Expose
Biography

 ヒット連発のデビューアルバム「Exposure」に続き、セカンドアルバム「What You Don't Know」がこの年リリース、制作は引き続きルイス・マルティネで、前作からのキープコンセプトである。それでもグループの勢いが落ちていなかったため、3曲がTOP10入り、デビュー以来7曲連続TOP10ヒットとなった。この後、メンバーのジョイアが喉の不調のため脱退、代わりにケリーを迎えてサードアルバム「Expose」を発表。さすがに同じ路線でアルバム3枚は持たないと思ったのか、ダイアン・ウォーレンを始めとする大御所スタッフを迎え入れて新機軸を打ち出した。おかげで何とかTOP10ヒットを出せたものの、ここで力つきてグループは解散、メンバーはそれぞれ別の道を歩むことになる。ジョイアはいったんは結婚して家庭に入ったもののやがて離婚、ウェットというロックバンドのヴォーカリストとして活動中。ケリーもオルタナティブロックとして再始動。ジーネットはラスベガスのステージに立ち、アンは音楽学校で先生となっているそうである。(松本)


Hit List

'89 #8 What You Don't Know
 アルバムのタイトル曲で最初のシングル。「Come Go With Me」の路線というか全く同じ。ただし今まではシンセサイザーだった部分が生のホーンセクションとなり、ドラムのリバーブがより深くなっていて音に厚みが増た。リードをとるジョイアのヴォーカルも力強さを感じさせ、随所に聴かれるフェイクも堂に入っている。日本では缶チューハイのCMに採用され、彼女たちの姿もお茶の間で見ることができた。邦題は「恋のダンス・パラダイス」。

'89 #10 When I Looked At Him
 こちらは全米1位になった「Seasons Change」タイプのバラードだが、ブリッジ部の転調など、もう少し複雑な構成となる。イントロから歌に入るところで動から静へ切り替わるコントラストが特徴的で、いかにもラジオ向けの構成と言える。このためこのアルバムからのシングルとしては最もチャートインが長かった。淡い恋愛感情を描くこのような曲では、柔らかなタッチの声を持つジーネットがリードをとることが多い。邦題は「彼を見つめて」。

'89 #9 Tell Me Why
 ようやく前のアルバムにはないパターンをシングルカット。この年から急激に増えた、ニュー・ジャック・スイング調のちょっと粘っこいリズムを持つ曲で、リードはジョイアがとっている。今までの曲がシンセやホーンといった楽器を前面に出していたのに対し、この曲ではベースが曲を引っ張っていき、よりリズム主体の曲調になっている。



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