Samantha Fox
Biography

 86年に「マドンナに対するUKからの回答」とか言われながら登場したセクシーアイドルのサム。かなりキワドいグラビアを飾ってたモデルだけあってビジュアル面でのアピールはばっちり。ワイルドなパツキン、肩がこってしまうというほどの巨乳(後に手術して小さくした!)、ビデオでのかなり本気入ってそうな絡み、わざわざお尻の部分を破いて履くジーンズなどで特に男の子には大人気。だが2枚目のアルバムからストック/エイトケン/ウォーターマンとフル・フォースという強力なブレーンを後ろ盾にサウンド面で時代をリードする存在としても注目された。ハウスサウンドを継承したポップ性を持つ前者、ヒップホップをベースに粘っこいファンク性が売りの後者の楽曲をバランス良く配しUS、UK両国での人気を獲得。88年リリースのサードアルバムでも両プロデューサーとがっちり組み、成功を収めた。しかし91年リリースの4作目ではヒットが生まれず、90年代においてはあまり名前を見かけることのなかった人。90年代末の音楽界では世紀末的なアルバムタイトルの作品が多く見られたが彼女も地味に「21 Century Fox」なんてアルバム、出してたんだけどね。(なかむら)


Hit List

'89 #31 I Only Wanna Be With You
 サードアルバムからは「I Wanna Have Some Fun」がUSでのファーストシングルで3位をマーク。フル・フォース+サムの代表作となったこのタイトなハマり曲で、何だか急に垢抜けちゃったんじゃない?とファンはどっきり&ちょっとがっかりな心境。やっぱりイモねーちゃん的お色気がよかったよーという皆さんへの嬉しいセカンドシングルがこの曲。古くはダスティ・スプリングフィールドが歌っていたが、日本ではベイ・シティ・ローラーズによるカバーがおなじみ。実はサムの日本でのファーストシングルはこの曲だった。邦題はBCR版同様「2人だけのデート」。ちなみにUKでのファーストシングルは「Love House」と、各国のマーケットを見据えたリリース戦略があったみたい。さて、「2人だけのデート」のプロデュースはストック/エイトケン/ウォーターマン。このぽこぽこユーロな音は確かに彼ららしいともいえるが、それにしてもヒネりがなさすぎなカバーではある。90年代に入ってからもUKでロブソン&ジェロームという俳優デュオにことごとくカバーばかりをやらせたり、ステップスに早くもカイリー・ミノーグのカバーをやらせたりどうもバッド・リサイクラーぶりが目立つピート・ウォーターマン、それでも売れ続けているので懲りる気配はなし・・・。


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