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     Music Magazine 【 meantime 】 Mail Magazine Edition


                 [Vol.22]    1998/4/7  957部発行
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ジンは、meantimeのウェブサイト、及びミニコミ形式のmeantime本誌と連動
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 今後もできるだけ毎週火曜日の発行を目標に頑張ります。ウェブサイトの
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はありません。6人のふつうの音楽好きな社会人によってミニコミの発行、
イベントの開催、ウェブサイト運営などを行っています。
詳しくはmeantimeのウェブサイト、[What is meantime ?]および[events]の
ページをご覧下さい。
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■■■■■■■■■■ meantime 9、ついに完成! ■■■■■■■■■■■


  このところずっと予告していたmeantime第9号が、ついに完成しました。
今回は97年の年間投票の結果をはじめ、97年後半に発売されたアルバムのレ
ビュー(その数170枚以上!)、全米トップ40ヒットシングル完全解説、シ
ングルチャートのチャートアクション完全掲載、イギリスの97年音楽シーン
などなど、その他音楽ネタもりだくさんです(A4版、約150ページ)。
このメールマガジンやホームページにはとても載せきれない膨大な情報量の
洋楽ミニコミを、印刷+製本+郵送代の実費のみでお分けしています。


  これが我々の予想を上回るご好評をいただき、すでに予約だけで完売とい
う状態になってしまいました。今からお申し込みいただく場合は、増刷の完
成を待ってからのお届けになりますので、1ヶ月程度はお待ちいただくこと
になりますが、待つだけの価値があることはお約束しましょう。


詳しくはこちらのページで。
http://www.meantime-jp.com/WhatisMeantime/WhatIs.html
http://www.meantime-jp.com/WhatisMeantime/news.html


ホームページの更新情報は、what's newのページをご覧下さい。
http://www.meantime-jp.com/WhatisMeantime/WhatsNew.html


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☆速報。あの伝説のデュオ、ミリ・ヴァニリの片割れであるロブ・ピラタスが
ドイツ・フランクフルトのホテルの一室で亡くなっているのが発見された。享
年32。詳細は次号以降で。
(真貝)


☆先週に引き続き、REMの新作情報。ギタリストのピーター・バックによると
「最近の他のロックバンドとは違う、全く別のものだ。どんなものになるかは
わからない」そうで、ジャズやワールド・ミュージックの要素も持ち込まれて
いるらしい。既に40曲以上の曲が書き上げられており、プロデューサーはこ
れまでのスコット・リットではなく、カウンティング・クロウズやU2などを手
懸けたパット・マッカーシーが起用されている。アルバムは10月にリリース
予定。ドラマーのビル・ベリー脱退についてピーター・バックは「彼を責める
気はない。それが彼の選択だったんだから。でも楽しめない人間、毎日5時に
仕事を終えて帰りたがっている人間がいる時と違って、誰もがやる気に満ちて、
その場にいることを望んでいる状態で仕事をするのは凄く触発されるね」とも
語った。


☆クリエイション・レーベルがまたチャリティ・アルバムを計画している。こ
れは不当解雇に反対して2年半以上もストライキを続けていたリヴァプールの
港湾労働者を支援するためのもので、オアシスのノエル・ギャラガー、ライト
ニング・シーズのイアン・ブラウディ、ドッジー、エルヴィス・コステロと
いった人達の参加が決まっている。「俺達は単なるレコード会社じゃないんだ。
彼等やその家族を助けるのは俺の仕事じゃないが、自由主義者の態度として、
人助けができる時は進んで助けるべきなんだよ。」とアラン・マッギー社長。
このアルバムは5月に発売予定。


