☆プロディジーがベイルートでコンサートを行い、内戦終結後のレバノンでプ
レイした初めてのメジャー・バンドになった。彼等は現在のワールド・ツアー
でモスクワ、レイキャビク、イスタンブールなど普通のバンドが行かないとこ
ろはいくつも赴いている。「彼等は地図の上にピンを刺して、そこに行きたい、
と言えば行けるような位置にいるバンドだからね」とスポークスマン。


(以上、担当は野坂)


☆ニューヨーク・ブルックリン生まれ、ニュージャージー州イーストオレンジ
育ち。と言うと何かラッパーみたいですが、去る5月7日に亡くなったエディ・
ラビットの経歴です。60年代末にカントリーシンガーとなるべく、カントリー
の聖地・ナッシュビルに旅立ち、70年代半ばにレコード契約を手にした彼は、
80年代前半にはカントリーだけでなくポップチャートでも数多くのヒットを放
ち、中でも「I Love A Rainy Night」は全米No.1になりました。
長い闘病生活の末、肺癌のため死去。享年53。昨年の秋にインディ・レーベル
から出した新作が、最後の作品となりました。


☆数々の有名曲をカバーしてきて、ついにはクラシックにまで手を出したラッ
パー、クーリオが、今度はカントリーに手を出しました。ケニー・ロジャース
の1978年の「The Gambler」がネタだそうで、サビではケニー・ロジャーズ本
人を引っ張り出して歌わせてるそうです。
で、そのケニー・ロジャースですが、何やらインターネット・カジノをオープ
ンしたとかで、話題になってます。URLは
http://www.kennyrogerscasino.com
日本から参加する場合はルールや法律、お金の授受の方法を十分チェックして
からのほうがいいですよ。


☆ジャーニー来日!(但しスティーヴ・ペリー抜き)というニュースを知って
いた方なら、「ああやっぱり」と思われるでしょうが、ジャーニーからスティー
ヴ・ペリー脱退。そもそも今回のジャーニーのワールドツアーにスティーヴが
同行しなかったのは彼の健康上の理由らしいのですが。スティーヴは今後もソ
ロで活動する意志はあり、既にデヴィッド・フォスター制作のアニメ映画サン
トラに参加しています。


(以上、真貝)


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


■ Billboard ポップシングルチャート速報(98/5/16付)
     
01 (→) Too Close / Next (4)
02 (→) My All / Mariah Carey
03 (→) You're Still The One / Shania Twain
04 (→) Everybody [Backstreet's Back] / Backstreet Boys
05 (↑) Body Bumpin' Yippie-Yi-Yo / Public Announcement
06 (↑) It's All About Me / Mya with special guest Sisqo
07 (↓) Truly Deeply Madly / Savage Garden
08 (↑) The Arms Of The One Who Loves You / Xscape
09 (↓) All My Life / K-Ci & Jojo
10 (↓) Let's Ride / Montell Jordan feat. Master P & Silkk The Shocker
11 (↓) Frozen / Madonna
12 (↓) Turn It Up [Remix]/Fire It Up / Busta Rhymes
13 (↑) I Want You Back / 'N Sync
14 (↓) Sex And Candy / Marcy Playground
15 (↓) Romeo And Juliet / Sylk-E. Fyne feat. Chill
16 (↑) Make Em' Say Uhh! /
    Master P feat. Fiend, Silkk The Shocker, Mia X & Mystikal
17 (↑) Money, Power & Respect / The Lox (feat. DMX & Lil' Kim)
18 (↓) No, No, No / Destiny's Child
19 (↑) Gettin' Jiggy Wit It / Will Smith
20 (↓) Victory / Puff Daddy & The Family
    (feat. The Notorious B.I.G. and Busta Rhymes)
     
 「げ、なにこのチャート!?つまんねー。」これが今週のチャートを見た
ときの第一声。上位陣に全く変動なし。ネクストは4週目の1位で、今年の
ナンバー1としては1位滞在最長記録となりました。
     
