====================================================================
Music Magazine 【 meantime 】 Mail Magazine Edition
[Vol.9] 1998/1/13 549部発行
=======================================
meantimeメールマガジンのご購読ありがとうございます。このメールマガジン
は、meantimeのウェブサイト、及びミニコミ形式のmeantime本誌と連動して、洋
楽に関する各種情報を無料でお届けしています。
今後もできるだけ週1回程度の発行を目標に頑張ります。ウェブサイトの方は
週に2回程度アップデートしていますのでそちらのチェックもお忘れなく!
*********************************************************************
なお、meantimeは洋楽愛好者のためのサークルで、企業などの営利団体ではあ
りません。6人のふつうの音楽好きな社会人によってミニコミの発行、イベントの
開催、ウェブサイト運営などを行っています。
詳しくはmeantimeのウェブサイト、[ What is meantime ? ]および[ events ]
のページをご覧下さい。
http://www.meantime-jp.com/WhatisMeantime/Whatis.html
http://www.meantime-jp.com/Events/Event_Index.html
------------------< meantime ウェブサイト 更新情報 >--------------------
●年間投票'97受付中!●
meantimeでは毎年恒例の年間投票、今年も投票受付を開始しました。アメリカ
でトップ40に入ったシングルを対象とする「トップ40部門」、それ以外のシングル
を対象とする「NON-TOP40部門」、そしてアルバムを対象とする部門の3部門です。
詳しくはこちらのぺージでチェック!
http://www.meantime-jp.com/Year-EndPoll/Poll97/list.html
投票用フォームは:
http://www.meantime-jp.com/Year-EndPoll/Poll97/voteform.html
または トップページから [Year-End Poll] をクリック!
更新情報は、what's newのページをご覧下さい。
http://www.meantime-jp.com/WhatisMeantime/WhatsNew.html
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
毎週お届けする内容は、基本的に全米と全英のチャートから、今のホットな動
きを中心にどんどん発信していきます。まずは連載記事その1、今週の全米シン
グルヒットチャートの紹介から・・・!
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
■ Billboardポップシングルチャート速報(98/1/17付)
01↑ Truly Madly Deeply / Savage Garden (1)
02↑ Together Again / Janet
03↓ Something About The Way You Look Tonight
/Candle In The Wind 1997 / Elton John
04↑ How Do I Live / LeAnn Rimes
05↓ Been Around The World / Puff Daddy & The Family
06↓ My Body / LSG
07↓ You Make Me Wanna... / Usher
08↑ Tubthumping / Chumbawamba
09↑ Show Me Love / Robyn
10↓ Feel So Good / Mase
11↑ I Don't Want To Wait / Paula Cole
12→ My Love Is Shhh! /
Somethin' For The People feat. Trina & Tamara
13↓ A Song For Mama / Boyz II Men
14↑ I Don't Ever Want To See You Again / Uncle Sam
15↓ We're Not Making Love No More / Dru Hill
16↑ How's It Going To Be / Third Eye Blind
17↓ I Will Come To You / Hanson
18↑ Busta Rhymes / Dangerous
19↑ I Do / Lisa Loeb
20↓ The One I Gave My Heart To / Aaliyah
エルトン遂に陥落!史上最高の売上を誇るシングル「Candle In The Wind
1997」を倒すのは誰か?とまるで双葉山の連勝記録(例えが古い・・)ばりに注
目されていた(??)このチャート争いは、有力候補と目されていたジャネット、
パフ・ダディを飛び越して伏兵安芸の海、ならぬサベージ・ガーデンの奪首で幕
を閉じました。
いい機会なのでここで彼らサベージ・ガーデンのご紹介。オーストラリア人の
ダーレン・ヘイズ(72年生まれ)とダニエル・ジョーンズ(73年生まれ)は
カバーバンド「レッド・エッジ」の活動を通じて知り合い、自らのオリジナル作
品を演奏するため93年に新ユニットを結成、バンド名を吸血鬼小説からヒント
を得て「サベージ・ガーデン」と名付ける。96年にインディ・レーベルから発
表したデビュー曲「I Want You」がその年オーストラリアで最も売れたシングル
となっていきなり人気バンドの地位を獲得し、続くシングル「To The Moon &
Back」でも前作を上回る売上を記録、97年のオーストラリアの音楽賞を独占し
た。この活躍を見たコロンビア・レコードは彼等の作品の海外における販売権を
獲得し、97年前半にアメリカでリリースされた「I Want You」は80年代色の
強いサウンドがウケて見事TOP10入りを記録。続く「To The Moon & Back」
もTOP40ヒットとなって、今回の「Truly Madly Deeply」のリリースとなっ
た。オーストラリアでは大ヒットとなった「To The Moon 〜」がアメリカではい
ま一つの成績で、これは典型的な2発屋か?と心配もされたが、現在のアメリカ
のアイドル需要はかなりのものがあるようで、しっとり系のバラード「Truly
〜」がご覧のとおり大ヒット。例えがしつこくなりますが、双葉山を倒した安芸
の海は後に横綱になりました。彼らはどうでしょう?
