Elton John
Biography
90年代のエルトンはヤク中を克服、ディズニー映画の音楽を手がけ、精力的にツアーをこなし、チャリティー活動も積極的に行い、クリーンなイメージで新たなファンを獲得した様に思える。しかし70年代中盤から90年まで彼は重度のヤク中で、この89年はいわば彼にとってはヤク中時代末期。太り過ぎで、髪は真っ白、目は虚ろ...。今よりも老けて見え、殆ど別人である。それでもヒット曲はコンスタントに飛ばしていたのだから流石だ。ツアーは何とかやっていたが、度々キャンセルし、「これが最後のツアーだ」と何度目かの引退宣言もしている。ヤクを断ったお陰か、この年を最後にそのような発言は一切無いのは嬉しいことである。(岩崎)
Hit List
'89 #13 Healing Hands
アルバム「スリーピング・ウィズ・ザ・パスト」からの第1弾シングル。軽快なリズムに乗って段々と盛り上がっていく力強い曲である。間奏の流れるようなピアノも印象的だ。アルバム全体が60年代の黒人音楽を意識した作りになっているが、この曲は特にフォー・トップスの「Reach Out, I'll Be There」に敬意を表したものと言われている。アップテンポな曲が彼のアルバムからの最初のシングルになったのは今のところこれが最後なので「つまらないバラードシンガー」とか「早くラスベガスに行け」などと言われる前にそろそろこんな曲を出してくれることを期待したい。
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