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      Music Magazine 【 meantime 】 Mail Magazine Edition


                 [Vol.13]    1998/2/11  634部発行
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 昨年末から訃報が目立つ音楽界。残念ながら今週も、訃報2つから。


☆肺癌と脳腫瘍を患い昨年より闘病生活を送っていたビーチボーイズのリード
ギタリスト、カール・ウィルソンが7日に家族に看取られこの世を去った。享
年51歳。グループの長い歴史の中で一貫して中心的存在として活躍してきた
彼だったが、その死によりビーチボーイズはグループ結成以来の中心メンバー
であったウィルソン3兄弟が一人も在籍しない(長兄ブライアンはグループを
脱退している)状態となった。(八亀)


☆86年のNo.1ヒット「Rock Me Amadeus」で知られるファルコが7日、ドミニ
カ共和国のリゾート地で交通事故により死亡した。享年40歳。
当地の発表によると、7日夕方に高速道路上でファルコの乗ったSUVとバスが衝
突し、ファルコは衝突時の衝撃で路上に投げ出され、救助のため病院に運ばれ
たが、頭部に致命傷を受けていたためそのまま死亡した。ファルコが死亡した
病院の発表によると、ファルコの遺体はなぜか別の病院に運ばれて検死解剖を
受けたとのこと。
オーストリア出身で本名をJohann Holzelというファルコは、もともと幼年時
代にはクラシックを学んでいたが、ポップミュージックの世界に進み、80年代
に「Der Kommisar」「Rock Me Amadeus」などのヒットを放ち成功を収めた。
(信沢)


☆先週、サンダンス映画祭への「カート&コートニー」の出品をコートニー・
ラヴが差し止めた、というニュースをお伝えしたが、その件について、俳優の
ロバート・レッドフォードが記者会見で「アーティストとして表現の自由の恩
恵を受けている彼女が他のアーティストの作品の発表を妨害するのは凄く皮肉
なことだ」と発言、コートニーを強く非難した。この映画はアメリカの映画配
給会社からいくつもオファーを受けているが、コートニー側の弁護士は訴訟も
辞さない構え。この映画を見た一部の関係者によると、コートニーは「成功の
ためなら何事も厭わない、スターダムのために脅迫や暴力をも辞さない人間」
として描かれているという。


☆昨年12月に大喧嘩の末、メンバー全員を首にした、と伝えられ、解散が危
惧されていたブラック・グレープがショーン・ライダーとダニー・セイバーの
デュオ体制で活動を続けることが正式に発表された。ライダーによると原因は
ツアー・マネージャーとの確執であり、彼がマネージメントを手懸けるラッパ
ーのカーミットとサイコを、ブラック・グレープと並行して活動していたマン
メイドという別のグループでツアーさせるためにバンドから引き離しにかかっ
た、ということらしい。ショーンとダニーはLAでリハーサルを行い、キャンセ
ルになったツアーも日程を組み直して再開する予定。


☆スヌープ・ドギー・ドッグが「このままとどまれば命が危ない」としてデス・
ロウ・レーベルを離脱した。ドレが抜け、オーナーのスージ・ナイトも9年の
実刑判決で投獄されているのも大きな理由になっている他、レイジ・アゲイン
スト・ザ・マシーンとの共演もプロモーションがほとんどなされず「彼等はビ
ジネスのやり方をわかっていない」という不満もあるらしい。「俺がデス・ロ
ウと仕事を始めた時はみんな家族だったし、ビジネスと音楽が全てだった。で
も時が経って暴力的でネガティヴなものになってしまった。ここは俺のいたい
ところじゃない」と発言。夏にリリース予定の新作「CORLEONE'S REVENGE」は
自ら設立したDOGG HOUSEというレーベルからの発売になる。


☆シャーラタンズがベスト盤をリリース。2月23日発売の「MELTING POT」は
ベガーズ・バンケットでの作品17曲が収録されており、バンドはこれを最後
にメジャーのMCAに移籍する。


☆テキサス州でマリリン・マンソンのTシャツを着ていた18才の青年が逮捕
された。このTシャツには「CAKE AND SODOMY」という曲の一節から“I AM THE 
GOD OF FUCK”という言葉が印刷されており、スーパーマーケットで非番の警察
官に見とがめられ、公然わいせつ罪で逮捕、125ドルの罰金刑を受けたとか。