話をチャートに戻します。今週のチャートの根拠となっている売上やエアプレ
イのデータは恐らく昨年末頃のものと思われますが、年末にはどこの国でも「今
年の10大事件」や「年間ベストヒット」のような番組が多く組まれる傾向があ
り、その年を代表するヒット曲が再び頻繁にラジオで流されるようになります。
4位のリアン・ライムス、8位のチャンバワンバなどはそういった恩恵があって
の再上昇でしょう。TOP20以下でもジュエル(史上最長記録タイの60週
目!)やバックストリート・ボーイズら半年以上前からチャートに滞在している
ヒット曲が再びランクを上げています。
打倒エルトンの急先鋒か?と思われたパフ・ダディが2位→5位にランクダウ
ン。しかもタイトルがこれまでの「It's All About The Benjamins」からカップ
リングの「Been Around The World」に変わっています。HOT100ではラジ
オでより多く流される方がA面扱いとされる決まりがあるので、DJたちがいい
加減「〜Benjamins」の方をかけ飽きたということなのでしょうか?「Been〜」
は以前ご紹介したとおりデビッド・ボウイの「Let's Dance」を元ネタにしたポ
ップな曲で、アルバム発売時から話題となっていたものです。全くの余談ですが
ネタ元、ボウイのシングル「I'm Afraid Of Americans」は今週67位にランクイ
ン中。
先日発表されたグラミー賞のノミネーションで、ベビーフェイスに次ぐ7部門
にノミネートされた女性シンガー、ポーラ・コールの新曲「I Don't Want
ToWait」が順調に11位にアップ。グラミー効果で今後彼女の作品のセールスが
上がることは必至なので、今後の動向が注目されます。
今週TOP20内にニューエントリーしたのは、先週の57位から18位にジ
ャンプアップしたラッパー、バスタ・ライムスの「Dangerous」と、日本でも先
日行われた赤坂BLITZでの2日間の公演チケットが即日完売したほどの人気
者リサ・ローブの「I Do(19位)」の2曲。下位曲では新人女性シンガー、ビ
リー・マイヤースの「Kiss The Rain」が35位に上昇してTOP40入り。
(以上、担当は八亀 yakame@meantime-jp.com)
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
■ Billboardポップアルバムチャート速報(98/1/17付)
1 2 Let's Talk About Love Celine Dion
2 1 Sevens Garth Brooks
3 5 Tubthumper Chumbawamba
4 10 Harlem World Mase
5 4 You Light Up My Life LeAnn Rimes
6 6 Come On Over Shania Twain
7 11 Yourself Or Someone Like You
Matchbox 20
8 13 No Way Out Puff Daddy & The Family
9 12 Backstreet Boys Backstreet Boys
10 15 Aquarium Aqua
宴の後、って感じでしょうか。激しい年末商戦が終わりました。
この年末のベストセラーになったガース・ブルックスが先週の68.3万枚から15.5
万枚にセールスを落として2位に転落、同じく62.3万枚から28.3万枚に大きくセ
ールスを落としながらも下落幅が比較的小さかったお陰で1位になったセリーヌ・
ディオン。
今週のチャートは動きが激しいですが、「いかに下降幅を最小限にくい止めた
か」という消極的な動きなのです。
今週のチャートは、実際には、クリスマスのホリデーが明けて、また日常生活
が始まったいわば「正月明け」のチャート。新譜は出ないし、休み中にいっぱい
金使っちゃったし、店はしばらく入荷が止まってて、という状況だからセールスが
落ちるのは当たり前。逆に言うと、こんなときでも売れるやつってのは、日頃から
レコード屋に足繁く通ってる若者にウケるものが相対的に強くなるわけです。それ
が、とうとう3位にまで躍進したチャンバワンバであり、一度は20位近くまで落ち
ながらも復活してきたメイス、パフ・ダディの師弟コンビなんでしょう。
注目されるのはついにトップ10入りを果たしたバックストリート・ボーイズ。
8月にチャートに初登場したときはシングルがヒット中だったにも関わらず29位と
意外と低かったのですが、その後人気が浸透したのか?徐々に順位を上げて、とう
とうトップ10にまで入ってきました。
