Thompson Twins
Biography

 トム・ベイリーとアラナ・カリーの2人組になって発表された前作「Close To The Bones (87年)」から約2年半を経ての新作は、古巣アリスタを離れてワーナーブラザーズ移籍第一弾となる「Big Trash」であった。その2年半の間に、アラナはトムとの子を出産、音楽活動としては、すぐ後に発表されることとなるデボラ・ハリーの「Def, Dumb & Blonde」の制作に携わっていることが伝えられたのみで、表立った活動はしていなかったようだ。そこに移籍アルバムという絶好のプロモーションの機会が与えられたのだが、シングルのプロモーションヴィデオが制作されたことを除いては、なぜか本人達の宣伝活動はほとんどなし。結果としてシングルヒットは続かず、アルバムは最高143位という寂しい結果に終わってしまった。  その後、 91年に「Queer」という実験的な曲を含むラストアルバムを発表するもアメリカではほとんど注目されず、シングル「Come Inside」がクラブプレイチャートで小ヒットした程度(7位)。10年以上も続いてきた人気グループはその歴史を終えることとなる。とはいえ93年、トムとアラナはエンジニア兼プログラマーのキース・ファーンリーを加えて“BABBLE”というグループを結成。トランス、アンビエント色の強い2枚のアルバム(「The Stone」「Ether」)を発表している。また最近トムはニュージーランドのSTELLARというバンドのプロデュースも手がけているようだ。(山田)


Hit List

'89 #28 Sugar Daddy
 ワーナー移籍『BIG TRASH』からの第1段シングル。このアルバムはデボラ・ハリー参加が目玉だったが、シングルカットされたこの曲にはデボラは参加していない。おそらくダンスフロア受けするとの理由でポップなこの曲がシングルに選ばれたのだろう。ポップチャートではそこそこだったが、クラブプレイチャートでは見事最高位を記録している。歌の内容は、物は与えるが、反面娘を煩わしく思っているという屈折した父親の感情を表現している。なお、ディスコヒットしたこの曲のリミックスにはゴー・ホトダなどの名前が見られる。



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