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Music Magazine 【 meantime 】 Mail Magazine Edition
[Vol.21] 1998/3/31 894部発行
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いよいよ半年に一度のビッグイベント、meantime(ミニコミ版)がこの週
末に発行されます。今回は97年の年間投票をはじめ、97年後半に発売された
アルバムのレビュー(その数170枚以上!)、全米トップ40ヒットシングル
完全解説、シングルチャートのチャートアクション完全掲載、イギリスの97
年音楽シーンなどなど、その他音楽ネタもりだくさんです。
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● このところmeantime 9の制作にかかりきりで、ホームページの更新をサボ
りがちですが、その分、中身の濃いmeantimeを4月にお届けしますので、
お楽しみに!
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☆フランスで行われるワールドカップ・サッカー大会のイングランド・チーム
の公式応援歌が、ブラーやパルプなどの有力候補を抑え、エコー&ザ・バニー
メンの「(HOW DOES IT FEEL TO BE)ON TOP OF THE WORLD」に決定した。この
曲は5年前にエコバニ再結成前のイアン・マッカロクがジョニー・マーと共作
した曲で、もともとはワールドカップを控えてのTVの特別番組のテーマ曲用に
提供したものだが、これを聴いたサッカー協会がいたく気に入り、今回、歌詞
を変えてレコーディングされたヴァージョンが採用されることになった。この
曲は5月末にリリース予定。また色々なアーティストがメドレー形式で歌うカ
ヴァーの発売も計画されているらしい。前回のイングランド応援歌、ニュー・
オーダーの「WORLD IN MOTION」はナンバー1ヒットになっており、この曲も
エコバニ最大のヒットになることが期待される。一方スコットランド応援歌は
デラミトリの「DON'T COME HOME TOO SOON」に決定した。
☆以前お伝えしたジェフ・バックリーの遺作は5月に発売されるが、そこに収
められていない曲がまだ存在することが明らかになり、今後改めて発表される
ことになりそう。この作品はニューヨークでトム・ヴァーレイン(元テレヴィ
ジョン)をプロデューサーに製作されたものの一部。またデビュー作のアウト
テイクやライヴ音源を発表する計画もあるとか。
☆プライマル・スクリームとエイジアン・ダブ・ファウンデーションがジョイ
ントでチャリティ・コンサートを行う。これはサトパル・ラムという政治活動
家を釈放するためのキャンペーンの一環としてのもの。サトパル・ラムという
人は12年前、レイシストの集団に襲撃された際、自分の身をまもろうとして
その一人を殺したことで現在服役しており、正当防衛だとする訴えも拒絶され
続けている。バンドはこの事件を広く知ってもらう機会になることも合わせて
希望している。
☆新作発表前のツアー中のシェッド・セヴンがロンドンでのコンサートを行っ
た際、ギタリストのポール・バンクスが客の投げたプラスティックの瓶に目を
直撃され、一時的に失明状態に陥った。すぐに救急医が呼ばれて治療を行い、
30分後にコンサートは再開された。
☆コートニー・ラヴがその内容を不服として公開を差し止めていた映画「カー
ト&コートニー」がついに全米で公開され、サンフランシスコで行われたプレ
ミアには1週間で3万人近い観客が殺到した。コートニー側が法的措置をとる
かどうかはまだわかっていない。
☆今年で3回目になるチベタン・フリーダム・コンサートが6月13日にワシ
ントンで開催されることが明らかになった。これには主催者のビースティー・
ボーイズの他、ドラマー脱退後初のお目見えとなるREMやベック、U2といった
アーティストが参加する予定。REMは現在サンフランシスコでレコーディング中
でアルバムは10月に発売、来年初めからツアーを開始すると言われている。
☆以前にもお伝えしたエイズ・チャリティ・アルバム「TWENTIETH CENTURY
BLUES-THE SONGS OF NOEL COWARD」のためにブラーのディーモン・アルバーン
がマイケル・ナイマンと共演したナンバーを録音したが、あまりに「前衛的す
ぎる」ということで主催者に収録を拒否されるという羽目に。しかし、この企
画の発起人でもあるペット・ショップ・ボーイズのニール・テナントの支持に
より、結局最終的にアルバムに収められることになった。ディーモンはこの曲
を録音し直しているがそれでもほとんどオリジナルの形をとどめない実験的な