☆オアシスの「BE HERE NOW」のジャケットに使われた小道具がチャリティ・オ
ークションにかけられることになった。この他にもノエル・ギャラガーのギタ
ーやサイン入のゴールドディスクなども出品され、それぞれ200から1万ポ
ンドの値がつくと予想される。またジミヘンの帽子やステージ衣装、スパイス・
ガールズのジェリのジーンズなどもオークションにかけられる。


☆ホームレスのためのチャリティ団体SHELTERが主催するチャリティ・アルバ
ム「GIMMESHELTER」にはプロディジー、キャスト、アッシュ、ダブスター、ブ
ー・ラドリーズ、リーフらが参加し、3月9日に発売される。これの収録され
るのは全て新曲か新たにリミックスされたもので他では手に入らない音源ばか
り。


☆現在ロンドンで製作中のドクター・ジョンの新作にはスーパーグラス、スピ
リチュアライズド、ポール・ウェラー、ベス・オートン、そしてプライマル・
スクリームと多くのゲストが参加した。リリースは6月の予定。


☆ところでそのプライマル・スクリームの新曲「IF THEY MOVE,KILL'EM」は2
月16日に発売で1週間で廃盤になる。また収録時間が25分を超えるためチ
ャートにはカウントされない。このシングルにはマイ・ブラッディ・ヴァレン
タインのケヴィン・シールズによるリミックスが収録される予定。


☆まとめてミュージシャンの病気情報。ジェイムス・ブラウンは痛み止めの薬
を飲みすぎて中毒状態になり、家族によって強制入院させられたとか。また元
ラモーンズのジョーイ・ラモーンは風邪で高熱を発して入院。スパイス・ガー
ルズのメルCはカナダのトロントで食中毒になりサイン会をキャンセル。また
ダブスターのスティーヴ・ヒラーも食中毒でツアーとチャリティ・コンサート
の出演をキャンセル。みなさんお大事に。


☆ジーザス&メリーチェインが古巣のクリエイション・レーベルと契約した。
彼等がレーベルに初の成功をもたらしたデビュー曲「UPOSIDE DOWN」をリリー
スしてから約13年振りの再契約となり、最初のアルバム「MUNKI」は4月にリ
リース予定。レーベルのボス、アラン・マッギーは「JAMCはイギリスがこれま
で生み出した中でももっとも画期的で革新的な音楽を作ってきた。そしてクリ
エイションはいつでも彼等の精神的な故郷だった」とコメントした。


(以上、記名のない記事の担当は野坂でした)


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


■ Billboard ポップシングルチャート速報(98/2/14付)


 01 (↑) Nice & Slow / Usher (1)
 02 (↓) Together Again / Janet
 03 (→) How Do I Live / LeAnn Rimes
 04 (→) Truly Deeply Madly / Savage Garden
 05 (→) Been Around The World /
      Puff Daddy & The Family (feat. The Notorious B.I.G. & Mase)
 06 (→) I Don't Ever Want To See You Again / Uncle Sam
 07 (↑) A Song For Mama / Boyz II Men
 08 (↑) No, No, No / Destiny's Child
 09 (↑) How's It Going To Be / Third Eye Blind
 10 (↓) Dangerous / Busta Rhymes
 11 (↓) Tubthumping / Chumbawamba
 12 (↓) You Make Me Wanna... / Usher
 13 (↑) I Don't Want To Wait / Paula Cole
 14 (↓) Show Me Love / Robyn
 15 (↑) Gone Till November / Wyclef Jean
 16 (↑) What You Want / Mase (feat. Total)
 17 (↓) Something About The Way You Look Tonight
      /Candle In The Wind 1997 / Elton John
 18 (↑) Kiss The Rain / Billie Myers
 19 (→) Father / LL Cool J
 20 (↓) My Body / LSG


 このコラム連載開始以来初めて予言が的中しました、アッシャー1位!前曲
「You Make Me Wanna...」がエルトン・ジョンの歴史的大ヒットに阻まれて非
常に長い間2位に甘んじたことを考えると、1位獲得の喜びもひとしおでしょ
う。なお「You Make Me Wanna...」は先週UKチャートコーナーでお伝えした
とおりイギリスで初登場1位を記録しており、まだ十代のアッシャー君が大西
洋をまたがって天下を取った形となりました。


 今年に入ってサベージ・ガーデン、ジャネット、そしてこのアッシャーと、
2月中旬にして早くも3曲目のナンバー1ヒットが誕生しました。これは昨年
一年間で8曲しかナンバー1ヒットが生まれなかったことを考えれば驚異的な
ペースといえるでしょう。アーティストにとっては長期政権がままならぬ戦国
時代といったところでしょうが、チャートファンとしては動きがあった方が面
白いですし、このコラムを書いている私もネタに困らない(・・・。)という
ことで喜ばしい傾向ではあります。


