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      Music Magazine 【 meantime 】 Mail Magazine Edition


               [Vol.10]    1998/1/20  570部発行
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★今週は大量アップデート!★


●DA RAP SCENE 96-97●
  チャートを席捲するラップアーティストたち。彼らは何者なのか?何を考えて
いるのか?いったいどこから聞き始めればいいのか?そんなあなたの疑問にずばり
お応えします。これだけの情報を集積しているサイトはなかなかないありません。
ラップ初心者だけでなくヒップホップジャンキーの方も、もっと世界を広げてみま
しょう。
http://www.meantime-jp.com/DaRapScene/DaRapIntro.html
またはトップページから [meantime black] をクリック!


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  おかげさまで1/14に10,000アクセスを達成し、ひとまずこのキャンペーンは終
了させていただきました。


●年間投票'97受付中!●
 meantimeでは毎年恒例の年間投票、今年も投票受付を開始しました。アメリカで
トップ40に入ったシングルを対象とする「トップ40部門」、それ以外のシングルを
対象とする「NON-TOP40部門」、そしてアルバムを対象とする部門の3部門です。
詳しくはこちらのぺージでチェック!
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 毎週お届けする内容は、基本的に全米と全英のチャートから、今のホットな動き
を中心にどんどん発信していきます。まずは連載記事その1、今週の全米シングル
ヒットチャートの紹介から・・・!


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■ Billboardポップシングルチャート速報(98/1/24付)
     
01 → Truly Madly Deeply / Savage Garden (2)
02 ↑ How Do I Live / LeAnn Rimes
03 ↓ Together Again / Janet
04 ↑ Been Around The World / Puff Daddy & The Family
05 ↓ Something About The Way You Look Tonight
    /Candle In The Wind 1997 / Elton John
06 → My Body / LSG
07 ↑ Tubthumping / Chumbawamba
08 ↑ Show Me Love / Robyn
09 初 Nice & Slow / Usher
10 ↓ You Make Me Wanna... / Usher
11 ↑ I Don't Ever Want To See You Again / Uncle Sam
12 ↑ A Song For Mama / Boyz II Men
13 ↓ I Don't WAnt To Wait / Paula Cole
14 ↓ Feel So Good / Mase
15 ↑ Dangerous / Busta Rhymes
16 → How's It Going To Be / Third Eye Blind
17 ↓ My Love Is Shhh! /
    Somethin' For The People feat. Trina & Tamara
18 ↑ I Do / Lisa Loeb
19 ↓ We're Not Makin' Love No More / Dru Hill
20 ↑ No, No, No / Destiny's Child
     
 サベージ・ガーデン再び。彼らの成功が決してまぐれ当たり的なものではない
ことが証明されました。また、ここにきて再び2位に再浮上したリアン・ライム
スにも注目。「How Do I Live」は今週チャートイン32週目を記録しており、
もし今後1位を獲得するようなことがあれば「チャート史上最も1位を獲得する
までに時間がかかった曲」となります。彼女のレコードはレーベルの関係でこれ
までは日本で発売されていませんでしたが、先日待望の日本盤がリリースされ、
一部のFM局では早くもヘビー・ローテーションとしてこの曲をかけまくってい
るところもあるとか。98年の彼女の日本での活躍を期待したいところです。
     
 ティーンエイジR&Bシンガー、アッシャーが一週目で9位に初登場。エルト
ン・ジョンの「Candle In The Wind 1997」に阻まれて長いこと2位に甘んじた
前作「You Make Me Wanna...(今週10位)」の雪辱なるか?
     