曲になるらしい。このアルバムはイギリスで4月中旬発売で、テキサス、
デヴァイン・コメディー、スペース、ロビー・ウィリアムス、スウェードと
いった人達が参加している。
(以上、担当は野坂)
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
● Great Site of the Week は今週はお休みします ●
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洋楽関係の「すごい」サイトをご存知でしたら、ぜひ教えてください。
(担当は真貝:kaz@meantime-jp.com)
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
■ Billboard ポップシングルチャート速報(98/4/4付)
01 (↑) All My Life / K-Ci & Jojo (1)
02 (↑) Frozen / Madonna
03 (↓) Nice & Slow / Usher
04 (→) My Heart Will Go On / Celine Dion
05 (↓) No, No, No / Destiny's Child
06 (↑) Let's Ride / Montell Jordan feat. Master P & Silkk The Shocker
07 (↓) Truly Deeply Madly / Savage Garden
08 (↓) Gettin' Jiggy Wit It / Will Smith
09 (↓) Gone Till November / Wyclef Jean
10 (↑) Too Close / Next
11 (↓) Deja Vu [Uptown Baby] / Lord Tariq & Peter Gunz
12 (↑) Bitter Sweet Symphony / The Verve
13 (↓) Body Bumpin' Yippie-Yi-Yo / Public Announcement
14 (↓) What You Want / Mase (feat. Total)
15 (↑) Romeo & Juliet / Sylk E. Fyne feat. Chill
16 (↑) You're Still The One / Shania Twain
17 (→) I Want You Back / 'N Sync
18 (↓) Are You Jimmy Ray? / Jimmy Ray
19 (↓) Together Again / Janet
20 (→) How Do I Live / LeAnn Rimes
“ストリート・デイト・バイオレーション”。この耳馴れない言葉が今週の
チャートのキーワードです。先週15位に初登場したケイシー&ジョジョの「All
My Life」が今週はなんと1位に。15位→1位というジャンプアップの記録は、
90年代ではホイットニー・ヒューストンが記録した12位→1位を破って最高、
それ以前のものと照らし合わせてもビートルズ1966年の「Paperback Writer」
と並ぶ歴代第2位タイの大記録だそうです(因に歴代1位はこれまたビートルズ。
1964年の「Can't Buy Me Love」は27位→1位というとんでもないチャートアク
ションを見せたとか)。
で、“ストリート・デイト・バイオレーション”。一言で説明すれば“フラ
イング”と同義のような言葉ですが、この言葉の持つ意味を解き明かすために
まずビルボードのヒットチャートの集計方法からお話を始めましょう(少々細
かい話になりますが、我慢しておつき合い下さい)。
ビルボードのヒットチャートの集計期間は毎週火曜日から翌週の月曜日まで
の一週間。これは新譜の殆どが毎週火曜日にリリースされるというアメリカの
レコード業界の商慣習に合わせたものだと思われますが(それとも逆かな?)、
今週のチャートで言えば3/17〜3/23の売上及びラジオでのエアプレイポイント
がその対象となります。今週1位の「All My Life」の発売日は3/17なので、順
当にいけば今週初登場となるはずだったのです、が、日頃レコード屋に頻繁に
訪れていらっしゃる方は御存じの事と思いますが、新譜というものは大体発売
日前日の夕刻あたりにレコード店に入荷します。日本で起こることは当然アメ
リカでも起こりうる訳で、その入荷を受けて一日早くそのシングルの販売を始
めてしまったレコード店が一部にあったようなのです。
と、いった訳で発売スケジュール的には市場に存在しないはずのシングル盤
の売上が前日夕刻から夜にかけて記録されてしまい、先週のヒットチャートに
登場する資格を持ってしまったのでした(このシングルの場合その時間帯だけ
で8500枚ほど売れたそうです)。もともとラジオのエアプレイでは非常に好評
を博していたこの曲ですから、売上が少量でも上位にチャートインするだけの