 TOP10内で目につく動きと言えば、11位→6位と上昇を続けている新人
シンガー、マーヤの「It's All About Me」と、15位→8位とジャンプアップ
のエクスケイプ「The Arms Of The One Who Loves You」くらい。デビュー
当時は「こ、こんなガールグループってあり?」といった感じのあか抜けない
ルックスだったエクスケイプも、年をおうに連れ時代に洗練されて現在では
トレンドリーダー的存在にまでなっているとか。成功は人を変えるもんです。
彼女たちをここまで育て上げたプロデューサーのジャーメイン・デュプリの
手腕も大したもの。
     
 今週TOP20内に新顔の登場はなし。マスターP、ウィル・スミスなど
R&B・ラップ系の再上昇曲がいくつか見られるので全米のラジオでここら
辺のジャンルが重点的にかけられる何かがあったようですね
(「Black History Month」って今頃でしたっけ?)。


 TOP20圏外の上昇曲では、これまでも幾度か圏外の上昇曲として紹介して
きたカントリーシンガーのフェイス・ヒル「This Kiss」が42位→35位で
目出たくTOP40入り。ベス・ニールセン・チャップマンもソングライター
としてクレジットされているこの曲は、サビでどことなく「スキヤキ」を
思い起こさせるメロディが登場する非常にポップな曲。昨年は夫である
ティム・マッグロウとのデュエット「It*s Your Love」がポップチャートで
大ヒットになった上に二人の第一子も誕生するという幸せの絶頂状態だった
彼女ですが、ソロでのポップチャート進出が叶った現在はなんと第二子を
ご懐妊中(8月出産予定)。全く仲のいい夫婦です。
     
 来週はそろそろジャネット・ジャクソン改めジャネットの新曲が上位に
飛び込んでくるはず。2、3、4位の曲もモタモタしているとジャネットに
1位の座をさらわれてしまうかも。


(以上、担当は八亀 yakame@meantime-jp.com)


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


■ Billboardポップアルバムチャート速報(98/5/16付)


 1 NEW  Before These Crowded Streets  Dave Matthews Band
 2  3   City Of Angels                Soundtrack
 3  1   Titanic                       Soundtrack        ▲10
 4  2   One Step At A Time            George Strait
 5 NEW  Capital Punishment            Big Punisher
 6  4   Let's Talk About Love         Celine Dion       ▲7
 7  6   Backstreet Boys               Backstreet Boys   ▲4
 8  5   Savage Garden                 Savage Garden     ▲3
 9  7   Faith                         Faith Hill
10 10   Come On Over                  Shania Twain      ▲3


(▲はRIAA認定のプラチナディスク=100万枚のセールス。横に数字がある
  ものは、▲×数字がセールス。例:▲9=900万枚)



  まずは先週の予想通りデイヴ・マシューズ・バンドが1位になってめでたし
めでたし。しかもこれが1週間で40万枚を越えるセールスという圧倒的な強さ
でした。今年の他のアルバムと比較すると、パール・ジャムやマドンナの新作
を越え、ヴァン・ヘイレンやエリック・クラプトンの倍以上といえば、かなり
凄いということがお分かりでしょう。
このバンドはロック界では非常に珍しい、南アフリカ出身のデイヴ・マシュー
ズを中心とする白人黒人混成のロックバンド。多少ワールドミュージック的な
味付けもありますが、基本的には骨太でオーソドックスなスタイルのロック。
しかし音が非常に洗練されていることと、いかにもライヴ叩き上げという感じ
で個々のミュージシャンの技術が高いこともあり、比較的高い年齢層にも支持
されているのが特徴(逆に、子供たちからは退屈なバンドと見られるかもしれ
ない)。前々作「Under The Table And Dreaming」がロングセラーになってじ
わじわと知名度を高め、前作「Crash」は最高位2位のヒットとなりました。
昨年はライヴアルバム(しかも売れ始める前の時期の音源)をトップ5に送り
込んでおり、作品を重ねるごとに確実に支持を広げています。