 今週はこのアッシャーの経歴を簡単に紹介してみましょう。アッシャーことア
ッシャー・レイモンドはテネシー州チャタヌーガ生まれの18歳。94年にプロ
デューサーとして今をときめくショーン"パフィ"コムズを迎えて制作されたセル
フタイトルアルバムでデビュー。シングル「Think OF You」をR&Bチャートで
ヒットさせて順調なキャリアのスタートを切る。高校を卒業して昨年制作された
セカンドアルバム「My Way」では、ソー・ソー・デフ・レーベルの主催者ジャー
メイン・デュプリがヒット曲「You Make Me Wanna...」と「Nice & Slow」を含
むアルバム収録曲の半分以上を手がけ、その他にもテディ・ライリー、所属レー
ベルのオーナーであるベビーフェイスといった豪華な顔触れによる作品を聴くこ
とができます。現在彼はデビュー以来の恩師(?)パフ・ダディ率いるバッドボ
ーイ・ファミリーのコンサートツアーに同行中で、定評のあるそのステージアク
トを毎回披露しているそうです。
     
 さて、アッシャーの他に今週TOP20内にニューエントリーしたのはもう一
曲、女性4人組の新人グループ、デスティニーズ・チャイルドの「No, No, No
(20位)」。この曲はフージーズのメンバー、ワイクレフのプロデュースによ
るユニークなダンスナンバー。中盤で曲調が一瞬ガラっと変わる部分は、聴く度
はっとさせられます。
     
 最後にTOP20外のニューエントリー。パール・ジャム約2年ぶりのシング
ル「Given To Fly」が23位に初登場、今後に期待しましょう。昨年の最終週に
発行されたビルボードの裏表紙に1頁大の広告がデカデカと掲載されていたユニ
バーサル・レコード期待の新人女性シンガー、アラナ・デイビスのデビュー曲
「32 Flavors」は登場8週目で念願のTOP40入り。彼女のプロフィールにつ
いてもいずれご紹介できれば、と思っています。
(以上、担当は八亀 yakame@meantime-jp.com)


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■ Billboardポップアルバムチャート速報(98/1/10付)


 1  11  Titanic                       Soundtrack
 2   1  Let's Talk About Love         Celine Dion
 3   3  Tubthumper                    Chumbawamba
 4  12  My Way                        Usher
 5   2  Sevens                        Garth Brooks
 6   4  Harlem World                  Mase
 7   9  Backstreet Boys               Backstreet Boys
 8   7  Yourself Or Someone Like You  Matchbox 20
 9   5  You Light Up My Life 
               - Inspirational Songs  LeAnn Rimes
10   8  No Way Out                    Puff Daddy & The Family


  今週は久々に意外性のある動きとなりました。
先々週31位→先週11位→そして今週1位と、大ジャンプアップで1位を奪取
したのは、話題の超大作映画のサントラ。皮肉にも首位を追い落とされたセリー
ヌ・ディオンがメインテーマを歌ってます。
  しかしセリーヌの曲以外は純然たる映画音楽。なんたってこのサントラもソニー
のクラシック部門SONY Classicalから発売されているぐらいですから。コンポー
ザーのジェームス・オーナーという人はハリウッドの映画音楽の世界で今いちばん
有名とも言える人(らしい)で、過去に3つのグラミーを受賞してるそうです。今
回もこのサントラでオスカーのオリジナル・スコア部門、主題歌部門にノミネート
されています。最近ヒットしたサントラといえばほとんど例外なくブラック系のメ
ジャーアーティストが大挙して参加したオムニバス形式のもので、サントラという
よりは流行モノの音満載のオムニバスアルバム、という感覚でウケていました。し
かしこのアルバムは「本当の」サントラ。映画が爆発的にヒットしたことで「ジュ
ラシック・パーク」のサントラなどもそこそこのヒットになりましたが、この手の
作品がこれだけ爆発的にウケるのは極めて異例のことで、No.1になるのは16年も前
の82年、「Chariots Of Fire / 炎のランナー」以来だそうで。果たして映画の力
なのか、はたまたセリーヌの力なのか?
(最近アメリカに行った人によると、アメリカ人はみーんな劇場の周りに列をつくっ
て「Titanic」を観ていて、ラジオではセリーヌの曲ががんがんかかってるそうで)
↑情報提供:はまべ君
  しかしそのセリーヌ・ディオンの歌うメインテーマ、実は今週2位の彼女自身の
アルバムにも入ってる曲だったりして。


