'89 #6 Just Between You And Me
ソロ2作め 「ロング・ハード・ルック」からのファーストカット。当時、バラッド指向となってしまったフォリナーのサウンドに対して、ロック色を強めていきたいというルーの方向性の違いからフォリナー内部でミック・ジョーンズと対立を続けていた。彼のソロ活動の成功により、ますます2人の関係の亀裂は深まっていき、結果としてルーは90年にフォリナーを離れ、彼のソロ活動に関わってきた友人であり、ベーシストでもあるブルース・ターゴンらと「シャドー・キング」を結成することとなった。彼とホリー・ナイトの共作となるこの曲に関して言えば、フォリナーの一連の楽曲に比較して、サウンドの厚みに欠ける軽めのポップ・チューンで、彼の目指すところのものは見えてこない。このへんの彼が思うところを表現しきれない甘さ、リスナーもフォリナーを離れる必要性を理解できないところがその後の成功に結びつかなかった原因のように思う。一方、フォリナーはルーに代わるヴォーカルを入れたが、こちらも商業的にぱっとしなかった。売れなくなった者どうしの定石どおり、92年にルーはミックと再度話し合い、フォリナーに再加入した。