  もう一人の初登場、これは驚き。ビッグ・パニッシャーと言ってもいったい
どれだけの人が彼のことを知っているでしょう。その名前から想像できる通り
のデブのラッパーで、現在ラップチャートではシングルがヒット中。とは言え、
今まで大したヒットも出していない人だけに唐突な感じ。


  さてさて、先週の予告通り、「タイタニック」が遂に1位から陥落しました。
結局16週間連続して1位を守り通したわけで、これだけのロングセラーは90年
代初頭以来、6年ぶりのことでした。16週1位というのはMCハマーの「Please 
Hammer Don't Hurt'em」(90年代の最長No.1、21週)やガース・ブルックスの
「Ropin' The Wind」(18週)には及びませんでしたが、キャロル・キングの
「Tapestry」、ビートルズの「Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band」(い
ずれも15週)や、ステーヴィ・ワンダーの「Songs In The Key Of Life」(14
週)などの歴史的大ヒット作を上回る記録となりました。
なお、昔からロングセラーにはなぜかサントラ盤が多く、歴代最長No.1記録を
保持している(そしておそらく破られることはない)「West Side Story」の
54週No.1を筆頭に、「South Pacific」(31週、歴代3位)、「Saturday  Night
  Fever」(24週、同6位)、「Purple Rain」(24週、同7位)、「Blue Hawaii」
(20週、同9位)と、歴代ベスト10のうちの半分をサントラ盤が占めています。


  15位に初登場は、ジミー・バフェット。もうここまで来るとアメリカの伝統
芸能という感じか。キー・ウェストに居を構え、リゾートやビーチのイメージ
でこの道一筋20余年。最近になって妙にセールスが復活してきてたりもします。
19位はWC。別にトイレではないです。一昨年、アイス・キューブ、マック10と
共にウェストサイド・コネクションというプロジェクトでアルバムを出した
ラッパーですね。元々は自ら率いるWC & The MAAD Circleというグループで活
動していて、このグループのごく初期のリード・ラッパーは、今をときめくあ
のクーリオでした。
24位には、昨年たいへん話題になった女性アーティストばかりが登場するパッ
ケージ・ツアー、リリース・フェアのライヴ盤。1アーティスト1曲ずつ、2枚組
にたっぷり収録しています。ちょっと発売時期を逸してしまった感じはします
が。


  さて来週ですが、カントリー勢同志のバトルとなりそうです。若きトップス
ター、リアン・ライムスの新作か、王者・ガース・ブルックスのボックス・
セットか。ガース・ブルックスのほうは、過去の6枚のオリジナルアルバムを
ワンパッケージにしたもので、それぞれのアルバムにボーナストラックが1曲
づつ入ってます。しかしこれ、6枚組とは言え推奨価格45ドル(だから店頭で
の実売価格は30ドル台でしょう)という破格の安さである上に、タイトルを
堂々と「Limited Series Box Set」として、「限定版だよ、早く買わないとな
くなっちゃうよ」と煽ってます。普通に考えれば過去のアルバムの寄集めであ
る上に値段も高いのでガースのほうが不利ですが、もしかすると瞬発力では優
るかもしれません。
なお、RIAA(アメリカでゴールドディスクやプラチナディスクを認定する機関)
は、2枚組のアルバムが売れれば2枚とカウントします。つまり、ガースのこ
のボックスは1セット売れれば6枚売れたとカウントされるので、17万セット
売れればそれでもうプラチナ(100万枚)になってしまいます。こういう数え方
をすれば、もう来週ガースがぶっちぎりの1位になることは間違いないでしょ
う。ところがビルボードが集計根拠にしているサウンドスキャンというのは、
CD店のレジでバーコードが1回読まれたら1カウント、つまり「何セット」
売れたかでカウントされます。だから100万セット売らないと、100万枚とはカ
ウントされません。
よく、ボックスセットが、ビルボードのアルバムチャートの下のほうにちょろっ
と顔を出しただけなのに、短期間のうちにゴールドディスクに認定されてしま
う、なんてことがありますが、それは両者で「1枚」の数えかたが異なるから
なのです。


