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Music Magazine 【 meantime 】 Mail Magazine Edition
[ Vol.3 ] 1997/12/2 479部発行
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●meantime news! のコーナー新設●
大切なお知らせや大きなイベントなどはここで告知します。この秋から会員制
を導入したmeantimeでは、そのご案内を現在掲載しています。
●weekly Album Chart column 毎週更新中!●
最近のアメリカのアルバムチャートにはロック有り、ラップ有り、カントリー
有りの、何でも有り状態。アメリカ人でも、トップ10のアーティストを全部知っ
てる人はあまりいないんじゃないかと思えるぐらいです。そこで日本の洋楽ファ
ンのために、毎週のアルバムチャートの上位10枚を解説。しかも順位だけでなく
実際の売り上げ枚数も併記することで、何が「真の大ヒット」なのかを見極めら
れます。毎週週末に更新中。
http://www.meantime-jp.com/Weekly/AlbumChart.html
いずれのページも、トップページからメニューをたどって行くことができます。
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◆ meantimeイベントのお知らせ ◆
恒例のブレイクアウト第10回、12月7日に渋谷で開催!
全米チャートでトップ40に入った曲すべてを聴いて、あーだこーだ言いながら
人気投票を行う、2ヶ月に一度のイベントです。今回は、8月〜9月にトップ40
にニューエントリーした全曲をお聴きいただけます。
また、ブレイクアウトの後にはフリーDJタイム、今回ははるばる名古屋から
やってくるスペシャルDJによる選曲。
詳細は editors@meantime-jp.com までお尋ね下さい。
イベントのお知らせ:
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毎週お届けする内容は、基本的に全米と全英のチャートから、今のホットな動
きを中心にどんどん発信していきます。まずは連載記事その1、今週の全米シン
グルヒットチャートの紹介から・・・!
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■ シングルチャート速報(97/12/6付)
1→ Something About The Way You Look Tonight/
Candle In The Wind 1997 / Elton John
2→ You Make Me Wanna... / Usher
3→ How Do I Live / LeAnn Rimes
4↑ My Body / LSG
5↓ My Love Is Shhh! /
Somethin' For The People feat. Trina & Tamara
6→ Tubthumping / Chumbawamba
7→ Show Me Love / Robyn
8↑ Feel So Good (from "Money Talks") / Mase
9→ All Cried Out / Allure feat. 112
10↑ I Will Come To You / Hanson
年間チャートの集計期間が明けた新年度最初のチャートは、またもやエルト
ン・ジョンがナンバー1。これで9週連続。長期にわたる1位の座のキープは
勿論レコード産業史上空前のセールスに支えられた結果ですが、マライア・
キャリー、ジャネット・ジャクソン、セリーヌ・ディオンとバーブラ・ストラ
イサンドのデュエット曲など、「Candle 〜」の対抗馬となる得るアーティス
トたちがアルバムセールスを伸ばすため、この時期意図的にシングルを発売し
ていないという状況もプラスに働いているようです。
TOP10内初登場、10位のハンソンは前曲「MMMBop」やMTVなどで頻繁にオンエ
アされた「Where's The Love」などからは作風が一転、ソウルフルなバラード。
先日発売されたクリスマスアルバムも好調、彼らをモデルとした映画も制作さ
れる話があるなど、すっかりショービズ界に定着した感のある彼ら、この曲では
どこまでチャートを上昇することができるか?
