Def Leppard
Biography

 


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'89 #12 Rocket
 この曲は今やシャナイア・トゥエインの旦那と説明した方が通りが良いロバート・ジョン“マット”ランジがプロデュースした、1987年(!)作品の歴史的大ヒットハードロックアルバム「Hysteria」からの「Woman」「Animal」「Hysteria」「Pour Some Suger On Me」「Love Bites」「Armageddon It」に続く、何と足掛け3年目の実に7枚目(最終)のカットである。考えてみれば、私事ながら俺が高校入学して直ぐに発表された「Hysteria」から、まさか高校3年の春までシングルカットが続くとは、、、。兎に角凄いでしょう?この現実。さて余計なことばかり言ってしまったが、肝心なのはこの曲の中身。はっきし言って「凡作」である。アルバムの中にはもっと素晴らしい曲があるのに「何故これをかい?」と思ってしまうほどだ。流石にプロデュースがランジなだけあって、SEやコーラス等のオーヴァーダブものは可也凝っていて、当時特に技術面での驚きはあった。がっ、がだ、しかし、曲そのものがあまりに暑苦しいロックで「Animal」「Hysteria」などの“爽やかレップス”が好きなファン(俺を含めて)には賛否両論意見が分かれた思い出もある。今となっては、高校生が大ヒットした洋楽ハードロックアルバムを取り上げて、「あーでもない、こーでもない」と議論が出来た古き良き時代の「偉大なる駄作」とでも言っておこうか。

 この曲の後も彼らは休むこと無く現在に至るまで活動を続けているが、「Hysteria」発表前にリック・アレン(Dr)の事故による片腕喪失があって大変な思いをしたにも関わらず、またしてもアクシデントが彼らを襲う。それはオリジナルメンバーのリック・サヴェージ(G)のアルコール摂取過多による急死である。その為に92年の「Adrenailze」はサヴェージの遺作になってしまったが、商業的にはニルヴァーナ等を筆頭にした「オルタナ・ムーブメント」の中大健闘した。アレンの時には、片腕で叩けるドラムセットを開発しアレン続投を決め込んだ彼らも、サヴェージの為に“死んでも弾けるギター”を開発できるはずもなく、元ホワイトスネイクのヴィヴィアン・キャンベルを加入させる。アコースティックギターが弾けるキャンベルの影響か、アンプラグドな作風で映画「Last Action Hero」のサントラに参加して評を博すなど新しい方向性も見えてきた。そして93年にはサヴェージの音源とキャンベルの音源を使ったレア・トラック集的作品「Retro Active」を発表し大ヒット。95年には初のベスト盤「Valut」を発表し、これまた大ヒット。96年にはバンド結成以来の「問題作」となった「Slang」で商業的な過ちを犯してしまうが、俺的にはレップスらしささえ求めなければ、一枚のアルバムとして「Slang」は非常にファンキーで格好良い「好盤」だと思う。ただ彼らの場合ロックバンドでは珍しくセールスがそのまま評価につながってしまう重荷を負わされているだけに、一度の商業的な失速はバンドライフに大きな影響を与え、その後99年に以前の作風を意識したアルバム「Eupholia」を発表してヒットするも、一時期ほどの影響力は無く、シングルヒットも生まれなかった。(奥村)



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