  カントリーの大スター二人の作品が出るということで、来週はカントリー勢
の「ついで買い」による再上昇も期待できそう。ある特定のジャンルの大ス
ターが新作を出すと、それを目当でCDショップに行った人たちが「ついでに」
同じジャンルの他の人の作品も一緒に買っていくという現象で、少し前のヘヴィ
メンタルに、この現象がよく見られました。


  また、トーリ・エイモスの新作も注目でしょう。シングルヒットがない人な
ので見過ごされがちですが、前作は初登場2位になっています。但し、この人は
イギリスで非常に人気が高い人なのですが、今回のアルバムはUKアルバム
チャートで初登場6位と今ひとつ奮いませんでした。アメリカでは如何に。


では今週はこの辺で。


過去のチャート解説や、実際の売り上げ枚数まで掲載したプロフェッショナル
バージョンはこちら:
http://www.meantime-jp.com/Weekly/AlbumChart.html
(以上、担当は真貝 kaz@meantime-jp.com)


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■今週のUKチャート


 1 (-)  UNDER THE BRIDGE/LADY MARMALADE / ALL SAINTS
 2 (-)  RAY OF LIGHT / MADONNA
 3 (4)  FEEL IT / THE TAMPERER featuring MAYA
 4 (1)  ALL THAT I NEED / BOYZONE
 5 (2)  IT'S LIKE THAT / RUN-D.M.C. VERSUS JASON NEVINS
 6 (7)  TRULY MADLY DEEPLY / SAVAGE GARDEN
 7 (6)  LAST THING ON MY MIND / STEPS
 8 (9)  DANCE THE NIGHT AWAY / THE MAVERICKS
 9 (-)  PUSH IT / GARBAGE
10 (-)  TEARDROP / MASSIVE ATTACK


  まずは先週の訂正とお詫びから。先週1位だったボーイゾーンの曲名が間違っ
ていました。正しくは今週の通りです。また、彼等のナンバー1は「WORDS」、
「A DIFFERENT BEAT」に次ぐ3曲目です。この3曲とも1週のみのナンバー1
ということで凄く印象が薄い気がするのは私だけでしょうか。とにもかくにみ
たいへん基本的なミスをしてしまい、言い訳の余地はありません。失礼しまし
た。


さてそのボーイゾーンに続いて1位を奪取したのはオール・セインツでした。
これは今年初めに1位になった「NEVER EVER」に続く2曲連続の1位。この
「NEVER EVER」は初登場から9週間かけて1位に到達し、「1位になるまでに
最も多く枚数を売ったシングル」というイギリスでの新記録を作ったほどの超
ロングセラー・ヒットでした。そのせいでこの新曲も何度も発売のスケジュー
ルが変更になったそうですが、満を持してのリリースで見事に1位をとりまし
た。この曲はタイトルでおわかりのようにRED HOT CHILLI PEPPERSの大ヒット
(イギリス13位、アメリカ2位)のカヴァー。もともとはイントロのギター
のフレーズをサンプリングして使うつもりだったのが、どうしてもうまくいか
ず、「なら、丸ごとカヴァーしちゃえ!」みたいなノリだったようです。ちな
みにこの曲のヴィデオ・クリップは短編映画として現在公開中の映画「JACKIE
 BROWN」と併映されているとか、またこの収益は「乳ガンの治療研究」のため
のチャリティに寄付されるとか、といろいろ話題を集めています。
しかもそのカップリング、こちらはLABELLEの75年の大ヒット(イギリス17
位、アメリカ1位)のカヴァーでこちらはアルバムに収録されていない、とい
うのもセールスをかなり助けているよう。
現在アイドル雑誌のみならず、MELODU MAKERやVOXといった雑誌でも表紙を飾る
などまさに飛ぶ鳥を落とさんばかりの勢いの彼女達ですが、「メラニー・ブラッ
トの妊娠」という予想外の出来事で今後の活動がどうなるのか気掛かりです。
今のところ脱退、という話にはなっていないようですが。