ポイントは既に持っており、その結果が15位初登場。その後発売日以降一週間
の売上がフルに今週のチャートに反映され、御覧のような型破りなジャンプア
ップに結びつきました。ただ考えてみればこの“ストリート・デイト・バイオ
レーション”がなければ彼等のシングルは今週初登場1位になっていた訳で、
まぁこれは好みの問題になりますが、どちらが良かったのか少々考えてしまい
ますね。
すみません長々と。今週のチャートに戻ります。先々週の初登場から8位→
5位→2位と順調にランクアップしているのがマドンナの「Frozen」。この曲が
収録されているアルバム「Ray Of Light」が発表された頃の各音楽誌では、サ
ウンド・プロデューサーとしてのオービットの起用を「今さら・・」といった
書き方をしている記事を多く見かけたのですが、これだけ地味な曲調の曲がこ
れだけのヒットとなっている状況を見せられると、アメリカの市場ではかえっ
てこれくらいのサウンドが“ちょうどいい”のだと認めざるを得ない気もして
きます。彼女もヒットチャートに登場して早15年(!)になりますが、相変わ
らずこのようなオルタナティブ色の強い曲を大ヒットさせてしまうパワーには
感服するより他にありません。
今週TOP20内にニューエントリーした曲は1曲のみ、新人女性ラッパー(以前
初登場時にR&Bシンガーと書いてしまいましたが、すみません間違ってまし
た。結構色っぽい感じの女の子です)シルク E. フィン(ファイン?)の
「Romeo &Juliet」が22位→15位と急上昇。
今週のチャートではもう一つ珍しい事件が。TOP40に、なんとニューエ
ントリーが一曲もない。つまり先週と上位40曲の顔ぶれが(ランクの上下はあ
るものの)全く同じなのです。だからTOP40上昇曲の紹介も今週は休み。
来週は数多くのニューエントリーがあることを祈りつつ、次回に続く。
(以上、担当は八亀 yakame@meantime-jp.com)
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
■ Billboardポップアルバムチャート速報(98/4/4付)
1 1 Titanic Soundtrack
2 3 Let's Talk About Love Celine Dion
3 NEW Life or Death C-Murder
4 NEW Van Halen 3 Van Halen
5 2 Ray Of Light Madonna
6 5 Savage Garden Savage Garden
7 4 Pilgrim Eric Clapton
8 8 Backstreet Boys Backstreet Boys
9 6 Love Always K-Ci & JoJo
10 NEW Player's Club Soundtrack
あああ、いけないことをやってしまった、C-マーダー。ヴァン・ヘイレンに
勝っちゃったよ。C-マーダーとは、もちろん(?)マスターP率いるNo Limit
軍団の一人。ね、このコラムで盛んにマスターP、マスターPと騒いでるけど、
ほんとに売れてるでしょ?しかも2位のセリーヌとの差は僅か3千枚、2〜4位は
僅差なので実質的には同着2位って感じでしょう。なお、今年に入ってまだ3ヶ
月ですが、既にヤング・ブリード(10位)、シルク・ザ・ショッカー(3位)、
そしてC-マーダーと、No Limit軍団にとって今年3枚めのトップ10アルバムです。
ヴァン・ヘイレンはサミー・ヘイガーをクビにし、新ボーカリスト(元エク
ストリーム)を迎えての最初のアルバム。デイヴ・リー・ロス時代が第1期、
サミー・ヘイガー時代が第2期、そして今が第3期、ということを、アルバムタ
イトルの「Van Halen 3」は表しているのでしょう。それにしても、2枚組ライヴ
盤を除けば10数年間、すべてのアルバムをNo.1に送込んできたバンドも遂に息
切れかと思うと感慨深いものがあります。数少ない80年代の生き残りも、21世
紀を目の前にしていよいよ世代交代の波に飲まれて消えていってしまうのでし
ょうか(まだそこまで落ちぶれてないって?)。
しかし今ブラック系でいちばん勢いのあるNo Limit、ロック系でいちばん安
定した人気のあるヴァン・ヘイレンでさえ、「タイタニック」のセールスの半
分にも及ばないというのは、ちょっと凄いことです。
しかも悪いことに(?)先ごろ発表されたアカデミー賞では、「タイタニック」
が音楽賞、主題歌賞を含む歴代最多タイの11部門を受賞。それだけでも充分な
宣伝効果はあるし、各レコード店はこぞって「アカデミー記念セール」を大々
的にやるでしょうから、来週はぐぐっと売上げが伸びるのは必至。もはや来週
も1位ってのは当然として、いったいどこまで売上げを伸ばすのかに注目しまし
ょう。パール・ジャムがもつ1週間での最多売上げ記録を破ることができるか!?