☆2パックの母親が警察に対し、2パックの殺人事件に対する十分な捜査が行わ
れていない、として抗議の声明を発表した。彼女は容疑者とされたオーランド・
アンダーソンという男に対して民事訴訟を起こしているが、両側の弁護士とも
に警察の捜査に不満を持っているらしい。2パック側の弁護士は「ここでは2
つの犯罪が行われている。一つは2パックの殺人、もう一つはこの件に対する
警察の捜査が適切になされていないことだ」とし、様々な証拠について十分な
分析が行われていないことを指摘している。


☆デペッシュ・モードが新曲のレコーデイングを開始。プロデューサーはティ
ム・シメノンで、この新曲は10月に発売予定の2枚組ベスト・アルバムに
収録される。またこれに伴う5年振りのワールド・ツアーも計画されている。


☆U2の新曲「DO YOU FEEL LOVED」のシングルにパフ・ダディのリミックスした
ヴァージョンが収録されるらしい。なんでもメイスのラップが入るとかでU2の
勘違いもここまできたかという感じ。またパフ・ダディはレイジ・アゲインス
ト・ザ・マシーンのギタリスト、トム・モレロとジミー・ペイジと一緒にレッ
ド・ツェッペリンの「KASHIMIR」の新ヴァージョンを製作。これは今年後半公
開される「ゴジラ」のサントラに使用される。


☆マーク・モリソンまた逮捕。彼はドラッグ中毒治療のため訪れていたバルバ
ドス諸島からの帰り、ヒースロー空港で保釈期間中の保釈条件不履行により逮
捕されたもの。彼は翌朝、法廷に出頭し、昨年の武器違法所持の件で裁判を受
けた。また公共サービスに従事するという判決に対し身代わりを送った罪に対
する裁判も控えている。
(以上、担当は野坂)


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


          ● Great Site of the Week は今週はお休みします ●


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洋楽関係の「すごい」サイトをご存知でしたら、ぜひ教えてください。
(担当は真貝:kaz@meantime-jp.com)


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


■ Billboard ポップシングルチャート速報(98/4/11付)


01 (→) All My Life / K-Ci & Jojo (2)
02 (↑) Let's Ride / Montell Jordan feat. Master P & Silkk The Shocker
03 (↓) Frozen / Madonna
04 (↑) Too Close / Next
05 (↓) My Heart Will Go On / Celine Dion
06 (↑) Truly Deeply Madly / Savage Garden
07 (→) Nice & Slow / Usher
08 (↑) Gone Till November / Wyclef Jean
09 (↑) Romeo And Juliet / Sylk-E. Fyne feat. Chill
10 (↑) Deja Vu [Uptown Baby] / Lord Tariq & Peter Gunz
11 (↓) Gettin' Jiggy Wit It / Will Smith
12 (↓) No, No, No / Destiny's Child
13 (初) Sex And Candy / Marcy Playground
14 (↓) Body Bumpin' Yippie-Yi-Yo / Public Announcement
15 (↑) You're Still The One / Shania Twain
16 (↓) What You Want / Mase (feat. Total)
17 (↓) Bitter Sweet Symphony / The Verve
18 (↓) I Want You Back / 'N Sync
19 (↓) Together Again / Janet
20 (↓) Are You Jimmy Ray? / Jimmy Ray


 先週驚異的なジャンプアップを見せたケーシー&ジョジョが2週目の1位。
2位にはモンテル・ジョーダンがつけています。来週以降もし1位を獲得すれ
ば彼にとって95年の「This Is How We Do It」以来2曲目のナンバー1、共演
のマスターPにとっては勿論初めて。遂にあの「Uhhh」という唸り声がナンバー
1スポットから響きわたる時がやってくるのか?更に10位→4位と急上昇して
きたネクストにも注目。80年代R&Bファンには堪らないダンスナンバーです。