TOP10圏外では今週メイスを8位に送り込んでいるバッドボーイレーベルの
主催者、パフ・ダディの「It's All About The Benjamins」が25位に、前曲
「ToThe Moon & Back」が小ヒットに終わり、アイドル人気もこれまでか?と
思われたオーストラリアのサベージ・ガーデンの「Truly, Madly, Deeply」が
意外な強さを見せて26位に初登場。なお、パフ・ダディのシングルにはデビッド
・ボウイの「Let's Dance」ネタ使いがアルバム発売時から話題となっていた
「BeenAround The World」がカップリングされており、ラジオのエアプレイ次
第では両面ヒットも期待できます。他にはボーイズ・II・メンのメンバーがプロ
デュースしたアンクル・サムのバラード「I Don't Ever Want To See You
Again」が29位、ロックバンド、サード・アイ・ブラインドの「How's It Going
To Be」が36位でTOP40入り。
(以上、担当は八亀 yakame@meantime-jp.com)
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■ Billboardポップアルバムチャート速報(97/12/6付)
1 NEW Reload Metallica
2 NEW Let's Talk About Love Celine Dion
3 1 Higher Ground Barbra Streisand
4 NEW Live Erykah Badu
5 2 Come On Over Shania Twain
6 6 You Light Up My Life LeAnn Rimes
7 NEW Snowed In Hanson
8 7 Tubthumper Chumbawamba
9 5 Harlem World Mase
10 4 Levert.Sweat.Gill LSG
今週は大方の予想通り、メタリカの新作がぶっちぎりのNo.1。今年のロック
系アルバムとしては、U2の「Pop」を抜いて最も出足の好調なアルバムとなった
(但しその上はノトーリアスB.I.G.、ウータン・クラン、パフ・ダディという
ラップ勢が独占)。
日本でも馬鹿売れ間違いなしのセリーヌ・ディオンは、メタリカとさえぶつから
なければ1位になるのに十分なセールスだったのだが、とりあえず今週は首位を
譲った。しかし来週以降メタリカはぐっとセールスを落すことが予想されるのに
対し、セリーヌはこれからのクリスマスホリデーシーズンが勝負時。まだNo.1は
狙える。
4位に登場は、今年アルバムデビューしたばかりのソウルシンガー・エリカ・
バドゥのライヴ盤が登場。新人が2作目にしてフルレングスのライヴ盤を出して
しまったり、しかもそれがバカ売れしてしまうあたり、やはりこの人の人気は並
ではない。
7位にはお茶の間アイドル・ハンソンのクリスマスアルバムが登場。
来週はいよいよ「カントリー界のスター」を通り越してもはや「ミスター・
アメリカの心」(何だそりゃ)となったガース・ブルックスの新作が登場する
予定。もはや1位になるかどうかよりも、どれだけ他を引離して1位になるか、
いったい何十万枚売れるのかが見所。故・2パックの遺作もエントリーしてくる
かもしれません。
さらに詳しい解説は毎週末に更新されるweekly album chart columnでチェッ
ク!
http://www.meantime-jp.com/Weekly/AlbumChart.html
(以上、担当は真貝 kaz@meantime-jp.com)
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全米ヒットチャート***FLASHBACK!!
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一部の購読者の方々の間で、「懐かしい!」という評判も頂いているこのFlash-
backのコーナー、いよいよ今週はグッと近くになって、今から5年前、1992年の
チャートを振り返ってみよう。1992年と言えば、クリントンが大統領に就任した
年。良くも悪くも新しいアメリカの始まりを告げる年だった。そういった社会状
況をヒットチャートは反映していたのかしていなかったのか・・・
1992年12月5日付シングルチャートトップ10
順位 前週 週数
*1 (1) (4) I Will Always Love You(オールウェイズ・ラヴ・ユー)・・・
Whitney Houston
*2 (3) (8) If I Ever Fall In Love(イフ・アイ・エバー・フォール・イン・
ラブ)・・・Shai
*3 (4) (10) Rump Shaker(ランプ・シェイカー)・・・Wreckx-N-Effect
4 (2) (10) How Do You Talk To An Angel(天使を求めて)・・・The Heights
5 (5) (13) I'd Die Without You (From "Boomerang")(アイド・ダイ・ウィザ