底力を感じさせるのが7位のマッチボックス20。カウンティング・クロウズ〜
ウォールフラワーズの流れに位置づけられそうなオーソドックスなロックバンド
ですが、この半年ぐらいずっとトップ10近辺でねばり続けています。フーティ&
ザ・ブロウフィッシュ同様、スター性には乏しいけど、ごくふつうの「いい曲」を
書くバンドとでも言うんですかね。
さてトップ10圏外に目を転じると。
31→11と大きくアップしている「タイタニック」のサントラが目を引きますが、
これでさえ実際の売り上げ枚数では先週より落ちているんだそうで。
バックストリート・ボーイズが白人ティーンエイジャーの女の子のアイドルな
ら、黒人の女の子のアイドルは、12位のアッシャー君。彼も今になって最高位を
更新。いかにもアイドル然としたアルバムの作り方も微笑ましいです(リミックス
バージョンを収録して無理矢理曲数増やしたりしてる)。
そしてホリデーシーズンが終わってアダルト層がレコード屋から遠ざかったこ
とで、いちばんあおりを受けたのが3位から16位に転落したバーブラ・ストライザ
ンド。まあこりゃ仕方ないかな。
昔みたいな「超ロングセラー」がすっかりなくなったチャートの中で、唯一そ
う呼べるのが今週22位のジュエル「Pieces Of You」。来週でチャートインから
ちょうど100週になります。
ところでここ数週のチャートの上位の顔ぶれ、12月にこのコラムで予想した通
りの展開になりました。と、いちおう自画自賛 (^^)
今週はこんなところで。
ホームページには、97年5月以降、毎週のトップ10、売り上げ枚数、そして解説
を掲載しています。
http://www.meantime-jp.com/Weekly/AlbumChart.html
をチェック!
(以上、担当は真貝 kaz@meantime-jp.com)
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
全米ヒットチャート***FLASHBACK!!
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
皆さん、遅まきながら明けましておめでとうございます。新年早々グラミー賞の7部
門にポーラ・コールがノミネートされるやら、14週続いたエルトンをオーストラリ
アの食わせ者、サベージ・ガーデンが引きずりおろすやら、なかなか面白い話題が
続いていますが、今年初めてのFLASHBACKは、20年前に遡って、1978年に行ってみま
しょう。
1978年1月21日付シングルチャートトップ10
順位 前週 週数
* 1 ( 1) (17) Baby Come Back(ベイビー・カム・バック)- Player
2 ( 2) (18) How Deep Is Your Love(愛はきらめきの中に)- Bee Gees
3 ( 3) (15) Here You Come Again(愛のほほえみ)- Dolly Parton
* 4 ( 4) (13) You're In My Heart (The Final Acclaim)(胸につのる想い)
- Rod Stewart
* 5 (15) (11) Short People(ショート・ピープル)- Randy Newman
6 ( 6) (15) Slip Slidin' Away(スリップ・スライディング・アウェイ)
- Paul Simon
7 ( 7) (11) Hey Deanie - Shaun Cassidy
* 8 (10) (14) We Are The Champions(伝説のチャンピオン)- Queen
9 ( 9) (18) Come Sail Away(永遠への航海)- Styx
*10 (17) ( 7) Stayin' Alive(ステイン・アライブ)- Bee Gees
この週は新人バンドながらソウルフルなバラードで1位を勝ち取った5人組、プレ
イヤーの『ベイビー・カム・バック』が2週目の1位をキープしてたところ。この
あともう1週1位を保持した後、この週10位に飛び込んできた映画「サタデイ・ナ
イト・フィーバー」の主題歌、『ステイン・アライブ』に1位を譲ることになる。
プレイヤーのこの曲をプロデュースしていたのが、超大物のプロデューサー・コン
ビ、Dennis LambertとBrian Potter。彼らは、いわゆるブルー・アイド・ソウル的
なサウンド・プロダクションをやらせたら天下一品で、1970年代を通じてグレン・
キャンベル(『Rhinestone Cowboy』)、フォー・トップス(『Keeper Of The
Castle』)、ライチャス・ブラザーズ(『Rock And Roll Heaven』)、タバレス(