 今週13位にはマーシー・プレイグラウンドの「Sex And Candy」が初登場。
彼らはミネアポリス出身のJohn Wozniakを中心とした3人組ロックバンドで、
この曲はモダンロックチャートでは数カ月に渡って1位の座をキープしていた
大ヒット。このたび目出たくシングルがリリースされてHOT100にも初登場とな
りました。因にグループ名の由来はWozniakが少年時代に通っていたマーシー・
オープン・スクールからきているそうで、当時いじめられっ子だった彼が学校
の外に出れず、教室の窓から見下ろしていた校庭(プレイ・グラウンド)で繰
り広げられる様々な出来事に世の中の縮図のようなものを見た経験が彼の創作
活動のルーツになっているんだとか。ただし歌の内容は別にいじめられた経験
が元という訳ではなく、なんだかドラッグをキメた様子みたいなのを歌ってい
るようです。


 今週はさっさと行きます。TOP20圏外の上昇曲の御紹介。今週35位に初登場は
アンダーグラウンドのラップシーンでは既にその名を知られているラッパー、
Canibusのメジャーデビュー曲「Second Round K.O.」。ザ・ロックスのセカン
ドシングルにしてアルバムタイトル曲「Money, Power & Respect」は先週の41
位から36位に上昇してTOP40入り。この曲にはゲストとしてDMXとリル・キムが
参加していますが、この曲より一足早くリリースされたDMXのシングル「Get At
 Me Dog」には逆にザ・ロックスのメンバー、シークがゲスト参加(どうもバー
ター取り引きがあったようですね)。残念ながらこちらは44位を最高に息切れ
してしまった模様(今週46位)。


 18歳の女性R&Bシンガー、Mya(ミア?マイア?)の「It's All About Me」
は先週の43位から37位に上昇してこちらもTOP40入り。この曲にはドゥルー・
ヒルのシスコが参加しており、濃厚な世界が期待されます。


(以上、担当は八亀 yakame@meantime-jp.com)


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


■ Billboardポップアルバムチャート速報(98/4/11付)


 1  1   Titanic                  Soundtrack        ▲9
 2  2   Let's Talk About Love    Celine Dion       ▲7
 3 NEW  The Pillage              Cappadona
 4  5   Ray Of Light             Madonna
 5  6   Savage Garden            Savage Garden     ▲2
 6  8   Backstreet Boys          Backstreet Boys   ▲3
 7  3   Life Or Death            C-Murder
 8  7   Pilgrim                  Eric Clapton
 9  9   Love Always              K-Ci & JoJo       ▲
10 12   My Way                   Usher             ▲3


(▲はRIAA認定のプラチナディスク=100万枚のセールス。横に数字がある
  ものは、▲×数字がセールス。例:▲9=900万枚)



  まずは先週(およびそれ以前)の予想の検証から行きましょう。


(1)今週のトップデビューはカパドーナ


  ずばり的中。やはりウータン人気は衰えず。


(2)アカデミー賞の発表により、「タイタニック」をはじめとする関連作品が
伸びる


  これは当たり。タイタニックが売上げを伸ばしたほか、「Good Will Hunting」
  サントラが146位→91位と躍進。


(3)「タイタニック」は「ものすごく」売上げが伸びる


  これは外れずとも近からず(こんな言葉あったっけ?)。今週のタイタニッ
  クは47.6万枚のセールスで、先週比5%増ではあるものの、それ以前と比べ
  て格段に売れているというわけでもありませんでした。


(4)サベージ・ガーデン粘る


  ずばり的中。やはり既に廃盤になっている「Truly Madly Deeply」のエアプ
  レイが依然好調なお陰でしょう。近々ニューシングルがエントリーしてくる
  バックストリート・ボーイズの強さも目立ちます。黒人のアイドル、アッシャー
  もトップ10に返り咲きました。


(5)アレサ・フランクリン、トップ10内初登場も有り?


