| Biography | |
マイケル・モラレス、、、。当時25歳。俺の文を読んでくれてる方の中で、一体どれくらいの方がこの人のことを知っているだろうか?知らない方も多いだろうし、忘れてた方も多いのではないだろうか。今となってはそれくらい気の毒な男モラレスは、テキサス州サン・アントニオ出身(田舎者だ!)。父は歌手で、母もローカルラジオ局でピアニストだった。そのような音楽一家で育った彼は、6歳でドラムス、8歳でピアノ、10歳でギターをマスターしたという(因みにヴォーカルは、教会での経験から得意であった)。最初はビートルズあたりからロックを追求したそうだが、15歳の頃には作曲するようになり、自身のバンドなどで活動を始める。たまたま応募した地元のソングライティング・コンテストでグランプリを獲得し、シングル盤の制作と、ローカル局ではあるもののその曲のオンエアーの機会が与えられたあたりから活動も本格化する。音楽に対して貪欲な彼はありとあらゆるセッションをこなし、あらゆる音楽スタイルを会得していく。そうやって腕に磨きをかけた彼は、ポリグラム傘下のウイング・レコードとの契約を成立させる。早速デビューアルバムを創ることになったが、殆どの作曲と殆どの楽器を一人でこなしてしうマルチ振りに周囲を驚かしたようだ。レコーディングはロサンゼルスにおもむき、ロイ・トーマス・ベイカーを迎えて行われた。その時収録された収録曲は、ロイの紹介か、元カーズのエリオット・イーストンがギターで参加し好演している。その後レコーディングを地元サン・アントニオに移し、兄のロン・モラレス等と共に仕上げた。タイプとしてはリック・スプリングフィールドやチャーリー・セクストンあたりを彷彿させる男気なロッカーだ。勿論カーズが好きな人もチェックしなくてはならないアーチストだ。(奥村)
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| Hit List | |
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'89 #15 Who Do You Give Your Love To? クイーンやジャーニー、そして俺の最愛のバンド“ザ・カーズ”でのロイ・トーマス・ベイカーの仕事振りをご存知な方なら話は早いが、要は本人の才能と、それを引き出すプロデューサーの感性が見事に合致した素晴らしい「仕事」である。この曲、はっきり言って「スキ」が無く、完璧なポップロックに仕上がっている。先ず最初のコーラスワークに吃驚するし、コード進行やそれぞれのパートの音のバランス、そしてアレンジも素晴らしい。当時、特に日本では彼の知名度が低い上、洋楽人気に陰りが見えていた時期だったこともあり何の話題にもならなかった上、アメリカでもこの手のサウンドはその後直ぐにオルタナ・ムーブメントによって潰されてしまうので、ほんのわずかな隙間にヒットした「ニッチ戦略」の賜物といえる状態での受け入れられ方であった。兎に角メロディアスで、しかも「ロック」を感じさせる彼のスタイルは本当に格好良かったんだ。試しに聴いてみてくださいよ。
'89 #28 What I Like About You その後モラレスは、デビューアルバムから、「I Don't Know(81位)」をスマッシュヒットさせた後、91年にはロイ・トーマス・ベイカーの手から離れ、兄のロンと共同制作でセカンドアルバム「Thump」を仕上げたが、商業的には「I Don't Wanna See You(73位)」のスマッシュヒットのみで、アルバムはTOP200にもエントリーせず、それ以降一切名前を聞くことが無くなった。今何処で何をしているのだろうか、、、と、思ったら、ミレニアムのこの時期にマイケル&ロンの二人は年末定番曲「Auld Lang Syne(螢の光)」のダンスバージョンをインターネット経由で販売していることが発覚。何やっているんだコイツら、、、。彼らの名前を再びヒットチャート上で見ることは、今後恐らくないんだろう。
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