 R&B系の4人組新人女性ボーカルグループ、デスティニーズ・チャイルド
が今週16位→8位とジャンプアップしてTOP10入り。今回は彼女たちの
経歴をご紹介しましょう。


 10歳にならないうちから一緒に歌い始めたテキサス州ヒューストン出身の
LaTaviaとBeyonceは1993年までにKellyとLeToyaを加え、現在のデスティ
ニーズ・チャイルドのラインアップを揃える。当時メンバー全員が10〜11
歳(今でもまだ10代半ば!)であった彼女たちは流行りのヒップホップスタ
イルでのパフォーマンスを拒絶、ボーカルグループとしてのスキルの研鑽を重
ねてヒューストン地区では幅広い年齢層のファンを獲得し、街の名物的存在に
まで成長する。ここ数年はその地をツアーで訪れる大物アーティストたちのサ
ポートアクトを務めるまでになっていた彼女たちは昨年コロンビア・レコード
と契約、今月発売されるデビューアルバムでは「No, No, No」をプロデュース
しているワイクレフ・ジーンをはじめとしてジャーメイン・デュプリ、マス
ターPといった旬のスタッフが製作陣として起用されており、彼女たちにかけ
るレコード会社の意気込みが伝わってくる。


 チャートに戻ります。デスティニーズ・チャイルドのシングルではラッパー
としても参加しているフージーズのメンバー、ワイクレフ・ジーンのソロシン
グル「Gone Till November」が22位→15位と上昇してTOP20入り。絶
好調。チャートではすっかりお馴染み、メイスのセカンドシングル「What You
 Want」も24位→16位に上昇。今回はセカンドアルバムの発表が待たれる
レーベルメイト、トータルが客演。


 最後にTOP20圏外の上昇曲のご紹介。初主演映画がアメリカでもまずま
ずのヒットとなっているスパイス・ガールズの新曲「Too Much」が初登場22
位。イギリスでは既にナンバー1を獲得済み。現在来日中の女性シンガーソン
グライター、サラ・マクラクランの「Sweet Surrender」は28位に初登場。
チャートを独占する勢いのR&B系プロデューサーものでは、キース・ス
ウェット制作のオール・スクール「Am I Dreaming」が32位、テディ・ライ
リー制作のクイーン・ペン「All My Love」が34位、先週ご紹介したパフ・
ダディ制作のザ・ロックス「If You Think I*m Jiggy」が2週目36位でTO
P40入りを果たしています。


 R&B系が多いのが少々気になりますが、チャートの変動が激しいのは
ファンにとって非常に楽しいこと。今後の展開に注目しましょう。あとなかな
かここでは紹介できませんが、最近TOP40圏外のヒット曲でカントリー系
の作品が非常に増えてきています。カントリーファンの方は要チェック。
(以上、担当は八亀 yakame@meantime-jp.com)


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


■ Billboardポップアルバムチャート速報(98/2/14付)


 1   1  Titanic                 Soundtrack
 2   2  Let's Talk About Love   Celine Dion
 3   3  Spiceworld              Spice Girls
 4   4  My Way                  Usher
 5   6  Yourself Or Someone Like You
                                Matchbox 20
 6   5  Backstreet Boys         Backstreet Boys
 7   8  Savage Garden           Savage Garden
 8   7  Tubthumper              Chumbawamba
 9  15  Harlem World            Mase
10  11  Spice                   Spice Girls


実に動きのないつまらないチャートですな。トップ10に入ってきた2枚も、過
去に大ヒットしたものの再上昇だし。でも、スパイス・ガールズのトップ10に
2枚同時ランクインってのも凄いですね。けっこうファーストとセカンドのジャ
ケが似てるので、間違えて買ってるケースも少なくないと見てますが (^^; 


トップ10のメンツについてはもう毎週毎週同じことを書いてるので今週は11
位以下を見てみましょう。注目は、このところ急上昇して、とうとう23位にま
で上がってきたザ・ヴァーヴ。日本でもロック系の雑誌では盛んに取り上げら
れているし、イギリスのロックシーンを気にしている人なら、97年といえばレ
ディオヘッドとこのヴァーヴは外せない、という感じでしょう。実際、イギリ
スでは年末恒例の各雑誌の人気投票では軒並み上位に選出され、その後押しも
あってか、年が明けて98年になってからもずっと全英アルバムチャートの1位
を独走中です。イギリスでは最高位2位の大ヒット「Bitter Sweet Symphony」
がアメリカでもラジオで盛んにオンエアされだしたことで、アルバムも火がつ
きはじめたようです。オアシス以来久々のUKロックバンド、全米ブレイクなる
か!? 