  これは外しました。私は60〜70年代のアレサの大ファンなので贔屓目に見て
  しまったのが敗因か。実際は今週30位に初登場でした。


(6)マドンナ、しばらく上位に粘る


  これは当り。上位に飛込んでくる新作に押し下げられてはいましたが、堅実
  なセールスを維持しているので今週1ランクアップ。今後しばらくこの辺の
  位置に粘りそうです。


(7)タイタニック、4月中にも1000万枚達成


  毎週ほぼ50万枚づつ売れていて、現在900万枚売れてるわけですから、これ
  は間違いなく達成されるでしょう。


  てな感じでこのコラムの信頼性の高さをアピールしたところで(笑)、先に
行きましょう。
まず今週3位のカパドーナ。一昨年ぐらいは次々にウータン関係のソロが出て
ましたが、ウータン本体のセカンドアルバムを最後に、このところちょっとご
無沙汰でした(数週前にキラー・プリーストという関連アーティストが登場し
てましたが)。カパドーナもウータンの正式メンバーではないものの、セカン
ドアルバム「Wu-Tang Forever」では下手な正式メンバーよりもよほど目立つ
活躍をしていたので、名前は売れていたのでしょう。


その外にはトップ10内に大きな動きはありませんでした。
先週4位初登場のヴァン・ヘイレンは一気に13位までダウン。これはちょっと
ヤバいかな?
14位には女性カントリーシンガーのシュナイア・トゥエインがじわじわと再上
昇してきました。最近には珍しく、この人は矢継早にシングルをカットして、
ここ数ヶ月の間に3曲のTOP40ヒットが生れています。現在ヒット中のシングル
もカントリーというよりは普通のポップスなので、支持層が広がって、日ごろ
カントリーは聴かないという人もアルバムを買いはじめているのでしょう。


ジャネット(・ジャクソン)の「The Velvet Rope」は初登場こそ1位になった
ものの、誰もが予想していたようなメガヒットにはならず、商業的には失敗作
というレッテルを貼られかけていますが、発売から半年たった今、再び上昇中。
近いうちにシングルチャートのほうにも新曲が登場するでしょう。


その他、48位にダス・エフェックス(ラップ)の新作、79位に80年代産業ロッ
クの雄・ジャーニーのライヴ(ベスト盤的な選曲で、各地でのライヴを寄せ集
めたもの)が初登場。アイドルグループ N-シンクは82位初登場と奮いません
でしたが、現在大ヒット中のバックストリート・ボーイズも出足は低調だった
ことを思えば、まだまだこれから売れる可能性はあります。
シングルがヒット中の「元R.ケリーのバックシンガー」パブリック・アナウン
スメントは83位に登場。


  さて、お楽しみの次週予想ですが、トップ10内での初登場なし、と予想しま
す。モンテル・ジョーダン(R&B)、ヴィンス・ギル(カントリー)あたりは
いい線いくとは思うのですが、今一つ弱いかな。
イギリスでは1位獲得済のパルプの新作は、来週登場か再来週になるかちょっと
はっきりしないのですが、いずれにせよこういういかにもイギリス的なバンド
は、ブラー同様、苦戦するでしょう。


では今週はこの辺で。


過去のチャート解説や、実際の売り上げ枚数まで掲載したプロフェッショナル
バージョンはこちら:
http://www.meantime-jp.com/Weekly/AlbumChart.html
(以上、担当は真貝 kaz@meantime-jp.com)


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■今週のUKチャート


  1 (1) IT'S LIKE THAT / RUN-DMC VERSUS JASON NEVINS
  2 (2) MY HEART WILL GO ON / CELINE DION
  3 (-) LA PRIMAVERA / SASH!
  4 (-) ALL I WANT IS YOU / 911
  5 (-) I GET LONLEY / JANET JACKSON
  6 (3) LET ME ENTERTAIN YOU / ROBBIE WILLIAMS
  7 (4) STOP / SPICE GIRLS
  8 (9) TRULY MADLY DEEPLY / SAVAGE GARDEN
  9 (5) NO NO NO / DESTINY'S CHILD
 10 (7) HERE'S WHERE THE STORY ENDS 
        / TIN TIN OUT featuring SHELLY NELSON