  チャンバワンバは3位をキープ。しかし、先週比でセールスはほとんど半分にまで
落ちています。これはなにもチャンバワンバに限ったことではなく、先週を境にはっ
きりと「ホリデー」と「日常」に分かれています。毎週書いてますがホリデーシーズ
ンには「家族」「アダルト」にウケる作品が爆発的に売れ、ホリデーが終わると同時
に彼らが店から遠のき、相対的に若者ウケする作品が上位に返り咲きます。
まさに若者ウケ(子供ウケ?)なのが4位にまで一気に上昇してきたR&B界のアイドル、
アッシャー。ファーストシングルが大ロングセラーを続けているうちにセカンドシン
グルを発売、今週シングルチャートの9位にいきなり初登場してきました。その勢い
か、アルバムもぐっと伸びてきました。
  アッシャー同様アイドル的にウケているのが6位のメイス(ラップ)、7位のバック
ストリート・ボーイズ(ポップス)。やや毛色が異なりますがシングルが大ヒット中
のサベージ・ガーデン(80年代風ポップス)も34位→25位と上昇してきています。
去年はスパイス・ガールズ、ハンソンが大ウケだったし、そろそろ殺伐としたオルタ
ナ系ロックやラップばかりじゃなく、こういう健全なアイドルポップスも復活の兆し
が見えてきました。
  先週グラミー賞のノミネートが発表されました。アルバム・オブ・ジ・イヤーにノ
ミネートされたレディオヘッドが先週102位から76位に、同じくボブ・ディランが115
位から77位に、全部で最多の7部門ノミネートと、話題を振りまいているポーラ・コー
ルが122位→91位と続々と復活。今後もっと伸びるでしょう。もし受賞なんかしちゃっ
たらトップ10近くまで行くかもしれません。日本のヒット曲にテレビ番組とのタイア
ップは欠かせませんが、アメリカもテレビ番組やイベントの影響はかなり顕著にチャ
ートに現れます。なお、レディオヘッドのアルバムは、英米の音楽雑誌が選ぶ97年の
ベストアルバムで、ほとんど首位を総ナメにして、批評家からは絶賛の嵐です。


  来週か再来週あたり、パフ・ダディがまたも新兵器を送り出してきます。ザ・ロッ
クス(The Lox)。高順位での登場は間違いないでしょうが、シングルさえもヒット
していない新人が、果たしてどこまで行けるか? そして、日本とイギリスでは話題
になっているドラムン・ベースのゴールディーなんて、どこまで行けるか? ケミカ
ル、プロディジーがあれだけ売れて、ポーティスヘッドでさえ20位台に初登場してた
ぐらいですから、案外侮れないかも(これは日本先行発売で、先週発売されたばかり
なのでまだチャートへの登場はちょっと先)。


過去のチャート解説や、実際の売り上げ枚数まで掲載したプロフェッショナルバージ
ョンはこちら:
http://www.meantime-jp.com/Weekly/AlbumChart.html
(以上、担当は真貝 kaz@meantime-jp.com)


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    全米ヒットチャート***FLASHBACK!!


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この1週間は東京は記録的な大雪に見舞われ、筆者も含めてたくさんの人が電車に
閉じこめられたり、雪の中を苦労して帰宅したりとお疲れさまでした。今週はぐっ
と現在に近くなって5年前のチャートへFLASHBACK!
     