「Bitter Sweet Symphony」同様、ラジオではさかんにオンエアされてるのにシ
ングル発売されてないから、みんなアルバムを買わざるを得ない、ってことで
再上昇してきたのが28位のK-Ci & JoJo。ジョデシのメンバーであるこの2人
のアルバムはあまり大きなヒットにならずに静かにチャートから消えていくか
と思われましたが、美メロで大甘の名曲「All My Life」がエアプレイヒットに
なったことで再び脚光を浴びました。 


日本ではかなり人気のある、ピアノを中心にした編成のロックバンド、ベン・
フォールズ・ファイブ。これも「Brick」(静かめの良い曲)のエアプレイヒッ
トに助けられてアルバムが46位まで再上昇してきてます。 


てな感じであまりにも動きがないのでなんにも書くことがない情けない週にな
ってしまいました。
来週はいよいよパール・ジャムが登場(の予定)。タイタニックとの対決は破
れると見てますが、果たしてセリーヌ・ディオンには勝てるのか?はたまた、
根強い人気でタイタニックをも破るか!?


過去のチャート解説や、実際の売り上げ枚数まで掲載したプロフェッショナル
バージョンはこちら:
http://www.meantime-jp.com/Weekly/AlbumChart.html
(以上、担当は真貝 kaz@meantime-jp.com)


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               全米ヒットチャート***FLASHBACK!!
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 アメリカでは今やセリーン・ディオンの映画「タイタニック」の主題歌が爆
発的な大流行で、まだシングルカット前から、いきなり1週間でのエアプレイ
数の新記録を樹立したとか。久しぶりの初登場1位の予感もある今日この頃、
今日は15年前のチャートにFLASHBACKです。


1983年2月12日付シングルチャートトップ10


順位 前週 週数
* 1 ( 2) (15)   Down Under●(ダウン・アンダー)- Men At Work
* 2 ( 4) (22)   Baby, Come To Me●(あまねく愛で)
                - Patti Austin with James Ingram
  3 ( 3) (16)   Sexual Healing●(セクシャル・ヒーリング) - Marvin Gaye
* 4 ( 5) ( 9)   Shame On The Moon(月に吠える)
                - Bob Seger & The Silver Bullet Band
  5 ( 1) (16)   Africa●(アフリカ)- Toto
  6 ( 6) (18)   Maneater●(マンイーター)- Daryl Hall & John Oates
* 7 ( 9) (19)   You And I - Eddie Rabbitt with Crystal Gayle
  8 ( 8) (20)   Rock The Casbah(ロック・ザ・カスバ)- The Clash
* 9 (12) ( 8)   Stray Cat Strut(ストレイ・キャットすとらっと)
                - Stray Cats
*10 (10) (15)   You Can't Hurry Love(恋はあせらず)- Phil Collins


 ほんの数週間前1位に輝いていたのはオーストラリアのサヴェージ・ガーデ
ンでしたが、15年前のこの週のナンバーワンは、リトル・リバー・バンドが切
り開いた道を踏みしめ(リック・スプリングフィールドは、TVソープ・オペラ
の「General Hospital」人気なのでカウントしない)、アメリカ市場でのオー
ストラリアン・ポップ・バンドの一時代を築いたメン・アット・ワークの『ダ
ウン・アンダー』。ユニークなサウンドもさることながら、当時スタートした
ばかりのMTVでヘビーローテーションだったビデオ・クリップ(リーダーのコ
リン・ヘイのエキセントリックな顔も迫力あったが)のおもしろさも相まって、
当時洋楽ファンに強い印象を残した。残念ながらメン・アット・ワーク自身は
この後2曲のトップ40ヒットを最後にシーンから姿を消したが、彼らに続いて、
イネクセス、ミッドナイト・オイルなど個性的なバンドがアメリカ市場で活躍
したことは記憶に新しい。