今週も上位2曲に動きはなし。来週も大物のリリースは無いのでランDMCの1位
はしばらく続きそうです。もしかしてセリーヌの返り咲きもあるかもしれませ
んが。スパイス・ガールズもこのタイミングでシングル発売しておけば余裕で
1位をとれたんでしょうに、これは完全にレコード会社の戦略ミスでしょう。
そして今週はもう一つ記録がかかっているアーティストの曲がニュー・エント
リー。SASH!は「ENCORE UNE FOIS」、「ECUDOR」、「STAY」とこれまでデビュー
から3曲連続最高2位というイギリスのチャート史上初の記録を作っており、
まさに「90年代のBS&T」状態(誰もそんなこと言ってないか)なのですが、
今回4曲連続なるか、と思われたこの曲は3位に登場。来週1つ上げて記録を
更新できるか、というのが注目されます。そんな記録より本人達は1位をとり
たいんでしょうけど。それとも1位をとれずに「イギリスのCCR」と呼ばれるか
(だから誰も呼ばないって)?


4位に登場したのはこれまた男性アイドル・グループ。これで6曲連続トップ
10入になる911。
5位にはジャネット・ジャクソンの新曲が初登場。


11位以下では11位にルイーズの新曲「ALL THAT MATTERS」が、14位には
イアン・ブラウンのソロ・セカンド・シングル「CORPSES」がそれぞれ登場。
21位にはまたまたジーンズのCMソングプリンス・バスターの「WHIME AND
GRIME」が登場。この人は67年に最高18位を記録した「AL CAPONE」以来、
何と31年ぶりのチャート・イン。このブランクの長さは史上4番目の記録だ
とか。


というわけで今週はあまり大きな動きがなくて、書くこともあまりないのでこ
の辺で。


(担当は野坂)


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┃                 全英ヒットチャート***FLASHBACK!!                 ┃
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満開の桜も昨日の雨でいよいよ見納めか。しかしこの間の日曜日は花見日和で
したね。無事にmeantime 9も発行でき、まずはめでたしめでたしということで。
さて、今週はちょっと趣向を変えて、一部のご要望にお応えして、先週やった
1983のUKチャートにFLASHBACK!!


1983年4月9日付UKシングルチャートトップ10(BBC発表)


順位 前週 
  1 ( 2) Let's Dance(レッツ・ダンス)- David Bowie
  2 ( 1) Is There Something I Should Know(プリーズ・テル・ミー・ナウ)
         - Duran Duran
  3 ( 6) Boxerbeat - JoBoxers
  4 ( 4) Speak Like A Child(スピーク・ライク・ア・チャイルド)
         - Style Council
  5 ( 5) Sweet Dreams (Are Made Of This)(スウィート・ドリームズ)
         - Eurythmics
  6 (18) Breakaway - Tracy Ullman
  7 (20) Ooh To Be Ah - Kajagoogoo
  8 ( 3) Total Eclipse Of The Heart(愛のかげり) - Bonnie Tyler
* 9 NEW  Church Of The Poison Mind(ポイズン・マインド)- Culture Club
*10 (27) Snot Rap - Kenny Everett


 今回は15年前のBBCのチャートから当時のUKでのヒットシングルを振り返りま
す。先週と全く同時期というのに、まあ見事に1曲も重なっていないところがさ
すがというか何というか。ちなみに現在のチャートを見ると、4月第1週の
チャートでは、英米のトップ10で重なっているのがセリーヌ・ディオン『My 
Heart Will Go On』とサヴェージ・ガーデンの『Truly Madly Deeply』の2曲
と言うことで、今の方がやや共通ヒット度は高いと言うことか。といってもこ
の週のUK1位はこの約1ヶ月半後に全米でも見事1位に輝くデヴィッド・ボウイ
の『Let's Dance』。当時シックのナイル・ロジャースのプロデュースと、一
種独特のヴィデオで人気を集めたこの曲、まさか15年後にパフ・ダディに使わ
れるとは思わなんだ。それ以外にも、ユーリズミックスの『スイート・ドリー
ムス』やボニー・タイラーの『愛のかげり』など、この年の秋に全米ナンバー
ワンに輝く曲が既にこの時期UKのトップ10を飾っていた。はっきりいってこの
年のUKチャートが面白かったのは、こう言った感じでちょっと先の全米ヒット
が読めたということ。2位に入ってるデュランデュランや9位のカルチャークラ
ブの曲なども、いずれもこの後全米でトップ10ヒットとなっている。