ウト・ユー)・・・PM Dawn
*6 (7) (17) Rhythm Is A Dancer(リズム・イズ・ア・ダンサー)・・・Snap
7 (8) (15) Real Love(リアル・ラブ)・・・Mary J. Blige
*8 (10) (8) Good Enough(グッド・イナフ)・・・Bobby Brown
9 (9) (14) What About Your Friends(ホワット・アバウト・ユア・フレンズ)
・・・TLC
10 (6) (21) End Of The Road (From "Boomerang")(エンド・オブ・ザ・ロード)
・・・Boyz II Men
上のチャートを見て、「そうかそうか、あのホイットニーの大ヒットももう5年前
か」と感慨にふけった人も多いのでは。当時、ボーイズIIメンが名曲『エンド・オ
ブ・ザ・ロード』で樹立したばっかりのナンバーワン最長記録(13週)をなんなく
更新する14週ナンバーワンに向けて、2週目の1位を驀進していたところであった。
この先翌年の2月末まで1位が続くのだから、先々週ご紹介したデビ
ー・ブーンの長さの比ではない。このあたりから最近にかけての「10週以上ナンバー
ワン輩出現象」がスターとしたと言える。今1位のエルトン・ジョン『Something
About The Way You Look Tonight / Candle In The Wind 1997』にしても12/6付
で早くも9週目の1位だから、この傾向まだこれからも続きそうである。
そうなってくると2位で泣きを見る曲が増えるわけで、この頃のホイットニーの下
で2位に泣いたのがこの週2位と3位に入っている、シャイとレックス・ン・エフェク
トの2組。いずれもデビュー・ヒットでこんだけ売れたのに2位というのもいかにも
不運。シャイなんかに至ってはこの週から3週間2位でがんばって、一旦レックス・
ン・エフェクトに2位を譲ったものの、翌年1/16にガッツで再度2位に復帰して何と
4週間2位で頑張ったという、涙ながらには語れない、超努力賞もののヒットだった。
こういう、2位止まりの曲泣かせのナンバーワンヒットの記録では、実に5曲に迷惑
をかけて1位に居座ったのが、ブライアン・アダムスの『(Everything I Do) I Do
It For You』。1位16週の『One Sweet Day』や、14週の『Macarena』、『I'll
Make Love To You』などではなくわずか7週
(91/7/27-9/7)しか1位にいなかったくせに、ジーザス・ジョーンズの『Right
Here, Right Now』、リズム・シンジケートの『P.A.S.S.I.O.N.』、エイミー・
グラントの『Every Heartbeat』、レニー・クラヴィッツの『It Ain't Over Til
It's Over』そしてロクセットの『Fading Like A Flower』の5曲を押さえ込んだ。
それにしても前回の15年前のチャートと比べての様変わりようはどうだろう。
前回のトップ10中、ブラック関係はわずか3曲だったが、この週のトップ10は4位の
ハイツ以外は全てブラック/ダンス系という徹底したヒット曲プロファイルの変化
が見て取れる。しかも15年前であればまずトップ40にすら入ってこなかったであろ
うレックス・ン・エフェクトのようなストリート色の高いラップ/ヒップホップ
ナンバーが堂々と大ヒットしていることが、ヒット曲購買層がいわゆるベイビー
ブーマー/ポスト・ベイビー・ブーマー世代の中庸を好む世代からより時代性を反
映した音を好む10代後半〜20代前半の世代に交代したことを如実に表している。
中でもメアリーJブライジやTLCのように、新しいヒップホップの王道路線を代表
するアーティストの初期のヒット曲がトップ10入りしていることが注目される。
前者の『リアル・ラヴ』は、今をときめく売れっ子プロデューサー/パフォーマー、
ショーン”パフィ”コムスことパフ・ダディのプロデューサーとしての出世作でも
ある。1990年代の新しい音を代表するという意味ではニルヴァーナ、パール・ジャ
ムやR.E.M.などを中心とするグランジ/カレッジ・ラジオ系のアーティストがある
が、彼らはシングルチャートには顔は見せずに、もっぱらアルバム中心にマーケ
ティングされていることも、シングルチャートでのブラック/ヒップホップ系の隆盛
を助けた一因ではないだろうか。
アメリカの人気TV番組の主題歌であるハイツの『天使を求めて』がこの週の2週
間前まで1位に輝いている。このバンドからは番組のスターでもあったジェイミー・
ウォルターズが、後にソロ・デビューしており、『Hold On』(1995年最高位16位)
のヒットを飛ばしている。ハイツの曲も1位から落ちてきて2週目のこの週、唯一の
白人系のヒット曲として気を吐いているが、この後純粋白人系(=ノン・ブラック・
ダンス系)の1位は、翌年の11月のミートローフまで途切れることになる。
では次回また。(担当:阿多)
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