1993年1月23日付シングルチャートトップ10
     
順位 前週 週数
   1 ( 1) (11)  I Will Always Love You▲4(オールウェイズ・ラブ・ユー)
                - Whitney Houston
   2 ( 2) (15)  If I Ever Fall In Love▲(イフ・アイ・エバー・フォール・
                イン・ラブ)- Shai
   3 ( 3) ( 9)  In The Still Of The Nite (I'll Remember) (From "The 
                Jacksons")▲ - Boyz II Men
   4 ( 4) (17)  Rump Shaker▲2(ランプ・シェイカー)- Wreckx-N-Effect
 * 5 ( 5) (14)  Saving Forever For You (From "Beverly Hills 90210")
               (セイビング・フォーエバー・フォー・ユー)- Shanice
   6 ( 6) (24)  Rhythm Is A Dancer●(リズム・イズ・ア・ダンサー)- Snap
   7 ( 8) (15)  Good Enough●(グッド・イナフ) - Bobby Brown
 * 8 (10) ( 8)  Deeper And Deeper(ディーパー・アンド・ディーパー)
                - Madonna
 * 9 (13) ( 6)  A Whole New World (Aladdin's Theme)●(ホール・ニュー・
                ワールド)- Peabo Bryson & Regina Belle
  10 ( 7) (20)  I'd Die Without You (From "Boomerang")●(アイド・ダイ・
                ウィザウト・ユー)- P.M. Dawn
     
 1月のチャートの常として動きが少ないのはよくあることだが、この週はまたひ
どい。上位6曲は順位変わらず、おまけに星印つきもわずかに3曲という低調さ。ま
あ、トップにいすわるホイットニーがこれで9週目の1位を爆走中で、あと5週1位
を続けることになる、いわば折り返し点の状況だったから無理もないか。それで2
位で涙を飲んだのはデビューながら大ヒットを飾ったシャイ。かれらは2回にわた
って2位と3位の間を往復し、合計実に13週間2位と3位に粘った。この間、2度にわ
たってホイットニーに1位への道を阻まれると言う不運さ(その前に1回1位に挑
んだときはThe Heightsの『How Do You Talk To An Angel』に阻まれている)。
この希代の大ヒットがなければシャイのこの曲は堂々ナンバーワンだったに違いな
い。
 この週は珍しくTV番組に使用された曲が2曲、トップ10にチャートインしている
。3位のボーイズIIメンと5位のシャニースがそうだ。前者は、(確か)アメリカの
CBS-TVで2回連続のTV映画「The Jacksons: An American Dream」の主題歌。オ
リジナルはFive Satinsの1956年のヒット。ジャクソン5が全米で大ブレイクするま
でのジャクソンファミリーの愛憎ドラマを描いたスペシャル番組だった(ちなみに筆
者は当時の放送をビデオに収めているので、ご興味のある向きはどうぞ)。後者は言
わずと知れたFOXチャンネルの人気ドラマ「Beverly Hills 90210」の挿入曲。シャ
ニースと言えばつい最近、BabyfaceのUnpluggedに客演、現在アリスタとラフェイス
を相手取った訴訟で忙しいToni Braxtonに代わり、見事な歌唱力で『Breathe 
Again』を披露して健在ぶりを見せてくれた。大人のシンガーに脱皮したシャニース
、これを機に復活を期待したいものです。
 しかし最近になってくると途端にブラックの比率が跳ね上がるな。この週なんか
、10曲ともR&B/ヒップホップ/ダンス系の曲ばかり。昔はR&Bチャートで大ヒットで
もポップチャートにはチャートインすらしないという曲も少なくなかったが、この
頃から急激にブラック系のポップチャートでの躍進が顕著になってきた気がする。
ひとつにはHot100のエアプレイ・モニター・ステーションの中でR&Bやアーバン・フ
ォーマットの比率が増えてきたことが上げられるだろうし、1991年以降の
SoundScanデータとBroadcast Data Systems(BDS)データの使用によるチャート
集計も何らかの影響を与えているのだろう。詳細な分析は今ここではできないが、単
にリスナーの嗜好の変化だけでは片づけられないような気がする。ということで、
また来週。(担当:阿多)


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今回の発行責任者: 真貝一之   Kazuyuki Shinkai    kaz@meantime-jp.com
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