Donna Summer
Biography

 色々な顔を持つアーティストといえる。時代を見つつその時代に合ったスタイルを作り上げているところはさすがだ。話題性を求め、キワ物とも言える「Love To Love You Baby」でデビュー、以後ディスコサウンドを続け、「Last Dance」あたりからは本格的なR&Bヴォーカリストとしての風格を身につける。ロック基調が流行った頃は「She Works Hard For The Money」を出し、そしてユーロビート最盛期にはまたそれを取り入れる。非常に個性的でありながら、懐の深さを感じさせるエンターテイナーといえるだろう。この年は1年半ぶりのアルバム「Another Place And Time」を発表した。(小松)


Hit List

'89 #7 This Time I Know It's For Real
 「ドナ・サマーよ、お前もか」と嘆いてしまったあの当時。コケティッシュなプロモーションビデオと共に流れてきたこの曲は、当時流れに流れていたあのサウンド。リック・アストリーを始め、出せばヒットしていたあのトリオ、マイケル・ストック、マシュー・ジェイムズ・エイトケン、ピーター・アラン・ウォーターマンとの共作かつトリオによるプロデュースである。サウンドはもちろんいずこも同じあの音。正直言って誰が歌っても同じなので、敢えてドナ・サマーが歌う必然性は感じられないが、軽めの、ワンパターンとともいえるほんわかサウンドに多少ドスの効いたヴォーカルが絡む、ここいらが彼女の面目躍如といったところか。彼女にとって通算14曲目のTOP10ヒットとなった。PWLの3人にとってみれば“元祖ユーロディスコ”的存在である彼女に久々のヒット曲を提供できたのは、なによりの喜びだっただろう。



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