この数週間、大物がぽんぽんと新作を上位に送り込んでいるので目立ちませ
んでしたが、それらに押し下げられることなくずっと5位前後に粘っているサ
ヴェージ・ガーデン、これは注目でしょう。今週順位は下げてますが、売上げ
は伸びてます。シングルチャートで1位になった「Truly Madly Deeply」を早々
に廃盤にして、アルバムを買わざるを得なくさせる作戦が当っているのでしょ
うが、バックストリート・ボーイズ同様、アイドルのアルバムがこれだけ長い
間売れ続けるというのは異例のことです。まあサヴェージ・ガーデンに関して
は「単なるアイドル」じゃないのかもしれないですけど。
10位に入ってきた「Player's Club」サントラ、これはこの数年映画づいてい
るアイス・キューブ絡み。彼が自ら出演し、今回は監督も手がけているそうです。
しかし前回彼が主演し、脚本を手がけた映画「Friday」は、映画も大ヒットし
たし、サントラも大ヒットになった...ということで、やっぱりパワーダウンし
てることは否定できないですね。
これまでシングルが発売されていなかった為みんながアルバムを買っていた
ケーシー&ジョジョ、今週ついにシングルが正式発売されてシングルチャート
の1位になりました。そのせいか、アルバムはやや売上げを落しましたが(先週
比17000枚ダウン)、やっぱりヒット曲ってのはこうあるべきでしょう。「シン
グルになってないヒット曲」なんて、やっぱりどこか気持ち悪いです。まあ但し
すぐ廃盤になっちゃうんですけどね。
ちなみにこの曲、半年前に発行されたmeantime 8号(ミニコミ版)で私が「こ
の曲のためだけにアルバム買う価値がある」と激賞したら、ほんとにみんなこ
の曲目当てでアルバムを買いに走る状況になってしまいました。先見の明あり
まくりのmeantime、あなたも読んでおかないと時代に乗り切れませんよ(笑)。
さて来週の注目株。まずトップデビューが予想されるのがコパドーナ。あまり
馴染のない名前かもしれませんが、ウータン・クランの準メンバーで、昨年の
ウータンのアルバム「Wu-Tang Forever」で大々的にフィーチャーされていまし
た。このところちょっとウータン関係は御無沙汰でしたが、まあ今回もヒット
は間違いないでしょう。
アレサ・フランクリンも注目。1位を狙うような高順位は無理としても、ひょっ
とするとトップ10内デビューぐらいはやってくれるかもしれません。今回は
先行シングルをフージーズのローリン・ヒルが手がけている他、アルバムのほ
うもパフ・ダディやジャーメイン・デュプリといった旬のプロデューサー勢揃
いの超豪華版なので、かなり行けるでしょう。
あとは、最近絶好調のアイドルグループの一組として'N-シンクがどこまで健闘
するか。そして、再結成作である前作が大ヒットしたジャーニーのライヴ盤な
んてのも、そこそこ売れるでしょう。
では今週はこんなとこで。
過去のチャート解説や、実際の売り上げ枚数まで掲載したプロフェッショナル
バージョンはこちら(このところちょっとアップデートさぼってましたが、一
気にアップデートしました):
http://www.meantime-jp.com/Weekly/AlbumChart.html
(以上、担当は真貝 kaz@meantime-jp.com)
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■今週のUKチャート(3/14日付)
今週のUKチャート
1 (1) IT'S LIKE THAT / RUN-DMC VERSUS JASON NEVINS
2 (3) MY HEART WILL GO ON / CELINE DION
3 (-) LET ME ENTERTAIN YOU / ROBBIE WILLIAMS
4 (2) STOP / SPICE GIRLS
5 (-) NO NO NO / DESTINY'S CHILD
6 (5) FROZEN / MADONNA
