Fat Boys
Biography

 ヒップホップが次第にポピュラリティを獲得しつつあった時期に大きな成功を収めた名物グループ。ブルックリン出身のマーク“プリンス・マーキー・ディー”モラレス、ダレン“ヒューマン・ビート・ボックス(現在言うところのボイス・パーカッション)”ロビンソン、デイモン“クール・ロック”ウィンブレーの3人は合計体重が750ポンド(約340kg)超の巨漢たちで、カーティス・ブロウの手引きで“ディスコ3”としてデビュー。最初のヒット「Fat Boys(84年R&B65位)」のイメージが定着したため以降は“ファット・ボーイズ”として活動するようになった

 コミカルなパフォーマンスが評判になった彼らがポップ・チャートでブレイクするのが87年のこと。大物アーティストの客演が話題を呼び、映画「Disorderlies(ファット・ボーイズの突撃ヘルパー)」にも主演。芸能界的にも人気者になったが、その頃にはヒップホップ界は様変わりしており、80年代末にはヒットが途切れた。グループ解散後プリンス・マーキー・ディーはソロで活躍、ヒューマン・ビート・ボックスは95年に心臓麻痺で亡くなったが、その時まだ28歳の若さだった。(八亀)


Hit List

'87 #12 Wipeout (with The Beach Boys)
 「アハハハハハー、ワイプアウト・・」の高笑いでお馴染みのこの曲はサファリーズが63年に放ったヒット(最高2位)のリメイク、ってビーチ・ボーイズ関係ないじゃんっ!但しオリジナルはインストなので、サファリ−ズを呼んでも困るだけだとは思うが・・。どういう経緯でビーチ・ボーイズが参加することになったのかは知らないが、彼らはこの脳天気な曲に脳天気なコーラスをのせ、脳天気なラップを引き立てている。88年にビーチ・ボーイズが来日した時も彼らはこの曲を演奏していて、そこではバンドのサポート・メンバーがラップを担当していた。ま、両者にとっていい“営業ネタ”が出来たという程度の評価でよいか。こんなヒットがまだ生まれていたんだから、80年代後半はまだまだいい時代だったのだ。


'88 #16 The Twist (Yo, Twist!) (with Chubby Checker)
 「アハハハハハー、ツイストッ!」と不意打ちのように始まるこちらは、フィラデルフィアのR&Bシンガー、チャビー・チェッカーが60年と62年の2度HOT100のトップに送り込んだ(これはチャート史上唯一の記録)「The Twist」のリメイク。このバージョンで3度目のTOP40入りというのも、もしかしたら記録なのかも知れない。確かに楽しくて個人的には嫌いでないが、こんな曲ばかりやっていたら、人気は長続きしないよな・・・というのが正直な感想。繰り返すが、80年代後半はまだまだいい時代だったのだ。全くの余談になるが、この曲のイントロのフレーズは「ひみつのアッコちゃん」の“アッコちゃ〜ん、アッコちゃ〜ん、好き好きぃー”のメロディと一緒で、聴く度その歌詞が浮かんできて困った覚えがある。



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