'89 #11 Keep On Movin'
アルバムからの最初のシングル「Fairplay」、次のシングル「Feeling Free」はクラブシーンでのマイナーヒットにとどまったが、キャロン・ウィーラーをリードヴォーカルに迎えたこの曲で世界中に旋風をまきおこした。63年ロンドン生まれ、ジャマイカ移民2世のキャロンは、ジャジーBとネリー・フーパーが毎週日曜にDJを務めていたコヴェント・ガーデンのアフリカンセンターでのスウェットダウン・パーティーで彼らに出会った(彼女の2枚のソロアルバムはどちらも自分のルーツをまっすぐ見つめて取り組んだ意義深い作品でお薦め)。この曲は70年代風のソフトなソウルサウンドにのせて「立ち止まらずに行動していきましょう」と歌われるムーディーな仕上がり。
'89 #4 Back To Life
続いて発表されたこのシングルはHOT100内に28週も居座り続けた名曲。憂いを含みながらも力強いキャロンのヴォーカルワークと、レゲエ・フィルハーモニック・オーケストラ(RPO)のストリングスが見事なハーモニーを生み出している。後にジョージ・マイケルがライヴでソウルフルにカバーしたり、ナッティン・ナイスが「Down 4 Whateva」でストリングス部をサンプリングしたりと、すでにクラシックの風格がでてきている。歌われているのは別に起死回生とかではなく都会の恋愛風景のワンシーンだったりするのだが、SIISの個性でチャラく感じさせない。
copyright (c) 1997-2004 by meantime, all rights reserved.
無断転載を固く禁じます。