Mike + the Mechanics
Biography

 史上最も長期にわたり、またヒットを飛ばしている偉大なるパートタイム・バンド、ジェネシスのマイク・ラザフォードのセカンドプロジェクトとして発足し、メンバー各人がソロや他のグループでも活動している変形バンドである。予想を大きく越えてヒットした(失礼)ファーストアルバムを踏まえ、88年末に3年ぶりの新作「Living Years」を引っさげて音楽シーンに戻ってきた。ある意味で彼らのひとつの頂点を極めた年でもあると言えるだろう。良くも悪くもジェネシスがフィル・コリンズ色の強くなっていた時にこのプロジェクトの出現は意外であり、このアルバムで改めてジェネシスのメンバー個々の才能を痛感させられるというある種の感動を覚えた。(小松)


Hit List

'89 #1 The Living Years
 彼らにとっては最大のヒットとなっており、アダルト・コンテンポラリーチャートでも1位を獲得している。作者はマイク・ラザフォードとB.A.ロバートソン、プロデュースはマイクとクリストファー・ニール。厳かなキーボードに導かれ希望の明るさを感じさせるリズムギター、ここに至るまでの長き道のりを語り掛けるような表情豊かなヴォーカルとコーラス。2コーラス目からはギターも力強さを増し訴えかける『大きな声で、はっきりと 〜 死んでからでは遅すぎる』と。初めて聴いたときは「なんと地味な曲をカットしたものか」と思っていたが、聴くほどに心に入ってくる感動的な曲である。日本では、英米でのヒットよりTVドラマ「ホテル」の主題歌『Friends(フレンズ)』として島田歌穂がカバーした曲、と言った方が馴染みが多いかもしれない。



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