7 (-) HERE'S WHERE THE STORY ENDS
/ TIN TIN OUT featuring SHELLEY NELSON
8 (-) ANGEL ST. / M PEOPLE
9 (9) TRULY MADLY DEEPLY / SAVAGE GARDEN
10 (-) FATHER / LL COOL J
ランDMC強し。2週目になってもセールスに衰えがなくがっちり1位をキープ。
逆襲なるか?と思われたスパイス・ガールズは4位に後退、デビューからの連
続1位記録更新はかなりきびしい状況に追い込まれてしまいました。
3位に入ってきたのは元テイク・ザットのロビー・ウィリアムスの新曲。この
前のシングル「ANGELS」がクリスマスからの超ロングセラーヒット(今週もま
だ23位)になっているにもかかわらず早くも切ってきたこの曲はコンサート
では必ず1曲目に歌われるそう。でもこのリリースにあたって本人は「こんな
タイトルの曲をシングルにはしたくないよ。俺自信ないしさ。いやだね、おま
えに楽しませてほしくないよ、っていう人が必ずいるだろうからね」と渋って
いたらしい。
しかし今やゲイリー・バーロウをしのいで元テイク・ザットでは一番の売れっ
こになった彼、しっかりこの曲も大ヒットに。
7位に入ってきたこの曲のタイトルを見てピンときた人は偉い。今までいくつ
かの小ヒットを出してきたダンス・グループの新曲はサンデイズのデビュー作
に収められていた名曲のカヴァー。オリジナルはヒットしていないものの、こ
れをとりあげて悪い曲になるわけがない、というわけでこの突然の大ヒットも
納得。個人的には凄く思い入れのある大好きな曲なので変にいじられたくない
な、というのはあるんですけどね。
8位に入ってきたのはイギリスでは根強い人気を持つMピープルの新曲。前の
シングルはこけたし、アルバムも以前ほどは売れてないようですが、それでも
10位内につけてくるあたりはしぶとい。
11位以下で注目曲をいくつか。
12位にはパルプのアルバム・タイトル曲「THIS IS HARDCORE」がエントリー。
6分以上に及ぶおよそコマーシャルとは言い難い曲だけに10位入はのがした
もののこれは名曲。映画音楽からのサンプリングを使ったドラマチックなサウ
ンド、ズバリ「ハードコア・ポルノ」をテーマにした歌詞。非常に暗い曲では
あるもののメロディーは凄く印象的。メロディーメーカー紙のシングル・
レヴューに登場したセイント・エチエンヌのピートも「ジョイ・ディヴィジョ
ンの『DECADES』みたいだね」と絶賛、シングル・オブ・ザ・ウィークに選出し
ています。
21位にはダニー・ミノーグ、27位にバーナード・バトラーといったところ
も初登場。
しかし何と言っても目をひくのは31位に入ってきたDJミラノ・フィーチャリ
ング・サマンサ・フォックスでしょう。この「SANTA MARIA」という曲は以前
にヨーロッパではヒットしている曲のカヴァーらしいのですが、この名前を再
びチャートで見ることになろうとは。とは言ったもののすっかり過去の人扱い
の日本と違い、本国イギリスでは何といっても「元祖ページ3ガール」ですか
ら芸能人としての知名度は落ちていないわけですね。
さてランDMCは今年初の3週連続1位なるのか?それともスパイス・ガールズ
の逆襲はあるのか(まだ言ってる)?来週をお楽しみに。
(担当は野坂)
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┃ 全米ヒットチャート***FLASHBACK!! ┃
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いよいよ今年度も押し詰まりましたねえ。年度末で忙しい方も、今週の土日
は花見に行こうかなあ、なんて思ってる人も、土曜日はいよいよmeantime 9の
発行日&ブレイクアウト開催日ですので、是非お集まり下さい。ということで、
今週は15年前の1983年にFLASHBACK!