そして2位に登場したのはマドンナ。まぁ、この週は相手が悪かったというこ
とで2位に甘んじましたが、「FROZEN」のナンバー1獲得に続く大ヒットにな
りました。とにかく最新作「RAY OF LIGHT」はイギリスのプレスの評価が非常
に高く、最高傑作との声も上がっています。このタイトル曲はアルバム中数少
ないアップテンポのキャッチーな曲で、アルバムの中で聴くとさらによい感じ
です。


それから先週THE MAVERICKSが売れているのは「THE NATIONAL LOTTERY SHOW」
に出たからだろう、と推測しましたがまさにその通りで、この前レコード屋で
見かけたこのシングルには、しっかり「AS SEEN ON LOTTERY」なるステッカー
が貼られていました。とにかくこの番組の視聴率はもの凄いらしく、また比較
的年齢層が高い人達が見ているため、この前のシュナイア・トゥエインとか今
度のTHE MAVERICKSなんていうのはかなり恩恵を受けているようです。


9位にエントリーしてきたのはセカンド「VERSION 2.0」もリリースされたガー
ビッジの新曲。これは彼等にとって「STUPID GIRL」、「MILK」に続く3曲連続
のトップ10入になります。曲の中でビーチ・ボーイズの「DON'T WORRY BABY」
のフレーズが歌われているのが話題になっていますが、ちなみにアルバム中の
「SPECIAL」という曲ではプリテンダーズの「TALK OF THE TOWN」のフレーズが
出てきたりして、思わずニヤリとさせられます。
このシングルはビッグ・スターの名曲「THIRTEEN」を収録した限定盤がリリース
されており、また映像に凝りまくった美しいヴィデオ・クリップも話題になって
います。


続いて10位に入ってきたのは最新アルバム「MEZZANINE」がアルバム・チャー
トで1位を記録したマッシヴ・アタックの新曲。彼等のこれまでの最高は昨年の
「RISINGSON」の11位でしたから、これが初のトップ10ヒット。この曲では
コクトー・ツインズのエリザベス・フレイザーがヴォーカルを担当、まさに彼等
の世界にぴったりの美しく、そして妖しい声を聴かせてくれます。またシングル
にはプライマル・スクリームが手懸けたリミックスが収録されているのも聴き逃
せないところです。


11位以下のニュー・エントリーを簡単に紹介しておきます。
11位はアメリカでも40入したQUEEN PENの「ALL MY LOVE」が、
13位にはブルートーンズのアルバムからのセカンド・カット「IF...」がエン
トリー。
18位には「RUN-DMCに続け!」とばかりにJUNGLE BROTHERSが「JUNGLE BROTHER
」のリミックスで登場、22位には現在アメリカでもヒット中のアレサ・フラン
クリンが。
27位にはグリーン・デイの新曲「REDUNDANT」が、29位にはノーマン・クック
が久しぶりにFREAKPOWER名義で発表した「NO WAY」が初登場。
31位には「YOU'RE GORGEOUS」をトップ3ヒットさせたベイビー・バードが新作
からの先行シングル「BAD OLD MAN」を送り込み、33位にはサッカー絡みであろ
うと思われるREDS UNITEDの「UNITED CALYPSO 98」なる謎の曲が登場。
39位には今回も地味にTHE UNBELIEVABLE TRUTHが新曲「SOLVED」で登場。トム・
ヨークの弟アンディ・ヨーク率いるこのバンド、アルバムも今週発売されますの
で要チエック。


さて来週はシンプリー・レッドの新曲がどのくらいの位置で入ってくるかが見ど
ころでしょう。オール・セインツは首位の座を守れるのか。それではまた来週。


(担当は野坂)


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┃                 全米ヒットチャート***FLASHBACK!!                 ┃
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先週はちょっと私的事情でお休みしてすいませんでした。今週はひさびさに70
年代行ってみたいと思います。ということで、25年前のチャートにFLASHBACK!!