 2位は先出のTV番組「General Hospital」に使用されて人気を博したパティ・
オースティンの匂い立つようなバラード。80年代前半はこうしてTV番組での使
用がきっかけで大ヒットになる、と言うパターンが結構あった。ビリー&ザ・
ビーターズの『At This Moment』(マイケルJフォックス主演の「Family Ties」)、
クリストファー・クロスの『Think Of Laura』(「General Hospital」)など
がそうだ。
 3位は先週のFLASHBACKにも登場したマーヴィン・ゲイ最後の、そして記念すべきカムバック・ヒット。当時彼の訃報に接した学生時代の筆者は世の無常をしみじみと感じたものであった。
 4位のボブ・シーガーはこれは渋みの極致の大ヒット。こんな曲は絶対日本で
はひっとしないが、アメリカでは中西部のカントリーマーケットの票をも集め
てこの後2位まで上がるヒットとなったが、『ビリー・ジーン』という超強力
曲の前に1位の座は獲得できなかった。5位6位は80年代そのものの産業系が
続くが、7位にまた地味な曲が入っている。当時のカントリー界の若手を代表す
るシンガー、エディ・ラビットとクリスタル・ゲイルのデュエットだ(今で言
えばティム・マッグロー&フェイス・ヒルくらいの位置づけか)。じりじりと
上がっていってこの週から7位4週間をマークしたこの曲も、やはり当時の人
気TVコメディ・ドラマ、「All My Children」のテーマ曲として使われたこと
がヒットの重要な要素だった。
 下位3曲はいずれもそれぞれのアーティストの代表曲、というと怒られそう
な曲が並んだ。クラッシュのこの曲にしても彼らの本質とはほど遠いし、スト
レイ・キャッツにしてもこりゃはっきりいってノベルティヒットだし。フィル・
コリンズのシュープリームスのカバーは理屈抜きに楽しめるけど、ビデオクリ
ップとアレンジの芸のなさはなんとかしてほしいところ。なお、どーでもいい
が、この週、40位にあの怪曲、スティックスの『ミスター・ロボット』がホッ
ト100初登場していたことを付言して、今週はさようなら。(担当:阿多)


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■今週のUK CHART (1/31日付)


 1(-) DOCTOR JONES / AQUA
 2(1) YOU MAKE ME WANNA... / USHER
 3(-) GETTIN' JIGGY WIT IT / WILL SMITH
 4(2) NEVER EVER / ALL SAINTS
 5(4) HIGH / THE LIGHTHOUSE FAMILY
 6(7) ANGELS / ROBBIE WILLIAMS
 7(-) CRAZY LITTLE PARTY GIRL / AARON CARTER
 8(3) MULDER & SCULLY / CATATONIA
 9(8) TOGETHER AGAIN / JANET
10(6) BAMBOOGIE / BAMBOO


 毎週1位が入れ替わる、あいかわらず動きの激しいイギリスのチャート、今
週も凄い事になってしまった。「BARBIE GIRL」の大ヒット(年間2位)に続き
2曲連続で1位を奪ったのはアクア。アメリカとは違った曲をシングルにして
きたのだが、これもタイトルを見ただけでどんな曲が想像つきそうなしろもの
ですな(筆者未聴)。続いて3位に入ってきたのはこれも前のシングル「MEN IN 
BLACK」がNO.1になったウィル・スミスの新曲。だいぶ間隔が相手のリリース
となったが、映画の力を借りなくても大ヒットするということで、すっかりこ
の人も大物になってしまった感があり。 4、5、6位とも依然10位内に居座
り続けるロング・セラーが並び、7位に入ってきたのはガキんちょアイドルの
アーロン・カーター。昨年11月に9位を記録した「CRUSH ON YOU」に次ぐヒ
ット。彼については詳しい事がわかったらまたお伝えする予定。また謎のバン
ブーだが、この曲KCの「GET DOWN TONIGHT」をサンプリングしており、イギリ
スではビールのCMで使われてのヒットだそう。


 この他11位以下では12位にセイント・エチエンヌの2年振りの新曲
「SYLVIE」が初登場。またしてもトップ10入りを逃したのは残念。たしかに
キャッチーさには少し欠けるものの、これがまたいい曲でアルバムに期待が高
まる。タンバリン・スタジオで録音したという新作「SAINT ETIENNE IN GOOD 
HUMOUR」は2月発売なのでよろしく。他には13位にCE CE PENISTON,18位に
はPUFF DADDY(イギリス・ツアーをキャンセルしなければもう少し上に来たか
も)、26位にはストーンズ、28位にはダブスターの新曲も登場。これもい
い曲ですよ、というところで今週はこの辺で。


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


 今週は発行担当者の真貝が(本業の)仕事で首が回らなくなってしまい、毎
週火曜日発行のところを、1日遅らせてしまいました。メールマガジンの到着を
楽しみにしていた皆さん、ごめんなさい。サラリーマン編集者はつらいっす。


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


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