『It Only Takes A Minute』)などのヒット曲で知られる。
この週3位にいたのはカントリー界のスーパースター、ドリー・パートンの初のポ
ップ・クロスオーヴァー・ヒット、『愛のほほえみ』。当時彼女はオリビア・ニュ
ートン・ジョンが歌って日本でヒットした『ジョリーン』(ドリー自身のバージョ
ンではUKで1976年に7位の大ヒットとなっているが)の作者と言うくらいしか知られ
ておらず、この曲の美しい歌声はゴージャスなメロディと相まって新鮮で、当時実
に感動したのを覚えている。まあ何たって、作者はバリー・マン&シンシア・ワイ
ルだもんね、Hansonの『I Will Come To You』の。個人的にはこの曲、二人の作品
の中でもポップソングとしてかなり傑作の部類に入るのでは、と想ってるのだがど
うだろうか。
ドリー同様、ベテランでありながらそれまでヒット曲には恵まれなかったのが5位
に15位から大ジャンプアップ(当時としては大ジャンプだ)して入ってきた、ラン
ディ・ニューマンの『ショート・ピープル』。スリー・ドッグ・ナイトのナンバー
ワンヒット、『Mama Told Me Not To Come』を始めとしてジュディ・コリンズやダ
スティ・スプリングフィールドなどに曲を取り上げられながら、そのひねくれたユ
ーモアのセンスが災いしてか、ヒットには縁がなかったが、この曲(これも差別だ
ということで一部の団体が放送禁止を訴えたらしいが)は当時のエアプレイを集め
て彼の唯一の大ヒット曲となった。最近ではトム・ハンクスが吹き替えをやってい
るディズニー映画「Toy Story」の主題歌でグラミーにもノミネートされていた。
と上げていけばきりがないのだが、最後にこの週から6/10までの半年間、常にRSO
レーベルの曲が最低トップ10に3曲(最高は5曲)ランクされ続けていたこと(今の
アリスタみたいなもんです)、この週7位のショーン・キャシディを売り込んでいた
マイク・カーブは今やリアン・ライムスを売り込んで、ティーンスター商売での手
堅さを発揮していること、そして8位にクイーンが2曲目のトップ10ヒットを送り
込んでいたことをお伝えして、今週は終わり。また来週!(担当:阿多)
■今までmeantimeのウェブサイトをご覧になったことのない方は、ぜひこの機会
にチェックして下さい。アルバムレビューや、最新全米トップ40ヒット曲解説な
ど、情報満載です。
http://www.meantime-jp.com/
■最新アップデート情報はこのページ:
http://www.meantime-jp.com/WhatisMeantime/WhatsNew.html
(トップページから [what's new] をクリック)
■meantimeからのお知らせはこのページ:
http://www.meantime-jp.com/WhatisMeantime/news.html
(トップページから「news」アイコンをクリック)
■meantimeがどういうサークルかはトップメニューから[what is meantime ?]を
選んで、ご覧下さい。
それでは今後ともmeantimeをよろしくお願いします。
メールマガジンおよびウェブサイトに対する要望などもぜひお聞かせ下さい。
編集スタッフのメールアドレスは editors@meantime-jp.com
-----------------------------------------------------------
このメールマガジンは「インターネットの本屋さん まぐまぐ」
を使って発行しています。購読の申込・取消はまぐまぐのサイト
http://www.mag2.com/ または
http://www.meantime-jp.com/MailMag/index.html
から行えます。
-----------------------------------------------------------
========================================================================
● meantime Mail Magazine Vol.9 ●
meantime http://www.meantime-jp.com e-mail: editors@meantime-jp.com
今回の発行責任者: 真貝一之 Kazuyuki Shinkai kaz@meantime-jp.com
========================================================================