1973年5月19日付シングルチャートトップ10


順位 前週 週数 
* 1 ( 2) (10) You Are The Sunshine Of My Life(サンシャイン)
              - Stevie Wonder
  2 ( 1) (14) Tie A Yellow Ribbon Round The Ole Oak Tree●
             (幸せの黄色いリボン)- Dawn featuring Tony Orlando
  3 ( 3) (18) Little Willy●(リトル・ウィリー)- Sweet
* 4 ( 7) (11) Frankenstein●(フランケンシュタイン)
       - The Edgar Winter Group
* 5 ( 9) ( 7) Daniel●(ダニエル)- Elton John
* 6 (13) ( 6) My Love●(マイ・ラブ)- Paul McCartney & Wings
  7 ( 5) (13) Drift Away●(明日なきさすらい)- Dobie Gray
  8 ( 6) (12) Stuck In The Middle With You(スタック・イン・ザ・ミドル)
              - Stealers Wheel
* 9 (14) ( 9) Pillow Talk●(ピロー・トーク)- Sylvia
*10 (12) (14) Wildflower - Skylark


 しかししつこく言うけど、この1973年という年は、いい意味でもよくない意
味でも、ヒット・ポップスの黄金時代だね。この週のトップ10も、今から見返
すと超メジャーのヒット曲と、むちゃくちゃ渋いが名曲!という曲が見事に混
在していて、ヒット曲ファンとしてはたまらないチャートですね。中でも1位は
王道のスティーヴィー・ワンダーの大ヒット曲。同じようにこの週1位からダウ

ンしてるのもポップの代名詞ともいうべき超有名曲、ドーンの『幸せの黄色い
リボン』。出獄したばかりの前科者がバスに乗って妻の待つ町に帰ってくると、
我が家のそばの樫の木に、またいっしょにやり直そう!というサインの黄色い
リボンが何百本と結ばれていた、という実話に基づくこの結構泣かせる曲、日
本でも高倉健と桃井かおりの「幸せの黄色いハンカチ」という映画でリメイク
されていたのが思い出されます。同様の王道路線では、5位の『ダニエル』と6
位の『マイ・ラブ』。いずれもポップスの超有名曲で、今もどこかで聞かれて
いる名曲です(リンダの御冥福をお祈りします)。


 一方、3位にはいったスイートの『リトル・ウィリー』などは、日本では以外
と知られてないヒット曲の筆頭でしょう。イギリス出身のこのバンド、1970年
代前半にイギリスで数々のバブルガム・ハード・ポップ・ヒットを飛ばし、ア
メリカでもこの曲でブレイク。1978年の『Love Is Like Oxygen(愛は命)』ま
で、それなりの人気を集めました。4位の『フランケンシュタイン』は、白人ブ
ルースバンドが、ポップなロック・チューンに挑戦して、見事に大ヒットになっ
た、というやつ(見事ナンバーワンに輝いてます)。しかしスイートにしてもエ
ドガー・ウィンター・グループにしても、それぞれブライアン・コナリーと
ダン・ハートマンがこの世を去ってるんだよなあ。ここのところ、ミュージシャ
ンの訃報が多いですが、世代交代の時期なんでしょうか。


 7位以下も渋めの曲が並ぶ。7位はR&Bの名曲だし、8位は後に1978年に『霧の
べーカー・ストリート』で全米2位まで昇る大ヒットを放つジェリー・ラファ
ティーがメンバーであった渋めのポップ・グループ、スティーラーズ・ホイール
がランクインして、飄々とした曲で見事トップ10入りを果たしていた。9位は後
にシュガーヒル・ギャングの『ラッパーズ・ディライト』でラップのパイオニア・
レーベルとなるシュガーヒル・レーベルの社長に収まることになる、シルヴィア
さんが、濃厚なベッドタイム・ミュージックでランクイン。そして極め付けは10
位に入っていたのは、つのだひろの『メリージェーン』の原曲と噂される(ほん
とにそっくりなんだってば)知られざる名曲、『Wildflower』。当時ヴァンクー
バーから出てきたこのバンド、そのキーボード奏者が後のポップ界の超大物に伸
し上がるとは誰が想像しただろう。そう、この曲こそは、あのデヴィッド・フォ
スターの記念すべき(というか何というか)初のトップ40ヒットなのでした。
ということでまた来週。(担当:阿多)


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