 3位に大躍進しているのは、地元ブリストル出身の5人組、ジョーボクサーズ
のデビューヒット。すこーんと抜けた潔いパワーポップで当時好感が持てたの
を覚えている。この年はUK勢のアメリカでの当たり年で、こんな新人バンドで
も全米トップ40に食い込んだのにはびっくりした(36位)。続くは人気の絶頂
期の1982年末、全英ナンバーワンヒット、『ビート・サレンダー』を最後に
ジャムを解散したポール・ウェラーが結成した新ユニット、スタイル・カウン
シルの記念すべきデビュー曲がチャートインしてきていた。激しく駆け抜ける
ようなネオ・モッズ・サウンドから一転してメンフィス・ソウル風のこの曲調、
当時かなり戸惑ったのを記憶しているが、これがまたいい。彼らはこの直後に
あの名曲『Long Hot Summer』を全英3位に送り込んでその地位をあっと言う間
に確立したあたりは凄かった。圏外から6位に飛び込んできていたのが、後にTV
番組「Tracy Ullman Show」でも人気を博す、コメディアンヌ兼シンガーのトレ
ーシー・ウルマン。大体この手のアメグラ(American Graffitti)的なサウン
ドはUKでは何故か人気が高いのだが(シェイキン・スティーヴンスの人気を見
よ!)この曲デビューヒットながらやはりその筋に受けたのか4位まで上がる
ヒットになった。この曲、60年代に活躍して、キム・カーンズの『ベティ・デ
イヴィスの瞳』の共作でも知られる、ジャッキー・デシャノンとの共作と言う
ことでも知られ、全米では55位まで昇った(全米ではこの後の『They Don't 
Know』が大ヒット)。


 同じくトップ10初登場で7位に入っていたのがあら懐かしや『君はトゥー
シャイ』のヒットで知られるカジャグーグーの第2弾ヒット『ウー・トゥ・ビー
・アー』(どーいうタイトルだ、しかし)。これは全米では全然ヒットしなかっ
たが全英ではこの週の7位が最高。こんな風にアメリカでも売れたグループの
UKのみヒット、というのもなかなか味わいがあってよろしい。一方、およそア
メリカではヒットするはずもない、という曲もどんどんヒットするというのも
UKチャートの醍醐味で、その極致がこの週10位に飛び込んできていたケニー・
エヴァレットというオジサンのパロディ・レコード、『スノット・ラップ』。
その名の通り「鼻づまりラップ」ということで、鼻の詰まった声で訳のわから
んしゃべりを聴かせるレコードだった(ように記憶している)。当時スカイセ
ンサー5150で必死にBBCの短波放送を聴きながら、「何じゃこりゃ」と思ったも
のだ。


 ちなみにこの週トップ10から落ちた曲の顔ぶれが結構凄く、アルタード・イ
メージズの『Don't Talk To Me About Love』、オレンジ・ジュースの『Rip It
 Up』、バナナラマの『Na Na Hey Hey Kiss Him Goodbye』そしてフォレストの
『Rock The Boat』と、アメリカのヒット曲とはまた一風肌合いを異にした、し
かし明るく分かりやすいポップソングの名作が目白押し、という感じ。この頃
のUKチャートは全米チャートより面白かったよ。うん。
ということで、また来週。(担当:阿多)


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