1983年4月2日付シングルチャートトップ10
順位 前週 週数
* 1 ( 1) (11) Billie Jean(ビリー・ジーン)▲ - Michael Jackson
* 2 ( 2) (18) Do You Really Want To Hurt Me(君は完璧さ)- Culture Club
* 3 ( 3) (15) Hungry Like The Wolf(ハングリー・ライク・ザ・ウルフ)●
- Duran Duran
4 ( 4) (12) You Are(ユー・アー)- Lionel Richie
5 ( 5) (17) Back On The Chain Gang(チェイン・ギャング) - Pretenders
* 6 ( 6) (10) We've Got Tonight(愛・ひととき)
- Kenny Rogers & Sheena Easton
* 7 ( 7) ( 8) Mr. Roboto(ミスター・ロボット)● - Styx
* 8 ( 8) ( 9) Separate Ways (Worlds Apart)(セパレート・ウェイズ)
- Journey
* 9 ( 9) (10) One On One(ワン・オン・ワン)- Daryl Hall & John Oates
10 (10) (19) Twilight Zone(トワイライト・ゾーン)- Golden Earring
...しかしこの頃のチャートは何かつまんなかったよなあ、と思ったら、何と
トップ10全曲が前週と全く同じ順位という怪記録を達成してしまっている。他
にこのような週があるかについては残念ながら今週の記事には間に合わなかっ
たけど、ちょっと調べて来週の記事でレポートしたいと思います。というわけ
で、産業ロックあり、どコンサバのAORソングあり、といういかにも80年代前半
らしいといえばらしいチャートになっているこの週、1位は言わずと知れたマイ
ケルの大ヒット曲、『ビリー・ジーン』。この曲のポップ・カルチャーへの影
響度はやっぱり大したもので、『Billie Jean/Do It Again Medley』なんてい
うヒット曲を生んだり、最近ではビデオのワンシーンがRefugee Camp All
Starsのビデオでパロディされたりなど、未だに音楽ファンの脳裏に強烈に刻み
込まれてる曲なんでは。この週は5週目のナンバーワンを爆走中でした(トータ
ル7週)。
続いて2位3位にカルチャークラブとデュランデュランという80年代を特徴づ
ける、いわゆる「第2次ブリティッシュ・インヴェイジョン」を代表するアー
ティストがランクイン。いずれもアメリカではこの曲が初チャートヒットでし
た。 4位はこの頃のブラックと言うよりもAORを代表するアーティスト、ライ
オネル・リッチーのコモドアーズ脱退後ソロでは2曲目のヒット。5位はサム・
クック風のテーマで、プリテンダーズ最大のヒットとなった『チェイン・ギャ
ング』。映画「KingOf Comedy」の挿入歌として使われて大ヒットとなりました。
6位にくさーい邦題でランクインしていたのは、ボブ・シーガー1979年の13位ま
で上がったヒットをちょっと盛りの過ぎた感じのケニー・ロジャースとシーナ・
イーストンがカバーした『愛・ひととき』。この頃からケニー・ロジャース、
妙にデュエット曲が増えたなあ(『Islands In The Stream』など。『What
About Me』なんか3人唱!)と思っていたら、この後の『Islands In The
Stream』のナンバーワン(1983年)を最後にトップ10とはご無沙汰になってし
まいました。今は何をしてることやら。 下半分でやっぱり何と入っても異彩
を放っているのはスティックスの『ミスター・ロボット』。イントロでいきな
り♪ドモアリガット、ミスターロボット、マタアウヒマデー♪などと変な日本
語で歌われていたのを最初聴いたときはかなりこけました。しかしこの曲がよ
くミリオンセラーで、しかも3位までいったよなあ。当時は全米トップ40で「
ミスター・ジョークボックス」坂井アナが異様に喜んでいたのが記憶に新しい
ところです。いやになるほど聴いたジャーニーの『セパレート・ウェイズ』、
アルバム「H2O」からのホール&オーツのエレポップ・R&B的佳曲『ワン・オン・
ワン』などがトップ10を彩る中、10位にしぶーく食い込んでいたのが、当時8年
振りのトップ40ヒット(1974年に13位まで上昇した『Radar Love』がある)を
飛ばしていたオランダ出身のいかにもノン・アメリカ的ロック・バンド、ゴー
ルデン・イアリング。当時以外とトップ40リスナーの間でこの曲のファンが多
かった記憶がありますが、今聴くと結構地味な曲なんだよね。
いよいよ明日からは新年度で何かと忙しい方も多いでしょうが、1998年度も
よろしく。ということで、また来週。(担当:阿多)
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今回の発行責任者: 真貝一之 Kazuyuki Shinkai kaz@meantime-jp.com
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